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記事一覧

  • ホリセール。

    20191124(日)13:37
    池袋ショーを控えていますがホリセールへ行ってきました。昨日本を買ったばかりですが、石を渇望する欲には勝てませんでした。

    多色性ばっちりなコーディエライト(アイオライト)、金属光沢が格好良い硫砒銅鉱、一つは欲しいと思っていたカナダ・ジェフリー産ベスブ石、大粒の翠銅鉱。

    コーディエライト、和名を菫青石と言いますが、多色性といって見る角度によって色合いが青みを帯びた紫色から枯れ草へと移ろぎます。この色が移り変わる性質はゾイサイト(タンザナイト)にも見られますが、コーディエライトがとても顕著です。個人的にはゾイサイトよりもコーディエライトが好みでして、その不思議な性質と、夜の帳が降りたばかりの空の色を掬い取ってきたかのような菫色が魅力的な鉱物です。

    原産地標本っぽいイタリア産ベスブ石もありましたが、予算との兼ね合いとジェフリー産とで迷った末に諦めました。

    雑録

  • 自分へのクリスマスプレゼント。

    20191123(土)19:53
    1ヶ月早いですが自分へのクリスマスプレゼントを買ってきました。
    本当は取り寄せをしていたエンニオ・モリコーネのCDを受け取りに行くだけだったのですが、本屋に気になっていた「鉱物・宝石の科学事典」の在庫があったので買うしかないと購入を決意。本一冊にしてはやたら高いので当初は12月まで待とうかと思っていました。本棚に宝石や鉱物関連の本がどんどん増えていますが、個人的には全然足りないなあと感じています。

    エンニオ・モリコーネのCD、MGSのエンディングで「Here's to you」という曲が流れていたので収録されているCDが欲しくなったんですが、元々は「死刑台のメロディ(原題:Sacco e Vanzetti)」という映画の主題歌です。映画自体はまだ観た事がありませんが、アメリカで実際に起きた冤罪事件を元にしているとの事。イタリア系移民だったサッコとヴァンセッティに対する偏見、それと二人がアナーキストであった事から有罪判決を受け、電気椅子に送られて処刑されてしまったそうです。電気椅子…子供の頃に「グリーンマイル」を観て、哀しさとやるせなさでいっぱいになった記憶があります。「グリーンマイル」も冤罪の話だった筈。

    雑録

  • 上級救命再講習。

    20191117(日)20:01
    昨日は上級救命の再講習を受けてきました。初回の受講から三年ごとに更新が必要で再講習を受けなくてはならないのですが、仕事の関係ですし受講料も会社が出してくれるので休みを使って行ってきた次第。
    要は心肺蘇生法やAEDの使い方、気道異物除去などの応急手当を実技(と簡単な筆記テスト)で学ぶものです。これらに関するガイドラインも数年おきに改定されるので前回教わった事と少し異なっていたりします。意識の確認をするのに片方の肩を叩くのが、両肩に変更になっていたり。脳梗塞などで半身に麻痺がある場合は叩かれても反応出来ないからとか。
    個人的にAEDの使い方は皆知っておくべき事だと思います。いつ何時目の前で人が倒れるかも分かりませんし、法改正で国民の誰でも使えるようになったのですから。
    あと、服を脱がせる脱がせないで揉めていては助かる命も助からないですが、命よりも恥を取るってどういう事なのか…。実際、そういう現場で動画や写真を撮る輩もいなくはないです。けれど命掛かっているのになりふり構っていられるか、と思います。他人に胸見られて死にはしないけれど、心臓が止まっては死ぬか助かっても高い確率で障害残りますし。
    何回か講習を受けているので自宅には人工呼吸用のマウスピース(傷病者の口が血液や吐瀉物で汚れていても大丈夫なようにビニールの覆いと逆流防止の弁が付いている)と三角巾が溜まっています。備蓄用の防災用品にしたり常日頃持ち歩くようにするつもりです。

    雑録

  • 結果。

    20191110(日)20:59
    胃炎+ポリープでした。写真も見せてもらいましたが、ぽつぽつとポリープが胃の内部に散らばっていました。小さいので放置して大丈夫との事。
    しかしピロリ菌の強陽性でしたので、胃炎の原因にもなっているピロリ菌を根絶やしにするべく除菌の薬と胃薬を処方されましたが、なかなか薬の量が多いです。これを一週間頑張って飲んでねと言われました。飲み切って暫くしてからちゃんと退治されているか検査する流れ。

    早い所治してしまいたいので一週間続けます。

    雑録

  • パトローヌ。

    20191110(日)19:15
    ヴィクトリア朝時代の貴族の女性は一日に何度も着替えます。外出着やら晩餐会の服や夜会服などなど、場に応じてドレスのデザインも違う…
    作中ではクリノリンスタイルは既に廃れています。バッスルからアールヌーボーに移り変わりつつある頃。パトローヌは長生きしているので色んな時代の服を着てきましたが、コルセットは正直嫌いだと思っています。一時期現れたエンパイアスタイルや東洋の服の方が好き。

    落書き

  • 胃カメラ。

    20191106(水)13:54
    2回目となる胃カメラでの検査を受けてきました。(1回目は去年の人間ドック)
    先月より胃痛が酷く、おまけに前回の検査で胃炎やポリープがあると診断されていたので悪化していたら嫌だなあと思い、念の為胃カメラを飲んだ次第。受けた病院は違う所でしたが、苦しくない方がいいので今回も口から+睡眠導入剤で寝ている間に終わりました。今度胃カメラをするとしたら鼻からにしてみたいです。

    ただ、喉の麻酔のゼリーだけはどうしても苦手です。5分間喉の奥に溜めておくというのが辛い。オエッと吐き出したくなる衝動を堪えながら、喉の妙な腫れぼったい感覚に麻酔が効いているのだなと思っていました。暫くは唾もうまく飲み込めないです。

    家の近くの病院でしたので検査後はふらふら徒歩で帰り、自宅で大人しく革のメンテナンスをしていましたが、薬が抜け切れていないのか革製品を磨きながら寝落ちていました。

    結果は近日中に病院へ行って聞いてきます。

    雑録

  • 上野展覧会巡り。(ミイラ展/コートールド美術館展)

    20191102(土)21:46
    国立科学博物館の友の会に入会しているので、特別展には必ず行っています。本日から特別展『ミイラ 「永遠の命」を求めて』が開催となりましたので早速行ってきた次第。

    ミイラというと、ざっくり言ってしまえば死体であるので人によっては不気味だとか気持ち悪く目に映って抵抗感があるかもしれませんが、どうして腐らないミイラとなったのか、世界各地のミイラ作りの文化的背景や死生観が気になります。そのままでは朽ちてしまう死体をいつまでもこの世に残しておけるようにする事は、魂があの世から戻ってきた時の復活の為であったり、祖先を奉る為であったりと理由も様々。
    ミイラ=古代エジプトのイメージが強いですが、今回の展覧会ではエジプトだけでなく南米の古代アンデスや高温多湿なオセアニア、ヨーロッパ、アジアのミイラなど、世界中のミイラが展示されていました。
    人工的に防腐処理を施してミイラにしたもの、遺体の置かれていた環境から自然にミイラとなったもの。防腐処理の方法も地域や年代によって異なる点も興味深いです。
    湿地の泥炭に埋もれてミイラ化(屍蝋化)した湿地遺体は、鞣した黒い革みたいで柔らかそうな皮膚の質感をしていました。
    グッズは展示内容に反してユルいデザインのものが多かった印象。アルパカの毛100%で作られた可愛らしいクイのぬいぐるみがあったので思わず購入しましたが、このクイという動物、主にペルーで食用として飼われている大型のネズミです。ネットで検索したら調理済みの画像が出てきました。高山地域の貴重なタンパク源ですもんね…

    東京都美術館で開催中のコートールド美術館展は、別の美術館で割引券を貰っていたので100円引き。こちらも土曜日にしてはあまり混雑していませんでした。
    マネやルノワール、ゴッホ、セザンヌといった印象派の著名な画家達の油彩画作品や手紙、彫刻が展示されていました。
    個人的に好きなロートレックとブーダンの作品もあり、いつか実物を見てみたいと思っていたマネの「フォリー・ベルジェールのバー」を見れたので満足。女性の立っている位置と背後の鏡の鏡像が不自然なのは画家の計算のようです。
    昼時でしたので、見終わった後にレストランでコラボメニューを頂きました。コートールドはイギリスの美術館なのでフィッシュアンドチップスとラム肉でした。

    展覧会・博物館・その他催事等

  • ハロウィン絵は結局描いていない。

    20191031(木)21:38
    小島監督の「DEATH STRANDING」が配達人のゲームだと今更ながら知りました。オープンワールドという位しか情報を知りませんでしたが、多分あまり遊ぶ時間がないので買わない方向です。
    MHWアイスボーンも買わずじまいですし。

    運び屋ジャックドーは2000年代初め辺りが舞台。世界を救うような大層な使命は持っていません。運び屋のイメージもニューベガスの運び屋とか、映画トランスポーターの影響が強い感じです。ただ高コミュサイボーグと化すニューベガスの運び屋ほど人間は捨てていないですし、トランスポーターのようにきっちりかっちりプロフェッショナルという訳ではありませんが、運び屋としてのプロ意識やプライドは持っています。顧客は裏社会の人間は勿論ですがお得意様として、ぬいぐるみ作家、元衛生兵・監察医の経歴持ちのモグリの医者、傭兵部隊、切手コレクター、高級娼婦がいます。キャラクターは増やすと収拾がつかなくなりそう。

    今年もハロウィン絵は描いていませんが、イベント関連は年賀イラストだけはちゃんと描きます。ジャックドーの立ち絵と平行して息抜きで別のイラストも進めています。前の落書きを元にしているものの、いつもの如く完成に近付くにつれて当初の原型を留めていませんが。イケメンは難しい。

    サイト・創作

  • 運び屋設定メモ。

    20191029(火)07:54
    ジャックドー
    依頼とあれば世界中どこにでも行く、フリーランスの運び屋の男。本名は明かさずにコードネームを使用しており、普段はジャッキーと呼ばれている。ジャックドーとはコクマルガラスの英名。国籍はフランスでトルコの血が入っている。フランスのプロヴァンス地方で小さな自動車整備工場を改築した建物に住んでいる。
    基本的には単独行動をしているものの、協力者や親しい同業者がおり、たまに組んで仕事をしたり助けに応じる事もある。運び屋という仕事に反して性格は真面目で穏やか、あまり汚い暴言は言えないので怒った時の言い回しが珍妙。基本的に他人には丁寧に接するが、時折ずれた発言や常軌を逸した行動をするトンチキガラス。経験則と能力上での行動だというのはなかなか周囲に理解してもらえない。
    人や物同士の繋がりを感じ取る力を持つ。
    愛車はヤマハのネイキッドバイクとポルシェ・911。アストンマーチン・DB5も所有しているが、師匠兼育ての親の形見である上に自分には似合わないとして仕事では乗らない。


    以下、ジョジョ5部だったらの妄想ネタメモ。夢とか書く予定は今の所なし。

    暗殺者チームの一人(リゾット)と友達であったが為に、急に呼び出されて彼らから金にもならない運びを頼まれたり絡まれたりしている。かといって彼らをあまり邪険にも扱えないお人好し。

    "インク・スポッツ"
    スタンドから染み出る黒いインクを通して空間や物質を自在に繋げられるスタンド。それらに限らず精神的なものも繋げられ、他人同士の感情や痛覚を共有させられる。パワーは大してないが、用途は移動や治療に限らず汎用性は高く、底が見えない。遠隔操作型だが、近ければ近い程精密さは増す。
    (元ネタは30~40年代アメリカのヴォーカルグループのThe Ink Spotsより。有名なのはブレードランナーや様々な映画で使われている"If I Didn't Care"や、ゲームだとFalloutのトレーラーやゲーム内ラジオでも流れている"Maybe"や"I Don't Want To Set The World On Fire"。)

    サイト・創作

  • 至宝の美術品。(リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展/カルティエ展)

    20191026(土)22:15
    以前と比べて今年は展覧会や博物館へ行く事がめっきり少なくなりましたが、年末までに何ヵ所か回る予定です。
    今回は「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」と「カルティエ展」へ行って参りました。

    まずはBunkamuraザ・ミュージアムへ。
    リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに挟まれたとても小さな国です。あまり聞き慣れない国ですが、国名=君主である侯爵家の家名との事。因みに首都はファドゥーツ、公用語はドイツ語。
    侯爵家の肖像画やクラーナハなどの絵画、東洋から渡ってきた陶磁器といった美しく優れた美術品のコレクションを持ち、これらの一部が今回の展覧会で展示されています。
    「馬丁と黒斑の馬」はお披露目の為に飾り立てられた馬の、編み込まれてリボンが付けられたたてがみが可愛らしい。サテンのような艶やかな毛並みの下には浮き出ている血管まで描かれていました。
    ウィーン窯の磁器も作りが凝っていて美しく、トランプ柄や星のデザインのカップや砂糖入れはモダンで現代でも使えそうです。
    咲き乱れる瑞々しい花を描いた精緻な静物画は、花に止まっている虫を探すのが好きだったりします。一見して色とりどりの様々な種類の花が花瓶に生けられていますが、よく見ると蟻や蝿がたかっています。

    渋谷を離れ、国立新美術館に到着したのは15時前。
    「カルティエ展」はチケットブースはガラガラでしたが、館内の展示室入り口には列が出来ており、入場制限が行われていました。20~30代の若い世代が多かった印象。知名度の高い憧れのハイブランドジュエリーとなると、やはり混み合います。
    割りと最近の作品が多く、19世紀末、20世紀初頭は少なめで年代もばらばらに展示されていました。デザインごとに並べているのでしょうか。展示品に関する説明書きは殆どなく、無料で貸し出されている音声ガイド付きスマートフォン端末に情報が入っています。ですが借りませんでした。手元を見てジュエリーを見て、その上耳で聞くのは煩雑過ぎる。人それぞれでしょうが。
    展示室内は足元が見えない程非常に暗く、ガラスケースに収められたゴージャスでハイエンドな宝石達がライトに照らされて燦然と輝いていました。しかも土台はかち割ったガラスの塊みたいでかなり斬新。
    今回は単眼鏡が大活躍しました。石を留めている爪の部分や細かいディテールを見るのに必須。
    ミステリー・クロックも一度に沢山見る事が出来て満足。本当に針が宙に浮いているようで不思議でした。カルティエのデザインには東洋趣味が強く現れているので、ビリケン様が時計の上に鎮座していたりします。カルティエの歴史に関しては「ジュエリーの世界史(山口遼著)」にて少し予習済みで、ビリケン様が乗った「ポルティコ」ミステリー・クロックについての記載もありました。予備知識は大事。大きなカシミールサファイアが使われたウィンザー公妃のパンテールのブローチも、見覚えがあると思ったら別の書籍にちらりと載っていたものでした。
    グッズは想像していた通り、ポストカードとクリアファイル程度。ポストカードのセットとやたら分厚い図録を購入しました。

    展覧会・博物館・その他催事等