安達さん、シット。

帰宅すると、部屋の電気がついていて驚きました。
寝室に入ってさらに驚きました。
ベッドに人がいたからです。

「誰?」

異様な格好のその人の顔を、僕は恐る恐る覗き込みました。
しかしそもそもどこが顔にあたる部分なのかがわかりません。
その人は眠っています。僕のベッドですやすやと。

「あの」

声をかけながらむき出しになっている肩に触れると、その人は小さく唸りながらむくりと起き上がりました。

「みっちゃん!帰ってたの!」

その声を聞いて僕はうんざりしました。
知っている人だったからです。

「安達さん」
「みっちゃんお帰り!」
「とりあえずそれを取って下さいね」
「それ?…あ」

安達さんはそう言ったまま固まりました。

「どうやって入ったんですか」
「合鍵を…作っておいたんだ…」

驚愕の事実です。

「どうしてタンスを勝手に漁るんですか」
「タンス?漁ってないよ?」
「まさか」
「洗濯カゴから取りました」
「何してるんですか!」

安達さんはすごすごと顔に被っていたそれを取りました。
申し訳なさそうな顔をしていますが、それでも十分にうつくしい顔です。

「だって。みっちゃんが遅いから」
「だからって、勝手に他人の家に入って使用済みパンツを被って全裸でベッドに入っていいと思うんですか」
「いいかどうかは私が決めます」

やけに凛とした態度で言われて、僕の方が間違っているように感じてしまいました。

「そんなに自信たっぷりに言われても」
「私の趣味嗜好をみっちゃんにとやかく言われる筋合いは無いのでは?」
「ありますよ!僕の家ですし僕のパンツですから」
「うん。それもそうだ」
「服を着てください」
「それよりみっちゃんも脱げば」

安達さんはうつくしい顔で僕を見ています。

「安達さん」
「さあ。お風呂に入ろうではないか」
「僕はそれよりお腹が空いているんです」
「ああ忘れていた。シチューを作ったよ」
「えっシチュー!」

そう、シチュー、と得意気に頷いた安達さん。
僕の好物を熟知しているのです。

「お風呂にお湯をためておいたんだ。だから、一緒に入ろう。そしたらシチューを温めてあげるから」
「ビーフですかクリームですかどっちなんですか!」
「それはさておき、さあさあ、そんな安物のお洋服なんか脱ぎ捨てて。できればTシャツの脇のところの匂いを嗅がせてほしい」
「お断りします」

僕の言葉を気にした風もなく、全裸の安達さんは鼻唄を歌いながらお風呂場へ向かいます。

「みっちゃん」
「はい」

安達さんはうつくしい顔で振り向きました。

「愛しているよ」

僕は安達さんが恐ろしく変態であることを、こう囁く安達さんを見るとすっかり忘れてしまうのです。
すっかり忘れて、安達さんに飛び付きたくなってしまうのです。

安達さんは、アパートの隣人です。
学生でバイトずくめの僕とは違い、安達さんの日常はとてもゆったりしています。
学生でもないし、働いている様子もありません。
それでも着ているものは小綺麗で高そうだし、しょっちゅうお寿司の出前を取っています。
それについて安達さんは、実家が金持ちでとか、何年か前に宝くじが当たったとか、毎回適当なことを言っています。
だったらどうしてこんなぼろアパートにいるのかと聞くと、みっちゃんが住んでるからに決まっているでしょう、と言います。
でも僕たちはそもそもこのアパートで出会ったのだから、それも適当な作り話です。
安達さんは、隣の部屋の僕が家の鍵を開ける音を耳ざとく聞きつけて押しかけてきます。
それがエスカレートした結果、安達さんは僕の家の合鍵を作り、僕が履いたパンツを被って服を脱ぎ捨て、ベッドに入ったという訳です。



「ああ、すごいよみっちゃん」
「やめ、もう、も、やめて、くださいっ」
「みっちゃん、今日バイト忙しかった?汗かいた?すっごくいい匂いがするよ、興奮する」

お風呂場で安達さんは、手を壁についた僕を後ろから激しく突き上げながら、首筋や頭や脇の匂いを嗅いでいます。

「まだ、からだ、あら、ってない、のに」
「洗うだなんて勿体ないことを言わないで。みっちゃんっ、んんっ、素敵だよ」
「こんな、こ、こんなっ、こんなにされたら、僕、」
「ダメだよ、まだイかせない」

そう言うと安達さんは僕をバスタブの縁に座らせ、その向かいに跪きました。

「みっちゃん。足」
「ひっ、イヤです!あっ!」
「そんなこと言わないで。ね。少しだけ!少しだけ舐めたいっていうただそれだけだから!」
「警察!警察ー!」
「みっちゃん酷いよ!君の大好きなシチューを作った私を国家の犬につき出すのか!」

安達さんは僕の足首を掴んで無理矢理足の親指を口に含みました。

「だって、だって!あっあぁ…あん……」
「なんてかわいい足なんだ。これはもう足ではない。アンヨだね」

じゅるじゅるじゅぷじゅぷと音をたてて安達さんは僕の足をしゃぶります。

「あっ…はぁ、あ゛ぅ」
「感じるの?ああ、嬉しいよみっちゃん……みっちゃん、勃起しちゃったね」

恐ろしいことに、僕はそうした安達さんの変態行為に興奮を覚えるようになってしまいました。

「自分で触ってごらん」
「いっ、あ、イヤです…」
「いいから。オナニーしてみて」
「や……は、恥ずかしい…」
「ああ!もう!そんな顔をして!みっちゃんのエロさを受け止めきれないよ私は!お先に」

安達さんはそう言うなり自分のぺニスを扱き始めました。
僕の足を舐める音とオナニーの音が混ざって、ぐちゅぐちゅとお風呂場に響き渡ります。

「ほらもう、出そうだ、パンパンに腫れちゃったよ、見て、みっちゃん、オナニー見て」
「恥ずかしく、ないんですか、もう…へん、たいっ」
「はあ、はあ、恥ずかしくないよ、全然全くだよ、ああ…さっき一回出したから長持ちしてる」
「さっき?」
「みっちゃんのベッドでパンツの匂い嗅いでたら堪らなくなったので」
「けいさつ!」

僕が叫ぶと、安達さんは「うっ」と呻きながら射精しました。
安達さんの射精顔は、僕がこの世で好きなものベスト10くらいには入ります。
うつくしさが際立って仕方ないのです。
ちなみに1位はシチューです。

「はあ…みっちゃん、今度はみっちゃんだよ」

安達さんは自分の手についた精液を僕の太ももやぺニスに塗りつけました。

「あん、っ、はぁ、あ、はぁ、はあ」
「気持ちいい?ああ、我慢汁が出てきた。すすりますよ」
「ひやぁっ!だめ!出る!」

安達さんがぺニスを口に含んだと同時に僕は射精してしまいました。

「んぐっ、ん、ん…ああ……おいしい……もっと飲みたい」
「安達さん……ごめ、なさい…」
「なぜ謝る!ああ、蛇口をひねれば射精するような機能が君にあればいいのにね」
「…要りません……」
「しかし相変わらず早いねみっちゃんは」

ふふふと嬉しそうに笑う安達さんに、僕はいたたまれない気持ちを抱えながらもキュンとしてしまうのです。

「いっそのことカテーテルを刺してストローみたいに吸うっていうのは」
「痛いことをするなら引っ越します」
「許しません!」

安達さんは僕の腰に抱きついてきました。

「みっちゃん」
「はい」
「みっちゃんが居なくなったら、私の人生は終わってしまうんだから」
「そうでしょうか」
「そうだとも」

そう言って見上げる安達さんの顔は、ぽーっとしてしまうほど、やはりうつくしいのです。

「みっちゃん」
「はい」
「愛しているよ」

そう言って安達さんは僕の太ももに頬擦りしました。
安達さんの少し長目の髪の毛が肌をこすり、僕はくすぐったいのを我慢しました。

「みっちゃん」
「はい」
「みっちゃん」
「なんですか」
「みっちゃん」

安達さんは穏やかな声で僕を呼びます。

「明日も学校があるの?」
「ありますよ。単位をできるだけ稼ぎたいですし」
「バイトも?」
「はい。明日も」

そう言うと安達さんは盛大にため息をつきました。

「そんなに稼いでどうするの?」
「僕の実家は学費を出すのが精一杯なので、生活費を稼がなければならないんです」
「そうか。それならこういうのはどうだろうか」

安達さんは跪いたまま僕の両手を握りました。

「私が君の生活費を稼ぐから、君は学校が終わったらずっと私と一緒に過ごす、というのは」

安達さんの申し出は不可解で、僕は眉をひそめてしまいました。

「どうしてですか」
「何が?」
「どうして、安達さんが僕を養うようなことをするんですか」

すると安達さんは、聞き分けのない子どもを諭す親のような微妙な笑顔を浮かべました。

「みっちゃん、君は世の中の常識というものを知らないんだね、まあそれもそうだ、君はまだ若いからね」
「安達さんだって若いじゃないですか」
「君は20歳で私は28歳ですよ。まあそんなことはどうでもいい。君ね、世の中の夫が妻を養っても何ら不思議なことではないんだよ」
「僕は妻なんですか」
「そう」
「安達さんの妻」
「そう」
「ほう」

僕は驚いて変な返事をしてしまいました。

「みっちゃんは学びたいことがあって大学に行っているんだよね」
「はい」
「私は向上心のある人間が嫌いだった。でもみっちゃんを見ていたら、がんばっている人間の横顔というのは美しいと知ったんだよ」

安達さんはうつくしい顔でそんなことを言います。

「そもそも私は他人にあまり興味がなかった。自分すらどうでもいいと思って生きてきた。でもみっちゃんに出会って、私はみっちゃんのことも自分のことも出来るだけ大事にしようと思うようになった。こんなことは初めてだ。だからねみっちゃん。結婚しましょう、私と」
「いいえ」
「即答!清々しいね!全然空気読まないな!」
「さあ、さっさと上がってシチューですよ安達さん!」
「風呂上がりにシチューだなんて本当に君は変態だね」

安達さんにだけは言われたくなかった言葉をはっきり言われ、少しダメージを受けましたが、僕は気にしないようにして湯船に浸かりました。
すると安達さんも向かい側に体を滑り込ませて来ました。
水かさが増して、お湯が少しこぼれて行きました。

「しない?」
「何をですか」
「結婚」
「しません」
「なぜなの」
「僕も安達さんと同じ男の子だからですよ」

そんなこともわからないのか、と呆れながら言うと、安達さんは「そんなことを気にしていたの」と呆れたように言いました。

「じゃあなぜ、君は私とセックスをするの?男の子なのに、男の私と」

僕は答えられません。が、引っかかっていたことを尋ねるチャンスだと思い、僕は質問を返しました。

「安達さんは一体、どうやって生活しているんですか。僕の生活費を稼ぐと言ったけど、どうやってですか」

安達さんは、うん、と唸って僕を見ました。

「実は、スポンサーがいるんだよ」
「スポンサー?」
「そう。60歳くらいの女性でね。私がその人を抱く代わりに、十分すぎるくらいのお代を頂くんだ」

僕は返事ができませんでした。安達さんのうつくしい顔には何の感情も宿らぬように見えました。
僕はなんだか頭がぐらりとした気がしました。
のぼせたのかもしれません。

「もう上がりますね」
「そう。ではシチューを食べよう」

どうしたものだろう。大好きなシチューが待っているというのに、僕には食欲がないのです。
胸なんかドキドキして苦しいくらいです。
バスタオルで体を拭いて服を身につける間、僕は先ほどの安達さんの言葉を反芻しました。
安達さんが、女の人を抱いている。
その対価としてお金をもらっている。
もしかしたらいつもの、宝くじや実家の事情みたいな、安達さんなりの冗談なのかもしれません。そうだったらどんなに安心だろうとも考えましたが、僕にはそうは思えなかったのです。

「シチューの鍋は私の家なのだけど。どうする?みっちゃんがうちに来る?それとも」
「すみません。今日はシチューを食べられそうにありません」
「どうして!」

安達さんは僕の肩に手を置き、心配そうな顔で僕の顔を覗き込みました。

「食欲がありません」
「さっきまで、やれ風呂上がりにはやっぱりシチューの一気飲みだなどと騒いでいたのに!みっちゃん、どこか体の具合でも」

僕はもう安達さんのうつくしい顔を見られませんでした。言葉を遮り、安達さんを玄関から外へと押し出しました。

「みっちゃん」
「今日は帰ってもらっていいですか」
「みっちゃん、どうして」

無理矢理安達さんを外に出すと、僕は深くお辞儀をしてからドアをパタリと閉めました。
やっぱりうつくしい顔は見られませんでした。
ドアが閉まってからも、安達さんは僕に何か言っていましたが、僕はそれを無視してしまいました。
先ほどまで安達さんが眠っていたベッドに横になると、なぜか涙が出てきました。全く不可解なことです。
安達さんは一体どうして女の人に養ってもらうことになったのだろう。さっきは僕を養うと言ったじゃないか。それじゃあ僕が安達さんの妻になったとしても、僕はその女の人に養われるということじゃないか。
そんなこと。
そんな馬鹿げたこと。
僕の目からは次々と涙が溢れてしまいます。
そのままでは枕がぐっしょり重くなってしまうので、僕はタオルを取るために起き上がりました。
その時目に入ったのは、床に脱ぎ捨てられた安達さんのお洒落な洋服でした。

「安達さんが捕まる!」

僕は泣いていたことも忘れて玄関を勢いよく開けました。
するとなんと、安達さんは全裸でまだそこにいました。

「安達さん!どうして家に戻って服を着ないんですか!」
「みっちゃん」

ツッコミを入れた次の瞬間、僕の体は全裸の安達さんに抱き締められていました。

「心配したよ、みっちゃん。体はもう平気なの?」

僕はまた、涙が出そうになってしまいました。

「平気です」

やっとのことでそれだけを言えました。
しばらくの間、安達さんは黙って抱き締めた僕の頭を撫でていてくれました。

「みっちゃん」

僕を呼ぶ声が優しくて、僕は我に帰りました。

「いやいや!服を着てください!」
「だって服は君のうちの中だし」
「だから、どうして家に帰らなかったんですか」
「だって、私が家に帰っている間に君がドアを開けたらかわいそうじゃないか。みっちゃんに寂しい思いをさせたら私は自分を許せないよ」
「だったら」

僕は体を安達さんから離してうつくしい顔を見上げました。

「安達さん。だったら、もう女の人に養ってもらうのはやめて下さい」

なぜかまた、涙が出てしまいました。

「もう、女の人を抱かないで下さい」

僕はなぜ自分が悲しいと感じているのか、よくわかりませんでした。
安達さんはしばらく思案顔をした後、ああ、と言いました。

「もしかしてさっきの話を信じてショックを受けたのか?」
「え?」
「女性のパトロンがいるという話を」
「……嘘なんですか」
「当たり前だよ。みっちゃん、いい加減にしないと私も怒りますよ」
「なぜ僕が怒られなければならないんですか!怒りたいのはこちらですよ!」
「みっちゃん」

安達さんは僕の肩を掴んで軽く揺さぶりました。

「私が愛しいと思うのはこの世でみっちゃんだけだし、抱きたいと思うのもみっちゃんだけだ。みっちゃん以外の人間になど触りたくもないんだよ。こんなにいつも愛を囁いているというのに、どうして伝わっていないの」
「だって、だって」
「あの話を信じてしまうなんてショックだよ私は。すぐに冗談だとわかってしかるべきだ。みっちゃん」
「だって、僕は本当に、安達さんが、」

僕は安心して踊り出しそうになりながら一生懸命説明しようとしましたが、もうどうだっていいような気もしました。

「みっちゃん」

安達さんは僕をゆるゆると抱きしめて、ゆっくり揺らしました。揺りかごのようで、暖かくて心地良い感じがしました。

「私が女を抱いていると思って、嫉妬したのかな」
「嫉妬」
「違う?私が他の人間に触れるのが許せなかったんだ、そうだろう?」

そうなのでしょうか。
僕はよくわからなかったので、黙って抱きしめられていました。

「愛くるしいね、みっちゃんは」

愛くるしいというのがどういう状態を指すのか考えている僕の顔を、安達さんは楽しそうに見ていました。

「私がどうやって生活しているのか、みっちゃんは本当のことが知りたくなったんだね?」
「はい。だって」

僕は安達さんの顔をはっきりと見ました。

「僕が安達さんの妻になるなら、知っておかなければ」
「みっちゃん。もう一度言いなさい」

そのようにアタフタする安達さんを見たのは初めてだったので、僕は安達さんのうつくしい顔をまじまじと見つめてしまいました。

「妻になると言ったね?」
「はい。いずれは」
「いずれ?」
「今はまだ学生ですから。卒業したら僕は仕事もしたいですし、兼業主夫になります」
「なんとまあ!みっちゃん!急に大人になって!」

安達さんの喜び方は尋常でなく、僕まで嬉しくなってしまうほどでした。

「そうだね、そういう話なら、ちゃんと私の話をしよう。シチューを食べられそうかな?」

そう尋ねられると、僕はなんだかとてもお腹が空いたような心地がしました。

「頂きます」
「そう。では私の家に行こう」
「何シチューなんですか」
「トマトクリームシチュー」
「をを!奇っ怪ですね!」
「さあさあ行こうね」
「安達さん、まず服を着てください」
「それより君も脱いだら?」

僕に手を伸ばしてくる全裸の安達さんは、相も変わらずうつくしい顔をしています。

「安達さん」
「ほら、脱いで」
「さっき着たばかりで」
「では脱がないでしてみよう」
「ダメです」
「後ろにハサミを入れてみるとか」
「いけません」
「パンツを横にずらすとやりやすい」
「安達さん、お座り」

顎を引いて手を止めた安達さんの変態はとどまるところを知らないのに、僕はどんどん飲み込まれるどころか嬉々としてそちらへ歩み寄っているような節もあるのです。

「みっちゃん」
「はい」
「シチューをあげるから、ストッキングを履いてくれるかな」
「お断りします」
「お願いします!」
「安達さん。土下座しやすいようにお座りと言ったわけではないんですよ」
「ストッキングを纏ったみっちゃんの足を舐めたいというそれだけだ!そしてそれを破ったりしていろいろしたいだけなんだ!」

僕は呆れてしまいながらも、安達さんの頭の中で僕がめちゃくちゃにされているんだと思うと酷く興奮するのです。

「ストッキングは」
「うちにあるから」
「では行きますか」
「今日は肌色のにしようね」
「はいはい」
「パンツは脱いでもらった方がいいと思うんだ」
「なるほど」
「ああみっちゃん。ワクワクするね」
「そうですか」
「楽しいな。ね、奥さん」
「まだ奥さんではありませんよ」

安達さんが嬉しそうに、うつくしく笑うので、僕はとっても幸せだと思ってしまうのでした。






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2013.7.1
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