□ラヴィニア女王陛下
皇国の現女王。美貌と聡明さを兼ね備えた才女で、国の為に日々奔走しているものの憂いが絶えない。ロメス家のガルシアとの縁談の話が持ち上がっているが消極的である。



□ガルシア・ロメス
南部の由緒ある貴族、ロメス家の長男。ラヴィニア女王の縁談の相手だが女王同様に婚姻にはあまり乗り気ではない。享楽家である一方で話術に巧みで機転が利く。



□サイモン・ドリッツェン
皇国の頭脳と呼ばれた天才学者。鉱物機構の開発者でありアルバートの父親。南部の上流階級の生まれでロメス家に嫁いだ妹がいる。試作品の鉱物機構の爆発事故により焼死した。



□ジャニアリー・ヴァティス
アルバートの恋人。故人。数年前に起こった通り魔事件の被害者の一人。未来視の能力を持ったウィッチ。



□クリスティアン
サイモンの妻。アルバートを産んだ後に姿を消した。



□ユードリヒ・エッシェンバッハ
王立研究所の研究員。研究員時代のアルバートの同僚で友好的に接していたが、その内では劣等感と対抗心を燃やしていた野心家。ピグマリオンを開発した。



□クレイ・ランカスター
王立研究所所属の研究員。有能だが行動は奇矯。ウィッチに対する風当たりの強い研究所でも、自身を差別せず評価してくれたアルバートに信頼を寄せている。



□ロジャー・サルバトリ
大手貿易会社サルバトリ商会の跡取り息子。若いが実業家としての手腕と責任感は強く、故に自信家。


□タック・バースティン
王宮執政補佐官。王宮側からベルフリーのサポートを行っている。ベルフリーの対応と日々の王宮の激務で心身共に苦労が耐えない。



□マグルスルッド・ノーマン(マギー)
レッドスワロウ通信社の情報局員。職務で知り得た情報をベルフリーへ流している。人をおちょくるのを楽しみとしている。



□レシル・オリエンド
皇国西部に住む人形作家の女性。自分の能力に自覚がなかったが為に、人形がひとりでに動き出す奇怪が発生する。一見して淑やかな女性だが直情的で行動力溢れる人物。人形に生命を吹き込むウィッチ。