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Twitter昔ばなし・その8

2019/02/01 09:28

むかーしむかしあるところに、とてもおしゃれで、新しい洋服が大好きな##IMGU64##王様がいました。

王様は毎日新しい洋服が欲しいので、毎日大勢の仕立て屋を呼んで、次から次へと新しい洋服を作らせていました。

そんな王様の元へ、ある日、外国から二人の仕立て屋がやってきました。

この二人は、実は詐欺師。


##IMGU61##詐欺師穂積

王様、私たちはとても不思議で珍しい布を織る事が出来ます。

##IMGU65##穂積小野瀬

その布は、正直で良識のある人物にしか見る事の出来ない特別な代物で、着た人の魅力を倍増させる魔法のような布なのです。


本当はそんな布は存在しません。

けれど、王様は大喜びで、その布で洋服を作るように注文しました。

数日後、王様はわくわくしながら仕立て屋の作業場へ様子を見に行き、びっくりしてしまいました。

なんということでしょう、目の前にあるはずの布が、王様の目には見えないのです。

二人の仕立て屋はせっせと働きながら、しきりに布の素晴らしさを自慢します。

##IMGU61##詐欺師穂積

王様、ご覧ください、この見事な布の輝きを。

こちらの刺繍も、たいそう立派で王様に相応しいでしょう。

##IMGU65##詐欺師小野瀬

これほど緻密に織り上げながら、ふんわりと柔らかく、まるで何も身に付けていないかのような軽さなのですよ。


おまけに仕立て屋たちが、

##IMGU61##詐欺師穂積
##IMGU65##詐欺師小野瀬

では、試しに、この布の素晴らしい効果をご覧ください。


そう言って見えない布を羽織ると、窓から笑顔で手を振りました。

町の女性たちがうっとりと見上げてきます。

王様はうろたえましたが、なにしろ、「疑い深い愚か者には見えない」という布地です。

大勢の家来たちの前で、正直に「見えない」などとは言えません。

それは家来たちも同じで、全員が、見えない布地を褒め続けました。

とうとう服が出来上がり、仕立て屋たちは褒美をもらって去っていきました。

王様は、見えもしない布で作られた、着ている事も分からない洋服を着て、パレードに出ました。

見物人たちもみな、愚か者だと思われてはいけないと思い、口々に王様の新しい服を褒めました。

けれど、見物人の中にいた少年##IMGU63##が「王様は裸だよ!」と叫びました。

それを聞いた周りの大人たちも、「王様は裸だ!」と叫びだしました。

王様は、やっぱり自分が裸であったことに気付きましたが、今さらパレードを取りやめることもできず、裸のまま歩き続けたのでした。


後日。

凹んでいる王様のところに、別の仕立て屋がやって来ました。

##IMGU170##JS

王様、お気の毒です。

そんな王様をお慰めする為に、本日は新しい布をお持ちしました。

##IMGU64##如月王様

あ、今度はちゃんと見える。

##IMGU170##JS

さすが王様。

これは、イケメンと美女だけに見える布なのですよ。

これでお召し物を作れば、モテモテになること請け合いです。

##IMGU64##如月王様

そういうの欲しかったんだよね!


こうしてこのお話は、人の良い王様と詐欺師たちの物語として、めでたしめでたしと終わるのでした。
追記
名前:ジュン
本文:
最近の室長はなんだかひどい人だなぁ。鬼だったり詐欺師だったり。

そんな室長に騙されて裸でパレードなんて、こーちゃんかわいそう(。>д<)パンツははいてたのかしら?

それにしてもJSは詐欺師のままなんだね。

でも何故かホッとしちゃう(笑)

名前:昔ばなし捜査室
本文:
如月
「ジュンちゃん心配ありがとう。どの絵本でも、王様はパンツ穿いてるから大丈夫!ちなみに今日の俺はトランクス!」

穂積
「小春のキャスティングのせいで、無実なのに酷い冤罪だわ」

小春
「すみません。でも室長と小野瀬さんが詐欺師だったら被害者激増ですね」

名前:冬子
本文:
配役がすばらしいですね

脚本も素敵☆

こーちゃん、まっぱでなくて良かった

JSが優しくてホッとしましたが、また騙されちゃうんだろうなあ

しっかり者の王妃様を娶った方がよろしいのでは?

名前:昔ばなし捜査室
本文:
JS
「一億円です」

如月
「高!!」

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