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鳥とはにわ。
20241109(土)15:21前回の展覧会の反省を踏まえ、今回は平日に休みを取って上野に繰り出してきた中某です。
開館時間に合わせて科博へ行くも、既にかなり列が伸びていましたが、平日の先着200名限定で配布されていたカレンダーを無事にゲット。会場内に入ると入り口付近こそ混み合っていたものの奥へ進むと混雑も解消されて快適でした。
序盤は鳥類の起源や概要、後半は分類目毎に鳥の剥製がこれでもかとばかりに大量に展示されており、所要時間は約2時間半掛かりました。いやこれじっくり見て回っていたら時間を忘れます。
図鑑で見るのと実物を見るのとでは印象が違いまして、思っていたよりも身体が大きい事に驚かされます。コウノトリってハクチョウ並みに大きいんですね。最新のゲノム解析により分類が見直されたようで、今まではとある目に属していたけれども実は別だったなどというのがちらほらあって面白いです。全く異なる分布域と系統の鳥なのに収斂進化で似たような姿になる事や、カッコウの卵の話も興味深い。
フウチョウやカザリキヌバネドリ、ガマグチヨタカが見られたので眼福。翼を広げた状態で吊るされて展示されている剥製もあるので、上も忘れずに確認しておきたい。
グッズは図録のみ購入。まだ始まって間もないのに既に売り切れとなっているものもちらほらありました。
はにわ展へ行く前にムーセイオンで昼食。平日にしてはやたら混んでいると思ったらこの時期は修学旅行シーズンらしく、中学生位のグループが多く見られました。特別展のコラボメニューはリゾット入りのチキンでした。鳥を見た後に鳥を食らうのか。食べましたけど。
昼食の後は東京国立博物館へと移動。表慶館の前が凄い列になっていましたがHello Kitty展が開催されていたのでその待機列でした。巨大キティ像が設置されていてインパクトが凄まじい。
はにわ展はスムーズに入館出来たものの、中はかなり混雑していました。ゆるい造形をしたはにわですが、古墳に並べられた副葬品でもあるので当時の人々の死生観を感じられます。人や馬を象った物の他にも、建物や鹿や魚、多種多様な見た目のはにわが展示されており見ていて飽きません。
目玉は同じ工房で作られたとされる5体の「挂甲の武人」。収蔵されている博物館はばらばらで、遠くはアメリカ・シアトルから遥々里帰りしてきたとか。個人的には千葉の国立歴史民俗博物館の「挂甲の武人」が好みです。
特設ショップはとんでもない混雑だったので何も購入せずに会場を離脱。本館の方を少しぶらぶらしてから帰宅しました。
展覧会・博物館・その他催事等
原画は目に焼き付けろ。
20241027(日)19:53藤田和日郎先生の黒博物館シリーズ原画展へ行ってまいりました。
「ゴーストアンドレディ」が劇団四季によるミュージカルとなったのもあって、藤田和日郎先生の作品がかなり注目されているようです。ベテラン漫画家で幅広い層から人気があるので今回の原画展のチケットは入手が厳しいかと思っていましたがどうにか取れました。尚、アフタヌーンティー付きとトークショーのチケットは瞬く間に売れた模様。
場所は豪徳寺にある旧尾崎テオドラ邸。爽やかな水色の壁が素敵な小ぢんまりとした洋館で、黒博物館の雰囲気とマッチしていました。土足は厳禁で玄関でスリッパに履き替えて入館しました。
展示室は2階の2部屋のみで展示されている作品も点数こそ少ないですが、貴重な原画をじっくり間近で見られて眼福でした。写真撮影もOKでしたが、生の原画は自分の目で見てなんぼなのでしっかり目に焼き付けてきました。甲乙つけがたいですがシリーズの中では「スプリンガルド」が一番好きです。
漫画の作画がアナログからデジタルへの移行が進む中、ホワイトによる修正箇所の盛り上がりや細かなディテール、ペンのタッチ、完成したもの(発行した単行本)との違いを比べられるのがアナログの原画展の醍醐味。何より熱量を感じます。どれも上手過ぎます。初期案が書かれた考察ノートも必見。
グッズは各タイトルのステッカーを購入。既に売り切れている物もちらほら見受けられました。
展覧会・博物館・その他催事等
真冬だったら帰省は無理だろうな。
20241012(土)17:00岩手に帰省しました。
昨年は祖母の葬式の為に帰りましたが、今回は特別な用事もなくただの休暇です。しかしながら10月に岩手に行くのは久々過ぎて気温をすっかり忘れていました。やはり朝晩はちょっと肌寒い!タートルネックにしていて良かったです。
稲刈りは殆ど終わっており、山々の紅葉はまだらしいですがやや色付き始めていました。
故郷は静かでのんびりしているので落ち着きます。ただ、空き家が増えてきたなあ、とぽつりと父が言っていて過疎化が進んでいるんだとしんみりとなりましたが。
帰り際にバルーンフェスティバルをしている様子を見られたのはラッキー。青空をふわふわ浮いていく熱気球の群れは見ていて面白い。
お土産は奥州ポテトと雪っこ。もう雪っこが出回る時期かあ…日本刀と昆虫どちらも格好良い。
20240928(土)20:29日本刀と未来展、昆虫MANIACへ行ってまいりました。チケットは予め取っていたものの、夏休みの時期を避けようと先延ばししていたら会期終盤のぎりぎりの日に。混雑するのは仕方がない。
まずは日本科学未来館の「日本刀と未来展」から。
開館時間前に到着した時点で既にだいぶ待機列が伸びていましたが、中に入った後はすいすい流れて目立った混雑もなく快適に見て回れる位の人の多さでした。刀剣乱舞と学ぶと銘打っている為、やはり女性が多いですが意外にもお年を召した方の姿もちらほら見受けられました。展示は映像や体験型が主となっており、子供や外国人でも理解出来るような分かりやすい内容でした。刀剣関係の展覧会は鑑賞が主なものばかりだったので、科学的な視点も含まれた展覧会は嬉しいです。
ざっと体験もしてみて所要時間は1時間程度。祢々切丸と同じ重さの鉄棒を持ち上げましたが思っていたよりも軽かった印象。けれども実際の刀剣を振るうとなると全く別でしょうが。
最後にオリジナル刀剣男士を作ろうという体験がありまして、入場時に手渡されたパンフレットに刃文を描き込んで専用の機械に読み込ませて、好みの色やら刀種、刀剣男士を入力するとオリジナル刀剣男士が顕現されるとの事。やってみた所、太刀なのに短パンポニテという出で立ちの子になりました。因みに選んだ刀剣男士は姫鶴一文字。どうやら髪型はランダムではなく描いた刃文が反映されている模様。
「昆虫MANIAC」テーマがテーマなだけに夏休みが終わったこの時期でもやや混雑気味でした。
何故か蜘蛛だけエタノール漬けになっていて何故だろうと思っていたら、蛛は乾燥すると脆くなってしまう為、液浸標本にするのが基本なのだとか。同じ鋏角類のサソリはよくある針刺し標本でしたがサソリの方が丈夫なのですかね。
パンダアリとドミノゴキブリが可愛い。ずらりと並んだ虹色に輝くタマムシの標本群は圧巻でした。生きたヤマトタマムシを見てみたいですが都内では厳しいです。
個人的にはリュウジンオオムカデが見られて眼福。標本なので変色してしまっていましたが、生きている個体は青緑色をしていてとても美しいムカデ。おまけにでかい。しかし、多足類のムカデとヤスデの所だけ閲覧注意と書かれていてちょっと扱いが酷いと思ってしまったのは私だけですかね。格好良いのに。世間一般では足が多いのが気持ち悪いと思われている上に害虫のイメージが強いからでしょうか。
最後にある監修者インタビューは面白いので必見。
お土産に青虫グミを購入。減り具合からして結構売れている様子。
来月久々に岩手に帰省する予定ですが、前回は真夏に帰ったので10月の岩手の気温がどんなものか忘れています。まだ東京は半袖でもいける気温だし薄手の長袖と羽織物でいいかと思っていたら大変な事になりそう。県南なら平気か…?展覧会・博物館・その他催事等
システム手帳が届いた。
20240909(月)19:23雑録
多い気がする。
20240828(水)08:07朝晩は少し涼しくなってきたかなと感じしていますが、日中はまだまだ暑い日が続いています。それにしてもこんなに頻繁に雷雨になるものだったっけ…
台風はママチャリ並みのとろいスピードの上に、日に日に予報がずれているので下手すると月曜日にまで影響がありそうで心配です。
来年の手帳がもう売り出しているようで、まだ8月なのに早くないかと驚愕していますが、同時にとっくに1年の半分が終わっている事に困惑しています。綴じ手帳はどうしても使わないページが出てくるのでシステム手帳で落ち着きました。仕事用はパスポートサイズのトラベラーズノート、展覧会等の感想はレギュラーサイズのものを使用。
10年近く日記帳として使用してきたA5システム手帳をそろそろ新調しようかと思い、色々とお店を探してネットからセミオーダーで注文。届くのが来月上旬を予定していて楽しみ。今まで使ってきたのは創作用にするつもりです。雑録
カブトガニって蜘蛛の仲間だったのか…。
20240729(月)08:03イラストは絶賛点を打ちまくっていますが、手首と肘がそろそろ限界です。
オールトソンの鐘楼の設定も練っていますが、脱線して違う創作を生み出したりしています。
多腕キャラについて考え中ですが、多腕で真っ先に思い浮かべるのはアシュラマンとかヒンズーの神々。個人的にはもっと人外じみているデザインが好みなので頭部もまんま人間ではなくザ・異形の方が色々滾ります。虫寄りにしてみたい。
害虫は嫌ですが虫を含む節足動物の造形はとても面白いと思っています。科博の昆虫MANIAC展は夏休み明けの9月頃に行く予定。夏休みは親子連れでいっぱいだから…何より暑いし。
以下メモ。描くかは別。
ミカレ
獣の頭を持つ巨人。女。性格も表現も情熱的。(たてがみ、狼に似る、角あり、筋肉質、色々でかい)
ユナン
多少なりとも人間の要素のある容姿のミカレ達と比べても人からかけ離れた見た目をしており、空飛ぶウミウシお化けや光るナメクジと形容される。身体も最も小さい。性格はおっとりしていてとても友好的。(ウミウシ、内部から発光、ムーンストーンに似る、透け感、浮遊している)
ヘイルマール
六本腕。薄明の君の側仕え。一定の周期で脱皮する。真面目。(表情が分からない、六本腕、背が高い、虫)
アルキバ
有翼。ヘイルマールとは同時期の生まれだが仲はあまり良くない。すっとぼけたり煽ったりする。(一対の翼の他に腕にも羽あり、足は鳥類とほぼ同様)
薄明の君
魂の残滓の吹き溜まりである領域の支配者。他の神々に追いやられ、長く孤独の中で仕事をしてきた。その為かどこか卑屈さがあるが、見捨てられた魂達を庇護し新たな地へと導く慈悲深さや己の役目を全うしようとする強い責任感を持つ。自身の意思や役割に反して生贄としてトウを捧げられた事に対して怒ると同時に、トウが領域へ来た事には喜びや同情、憐憫といった感情を抱いている。本来生命が生まれる筈のない地である自身の領域で生まれたミカレ達の世話をトウへ依頼した。
トウ
謂れのない罪で投獄され生贄にされるも、肉体と魂を保持した(生きた)まま領域に至った末に永命と化した人間。自由に外界へ行き来出来るが故にあちこち駆け回ったりミカレ達の教育やフォローまでする苦労人で、結果として不本意ながらも身も心も逞しくなった超人。薄明の君からは信頼され、ミカレ達には好かれているが結構不遇。薄明の君に仕える神官と呼ばれている。サイト・創作
超・日本刀入門revive。
20240716(火)07:32先日、超・日本刀入門reviveに行ってきました。
丸の内には何度も行っていますが、明治生命館・静嘉堂文庫美術館を訪れるのは今回が初めてです。建物も近隣にある赤レンガが特徴な三菱一号館美術館とは趣が異なりますが、現代的で大理石をふんだんに使ったシックで開放感あるホールが素敵です。エレベーターもお洒落。
刀剣関係の展覧会は、国宝展を除けば随分前に刀剣博物館で見たきりで、その時は印刷博物館で行われていたヴァチカン教皇庁図書館展IIに行くついでに近場にあった刀剣博物館に立ち寄ったかと思います。
今まで色々と展覧会や博物館・美術館を回ってきましたが何となく日本刀は食指が動きませんでした。というのも、キャプションを読んでも専門用語ばかりでよう分からん…となってしまって敷居が高く感じるからです。今回の超・日本刀入門はそんな日本刀初心者であっても鑑賞の仕方や見るべきポイントを教えてくれるというので、折角の機会なので食わず嫌いをせずに行ってみようと思った次第です。
当日券の販売もありましたが混雑を見込んで事前に日時指定のチケットを購入。三連休の初日で駅前でアクセスも良い為か、人は多めで女性のグループが目立ちました。
刀剣乱舞とのコラボで、入って正面には後家兼光の等身大パネルが設置されており列整理用のパーテーションが設けられていました。
入口で目録と一緒に日本刀鑑賞の手引きを配っていまして、これがかなり分かりやすくて便利。各刀剣の展示の下にも見どころが書かれたパネルが設置されていて親切に感じました。私のようなペーペーの初心者には非常にありがたいです。個人的には刃紋は丁子が好みかも。
後家兼光は元は大太刀であったものを磨り上げて刀(打刀)にしたとの事ですが、それにしてもがっしりしていてかなり大振り。80cmは太刀と殆ど変わりないのではと思って仕方がない。拵は19世紀になってから新しく作られたそうで、蒔絵が華やかで美しかったです。
日本刀だけでなく国宝の曜変天目も展示されていまして、単なる青色ではなく、構造色で銀河のように色彩が揺らめいているのが綺麗な品でした。
尚、曜変天目のぬいぐるみというデザインも値段も攻めてるグッズが売られていました。上野のトーハクや科博といい、最近の博物館や展覧会ってちょくちょく尖ったデザインのぬいぐるみ売りますよね。やはりブーム?追記
ただ残念だったのは、曜変天目を除いて写真撮影可能でしたが、いくら撮影OKでも展示の前にずっと張り付いて何枚も写真を撮っているのはどうなのかと思いますし、知識をひらけかしてひたすら喋って動かないのもやめてほしいです。列の後方から大きめの声でねえこんなに列動かないもんなの?などと言ってくる姉さん方もいて、気持ちは分かりますがもう少し周りに気遣ってほしい…。展覧会・博物館・その他催事等
グッズ情報ぎりぎりまで出さないのは転売ヤー対策だと思ってる。
20240708(月)12:42あまりにも暑過ぎて屋内であってもエアコンなしでは生死に関わりそうです。7月ってこんなに暑いものだったっけ…
仕事柄、灼熱の屋外と冷房がガンガン効いた屋内を行ったり来たりしていて自律神経が既に狂い掛けています。暑さのせいで窓ガラスが割れるという恐ろしい話も聞きまして、南向きの部屋は特に危なそうだなと。
トレスしたまま放置していたインパーソナルのペン入れに取り掛かりつつ、オールトソンの鐘楼の登場人物の設定ページの修正をしています。運び屋ジャックドーの方はちょこっと手直し済みです。
設定を修正する為に創作のネタやメモを書き留めたノートを見返しているのですが、たまに変な事が書いてあって自分自身が困惑しています。多分運び屋の話のネタでしょうが。
開催日が間近に迫っているのに展覧会のグッズ情報が全然発表されないのは転売対策だと思っています。転売ヤーが初日に殺到して売り切れる事態を避ける為ではないかと。作品が好きなファンであればグッズ販売に関係なく観に来ますからね。とは言えども夏休みの時期なので混雑は必須ですし、品切れで手に入らなければ事後通販を期待するしかないですが。
それと出来ればチケットを全日日時指定制にすべきでは…後々日時指定を導入するのはままありますし。CLAMP展が地獄の様相らしく、日本刀と未来展の方は開催期間の序盤の数日間だけ日時指定と知り、メジャーなのに悠長過ぎではと思ってなりません。雑録
ロートレック展。
20240630(日)10:20梅雨で連日不安定な天気の中、既に蝉が鳴き始めていて動揺しています。もうすぐ7月にしても早くない?
今回はSOMPO美術館へ赴きロートレック展を観てきました。
ポスターのイメージが大きいロートレックですが、今回の展覧会では素描が多め。
素早いタッチの線の流れとシルエットもそうですが、デフォルメやパーツの誇張をしているのが特徴的で、あまりに誇張し過ぎてモデルの歌手から不興を買った事もある模様。けれどもやけに美しく理想化しているよりも人間味があって私は好きですが。
ロートレックは劇場に足繁く通っていたので絵のモデルは芸人や歌手、俳優といった人々が多く交友関係も広かった様子。病弱で早くに亡くなっていますが家族や友人に恵まれていたそうです。
グッズはポーチと図録を購入。図録は小さめのサイズのものの、絵のモデルの写真も添えられていたので買って正解でした。
秋には長期休館中の三菱一号館美術館がリニューアルオープンし、ロートレックの展覧会を開催する予定なのでこちらも楽しみです。
しかしいつもながら思うのですが、最後の最後でゴッホの「ひまわり」を展示してあって折角の展覧会の余韻が壊されている気がしてならないです。ゴッホも作品も全く悪くはないし嫌いでも何でもないのですが、いきなり違う世界観の絵画が現れると色々と調子が狂わされるんです。SOMPO美術館の収蔵品の目玉である事は承知していますが、せめてスルー出来るようにちょっと奥まった別室とかにならないですかね。
展覧会の後は上野の十三やで注文していた柘植櫛を受け取ってきました。気が付けば柘植櫛も3本に(+ミネバリ櫛)。作っているお店によってだいぶ違いがあるのは面白いです。展覧会・博物館・その他催事等