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  • アートに対して言うのは野暮とはいえど。

    20240204(日)16:19

    噂の植物由来のダイヤモンド、あたかも合成ダイヤモンドのような売り文句ですが組成も結晶構造も炭素の結晶である鉱物の「ダイヤモンド」ではなくて、透明な生分解性プラスチックでした。硬度が琥珀位で地中に埋めると280日程で分解されるとの事なので。
    この名称はハーキマーダイヤモンド(水晶)とか、ダイヤモンドダストとか、コードバンを革のダイヤモンドと呼ぶような「イメージとしてのダイヤモンド」ですかね。

    それって詰まる所コマーシャルネーム(どちらかといえばフォールスネーム)じゃない?

    そもそも合成石とは天然の鉱物と全く同じ組成と結晶構造、科学的性質を持つ石を人工的に造り出したもの。自然界での鉱物の生成プロセスを人間の手で再現したという訳です。
    模造石とは、天然の宝石に見た目を似せた全く別の物質、例えばガラスやプラスチックからなるものです。なので件のダイヤモンドなる物体は模造ダイヤモンドに当て嵌まります。

    永遠の美しさの象徴であるダイヤモンドと対比させた、儚さこそ美しいという「朽ちていくダイヤモンド」という名称のアートと解釈。2年も掛けて新素材を開発したのは凄いし表現の幅が広がるのも夢があります。
    しかし個人的に引っ掛かるのは作者のSNSや作品の説明書きにはこちらの物体が樹脂だという事は一切書かれておらず、とにかく新しいダイヤモンド、植物由来のダイヤモンドとしか謳っていない所。既に植物から合成ダイヤモンドを造ったと本当に思い込んでいる人が少なくないのもねえ…。ダイヤモンドという名前を冠する事が大事のようです。かといって植物由来の宝石とか水晶と言っていたらコンセプトから外れて作品として成り立たない、何よりそこまで注目されなかったでしょうね。卒業制作だしなと思いつつも、多くの企業が絡んでいる&本人が学生起業家なのでビジネス臭がするけれども。

    雑録

  • 気力。

    20240121(日)16:29
    ゴースト&レディのチケットを無事に予約。6月なのでだいぶ先ですが、それまで生きる気力になります。しかし昨日から一般販売開始なのにだいぶ席が埋まっていました。

    天気も悪いので外に出ずに革製品の手入れに勤しんでいましたが、小物と鞄をまとめてやろうとして半日費やしました。ついでに気分転換と肩凝り対策に通勤用の鞄をトートバッグからリュックに変更。毎日使うので長持ちさせる為にも定期的にローテーションさせないと駄目そう。雨天や梅雨の時期用に帆布の鞄を買おうか迷います。

    雑録

  • 三日月よ、怪物と踊れ。

    20240114(日)20:12
    完結した「三日月よ、怪物と踊れ」を一気読みし、最高の気分。藤田節フルスロットルな迫力あるアクションシーンと感情表現が満載です。強いお姉さんは私の癖なのでもう好きになって当然です。お仕事を頼まれてるんるんで歩いているエルシィが可愛い。

    「ばいばい、アース」のキール戦然り、パーティやダンスホールでの戦いには個人的にかなり滾ります。何かこう…良いよね!優雅で煌びやかな空間で繰り広げられる、本来ではあり得ぬ血生臭い命の駆け引きって。着飾っているのも尚良し。

    いつもながら出典の資料の数も凄いのですが、今回はコスチュームデザインや振り付け、時代考証は専門の方々に協力をお願いしているとの事。黒博物館シリーズはどれも傑作で甲乙つけがたいです。

    来月黒博物館の図録が発売されるようなので忘れず買わなければ。

    雑録

  • ものもらい。

    20240114(日)13:41
    先週親知らずを抜いたばかりですが、抜いた翌日に何故か右目の目蓋が腫れてしまった為、今度は眼科を受診した所ものもらいと診断されました。
    新年から調子が悪過ぎて幸先が悪いです。眼科の帰り、暗チのちみっともぬいが欲しくてクレーンゲームにチャレンジしましたが見事に玉砕し、近くにあったおかしのまちおかでラミーを買って退散。

    「ゴーストアンドレディ」のミュージカルへ行ってみたいですがチケット争奪戦が非常に厳しそうな予感。しかしミュージカルは行った事がないのでチケットの取り方や作法が分かりません。オペラよりはカジュアルですかね。
    所で黒博物館の学芸員さんは一体何歳なの…時間軸(バネ足ジャック事件〜ナイチンゲール没年)からして数十年間見た目が変わっていないのですけれども

    雑録

  • あけましておめでとうございます。

    20240106(土)14:06
    新年早々ろくでもない事ばかり起きていてげんなりします。
    ついこの間、サントリー美術館に併設されているカフェで加賀麩料理を食べたばかりなのに。地震の影響で当面の間休業するそうですが、再開したらまた食べに行きたいです。

    歯医者へ行って親知らずを抜いてきましたが、ものの10分も掛からず抜歯終了。麻酔のおかげで痛みもありませんでしたが、頭全体に響くベキィメキョミシィという音と衝撃は恐怖でしかないです。暫くは麻酔が効いていたものの、帰ってから徐々にじわじわ痛みが出てきましたので処方された痛み止めを服用。3回分しかもらっていないので、なくなったら市販薬で凌ぐつもりです。当分の間は固い物等も食べられない為、食事もゼリーや豆腐になりそうです。

    雑録

  • ローランサン展。

    20231225(月)09:50
    時間を掛け過ぎましたがどうにかジャックドーのイラストが完成したので先日サイトに載せました。本来は白黒ですがフィルターで色味を変えています。
    スマホのスキャンアプリでは限界を感じるので、スマホ対応のプリンターを買うかコンビニのマルチコピー機のスキャン機能を使うか迷っています。しかしプリンターを買うとコストが掛かるし、取り込めるイラストのサイズも限られるのでマルチコピー機一択か…

    年内最後の展覧会巡りはアーティゾン美術館で開催中の「マリー・ローランサン展」に行ってきました。アーティゾン美術館はリニューアル前(以前はブリヂストン美術館という名称)にコレクション展で行ったきりでしたが、立地や時期にしては会場内はとても空いていてのんびり回る事が出来ました。
    キュビスムはやや苦手意識を持っていたものの、ローランサンのグレイッシュで柔らかなパステルカラーの色調の絵はどれも穏やかで優雅な雰囲気で、人物画が主というのもあって受け入れやすい印象。椿姫の水彩画が好みでした。ローランサンの他にピカソ、モディリアーニ、藤田嗣治の作品の展示も。
    ローランサンの活躍した時代は世界大戦が勃発した時代でもあり、同時期の画家は戦争に影響を受けた作品や反戦を訴えるものも少なくなかった一方で、ローランサンは変わらず華やかな女性達を描き続けていたそうです。

    更に理解を深める為に年明けにキュビスム展に行ってみたいのですが、新年早々親知らずの抜歯をする予定を入れているので体調によっては厳しいかもしれません。

    展覧会・博物館・その他催事等

  • 歯医者なんて小学生以来行っていない。

    20231127(月)20:30
    ・イラスト進捗駄目でした!解散!
    ・モネ展は日時指定にも関わらず混雑が酷いとの事なので行くのを取り止め。代わりにキュビズムやマリー・ローランサンに変更するべきか。
    ・体調を崩す度に親知らずの周りの歯茎が腫れたりするので抜歯しなければいけないと思いつつも、今までずるずる先延ばししていたが、腹を括って歯医者の予約を取った。
    ・上がっては急降下を繰り返すどうにかしている気温でこちらの自律神経までいかれる。もう11月末なんだから寒くなれよ!
    ・忘年筆はPILOTのカスタムカエデかSAILORのランコントルにしようか悩む。
    ・ちいかわ、追っているけれども断トツでセイレーン編がとんでもないなあ…

    雑録

  • 展覧会祭り。

    20231022(日)18:45
    秋で過ごしやすい気温となってきたので展覧会へ出掛けてきましたが、「ブラック・ジャック展」「ゴッホと静物画展」「コスチュームジュエリー展」の怒涛の3連続展覧会巡りという結構無謀な強行スケジュールでした。

    「ブラック・ジャック展」は手塚治虫大先生の生原稿を見られる貴重な機会を逃すまいと六本木ヒルズの展望台へ行ってきた次第。しかしながら高所恐怖症の方には辛い場所。
    日時指定制でしたが、枠に余裕があれば当日券の販売もあり。因みに同じ階の森アーツセンターギャラリーでは北斗の拳の原画展が開催されていました。客層は比較的高めで男女半々。会期は1ヶ月間と短く、且つ土曜日なので会場内はかなり混雑していました。尚、チケットのQRコードの読み取りは3回あるのでちょっと煩雑。
    会場ではアニメの一場面がスクリーンで映されていました。私は当時のリアタイ勢で、ブラックジャックの声が大塚明夫さんで色々と狂わされましたね。
    展示はほぼ原画で想像していたよりも点数が多くて、全部を見て回るのには時間と体力が必要でした。入場して最初のエリアはフォトスポットとなっていました。「二人のジャン」と「しずむ女」は展示されていましたが、「その子を殺すな!」と「魔女裁判」はなかった模様。「魔女裁判」は宗教絡みなのがアウトなのかも。ブラック・ジャックの話は個人的には「二人のジャン」と「笑い上戸」が一番印象に残っています。宇宙人の手術をするトンチキ回も好き。
    10時に入場して13時に会場を出ましたので滞在時間は3時間。ゴッホと静物画展の入場時間を13時半に予約してしまった為、昼食抜きではしご。

    SOMPO美術館はコロナのごたごたの内に新しい建物に移転していました。エントランス狭いなーというのが第一印象で、内部の導線はやや不親切。昨今の海外で騒ぎになっているあんぽんたんな活動家に警戒してか、手荷物検査が実施されていました。
    こちらもかなりの混雑。タイトル通り静物画がメインの展覧会で、目玉はSOMPO美術館の収蔵品であるゴッホの「ひまわり」。「ひまわり」より「アイリス」の方が個人的に好みでした。ゴッホのヴァニタス画は色合いが明るいので暗く重苦しい印象が全く感じられません。ショップは長蛇の列でしたので買わずに退散。
    次回開催予定の北欧の画家の展覧会が気になります。

    地下鉄で移動し今度は「コスチュームジュエリー展」へ。パナソニック汐留美術館を訪れるのは今回が初。パナソニックのオフィスビル内にある美術館です。観覧客の殆どは女性で、館内は空いていて快適に見て回る事が出来ました。
    主に貴石や貴金属を使用したファインジュエリーと異なり、コスチュームジュエリーは半貴石や貴金属以外の合金、ガラスやプラスチックといった様々な材料が使用されており、デザインも今までのジュエリーの枠組みに囚われない自由で大胆なものばかり。チープさを一切感じられないのは作りの丁寧さやデザイン性の高さ故。ロジェ・ジャン=ピエールの石留めの細やかさが素晴らしい。
    ディオールやスキャパレッリやトリファリ、有名どころのデザイナーや工房の作品が多い印象でした。更にコスチュームジュエリーを見たい場合はアクセサリーミュージアムがおすすめ。
  • 殿下に謁見してきた。

    20231002(月)15:03
    最近のダイジェスト。

    ・とち狂ったように点描しているが未だに描き終わらないジャックドーのイラスト。石畳の階段を点描で描いていて手首と肘が限界。
    ・魔夜峰央原画展へ行ってきた。線が繊細で美しい上に、全然ホワイトを使用していない生原稿に驚嘆すると同時に打ちのめされた。
    ・10月になってようやく少し涼しくなってきたがそれでも暑い。
    ・今更ながらも刀剣乱舞をプレイし始めた。ゆくゆくは眼鏡部隊を結成したい。一番最初に来た眼鏡は明石国行。いつも気だるそうだけれども当本丸ではめっちゃ働かせている。
    ・平日と土日でチケットの値段が異なる展覧会がちらほら出てきた。そして日時指定も復活の兆しか。
    ・モネ展たっかっっっ!!!!(でも行く)

    雑録

  • 岩手はやはり涼しかった。

    20230804(金)23:13
    無事に祖母をお見送りし、岩手から関東へ戻ってきました。
    2日間で納棺から納骨まで済ませるのはなかなかハードスケジュールで、納骨後もほっと一息つけるかと思いきや祭壇の用意やらでどたばたし、夜になってようやく落ち着きました。

    帰省中はカワセミとヤマドリ、イタチ、ノスリ(クマタカかも)を発見。コンクリートジャングルで暮らしていると野生動物がとにかく珍しくなるので、動物を見付けると癒やされます。都内はハクビシンやカワラバトばかりなので…そんな都内でもオナガを捕食していたオオタカと遭遇した事があるので、意外な所に意外な生き物がいたりします。

    雑録