第二章
夢小説設定
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『(なんだろ?凄い視線を感じるんだけど)』
ダンデから推薦状を貰ったホップとマサル、そしてナマエはそれぞれジムチャレンジの為に準備を始めていた
ナマエは必要な物を一から買い集める為にガラルでも店が多いシュートシティへと向かうが、何故かダンデも一緒に電車へと乗り込んできた
「アドバイスできる者がいた方が君もいいだろ?」
『……はあ』
線路の段差を通る度にガタンガタンと揺れる電車、ナマエは出入口のドアに片方の肩を寄せてもたれて立ち彼女の向かい側にダンデも同じように立っている
私服姿で一つに結んだ紫の髪、深く被った帽子のおかげですぐにはダンデだと気が付かないだろう
帽子の陰から無言でこちらを見下ろす彼に居心地が悪くなり視線を彷徨わせていると駅を二つほど過ぎた頃、黙っていたダンデが漸く口を開いた
「ナマエ、一つ聞きたいんだが」
『は、はいっ!なんでしょうか?』
やっと喋ってくれた事にホッとしつつ何を言われのか緊張しながら顔を上げると、彼は真剣な顔でとんでもない事を口にした
「………君の恋愛対象は女性も含まれるのか?」
『…………ん?なんですか?』
聞き間違いか?寧ろそうであってくれと聞き返すがダンデはいたって真面目に同じ事を質問してくる
「だから君は女性を恋人にするのはアリなのかと聞いている」
あんなに真剣に何を考えているのかと思えば…
ダンデの思考はどうにも理解できずナマエはガクンっと肩を落とした
『い、いえ?今まで女性にそういった感情は持った事がないですね』
「っ!そうかっ!そうだよな!男が好きだよな!」
『その言い方もなんか誤解が出そうなんですが…なんでそんな事を聞くんですか?』
「それは君がこの前…あ、いや!なんでもないぜ!」
何やら口籠りダンデは窓から景色を眺め誤魔化す窓ガラスに反射した彼の顔を見つめながらナマエはこれ以上は聞けないだろうと諦め同じようにと景色へと視線を変える
「(まさかネズのライブについていったなんて言えないよな…それにしても)」
「(残念だったなルリナ!ナマエは君を恋愛対象として見る事はないぜ!)」
胸の前で腕を組み直し満足気に息を吐く彼はニヤける口元を隠す事なくナマエを見つめる
景色に夢中になる彼女は今日はワンピースを着ており可愛らしい
ゆとりあるスカートから出た白い足
首元や柔らかそうな唇に目が止まると無意識にバスタオル姿の彼女を思い出しダンデは小さく咳払いをした
「(だが…もしルリナが諦めず迫ってきたら、ナマエは簡単に押し倒されそうだな)」
実際自分が押し倒してしまったからよく分かるが、彼女は力が弱く軽い
女性でもその気になれば押し倒せることだろう
頭の中でルリナがナマエを押し倒し唇を奪う姿を想像してしまい顔を青ざめさせた彼は自分の顎髭を撫で唸り出す
彼が勝手に心配しているうちに電車はシュートシティに着き流れる人混みに揉まれながら駅を出るとナマエは口を薄っすらと開き目を輝かせた
『(同じガラルの町なのにバウタウンともスパイクタウンとも違う!すっごい都会だ!)』
高いビルに町中を歩く人やポケモンの多さ
見える範囲だけでも沢山の店がありナマエは隣に並ぶダンデと町を忙しく見比べた
「凄いだろ?店の数ならナックルシティにも負けないぜ!」
『はい!これなら旅の道具をすぐに揃えられそうですね!』
「よし!じゃあまずは俺のオススメの店に案内するぜ……リザードンが!」
自分ではなくリザードンが案内すると言う言葉にナマエは吹き出してしまいクスクスと笑ってしまう
気恥ずかしくなった彼は頰をかきつつリザードンを呼び出し二人は彼の案内で町を観光していく
テントに携帯料理道具、モンスターボールに傷薬等注文し家に届くように手続きしているとダンデは大事な物がかけているのに気がついた
「寝袋はいらないのか?」
『あ、それなら今使ってるのがあるのでそれにしようかと』
「…………今?どういう事だ?」
『あたしの部屋にあったベッドは引っ越しの時に持ってっちゃったので、あの家に帰ってからは寝袋で寝てたんです』
予想外な事を知りダンデは動揺し小首を傾げてしまう、寝袋の寝心地はよく知っているがけして快適なものではない
それを彼女は戻ってきてからずっと使っていたというのか
「ベッドを買いに行こう」
『え?』
ダンデはすぐさま店を移動しナマエは慌てて彼の後ろからついていった
店内には様々な種類のベッドがあったが何故かダンデはシングルベッドではなくダブルやキングサイズばかり品定めしていた
「この辺りなんかいいんじゃないか?」
『………大きすぎませんか?』
小柄な女性が使うには大きすぎるベッド
大人なら三人は眠れそうなサイズに困惑しているとダンデは当たり前のように
「二人にはいいサイズだろ?」
『………ん?』
どうにも話が読めず今度は彼女が小首を傾げるがダンデは至って本気なようだ
「(このサイズなら俺が寝ても平気そうだし激しく揺れても…)」
ほんのりと頰を染めだす彼はナマエの視線に気が付きそそくさと顔を逸らし帽子を深く被り直した
「あ〜コホンッ!実際に寝てみたらいいんじゃないか?俺も似たようなのを使ってるが、寝てみると広いベッドの良さが分かるぜ」
『ダンデさんのもこのくらいなんですか?』
「ああ、もっと大きいが…なんなら今から俺の家に来てみるか?」
口にしてからしまったと口元を抑えるが今更遅い、家に…しかも寝室を見に来ないかだなんて随分大胆な誘いだ
なんと言って誤魔化そうかと頭をフル回転させるがダンデの男としての葛藤をよそに
「あ、いや、今のは」
『はい!是非見てみたいです!』
無防備な彼女は自らオオカミの巣穴に入る事を望んでおりダンデは逆に緊張してしまいギクリと肩を鳴らした
ダンデから推薦状を貰ったホップとマサル、そしてナマエはそれぞれジムチャレンジの為に準備を始めていた
ナマエは必要な物を一から買い集める為にガラルでも店が多いシュートシティへと向かうが、何故かダンデも一緒に電車へと乗り込んできた
「アドバイスできる者がいた方が君もいいだろ?」
『……はあ』
線路の段差を通る度にガタンガタンと揺れる電車、ナマエは出入口のドアに片方の肩を寄せてもたれて立ち彼女の向かい側にダンデも同じように立っている
私服姿で一つに結んだ紫の髪、深く被った帽子のおかげですぐにはダンデだと気が付かないだろう
帽子の陰から無言でこちらを見下ろす彼に居心地が悪くなり視線を彷徨わせていると駅を二つほど過ぎた頃、黙っていたダンデが漸く口を開いた
「ナマエ、一つ聞きたいんだが」
『は、はいっ!なんでしょうか?』
やっと喋ってくれた事にホッとしつつ何を言われのか緊張しながら顔を上げると、彼は真剣な顔でとんでもない事を口にした
「………君の恋愛対象は女性も含まれるのか?」
『…………ん?なんですか?』
聞き間違いか?寧ろそうであってくれと聞き返すがダンデはいたって真面目に同じ事を質問してくる
「だから君は女性を恋人にするのはアリなのかと聞いている」
あんなに真剣に何を考えているのかと思えば…
ダンデの思考はどうにも理解できずナマエはガクンっと肩を落とした
『い、いえ?今まで女性にそういった感情は持った事がないですね』
「っ!そうかっ!そうだよな!男が好きだよな!」
『その言い方もなんか誤解が出そうなんですが…なんでそんな事を聞くんですか?』
「それは君がこの前…あ、いや!なんでもないぜ!」
何やら口籠りダンデは窓から景色を眺め誤魔化す窓ガラスに反射した彼の顔を見つめながらナマエはこれ以上は聞けないだろうと諦め同じようにと景色へと視線を変える
「(まさかネズのライブについていったなんて言えないよな…それにしても)」
「(残念だったなルリナ!ナマエは君を恋愛対象として見る事はないぜ!)」
胸の前で腕を組み直し満足気に息を吐く彼はニヤける口元を隠す事なくナマエを見つめる
景色に夢中になる彼女は今日はワンピースを着ており可愛らしい
ゆとりあるスカートから出た白い足
首元や柔らかそうな唇に目が止まると無意識にバスタオル姿の彼女を思い出しダンデは小さく咳払いをした
「(だが…もしルリナが諦めず迫ってきたら、ナマエは簡単に押し倒されそうだな)」
実際自分が押し倒してしまったからよく分かるが、彼女は力が弱く軽い
女性でもその気になれば押し倒せることだろう
頭の中でルリナがナマエを押し倒し唇を奪う姿を想像してしまい顔を青ざめさせた彼は自分の顎髭を撫で唸り出す
彼が勝手に心配しているうちに電車はシュートシティに着き流れる人混みに揉まれながら駅を出るとナマエは口を薄っすらと開き目を輝かせた
『(同じガラルの町なのにバウタウンともスパイクタウンとも違う!すっごい都会だ!)』
高いビルに町中を歩く人やポケモンの多さ
見える範囲だけでも沢山の店がありナマエは隣に並ぶダンデと町を忙しく見比べた
「凄いだろ?店の数ならナックルシティにも負けないぜ!」
『はい!これなら旅の道具をすぐに揃えられそうですね!』
「よし!じゃあまずは俺のオススメの店に案内するぜ……リザードンが!」
自分ではなくリザードンが案内すると言う言葉にナマエは吹き出してしまいクスクスと笑ってしまう
気恥ずかしくなった彼は頰をかきつつリザードンを呼び出し二人は彼の案内で町を観光していく
テントに携帯料理道具、モンスターボールに傷薬等注文し家に届くように手続きしているとダンデは大事な物がかけているのに気がついた
「寝袋はいらないのか?」
『あ、それなら今使ってるのがあるのでそれにしようかと』
「…………今?どういう事だ?」
『あたしの部屋にあったベッドは引っ越しの時に持ってっちゃったので、あの家に帰ってからは寝袋で寝てたんです』
予想外な事を知りダンデは動揺し小首を傾げてしまう、寝袋の寝心地はよく知っているがけして快適なものではない
それを彼女は戻ってきてからずっと使っていたというのか
「ベッドを買いに行こう」
『え?』
ダンデはすぐさま店を移動しナマエは慌てて彼の後ろからついていった
店内には様々な種類のベッドがあったが何故かダンデはシングルベッドではなくダブルやキングサイズばかり品定めしていた
「この辺りなんかいいんじゃないか?」
『………大きすぎませんか?』
小柄な女性が使うには大きすぎるベッド
大人なら三人は眠れそうなサイズに困惑しているとダンデは当たり前のように
「二人にはいいサイズだろ?」
『………ん?』
どうにも話が読めず今度は彼女が小首を傾げるがダンデは至って本気なようだ
「(このサイズなら俺が寝ても平気そうだし激しく揺れても…)」
ほんのりと頰を染めだす彼はナマエの視線に気が付きそそくさと顔を逸らし帽子を深く被り直した
「あ〜コホンッ!実際に寝てみたらいいんじゃないか?俺も似たようなのを使ってるが、寝てみると広いベッドの良さが分かるぜ」
『ダンデさんのもこのくらいなんですか?』
「ああ、もっと大きいが…なんなら今から俺の家に来てみるか?」
口にしてからしまったと口元を抑えるが今更遅い、家に…しかも寝室を見に来ないかだなんて随分大胆な誘いだ
なんと言って誤魔化そうかと頭をフル回転させるがダンデの男としての葛藤をよそに
「あ、いや、今のは」
『はい!是非見てみたいです!』
無防備な彼女は自らオオカミの巣穴に入る事を望んでおりダンデは逆に緊張してしまいギクリと肩を鳴らした