小ネタ(終)11
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※狂気の続き
「本っ当に、昨日は私の我儘に付き合わせてすみませんでした!」
***の狂気を受け入れた次の日の朝、起きて早々***が俺に頭を下げた。
「昨日も言ったけど、謝るのは違うだろ」
「それでも、あんなことしておいて何もしないのは自分で納得できないから……!」
……相変わらず頑固なことだ。
「それで……昨日私の我儘に付き合わせた分、今日はオベロンがやりたいことをしたいなって思ってるんだけど……」
「君にああいうことができるとでも?」
「正直に言って今は無理!! 絶対大なり小なり的外れなことすると思う!! ……だから完璧には無理かもしれないけど、今までのオベロンの反応から考えて、これなら嫌じゃないかなってことするから……!」
「ふーん……例えば?」
すると待ってましたとばかりに***が、クローゼットの引き出しから、小さな小さな布切れを取り出した。
「これを着て、今日は一日オベロンの身の回りのことをしようかと……」
──────心ばかりにフリルがついた、紐のようなそれは────いわゆる、マイクロビキニだった。
「……なんでそんなもの持ってるの」
「こんなこともあろうかと思って」
「…………」
「でっ、でも、オベロンは露出が多いと嬉しいでしょ……?」
「その勘違いはどこから来たんだよ。そんなこと一度も言ってないけど?」
「だって夏の礼装ほめてくれたし……アルキャスのこと脱がしたりしてたし……。」
「褒めたのは君が感想を求めたからで、アルキャスのは世間一般の価値観を鑑みて背中を押しただけだよ。全部俺の本心が出てると思わないでね?」
「う、うん……」
嘘だ。***の肌を見られるならそれはそれで嬉しい。だがこの季節にそんな格好でいれば確実に風邪を引く、だから今はやめさせたい。かといって『嫌い』だなんて嘘をつけば「じゃあ好きなんだ!!」と即座に本心がバレる。故にこうした形の否定をするしかない。
そもそも、君に傅いてほしいだなんて思ってないんだけどな。よっぽどそういう遊び をしたいなら話は別だが。
「そういうことだから、君の申し出は断らせてもらうよ。それに身の回りの世話って具体的には何するの? サーヴァントに人間と同じ生活は必要ないんだけど。」
「う、うーん……。あっでも、オベロンいつも紅茶は飲むから、今日は私が淹れるよ! ちゃんと正式なやり方調べてくるから!」
「まあ、やりたいならやりなよ」
「やったー!」
そう言って、***は駆け出した。
君が君らしくいるなら、それで十分だよ。
「本っ当に、昨日は私の我儘に付き合わせてすみませんでした!」
***の狂気を受け入れた次の日の朝、起きて早々***が俺に頭を下げた。
「昨日も言ったけど、謝るのは違うだろ」
「それでも、あんなことしておいて何もしないのは自分で納得できないから……!」
……相変わらず頑固なことだ。
「それで……昨日私の我儘に付き合わせた分、今日はオベロンがやりたいことをしたいなって思ってるんだけど……」
「君にああいうことができるとでも?」
「正直に言って今は無理!! 絶対大なり小なり的外れなことすると思う!! ……だから完璧には無理かもしれないけど、今までのオベロンの反応から考えて、これなら嫌じゃないかなってことするから……!」
「ふーん……例えば?」
すると待ってましたとばかりに***が、クローゼットの引き出しから、小さな小さな布切れを取り出した。
「これを着て、今日は一日オベロンの身の回りのことをしようかと……」
──────心ばかりにフリルがついた、紐のようなそれは────いわゆる、マイクロビキニだった。
「……なんでそんなもの持ってるの」
「こんなこともあろうかと思って」
「…………」
「でっ、でも、オベロンは露出が多いと嬉しいでしょ……?」
「その勘違いはどこから来たんだよ。そんなこと一度も言ってないけど?」
「だって夏の礼装ほめてくれたし……アルキャスのこと脱がしたりしてたし……。」
「褒めたのは君が感想を求めたからで、アルキャスのは世間一般の価値観を鑑みて背中を押しただけだよ。全部俺の本心が出てると思わないでね?」
「う、うん……」
嘘だ。***の肌を見られるならそれはそれで嬉しい。だがこの季節にそんな格好でいれば確実に風邪を引く、だから今はやめさせたい。かといって『嫌い』だなんて嘘をつけば「じゃあ好きなんだ!!」と即座に本心がバレる。故にこうした形の否定をするしかない。
そもそも、君に傅いてほしいだなんて思ってないんだけどな。よっぽどそういう
「そういうことだから、君の申し出は断らせてもらうよ。それに身の回りの世話って具体的には何するの? サーヴァントに人間と同じ生活は必要ないんだけど。」
「う、うーん……。あっでも、オベロンいつも紅茶は飲むから、今日は私が淹れるよ! ちゃんと正式なやり方調べてくるから!」
「まあ、やりたいならやりなよ」
「やったー!」
そう言って、***は駆け出した。
君が君らしくいるなら、それで十分だよ。