起きたらヒロとダブルベッドで寝ていた。寝ていただけだ絶対に！
ヒロを起こしてこの状況に心当たりがなか聞こうと思い俺は容赦なく気持ちよさそうに寝ているヒロをたたき起こした。

「うん？なんだよゼロ？ってここ何処だ？え？なんでベッド？」というヒロに諦めた。俺もヒロもこの状況に対して何の情報も持っていないとことに二人して頭を抱えたくなった

このままいても仕方がないので昨日の記憶を整理したら二人とも結構なペースで飲み何杯飲んだか覚えていない。つまりは酔って記憶がないことが分かった。

二人してため息をつき
ここがどこか調べることにした。
この部屋には扉が二つあり、まずはベッドの右側になるドアを開けた。ウォークイオンクローゼットだったらしく服や鞄などが置いてあり見る限りは女性ものでこの部屋の住人は女性ということが分かった。
昨日の飲み会にいた女の内の誰かか？それとも他の女か？と考えていても仕方がないのでもう一つの扉を開けるとリビングダイニングで目の前にソファーがありこの部屋の主人が寝ていた。

俺は声にならない声を上げにやけている顔を見られないように口元を手で隠した。
ヒロにはばれてニヤニヤされていたが今はそんな事を言っている場合じゃない。ここは彼女の部屋！じゃ俺はさっきまで彼女のベッドで寝ていた！！と考えてしまい体温が上昇するのが分かった

「ここに俺らの荷物あるぞゼロ。携帯も財布あるな。あれタクシーの領収書？」

「店からタクシーで帰ってきたんだろう。後で払わないと」

「めちゃくちゃ迷惑かけてるなコレ。ってゼロメッセージアプリ見てみろ！大変なことになってる」

カップル誕生日！！[メッセージアプリ]

「はぁ！どうしてこうなった？？」