『非公式Twitter』
アブナイ☆恋の元ヤン剣士青春編(飛び入り歓迎)
2019/11/23 15:58諏訪野
「お前の穂積?」
小野瀬の口から出た言葉の意味がすぐには理解できず、諏訪野は、噛み締めるように一度、繰り返した。
##IMGU65##小野瀬
「そうだ。どういうつもりか知らないが、穂積には手を出すな」
どういうつもりか、はこっちが聞きたいのだが。
諏訪野
「……そんな気は無かったさ。そもそも、俺の興味があったのは櫻井さんだ」
そういう噂を流したはずだ。
##IMGU65##小野瀬
「お前……」
小野瀬は、諏訪野を締め上げる手に力を込めた。
##IMGU65##小野瀬
「まさか、穂積の方から誘ったって言うのか?!」
どうも噛み合わない。
が、諏訪野の予測以上に小野瀬が穂積に執心しているのは気になるものの、本気で挑んでくるなら都合がいい。
諏訪野
(……の、はずだよね、櫻井さん、穂積くん……?)
内心どこかで首を傾げながら、諏訪野は白い手で小野瀬の手首をぐっと掴み、力を込めて引き剥がした。
諏訪野
「もし、そうだ、と言ったら?」
売り言葉に買い言葉で答えただけだったが、小野瀬は衝撃を受けたように半歩下がった。
諏訪野
「悪いけど、何もかも中途半端な今のお前に、負ける気はしないな」
そう言って手を離し、襟を直す諏訪野の背筋はしゃんと伸びていて、小野瀬に向ける眼差しからは、確かな自信が見てとれる。
綺麗な男だ。
身長も穂積と変わらないし、端整な顔立ちも引けをとらない。
異彩を放つ真っ白な髪も色素の薄い虹彩も、きっと、穂積の金色の髪と碧眼に相応しいだろう。
二人が並べば、銀の月と太陽のように、美しく引き立て合って輝くに違いない。
考えてみれば、ともに稀有にして美し過ぎる容姿を生まれながらに持ち、おそらく似たような辛い境遇も経験してきたはずの諏訪野と穂積は、通じるものが多いはずだ。
穂積が初対面で諏訪野に惹かれたとして、そして、諏訪野もまたそうだったとして、何の不思議があるだろうか?
それはもはや必然、いや、運命だったとさえ言えはしないか?
##IMGU65##小野瀬
「くっ……」
諏訪野
「……大丈夫か小野瀬」
いろんな意味で。
##IMGU65##小野瀬
「諏訪野……頼む。俺に、2週間……いや、一ヶ月くれないか?」
諏訪野
「いいけど」
##IMGU65##小野瀬
「一ヶ月で、真面目に鍛え続けてきたお前に勝てるとは思わない。だが、せめて、一太刀だけでもいい、お前と穂積とを断ち切る、渾身の一撃を打ち込みたい!」
諏訪野
「小野瀬……」
##IMGU65##小野瀬
「約束してくれ、諏訪野。俺にそれが出来たら、穂積を、俺に返して欲しい」
えーと。
諏訪野
「穂積くんが望むならね」
出来るだけ挑発的に見えるよう心がけながら、諏訪野は小野瀬に微笑んでみせた。
***
諏訪野は頑張った(よね?)。
完全に生徒会長がヒロイン(笑)。
追記
名前:ジュン
本文:
アカン!面白すぎる(*≧∀≦*)
小野瀬さん、ええわ~。諏訪野さんも頑張ったなあ(笑)
まさかこんな展開になるとは!←誰のせいやねん!!
小野瀬
「穂積!」
生徒会室にノックもなしに小野瀬が入ってきた。
そこには生徒会長の穂積とたまたま居合わせた翼がいた。
穂積
「小野瀬、どうかした・・・えっ!?」
小野瀬は穂積の手を両手で握る。
突然のことに穂積は振り払うこともできない。
小野瀬
「諏訪野には1ヶ月の猶予をもらった。穗積、俺、頑張るから!」
この話しぶりは多分、諏訪野の作戦が上手くいったのだろう。だが、なぜ櫻井ではなく俺に言うんだ?
穗積が首を傾げていると小野瀬は更に身を乗り出した。
小野瀬
「見ててね、穗積。絶対に俺が奪い返すから!」
誰を?
小野瀬はくるりと振り向き出て行こうとする。
翼
「あ、あの小野瀬さん、私にもお手伝いさせてください!」
小野瀬
「ありがとう、櫻井さん。助かるよ。」
小野瀬と翼が揃って出ていくのを見送った穂積は背中にゾクリと悪寒を感じていた。
お手伝いしている間に翼ちゃんは小野瀬さんを振り向かせられるのか?
それともアブナイ三角関係が続くのか!?
楽しみですね~。
名前:アブナイ☆恋の捜査室(笑)
本文:
ジュンさんありがとうございます。
面白くしてるのはアナタですよ(笑)
***
穂積
「……なんだかおかしな事になってきたわね」
藤沢市内の喫茶店で諏訪野と待ち合わせ、彼と小野瀬の間で交わされた会話の内容を聞き終えた穂積は、予想外の成り行きに額を押さえた。
諏訪野
「穂積くんが思っている以上に、小野瀬は穂積くんを大切に思っていた、という事だよね」
何か言い返そうとして諦め、溜め息をついた穂積を対面の席から眺めながら、諏訪野は、コーヒーを手に苦笑する。
諏訪野
「小野瀬を本気にさせる、という作戦そのものは成功したわけだけど」
穂積
「……諏訪野、頼むから絶対に負けないでちょうだい……」
諏訪野
「きみの操を守る為に?」
穂積
「アンタ、面白がってるでしょう」
諏訪野
「ははは、ごめんね。でも、小野瀬が一ヶ月猛特訓したぐらいでは、絶対に負けないつもりだよ」
諏訪野の自信が揺らがない事だけが救いだ。
穂積
「そんなに差があるの?剣道の段位ではどのくらい?」
諏訪野
「小野瀬は無段だけど、それは昇段試験を受けないからだよ。強さの基準にはならない」
穂積
「アンタは?」
諏訪野
「三段」
穂積
「ごめん、聞いても凄さがよくわからなかったわ」
諏訪野
「謝ることはないよ。段位が上の者が必ず勝つわけでもない。だから俺は自分を過信してはいないし、慢心もしない。対戦するからには準備して迎え討つから、安心して特訓するといい。俺も、本気の小野瀬を見たい」
穂積
「面倒に巻き込んで悪いわね」
諏訪野
「気にしないで。楽しくなってきたから」
***
せつなさん、小野瀬さんが合宿では剣道講師なのに無段なのはそういう理由だと私は思っているのですが、どうでしょう?
本文:
アカン!面白すぎる(*≧∀≦*)
小野瀬さん、ええわ~。諏訪野さんも頑張ったなあ(笑)
まさかこんな展開になるとは!←誰のせいやねん!!
小野瀬
「穂積!」
生徒会室にノックもなしに小野瀬が入ってきた。
そこには生徒会長の穂積とたまたま居合わせた翼がいた。
穂積
「小野瀬、どうかした・・・えっ!?」
小野瀬は穂積の手を両手で握る。
突然のことに穂積は振り払うこともできない。
小野瀬
「諏訪野には1ヶ月の猶予をもらった。穗積、俺、頑張るから!」
この話しぶりは多分、諏訪野の作戦が上手くいったのだろう。だが、なぜ櫻井ではなく俺に言うんだ?
穗積が首を傾げていると小野瀬は更に身を乗り出した。
小野瀬
「見ててね、穗積。絶対に俺が奪い返すから!」
誰を?
小野瀬はくるりと振り向き出て行こうとする。
翼
「あ、あの小野瀬さん、私にもお手伝いさせてください!」
小野瀬
「ありがとう、櫻井さん。助かるよ。」
小野瀬と翼が揃って出ていくのを見送った穂積は背中にゾクリと悪寒を感じていた。
お手伝いしている間に翼ちゃんは小野瀬さんを振り向かせられるのか?
それともアブナイ三角関係が続くのか!?
楽しみですね~。
名前:アブナイ☆恋の捜査室(笑)
本文:
ジュンさんありがとうございます。
面白くしてるのはアナタですよ(笑)
***
穂積
「……なんだかおかしな事になってきたわね」
藤沢市内の喫茶店で諏訪野と待ち合わせ、彼と小野瀬の間で交わされた会話の内容を聞き終えた穂積は、予想外の成り行きに額を押さえた。
諏訪野
「穂積くんが思っている以上に、小野瀬は穂積くんを大切に思っていた、という事だよね」
何か言い返そうとして諦め、溜め息をついた穂積を対面の席から眺めながら、諏訪野は、コーヒーを手に苦笑する。
諏訪野
「小野瀬を本気にさせる、という作戦そのものは成功したわけだけど」
穂積
「……諏訪野、頼むから絶対に負けないでちょうだい……」
諏訪野
「きみの操を守る為に?」
穂積
「アンタ、面白がってるでしょう」
諏訪野
「ははは、ごめんね。でも、小野瀬が一ヶ月猛特訓したぐらいでは、絶対に負けないつもりだよ」
諏訪野の自信が揺らがない事だけが救いだ。
穂積
「そんなに差があるの?剣道の段位ではどのくらい?」
諏訪野
「小野瀬は無段だけど、それは昇段試験を受けないからだよ。強さの基準にはならない」
穂積
「アンタは?」
諏訪野
「三段」
穂積
「ごめん、聞いても凄さがよくわからなかったわ」
諏訪野
「謝ることはないよ。段位が上の者が必ず勝つわけでもない。だから俺は自分を過信してはいないし、慢心もしない。対戦するからには準備して迎え討つから、安心して特訓するといい。俺も、本気の小野瀬を見たい」
穂積
「面倒に巻き込んで悪いわね」
諏訪野
「気にしないで。楽しくなってきたから」
***
せつなさん、小野瀬さんが合宿では剣道講師なのに無段なのはそういう理由だと私は思っているのですが、どうでしょう?