##IMGU62##藤守

えーっと、一昨日は明智さんと如月、昨日は兄貴と小笠原。

ほな、今日の俺のライバルは……

##IMGU170##ＪＳ

僕でーす。

##IMGU62##藤守

お前かい！

##IMGU170##ＪＳ

ルイルイか御大と戦いたかったですか？

##IMGU62##藤守

……お前でええわ。

＊＊＊

藤守
「……と言いたいトコやけど、キャンプでの肝試し(※ドラマＣＤキャンプ編)といい、あっち向いてホイ対決(※ＥＨ特典ＣＤ)といい…… 俺、お前にやられっぱなしやん！」

ＪＳ
「あなたは純粋過ぎるんですよ。ババ抜き弱いでしょう」

藤守
「何で分かるん？！」

ＪＳ
「ご心配なく、ゲームと恋の駆け引きは似て非なるもの。ここはひとつ賭けをしませんか？どちらがより早く、マルガレーテに『好き』と言わせる事が出来るか、でどうです？」

藤守
「難題やなあ……」

ＪＳ
「どうぞお先に」

藤守
「……あー……櫻井？」

翼
「あっ藤守さん。どこに行ってたんですか？お茶、入れ直しますね」

藤守
「おおきに。今日は一段とお前の優しさが身に染みるわ……」

翼
「何かあったんですか？」

藤守
「ああいや！大丈夫や！それより……なあ……櫻井……その、聞きたい事があるんやけど……お前……な………俺の事、…………好きか？それとも、嫌いか？」

翼
「えっ？！どうしたんですか、急に？！……藤守さんを嫌いなはず、ないじゃないですか！」

藤守
「ホンマ？！ほな……『好き』って言うて！」

翼
「うう……もう、からかわないでください！はい、お茶が入りましたよ！」

藤守
「さ、櫻井！」

翼
「藤守さんなんて、嫌いです！」

藤守
「ああ、行ってもうた……！」

ＪＳ
「やれやれ。予想通りの展開ですね」

藤守
「恥ずかしいし難しいねん！お前やってみいや！」

ＪＳ
「簡単じゃないですか……はーい、マルガレーテ！きみ、バニラアイス好き？」

翼
「うん、好き」

ＪＳ
「ほら」

藤守
「あﾞーーーー！！」

ＪＳ
「ふふ。賭けは僕の勝ちですが、本当に勝ったのはあなたの方ですよ？」

藤守
「へ？どういう意味や？」

ＪＳ
「本当に驚きの鈍さですね」

＊＊＊

そもそも勝負にならない。