本編
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私黒沢メイは17歳になりました
高校2年生です
そして始まる
陰謀の年
父が首謀者の陰謀が・・・
勝さん、直樹さんを...
私は守りたい
でも、それは父を裏切ることになる
そして、本当の父を助けることになる
・・・私のことを知らない父を
私が出しゃばっても何の解決策もないけれど私は守りたい、男の世界に女は来るなとか言われそうだけど私は・・・
大好きな人たちを守りたい
無論父も・・・
と宣言したものの、少し昔といっても一年前のことを思い出してみようと思う
去年の私が入学した入学式の季節から
私は新しい制服に身を包み入学式に向かったこれから多分三年間お世話になる学校に
入学式の日父は忙しく予定が作れなかったので代わりに直樹さんが来てくれた。本当は勝さんが来る予定だったようだが父に止められたようだ。確かに勝さんどこから見てもカタギには見えないからね
「ありがとうございます。直樹さん」
「いえ」
「それじゃ、私行きますね」
「ええ、私も帰ります。帰りは寄り道しないで帰ってきてください。親父も渡瀬の兄貴もお嬢の帰りを待ってますから」
「はい、学校が終わったら直ぐに帰ります」
「それでは、また後で」と言って直樹さんは車に乗って帰っていった
「メイ」と呼ぶのは私の友達だ。私が極道の娘と知っても一緒にいてくれる。強い私の友達だ。彼女と一緒に私はこの高校に入学した。
「うん?」
「勝矢さん帰ったの?」
「うん帰ったよ」
「いつ見ても渋いね勝矢さん」
「本当に格好良いよね」と会話しながら私は教室に向かう。無論彼女と一緒の教室だ
「今日は空いてないんだよねメイ」
「うん、ごめんね。紗江」
「まぁ、過保護だからねメイのとこ」
「過保護かな・・・過保護だね」
「明日は一緒に帰ろう」
「いいよ紗江」
彼女は先程も言ったが私の友達で、中学からのなかだ。名前は雛月紗江。さっぱりした性格で話しやすくクラスのリーダー的存在だ
学校も終わり私は家に向って歩き出した。今日は一人でゆっくり帰ろう。家に帰ったら忙しいのは目に見えてるしと思っていたら学校から少し歩いたところで私の横に止まった黒い車。窓が開き顔を出したのは私を迎えに来た勝さんだった。私は扉を開けてもらい勝さんの横に乗り込んだ
「お疲れさんお嬢」
「勝さん」
「なんや」
「なんでいるの?」
「親父が迎えに行って来い言うたんや」
「そっか、ありがとうございます。いつも」といい私が笑うと勝さんは思い出したように私の頭を撫でる
「どうかしましたか勝さん」
「いや、昔を思い出したんや、お嬢の小さい時を・・・笑わんガキやった。いや、無表情なガキやったなと」
「そうでしたね。勝さんのおかげで今があります」
「ワシはなんもしとらんでお嬢」と言いながらまた私の頭を撫でた