婆娑羅海賊団 トリップ編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『船長は?』
さて、みんなとこの世界に来てもう三週間経った。皆鍛錬に勤しんでいる。
後は船の動かし方、船の上の生活についてのノウハウをしっかり学んでいる最中だ。実際やってみなければ分からないことも多いけれど知らないよりは知っていたほうがいいということで学んでいる
今日も船の動かし方について学んでいた。
「そういえば」と私は居残りをして勉強している幸村に話しかけた
「何でござるメイ殿」
「幸、いやさ、後一週間で出航するでしょ」
「うむ」
「船長って誰がやるのかなって、後他の役職とか・・・」と言うと幸村は目を丸くさせ皆を大きな声で呼んだ
「皆、集まってくだされー!!」と幸村の大声を聞いた皆が待ってきた
「What's wrong?」
「メイ殿がメイ殿が」
「え?どうしたのさ旦那」
「姉上がどうした?真田」と叫んだ幸村に皆が聞く。私は本当にどうしたのか分からなくて幸村に聞くことにした
「え?私何かした幸?」
「某たちの船長を嫌だと」と言う幸村に私が今度は目を丸くし
「・・・え?」と声を漏らした
「何故だいメイ君」
「え?なんでだいメイちゃん」
「お前以外で誰がやるんだメイ」と上から半兵衛、慶次、小十郎に順に言われ私は混乱する。慶次は分かるとして何故竹ちゃんと小十郎が私を船長にと言う
「もちつけ私、いや落ち着け私」
「餅をついてどうするメイ。それよりなにゆえ船長が嫌と申した」と聞くのは元就だ。私の頭は混乱している。なぜに元就までそんなこと言っている
「落ち着け」と言うのは孫市だった
「孫市」
「メイは嫌なのか?」
「・・・嫌とかいう前にいつ私が船長になったの?」と聞くと今度は孫市が目を丸くさせたが、直ぐに戻りそのむねを皆に伝えた
「なんと!」メイ殿は知らなかったのでござるか」
「え?そうなの俺吃驚しっちゃったよ」
「え?皆私を船長だと思っていたの?」と聞くと船員が黄鄭の言葉を口にした
「え?半兵衛、秀じゃなくていいの?」
「うん、豊臣軍全員、メイが船長で納得しているよ」
「え?秀本当にいいの?だって秀、生徒会長だよ」
「・・・メイよ。我はここに居る全員を手懐けられぬ」
「え?手懐けるって何?」
「メイ君は無意識にそれをやってるんだよ」と言う竹ちゃんに反論しようとしたが
いつもの笑によって黙らせられてしまった
「小十郎もさっき私がと言っていたから私なんだよね」
「ああ、お前になら、政宗様共々任せられる」と頷きながら言う小十郎に政宗も納得しているようだった
「元就はなんで私」
「メイだけがここに居る全員を纏められる。我もメイの命ならうけよう」とデレた元就に何を言っても聞かないのは分かっているのでそうなんだと納得させた
「佐助は?」
「俺様もメイちゃんしかいないと思うよ」
「なんで」
「皆が言った通りだけど」と言う佐助に幸村が話しだした
「某たちのことを一番に考えてくれるのはメイ殿しかおられんのだ」と熱く語る幸村に皆が頷く。他にも聞こうと思ったが皆が皆私が船長だと目が言っている。これ以上聞いても時間の無駄か・・・
「分かった。私が船長なんだね。じゃ船長でいいよ。でいつから皆の中で私が船長になったの」
「2週間前でござる」と言う幸村に私は疑問しか出なかった
「2週間前って、船の設備とか聞いた時だよね」
「そうっすよメイ様」とさも当然というように言う左近にイラっとしたのは内緒だとして、質問する
「どこにそんな要素あった?」
「・・・姉上」と少し呆れた声で三成に呼ばれ
「ヒヒ、姉姫らしいといえばらしいが、のう太閤」と面白そうに吉継に言われ
「うむ。そんなメイだからこそ皆が懐く」と分からないことを言う秀吉に頭の中が?でいっぱいになった
「え?どういうこと秀」
「メイ、分からぬならわからぬで良い。皆お前を好いているということだ」と言われ困ったことにまたもや?でいっぱいな頭になってしまった
船長は私です。本当に私でいいんですか?