如月

ねえねえ聞きました？

総務の●●警部補の話！

藤守

全国ニュースになってもうてたなー。

青少年健全育成条例違反、やろ。

中学生に手を出したら、そらアカンわー。

如月

せっかく、ノンキャリアで総務部企画課まで昇ったのに、自分の娘より下の子相手にして台無しとか、もったいなーい！

ロリコンって言うんですよね？そういうの。

藤守

せやなー。

元少年課の俺からすると、女の子の方も、もっと自分を大事にして欲しいわー。

小笠原

……ところで、さっきから、向こうがやけに静かなんだけど。


明智

（……俺は、彼女が成人して就職してから付き合っているから、セーフだろうか……）

小野瀬

（……俺が大学を出たばかりの頃だったら、１５歳の彼女はアウトだったのかな……）

穂積

（……成人年齢は２０２２年４月から１８歳に引き下げられ……２０２３年年７月１３日以降は、以下の状況において不同意性交等罪や不同意わいせつ罪が成立する可能性がある。
●相手が１３歳未満の子どもだったとき
●相手が１３歳以上１６歳未満の子どもで、行為者が相手よりも５歳歳以上年上のとき……

ただし１３歳以上なら、たとえ１８歳未満どうしだったとしても、真摯な交際であればセーフ……）

いや、行為は彼女がハタチを過ぎてからだった！

小野瀬

穂積、必死過ぎて声が大きい。

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しかし、例えば室長と小野瀬さんが１８歳の場合、７歳下の翼ちゃんはまだ小学校高学年なので、もしもその時点でなら完全にアウトなのであった。

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穂積

俺はロリコンだったのか……

翼

る、室長、私、ロリコンの定義をネットで調べました！


【言葉自体は1969年に出版された『ロリータ・コンプレックス』（ラッセル・トレーナー）の邦訳が日本での初出とされているが、それは「少女が中年男性に関心を抱く」という意味で用いられているものであり、ここで説明している概念とは正反対のものである。

澁澤龍彦が1972年に発表した『少女コレクション序説』では、トレーナーの『ロリータ・コンプレックス』における「ロリータ現象」を論じながら、「むしろ視点をハンバート（編注：ナボコフ『ロリータ』の主人公である幼児性愛者）、いや、ナボコフ自身の側に置いて眺めるべき問題ではなかろうか」と、「ロリータ現象」を少女視点ではなく男性視点で捉えるべきではという意見を述べていて、これを現在の用法の発祥とする見解がある。（Wikipediaより引用）】


穂積

するとロリコンはお前の方だったのか？

翼

室長声が大きい！

あと、まだ中年じゃないですよ！