婆娑羅海賊団 トリップ編
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『WSMSと皆の武器』
さてと着いた35番グローブ。ここはマリージョアを通って新世界に入る海賊が泊まるホテルが多く点在するホテル街なため海賊たちが騒ぎ出す確率が低めの場所だ。そこにWSMSの管理するホテルがある。ホテルの名前はホテル・シャボン
「ここだよ目的地。さ、中に入ろうか」
「ah~HOTEL?」
「ホテルでござるか」
「何でホテル?姉姫さん」
「おい石田メイ!!」
「・・・」
と各々何か口走っているが総無視して私はホテルの中に入っていった。中に入ると入ってきた私たちを観察するような目が目立ったがそれも総無視してロビーに向かった
「じゃ、ここで待っててね。特に慶次さっきみたいにフラフラどこかに行かないでね。半兵衛頼んだよ」と慶次を一人名指しで半兵衛に頼むと半兵衛も心得ているようで直ぐに返事が返ってきた
「分かったよメイ君」
「えっと片倉、猿飛は見張り宜しくね。今すぐにでもなんだか飛び出しそうだし」と保護者に頼むのも忘れない
「政宗様!」
「旦那!」
「孫市は女の子達宜しくね」と信頼が置ける孫市に女の子たちを任せる
「ああ分かったメイ。無理をするな。それとお前は私の友だ待ってる」
「うん、ありがと孫市、じゃ私はフロントに行ってくるから」
「姉上お供します」と私に付いてくると言う三成を交わすためあるものを渡した
「・・・大丈夫だよ。三成これ渡しとくね」
「姉上コレは!私の」
「・・・私が戻るまで皆を頼んだよ三成」
「はい、姉上お任せ下さい」と言う三成に頷いて私はフロントに向かった
「よかったね三成君」
「はい、半兵衛様」
「ああ、その刀!」
「三成くんの刀がどうかしたのかい慶次君?」
「さっきはぐれた時俺変な奴に絡まれててさ、メイが来たときその刀であしらってたから」
「慶次、メイの手を煩わせおって」
「え?秀吉驚かないのかい?だって」
「メイ君はここに居る全員の武器を所持している。双子刀をね。メイ君は刀を打つとき双子刀を絶対に打つからね」
「??」
「ああ、慶次君はさっき聞いてなかったんだったね。あのね・・・」
「おい覇王さんよ」
「む、なんだ」
「ならなんで彼奴は俺たちに刀を渡さない」
「それは、我らが現代人だからだろう」
「現代人か」
「さよう、昔と今では違う」
「じゃ、何故石田殿には渡したのござるか?」
「三成を安心させるためとしか言い様がない」
「姉上」
「ヒヒ、姉姫も粋なことをなさる」
「さすがメイ様!」
向こうは何か話しているみたいだけどこっちはこっちでやることやらないとね!
「いらっしゃいませ」
「支配人いますか?」
「済みませんが何用でしょうか?」と言われたので私はWSMSの社員証を出す
「し、失礼しました。今呼んできますので少々お待ちください」と言って支配人を電電虫で呼んでいるようだ。そして直ぐに支配人が降りてきた
「お久しぶりですメイ様。ご用件は?」
「部屋を借りたいのと、あそこ見て」と彼らを親指で指す
「・・・ぇええええ!あれBASARAですよねメイ様?でも制服?」
「学園BASARAだよ。私もそこに通っている。そしてなんと石田三成の姉だ」
「・・・それはなんというか」
「で部屋と言よりワンフロア借りれるよね」
「はい無論です。それ用のフロアがが用意されていますので、部屋は10部屋で構いませんか?」
「うん、あと付いて来てくれるかな?」
「鍵を用意しますのであそこでお待ちください」
「了解」と言って私は彼らの元に戻った
「ただいま」
「お帰りなさいませ姉上!」と笑顔で言う三成に私も笑顔で返した
「どうだったメイ君」
「一先ずは大丈夫。詳しい話は部屋に着いたら話すよ」と言うとちょうど支配人がこちらに向かってきた
「お待たせしましたメイ様。どうぞこちらに」
「じゃ、行こうか皆」と言って支配人の先導で私たちは歩き出した。そしてエレベーターに乗って目的のフロアに着いた
そこのフロアは共同スペースのある、マンションのような作りになっていた。部屋は10部屋しかないが・・・まぁ、後で部屋割りを考えるか保護者たちと・・・
「さて、皆お待ちかねの質問タイムだ。まずは座って」と言いながら私は座り、私の後ろには支配人が立つ
「まずはこの支配人の紹介をしようか。レーガ」と言うとまず皆に一礼してから答えだした
「私はここのホテルの支配人レーガ・ラナフォードと申します。メイ様の部下です。どうぞよろしくお願いいたします」
「ここでの世話はレーガに任せてあるから何か困ったら彼に言えばいいよ。じゃ聞いてくれて構わないよ」
「ここはどこだ?」と聞く政宗に私は直ぐに答える
「グランドラインにあるシャボンディ諸島」
「グランドラインってまさか」というのは慶次伊達に漫画は読んでないらしい
「そうワンピースの世界だよ慶次」
「何故それが分かった?」と凄みを聞かせ聞いてくる。いや効かせてはいないかもしれないのは片倉小十郎
「私が前来たことがあるからここにね」
「貴様は今までどのような人生を送ったのだ?」と聞くのは毛利元就、確信に近づくにはいい質問だ
「私が初めて世界を渡ったのは今から約1600年ほど前のことだ。今でも覚えている今回のように突然世界が変わったからね」
「1600年だと」
「そう1600年。色々あったよ。王として生きたり、貴族として生きたり、魔法使いとして生きたりと色々だよ」
「・・・」
「それでね。気付いたことがあるんだよ」と言いながら私は頷く
「気付いたこと?」
「世界を飛び越える人は案外多いってことにね。だから私はね。ここを作ったんだよ」
「こことはなんだいメイ君」
「半兵衛と秀には前にちょろっと話したことがあった気がしたけどね。WSMS。正式名称は国際秘密機関・世界線時空監視局をね。ここはその支部の一つだよ。世界のいたるところに存在する」
「WSMSって何するところなの姉姫さん」と聞いてくる佐助に丁寧に答えていく
「まず今回のように違う世界に行くことをトリップと言う。そのトリップした人をトリッパーと言う」
「うん」
「その反対を逆トリップ、逆トリッパーという」
「それって視点の違いだよね」
「まぁ、そうだね」
「WSMSはトリッパーならどの世界に行ったかを調べ観察、監視、保護または補助、排除を目的とし、逆トリッパーならどこから来たのか調べ、観察、監視、保護し、排除することを目的とする」
「帰すことや、送り返すことではないのでござるか?」
「うん、違うよ。私たちにそんな権限はないからね。それを持つのは世界の監視者、すなわち神とも呼ばれているものだけだ。世界を渡るということはその神により送られていることが多い。何かの救済処置ややむおえない状態だったときだ。ただ例外もある」
「例外?」と尋ねるのは私の親友の雑賀孫市だ
「例外、神がいるなら悪魔もいる。世界の均衡を破壊しようとするものそれが悪魔と呼ばれているもの。そいつらは欲望のままに願う馬鹿どもをトリップさせる。そのトリッパーは大体補正を付けてもらうから厄介だったりする。こいつらが世界の均衡を崩したその瞬間世界から排除する」と言うとそんな馬鹿な等顔で私を見ていた左近
「メイ様排除ってどういうことっすか?」
「殺してはいないが事実上死だな。世界からの排除というのはどの世界にも受け入れられないということだ。世界には入れないということは空虚な世界、例えて言えば宇宙空間に投げ出されたような感じだ。何もないところでただ死ぬのを待つ生活を送ることになる」
「それは、可哀想ですよ」と私を睨みながら言ってくる鶴姫に対し私は笑ってしまった
「うん、私もね可哀想だと思うよ。でもね。その子達はどうしょうもない子なんだよ。映像で見せてもいいけど気分が悪くなるから私が見たくない。見たいなら暇なときにレーガに頼んでみるといいよ鶴ちゃん。きっと納得するから」
「某たちは何故ここに飛ばされたのでござるか?」
「う~ん、まだ分かってないんだよね。今調べてる最中だからもう少し待ってくれると嬉しいな。私だけなら神に呼ばれたとすぐ分かるんだけど。みんなが呼ばれたことによってややこしくなってるからね。分かったらすぐ報告するよ真田くん」
「副会長殿。よろしくお願いいたしまする。後、名前で呼んでくだされ」と言う幸村の頭に犬の耳が見えた。そしてしっぽも。呼んで呼んでと可愛い子犬が期待して待ってるさまはとても可愛かった
「・・・幸村、いや幸かな」
「幸でござるか?うむ、それでいいでござる」
「じゃ、俺様も!」
「・・・」
「え?やっぱダメなの姉姫さん」
「佐助でいいね」
「え、うん」
「じゃ、私のことも名前で読んでねじゃないとフェアじゃないから」
「分かり申した。・・・メイ殿」
「メイちゃん」と話している横では半兵衛が三成を落ち着かせていた
「他に聞きたいことがある人」と言って私は皆を見渡すと慶次が手を挙げていた
「ここがワンピースの世界なら今どのへんなの?」
「レーガ」
「はい、お答えします。まだ原作の二年ほど前です。」
「へぇ~」と言って慶次は考え込んでしまった。それはほっといて皆をもう一度見わたす。もう質問は無いようだ
「じゃ、私から皆に質問ね。皆わたしが誰なのか分かったみたいだし聞くよ。武器どうする?」
「いるに決まってるじゃねーか!なぁ」という元親に皆頷く
「そうじゃ、皆に武器渡すけど。これだけは言わせてね。皆は今の状態だとこの武器を以前のように扱うことができない。後、婆娑羅も今まで封じられてきているから扱いを思い出さなくてはいけない。皆も感じていると思うけどこの世界では婆娑羅使えるからね。ただ婆娑羅を使えるのは皆だけだ。使うときは気をつけるように以上」と言うと皆納得したようだ
「じゃ、渡すから1年生から出席番号順で」と言った途端一年生から順に整列し始めた。学校って素晴らしいと思った瞬間だった
さて皆に武器渡しましょうか