『非公式Twitter』
アブナイ☆恋の元ヤン剣士青春編(飛び入り歓迎)
2019/11/25 15:56~学生食堂の続き~
##IMGU60##明智
会長、ご一緒させていただいてよろしいですか?
##IMGU61##穂積
どうぞ。
明智、相変わらず堅苦しいわねえ。
同級生なんだから敬語はいらないって言ってるのに。
##IMGU63##小笠原
隣座るよ。
##IMGU61##穂積
アンタは敬語!
##IMGU62##藤守
聞きましたよ、生徒会長。
『鎌倉のヤンキー狼』と、『藤沢の暴走スワン』との間で板挟みなんですって?
モテる男はツラいですね痛ててて!
##IMGU64##如月
えー?
俺が聞いた噂では、翼ちゃんが湘南愚連隊と白鳥連合の間で取り合いになってて、一ヶ月後に大決戦が行われる、って話でしたよ?
このごろ会長とも急接近だし、翼ちゃん、可愛いのもほどほどにしないと、嫉妬した女の子たちから、どんな目に遭わされるかわからないよ?
##IMGLU83##翼
え、板挟みになってるのは会長さんですよ。
私はただ、小野瀬さんのお手伝いをさせてもらってるだけで……
##IMGU63##小笠原
でも、小野瀬さんが気になってるんでしょ?
##IMGLU83##翼
うっ……
##IMGU64##如月
ちょっと待って?
えーと整理すると、翼ちゃんは小野瀬さんが好き。
小野瀬さんは穂積会長が好き。
穂積会長は諏訪野さんが好き。
##IMGU61##穂積
オイ。
##IMGU64##如月
で、諏訪野さんは翼ちゃんが好き……
キレイな四角関係だね!
##IMGU61##穂積
違う!
その穂積の肩に、ぽん、と優しく手が乗せられる。
##IMGU75##アニ
穂積、心配するな。
俺にはよく分からんが、愛情の形も、その対象とする性別も、人それぞれ、みんな違ってみんないい、だろう?
俺は応援してやるぞ!
不肖、この藤守慶史の力が必要な時には、いつでも頼るがいい!
##IMGU61##穂積
……ありがとう。
もう、ツッコむのも面倒になったらしい。
##IMGLU83##翼・##IMGU61##穂積
……はあ……。
翼と穂積は、また、揃って溜め息をつくのだった。
追記
名前:ジュン
本文:
あら、珍しく慶史さんがまともなことを言ってるわ。
その頃、小野瀬は昼食も取らずに剣道場で竹刀を振るっていた。
(穂積を絶対に取り戻す!!)
これ、11月中に終わるのかしら?(^^;
名前:俺はいつでもまともだ捜査室
本文:
アニはまともな人なんです空気読めないだけ(笑)
***
穂積
「……あ、やっぱりここにいた。小野瀬!張り切るのはいいが、昼飯ぐらい食え!」
袴姿で道場の床に正座していた小野瀬が、響き渡る穂積の呼びかけに振り返った。
小野瀬
「探してくれてたの?」
小野瀬は嬉しそうに笑顔を浮かべたが、穂積は律儀に板張りの上で靴下を脱ぐ事に集中していて、小野瀬の問いには答えない。
穂積
「腹が減っては戦に勝てぬ、って言うだろ?ほら。ヤキソバパンだけど食えよ」
小野瀬
「……穂積、俺に勝って欲しい?」
穂積は苦笑いする。
穂積
「あのなあ。もっと周りをよく見ろよ。……お前に勝って欲しいと思ってる人間が、他にいるだろ?」
小野瀬
「……誰?」
真顔で首を捻る小野瀬の隣にあぐらをかきながら、穂積は、その誰かを思い浮かべるような顔をした。
穂積
「俺は、そいつの為に……お前の事を本気で心配しているそいつが笑顔になってくれるように……お前に頑張ってもらいたい、と思ってるよ。勝ち負けは二の次だ」
心なしか、穂積の頬が赤い。
小野瀬
「その誰かが喜んでくれたら、穂積も嬉しいか?」
穂積
「そうだな、嬉しいよ。……さあ、食い終わったら早く着替えて、午後の授業に出ろ。サボるなよ」
照れ隠しのように早口でそれだけ言うと、穂積は靴下を手に、道場を出ていった。
穂積を見送った後、のろのろと立ち上がりながら、小野瀬はまだ首を傾げていた。
俺のことを、本気で心配している人間……?
俺が頑張れば、そいつも、穂積も喜ぶ……?
小野瀬
「…………諏訪野の事かな?」
小野瀬の胸が、嫉妬でちくりと痛んだ。
***
違うよ!!
翼ちゃんが不憫過ぎる(涙)
本文:
あら、珍しく慶史さんがまともなことを言ってるわ。
その頃、小野瀬は昼食も取らずに剣道場で竹刀を振るっていた。
(穂積を絶対に取り戻す!!)
これ、11月中に終わるのかしら?(^^;
名前:俺はいつでもまともだ捜査室
本文:
アニはまともな人なんです空気読めないだけ(笑)
***
穂積
「……あ、やっぱりここにいた。小野瀬!張り切るのはいいが、昼飯ぐらい食え!」
袴姿で道場の床に正座していた小野瀬が、響き渡る穂積の呼びかけに振り返った。
小野瀬
「探してくれてたの?」
小野瀬は嬉しそうに笑顔を浮かべたが、穂積は律儀に板張りの上で靴下を脱ぐ事に集中していて、小野瀬の問いには答えない。
穂積
「腹が減っては戦に勝てぬ、って言うだろ?ほら。ヤキソバパンだけど食えよ」
小野瀬
「……穂積、俺に勝って欲しい?」
穂積は苦笑いする。
穂積
「あのなあ。もっと周りをよく見ろよ。……お前に勝って欲しいと思ってる人間が、他にいるだろ?」
小野瀬
「……誰?」
真顔で首を捻る小野瀬の隣にあぐらをかきながら、穂積は、その誰かを思い浮かべるような顔をした。
穂積
「俺は、そいつの為に……お前の事を本気で心配しているそいつが笑顔になってくれるように……お前に頑張ってもらいたい、と思ってるよ。勝ち負けは二の次だ」
心なしか、穂積の頬が赤い。
小野瀬
「その誰かが喜んでくれたら、穂積も嬉しいか?」
穂積
「そうだな、嬉しいよ。……さあ、食い終わったら早く着替えて、午後の授業に出ろ。サボるなよ」
照れ隠しのように早口でそれだけ言うと、穂積は靴下を手に、道場を出ていった。
穂積を見送った後、のろのろと立ち上がりながら、小野瀬はまだ首を傾げていた。
俺のことを、本気で心配している人間……?
俺が頑張れば、そいつも、穂積も喜ぶ……?
小野瀬
「…………諏訪野の事かな?」
小野瀬の胸が、嫉妬でちくりと痛んだ。
***
違うよ!!
翼ちゃんが不憫過ぎる(涙)