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ディシディアNT世界
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新設されたカフェにてダベリつつ先刻の対戦の疲れを癒やす、ロック、ティナ、ケフカ編成の『チームⅥ』(ロック命名)
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ロック
其れにしても、俺達の為にこんな小洒落た休息所を設けてくれるなんて、あの二神も気が利くじゃないか!
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ティナ
ええ。記憶を取った後も復興の力をより良く貯める為に自ら訪れて来る戦士達への、せめてものお礼だそうよ
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ケフカ
…………
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ロック
ん、ケフカ大人しくね?どした、腹でも痛いのか?
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ケフカ
……お前らはさー、何時になったら、Ⅵ本編に本腰を入れる訳よ
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ロック
へ?本腰…?
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ケフカ
何時まで経っても、最終決戦しに来ねぇだろが!んでフットサル気分でNTばっか来て、こんな所で管巻いててよぉ!!
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ティナ
ガレキの塔には一度入ったわ…八竜を倒しに
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ケフカ
…で、ジハードも手に入れたんでしょ?未だ何か、やり込みにお心残りでも?
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ロック
なーんか、俺ら、まだ終わらせたくない気分なんだよなー。此処でのチームワークも、折角仕上がって来たのにさー……
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ケフカ
……(幾ら何でもバンダナ達が此処まで脳天気なのは、どうもおかしい…)
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ケフカ
……(プレイヤーと私達の体感時間は不一致で有り、マスター(FF各ナンバリングで、最初に世に出たソフト)間では、物語ひと区切りごとの開始・終了が、ほぼ同時に為される…)
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ケフカ
……(もしや…Ⅵ以外のマスターに問題が生じ、其れにつられて全体の進行が遅れているのでは……)
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ティファ
ケフカさん!
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ケフカ
はれぇ?!Ⅶの、ダイナマイツなお嬢さん
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ティナ
あなたは…
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ロック
おお…(リアル等身になると、また凄い…)
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ティファ
こんにちは!私も此の度、NTに参入したんです!
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ケフカ
あー、Ⅶの空き枠、結局あなたになったの!
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ティファ
ええ。宜しくお願いしますね!
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ケフカ
はいはい、宜しくぅ
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ティファ
ロックにティナも…オペオムでは、もう一緒に頑張ってるよね。此れからはこっちでも、宜しくね!
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ティナ
ええ、こちらこそ!
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ロック
うお、タニマが……
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ティナ
…ロック…本当に、セリスに報告するわよ
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ロック
冗談、冗談だって!ああ、宜しくな!
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クラウド
ティファ
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ティファ
クラウド!いま私、Ⅵの皆さんにご挨拶してたの。ねえ、私達も此処でちょっと、休んで行こう?
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セフィロス
…………
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ケフカ
…セフィ坊、中々に居心地が悪そうですね?
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セフィロス
…この世界にカイエンとミナが揃う事を、思い浮かべてみるがいい……
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ケフカ
ウン…よりによって毒攻めしたドマ出身が揃うってのは、何とも肩身が……
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セフィロス
まさか焼き払ったニブルヘイム出身が、12回目に続き、再び来るとは……
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ケフカ
ご親友のどちらかとか…いっそ、メガネ博士が良かった?
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セフィロス
いや、……母さん…とか…
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ケフカ
まぁ…一ナンバリングからの選出が三人とは、必ずしも決まった事では無いと…思いますし
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セフィロス
…誰が来ても、一悶着は起きそうだがな…
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ティファ
ちょっと、セフィロス!
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セフィロス
…何だ
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ティファ
ケフカさんとのひそひそ話、まる聞こえよ、悪いけど
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セフィロス
…………
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ティファ
確かに本編では、セフィロスの事大キライ…なんだけど、
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ティファ
今、ナンバリングⅦはリメイクの発売を前に、世界中のプレイヤーさんから注目を浴びているわ。此の時期に、私がNTに呼ばれたのは…そう言う理由も、有ると思う
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ティファ
だから、プレイヤーさんの期待を裏切らない為にも、組む事になったならしっかり協力し合って、最高のパフォーマンスを発揮するわよ!いい?
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セフィロス
…ああ
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ティファ
じゃ、握手しよう!
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セフィロス
………
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セフィロスが戸惑いつつも差し出した片手を、ティファは両手で取って握り締め、
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ティファ
よし!改めて、宜しくね!
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そう言うと、少し離れたクラウドの座る席へと、駆け寄って行く
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ティファ
ねぇクラウド、何か飲み物、頼んだ?
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ケフカは背後からセフィロスの肩をポンと叩き、
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ケフカ
…女の子って、思ってたよりずっとオトナで逞しくって…びっくりする事、ちょいちょい有るよね
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セフィロス
そうだな…
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ロック
なぁ!折角だから、相席いいか?
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ティファ
ええ!…いいよね?クラウド
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クラウド
ああ
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ティナ
セフィロスさん…それにケフカも、こっちに来て喋りましょう
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セフィロス
……正気か
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ケフカ
……この世界、ホントに何でもアリね
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一つのテーブル席へ、それぞれ飲み物を片手に、集まり座る戦士達
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ロック
リメイクの話、ちょくちょく耳にしてるよ。大活躍だな!
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クラウド
活躍…とは言っても、元の物語に新たに付け足されたり、変更された場面の時だけ、記憶を一時消去されて呼ばれるんだ……後は、俺達の記憶のコピーを最新技術で作った器に入れて、済ませている
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ロック
へー、そんな仕組みで作ってんのか
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ティファ
でも、その付け足しや変更が尋常な量じゃ無いし…何しろ今のACシナリオと平行してやってるから、結構大変では有るんだけどね
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ティナ
二つのお話を掛け持ちだなんて…体調、崩れない?大丈夫?
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ティファ
有難う、ティナ。優しいのね
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ティナ
そ…、そうかな…
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ケフカ
この娘、ガキんちょ達の面倒見てる内に、すっかりカーチャンと化しましたからね
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ティナ
ケフカもだらし無い姿勢してないで、ちゃんと背筋を伸ばして座りなさい!
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ケフカ
…ほらね
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ティファ
ふふ…私もママから、良くそんな風に言われてたっけな
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セフィロス
私も…SYNTHESIS母さんから、良くそんな注意を受けていた
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クラウド
…………
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ティファ
セフィロスは今度のリメイクでも、最後イカなの?
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セフィロス
…あれは翼だ
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ティナ
……いいの。だって私、あの子達の為にも、ちゃんとしたママになりたいんだもの
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ロック
そう言えばさ、正月に皆で食った、ティファが作ったって煮込み、美味かったな〜!
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ティファ
有難う!私やクラウドの故郷では、お馴染みの料理よ
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ティナ
そうだわ、ママは料理も上手じゃないと。ティファ、今度お料理…教えてくれないかな
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ティファ
いいわよ、喜んで!
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ティナ
良かった!有難う…!
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ケフカ
……(ED後は全てリセットされると頭の片隅では解っていても…その先に向け希望を抱かずに居られんのは、何とも哀しい仕組みですねぇ……)
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ティファ
所でⅥの皆さんは、此処では何時も組んで戦っているの?
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ロック
ああ!その名も、『チームⅥ』だ!!
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ケフカ
…こいつが一人で、盛り上がってるだけですよ…本来は折角のお祭りゲーなんだから、取っ替え引っ替え色んな奴と組んでみりゃいいんです
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ロック
何だよ?俺達、此処じゃ上手くやれてるだろ?
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ケフカ
へいへい…
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ケフカ
…っと、ティファさん
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ティファ
何かしら?
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ケフカ
そちらも…今後はずっと、Ⅶの方々で纏まって行くおつもり?
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セフィロス
………
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ティファ
いえ…特にそうとは、決めてません
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ティファ
今は私、この世界に来たばかりだし…クラウドと一緒に居て、色々教わったりしてるだけで…
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ケフカ
…そうですか……
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セフィロス
ホッとしているな…フフ、2Pの件か?
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ケフカ
ええ、まぁ…
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ティファ
ニピー…さん?そんなキャラ、居たかな…?
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ケフカ
…いえ、友人の愛称です。良く此処で、つるみたがりますのでね
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ロック
ケフカ!お前も、友達を大事にしたり出来るんだな…何か感動した!
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ケフカ
…うっさいなぁ……
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其の時、スマホの着信音が辺りに響く
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クラウド
ごめん、俺のだ
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クラウド
…はい、解りました。向かいます
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クラウドはスマホを切ると、
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クラウド
ス○エニから、リメイク撮りの呼び出しだ…
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ロック
お、頑張ってな!
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クラウド
ああ。じゃ、行って来る
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突如近くに出現した境界線の裂け目は、クラウドが潜ると直ぐに閉じ、跡形も無く消える
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ティナ
こんな風に、突然呼び出されるのね…やっぱり大変そう
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ティファ
…もっと、ゆとりの有る流れになる筈だったんだけどね…その点は私達も、戸惑ってる
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ケフカ
と、言いますと…?
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ティファ
本当は、今頃はAC(アドベント チルドレン)シナリオはとっくに済んで、次のDC(ダージュ オブ ケルベロス)シナリオに、移行している筈だったんです…
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ティファ
私もクラウドも、DCシナリオでは忙しく無いって聞かされてたから、余裕だと思ってたんだけど、
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ティファ
何故か…ACシナリオ、何時まで経っても、敵が新たな動きを見せなくて…
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ティファ
この前、敵三人組の中で一番小柄な子が、物陰でコッソリ涙ぐんでるの、見掛けちゃったし…一体、どうなってるのかな…
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ケフカ
………ふぅん?
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其れを聞き、セフィロスにジト目を向けるケフカ
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セフィロス
…………
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ケフカ
…まさか、貴方が……
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セフィロス
…………(汗
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ケフカ
セフィ坊、あの離れた席に移りなさい…二人きりで少々、お話が有ります
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セフィロス
…あ、ああ……
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ケフカ
他の皆さんは、其のままご歓談を
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ケフカ
くれぐれも、聞き耳などお立てにならずに…ラスボス間の守秘義務に、関わる話をしますので
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ティファ
ええ、解りました…
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ロック
ああ、俺は他人の秘密までハントするような、野暮な真似はしないぜ!
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ティナ
守秘義務だなんて…ラスボスも、大変なお務めなのね
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遠く離れたテーブル席へ移って来た、ケフカとセフィロス
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ケフカ
…セフィロス…私に、何か大事なことを…隠していますね?
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セフィロス
…………(汗
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ケフカ
どうもおかしいと、思って居たのです…うちのプレイヤーキャラ達が、幾らアホばかりとは言え、
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ケフカ
何時まで経っても、私を倒しにやって来ない……
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セフィロス
…………(滝汗
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ケフカ
…この件に付き、貴方…お心当たりが、有りますね?
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セフィロス
………………
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セフィロス
………………ない…ん…だ……
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ケフカ
はい?!も少し大きなお声でリピートプリーズ!
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セフィロス
俺は、お前にもう、置いて行かれたくないんだ!!
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途端、セフィロスの白い頬を、幾筋もの涙が伝い落ちる
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セフィロス
……だから…カダージュ達を、足止めさせていた…!
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ケフカ
…あぁ……まぁ、そんな事では無いかと、思って居ましたが……
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椅子を寄せるとセフィロスを抱き支え、己のマントで相手の頬を、優しく拭い始めるケフカ
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ティファ
遠目でハッキリしないけど…何かあの二人、抱き合ってるみたい…?
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ロック
え?飲み物にむせて、背中でもさすってんだろ?
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ティナ
だから、座る姿勢を正しなさいと言ったのに…全く、聞かん坊なんだから
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セフィロス
…お前しか…お前しか、居ないんだ……
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セフィロス
滅びやリセットから隔離され、見知った筋書きを無限に辿るこの身に見合う、知能と知性の持ち主は……
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セフィロス
現れては消え、また素知らぬ顔で現れる事象や人々の中で、示唆に富み、美しく、慈愛溢れるお前と巡り逢い、共に過ごす日々は…ようやく辿り着く、私に取っての安息日だった…
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ケフカ
…貴方に其処まで言われると、流石に…照れちゃいますが……
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セフィロス
……もう、一人にしないでくれ……
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セフィロス
…俺を、一人にしないでくれ、ケフカ……!
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ケフカ
セフィロス…
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セフィロス
……くっ…、
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ケフカ
セフィロス、ご安心なさい
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セフィロス
…………っ…
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ケフカ
心を乱される事は、何も、無いんです
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ケフカ
この道化は、貴方に課せられた理不尽な孤独すらも、戯れに変えましょう
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ケフカ
私は滅びを乗り越え、意識を必ず次周へ繋げますよ…貴方と過ごした、掛け替えの無い、夢と希望に溢れた日々の、記憶をね…
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セフィロス
……ケフ…カ…
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ケフカ
本当に…甘えん坊の、泣き虫さん
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セフィロス
……こんな俺は…嫌だろう…
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ケフカ
いいえ…愛おしく、また、お力になりたく思います……とても
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セフィロス
……………
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ケフカ
私の塔へ、参りましょう?
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セフィロス
…ああ……しかし、こんな…泣き腫らした顔で……
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ケフカ
では、此れをお顔の前に、抱える様に持って頂いて…
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ケフカから、ミステリアスな髪飾りを渡されるセフィロス
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セフィロス
……………
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ケフカはセフィロスを連れ、もう一度ロック達の卓へ戻って来ると、
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ケフカ
あー、私達、ちょいと急用が出来ましたのでね、先に帰らせて貰いますよ
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ロック
えー?!何だよ、ホントに急だなぁ!
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ケフカ
うっさいな!ラスボスやってると、色々有るんだよ!
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ティナ
ラスボスの用事なら、仕方無いわね…
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ティファ
…ねぇ、セフィロス…何を持たされているの?
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セフィロス
…………
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ケフカ
お気になさらず!其れでは皆さん、お先に失礼
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足早にカフェを後にする、ケフカとセフィロス
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ロック
う〜ん、今日は俺、まだまだ対戦して行きたいんだよなー!
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ティナ
あっ!今、ロックにティファに私…丁度、三人じゃない?
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ティファ
ほんとだ!ね、私達でもチームを結成しようよ!
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ロック
いいね!よし、燃えて来たな…じゃあ先ずは、チーム名を決めようぜ!
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ロック
えーと、俺と、ティナと、ティファだから…
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ティファ
『TT姉妹 withD』!
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ティナ
素敵だと思うわ!
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ロック
ちょっと待ったあ!其の"D"って俺の事?一体何の頭文字だよ?
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ティファ
勿論、どろぼ…じゃ無くて、えっと……そう、defendの"D"よ!
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ティナ
ロックは私達を、危機から守ってくれるんだものね?
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ロック
おう、そりゃもう当然だぜ!!二人共、大船に乗ったつもりで頼ってくれよな!
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ティナ
……(ホッ…)
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ティファ
……(ホッ…)
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