彩雲国×十二国記
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「う~ん特別か李彩はどうして特別なのかな?でも私は君を愛しているよ李彩」と優しい顔つきで言う邵可に李彩は顔をしかめそになった
『目が優しくない。私を疑う目をしている』と感じた瞬間私の中の何かが切れた。赤子というのは感情を制御できないようだ。そのためか私は大声で泣いてしまった
「わーん、わーん、あーん」と大声でその声をきいた邵可は驚いたような顔をした
「何をやっておる邵可、李彩を泣かすとは何事じゃ」と私を抱き上げながら言う薔薇姫
「・・・わからないよ。急に泣き出したんだから」としょんぼりしながら受け答えをする邵可に薔薇姫はため息をついた
「李彩は聡い子じゃ、そなたの何かが怖かったのじゃ。李彩何が怖かったのじゃ
?」
「とーさめー」と舌足らずの声で私は答えた。それを聞いた邵可と薔薇姫は目が飛び出るんじゃないかというぐらい目を開けていた
「邵可の目が怖かったのじゃな。それより母様じゃ。ほら言うてみん」
「李彩が私を父様と!!!」という邵可の目は先ほどの目とは違い花が咲くほどに優しい目をしていた
「李彩の初めてを邵可に取られるとはなんたる不覚ほら、母様じゃ」
「無理に言わせるものじゃないよ」とじ自慢げに言う邵可
なんだか母が可哀想になってきた李彩は母を呼ぶことんした「かーさ」
「ほら邵可李彩が妾を呼んでくれたゆえ、おあいこじゃ」
「わかったよ」と言いながら拗ねる邵可と薔薇姫に私は笑ってしまった
「おお、李彩が笑ったぞ」
「そだね」と言う二人にもう一つの笑い声が聞こえた
「李彩の声に釣られて秀麗も笑ったみたいだね」
「そうじゃな、のう邵可幸せじゃな。可愛い李彩、秀麗がいて、二人の笑い声が聞こえて、ほんに幸せじゃ」
「そうだね」と肯定した邵可。その時から邵可は李彩を泣かせた目を李彩に向けなくなった
そんな家族の団欒を壊すのは邵可命のこの青年
その名も紅黎深
「兄上何事ですか?それに李彩と秀麗の笑い声が・・・・・っ!!」と直で李彩と秀麗の笑顔を見て固まってしまった弟に邵可と薔薇姫は呆れもしながら見守った
「黎深」
「兄上!李彩が李彩が笑っています。なんて可愛いんだ」といつも以上にでれでれな顔で言う黎深に李彩はまたも可笑しくなった
「李彩が私に笑顔を・・・・」ガッバと李彩の揺りかごを覆うようにしながら私に抱きついてきた
「李彩、おじちゃんのお嫁に来るかい。来たいよね」と迫力なる真顔で言われ吃驚してしまった。吃驚した私の代わりに秀麗が泣き始めてしまった。それに今度は黎深が吃驚したよであわあわしていた
「黎兄上また秀麗を泣かせたんですか」と玖琅が琵琶をもってやってきた
「秀麗は黎兄上の琵琶がお気に入りでしたよね」と言って黎深に琵琶を渡すと黎深は弾き始めた
「ほんに幸せじゃ、のう背の君」
「そだねぇ、幸せだ」