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急遽ですが。
20230411(火)15:43来月にまた引っ越しを予定していまして、物件を契約したり何なりと少し慌ただしくなってきました。落ち着くのは7月頃かと思いますが、慣れない事もあって最近は引っ越し鬱気味でしんどいです。遠方ではなく近所とはいえ、手続きや段取りを決めたりするのは凄くストレスが溜まります。
尚、別館の鉱物標本のサイトを閉じようと検討しています。全く更新が出来ていない為です。鉱物は変わらず好きなのですけどね。雑録
数ヶ月後には元に戻りそう。
20230325(土)17:34展覧会図録が増えてきた為、整理しようと何冊か売って処分する事にしました。図録は重いし嵩張るのだけれどもついつい買ってしまいます。展覧会へ行く度に毎回買う訳ではないのですが、何年も展覧会巡りをしていますとどうしても冊数が増え、管理や引っ越しの際に大変な事になるので数を減らそうと思った次第です。けれども気が付いたらまたどんどこ増えているでしょうが。
ブックオフに持ち込むと、バーコードのない本というのは断られたり、買い取り可能だったとしても大抵二束三文にもならないので、口コミを見た限り良さそうな駿河屋に頼もうとネットで見積もりを依頼しました。メジャーなのは数百円でしたが、コロナ禍で会期が短くなったり人気が高かった展覧会の図録は少し高値のようです。ミイラ展が最も高額。次いでヴァチカン教皇庁図書館展Ⅱの図録。こちらはだいぶ前の展覧会の物ですが、結構需要があるようです。
美術専門の古本屋への買い取り依頼も考えましたが、サイトを見る限り西洋絵画の大規模展覧会よりもどちらかというと現代美術や日本絵画に力を入れている傾向のようで、逆に値が付かなそうでしたのでやめました。
配送では手続きが煩雑なのと現在は買い取りが集中していて時間が掛かるようなので、店舗へ持ち込み。図録類は店舗の取扱品目からは外れる品でしたが、ネットで申し込んで店舗で買い取るあんしん持込の場合は買い取りを受け付けているとの事。見積もり通りの額+キャンペーンでほんの少し上乗せされましたので結果には満足。雑録
重文と江戸絵画。
20230319(日)13:152日連続となる展覧会巡り。
先日から始まった東京国立近代美術館の「重要文化財の秘密」と出光美術館の「江戸絵画の華」へ行ってまいりました。
金曜日はぎりぎり曇り空でしたが、土曜日は生憎の雨となってしまいました。3月中旬で気温1桁台ってどういう事?もう片付けて大丈夫かなと思っていたダウンジャケットを引っ張り出して竹橋へと出陣。
最も早い初回の9時半で予約をしましたが、それ程混雑はしておらず、当日券の販売もあったようです。美術の資料集で一度は見た事のあるような近代美術の重要文化財のみを集めた展覧会で、全68件の内の51点が展示されるとの事ですが、会期中は頻繁に展示替えが行われる為、全ての作品を観るには3、4回は通う必要があり、予め観たい作品が展示される期間を調べてからスケジュールを立てる必要があります。工芸と彫刻は大半が通期の模様。菱田春草の「黒き猫」と黒田清輝の「湖畔」がある後半が混みそうな予感です。
序盤では横山大観の「生々流転」がお出迎え。40mものとんでもない長さの絵巻でぼかしが素晴らしい。
一部の作品は近美のコレクション展や別の特別展でも展示されていたので美術館に通っている人にはお馴染み。安田靫彦の「黄瀬川陣」やトーハクの「老猿」「鷲置物」「褐釉蟹貼付台付鉢」は記憶に新しいです。鈴木長吉の「十二の鷹」が素晴らしく、1羽1羽が仕草も金属の色も異なっていて観ていて飽きませんでした。また背後の壁面が赤色で格好良さがより際立っていました。
美術において工芸は絵画よりも低い立ち位置にあって、あくまで職人の技術(わざ)を評価し、作品自体はあまり評価されていなかったという記述が気になりました。例の蟹も昔は土産物でイロモノ扱いだったそう。
ボリュームは少なめですが、内容は濃くて満足。常設のコレクション展も併せて観覧出来たので続けて回りました。前回とだいぶ雰囲気が異なっていて、香月泰男の「水鏡」と古沢岩美の「プルトの娘」という作品に惹き込まれました。どこか不安を掻き立てられるのに目が離せなくなるような作品。古沢岩美、調べてみましたらかなりドンピシャに好みの作品を描かれていたので展覧会が開催されたら行きたいし画集も欲しいです。それと藤田嗣治の「五人の裸婦」の右側の足元にいるしっぶい顔した白い犬がお気に入りです。いつ見ても味わい深い面白い顔をしている。この犬のグッズがあったら絶対に買います。
出光美術館へと移動。近場の三菱一号館美術館には頻繁に行っていましたがこちらは初。1階はこぢんまりしていてエレベーターのみで、そこから9階へと案内されますが、ホテルのフロントのような佇まいの受付。何というか正直、スタッフが仰々しい程堅苦しくてカジュアルではなくて入りづらい…。お客さんも品の良い高齢の方や着物の方が多い印象。その中で私は全身黒コーデで浮いていましたが。
「江戸絵画の華」は開催情報を得るのが遅くなってしまい、今回は第2部の「京都画壇と江戸琳派」のみ。第1部は「若冲と江戸絵画」でしたので恐らく混んでいたでしょうか。
円山応挙とその門下、酒井抱一と鈴木其一の作品がメインでどれも一級品で雅な作品ばかりで眼福でした。円山応挙の「虎図」の細やかな毛並みが凄い。個人的に好きなのは「秋草に鶉図」。綿密に描かれた羽の模様も然る事ながら、ふっくら真ん丸な鶉が愛らしい。おめでたさいっぱいの伊勢海老の絵画も面白い。展覧会・博物館・その他催事等
愛とサーカス。
20230317(金)20:18本当は横浜のミネラルショーへ行くつもりで休みを取っていましたが、展覧会巡りに予定を変更し、土日では混雑が凄そうなルーヴル美術館展とヒグチユウコ展へと行ってきました。けれども折角の休みだというのに、連日の暖かさとはうって変わって寒の戻りとなりました。
まずは「ルーヴル美術館展 愛を描く」へ。
ルーヴル美術館が所蔵する様々な愛の形を描いた絵画達の展覧会。愛がテーマであるので、全体的に官能的でロマンチックな雰囲気。しかし可愛らしいアモルで出迎えたかと思えば、初っ端からローマ(ギリシャ)神話の略奪系。神様は略奪大好き。略奪といえばプロセルピナとプルートのイメージが強いですが、二人に限らず神々は攫ってばかり。美少年は男神にも女神にも愛されるよ!展示されていたアドニスやエンデュミオンの他にも、ガニメデはお酌をさせる為にユピテルに連れ去られてますし。そもそもローマ(ギリシャ)神話の神々は人間臭くて非常にドロドロなので今回の展覧会で「愛」と銘打って展示されていて「Oh…」となりました。まあ愛の形は様々だけれどもねえ。
気に入った作品は「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」。悲劇的な愛がモチーフの暗い絵画ではありますが、風に吹かれているような構図が印象的で、単眼鏡を持っていったので気が付きましたが、フランチェスカの目元が涙で濡れていました。
特設ショップにて図録とルーヴルッ子なるお菓子を購入。やはり以前に比べて規模の大きい展覧会ではキャラクターブランドとコラボした商品の展開がやたらと増えてきまして、ルーヴル美術館展も同様でした。すみっコぐらしのコラボ率の高さは異常。展覧会ではなくグッズ目当てという人も一定数いる模様です。展覧会グッズ・ショップの企業ではEastさんの手掛けるグッズが本当に拘りが強くてセンスが良いので大好き。
尚、特設ショップのレジの方から、「そのトートバッグ、ヴァロットン展のですよね?」と声を掛けられました。レジの方も展覧会好きのようで三菱一号館美術館のヴァロットン展に行ったと仰っていました。こちらもEastさんの商品。
昼食は地下のカフェテリアで、展覧会スペシャルメニューの牛肉とサルシフィのトマト煮 バターライス添えを食べました。サルシフィとは何ぞやと調べた所、西洋ゴボウとの事。ゴボウとホワイトアスパラの中間のような味と食感でした。
国立新美術館から徒歩で六本木ヒルズ森タワーへ移動し、ヒグチユウコ展へ。「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」は2019年に世田谷文学館で開催された方に行っていますが、今回は各地の巡回が終わって最終となる東京開催で、作品数も世田谷文学館よりも増えたそうなので違いを見る為にも行ってみる事にした次第です。
明らかに前回よりも規模が大きく、圧倒される作品数と独特なポップでダーク、グロテスクな世界観が凄い展覧会でした。平日にも関わらずかなり混雑していてかなり疲労が溜まりました。可愛い猫のイメージが強いですが、個人的にはひとつめちゃんとアノマロカリスが好き。映画ポスターも素敵でした。しかしあれ程緻密な絵なのに、ざっくりとしたアタリだけ取って、下描きなしでいきなり清書する上に同時進行で着色までしているのには度肝を抜かれましたが。
ショップも大変混雑していましたが今回はグッズは購入せず。自費出版の最新画集が気になるものの、良いお値段がするので非常に悩みます。展覧会・博物館・その他催事等
結構潰れる。
20230314(火)08:08雑録
やっと!終わった!
20230311(土)19:19雑録
芳年派です。
20230226(日)12:47三菱一号館美術館が春から大規模修繕工事の為に長期休館になり、リニューアルオープンは来年中を予定しているそうです。
今回は休館前最後の展覧会。歌川国芳門下の落合芳幾と月岡芳年の兄弟弟子の作品を中心とした展覧会でした。尚、河鍋暁斎も国芳の弟子でしたが、親の意向で狩野派に移されたそう(日頃の行動がヤバ過ぎたから)。
浮世絵中心かと思いきや肉筆画も充実し、師である国芳の作品も展示されていました。芳幾はいかにも国芳の本流を継いでいる印象でしたが、対する芳年は革新的で、影や皺の描き方は西洋絵画の影響を受けているようでした。個人的に好みなのは芳年です。鬼気迫るような血みどろ絵も好きですが、武者旡類のダイナミックな構図がとにかく凄い。
芳幾の太平記英勇伝は国芳の作品と見比べられるのも良し。松永弾正久秀、平蜘蛛に火薬詰めて爆死したと思っていましたが、自分で叩き割ってから切腹したのが史実として正しい模様。戦国ボンバーマンではなかったのか。ゴシップ記事盛りだくさんの新聞錦絵も面白いです。
グッズは図録を購入。全面箔押しでしっかり開くコデックス装の豪華な作り。宝石展や毒展といい、最近の展覧会図録は凝った製本が多い印象です。
カフェはとんでもない待ち列になっていましたが、人気店で土曜日、長期休業に入ると考えれば混んで当然ですかね。展覧会・博物館・その他催事等
お洒落に飾るとでも思っていたか?
20230218(土)18:34還元剤タイプの錆落としでシャトレーヌの錆を落としてみましたが、紫蘇ジュースみたいな色合いになって面白い一方、臭いが独特でした。サンエーパールとクロスで仕上げてそこそこ綺麗になりました。
例のメモ帳の素材は象牙でもセルロイドでもなくボーン(獣骨)と判明。因みに中のページに筆記体で「mabel」と書き込まれていました。
シャトレーヌは防錆シートに包んでシリカゲルと共にジップロックに入れましたが、ジュエリーの収納ってこれで合っているんですかね?尚、これごと桐箱に入れる予定です。保管するには桐箱だけでは心許ないので。
カットスティールのジュエリーは他に持っていないので、考えた末に錆の原因となる酸素と湿気を遮断するにはこれしかないかと思いましたが、工具や刃物の収納だこれ。
鉱物標本も似たようなもので、岩塩や胆礬も湿気と乾燥がNG。ビビアナイトに至っては光と酸素がNG。硫黄結晶はボッチ保管(金属鉱物が硫化する為)。お洒落にショーケースに並べて鑑賞なんてしていません。雑録
シャトレーヌ。
20230216(木)07:58胃痛と繁忙期を乗り越え、念願のアンティークを購入するのに清水ダイブを決めてきましたが一切後悔はしていない中某です。おかげで3月のミネラルザワールドは諦める事にしました。
丸善で毎年この時期になると西洋アンティークフェアを開催しているのですが、前回逃して悶々としていたシャトレーヌ(ン)が残っていないかとお店の方に尋ねた所、まだ売られていないとの事で裏から出してくださいました。かなり前に仕入れたものだそうで、当時の値段で売ってくださってとても感謝です。ご縁があって本当に嬉しい。
シャトレーヌにしては珍しいカットスティール製且つ、先端の小物が全て揃ったもの。本来下がっている筈の小物がバラされてトップのみしかない状態、逆に小物単品のものは割りと出回っていますが、完全に揃った状態となると全然見付からないのですよね。そもそもシャトレーヌ自体数が少ないというのもあります。実用から装飾への移り変わり、そして権力の象徴というのが堪らない。
華やかなデザインではないですが、カットスティールの輝きが素晴らしい逸品。小物はボタンフック、シンブルケース(シンブル自体はなし)、メジャー、メモ帳(中身は象牙或いはセルロイド?)、ピンクッション。カットスティール(鉄)なので錆が心配。既に一部に錆が浮いているので何かしら試して取りたい所。
専用のケースを持っていないので、桐箱をコレクションケースにしようかと考え中。サイズオーダーもしている所もありますし、サイズを合わせて頼んでみようかと。雑録
色々手直ししています。
20230214(火)08:19オルドラン(ordelan)
改めて考えたらオルドエランではなくてオルドランの方が読みが正しくないかと思った次第。フランスモチーフなので「デ」ではなく「ド」。オルデランではない。デス・スターで木っ端微塵になってしまう。
レッドスワロウ通信社(Red Swallow Press)
通信社だから新聞とか発行しているのはやっぱりおかしいと思い訂正。
サルバトリ商会(Salvatori&Co.)
ロジャーの祖父が立ち上げた。サルバトーレやサルバドールではない。
その他オールトソンの鐘楼の用語の一部を訂正・削除しました。警察は警察のままでいいじゃん。サイト・創作