1000打企画
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▽巨人中学校リヴァイ
────────────
物心ついた時から、変な夢を見る。
こことは違う世界で生きていて、戦い、そして死んでいく夢。
いつも見るシーンはバラバラだが、何となくそれを並べていくと一人の女の子の人生だったのではないかと思う。
私とよく似た顔の、ユニ・クラインという女の子の、人生。
「ユニ、そろそろ着くって。イケメンいるかなぁ?」
「さぁ…、どうだろうね。」
夢の中で、死ぬ間際に誰かと話していた事が頭を過ぎる。
『もしも……もしも来世があるなら…、…私はまた、あなたと出会いたい…。』
ここ数日、その死に際のシーンばかりが夢に出てくる。今まではバラバラに見せられていたものが、なぜ急に自分が死ぬところばかり見るようになってしまったのか…。いや、自分ではない。自分ではないはずなのに、ただの夢なのに、死んでいくその瞬間は妙に生々しくて、毎回、胸が苦しくなって目を覚ます。身を委ねてしまったら死んでしまうと錯覚し、生きるために目が覚めているのかもしれない。それくらい、生々しくて怖い夢だ。
「よし、着いたぞ。」
顧問の先生の声と同時に私達を乗せた車が止まり、ギッ、とサイドブレーキが引かれる。
今日私達がやってきたのは、巨人中学校という私の通う中学の、ひとつ隣の中学校だ。なんでも今度近隣で活動している中学生バンドを集めたイベントをやるとかなんとかで、顧問の先生が巨人中学校の先生とコンタクトを取り2校でコラボレーションをしようと企画し、現在に至る。今日は、そのための初顔合わせだ。
巨人中学校の先生の案内で知らない学校の見慣れない校舎の中を歩く事数分。音楽室と書かれた教室のドアがガラガラと音を立てて開かれ中の人達を見て、思わずたじろいだ。
中にいたのは、3人の生徒。男性が2人と女性が1人で、みな一様に顔を隠すように包帯が巻かれていた。
そういうコンセプトでやっているのかもしれないが、顔合わせでまでそこまで徹底するのかと驚いた。
「あぁ…悪いな。いつも顔は出してねぇんだ。」
「いや、そういうコンセプトなら…。」
イケメンがいるかと期待していたメンバーが、隣であからさまにため息をついた。やめてくれ、印象最悪じゃないか!という意味を込めてつま先で軽く小突いて、握手を交わす。
すると突然、体に電気が走ったかのような感覚に見舞われ、咄嗟にその手を離し、その場に蹲った。私の目の前ではたった今私が握手を交わした男性も私と同じように床に片膝をついており、おそらく同じような感覚に陥ったのだろうと予想がつく。しかし……今のは一体……。
その瞬間に、気がつく。
私は、この人の事を知っている。
そしてこの人もきっと、私の事を知っていると。
あの夢は夢ではなく、前世の記憶。
なぜだかそう確信できて、勝手に涙が流れてきてどうしようもなかった。
「お前……、ユニ、か…?」
「!…はい…リヴァイ、兵長……。」
「えっ!?二人とも知り合い…!?って、えっ、なになに、どういう事!?」
シュルシュルと、時間をかけて巻いたであろう包帯が解かれその顔が露わになると、いつも夢で見るリヴァイ兵長とさほど変わらぬ顔がそこにはあった。年齢が年齢なので幼さはあるが、彼はあの、リヴァイ兵長で間違いない。
「悪いが、たった今何よりも大事な用事ができた。顔合わせはまた今度にしてくれ。」
「えっ!?ちょっとリヴァイ!!」
「お前らも、来てもらっておいて悪いが顔合わせはまた今度仕切り直させてくれ。こいつを借りるぞ。ちゃんと家まで送り届けるから、安心してくれ。」
「えっ?ちょっとユニ、大丈夫なの!?」
「あぁ…、うん。大丈夫…。えぇと…先生、すみません。私の人生に関わるレベルの大事な用事ができたので、早退します。」
「は、はぁ…。」
了承を得られたかは怪しいが、この場にいる全員に用事ができた事を告げ手を引かれるままに入ったばかりの教室をあとにした。初めて来た学校だからどこに向かっているかなんて分からないが、気がついたら誰もいない教室へと辿り着いていて、徐ろにハンカチを手渡された。
「あ…、あの…。」
死んで、生まれ変わって、ようやく再会できた。あのリヴァイ兵長が、いま、目の前にいる。
「…ずっと、夢でお前を見ていた。幼い頃から、ずっとだ。ずっと……お前を探していた。…ユニ。」
「!」
『……もしも来世とやらに生まれたら、必ず俺が見つけてやる。だからお前はそれまで、せいぜい幸せに生きてろ。』
「今世のお前は、ちゃんと幸せに生きているのか?」
死に際にリヴァイ兵長がしてくれた約束。私もリヴァイ兵長も、同じ記憶を持っている。そしてお互いに、あの時の熱量も覚えている。
「はい…何不自由なく、平和に生きています…。」
仲間が次々と死んでいった前世と比べたら、今世では何事もなく暮らせているというのは、この上ない幸せな事だ。
「そうか……なら、良い。」
「リヴァイ、兵長は…幸せ、でしたか…?」
「…まぁまぁだな。前世も、今世も。」
「なら…良かったです。…!」
言い終わるやいなや、ほとんど背の変わらないリヴァイ兵長に抱きしめられて、思考が停止する。驚きで涙は止まったが、こ、これは一体、どうすれば…!?
「今まで見つけてやれなくて…すまなかった。」
「…いえ…、いいんです…。こうしてまた、会えたんですから。」
私も、抱きしめ返してもいいのだろうか?
そっと背中に触れると僅かに反応を示したが、一層私を抱きしめる腕の力が強くなって、私も安心して抱きしめ返した。
リヴァイ兵長らしい清潔そうなシャンプーや柔軟剤の香りが、私の肺をいっぱいに満たした。そうして思う存分再会を喜んだら、次第に段々と気まずくなって、やがてどちらともなく体を離した。
前世で恋人だったわけでもないのに、リヴァイ兵長が抱きしめるから…!!
「兵長、あの──」
「…俺はもう、兵長じゃねぇよ。」
なにか話さなければと口を開くと、その言葉はすぐに遮られた。それはご尤もな指摘ではあったが、では一体なんと呼べば良いのだろうかと、しばし頭を悩ませる。今世での兵長の年齢は知らない。が、私は3年で兵長も制服を着ているという事は同い年か年下というわけで……いや、まさかね…?
「お前、3年なんだってな。俺もだ。」
「えっ?は、はい…。」
「なら、敬語も兵長呼びもナシだ。」
「えぇっ!?そ、そんなの無理です…!せめて敬語だけは許してくださいっ!」
「……フッ…。」
「!」
私の必死な呼びかけに対し、リヴァイ兵長…もといリヴァイさんは目尻を細めて微笑んだ。リヴァイ兵長がこんな風に笑ったところなんて、前世では片手で数えるくらいしか見た事がない。そう、めちゃめちゃレアだ。
「まぁ、そうだな。そんな事はどうでもいい。なぁ、ユニよ。俺は前世で、お前が死んでから後悔した事がある。それが何だか、お前に分かるか?」
「え…、えぇと…。…分かりません…。」
「そうか。なら、いま教えてやる。俺は、お前を好いていた。幸せにしてやりたいと、そう思っていた。」
「!…は…、え…?」
「…そういう感情は戦いの邪魔になると思って言えなかったが、今は違う。前世での後悔を、今世で晴らさせてはくれねぇか?」
え…?なにそれ。兵長がそんな事を思っていたなんて、知らない。それにこんなの、まるでプロポーズみたいじゃないか。
「…もしもお前がそういう気持ちは迷惑だと言うのなら、友人でも構わねぇ。だがそれでも俺の気持ちは変わらないからな。いつか一緒になれるよう、一生口説いてやる。」
「…兵長、…いや、リヴァイ、さん。」
「なんだ。」
幸せにしたいだとか、一生口説くだとか、前世のリヴァイ兵長でもそんな事言っただろうか?むしろいま目の前にいるこのリヴァイさんだって中学生なのに、こんな…熱烈な告白…!
「う、嬉しい…です。私…、…私も、死ぬ間際に言っておけば良かったと、思っていました…。」
「…ほぅ…一体何をだ。」
「…私も、リヴァイ兵長をお慕いしていました。まさか両想いだとはこれっぽっちも思っていなくて…言えませんでした。」
「……そうか…。」
答え合わせをしてしまえば、ああすればよかったと後悔するのは当たり前で。あの時はあれが最善だったと思っていたが、後悔したところでもう遅い。もうあの人生は終わり、今はまた、新しい人生を生きているのだから。
「今世では、必ず幸せにしてやる。どんな手を使ってもな。だから今世でも、俺についてきてくれ。」
「……はい。」
「NO NAMEとreunionのコラボ、めちゃめちゃ良かったね…!!」
「ね!ボーカルの2人、あのコラボがきっかけで再会したっていうのもめっちゃエモい!またコラボしないかな?」
「ねー!!噂では2人、あれから付き合ってるんだって!」
「うわ、めっちゃ良!尊!推す!!」
「…噂が回るのは、早いですね…。」
「あぁ、その噂の発生源はハンジだ。別にそれで困る事もないし、構わねぇが。」
「まさかあのリヴァイ兵長が、生まれ変わって歌を歌っているなんて…。」
「…人気が出れば、お前が見つけてくれると思ったんだ。」
「!!」
「結果コラボが決まって、目的は果たされた。…もう辞めちまうか…。」
「えっ!?」
「お前さえいれば、俺は生きていける。他には何もいらねぇ。」
前世では全く知り得なかった事だが、リヴァイ・アッカーマンという男は案外、情熱的な人だったらしい。
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物心ついた時から、変な夢を見る。
こことは違う世界で生きていて、戦い、そして死んでいく夢。
いつも見るシーンはバラバラだが、何となくそれを並べていくと一人の女の子の人生だったのではないかと思う。
私とよく似た顔の、ユニ・クラインという女の子の、人生。
「ユニ、そろそろ着くって。イケメンいるかなぁ?」
「さぁ…、どうだろうね。」
夢の中で、死ぬ間際に誰かと話していた事が頭を過ぎる。
『もしも……もしも来世があるなら…、…私はまた、あなたと出会いたい…。』
ここ数日、その死に際のシーンばかりが夢に出てくる。今まではバラバラに見せられていたものが、なぜ急に自分が死ぬところばかり見るようになってしまったのか…。いや、自分ではない。自分ではないはずなのに、ただの夢なのに、死んでいくその瞬間は妙に生々しくて、毎回、胸が苦しくなって目を覚ます。身を委ねてしまったら死んでしまうと錯覚し、生きるために目が覚めているのかもしれない。それくらい、生々しくて怖い夢だ。
「よし、着いたぞ。」
顧問の先生の声と同時に私達を乗せた車が止まり、ギッ、とサイドブレーキが引かれる。
今日私達がやってきたのは、巨人中学校という私の通う中学の、ひとつ隣の中学校だ。なんでも今度近隣で活動している中学生バンドを集めたイベントをやるとかなんとかで、顧問の先生が巨人中学校の先生とコンタクトを取り2校でコラボレーションをしようと企画し、現在に至る。今日は、そのための初顔合わせだ。
巨人中学校の先生の案内で知らない学校の見慣れない校舎の中を歩く事数分。音楽室と書かれた教室のドアがガラガラと音を立てて開かれ中の人達を見て、思わずたじろいだ。
中にいたのは、3人の生徒。男性が2人と女性が1人で、みな一様に顔を隠すように包帯が巻かれていた。
そういうコンセプトでやっているのかもしれないが、顔合わせでまでそこまで徹底するのかと驚いた。
「あぁ…悪いな。いつも顔は出してねぇんだ。」
「いや、そういうコンセプトなら…。」
イケメンがいるかと期待していたメンバーが、隣であからさまにため息をついた。やめてくれ、印象最悪じゃないか!という意味を込めてつま先で軽く小突いて、握手を交わす。
すると突然、体に電気が走ったかのような感覚に見舞われ、咄嗟にその手を離し、その場に蹲った。私の目の前ではたった今私が握手を交わした男性も私と同じように床に片膝をついており、おそらく同じような感覚に陥ったのだろうと予想がつく。しかし……今のは一体……。
その瞬間に、気がつく。
私は、この人の事を知っている。
そしてこの人もきっと、私の事を知っていると。
あの夢は夢ではなく、前世の記憶。
なぜだかそう確信できて、勝手に涙が流れてきてどうしようもなかった。
「お前……、ユニ、か…?」
「!…はい…リヴァイ、兵長……。」
「えっ!?二人とも知り合い…!?って、えっ、なになに、どういう事!?」
シュルシュルと、時間をかけて巻いたであろう包帯が解かれその顔が露わになると、いつも夢で見るリヴァイ兵長とさほど変わらぬ顔がそこにはあった。年齢が年齢なので幼さはあるが、彼はあの、リヴァイ兵長で間違いない。
「悪いが、たった今何よりも大事な用事ができた。顔合わせはまた今度にしてくれ。」
「えっ!?ちょっとリヴァイ!!」
「お前らも、来てもらっておいて悪いが顔合わせはまた今度仕切り直させてくれ。こいつを借りるぞ。ちゃんと家まで送り届けるから、安心してくれ。」
「えっ?ちょっとユニ、大丈夫なの!?」
「あぁ…、うん。大丈夫…。えぇと…先生、すみません。私の人生に関わるレベルの大事な用事ができたので、早退します。」
「は、はぁ…。」
了承を得られたかは怪しいが、この場にいる全員に用事ができた事を告げ手を引かれるままに入ったばかりの教室をあとにした。初めて来た学校だからどこに向かっているかなんて分からないが、気がついたら誰もいない教室へと辿り着いていて、徐ろにハンカチを手渡された。
「あ…、あの…。」
死んで、生まれ変わって、ようやく再会できた。あのリヴァイ兵長が、いま、目の前にいる。
「…ずっと、夢でお前を見ていた。幼い頃から、ずっとだ。ずっと……お前を探していた。…ユニ。」
「!」
『……もしも来世とやらに生まれたら、必ず俺が見つけてやる。だからお前はそれまで、せいぜい幸せに生きてろ。』
「今世のお前は、ちゃんと幸せに生きているのか?」
死に際にリヴァイ兵長がしてくれた約束。私もリヴァイ兵長も、同じ記憶を持っている。そしてお互いに、あの時の熱量も覚えている。
「はい…何不自由なく、平和に生きています…。」
仲間が次々と死んでいった前世と比べたら、今世では何事もなく暮らせているというのは、この上ない幸せな事だ。
「そうか……なら、良い。」
「リヴァイ、兵長は…幸せ、でしたか…?」
「…まぁまぁだな。前世も、今世も。」
「なら…良かったです。…!」
言い終わるやいなや、ほとんど背の変わらないリヴァイ兵長に抱きしめられて、思考が停止する。驚きで涙は止まったが、こ、これは一体、どうすれば…!?
「今まで見つけてやれなくて…すまなかった。」
「…いえ…、いいんです…。こうしてまた、会えたんですから。」
私も、抱きしめ返してもいいのだろうか?
そっと背中に触れると僅かに反応を示したが、一層私を抱きしめる腕の力が強くなって、私も安心して抱きしめ返した。
リヴァイ兵長らしい清潔そうなシャンプーや柔軟剤の香りが、私の肺をいっぱいに満たした。そうして思う存分再会を喜んだら、次第に段々と気まずくなって、やがてどちらともなく体を離した。
前世で恋人だったわけでもないのに、リヴァイ兵長が抱きしめるから…!!
「兵長、あの──」
「…俺はもう、兵長じゃねぇよ。」
なにか話さなければと口を開くと、その言葉はすぐに遮られた。それはご尤もな指摘ではあったが、では一体なんと呼べば良いのだろうかと、しばし頭を悩ませる。今世での兵長の年齢は知らない。が、私は3年で兵長も制服を着ているという事は同い年か年下というわけで……いや、まさかね…?
「お前、3年なんだってな。俺もだ。」
「えっ?は、はい…。」
「なら、敬語も兵長呼びもナシだ。」
「えぇっ!?そ、そんなの無理です…!せめて敬語だけは許してくださいっ!」
「……フッ…。」
「!」
私の必死な呼びかけに対し、リヴァイ兵長…もといリヴァイさんは目尻を細めて微笑んだ。リヴァイ兵長がこんな風に笑ったところなんて、前世では片手で数えるくらいしか見た事がない。そう、めちゃめちゃレアだ。
「まぁ、そうだな。そんな事はどうでもいい。なぁ、ユニよ。俺は前世で、お前が死んでから後悔した事がある。それが何だか、お前に分かるか?」
「え…、えぇと…。…分かりません…。」
「そうか。なら、いま教えてやる。俺は、お前を好いていた。幸せにしてやりたいと、そう思っていた。」
「!…は…、え…?」
「…そういう感情は戦いの邪魔になると思って言えなかったが、今は違う。前世での後悔を、今世で晴らさせてはくれねぇか?」
え…?なにそれ。兵長がそんな事を思っていたなんて、知らない。それにこんなの、まるでプロポーズみたいじゃないか。
「…もしもお前がそういう気持ちは迷惑だと言うのなら、友人でも構わねぇ。だがそれでも俺の気持ちは変わらないからな。いつか一緒になれるよう、一生口説いてやる。」
「…兵長、…いや、リヴァイ、さん。」
「なんだ。」
幸せにしたいだとか、一生口説くだとか、前世のリヴァイ兵長でもそんな事言っただろうか?むしろいま目の前にいるこのリヴァイさんだって中学生なのに、こんな…熱烈な告白…!
「う、嬉しい…です。私…、…私も、死ぬ間際に言っておけば良かったと、思っていました…。」
「…ほぅ…一体何をだ。」
「…私も、リヴァイ兵長をお慕いしていました。まさか両想いだとはこれっぽっちも思っていなくて…言えませんでした。」
「……そうか…。」
答え合わせをしてしまえば、ああすればよかったと後悔するのは当たり前で。あの時はあれが最善だったと思っていたが、後悔したところでもう遅い。もうあの人生は終わり、今はまた、新しい人生を生きているのだから。
「今世では、必ず幸せにしてやる。どんな手を使ってもな。だから今世でも、俺についてきてくれ。」
「……はい。」
「NO NAMEとreunionのコラボ、めちゃめちゃ良かったね…!!」
「ね!ボーカルの2人、あのコラボがきっかけで再会したっていうのもめっちゃエモい!またコラボしないかな?」
「ねー!!噂では2人、あれから付き合ってるんだって!」
「うわ、めっちゃ良!尊!推す!!」
「…噂が回るのは、早いですね…。」
「あぁ、その噂の発生源はハンジだ。別にそれで困る事もないし、構わねぇが。」
「まさかあのリヴァイ兵長が、生まれ変わって歌を歌っているなんて…。」
「…人気が出れば、お前が見つけてくれると思ったんだ。」
「!!」
「結果コラボが決まって、目的は果たされた。…もう辞めちまうか…。」
「えっ!?」
「お前さえいれば、俺は生きていける。他には何もいらねぇ。」
前世では全く知り得なかった事だが、リヴァイ・アッカーマンという男は案外、情熱的な人だったらしい。