７月１６日。

二人での朝食。

何と言うか、夢のようだ。


##IMGLU83##翼

慶史さん、ご飯のおかわりはどうですか？

##IMGU75##アニ

うむ、そうだな。

もう充分だ。

お前、料理が上手いな。

食べ過ぎてしまったようだ。

##IMGLU83##翼

ありがとうございます。

特に、どれがお口に合いました？

##IMGU75##アニ

いや、どれも美味かったが……

一番は、この味噌汁だな。

##IMGLU83##翼

お味噌汁……

##IMGU75##アニ

うちのお母んの味によく似ている。

お母んはお前ほど料理が上手くはないが、やはり味噌汁の味は懐かしいものだ。

この味噌汁はそれに似ていて、美味かったな。

お前はずっと東京なのに、俺の好みの味を作れるとは大したものだ。

東京のお前が……大阪の味、を……

…………

……まさか……？

##IMGLU83##翼

……そのお味噌汁の作り方、大阪のお母さんに電話して聞いたんです。

##IMGU75##アニ

……だよな！！

すすすす、すまん！

##IMGLU83##翼

いいんですよ、気にしないでください。

慶史さんに喜んで欲しくて作ったんですし、他の料理も美味しいと言って下さいましたし。

お母さんのと同じくらい美味しいものを作れるように、私、頑張りますから。

##IMGU75##アニ

うわああああ！

すまん、今のは本当にすまん！！


☆☆☆


夢なら良かったのに。