大きな声では言わないけど
4 なつめの開眼
どうしよう。
本を探してたら、顔見知りの職員さんに会って、前に僕が図書ボランティアで片付けた書籍を探してるって聞いて、第三書庫に行ったら、彰人くんと広樹くんがエッチなことしてるのを見てしまった。
落ち着け僕。
あの書庫の書棚、裏表の仕切りがないから隙間から向こうが丸見えだ。
落ち着け僕。
大事なところは本で隠れてたけど、重なってる2人となんか苦しそうな顔と、何より声と音が微かに聞こえてた。
落ち着け僕。
ドキドキする。
落ち着け僕。
落ち着け僕。
「なっつ!創樹の資料見つかった?」
「なつめ、帰るのか?」
「落ち着、あっ、うんうん、用事済んだしもう帰るよ」
「なっつはいつも穏やかな笑顔を浮かべてるよねぇ。心が穏やかだからかな?」
「創樹にむちゃくちゃ言われても心が穏やかとか、本当すごいな」
全然穏やかじゃない。
「なつめ?」
「遅くにごめん。資料見つかったから持ってきたんだけど」
僕は、バイトが終わった創樹くんの家に行った。別に資料は今日じゃなくてもよかったのに。でも僕の体が今日じゃなきゃダメだったっていうか。
「上がれよ」
「お邪魔します」
家に上がって、創樹くんの部屋に入る。
「課題めんどくせ」
「進んだ?」
「ぜんぜーん。もう無理だな、寝る」
「……」
「なつめ?どした?」
「え、なにが」
「いつもならサボったら怒るじゃん」
「いや、何でもないよ」
「ヤりたいの?」
「え?いや、」
「冗談で聞いたのに赤くなんなよ。なんだ早く言えよ。そういうなつめもいいな、そそる」
創樹くんがにやりと笑って、僕はぞくっとした。
完全にあてられた。あの2人に。
「なつめ、ヤりたい?」
「…うん」
「うはは、いい、最高。ヤりたいって言ってみ?」
「う…」
「なあ言って」
「創樹くん…」
「あーだめだ、俺がヤりたくなっちゃった。待てねぇ」
創樹くんが僕を押し倒す。
「しゃぶってやる」
「え、あ、いいよ創樹くん、」
「いいから」
「あ……うっ…」
創樹くんは、フェラがうまいから。
「そ、きく…ぁ……だめ…」
「なんれ」
「っ…き、今日はほんと…もう…僕も舐めていい?」
「らめ」
お互いするなら気が紛れてまだ保つのに
「あっ…ちょっとまっ…ぅ」
「らしへもいいお」
「う…だ、だめ!ほんとにだめ!」
「なんでだよ」
無理矢理口から抜いたら、創樹くんが不機嫌な顔で見上げた。
あ、その顔好き。
「創樹くん」
「なんだよ」
「あの…創樹くんに早く突っ込みたい、から…」
「は、お前ほんとどうした?」
「先輩、立ちバックしたい」
「…」
先輩後輩は、創樹くんのお気に入りのシチュのひとつ。
一瞬沈黙して、創樹くんがおもむろに立ち上がり、僕を起こす。
「先輩…後ろ向いて」
「…あ、う…っはぁ」
「だめ、声出しちゃダメですよ」
「え、」
「どこだと思ってるんですか」
「…どこなんだよ」
「図書館」
あの2人の姿が頭の中にちらつく。
待って。なんかすごく変態的な気がする。
でも止まらないから後ろから無理矢理キスをして口を塞いだ。
「んっはぁ…なつめ、なんか今日お前…んんっ」
「先輩…」
「んふ、ぅああぁ!ばか、いきなり挿れんな!」
「っごめん先輩…」
「てめぇ…」
「でも痛くないでしょ?先輩の体のこと、もう俺たくさん知ってる…」
「ああ!あ、あっ、あ、あ、あぁぁ!」
「なんか余裕、ない」
「あ゛ぁっ、ちょ、なつめお前!ああ!あん!」
腰を大きく使いながら後ろから服をまくり上げて腋を舐めたら、中が思いきり締まった。
「先輩、声出しちゃ、だめ…」
「腋やめろ、ああ!なつ、あぁん!」
「ん…はぁ」
「や!や、ちょ、あぁ、っはぁ、あ、あぅぅ」
「先輩、すごい。エロい」
「あ、ああ」
「中、きゅうきゅうしてる」
腰をぶつけるようにして律動を激しくしながら手で口を塞いだら、創樹くんが首をふるふるした。
「ん、ん、んん」
「声ガマンだよ、っ、先輩」
「んう゛…うっ、ん゛ん!」
「あぁ…だめだ、出そう」
僕は夢中で創樹くんのぺニスを扱いた。
「んぐ、ん、ん、んぅ、ん」
「っは、せんぱ、っ」
「ん゛ぅぅ…」
「痛っ」
「あぅ!あ!あ゛ぁ…っあぁ…」
「はぁ…ああ、…ふぅ」
イく時に創樹くんが僕の指を思い切り噛んで、僕もそれでイってしまった。
「で?」
「え?」
「何の影響?」
「何が?」
「図書館でヤるAVでも観た?」
「いや」
「嘘つけ。今日絶対お前変だった。主導権握りやがって。殺す」
「ごめんなさい!」
君の兄カップルのなまエッチ見て興奮したとは死んでも言えない。
「まあいいけどな」
「創樹くん、なんか笑顔が怖いよ」
「お詫びに何でもしろよ?」
「なんて?」
「俺の好きにさせろ」
「えー…」
「すっげぇしたかったことあったー」
「創樹くんの純粋な笑顔、本当怖いね」
「かわいいだろ」
「かわいいけど」
「でもちょっと準備あるから、今度な」
「準備!何を!」
「そういや、広樹が今度4人で宅飲みしようって言ってたけど、なつめ飲めんの?」
「え?あ、あうん、大丈夫だよ」
「何、嫌?」
「ちち違う、大丈夫、問題ない」
2人に対する罪悪感がはんぱない。
精一杯気を回して楽しい飲み会にしよう。
僕は理性的にがんばる。
どうしよう。
本を探してたら、顔見知りの職員さんに会って、前に僕が図書ボランティアで片付けた書籍を探してるって聞いて、第三書庫に行ったら、彰人くんと広樹くんがエッチなことしてるのを見てしまった。
落ち着け僕。
あの書庫の書棚、裏表の仕切りがないから隙間から向こうが丸見えだ。
落ち着け僕。
大事なところは本で隠れてたけど、重なってる2人となんか苦しそうな顔と、何より声と音が微かに聞こえてた。
落ち着け僕。
ドキドキする。
落ち着け僕。
落ち着け僕。
「なっつ!創樹の資料見つかった?」
「なつめ、帰るのか?」
「落ち着、あっ、うんうん、用事済んだしもう帰るよ」
「なっつはいつも穏やかな笑顔を浮かべてるよねぇ。心が穏やかだからかな?」
「創樹にむちゃくちゃ言われても心が穏やかとか、本当すごいな」
全然穏やかじゃない。
「なつめ?」
「遅くにごめん。資料見つかったから持ってきたんだけど」
僕は、バイトが終わった創樹くんの家に行った。別に資料は今日じゃなくてもよかったのに。でも僕の体が今日じゃなきゃダメだったっていうか。
「上がれよ」
「お邪魔します」
家に上がって、創樹くんの部屋に入る。
「課題めんどくせ」
「進んだ?」
「ぜんぜーん。もう無理だな、寝る」
「……」
「なつめ?どした?」
「え、なにが」
「いつもならサボったら怒るじゃん」
「いや、何でもないよ」
「ヤりたいの?」
「え?いや、」
「冗談で聞いたのに赤くなんなよ。なんだ早く言えよ。そういうなつめもいいな、そそる」
創樹くんがにやりと笑って、僕はぞくっとした。
完全にあてられた。あの2人に。
「なつめ、ヤりたい?」
「…うん」
「うはは、いい、最高。ヤりたいって言ってみ?」
「う…」
「なあ言って」
「創樹くん…」
「あーだめだ、俺がヤりたくなっちゃった。待てねぇ」
創樹くんが僕を押し倒す。
「しゃぶってやる」
「え、あ、いいよ創樹くん、」
「いいから」
「あ……うっ…」
創樹くんは、フェラがうまいから。
「そ、きく…ぁ……だめ…」
「なんれ」
「っ…き、今日はほんと…もう…僕も舐めていい?」
「らめ」
お互いするなら気が紛れてまだ保つのに
「あっ…ちょっとまっ…ぅ」
「らしへもいいお」
「う…だ、だめ!ほんとにだめ!」
「なんでだよ」
無理矢理口から抜いたら、創樹くんが不機嫌な顔で見上げた。
あ、その顔好き。
「創樹くん」
「なんだよ」
「あの…創樹くんに早く突っ込みたい、から…」
「は、お前ほんとどうした?」
「先輩、立ちバックしたい」
「…」
先輩後輩は、創樹くんのお気に入りのシチュのひとつ。
一瞬沈黙して、創樹くんがおもむろに立ち上がり、僕を起こす。
「先輩…後ろ向いて」
「…あ、う…っはぁ」
「だめ、声出しちゃダメですよ」
「え、」
「どこだと思ってるんですか」
「…どこなんだよ」
「図書館」
あの2人の姿が頭の中にちらつく。
待って。なんかすごく変態的な気がする。
でも止まらないから後ろから無理矢理キスをして口を塞いだ。
「んっはぁ…なつめ、なんか今日お前…んんっ」
「先輩…」
「んふ、ぅああぁ!ばか、いきなり挿れんな!」
「っごめん先輩…」
「てめぇ…」
「でも痛くないでしょ?先輩の体のこと、もう俺たくさん知ってる…」
「ああ!あ、あっ、あ、あ、あぁぁ!」
「なんか余裕、ない」
「あ゛ぁっ、ちょ、なつめお前!ああ!あん!」
腰を大きく使いながら後ろから服をまくり上げて腋を舐めたら、中が思いきり締まった。
「先輩、声出しちゃ、だめ…」
「腋やめろ、ああ!なつ、あぁん!」
「ん…はぁ」
「や!や、ちょ、あぁ、っはぁ、あ、あぅぅ」
「先輩、すごい。エロい」
「あ、ああ」
「中、きゅうきゅうしてる」
腰をぶつけるようにして律動を激しくしながら手で口を塞いだら、創樹くんが首をふるふるした。
「ん、ん、んん」
「声ガマンだよ、っ、先輩」
「んう゛…うっ、ん゛ん!」
「あぁ…だめだ、出そう」
僕は夢中で創樹くんのぺニスを扱いた。
「んぐ、ん、ん、んぅ、ん」
「っは、せんぱ、っ」
「ん゛ぅぅ…」
「痛っ」
「あぅ!あ!あ゛ぁ…っあぁ…」
「はぁ…ああ、…ふぅ」
イく時に創樹くんが僕の指を思い切り噛んで、僕もそれでイってしまった。
「で?」
「え?」
「何の影響?」
「何が?」
「図書館でヤるAVでも観た?」
「いや」
「嘘つけ。今日絶対お前変だった。主導権握りやがって。殺す」
「ごめんなさい!」
君の兄カップルのなまエッチ見て興奮したとは死んでも言えない。
「まあいいけどな」
「創樹くん、なんか笑顔が怖いよ」
「お詫びに何でもしろよ?」
「なんて?」
「俺の好きにさせろ」
「えー…」
「すっげぇしたかったことあったー」
「創樹くんの純粋な笑顔、本当怖いね」
「かわいいだろ」
「かわいいけど」
「でもちょっと準備あるから、今度な」
「準備!何を!」
「そういや、広樹が今度4人で宅飲みしようって言ってたけど、なつめ飲めんの?」
「え?あ、あうん、大丈夫だよ」
「何、嫌?」
「ちち違う、大丈夫、問題ない」
2人に対する罪悪感がはんぱない。
精一杯気を回して楽しい飲み会にしよう。
僕は理性的にがんばる。