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ーご都合設定ー
神の騎士団
⚪︎五星騎士団(五老星直属)
イム様と五老星を守る専属騎士団
皆何かしら覇気が使える。
功績を挙げランクが上がれば天竜人に脅かされない
奴隷や血族は天竜人の命令を聞かなくてもよくなる
彼らに命令できるのは主人のみ
イム様の命令は絶対
神の騎士団最高峰の16騎士に憧れる
⚫︎竜騎士団(天竜人直属)
天竜人のための騎士団(天竜人を守る者)
ここに入ればモノではなく者として仕える事になる
功績を挙げランクが上がれば天竜人に脅かされないようになる
五星騎士団に憧れを持つ
△16騎士(イム様直属騎士)(16名)
☆騎士団長(1名)→(入れ替わった護衛)
☆騎士団長補佐(1名)
△親衛隊(6名)(イム様の護衛が主な任務)
隊長1名→今日のイム様の最初の護衛はこの人
副隊長1名→(入れ替わった護衛)
隊員4名→今日のイム様の最初の護衛もう一人
△憲兵隊(8名)(監査、治安維持、防諜が主な任務)
隊長1名→コレからメイド3人の尋問にはいる
副隊長1名
隊員6名
神の騎士団の最高峰16名
皆ここを目標に切磋琢磨する
2つ以上の覇気を使い応用も使用する
見聞色の覇気が得意(達人)
ーーーーーーーーーーーーーー
今日も今日とて書類整理。仕事が多い。もう、手が痛い。腕が痛い。肩が痛い。腰が痛い。目が痛い。瞼がピクピク痙攣している。いや私働きすぎじゃ無い。どこか癒してくれる場所ないかな?
それにこの服?頭が重いしバランスが取りずらいから余計に疲れるんだ。どうにかならないかな?
そういえば以前五老害が隠れ慰安旅行にはもってこいの場所があると言っていたな。そこならこの私の疲れを癒してくれるだろうか?場所はえっとどこだったか。ああ!思い出した。思い立ったが吉日さぁ行かん。って思ったけど無理だ。場所が分からない。そもそもここどこ?全然外に出ないからここがどこかすら分かってない。さてどうしたものか。この部屋すらあまり出ないし出たとしても冷凍保管室と庭の部屋とあの豪華な部屋ぐらいしか行ったことないんだけど?あれ?私の寝室ってどこ?あれれ?私ここ数百年ベッドで寝てないかもしれない。というより寝てないかもしれない。朝から晩まで年がら年中執務室で書類整理が大半を占めていた気がする。たまにあの階段がある豪華な部屋に行って五老害がなんか言ってたのを無言で通していた気がする。記憶がほとんどない。寝てないからか。ならまず寝ようそれからだ。でだ。私の寝室って?外にいる護衛に聞けば教えてくれるかな?
執務室のデスクから立ち上がり。大きい扉を少し開けると扉の前には護衛が二人。
「イム様?いかがしましたか?」
「私室に」
「承知しました。では参りましょう」
私の前後に護衛の人がつき前の人についていく。部屋知らないからね。案内してくれて助かったよ。ここの地理を全く知らない私は彼らの案内が必要不可欠。よかったよかった。本当に。私は彼らに様付で呼ばれていることからここではそれなりの地位にいるのかな?どんな地位にいたとしても数百年寝ずに仕事はないわ。本当ないわ。
「失礼します」と前にいた護衛が扉を開け誘導してくれた
「私たちはこちらにおりますので何かありましたらお申し付けください」といって私を部屋の中に入れ扉を閉めてしまった。私は扉の前で固まってしまった。何この部屋。スイートルーム?ヤバい。ヤバい。すごい。語彙力ない。
え?これ私の私室?逆に落ち着かない部屋だこれは。広すぎる。
「イム様今日は執務室から出てきてくださったな」
「ええ。それにしてもイム様が、、、」
「確かにイム様の、、、」
「ゴロウ、、、に」
「ああそうだな。行ってくる」
扉の向こうから話し声が聞こえてやっと私は驚きから戻ってこれた。え?私が何?悪口ねぇ悪口なの?なんて考えていたら部屋の奥から人が3人ほどメイドが出てきて驚いた顔をしたがすぐさま
「失礼アマスね誰かえ?」
「、、、」
私は無言で部屋の中へ入りメイドとすれ違ったところで慌てて止められ「お待ちアマス」なんて言われてしまい唖然としてしまった。
え?ここ私の部屋だよね。帰ってきただけなのに勝手にとか言われなきゃいけないの?あ!護衛さんが間違えた部屋だったとか?
「ここはイム様の部屋でアマス。勝手に、、、」と言う3人に嫌気が刺し睨み付けてしまった。私の部屋なのに入室に許可がいるとは初めて知った。それとも私以外にイムがいるのだろうか?この3人は私イムを知らないとみえる。なんて思いながら
「黙れ。貴様は誰だ?主人イムを知らない貴様はダレダ?」睨みつけながら言ってしまい相手はガタガタ震えながらお許しをなんて言って頭を下げてきた。他のメイド2人は泡を吹いて気絶捨ているようだ。何で急に気絶してるの意味がわからない。それに謝られてるけど意味のない謝罪は「いらない」し。と思った瞬間メイドが消えた。そう消えた。意味がわからないよ。よく見てみたら護衛の人が3人を部屋から引き摺り出していたことが分かった。え?それこそよくわからないよ。何故そんなことになったの?
少しして五老害が慌てて部屋の中に入ってきて跪き
「イム様。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」
「、、、」
「つきましてはイム様付きメイドを再度決めなければなりません」
「生意気なメイド」
「2度とその用がないようにいたします」
「、、、もういい。それよりあのメイド達がこの部屋にいたわけは?私を知らないものの入室を許可していないが」
五老害達は驚愕の顔をして護衛に何かを伝えてこちらに戻ってきて謝罪をし部屋を一新すると言い出し。部屋から追い出された何故?早く休みたいだけなのに何故こうなった?
ーーーーーーーーーーーー
私はイム様の執務室の前で護衛をしている者天竜人だ。神の騎士団16イム騎士親衛隊に所属している。今日もイム様は執務室から出てこないようだ。ごく稀に花の部屋。虚の玉座に行かれるがそれ以外は執務室で仕事をしている。護衛としては守りやすくありがたいが心配になってしまう。
今日は珍しくというより私がイム様の護衛になってから初めてイム様の私室に向かった。
イム様の護衛を勤めてから10年たったが本当に初めてのことだ。
イム様はいつもこの世界、下々のことまで考えていらっしゃると五老星がおしゃっていた。私は初めそんなことあるわけがない天竜人私達はいつだって世界貴族天竜人か下々民モノだと。昔の私は愚かだった。イム様のもとで働く様になってその考えは変わり。天竜人も人間なのだと。気付かされた。イム様はこの世界の誰よりも慈愛に満ち分け隔てなく与える。そこに身分は関係なく。困っている人を助けている。それを目の当たりにし私は恥ずかしくなった。コレが本当の天竜人の在り方かと。今までの私は恥ずべき存在だと。それから私は心を入れ替えイム様に仕えている。
パンゲア城に仕えている者は天竜人か、その血族。または奴隷。
血族は奴隷との子だったり、下界で攫ってきた人間との間の子だったり天竜人にとっていらないモノだ。
また、奴隷も同じ様に天竜人がいらないと捨てた奴隷。すなわち天竜人に恨みを持ったモノが仕えている。だがその恨みの矛先がイム様に向くことはない。皆が皆イム様に感謝はすれど恨みはない。皆イム様に救われ生きる糧を頂いた者達だから。
イム様は言う。つでも自由になっていいと。ここを出て自由に生きていいと。貴方の人生なのだからと。血族は、奴隷は皆地獄を生きていた。死ぬことが助けだと。そんな地獄から解放してくれたイム様に最大限の感謝を持ち。イム様のために皆生きるようになる。そのためイム様専属は争奪戦だったりする。私は何とかその争奪戦で勝ち上がり16騎士にはいっている。
イム様を部屋まで送り扉の前で待機する。共に護衛していた者もイム様が執務室から自主的に出で来てくださったことに歓喜しているのが表に出ていた。
「イム様今日は執務室から出てきてくださったな」
「ええ。それにしてもイム様がご自身の部屋に行くとは思わなかったわ」
「確かにイム様のことだ。花の間か保管室かと思ったんだが」
「五老星にご報告を。イム様が自主的に自室でお休みになられたと」
「ああそうだな。行ってくる」
だがイム様は自主的に自室に戻ることはない。それを解っていながらイム様を一人にさせてしまったことを後悔することになるとは思ってもいなかった。急に覇気が全身にのしかかったと思った瞬間。これがイム様の覇気だと気づいた私はイム様の部屋に直様足を踏み入れ絶望した。イム様の目の前に愚か者がいるとは思ってもいなかった。ここで、この城で、この聖地で、この世で最高権力者最も尊い方はイム様だ。イム様がこそが全てなのだ。イム様はこの世の神。私が仕え、信仰する神なのだ。だというのに、イム様付きだというメイドはあろうことかイム様を愚弄し、ここで働いているというのにイム様を知らないとは許せることではない!!それにこのメイド達は!この城の、この聖地の、この世の王であり慈悲深い神であるイム様にだ!「いらない」と言わせた3人は生きる価値はない。知らなかったでは済まされない。天竜人だとしても許せるものではない。このようなモノは天竜人ではなくただのゴミだ。イム様の目に映ることさえ許されないゴミだ。そのため私はメイドを素早く回収し邪魔者をイム様の目の前から排除した。だが心優しいイム様は死は望まない。だがイム様に無礼を働いたモノはチップを外され下界で暮らすことになるだろう。元天竜人がどんな目に合うかなどわかり切っている。死よりも悲惨な生活が始まり惨めな最後をむかえるだろう。私には知ったことではない。もっとも私ならイム様に「いらない」と捨てられたその日に命を経つ自信がある。神に捨てられるなど以ての外だ。
イム様の護衛は残念ながら他の親衛隊にまかせ。私はメイドを引きずり騎士団の尋問室に向かう。メイド達はあの覇気に耐えられなかったのか気絶してしまったようだ。イム様的には軽く浴びせただけかもしれないがこのメイド達には十分だったようだ。さすがイム様覇王色の覇気を使いこなすとは。尋問室に着き。さてどうやって尋問拷問しようかと考えていたら
「隊長」
「なんだ」
「五老星からの命令を伝えます。徹底的に尋問しろ。イム様の私室に無断で入り使用した不届きものだ。とのことです」
「なるほど」と言いながら私はニヤリと口角が上がったのが分かった。イム様のお手を煩わせたこの3人に色々と、、、
ーーーーーーーーーー
一新するからと部屋から追い出された私は先ほどとは違う護衛に囲まれ城の中を歩いていた。
いろいろなことが起こりすぎてより疲れた私は休みたかった。私室は追い出され、執務室に戻ったら書類の山。私が休める場所は「花」(っがたくさん咲いている庭)しかない。花を見て癒されよう。と思ったけど場所がわからない。どうしようと思っていたら
「かしこまりましたご案内いたします」思ったことが伝わったようで案内してくれた。護衛さん優秀すぎない!?ああそういえば昔五老害が言ってた気がするな。イム様の護衛のものは皆見聞色の覇気が達人級に使える者達です。気配や感情の動きを感じ取り、視界の共有、少し先の未来すら見れる的なこと、、、え?ヤバくない?うちの護衛人間やめてない。その前に覇気って何?その覇気で読み取ったのかな?いいやもう。考えても分からないし。今日はもうゆっくりするって決めたから。ゆっくり休もう。
庭の部屋に着き芝の上に座ろうとしたら、護衛の一人がマントを外し地面に引いてくれたので私はそこに腰を下ろしゆっくりと周りを見渡しきれいに咲く花を眺めた。
え?護衛ってここまで紳士なの?初めて知ったよ。
「はぁ」私は今まで何をしていたんだろう?寝てないせいで記憶がないとかあんまりだ。所々断片的に記憶があるけどさっぱりだよ。今日からちゃんと寝よう。そうしたら少しは真面になるかもしれない。それでも書類内容はある程度覚えているんだから私すごい気がする。
「イム様失礼いたします」
「ん?」
「部屋の準備ができたようです」
「そう、向かう」
「承知いたしました。ではご案内いたします」
私は先ほど通った道を戻り私室に向かう。私室には五老害とメイドを消した護衛が跪いて待っていた。
え?これ休めないやつだ!!
イム様
「社畜」その言葉にかぎる
不老不死なためいくらでも仕事ができてしまうため数百年仕事し続ける
理由は親友を殺害してしまった悲しみを紛らわすため。親友が望んだ世界を作るために。気付いたら数百年経っていて驚く社畜。ただし、うまく行くとは限らない
この世の最高権力者。虚の玉座に座することのできる唯一の王はこのたびやっと、休もうと考えた。
でも休んでいる最中に仕事が溜まるな〜って考えてしまう
五老星
イム様に五老害と呼ばれているが本人達は知らない。イム様は五老星という名を知らないだけ。五老害と呼ばれていることを知ったらすぐに訂正する。
この度、イム様が執務室から自主的に出てきてくれたと報告が来てハッピー!すぐに確認しにイム様の部屋に行くがメイドのせいでどん底まで落ちた人たち。誰だこのメイドをイム様専属にした奴は?五老星では?知らないな。イム様に付けるメイドや騎士は厳重に審査している。こやつらなど知らん。
イム様の部屋を一新させる。どこの誰が触ったかわからない部屋にイム様を入れるわけには行かない
盗聴用、盗撮用でんでん虫が仕掛けてあるかもしれない
メイド
やってしまった天竜人
イム様の私室専属メイドだったがイム様に会ったことがないため、お姿を知らなかったばっかりにこんなことになった。可哀想な人たち。ただし、このメイド達は普通の天竜人である。語尾に「アマス」をつける普通の天竜人。イム様は執務室から出ないためイム様の私室はこのメイド達がいつも休憩に使っていた。イム様が王なのは知っているし自分たちより偉い存在だということも知っている。イム様の私室を我が物顔で使用することについて『天竜人だから当たり前の権利でアマス』と思っていたが許されることではなかった。
イム様が執務室から出ないのがいけない。休みを取るために私室に行っていればこのようなことは起こらなかったかもしれない。
16騎士親衛隊所属騎士
親衛隊隊長な彼女はイム様を崇拝しているフィガーランド家の血を引いている天竜人で赤髪が素敵な騎士
イム様の護衛に命をかけている。普通の天竜人とは違い語尾はつかない。イム様を崇拝する天竜人は語尾が自然となくなっていく。神の騎士団に入団して1年ほどで語尾は抜けた。休みはあるがイム様のお側にいたい。イム様が休暇を取る!?無論お供します!!
今回イム様の覇気に反応してメイドをイム様の前から消した人。イム様の覇気ご褒美です。さて、イム様に仇なすものをどうしようか。
16騎士所属なので覇気を支える。得意な覇気は見聞色の覇気。一応覇王色も使えるよ。
神の騎士団
⚪︎五星騎士団(五老星直属)
イム様と五老星を守る専属騎士団
皆何かしら覇気が使える。
功績を挙げランクが上がれば天竜人に脅かされない
奴隷や血族は天竜人の命令を聞かなくてもよくなる
彼らに命令できるのは主人のみ
イム様の命令は絶対
神の騎士団最高峰の16騎士に憧れる
⚫︎竜騎士団(天竜人直属)
天竜人のための騎士団(天竜人を守る者)
ここに入ればモノではなく者として仕える事になる
功績を挙げランクが上がれば天竜人に脅かされないようになる
五星騎士団に憧れを持つ
△16騎士(イム様直属騎士)(16名)
☆騎士団長(1名)→(入れ替わった護衛)
☆騎士団長補佐(1名)
△親衛隊(6名)(イム様の護衛が主な任務)
隊長1名→今日のイム様の最初の護衛はこの人
副隊長1名→(入れ替わった護衛)
隊員4名→今日のイム様の最初の護衛もう一人
△憲兵隊(8名)(監査、治安維持、防諜が主な任務)
隊長1名→コレからメイド3人の尋問にはいる
副隊長1名
隊員6名
神の騎士団の最高峰16名
皆ここを目標に切磋琢磨する
2つ以上の覇気を使い応用も使用する
見聞色の覇気が得意(達人)
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今日も今日とて書類整理。仕事が多い。もう、手が痛い。腕が痛い。肩が痛い。腰が痛い。目が痛い。瞼がピクピク痙攣している。いや私働きすぎじゃ無い。どこか癒してくれる場所ないかな?
それにこの服?頭が重いしバランスが取りずらいから余計に疲れるんだ。どうにかならないかな?
そういえば以前五老害が隠れ慰安旅行にはもってこいの場所があると言っていたな。そこならこの私の疲れを癒してくれるだろうか?場所はえっとどこだったか。ああ!思い出した。思い立ったが吉日さぁ行かん。って思ったけど無理だ。場所が分からない。そもそもここどこ?全然外に出ないからここがどこかすら分かってない。さてどうしたものか。この部屋すらあまり出ないし出たとしても冷凍保管室と庭の部屋とあの豪華な部屋ぐらいしか行ったことないんだけど?あれ?私の寝室ってどこ?あれれ?私ここ数百年ベッドで寝てないかもしれない。というより寝てないかもしれない。朝から晩まで年がら年中執務室で書類整理が大半を占めていた気がする。たまにあの階段がある豪華な部屋に行って五老害がなんか言ってたのを無言で通していた気がする。記憶がほとんどない。寝てないからか。ならまず寝ようそれからだ。でだ。私の寝室って?外にいる護衛に聞けば教えてくれるかな?
執務室のデスクから立ち上がり。大きい扉を少し開けると扉の前には護衛が二人。
「イム様?いかがしましたか?」
「私室に」
「承知しました。では参りましょう」
私の前後に護衛の人がつき前の人についていく。部屋知らないからね。案内してくれて助かったよ。ここの地理を全く知らない私は彼らの案内が必要不可欠。よかったよかった。本当に。私は彼らに様付で呼ばれていることからここではそれなりの地位にいるのかな?どんな地位にいたとしても数百年寝ずに仕事はないわ。本当ないわ。
「失礼します」と前にいた護衛が扉を開け誘導してくれた
「私たちはこちらにおりますので何かありましたらお申し付けください」といって私を部屋の中に入れ扉を閉めてしまった。私は扉の前で固まってしまった。何この部屋。スイートルーム?ヤバい。ヤバい。すごい。語彙力ない。
え?これ私の私室?逆に落ち着かない部屋だこれは。広すぎる。
「イム様今日は執務室から出てきてくださったな」
「ええ。それにしてもイム様が、、、」
「確かにイム様の、、、」
「ゴロウ、、、に」
「ああそうだな。行ってくる」
扉の向こうから話し声が聞こえてやっと私は驚きから戻ってこれた。え?私が何?悪口ねぇ悪口なの?なんて考えていたら部屋の奥から人が3人ほどメイドが出てきて驚いた顔をしたがすぐさま
「失礼アマスね誰かえ?」
「、、、」
私は無言で部屋の中へ入りメイドとすれ違ったところで慌てて止められ「お待ちアマス」なんて言われてしまい唖然としてしまった。
え?ここ私の部屋だよね。帰ってきただけなのに勝手にとか言われなきゃいけないの?あ!護衛さんが間違えた部屋だったとか?
「ここはイム様の部屋でアマス。勝手に、、、」と言う3人に嫌気が刺し睨み付けてしまった。私の部屋なのに入室に許可がいるとは初めて知った。それとも私以外にイムがいるのだろうか?この3人は私イムを知らないとみえる。なんて思いながら
「黙れ。貴様は誰だ?主人イムを知らない貴様はダレダ?」睨みつけながら言ってしまい相手はガタガタ震えながらお許しをなんて言って頭を下げてきた。他のメイド2人は泡を吹いて気絶捨ているようだ。何で急に気絶してるの意味がわからない。それに謝られてるけど意味のない謝罪は「いらない」し。と思った瞬間メイドが消えた。そう消えた。意味がわからないよ。よく見てみたら護衛の人が3人を部屋から引き摺り出していたことが分かった。え?それこそよくわからないよ。何故そんなことになったの?
少しして五老害が慌てて部屋の中に入ってきて跪き
「イム様。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」
「、、、」
「つきましてはイム様付きメイドを再度決めなければなりません」
「生意気なメイド」
「2度とその用がないようにいたします」
「、、、もういい。それよりあのメイド達がこの部屋にいたわけは?私を知らないものの入室を許可していないが」
五老害達は驚愕の顔をして護衛に何かを伝えてこちらに戻ってきて謝罪をし部屋を一新すると言い出し。部屋から追い出された何故?早く休みたいだけなのに何故こうなった?
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私はイム様の執務室の前で護衛をしている者天竜人だ。神の騎士団16イム騎士親衛隊に所属している。今日もイム様は執務室から出てこないようだ。ごく稀に花の部屋。虚の玉座に行かれるがそれ以外は執務室で仕事をしている。護衛としては守りやすくありがたいが心配になってしまう。
今日は珍しくというより私がイム様の護衛になってから初めてイム様の私室に向かった。
イム様の護衛を勤めてから10年たったが本当に初めてのことだ。
イム様はいつもこの世界、下々のことまで考えていらっしゃると五老星がおしゃっていた。私は初めそんなことあるわけがない天竜人私達はいつだって世界貴族天竜人か下々民モノだと。昔の私は愚かだった。イム様のもとで働く様になってその考えは変わり。天竜人も人間なのだと。気付かされた。イム様はこの世界の誰よりも慈愛に満ち分け隔てなく与える。そこに身分は関係なく。困っている人を助けている。それを目の当たりにし私は恥ずかしくなった。コレが本当の天竜人の在り方かと。今までの私は恥ずべき存在だと。それから私は心を入れ替えイム様に仕えている。
パンゲア城に仕えている者は天竜人か、その血族。または奴隷。
血族は奴隷との子だったり、下界で攫ってきた人間との間の子だったり天竜人にとっていらないモノだ。
また、奴隷も同じ様に天竜人がいらないと捨てた奴隷。すなわち天竜人に恨みを持ったモノが仕えている。だがその恨みの矛先がイム様に向くことはない。皆が皆イム様に感謝はすれど恨みはない。皆イム様に救われ生きる糧を頂いた者達だから。
イム様は言う。つでも自由になっていいと。ここを出て自由に生きていいと。貴方の人生なのだからと。血族は、奴隷は皆地獄を生きていた。死ぬことが助けだと。そんな地獄から解放してくれたイム様に最大限の感謝を持ち。イム様のために皆生きるようになる。そのためイム様専属は争奪戦だったりする。私は何とかその争奪戦で勝ち上がり16騎士にはいっている。
イム様を部屋まで送り扉の前で待機する。共に護衛していた者もイム様が執務室から自主的に出で来てくださったことに歓喜しているのが表に出ていた。
「イム様今日は執務室から出てきてくださったな」
「ええ。それにしてもイム様がご自身の部屋に行くとは思わなかったわ」
「確かにイム様のことだ。花の間か保管室かと思ったんだが」
「五老星にご報告を。イム様が自主的に自室でお休みになられたと」
「ああそうだな。行ってくる」
だがイム様は自主的に自室に戻ることはない。それを解っていながらイム様を一人にさせてしまったことを後悔することになるとは思ってもいなかった。急に覇気が全身にのしかかったと思った瞬間。これがイム様の覇気だと気づいた私はイム様の部屋に直様足を踏み入れ絶望した。イム様の目の前に愚か者がいるとは思ってもいなかった。ここで、この城で、この聖地で、この世で最高権力者最も尊い方はイム様だ。イム様がこそが全てなのだ。イム様はこの世の神。私が仕え、信仰する神なのだ。だというのに、イム様付きだというメイドはあろうことかイム様を愚弄し、ここで働いているというのにイム様を知らないとは許せることではない!!それにこのメイド達は!この城の、この聖地の、この世の王であり慈悲深い神であるイム様にだ!「いらない」と言わせた3人は生きる価値はない。知らなかったでは済まされない。天竜人だとしても許せるものではない。このようなモノは天竜人ではなくただのゴミだ。イム様の目に映ることさえ許されないゴミだ。そのため私はメイドを素早く回収し邪魔者をイム様の目の前から排除した。だが心優しいイム様は死は望まない。だがイム様に無礼を働いたモノはチップを外され下界で暮らすことになるだろう。元天竜人がどんな目に合うかなどわかり切っている。死よりも悲惨な生活が始まり惨めな最後をむかえるだろう。私には知ったことではない。もっとも私ならイム様に「いらない」と捨てられたその日に命を経つ自信がある。神に捨てられるなど以ての外だ。
イム様の護衛は残念ながら他の親衛隊にまかせ。私はメイドを引きずり騎士団の尋問室に向かう。メイド達はあの覇気に耐えられなかったのか気絶してしまったようだ。イム様的には軽く浴びせただけかもしれないがこのメイド達には十分だったようだ。さすがイム様覇王色の覇気を使いこなすとは。尋問室に着き。さてどうやって尋問拷問しようかと考えていたら
「隊長」
「なんだ」
「五老星からの命令を伝えます。徹底的に尋問しろ。イム様の私室に無断で入り使用した不届きものだ。とのことです」
「なるほど」と言いながら私はニヤリと口角が上がったのが分かった。イム様のお手を煩わせたこの3人に色々と、、、
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一新するからと部屋から追い出された私は先ほどとは違う護衛に囲まれ城の中を歩いていた。
いろいろなことが起こりすぎてより疲れた私は休みたかった。私室は追い出され、執務室に戻ったら書類の山。私が休める場所は「花」(っがたくさん咲いている庭)しかない。花を見て癒されよう。と思ったけど場所がわからない。どうしようと思っていたら
「かしこまりましたご案内いたします」思ったことが伝わったようで案内してくれた。護衛さん優秀すぎない!?ああそういえば昔五老害が言ってた気がするな。イム様の護衛のものは皆見聞色の覇気が達人級に使える者達です。気配や感情の動きを感じ取り、視界の共有、少し先の未来すら見れる的なこと、、、え?ヤバくない?うちの護衛人間やめてない。その前に覇気って何?その覇気で読み取ったのかな?いいやもう。考えても分からないし。今日はもうゆっくりするって決めたから。ゆっくり休もう。
庭の部屋に着き芝の上に座ろうとしたら、護衛の一人がマントを外し地面に引いてくれたので私はそこに腰を下ろしゆっくりと周りを見渡しきれいに咲く花を眺めた。
え?護衛ってここまで紳士なの?初めて知ったよ。
「はぁ」私は今まで何をしていたんだろう?寝てないせいで記憶がないとかあんまりだ。所々断片的に記憶があるけどさっぱりだよ。今日からちゃんと寝よう。そうしたら少しは真面になるかもしれない。それでも書類内容はある程度覚えているんだから私すごい気がする。
「イム様失礼いたします」
「ん?」
「部屋の準備ができたようです」
「そう、向かう」
「承知いたしました。ではご案内いたします」
私は先ほど通った道を戻り私室に向かう。私室には五老害とメイドを消した護衛が跪いて待っていた。
え?これ休めないやつだ!!
イム様
「社畜」その言葉にかぎる
不老不死なためいくらでも仕事ができてしまうため数百年仕事し続ける
理由は親友を殺害してしまった悲しみを紛らわすため。親友が望んだ世界を作るために。気付いたら数百年経っていて驚く社畜。ただし、うまく行くとは限らない
この世の最高権力者。虚の玉座に座することのできる唯一の王はこのたびやっと、休もうと考えた。
でも休んでいる最中に仕事が溜まるな〜って考えてしまう
五老星
イム様に五老害と呼ばれているが本人達は知らない。イム様は五老星という名を知らないだけ。五老害と呼ばれていることを知ったらすぐに訂正する。
この度、イム様が執務室から自主的に出てきてくれたと報告が来てハッピー!すぐに確認しにイム様の部屋に行くがメイドのせいでどん底まで落ちた人たち。誰だこのメイドをイム様専属にした奴は?五老星では?知らないな。イム様に付けるメイドや騎士は厳重に審査している。こやつらなど知らん。
イム様の部屋を一新させる。どこの誰が触ったかわからない部屋にイム様を入れるわけには行かない
盗聴用、盗撮用でんでん虫が仕掛けてあるかもしれない
メイド
やってしまった天竜人
イム様の私室専属メイドだったがイム様に会ったことがないため、お姿を知らなかったばっかりにこんなことになった。可哀想な人たち。ただし、このメイド達は普通の天竜人である。語尾に「アマス」をつける普通の天竜人。イム様は執務室から出ないためイム様の私室はこのメイド達がいつも休憩に使っていた。イム様が王なのは知っているし自分たちより偉い存在だということも知っている。イム様の私室を我が物顔で使用することについて『天竜人だから当たり前の権利でアマス』と思っていたが許されることではなかった。
イム様が執務室から出ないのがいけない。休みを取るために私室に行っていればこのようなことは起こらなかったかもしれない。
16騎士親衛隊所属騎士
親衛隊隊長な彼女はイム様を崇拝しているフィガーランド家の血を引いている天竜人で赤髪が素敵な騎士
イム様の護衛に命をかけている。普通の天竜人とは違い語尾はつかない。イム様を崇拝する天竜人は語尾が自然となくなっていく。神の騎士団に入団して1年ほどで語尾は抜けた。休みはあるがイム様のお側にいたい。イム様が休暇を取る!?無論お供します!!
今回イム様の覇気に反応してメイドをイム様の前から消した人。イム様の覇気ご褒美です。さて、イム様に仇なすものをどうしようか。
16騎士所属なので覇気を支える。得意な覇気は見聞色の覇気。一応覇王色も使えるよ。