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ガレキの塔・屋上にて
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塔内部から屋上へ、のほほんと上がってきたケフカ
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ケフカ
女神ちゃん、梅雨の晴れ間のお洗濯物干し、ご苦労さんねー
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ケフカ
魔神がさぁ、オヤツ作り過ぎたんだって。お仕事その辺にして、皆でお茶にしない?
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女神
……………(汗
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困り顔の女神が指差した其の先には、
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ガウ
ガウ!
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ケフカ
……アラ、野生児君
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ケフカ
何?今のプレイヤーさん、もしや一人縛りチャレンジしてんの?
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ケフカ
…にしても、最低でもセリっちゃん、スケコマシ、尻フェチがおらんと、私の塔の攻略は不可能な筈なんだけど
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ガウ
ガウ、ひま!だから一人で、ちかみちしてきた!
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ケフカ
暇って……(絶句
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ケフカ
はああ?この期に及んでまだ、私との最終決戦に至らんおつもりなの?
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ガウ
さいしゅ…ウ?
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ケフカ
お前、レベルカンストじゃないのよ。此れ以上、何をやり込むっつーの
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ガウ
ウゥ…けものがはらの、ぜんぶにとびこむ、あとちょっと…
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ケフカ
へえ?よりにもよって『あばれる』コンプ目指してるの?全く、ご苦労さんだこと
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ガウ
ガウ、いまとびこんでる、けものがはらのなかまの技、おぼえた!
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ガウ
…でも、ほしにくのなかま、なかなか、こない…
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ガウ
だから、ひま!
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ケフカ
あー、だからワザワザ海も渡ってねー…、そう……
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ガウ
ひまだし、腹減った…
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ケフカ
…私達、今からオヤツタイムなんだけど。御一緒する?
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ガウ
オヤツ、オヤツ!ガウ!
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ケフカ
つっても、肉なんか用意しとらんよ?有るもんで満足しなさいよ!
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ガウ
ガウ!
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ケフカ
んじゃ、女神ちゃんと一緒に食堂へおいで
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ガウ
はう!
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女神
…………(汗
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ダイニングルームにて
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ケフカ
んじゃま、その辺適当に座ったんさい
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ガウ
はう!
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三闘神の向かい、ケフカの隣席に、ちょこんと落ち着くガウ
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魔神
…………(汗
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ケフカ
うん…チミの戸惑いも、とっても良く解るんだけど、
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ケフカ
オヤツしないとこいつ、納得せんみたいだからさー。まぁ用意したってよ
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魔神
…………
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キッチンへ行くとガウの分も新たに一つ作り、テーブル上に供する魔神
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ケフカ
そうそう!今日のオヤツは、今話題のタピオカドリンクなんだよね!
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魔神
…………(「ブラックタピオカを、うっかり大量に戻し過ぎちゃいまして…」的な思念会話)
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ケフカ
…そう、うっかりね…うふふ、そう言う事にしときましょ
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女神
…………(「何よ魔神、素直に呼んでくれても、私あなたのお茶に来てあげたけど?」的な思念会話)
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鬼神
…………(「そうだぜ。お前は魔法創りは今一な癖に、菓子作りの方は一端なんだからな」的な思念会話)
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魔神
…………(「黙って聞いてりゃ、何だお前ら上から目線で…やっぱりいいよ、出てけよ!」的な思念会話)
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ガウ
…………(「ケンカ良くない、ガウ!」的な思念会話)
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ケフカ
…………(「アラ?野生児が、さり気に神々の会話に入り込んだけど」的な思念会話)
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ガウ
…………(「ガウ、けものがはらのみんなと暮らしてる。その中には、こころで喋るやつ、いる!」的な思念会話)
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鬼神
…………(「へぇ、俺らの次元の言語が解るとは、人間にしちゃすげえじゃん」的な以下ry)
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(※以下、全員思念会話)
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魔神
なぁ人間、酷いと思うだろ?こいつら、何でか知らんがしょっちゅう僕を見下してくるんだ!
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ガウ
ウゥ…(汗
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女神
え?私が見下してるのは、何も魔神だけじゃないけど?
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鬼神
ああ、てめえはいっつも高飛車、其れでいてドジっ娘なんだから始末に負えねえ
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女神
何よ!ケフカ様の創られる神々の像じゃ私のオブジェが一番上なんだし、見下して当然じゃない
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魔神
何だとこいつ、一生洗濯もん干してろ!
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鬼神
女神の奴は認めねえが、そういや魔神はあの像でも、一番下だぜ!
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魔神
お前、僕の毒属性に弱い癖に…一生塔メンテしてろ!
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鬼神
…おい女神よ、どうでもいいがミネルバビスチェ、チラ見えてんぜ
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女神
イヤー!鬼神のスケベ!
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鬼神
お前の下着で、誰が喜ぶかよ!
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魔神
あー!もう一度、ジハードでも起こしたい気分だ!
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ケフカ
ハイハイ、もういい加減にしんさい。折角のタピオカが、ぬるまっちゃうよ
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鬼神
あっ、すいやせん…三柱揃うと、どうもいけねえ
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ガウ
おまえたち、いつもこんなに、仲わるいのか?
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女神
ええ。喧嘩に、世界中を巻き込んじゃった事も有って…
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魔神
三柱集まると、今でもつい諍う事が有るんだ…本当、ごめんな?
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ケフカ
あまーい☆(ちゅうちゅう)、
おいしー♡(ちゅうちゅう)、
もちもち♪(ちゅうちゅう) -
ガウ
ガウ!!
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三闘神そっちのけでタピるのに夢中なケフカに、何かを訴えようとするガウ
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ケフカ
なぁによ…やっぱりお肉じゃないと食い付き悪いみたいだけど、騙されたと思って飲んでみ?美味しいから
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ケフカ
チミも近頃、やっとオペオムに参入したんだし…流行りの味も解らないと、スターダムにはのし上がれないよ?
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ガウ
こいつら、なかよくできない…それ良くない!
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ケフカ
あぁ、この三柱?けど此れでも近頃、マシにはなったのよね?だいぶ
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魔神
はい…自分らで石化する前は、顔突き合わせりゃ殺し合いの日々でしたからね…
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鬼神
今は、ケフカ様のお役に立とうぜって、一つの立派な目標が出来たからなぁ…
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女神
そうね…皆で力を合わせて、ケフカ様の笑顔をなるべく増やして行きましょうって、私達…
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ケフカ
…ふん?
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女神
キャッ!やだッ、私ってば…!/////
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鬼神
このドジアマ、口を滑らすな!
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魔神
あ・あの、ケフカ様、僕達本当に…貴方をほっとけないと言うか、心からお慕いしてるんです…って、恥ずかしー!/////
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鬼神
お前らばっかデレやがって…俺だってケフカ様に仕えてからが、今までの神生で一番充実してらあ…って、照れる!/////
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女神
私達、もうファンクラブみたいなものでー、ケフカ様って神から見てもお美しくて…って、言っちゃった、キャー!/////
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ガウ
おい、ケフカ!
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ケフカ
なぁによ(ドリンクちゅうちゅう
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ガウ
こいつら、なかなおりしたい、おまえのため…
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ガウ
なにか、言ってやれ!ガウ!
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ケフカ
なにかって……
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ケフカ
…ねぇ魔神くん、タピオカおかわり、有る?
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魔神
有りますとも!!
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張り切ってキッチンへ、ケフカのおかわりを作りに向かう魔神
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ケフカ
…あとねぇ、鬼神くんと女神ちゃんもさー、
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ケフカ
こないだ折角さぁ、食べたり飲んだりを楽しめる能力をね、このぼくちんが授けたげたんだし……
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ケフカ
折角のオヤツタイムでもね、有る訳なんだし…何やらギャンギャン喚いとらんでさ、
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ケフカ
目の前の其れ、タピってみれば?
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女神
……ええ、ケフカ様が仰せられるのなら…
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鬼神
……そうだな、言い争いしたら、喉乾いたし…
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ガウ
……黒いツブツブ…モンスターのタマゴか?
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目の前のタピオカドリンクを、ようやく飲み始めた2柱と一人
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魔神
ケフカ様、おかわりお待たせしました!
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ケフカ
あ、どもねー
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鬼神
……魔神!
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女神
……魔神!
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ガウ
……ガウ!
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魔神
…な…何だよ急に、お前達…
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女神
このドリンク、とっても…とっても美味しいわ!
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鬼神
こんな美味えモンが、この世に有ったとはな…!
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ガウ
うまい、うまい!ガウ!
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魔神
そ…そうかな…、何かお前達から褒められるって…今までに無さ過ぎたから、凄く妙なカンジだな……
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ガウ
魔神、すごい!すごい!
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魔神
おう、そうか?どうもな、人間!
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ケフカ
これ、ベースのドリンクも、それぞれ…わざわざ違うの作ってんのよね、魔神?
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魔神
はい、流石にケフカ様にミルクティーをお出しするのは…僕の淹茶の腕前では、余りにも失礼に当たりますので、
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魔神
ケフカ様にはスペシャルなレアチーズホイップ苺スムージー、刺激の好きな鬼神には炭酸水と100%オレンジ…
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魔神
美容を気遣う女神にはココナッツ豆乳、僕とイレギュラーな人間には、有り合わせですぐ作れるアップルジュースを……
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女神
…えっ、ちょっと、どうしよう……
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魔神
は、何が?
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鬼神
…俺ら…さっきお前を、散々腐したのに…
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女神
…ええ、私達の事をそんなに考えて、此れを作ってくれてたなんて…
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魔神
別に…!ケフカ様の台所を預かる身としてはさ、何時も誰にでも、充実した提供を…心掛けてるってだけで…
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ガウ
オヤツ、うまい!
へや、きれい!
いごこち、いい! -
魔神
あ…、ああ、そうだ…僕の作ったものを美味しいと感じて貰えるのは、
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魔神
女神のきめ細やかなルームメイクと、鬼神の完璧な空調管理の、お陰でも有る…
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女神
……そんな……///
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鬼神
…お…俺だって…ケフカ様から任された仕事を、精一杯こなそうってだけだぜ?
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ケフカ
ええ、魔神の言う通りですね…
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魔神
ケフカ様…!
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鬼神
ケフカ様…!
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女神
ケフカ様…!
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ケフカは居住まいを正すと、三闘神それぞれの瞳を、順々に真っ直ぐ見詰めながら、
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ケフカ
神となった私が、こうした平穏な気持ちで有り続けられるのは…
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ケフカ
あなた方三闘神が、ヒトとしての暮らしを整えてくれているお陰です…そう、一柱でも欠けては、為し得なかった……
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ケフカ
…力を賜ったのちも支えて頂き、感謝していますよ…本当に
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魔神
げ…げぶがざま"ぁ……(滝涙
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女神
けふかさまぁ〜〜!!(大泣
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鬼神
うぉーん!うえぇーん!(涙腺崩壊
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魔神
うっく…僕ら、此れからも頑張ろうな!
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女神
ええ、ひっく…この命、尽きるまで!
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鬼神
えっく…ああ、増々力を合わせて行こうぜ!
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ケフカ
アラアラ全く…涙の海で、溺れちゃいそう
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ガウ
ケフカ!
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ケフカ
なぁによ
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ガウ
こいつら、なかよくなって、良かったな!
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ケフカ
ウン…まぁねぇ
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ガウ
ケフカは、なかよく、ならないか?
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ケフカ
あ?誰とよ
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ガウ
おれたちと、なかよく、ならないか?
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ケフカ
…なんねぇよ
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ガウ
なんでだ?さんとうしん、なかよくなった!
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ガウは、自らの腰に括り付けた巾着袋を見せ付けて、
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ガウ
ここに、ケフカのほんとも、ある!
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ケフカ
えぇ…?ホワイトデーん時に一緒に焼いたクッキー、まだ持ってんの?
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ガウ
はう!
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ガウ
だから、ケフカも、なかよくなる!
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ケフカ
なりませんったら、なりませんー
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ケフカ
ぼくちんは、獣ヶ原は勿論の事、お前のイカれ親父もぶっ壊す気満々でおりますんで、心して掛かって来て下さーい
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ガウ
…なんで……
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ケフカは表情を柔めると、片肘で頬杖を付きつつ、
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もう一方の掌で、隣席で俯くガウの頭を、優しく撫で始める
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ガウ
…ゥ……?
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ケフカ
…お前は、本当に分け隔ての無い…純粋で、自主独往の心を持った子供だね…
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ガウ
ケフ…カ…?
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ケフカ
お前の良く言う、"ほんと"だけどね…見えなくなる前の事は、やっぱり少しも思い出せないのだけれど、
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ケフカ
今の私の、"ほんと"には…フフ…随分と素直にね、向き合えるようになりました……
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ケフカ
…此れは、お前のお陰でも、有りますよ…
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ガウ
ケフカ…
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ケフカ
だけれど、役目は、果たさなければ…
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ガウ
…………
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ケフカ
…最終決戦を、華々しく彩って……次周でまた、お会いしましょう?
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ガウ
ジシュ…ウ?ジシュウって、なんだ?
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ケフカ
ふふ……ヒ・ミ・ツ
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ケフカ
でも、必ず、また会える……
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ガウ
…ほんとか?
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ケフカ
ええ…そうしたら、またこんな風に…、暇つぶしにでも、押し掛けて来て?
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ガウ
…ウ…、お前、なでるの、きもちいい……
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ケフカ
……そ?
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ケフカ
…じゃ、次周では…もっとナデナデしないとね
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ガウ
…やくそくだぞ、忘れるな、ケフカ!
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何処までも澄んだ瞳で笑みながら、そう言い放つ相手を前に、ケフカはつい、こんな思考に至ってしまう
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ケフカ
ええ、お約束しましょう…
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己の化粧の様形が、真の心を偽るもので有って、本当に良かったと。
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