……どうやら、今は“誰も”いないようですね (注意深く周囲を確認するが、まだ昼間の為か敵の姿は見当たらない。この様子なら休息が取れそうだ、と彼は更衣室に向かって)

(衣服を脱ぎ、シャワーを浴びる。身を清めた後は衣服についた汚れも洗い落とし、脱水機にかけた) さすがにプールで遊ぶという気にはなりませんけど…… (苦笑を零しながらプールサイドに腰掛け、水面をパシャパシャと蹴った)

っ!? (突如襲いかかってきた“人だったもの”に不意をつかれ手傷を追う、しかし即座にそれを斬り捨てて) 何なんだ、こいつは……

……コホン (思わず漏れ出た“本音”を誤魔化すように咳払いし。床に転がる死体を見て彼は顔を顰めた) やれやれ……銃弾以外の攻撃策も持たないで突っ込むなんて、まさに“無謀”の極みというか。

情けのひとつでもかけてあげたいですが、正直はた迷惑が過ぎますね…… (負った傷の応急処置をしながら深い溜め息を吐いた)

まさか“この歳”になって今更、森で迷うなんて……ふふ、若い頃を思い出しますね…… (すっかり日の暮れた森の中、暗闇から迫る敵の気配に身構えながら“もはや笑うしかない”と──)

くっ、鬱陶しい……！ (混戦状況の中、己の武器を取り落とし苦し紛れに手に取った包丁が、暴れる死体の骨とぶつかり合い激しい音を立てて──)

いッ……!? (──折れた刃先が彼の腕にざくりと刺さる。しかしそれと同時に敵もまた怯んでいる、その一瞬の隙をついて獲物を拾い死体の首を斬り落とした)

(刺さった刃を抜きながら、淡々と応急処置を行い) ……流石に、消耗がきつくなってきましたね……早く家に帰りたいです……

(私の“刀”はあくまでフレーバーテキストですので実際の判定には影響されません!!)

なっ、何の話ですか!! 鍵と言われても色々ありますので、 (軍人の攻撃を交わしながら反論するが、その言葉を聞いた相手は“彼が鍵を持っている”と飛躍させた解釈で更に興奮し襲ってくる)

くっ、もはや会話が通じる相手ではないですね……!! (所構わず放たれる銃弾の中、いっそ息の根を止めて黙らせようかとも思案するが。やはりそれは本意ではないと結論付て身を隠しながら逃げ出した──)

むごたらしい…… (群がるカラスを追い払いながらその中心地を調べると、銃を抱えたままの死体が横たわっている) ライフル……ですかね、こういうのはあまり得意ではないですけど、

少々お借りしますよ (徐ろにそれを拾い上げると、ゆっくりと引き金を引いた。けたたましい発砲音が響き渡り、周囲のカラスが一斉に飛び去っていく) ……へえ、まだ使えそうですね

折角なのでこちらは頂いていきます、死人には無用の長物でしょうから (名も知らぬ死者に一礼すると、その荷物から弾薬を回収し自身の手荷物に加えた)

……わ、私の持つ刀も勿論美しいですが、流石にあれは、格別ですね…… (展示用のガラスケースに張り付き、食い入るように見つめている) ……欲しい……

(慌てて周囲を見る、当然誰もいない。そも、荒廃した世界で美術館など当然機能してはいない) ……で、あれば……

有効に活用してあげるべきでしょうね！ ええ多分！ (ライフルを振り下ろしてガラスケースを割ると、日本刀を手に取った) 代わりにこれは置いていきますね (そしてケースの中にライフルと弾薬を置いた)

もし私の刀に意思があったなら、“この浮気者！”と罵られる所なのでしょうが、それはそれ。……あぁ、やはり銃よりこちらの方が手に馴染みます…… (彼は恍惚とした表情でその場を後にした)