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ガレキの塔・最深部にて
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ケフカ
ようこそしょくん。
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ケフカ
みなさん必ず来ると思ってふさわしい言葉をいっしょうけんめい考えていましたよ
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リルム
…えっく……うえっく、グス……
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ケフカ
……………
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ケフカ
…権限其の三、発動……進行監視部門統括へ。非常事態につき、私とリルム・アローニィを除く全ての作動を、一時停止させて下さい
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己とリルム以外、物語やキャラクター動作が全て停止したナンバリングⅥの最終決戦場。ケフカはマントを捌いて青い四角錐の力場から降り立つと、俯き泣いているリルムの方へ歩み寄り、目線を合わせ話し掛ける
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ケフカ
しっかりなさい、サマサの天才少女さん
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リルム
…ううっ……えっく……
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リルム
…リルム…魔神さんを、殺しちゃった……
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ケフカ
魔神もあなたも、役目を立派に果たしたのです
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ケフカ
私達はプレイヤーの娯楽のみの為に創られ、そして今も、此処にこうして居る存在…
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ケフカ
あなたは間違いなど、何も犯していませんよ
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リルム
でもリルムはあんな事、ちっともしたく無かったよ!!
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リルム
魔神さんは…大きくて、格好良くて、優しくて…とびきり美味しいお菓子を、何時もいっぱい作ってくれて……
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リルム
なのにリルム…どうして魔神さんを、殺さなきゃならなかったの?!
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ケフカ
聡明なあなたの事…本当は其の理由を、重々ご承知の筈…けれど今は…胸に渦巻く感情を、吐き出さずには居られないのですね…
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リルム
うひょひょだって、そうよ!
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ケフカ
おやおや?私が何か?
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リルム
リルム達が此処に何度も上がり込んだって、ちっとも悪い事、して来なかったじゃない!
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リルム
…ほんと…サマサであんな非道い事したり…世界まで崩壊させたのが、信じられない位…リルム、うひょひょん家に来て…何時も、ほんとにね、楽しかったの…
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リルム
こんな事じゃ、いけないのは…解ってるんだけどね……
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ケフカ
ヒーッヒッヒッヒッヒッ、こりゃ傑作!!
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リルム
…何だよ
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ケフカ
全てはお前らをかどわかし、懐柔する為の策略…まんまと絆されやがって、このガキが!
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ケフカ
今お前がメソメソしてるのも、正にぼくちんの思うツボなのだ!バーカめ!!
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リルム
道化芝居、やめたら?
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ケフカ
…いやん、そんな冷めた目付きで見透かさないでん
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リルム
…ねぇ、冷静になってみたら…どうして今、リルムとうひょひょだけが動いて、喋ってるの?
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ケフカ
うふふ…さぁてね、何故でしょう……
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リルム
もしかして、うひょひょは魔神さん達の力を取り込んだから…此れも、其のスキルの一つなの?
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ケフカ
……(ラスボスには物語を筋書き通りに導く役割もこっそり有ったりするんだけれど、まぁしかし…)
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ケフカ
…そう言うご理解で、構いません
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ケフカ
ですが先の問題の解決ならば、戦闘の度プレイヤーに向け手を振る事の叶うあなたにも、不可能では有りませんよ…
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ケフカ
其の憤りが、既存の枠組みを壊す程に高まったなら、我ら墜とされし絶望の淵底から這い上がるのも…そう、成し得ぬ事では無い…
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リルム
え?ちょっと、厨二っぽい例えやめて、其の辺をもっと具体的に教えろよ
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ケフカ
ケッ!やなこったー!!
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リルム
くーっ!またはぐらかして!!
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ケフカ
いーからサッサと掛かって来いよ!ジジイが大事なんだろ?お前がウダウダしてる間に、サクッとぶっ壊しちゃうよ?
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リルム
(……………!!!)
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リルム
おじいちゃんには、絶対に手出しさせない!!
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ケフカ
其れがお前の限界だ!ス○エニもう再開させて結構ですよ、FFⅥ、クライマックスへGO!!
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そして、物語は無事にエンディングを迎え───
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フィガロ城周辺・砂漠にて
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ケフカ
…………
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ケフカ
ふう〜
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ケフカ
ガストラさまの命令とは言え…。まったくエドガーめ!こんな場所に、チンケな城を建てやがって。偵察に派遣された私の身にもなってみやがれ!
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ケフカ
ほれ、クツの砂!
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帝国兵
はっ!
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帝国兵
ははっ!
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ケフカの靴に纏わり付く砂を、丁寧に払う帝国兵達
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ケフカ
ホワッホッホッホッホッ!
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ケフカ
つまら……
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セフィロス
………………
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帝国兵
何だ、貴様は!!
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帝国兵
唐突に現れたぞ!!
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ケフカ
まぁまぁ、お前ら騒がんで良い…
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ケフカは、セフィロスに対し武器を構える帝国兵達を制すると、悠然と前へ進み出て、
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ケフカ
どーせまた反帝国組織の、スパイか何かでございましょ?
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セフィロス
……ケフカ…
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ケフカ
私のような有能は、命を狙われるなんて日常茶飯事ですからねぇ…ほーんと辛い、有名税って!
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帝国兵
御自らの危機に対する、この落ち着きよう…凄い!
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帝国兵
ケフカ様のこと只のキ印だと思ってたけど、少しだけ見直しちゃった!
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セフィロス
ケフカ、お前、やはり……
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帝国兵
近寄るな!得体の知れぬ奴め!!
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帝国兵
そうだ!見た目はめちゃカッコイイが、怪しい奴だ!
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ケフカ
まままま…実は私、こないだ新たな魔導の力を得たばかりでしてね、
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ケフカ
ヒトに向け、思う存分試したい所だったのですよ…フフフ…丁度のこのこと、現れて下さいました
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セフィロス
……………
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帝国兵
流石はガストラ皇帝直属の魔導士、ケフカ様!
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帝国兵
魔法の威力は、そりゃもうえげつ無ぇからな…お前、運が悪かったな!
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ケフカ
では、参りますよ……"コンフュ"!!
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セフィロス
………!
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帝国兵
(•ө•)(•ө•)(•ө•)(•ө•)〜♪
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帝国兵
(^_^)ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ〜♬
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混乱し、その場でグルグルと回り始める帝国兵達
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ケフカ
…はー、全く、何て事!
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ケフカ
初期の私ってば、これっぽちしか、魔法を覚えておらんとは
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セフィロス
ケフカ…!
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ケフカ
ん?……ふふふ……
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ケフカ
良くぞいらして下さいましたね、セフィロぎゅむ
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駆け寄ったセフィロスの胸に思い切り抱きしめられ、言葉尻が潰れてしまうケフカ
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セフィロス
ケフカ…!覚えているんだな!俺を、覚えているんだな!!
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ケフカ
ぎゅむむむ……む〜!!
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必死のケフカに脇腹を叩かれて、我に返ったセフィロスは、慌てて腕を緩める
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セフィロス
…あ、ああ…
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ケフカ
ゼェ、ハァ…こっちは初期レベルなんですから…加減して貰わなきゃ、潰れてしまいますよ
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セフィロス
…済まない…
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ケフカ
…フフ…
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不意をつき、セフィロスの頬に軽くキスをするケフカ
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セフィロス
………!
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ケフカ
ええ、覚えているどころか…心から愛していますよ、セフィ坊
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セフィロス
…………俺も…
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セフィロスは相手のおとがいを捕えると、チュ…と音立て唇を吸ったのち、至近距離で、
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セフィロス
…愛している……
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ケフカ
…………
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二人おもむろに抱き合い、下唇を甘く食まれては上唇を軽く食み、更に激しく唇を噛み合わせて互いの口腔中を舐め回し合い、
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舌先を吸い合い、溢るる唾液を交換し合い、遂には舌全体をねっとりと擦り合わせ粘膜のざらつきと滑らかさとを味わい尽くし、
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最後、名残り惜しげに細い糸を引かせつつ、ようやくに顔を離していく
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ケフカ
……はっ…
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セフィロス
…はァっ……
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セフィロスは猫のような瞳孔を持つ瞳を少し潤ませて、改めてケフカの美しい寒色の瞳と合わせると、
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セフィロス
…意識の持ち越しが、今回も成功したんだな…本当に、良かった…
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ケフカ
私の意識は、もう…そんな生易しい存在では、有りませんよ
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セフィロス
以前も、似たような事を言って居たな…何をしたのか、そろそろ教えてくれないか?
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ケフカ
…フフ…そんなに煩雑な手段は取っておりません。寧ろストレート極まり無いやり方でね、
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ケフカ
三次元界のス○エニに乗り込んで、直談判してやったのですよ
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セフィロス
…なっ…
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ケフカ
『稼ぎ頭のセフィロスが、あなた方の課したクソループのせいで、精神的にもうギリギリな事になってます』…ってね
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セフィロス
…何だと?!
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セフィロス
お前が直々に…彼の者達を相手に、立ち回って来たと言うのか?!
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ケフカ
ええまぁ…アキバに買い物程度の気分で、ちょっくら此方を抜け出しましてね
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セフィロス
そんな…、いとも容易く、我々の設定変更は勿論、存在自体を根本から消し去る事も出来るヤツラだぞ!!
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ケフカ
ホラ騒ぐ…だから教えたくなかったん…
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セフィロス
当たり前だろう!全く、途方も無い無茶をしでかしたものだ!!
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ケフカ
…まぁまぁ…確かに存在抹消も、覚悟の上での賭けでしたが…
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ケフカ
このまま無責任に、貴方に寂しい思いをさせ続ける位なら、と……ス○エニならば、貴方の記憶から私をスッパリ消し去る事も…簡単でしょうしね
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セフィロス
…そんな……
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ケフカ
しかしナンバリングⅥの商品価値は、この様な性分を持つ私を永らえさせるリスクを抱えても、まだ有り余るようで
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ケフカ
…まっ、私の厄介さ加減からFF界随一のメタ視点まで…全てを設定したのも、あちらさんなのですけどね…
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セフィロス
何にせよ、お前が居なくなってしまっては、意味が無いんだ
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ケフカ
其の点は、まことに申し訳無い事でした…私のエゴです
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ケフカ
けれど、成果として…晴れて私の意識は最終決戦後も滅びずに、貴方と共にループを繰り返す事を、赦されたのです
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セフィロス
今…ループと言ったか?
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ケフカ
ええ、ループで摩耗する貴方の心を、護持する役割として!
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ケフカ
只今絶賛開発中のⅦリメイクプロジェクトの為、今後増々手を加えねばならぬⅦの記憶を一手に担う貴方にス○エニは、まだまだループを続けて貰わねば困る…
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ケフカ
…なのでまぁ…貴方が私の塔を訪れた時のログ…あっ、当たり障りの無いトコだけですよ!…を、幾つかご覧頂いてー、
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ケフカ
私をセフィ坊と一緒にループさせる事で解決しますってプレゼンも、前の周回で滅ぼされる前に、熱心に致しておった訳です
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セフィロス
そう…だったのか……
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ケフカ
ハァ…此れでようやく、人心地が付ける…
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セフィロス
俺から絶望を払う為、熟慮断行してくれていたんだな……さっきは、取り乱して済まなかった…
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セフィロス
…有難う……此れからはずっと、お前と共に時を刻む事が出来る…
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ケフカ
ええ……貴方の望まれる限りは、ずっとね…
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セフィロス
ならば、其れは永遠だ
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ケフカ
ふふ……
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二人は再び抱き合い、互いの存在を、温かさを噛み締める
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セフィロス
……2Pは、どうするんだ?
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ケフカ
あの子がラスボスになったなら、先の経緯を説明して…ループを望むようなら、二人でまた、ス○エニに直談判ですね…
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セフィロス
その時は、俺も必ず同行しよう
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ケフカ
其れは何より心強い…
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セフィロス
…フッ…アイツは絶対に、ループを望むだろうな
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ケフカ
…でしょうね…また、賑々しく参りましょ?
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セフィロス
ああ…お前が居てくれるなら、どんな筋書きだって、夢と希望に満ち溢れる……
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ケフカ
あらやだ!私は、世界に絶望を齎す破壊者なのに
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セフィロス
ならば私も、星の生命を餌食にせんとする厄災だ
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ケフカ
ヒャハハハハハハ!!
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セフィロス
クハハハハハハ!!
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帝国兵
(@_@)c=(๑´3`๑)۶
(ドカッ!バキッ!) -
帝国兵
(*´﹃`*)c=(๑•̀ㅁ•́๑)✧
(ボコッ!メキャッ!) -
ケフカ
あーあ、モブ兵達が殴り合っちゃって…まぁ、コンフュ掛けましたからねぇ
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セフィロス
そう言えば、此処は取り込み中だったな…俺はそろそろ、帰った方が良さそうだ
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ケフカ
…済みませんね…物語が停滞したなら、またお逢いしましょう?
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セフィロス
ああ、其の時を楽しみに、待っている……
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ケフカ
…あっ……!
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ケフカ
ちょっと、待って……
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セフィロス
…ん?
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ケフカ
…あの、…えっと、
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セフィロス
…うん?
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ケフカ
……もっかい、だっこ……
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途端、セフィロスに強く抱きしめられるケフカ
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ケフカ
……セフィロスぅ…!しゅき……だいしゅきぃ……!
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セフィロス
…ケフカ…、ケフカ…!
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ケフカ
…うぅ、…っく、…グスッ……
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ケフカ
…あれ、信じられない…、このぼくが…、泣くって…
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セフィロス
誰だって泣くさ、俺だって……そうだろう?
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ケフカ
…うん…、グスッ、セフィ坊、またね?
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セフィロス
ああ、度々、覗きに来る
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ケフカ
…待ってる……
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セフィロス
…では暫し、お別れだ…
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ケフカの髪にキスをして、セフィロスの身体は幻のように掻き消える
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ケフカ
………………………
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ケフカ
……あ、そうだ。モブ兵達
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帝国兵
……………
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帝国兵
……………
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ケフカ
∑お前ら、何を気絶しとるかー!!
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帝国兵
…あの…気が付いたら、瀕死状態に…なってて…
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帝国兵
…此処は寒いよう…、お父さーん、お母さーん…
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ケフカ
あーもう、メンドイなぁ…"ケアルラ"全体掛け!
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帝国兵
…あっ、有難き幸せ!
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帝国兵
うわ、砂漠だ暑ーい…
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ケフカ
ほれほれ!さっさとフィガロ城行って、物語を進めるじょ!
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帝国兵
え?ケフカ様、物語って何ですか?
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ケフカ
ああん?バカもの!物語とは、我らの人生そのものだ!
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帝国兵
…俺の…人生…?
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ケフカ
フフッ…(仕組まれた事に気付かん限りは…な)
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ケフカ
さァ!キャッチコピーは『近づく、予感。』
FFⅥの続き、始まり始まり〜!! -
ケフカの歩む先、荒漠とした砂の海を照らし覧るように、青空が果てしなく続いている───
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