第二章
夢小説設定
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「さあ入ってくれ」
『お邪魔します』
買い物を終えシュートシティのダンデの家にお邪魔したナマエ、幼い頃ハロンタウンではよく彼の部屋に遊びに行っていた為今回もそのノリで来てしまったようだ
自分達は昔と違い大人の男女という事も忘れ
『天井高いですね、これならリザードンや大きなポケモンもいいですね!』
「ああ!リザードンが飛んでも余裕があるから気に入っているぜ」
リザードンも同意見だと言うようにと鳴くと早く室内を見せたいのかナマエの背中を頭で押し中へと招いた
壁に沢山飾られた帽子達、ダンベル等の筋トレの道具にポケモンの玩具
ハロンタウンの彼の部屋に似た雰囲気があり何処かホッとする空間に感じた
『なんだか…ダンデさんらしい部屋ですね』
「そうか?なんだか照れるぜ」
頰をかきながら照れ笑いする彼はお茶の準備をする為にキッチンへと移動し待っている間はリザードンが彼女の相手をしてくれた
『リザードン…あのヒトカゲがこんなに大きくなるなんて凄いなぁ、あたしのヒバニーもいつか君みたいなカッコいいポケモンに進化するのかな?』
リザードンは喉からグルグルと甘えた声を出しナマエに顔を擦り付けて甘えだし何かを察したのか彼女の腰に下げていたボールからヒバニーが飛び出した
自分の相棒は渡さないとでも言うようにリザードンに怒った声を出すヒバニー
嫉妬してくれた可愛らしい相棒にナマエは微笑みリザードンにしたように彼の頭を優しく撫でる
「なんだ、随分モテてるな」
コーヒーのマグカップを二つ持って現れたダンデが見たものはリザードンとヒバニーに挟まれた姿だった
リザードンにとっても彼女は昔から知る大切な存在であり好意を抱いている
素直に彼女に甘えられるリザードンがダンデは羨ましく思い困ったように眉を下げて笑った
その後は床に横たわるリザードンを背もたれにし二人は何気ない事を話して過ごした
リザードンの事やヒバニーの事、そしてこれから始まるジムチャレンジについて
「もし何かあれば俺を頼ってくれ、チャンピオンである前に俺は君の友人なんだからな」
これほど頼もしい友人はいないだろう
歯を出して笑う彼は少年時代の顔と重なりナマエは自分の胸に熱いものが溢れる気がした
『……ありがとうございます、じゃあ連絡先交換してもいいですか?』
「勿論だぜ!」
お互いにスマホを取り出し重ねると同時に受信した音が鳴り響く
画面には新しい連絡先が登録されダンデとナマエは同じようにと嬉しそうに微笑んだ
『あ!そうだ!ベッド見てみたいです!ダンデさんの大きいんですよね!』
「あ、ああ…案内するぜ」
ぎこちなく案内し辿り着いた寝室は少し乱れたままであり生活感がある
ベッドは彼が言う通り大きくキングサイズだろう、ダンデが大の字になってもまだ余裕がありそうだ
『うわ〜本当に大きいですね』
「ああ、よく皆で寝てるぜ」
『皆で?』
ベッドに横たわる彼…そして周りには沢山の美女が寝そべる想像をしてしまい頰を染めだすとダンデは彼女の赤い頰に気が付き慌てて誤解をとく
「あ!言っとくがリザードン達だぜ!この寝室に女性を連れてきたのは君が初めてだ」
『そ、そうですか』
なんともおかしな空気が流れ出し二人は次の言葉が上手く出なかった
彼らの代わりに足元にいたヒバニーが鳴き声をあげベッドへと駆け寄ると勢いよくジャンプした
『あ!ヒバニー!』
ヒバニーはベッドのスプリングが気に入ったのかぴょんぴょんと跳ねて周り枕やシーツがずれていく
止めさせようとヒバニーを捕まえようと両手を広げるが彼のほうが素早く空振りに終わり
『うぶっ!』
ベッドへとダイブしてしまった
上下に微かに揺れるベッドは確かに気持ちがいい、久しぶりの柔らかい感触に感動し仰向けに寝そべったままじっとしているとダンデが隣に腰掛けた
「気持ちいいか?」
『……はい、とっても』
照れながらもベッドに顔を埋めたまま答える彼女が可愛くて堪らずダンデは手をシーツにつけると彼女の後頭部へと唇をよせ小さなリップ音を鳴らした
『ひぇ!え?何?』
驚き横向きになりながら彼を見上げると紫の長い髪を揺らしながらダンデが迫ってきていた
「……ナマエ」
熱く色濃くなる金色の瞳はじっとスミレ色の瞳を見つめ離れない
ダンデは惹き寄せられるように両手をシーツの上に置き彼女に覆いかぶさると顔を少し傾け唇を求めた
『ダンデさん?あの、あたし、起きたいっ』
「あ、ああ!そうだな…すまない」
ハッと我に帰りダンデは近づこうとした顔を止めると苦笑いしながら彼女の両手を掴み上半身を起こす
グッと強い力で引っ張られ身を任せると同時にヒバニーがより強くベッドで飛び跳ねた
『ひゃっ!』
「うわっ!」
予想外の揺れにバランスを崩した二人はお互いの体に咄嗟に捕まり倒れるのを防ごうとしたが、不意に顔を揺らした瞬間
『!』
二人の唇が僅かに重なった
驚きと飛び跳ねる心臓
ナマエは慌てて顔を離そうとするが、ダンデはすぐに彼女の背中と顎を掴み
「も、もう一度…いいか?」
お強請りする彼の赤い顔は大人の男性なのに眉を下げ今にも泣きそうで余裕をなくしていた
子供のお願いのように甘えた声を出す彼に嫌とも言えず震える唇を閉じ彼を至近距離で見つめ返すとダンデはゆっくりと顔を傾け彼女の唇に熱く柔らかい物が触れた
触れるだけのキスだった
それでも愛情がじんわりと伝わってくるほど甘く愛しいキスとなりダンデとナマエは唇をゆっくりと離し見つめ合うとどちらとなくまた唇を重ねた
「……っ……君が好きだ、何度だって言う…君を愛している」
キスの合間に愛を囁き唇から頰へとリップ音を鳴らす、その甘い刺激に震えながらも同じように求めてしまうナマエは不安をほんの少し軽くさせルリナやソニアとの会話を思い出した
『(ダンデさんがいてくれるから…今度は乗り越えられるかな?)』
子供時代の不安を忘れる事はできない
また嫌な思いをするかもしれないが、今この瞬間に感じる愛しさがあれば乗り越えられるかもしれない
『(…………信じよう……彼を)』
「……ナマエ?」
黙り込む彼女が心配になり顔を離すと
『あ…あたしも……好き』
ぽそっと呟いた小さな声
空耳かとダンデはもう一度言ってくれと彼女の顔を見つめ言葉を待った
するとナマエは耳まで顔を赤く染め出しダンデの胸元の服を掴み必死に声を出した
『あたしもっずっと!ダンデさんが好きでしたっ』
やっと聞けた答え
長年ずっと聞きたかった答えを漸く聞けた彼は考えるよりも先に彼女の唇に噛みつき強く強く抱きしめた
「……ああっ……やっと!君を手に入れたっ」
痛いほど強く抱き寄せられ不器用なキスをされるがナマエは幸せそうに唇を重ね、ダンデもまた強すぎる幸せに涙を流し唇を離しては何度もキスを贈った
「ありがとう……愛してるぜ」
離れ離れになっていた二人は長い年月をへて漸く結ばれた
例え誰に反対されようと辛い目が待っていても愛する人がいれば強くなれる
そう信じて
『お邪魔します』
買い物を終えシュートシティのダンデの家にお邪魔したナマエ、幼い頃ハロンタウンではよく彼の部屋に遊びに行っていた為今回もそのノリで来てしまったようだ
自分達は昔と違い大人の男女という事も忘れ
『天井高いですね、これならリザードンや大きなポケモンもいいですね!』
「ああ!リザードンが飛んでも余裕があるから気に入っているぜ」
リザードンも同意見だと言うようにと鳴くと早く室内を見せたいのかナマエの背中を頭で押し中へと招いた
壁に沢山飾られた帽子達、ダンベル等の筋トレの道具にポケモンの玩具
ハロンタウンの彼の部屋に似た雰囲気があり何処かホッとする空間に感じた
『なんだか…ダンデさんらしい部屋ですね』
「そうか?なんだか照れるぜ」
頰をかきながら照れ笑いする彼はお茶の準備をする為にキッチンへと移動し待っている間はリザードンが彼女の相手をしてくれた
『リザードン…あのヒトカゲがこんなに大きくなるなんて凄いなぁ、あたしのヒバニーもいつか君みたいなカッコいいポケモンに進化するのかな?』
リザードンは喉からグルグルと甘えた声を出しナマエに顔を擦り付けて甘えだし何かを察したのか彼女の腰に下げていたボールからヒバニーが飛び出した
自分の相棒は渡さないとでも言うようにリザードンに怒った声を出すヒバニー
嫉妬してくれた可愛らしい相棒にナマエは微笑みリザードンにしたように彼の頭を優しく撫でる
「なんだ、随分モテてるな」
コーヒーのマグカップを二つ持って現れたダンデが見たものはリザードンとヒバニーに挟まれた姿だった
リザードンにとっても彼女は昔から知る大切な存在であり好意を抱いている
素直に彼女に甘えられるリザードンがダンデは羨ましく思い困ったように眉を下げて笑った
その後は床に横たわるリザードンを背もたれにし二人は何気ない事を話して過ごした
リザードンの事やヒバニーの事、そしてこれから始まるジムチャレンジについて
「もし何かあれば俺を頼ってくれ、チャンピオンである前に俺は君の友人なんだからな」
これほど頼もしい友人はいないだろう
歯を出して笑う彼は少年時代の顔と重なりナマエは自分の胸に熱いものが溢れる気がした
『……ありがとうございます、じゃあ連絡先交換してもいいですか?』
「勿論だぜ!」
お互いにスマホを取り出し重ねると同時に受信した音が鳴り響く
画面には新しい連絡先が登録されダンデとナマエは同じようにと嬉しそうに微笑んだ
『あ!そうだ!ベッド見てみたいです!ダンデさんの大きいんですよね!』
「あ、ああ…案内するぜ」
ぎこちなく案内し辿り着いた寝室は少し乱れたままであり生活感がある
ベッドは彼が言う通り大きくキングサイズだろう、ダンデが大の字になってもまだ余裕がありそうだ
『うわ〜本当に大きいですね』
「ああ、よく皆で寝てるぜ」
『皆で?』
ベッドに横たわる彼…そして周りには沢山の美女が寝そべる想像をしてしまい頰を染めだすとダンデは彼女の赤い頰に気が付き慌てて誤解をとく
「あ!言っとくがリザードン達だぜ!この寝室に女性を連れてきたのは君が初めてだ」
『そ、そうですか』
なんともおかしな空気が流れ出し二人は次の言葉が上手く出なかった
彼らの代わりに足元にいたヒバニーが鳴き声をあげベッドへと駆け寄ると勢いよくジャンプした
『あ!ヒバニー!』
ヒバニーはベッドのスプリングが気に入ったのかぴょんぴょんと跳ねて周り枕やシーツがずれていく
止めさせようとヒバニーを捕まえようと両手を広げるが彼のほうが素早く空振りに終わり
『うぶっ!』
ベッドへとダイブしてしまった
上下に微かに揺れるベッドは確かに気持ちがいい、久しぶりの柔らかい感触に感動し仰向けに寝そべったままじっとしているとダンデが隣に腰掛けた
「気持ちいいか?」
『……はい、とっても』
照れながらもベッドに顔を埋めたまま答える彼女が可愛くて堪らずダンデは手をシーツにつけると彼女の後頭部へと唇をよせ小さなリップ音を鳴らした
『ひぇ!え?何?』
驚き横向きになりながら彼を見上げると紫の長い髪を揺らしながらダンデが迫ってきていた
「……ナマエ」
熱く色濃くなる金色の瞳はじっとスミレ色の瞳を見つめ離れない
ダンデは惹き寄せられるように両手をシーツの上に置き彼女に覆いかぶさると顔を少し傾け唇を求めた
『ダンデさん?あの、あたし、起きたいっ』
「あ、ああ!そうだな…すまない」
ハッと我に帰りダンデは近づこうとした顔を止めると苦笑いしながら彼女の両手を掴み上半身を起こす
グッと強い力で引っ張られ身を任せると同時にヒバニーがより強くベッドで飛び跳ねた
『ひゃっ!』
「うわっ!」
予想外の揺れにバランスを崩した二人はお互いの体に咄嗟に捕まり倒れるのを防ごうとしたが、不意に顔を揺らした瞬間
『!』
二人の唇が僅かに重なった
驚きと飛び跳ねる心臓
ナマエは慌てて顔を離そうとするが、ダンデはすぐに彼女の背中と顎を掴み
「も、もう一度…いいか?」
お強請りする彼の赤い顔は大人の男性なのに眉を下げ今にも泣きそうで余裕をなくしていた
子供のお願いのように甘えた声を出す彼に嫌とも言えず震える唇を閉じ彼を至近距離で見つめ返すとダンデはゆっくりと顔を傾け彼女の唇に熱く柔らかい物が触れた
触れるだけのキスだった
それでも愛情がじんわりと伝わってくるほど甘く愛しいキスとなりダンデとナマエは唇をゆっくりと離し見つめ合うとどちらとなくまた唇を重ねた
「……っ……君が好きだ、何度だって言う…君を愛している」
キスの合間に愛を囁き唇から頰へとリップ音を鳴らす、その甘い刺激に震えながらも同じように求めてしまうナマエは不安をほんの少し軽くさせルリナやソニアとの会話を思い出した
『(ダンデさんがいてくれるから…今度は乗り越えられるかな?)』
子供時代の不安を忘れる事はできない
また嫌な思いをするかもしれないが、今この瞬間に感じる愛しさがあれば乗り越えられるかもしれない
『(…………信じよう……彼を)』
「……ナマエ?」
黙り込む彼女が心配になり顔を離すと
『あ…あたしも……好き』
ぽそっと呟いた小さな声
空耳かとダンデはもう一度言ってくれと彼女の顔を見つめ言葉を待った
するとナマエは耳まで顔を赤く染め出しダンデの胸元の服を掴み必死に声を出した
『あたしもっずっと!ダンデさんが好きでしたっ』
やっと聞けた答え
長年ずっと聞きたかった答えを漸く聞けた彼は考えるよりも先に彼女の唇に噛みつき強く強く抱きしめた
「……ああっ……やっと!君を手に入れたっ」
痛いほど強く抱き寄せられ不器用なキスをされるがナマエは幸せそうに唇を重ね、ダンデもまた強すぎる幸せに涙を流し唇を離しては何度もキスを贈った
「ありがとう……愛してるぜ」
離れ離れになっていた二人は長い年月をへて漸く結ばれた
例え誰に反対されようと辛い目が待っていても愛する人がいれば強くなれる
そう信じて