短編&リクエスト集
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※エクスプローラーズ×メイド夢主
※愛され主
※若干スピネルより
『ふぅ…よし!こっちも終わった!』
暗い海底を進む大きな潜水艦、中は船とは思えない程広く天井も高い
圧迫感を感じさせない空間はちょっとしたお屋敷程度の広さを誇っていたが、身の回りや掃除等をする使用人はほぼおらず人手不足だった
田舎出身の彼女ナマエは給料の良さに飛びついたがエクスプローラーズが何をしている組織かまでは知らない
そんな事を気にする前に仕事をしようと今日も忙しくモップ片手に船内を歩き回っていた
「おや、ここにいましたか」
『スピネル様?』
エクスプローラーズの一人スピネルは長い髪に整った顔、そして物腰の柔らかい青年だった
船内で働く女性陣は彼に恋をしている者が多いとの噂も耳に入っていたがナマエは色恋にはあまり興味を示さなかった
「そろそろ休憩の時間でしょう?私の部屋でご一緒にお茶でもいかがですか?」
『え?いえいえ!あたしにはまだ仕事が残ってますしスピネル様とお茶なんて恐れ多いです!』
メイドが雇い主側の人間とお茶をするわけにはいかない、一線を引き断ろうとするがスピネルは自分の顎を撫で瞳を細めつつ微笑んだ
「ふむ…私とは嫌という事ですか?」
『あ〜っ!違っそういう意味ではなくてですね!』
機嫌を悪くさせたかと不安に思いワタワタと両手を左右に勢いよく振るとモップが床に落ち甲高い音を廊下に鳴らした
慌ただしくモップを拾い直そうとするが彼女の手をスピネルの手が掴み動きを止められる
「狭い潜水艦生活は退屈で死にそうなんです…少しくらいお相手してくれませんか?」
見た目と違い強い力で引き寄せられバランスを崩すとナマエの体はすぐにスピネルの腕の中に収まった
ひらりと揺れるメイド服の短いスカートを抑えるように彼の手が腰に触れ、その手はゆっくりと下がり小ぶりな尻に触れた
彼の言う相手とはそういう相手のようだ
『っ!あ、いや!あの!こういうのはお付き合いしてからというか!もっと他にいい人がいると思いますです!はいっ!』
顔を真っ赤にさせ不思議な喋りになる彼女の反応をスピネルは楽しんでおりクスクスと笑った
「お付き合いすればいいのでしょう?私は貴女となら構いません」
彼女の頬に唇をよせ耳元近くで囁かれた色気を含んだ声、ゾクゾクとしたものがナマエの背筋から踵へと走り体を硬くさせる
「頬が熱くなってますね…私に少しはドキドキしてるんですか?」
耳朶にふっ、と息を吹きかけたと思えば柔らかいそこに歯を立てられ甘噛みされる
彼の息遣いと感触が襲いかかりナマエは震えながらスピネルの服を必死につかんだ
『ぁっ、や、耳っやめっ…ん』
「嫌そうには見えませんね……ふふ、随分敏感で…可愛らしい」
耳朶から首筋へと舌を這わせぬるりとした感触が耳の付け根から下がり首元へと襲う
温かくゾクリとする甘い刺激が鎖骨を通り胸元へ彼が触れようとした時に
「スピネル!」
そこへ現れたのは猫背気味なオニキスだった
彼はスピネルの腕の中に閉じ込められたナマエを見つめるとスピネルへと視線を戻し鋭い眼差しを向ける
「アメジオが呼んでいたぞ、早く行くといい」
睨まれた彼は黙り込むとスルリとナマエから手を離し大袈裟にため息をついてみせた
「はぁ…せっかくの甘い時間が台無しですね」
肩を上下に揺らし眉を下げて笑うと放心状態なナマエの手をとりそこへ頭を下げる
「またの機会を楽しみにしてますよ…レディ」
手の甲へと一つリップ音を鳴らすと彼は直ぐ様アメジオがいるであろう方向へと歩き出した、残ったオニキスは大股で彼女の元へと近寄った
「………大丈夫か?」
『へあっ!え?あ、大丈夫…だと思います』
ビクンッと肩を揺らし我に帰る彼女を見下ろしオニキスは床に置いたままのモップを代わりに取ってやった
「手…洗っとけ」
モップを彼女に握らせつつボソリと呟いた彼は不機嫌そうに顔を曇らせ、それ以上は言わず大きな体を揺らし何処かへと消えていく
『手?なんか汚かったかな?』
オニキスは元々無口であり必要以上は話さないが、何処か優しさを感じさせる青年だった
仕事先に来てたら何かと助けてくれるそんな彼が言った言葉を考えつつ、小首を傾げ自分の手を見下ろすが分からない
どういう事か唸っているとまた誰かが廊下を歩いてきた
「見たよ〜?修羅場になんの楽しみにしてたのにつまんねぇ〜」
同じくエクスプローラーズのメンバーであるサンゴだった、可愛らしい声にピンク色の髪をした少女のような見た目だが性格は激しく思った事をそのまま口にするような人物だ
『サンゴちゃん!修羅場って?』
「はぁ?マジで言ってんの?どんだけ鈍感だよっアンタの事に決まってんだろ!スピネルとオニキス!後あの坊っちゃんもだよな?マジで見ててワクワクだしぃ」
『うーん…あたしとしては助けて欲しいんだけど?』
サンゴとはなんだかんだ話しやすく今では友達だ、彼女にお願いをするとサンゴは袖の長い腕で腕組みをし意地悪そうに笑い返す
「やぁ〜だね!こんな鬼面白い事見逃せないし、なんならもっとドロドロになったの見たいからよろしく!」
『うぅ…それはあたしが嫌だな』
げっそりと顔に疲れを浮かべる彼女を馬鹿にしつつ励ますサンゴ
金につられ入った仕事先はまだまだ波乱に満ちていそうだ
※愛され主
※若干スピネルより
『ふぅ…よし!こっちも終わった!』
暗い海底を進む大きな潜水艦、中は船とは思えない程広く天井も高い
圧迫感を感じさせない空間はちょっとしたお屋敷程度の広さを誇っていたが、身の回りや掃除等をする使用人はほぼおらず人手不足だった
田舎出身の彼女ナマエは給料の良さに飛びついたがエクスプローラーズが何をしている組織かまでは知らない
そんな事を気にする前に仕事をしようと今日も忙しくモップ片手に船内を歩き回っていた
「おや、ここにいましたか」
『スピネル様?』
エクスプローラーズの一人スピネルは長い髪に整った顔、そして物腰の柔らかい青年だった
船内で働く女性陣は彼に恋をしている者が多いとの噂も耳に入っていたがナマエは色恋にはあまり興味を示さなかった
「そろそろ休憩の時間でしょう?私の部屋でご一緒にお茶でもいかがですか?」
『え?いえいえ!あたしにはまだ仕事が残ってますしスピネル様とお茶なんて恐れ多いです!』
メイドが雇い主側の人間とお茶をするわけにはいかない、一線を引き断ろうとするがスピネルは自分の顎を撫で瞳を細めつつ微笑んだ
「ふむ…私とは嫌という事ですか?」
『あ〜っ!違っそういう意味ではなくてですね!』
機嫌を悪くさせたかと不安に思いワタワタと両手を左右に勢いよく振るとモップが床に落ち甲高い音を廊下に鳴らした
慌ただしくモップを拾い直そうとするが彼女の手をスピネルの手が掴み動きを止められる
「狭い潜水艦生活は退屈で死にそうなんです…少しくらいお相手してくれませんか?」
見た目と違い強い力で引き寄せられバランスを崩すとナマエの体はすぐにスピネルの腕の中に収まった
ひらりと揺れるメイド服の短いスカートを抑えるように彼の手が腰に触れ、その手はゆっくりと下がり小ぶりな尻に触れた
彼の言う相手とはそういう相手のようだ
『っ!あ、いや!あの!こういうのはお付き合いしてからというか!もっと他にいい人がいると思いますです!はいっ!』
顔を真っ赤にさせ不思議な喋りになる彼女の反応をスピネルは楽しんでおりクスクスと笑った
「お付き合いすればいいのでしょう?私は貴女となら構いません」
彼女の頬に唇をよせ耳元近くで囁かれた色気を含んだ声、ゾクゾクとしたものがナマエの背筋から踵へと走り体を硬くさせる
「頬が熱くなってますね…私に少しはドキドキしてるんですか?」
耳朶にふっ、と息を吹きかけたと思えば柔らかいそこに歯を立てられ甘噛みされる
彼の息遣いと感触が襲いかかりナマエは震えながらスピネルの服を必死につかんだ
『ぁっ、や、耳っやめっ…ん』
「嫌そうには見えませんね……ふふ、随分敏感で…可愛らしい」
耳朶から首筋へと舌を這わせぬるりとした感触が耳の付け根から下がり首元へと襲う
温かくゾクリとする甘い刺激が鎖骨を通り胸元へ彼が触れようとした時に
「スピネル!」
そこへ現れたのは猫背気味なオニキスだった
彼はスピネルの腕の中に閉じ込められたナマエを見つめるとスピネルへと視線を戻し鋭い眼差しを向ける
「アメジオが呼んでいたぞ、早く行くといい」
睨まれた彼は黙り込むとスルリとナマエから手を離し大袈裟にため息をついてみせた
「はぁ…せっかくの甘い時間が台無しですね」
肩を上下に揺らし眉を下げて笑うと放心状態なナマエの手をとりそこへ頭を下げる
「またの機会を楽しみにしてますよ…レディ」
手の甲へと一つリップ音を鳴らすと彼は直ぐ様アメジオがいるであろう方向へと歩き出した、残ったオニキスは大股で彼女の元へと近寄った
「………大丈夫か?」
『へあっ!え?あ、大丈夫…だと思います』
ビクンッと肩を揺らし我に帰る彼女を見下ろしオニキスは床に置いたままのモップを代わりに取ってやった
「手…洗っとけ」
モップを彼女に握らせつつボソリと呟いた彼は不機嫌そうに顔を曇らせ、それ以上は言わず大きな体を揺らし何処かへと消えていく
『手?なんか汚かったかな?』
オニキスは元々無口であり必要以上は話さないが、何処か優しさを感じさせる青年だった
仕事先に来てたら何かと助けてくれるそんな彼が言った言葉を考えつつ、小首を傾げ自分の手を見下ろすが分からない
どういう事か唸っているとまた誰かが廊下を歩いてきた
「見たよ〜?修羅場になんの楽しみにしてたのにつまんねぇ〜」
同じくエクスプローラーズのメンバーであるサンゴだった、可愛らしい声にピンク色の髪をした少女のような見た目だが性格は激しく思った事をそのまま口にするような人物だ
『サンゴちゃん!修羅場って?』
「はぁ?マジで言ってんの?どんだけ鈍感だよっアンタの事に決まってんだろ!スピネルとオニキス!後あの坊っちゃんもだよな?マジで見ててワクワクだしぃ」
『うーん…あたしとしては助けて欲しいんだけど?』
サンゴとはなんだかんだ話しやすく今では友達だ、彼女にお願いをするとサンゴは袖の長い腕で腕組みをし意地悪そうに笑い返す
「やぁ〜だね!こんな鬼面白い事見逃せないし、なんならもっとドロドロになったの見たいからよろしく!」
『うぅ…それはあたしが嫌だな』
げっそりと顔に疲れを浮かべる彼女を馬鹿にしつつ励ますサンゴ
金につられ入った仕事先はまだまだ波乱に満ちていそうだ