短編&リクエスト集
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※リクエスト作品
※オメガバースな剣盾世界
※アルファなダンデ、キバナ、ネズ
※オメガ幼女夢主
「やあネズ!珍しいな君から来るなんて」
「好きで来たわけじゃねぇですよ」
バトルタワーの上階にはオーナーであるダンデの執務室がある、ローズがやってきたリーグ委員長としての仕事を懸命にこなしていたダンデは珍しい来客に手を止め歓迎した
ネズがシュートシティに来る事自体珍しいが、わざわざバトルタワーの執務室まで顔を出すのだから何かある
期待と好奇心に目を輝かせる彼にネズはやれやれとため息を一つ吐き、彼の後ろに隠れていた人物が代わりにダンデの期待に応えサプライズをしてくれた
『ばあっっ!』
出てきた幼い少女は首に赤い首輪をしたままイーブイの着ぐるみを着ており、可愛らしく両手を構え獣っぽさを演じる
「ナマエ!どうしたんだその格好は?」
『ふふん!可愛いでしょ?ポケモンごっこ用のイーブイの着ぐるみだよ』
ご機嫌に自慢しようと顎をあげた彼女はくるりとその場で回ってみせる、動くだけで揺れる長い耳やふわふわの尻尾はイーブイそっくりで目の大きな彼女によく似合っていた
「ああっ凄い可愛いぜ!今すぐゲットしたくなる程だ!」
「いや何言ってんですか?」
本当にモンスターボールを投げてきそうな男にネズがじっとりとした呆れた視線を向けていると、後ろから扉をノックする音が聞こえ直ぐ様扉が開いた
「あのさ〜さっき貰ったこの書類なんだけど」
『あ、キバナさん』
「え?ナマエ?は?何それ?めっちゃ可愛いじゃん」
彼女を見るなり真顔でスマホを取り出したキバナ、連写するカメラの音は凄まじく…もっと近くで撮ろうとその場にしゃがみ込み目線を合わせ撮影を続けた
ナマエも写真を撮られるのが好きなのか、キバナに言われるでもなくポーズを決め彼の希望に応えてくれる
「あ〜マジ可愛い!なあやっぱ番契約今しちゃわない?オレさまナマエの為ならなんでもしてやるし欲しい物全部買ってやるよ?」
『本当?』
「おー本当っ本当!マジでなんでもしてあげちゃう!」
小さな少女を前にふにゃりと蕩けそうな笑顔になってしまうキバナ
ハートを沢山飛ばしていると慌てて二人の元へダンデが割って入る
「キバナ!ナマエは俺の番になるって知ってるだろ!」
「運命の番なんて今時流行らねぇって、そんな本能より恋愛の方が大事だろ」
「っ!俺はっ、本能がなくったってナマエが好きだ!」
オメガである彼女とダンデは運命の番と呼ばれる本能的な絆がある仲だった
発情期をまだ迎えていない為性行為や首を噛む行為はできていないが、ダンデは彼女を心から愛しており番にするならナマエだとずっと決めている
だが運命の番といえど必ず結ばれるわけではない、最近では本能とは別に恋をした相手を選ぶオメガもいるのだ
キバナはそれを狙っており隙あらば彼女を口説き番になれる年頃になる前に自分を選ばせようとしていた
「ったく、面倒な猿どもめ…ナマエこっちに来なさい」
『はぁ〜い』
「ナマエ!今日こそオレと番になろう!」
「いや俺とだ!」
「どっちも無理に決まってるでしょ、てめぇらナマエをぶっ壊す気ですか?」
自分達の腰ほどまでしかない幼い彼女
そんな彼女を押し倒し行為をする自分を想像すると二人は何とも言えない背徳感と興奮に襲われ気不味そうに視線を彷徨わせた
「………あ〜うん、泣かしちゃうかも(オレの上でキャンキャン泣きながら飛び跳ねるの見てみたい気もする!)」
「うっ!……そうだな…まだ子供だもんな(あんなに小さいんだ…下は勿論だが上の口でもきっと俺のが全部入らなくて泣いてしまうんだろうな)」
じんわりと頰を染め出す男達にネズは汚い物を見るように嫌そうに顔を歪めナマエを抱き上げる
「…………ナマエで何考えてやがる」
『ネズ、ネズ!時間だよ!』
「ああ…そうですね、では俺達はこれで」
まだ話は終わってないというのに彼女を連れ出そうとするネズに二人はすぐに反応し眉を険しくさせる
「は?待て待て!二人でどこ行くんだよ?」
キバナの言葉に足を止めたネズはナマエを抱き上げるとニヤリと悪役のような意味深な黒い笑みを浮かばせた
『これからネズとデートなの!』
「ええ、デートですね」
さも当たり前のように言ってのける二人
他人から見れば仲の良い兄と妹のような雰囲気にも見えるが、ナマエを特別視しているダンデとキバナにはただの男女に見える
そんな二人がデートをすると聞けば焦っても仕方ない
「な!ナマエ!君は俺というものがいるのに浮気するのか!」
「付き合ってもねぇのに浮気とか…お前随分ヤバい奴ですね」
「つーかなんでネズなんだよ!」
『ん?だってネズが先にイーブイのあたしを捕まえたんだもん!』
ネズの顔に抱きつき頬ずりをする彼女は楽しそうに笑うが、ネズはいつもの怠そうな顔のまま受け止めた
「は?」
「何!」
どういう事か…怒りを纏わせる大柄な男二人を前にしてもネズは表情を変えることはない
「ん?ああ、こんなクソ可愛い格好で来たもので…即ゲットさせて貰いました」
「はぁぁ!!何しれっと抜け駆けしてんだよ!」
「くそっ!ならこっちはマスターボールでっ!」
『もう!2人ともうるひゃい!今日のあたしはネズの物だから邪魔しないで!』
頰を膨らませ怒る小さな少女にダンデとキバナはビクンッと肩を揺らし悔しげに唇を噛み締め、いつもは劣等感を感じていたネズは優越感につい声を漏らしてしまう
「……ぷッ、くくっ」
「〜〜っ!!」
「くっ!!」
今にも喧嘩を始めそうな大人達に気が付かずナマエは彼らを人差し指で指すと
『大人しくいい子で待ってたらご褒美あげるから、ね?』
小首を傾け困ったように眉を下げる少女
その可愛さの破壊力に負け二人は服の上から自分の胸を強く握りしめ蹲る
自分に都合のいいご褒美を想像しているのだろう暫く悶え苦しんでいたそうだ
執務室を後にし、彼女を抱っこしながら廊下を進むネズは普段から彼らに感じていた劣等感が軽くなり気分がいい
今日の勝利は腕の中にいる少女のお陰だ
「ナマエが本当に俺の物になったら……ハッ、あいつらの悔しがる顔が浮かびますね」
『ん?』
「………まあ…アイツらが関係しなくても、俺も結構真剣にお前の事は考えてますしね」
『あたしの事?』
「ええ、いつかここに噛み付くのが待ち遠しいです」
イーブイの耳がついたフードを下ろし、細い首を守る首輪の上からうなじを撫でてやるとナマエはぷるりと震えた
「俺…好物は誰にも盗られないように先に食う方なんだよね」
彼女がオメガとして発情期を迎えた時
ずっとおあずけをしていた獣が漸くご馳走にありつける
その日を夢見て今日も獣はその牙と爪を隠し彼女の側にそっと身を寄せた
※オメガバースな剣盾世界
※アルファなダンデ、キバナ、ネズ
※オメガ幼女夢主
「やあネズ!珍しいな君から来るなんて」
「好きで来たわけじゃねぇですよ」
バトルタワーの上階にはオーナーであるダンデの執務室がある、ローズがやってきたリーグ委員長としての仕事を懸命にこなしていたダンデは珍しい来客に手を止め歓迎した
ネズがシュートシティに来る事自体珍しいが、わざわざバトルタワーの執務室まで顔を出すのだから何かある
期待と好奇心に目を輝かせる彼にネズはやれやれとため息を一つ吐き、彼の後ろに隠れていた人物が代わりにダンデの期待に応えサプライズをしてくれた
『ばあっっ!』
出てきた幼い少女は首に赤い首輪をしたままイーブイの着ぐるみを着ており、可愛らしく両手を構え獣っぽさを演じる
「ナマエ!どうしたんだその格好は?」
『ふふん!可愛いでしょ?ポケモンごっこ用のイーブイの着ぐるみだよ』
ご機嫌に自慢しようと顎をあげた彼女はくるりとその場で回ってみせる、動くだけで揺れる長い耳やふわふわの尻尾はイーブイそっくりで目の大きな彼女によく似合っていた
「ああっ凄い可愛いぜ!今すぐゲットしたくなる程だ!」
「いや何言ってんですか?」
本当にモンスターボールを投げてきそうな男にネズがじっとりとした呆れた視線を向けていると、後ろから扉をノックする音が聞こえ直ぐ様扉が開いた
「あのさ〜さっき貰ったこの書類なんだけど」
『あ、キバナさん』
「え?ナマエ?は?何それ?めっちゃ可愛いじゃん」
彼女を見るなり真顔でスマホを取り出したキバナ、連写するカメラの音は凄まじく…もっと近くで撮ろうとその場にしゃがみ込み目線を合わせ撮影を続けた
ナマエも写真を撮られるのが好きなのか、キバナに言われるでもなくポーズを決め彼の希望に応えてくれる
「あ〜マジ可愛い!なあやっぱ番契約今しちゃわない?オレさまナマエの為ならなんでもしてやるし欲しい物全部買ってやるよ?」
『本当?』
「おー本当っ本当!マジでなんでもしてあげちゃう!」
小さな少女を前にふにゃりと蕩けそうな笑顔になってしまうキバナ
ハートを沢山飛ばしていると慌てて二人の元へダンデが割って入る
「キバナ!ナマエは俺の番になるって知ってるだろ!」
「運命の番なんて今時流行らねぇって、そんな本能より恋愛の方が大事だろ」
「っ!俺はっ、本能がなくったってナマエが好きだ!」
オメガである彼女とダンデは運命の番と呼ばれる本能的な絆がある仲だった
発情期をまだ迎えていない為性行為や首を噛む行為はできていないが、ダンデは彼女を心から愛しており番にするならナマエだとずっと決めている
だが運命の番といえど必ず結ばれるわけではない、最近では本能とは別に恋をした相手を選ぶオメガもいるのだ
キバナはそれを狙っており隙あらば彼女を口説き番になれる年頃になる前に自分を選ばせようとしていた
「ったく、面倒な猿どもめ…ナマエこっちに来なさい」
『はぁ〜い』
「ナマエ!今日こそオレと番になろう!」
「いや俺とだ!」
「どっちも無理に決まってるでしょ、てめぇらナマエをぶっ壊す気ですか?」
自分達の腰ほどまでしかない幼い彼女
そんな彼女を押し倒し行為をする自分を想像すると二人は何とも言えない背徳感と興奮に襲われ気不味そうに視線を彷徨わせた
「………あ〜うん、泣かしちゃうかも(オレの上でキャンキャン泣きながら飛び跳ねるの見てみたい気もする!)」
「うっ!……そうだな…まだ子供だもんな(あんなに小さいんだ…下は勿論だが上の口でもきっと俺のが全部入らなくて泣いてしまうんだろうな)」
じんわりと頰を染め出す男達にネズは汚い物を見るように嫌そうに顔を歪めナマエを抱き上げる
「…………ナマエで何考えてやがる」
『ネズ、ネズ!時間だよ!』
「ああ…そうですね、では俺達はこれで」
まだ話は終わってないというのに彼女を連れ出そうとするネズに二人はすぐに反応し眉を険しくさせる
「は?待て待て!二人でどこ行くんだよ?」
キバナの言葉に足を止めたネズはナマエを抱き上げるとニヤリと悪役のような意味深な黒い笑みを浮かばせた
『これからネズとデートなの!』
「ええ、デートですね」
さも当たり前のように言ってのける二人
他人から見れば仲の良い兄と妹のような雰囲気にも見えるが、ナマエを特別視しているダンデとキバナにはただの男女に見える
そんな二人がデートをすると聞けば焦っても仕方ない
「な!ナマエ!君は俺というものがいるのに浮気するのか!」
「付き合ってもねぇのに浮気とか…お前随分ヤバい奴ですね」
「つーかなんでネズなんだよ!」
『ん?だってネズが先にイーブイのあたしを捕まえたんだもん!』
ネズの顔に抱きつき頬ずりをする彼女は楽しそうに笑うが、ネズはいつもの怠そうな顔のまま受け止めた
「は?」
「何!」
どういう事か…怒りを纏わせる大柄な男二人を前にしてもネズは表情を変えることはない
「ん?ああ、こんなクソ可愛い格好で来たもので…即ゲットさせて貰いました」
「はぁぁ!!何しれっと抜け駆けしてんだよ!」
「くそっ!ならこっちはマスターボールでっ!」
『もう!2人ともうるひゃい!今日のあたしはネズの物だから邪魔しないで!』
頰を膨らませ怒る小さな少女にダンデとキバナはビクンッと肩を揺らし悔しげに唇を噛み締め、いつもは劣等感を感じていたネズは優越感につい声を漏らしてしまう
「……ぷッ、くくっ」
「〜〜っ!!」
「くっ!!」
今にも喧嘩を始めそうな大人達に気が付かずナマエは彼らを人差し指で指すと
『大人しくいい子で待ってたらご褒美あげるから、ね?』
小首を傾け困ったように眉を下げる少女
その可愛さの破壊力に負け二人は服の上から自分の胸を強く握りしめ蹲る
自分に都合のいいご褒美を想像しているのだろう暫く悶え苦しんでいたそうだ
執務室を後にし、彼女を抱っこしながら廊下を進むネズは普段から彼らに感じていた劣等感が軽くなり気分がいい
今日の勝利は腕の中にいる少女のお陰だ
「ナマエが本当に俺の物になったら……ハッ、あいつらの悔しがる顔が浮かびますね」
『ん?』
「………まあ…アイツらが関係しなくても、俺も結構真剣にお前の事は考えてますしね」
『あたしの事?』
「ええ、いつかここに噛み付くのが待ち遠しいです」
イーブイの耳がついたフードを下ろし、細い首を守る首輪の上からうなじを撫でてやるとナマエはぷるりと震えた
「俺…好物は誰にも盗られないように先に食う方なんだよね」
彼女がオメガとして発情期を迎えた時
ずっとおあずけをしていた獣が漸くご馳走にありつける
その日を夢見て今日も獣はその牙と爪を隠し彼女の側にそっと身を寄せた