彩雲国×十二国記
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風が騒がしい
「蝕か・・・」
「主上、中にお入りください。危のうございます」
「分かった今行く」と言った瞬間蝕は強さを増し李彩を巻き込んだ
「主上」という徇麒の声がやけに大きく聞こえた
私が蝕に流されたのならそれが天帝の意志だからか・・・それにしても何故私は胎児としてこの女性の子宮にいるのか?それも天帝の意志か?徇麒には心配をかける、それより私はどうなるのか?私は王だ。私が舜国にいない、ということはその内失道し死ぬのか・・・
まいい、今は寝よう深く深く
「李彩様」
「天帝」
「貴女が失道することはありません。今回のこの蝕により貴女様は彩雲国の世界に流されました」
「そうか彩雲国か・・・」
「この世界に歪みが生じました。それを修正するためにこの世界に貴女を送り込んだのです。ですから好きに生きてください。この世界での生を全うしたら必然的に舜国に戻るようにしてありますので」
「天帝、歪みとは」
「この世界の主人公である紅秀麗が生まれてこないという歪みです。その歪みを治すためには外界からの作用が必要です。」
「その作用が私ということか、この世界での私の立ち位置は?予想はつくが」
「紅家直系長姫、紅邵可と薔薇姫との間の子、紅秀麗の双子の姉。そして貴女が舜極国国王であることも変わらい。それによって貴女が神仙なことには変わりない。仙の位で言えば彩八仙より貴女の方が上です」
「了解した。母にある薔薇姫に説明はよろしく天帝。私は秀麗と親睦を深めてくるから」