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ガレキの塔・最深部にて
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思念で外界を覗いているケフカ
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ケフカ
あいつらさー…ラグナロックを魔石にしとくか剣に変えるかで、かれこれもう三日位悩んでるんですね
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ケフカ
∑∑ぶっちゃけそんなん、どーでもいいだろがー‼‼
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ケフカ
大体ねー、そんな細かいイベも漏らさずでアイテムコンプなレベル99が12人で押し寄せて来て、それで私を直ぐ倒せたーハイFF最弱一位二位を争うラスボスだわーって、こんなのゼンッゼン納得行かないんですけどー!!
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クラウド
う…ああ…
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ケフカ
あーん?Ⅶのいけ好かんツンツン頭じゃないの
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ケフカ
また唐突に現れて、ナンバリングをお間違えじゃないですかー?
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クラウド
あ…。ぐげ…?
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ケフカ
んん?何だかディシディアの時と随分違う感じ…朦朧としてるし、車椅子乗ってるし。もしや病気なのかしら
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ケフカ
兎に角、このままじゃ話も通じんみたいだし…エスナ!
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クラウド
う…あ…ぁ……
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ケフカ
あら?!むむ…ぼくちんの比類無き魔力を持ってしても駄目みたい。しゃーない、セフィロスに電話してみますか
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ケフカ
あん時、名刺交換しといて良かったー
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セフィロス
…私だ。セフィロスだ
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ケフカ
あー、ぼくちんだけれども。あのさー、そっちのツンツン頭が、こっちであうあう言ってんだよね。だから今すぐ引き取りに…
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セフィロス
私は今、探求の旅の最中だ…発信音の後、片羽根もがれた天使の黒翼に触れんと願うその想い、存分に発露するが良い…
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ケフカ
∑∑うっせーよ!!!
厨二も大概にしろっつーかいっつもフラフラしやがってったくよぉ! -
激しい憤りのままに、ガチャ切りするケフカ
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クラウド
…俺…ナンバー、…幾つ…?
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ケフカ
知らんわ!!
全く…生憎三闘神も買い出しに行かせているし、面倒な事になりましたね… -
ケフカ
取り敢えず、こいつは寝室の方に運ぶとしますか。あいつらの気が変わって、何時最終決戦が始まるか解らんし…
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ケフカの寝所
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ケフカ
…さてと、こいつの青臭さがファブリックに移るのだけは避けたい所ですが…
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ケフカ
よし、床に寝てろ、お前は!
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クラウド
…うあ…ああ…、あ…
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ケフカ
全く五月蝿いですねぇ…"スリプル"!
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クラウド
………すー、すー、……
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ケフカ
ふーん…罪の無い顔して寝るもんですねぇ
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ケフカ
特別に、ソファに寝かせて差し上げますか…ゆっくりとお眠りなさい。それは破壊無き死の齎す、唯一の慰めなのですから
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ケフカ
…さてと!それじゃー私はまたラストステージにスタンバって、台本チェックでもしましょかね!
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ケフカ
何なに…「いとしの あなたは とおいところへ?
」…これセリっちゃんのじゃーん、ちょっとコレ、台本ちがーう -
…等とボヤきながら、ケフカは寝所を後にする
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それから五時間程経過し、戻って来たケフカ
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ケフカ
∑∑うきゃーー!!!あいつら全員アルテマ習得するまで粘るつもりだわ、シンジラレナイ!!
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ケフカ
もう、ぼくちんも今日は終業!ゴハン食べておフロ入ってスヤスヤ寝ちゃうんだもんねー!
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クラウド
…すや…すや…
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ケフカ
あー、そう言やこいつが居たのでした。めんどくさーい…
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ケフカ
ねぇお前。一体何がどうなって、あのクールぶったカッコマンがこんなになってしまったの?
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クラウド
…すや…すや…
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ケフカ
…って、答えられる筈も無いですか…
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ケフカ
あ"ー!なーんか、今のお前の状態が、思い出すのも忌まわしい過去と重なって、どうにも無下に出来なーい!こんなのぼくちんらしくなーい!!
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クラウド
…すや…すや…
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ケフカ
…そうだ。私の様にお顔を素敵に彩ってみれば、気分がアガって治るのではないかしらん。では早速…
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ティファ
キャッ!此処は…?!
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ケフカ
あらら、これまた突然、ダイナマイツなお嬢さん
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ティファ
あ…貴方は確か、デュオデシムで…
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ケフカ
御記憶に留めて頂き光栄。ええ、私の名はケフカ・パラッツォ。神々の闘争ではカオス又はスピリタスの列に名を連ね、本来は此処、ナンバリングⅥにてラスボスの役務をこなしております
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ティファ
そうなんですか…突然お邪魔してしまって、すみません。それから、ディシディアでの事は殆ど覚えていなくて…すみません…
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ケフカ
いーのいーの!Ⅶの人が来て助かったし、それにあそこでの記憶は綺麗サッパリ浄化されるってのが本来の設定なんだから
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ティファ
有難う…ケフカさんって優しい方ね
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ケフカ
でしょ?全く理解しないんだからなーⅥの連中は!プンスカ!
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ティファ
うふふ…。あ、申し遅れまして。私はティファ=ロックハート。ナンバリングⅦで、クラウド達と一緒に星を救う旅をしている者です
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ティファ
…クラウド…そう、クラウドを見ませんでしたか?金髪を逆立てた髪型で、深い青系の服を着ていて…
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ケフカ
…極度のかっこつけで、その割に自己確立の弱さを隠し切れてないナイーブ君なら、そこのソファーで寝てますが?
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ティファ
えッ?!
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ソファへと駆け寄るティファ
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ティファ
ああ、クラウド!クラウドも此処に流れ着いていたんだ、良かった…!!
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クラウド
…すや…すや…
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ティファ
バカ…バカッ!!もう…!心配ばっかり掛けて…!!(涙
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ケフカ
……(あらま、そー言う事なのね…)
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ケフカ
クラウド君ねぇ、外部への応対がアレなので今は私の魔法で眠らせてますけれど、体力的には別段問題無い様ですよ
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ティファ
有難うございます!彼を介抱して下さって…
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ケフカ
いえいえ、それ程の事は…(床に寝かせとかなくて良かったー!)
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ケフカ
…で、此処迄首を突っ込んじゃったんで知りたいのだけれど、何故に彼はこんな風になっちゃったの?
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ティファ
…はい。私達の世界には、ライフストリームと言う物が有るんです。其れは、星に還った生物全ての精神エネルギーによる流れで…
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ティファ
クラウドは長時間、其処に浸かって…流れ込んで来る膨大な知識の中で、自分を見失なってしまったんです
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ティファ
それで、私も側に付いて療養していたのですが、今度は一緒にライフストリームに落ちてしまって、
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ティファ
そうしたら何故か、流れが此処に繋がっていて…と言う訳なんです
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ケフカ
あー、ハイハイ。強烈な知識なり力なりの過剰摂取系ね。道理でシンパシー感じると思ったわ
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ティファ
貴方もそんな、大変な思いを?
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ケフカ
まぁこちらは、やり方がヒドかったと言いますか…私も魔導と言う力の注入により、前後不覚に陥った過去が有りましてね
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ケフカ
ですが!ぼくちんは素材からして別格なので!自力で立ち直ってやりましたー!!今ではすっかりマトモだじょ!
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ティファ
そ・そう…、凄いのね、貴方は(クラウドはちゃんと治さなきゃ…)
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ケフカ
しかし随分おやつれですねあなた。まぁさっきの話を聞いてりゃね、あんなクラウド君に付きっきりだなんて、そりゃーやつれもしますわね
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ケフカ
私、丁度今からお夕食なんですが。宜しければ御一緒に、如何?
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ティファ
えっ、そんな…悪いわ!
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ケフカ
構いませんよー、勿論クラウド君もね
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ケフカはソファで寝ているクラウドに向かい、
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ケフカ
"エスナ"!
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クラウド
…!、…う…あ…
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ケフカ
向こうへ帰ったら即、そのライフなんちゃらの中で頑張らなきゃなんでしょ?だったら此処で、少しは体力付けなきゃねぇ!
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ティファ
有難う…
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ケフカ
と言っても、作り置きなんですがね…
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話しながら隣のキッチンへと移り、鍋を火に掛けるケフカ
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ケフカ
何時もは三闘神って言う下働きが居るのですが、今は出払っていましてね…
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ケフカ
私は、夜は前菜とスープ程度で済ますので、そちらはまぁ、後はパンでも齧って貰って…
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ティファ
スープ、助かるわ!それならクラウドも食べられるもの!
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ケフカ
(ほーんと、ぼくちん時もこんな娘が面倒見てくれてたらなー)…さ、温まりましたよー。ではダイニングの方へどうぞ
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ガレキの塔・ダイニングルーム
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ティファ
わぁ、広くて、調度品も素敵…
さっきの部屋も、綺麗だったけど… -
ケフカ
此処はガレキの塔とは申しますが、ガレキばかりでも品に欠けますからね。私、城内暮らしの方も長いので
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ケフカ
まっ、どうせゼーンブ壊すしゼーンブ壊れるんだけど、だからって禁欲的で居る事も無いじゃない
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ティファ
え…?壊す…?
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ケフカ
こっちの話!
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ケフカは誤魔化し笑いをしながら、ティファの為に椅子を引く
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ケフカ
さぁお掛けになって。クラウド君もお隣りに♪
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ティファ
あ、有難う…
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クラウド
…う…あ…
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ケフカ
はい、ゴハン。サーモンと野菜ムースのテリーヌと、コンソメスープ。パンと水は籠と瓶からお好きなだけ、ね
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ティファ
凄い…こんな綺麗なお料理、初めて…
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ケフカ
そいつは結構。作った魔神も喜びますよ
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ティファ
このスープ、美味しい…ママのスープを思い出すわ…
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ケフカ
魔神が根気良く、ブイヨンから作ったスープです。良いお母様なのですね
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ティファ
ええ。…もう随分前に、死んでしまったけど…
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ケフカ
それは、とんだ失礼を…
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ティファ
いいの。ごめんなさい、こんな話をして
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ティファ
ほらクラウド、スープよ。口開けて?
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クラウド
…あ……
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ティファ
…ゆっくり飲み込んで。どう?美味しいでしょ?
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クラウド
…う……
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ティファ
…ほら、駄目よ零しちゃ
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ティファはクラウドの食事介助をしながら、自分のハンカチを取り出して、相手が口から溢すスープをこまめに拭う
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ケフカ
……(はー、こんな面倒臭さの極みみたいな事、ホント良くやるねぇ、この娘…)
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ケフカ
食後はお茶でも入れましょう。ごゆっくり、楽しんで下さいね
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ティファ
本当に、有難うございます…
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それから小一時間が経ち…
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ケフカ
どう、お腹は満たされました?
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ティファ
ええ、どれもとっても美味しくて…
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ケフカ
それは何より。丁度こちらも、次元の裂け目の位置を把握出来た様ですよ
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ティファ
えっ…?
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ケフカ
外へ出ていた三闘神に、Ⅶへ通じる入り口を探して固定する様にと思念を送っておいたのです。腐っても神なんでね、彼らも
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ケフカ
…竜の首コロシアムの近くに、固定出来たみたい。ちょっと此処から離れてるかなー…
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ケフカ
鬼神に送らせましょう。今、こっちに呼び出したんで、我々は屋上で待機してー…
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ティファ
何から何迄…すみません…
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ガレキの塔・屋上
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鬼神
…………
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ケフカ
あら、もう来てる。速いねー、流石
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ティファ
………(呆気)
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クラウド
…う…あ…
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ケフカ
あ、驚いちゃった?ドット絵モンスターは新鮮かしら。大丈夫、大人しいもんですよ。車椅子も乗せられるし
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ケフカ
さ、お嬢さん乗って乗って。クラウド君も、よいしょっと
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ティファ
あの…本当に、何とお礼を言ったら良いか…
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ケフカ
只の気まぐれなんだからお気になさらず!余裕が出来たら私のウィキでもご覧なさい、びっくりするから(ニッ
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ケフカ
じゃー鬼神、しっかり送り届けてね!間違ってもメタルカッター繰り出しちゃ駄目よん
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鬼神
…………(頷き
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空中へと羽ばたき出す、鬼神
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ティファ
ケフカさん、本当に、本当に、有難う!
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屋上のケフカはニコニコと手を振りながら、
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ケフカ
はいはい、ガンバッテねー!
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ケフカ
…行きましたか…
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ケフカ
さてと、柄にも無く良い事しちゃったんだから、今夜位は一睡でも出来るといいんですがねー
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ケフカ
…………う…あ……
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ケフカ
…いかんいかん!私はもう治ったんだから!
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ケフカ
それでは皆さん、オヤスミナサイ☆
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