婆娑羅海賊団 トリップ編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『初めての海、向かう先はEast Blue』
シャボンディ諸島を出航して二日が経った。今のところは何の問題もなく航海している。まだ海賊旗は付けていない。向こうに行ってから付ける予定だからだ。コレは皆で決めたこと
もうじきカームベルトに入る。これからが私たちの海賊物語が始まる。今はトリッパーや悪魔のことを忘れ皆で楽しみたい
初めての航海なので皆不安がっていたが、始まってしまえばなんのその流石あの動乱の戦国時代を生きただけあって、皆直ぐに適応していった
「メイ殿」と私を呼ぶ幸村に私は向き合って
「どうした?」と言うと幸村は真剣な顔つきで
「無風地帯に入ったでござる」と私に言う
「うん、そうだね。じゃ手はず通りに、慶次、こた、左近お願いね」と三人に頼んだ。この三人は風の婆娑羅者だ。帆に向って風を起こしてもらい進んでいく
海王類が出てこないのはちょっとしたチートを使っているからだけど気にしないで航海を進めていく。気になる?しょうがないな・・・海楼石を使っているわけではないよ。この船底には結界が張ってあるんだよ。海神の力を使ったね。これのために契約しに世界線飛び回りました。皆が寝てからだけどね。これ皆には秘密だからね
海神の力を使っているため海王類など海の生物はこの船に危害を加えない。加えてはいけないものと認識しているはずだ
まぁ、三人任せになってしまうが頑張ってもらおう。あ、私も風使えたっけそういえば・・・
私の婆娑羅は全部だ。ただし攻撃に使うことはない。使うときは刀を打つときだけ。だからこ婆娑羅を武器に付加できる。これこの世界で売ったらどれくらいになるかな?
婆娑羅を使えない者でも、付加された婆娑羅武器ならば本来の性能は発揮できないが婆娑羅攻撃が少しはできるし、高値が付くかもしれないから売ってみようかな?少しは安定した収入が欲しいし
「そうしようかな」
「何がだ?」と私の独り言を聞いた小十郎が私に聞いてきた
「うん?それなりに収入が欲しいなと思って」
「ああ、収入か確かに欲しいな。生活するにあたって必要だ」
「同業者や海軍から宝や食料を奪ったとしても限度があるし、不安定だからさ」と言うと頷きながら私の話を聞き答えてくれる
「それもそうだな。だがどうするつもりだ」と私の意見を聞こうとする小十郎に私は今まで考えていたことを答える
「それで、この船に何があるかなと思ったら、私刀鍛冶だし刀売ろうかなって、婆娑羅武器なら少しは高値がつくんじゃないかと・・・でもここでも女が刀鍛冶をやるのは良くないみたいだからさ」
「ああ確かに刀を売れば収入になるな。だが男装するのか?」
「いや、黒いフードでも被って顔見えなくして、服も大きめなものを着れば体のライン分からなくなるしそれで凌ごうかなって」
「まぁ、いいと思うが、皆に一応聞いてからにしろ」と念を押されてしまった
「うん、最低でも竹ちゃんと元就には話すつもり」と言うとなんでその二人なんだという顔をされてしまい
「なんでだ?」と聞かれてしまった
「だって、この船のいやこの海賊団の財政を司るのは竹ちゃん、元就、小十郎だからね。小十郎には今話したし」
「そうか?」
「あと入れるなら、孫市と佐助かな?でも佐助はオカンだからさ。どちらかといえば料理、皆の食管理の方があってるかと・・・それを言えば小十郎もあってるね」
「俺が?」
「ほら、畑あるし?」
「ああ、あれには感謝している。思ったより大きくて驚いた。それに温室にしたんだな」
「甲板の空いているところに作っただけだから気にしないで野菜は海の生活で必要なものだしね。竹ちゃんに話してくる」と言って私は竹ちゃんを探し始めた
「竹ちゃん!」と私が呼ぶと半兵衛の周りにいた人たち全員が私の方を向いた
「どうかしたのかなメイ?」
「今忙しい?」
「いや、大丈夫だよ」と笑みながら言う半兵衛に案して私は話し始めた
「あ、元就もいるし丁度いいや。さっき小十郎にも話したんだけどね・・・」と小十郎に話したことを二人に話す
「確かに収入は安定していたほうがいいし、いいと思うけど・・・」
「竹ちゃん、元就?」
「いや、僕自身が情けなくてね。そうだよね全てにはお金が必要だ。頼んだよメイ」
「うん。なら時たま鍛冶場にこもるね」
「了解、皆に伝えておくよ」
「後、決めたいことあるからさ。夜ご飯の時にでも皆集まって欲しいんだよね」とみんなに言うと了解と言う声が聞こえてきた
「メイ、何を決める」と言うのは元就だ
「最後まで役職決めなかったからそろそろ決めようかと思ってさ」と言うと納得したようでそうかと言って黙ってしまった
「ああ確かに決めたほうが良さそうだね」
その日の夜皆に集まってもらい役職について話をした。結果だけ言うと
船長兼医師・石田メイ
副船長・石田三成
航海士・竹中半兵衛、大谷吉継
操舵手・豊臣秀吉、前田慶次
狙撃手・雑賀孫市
船大工・長曾我部元親
縫帆手・猿飛佐助
会計士・毛利元就、片倉小十郎、竹仲半兵衛
コック・石田メイ、片倉小十郎、猿飛佐助
戦闘員・全員
こんな感じに決まった。しっかりしている人が財政を管理してくれるということで一安心だ。あとコックも大切だ。食料管理がだけどね
三成が副船長になるとき少し困惑していたが半兵衛の一言で収まった
「メイの補佐は三成君しかできないよ」
その後
「三成ならばメイも安心できるであろう。三成任せたぞ」と言う秀吉からの言葉に副船長になることに頷いていた
さて、East Blueまであと2日というところか、それまでに刀を1口作ることにしよう。初めて行く場所に刀屋があればいいが・・・
さようならグランドライン、こんにちはEast Blue