『非公式Twitter』

今日はバレンタインデー

2021/02/14 13:35

##IMGU61##穂積

櫻井。

##IMGLU83##翼

あ、室長……!

もしかして、待っててくれたんですか?

穂積
「まあね。車で送るわ。乗ってちょうだい」


「は、はい。わあ!今日の室長の車、ものすごく甘い匂いがしますね!」

穂積
「不本意だけど、バレンタインデーだからね。トランクに入りきらなくて、後部座席にも積んであるのよ。全部アンタにあげるわ」


「相変わらずモテモテなんですね……」

穂積
「そうでもないわよ。だって、本命からもらえてないもの」


「……あのう……、その「本命」って、ひょっとして、私の事……ですか?」

穂積
「他に誰がいるってのよ」


「すみません」

穂積
「正直言うと、別に、プレゼントが欲しいわけじゃないの。
ただ、アンタ、朝から明智や藤守、小笠原や如月や小野瀬にも、チョコレートにコーヒーまで添えていちいち笑顔で配ってまわってたでしょ?
それなのに、ワタシのところには、昼休みになっても、終業時刻になっても、来ないで……とうとう、最後まで来なかった。
まさか、呼び止めなければ、そのまま帰るつもりだったの?」


「それは……室長はバレンタインデーもチョコレートも嫌いだから、余計な事をしないほうがいいかと思って……」

穂積
「嫌いよ。だから言ってるでしょ?プレゼントが欲しいわけじゃないって。
ただ……アンタが他の男の前でニコニコしてたのが気に入らないだけ」


「それって……」

穂積
「なにをニヤニヤしてるのよ」


「それって、妬いてくれてるんですね?」

穂積
「ムカつくわ」


「うふふ、室長、顔が赤いですよ」

穂積
「赤くなんかないわよ、おバカ!
……ほら、着いたわよ。車を降りて」


「あれ?室長のお家じゃない……ここは、公園?」

穂積
「アンタに見せたいものがあるのよ。……あれ、見える?」


「暗くて何も……あ、もしかして、これ、桜の木ですか?」

穂積
「そう。あの高いところに、ほら、一輪だけ、蕾が開きかけているの」


「本当だ!わあ……素敵。開花宣言より早い、今年最初の桜ですね!」

穂積
「気に入った?」


「はい!……室長、ありがとうございます。これ、私への、バレンタインデーのプレゼントですよね?」

穂積
「……パトロール中にたまたま見つけたから、教えてあげただけよ」


「ふふっ。……室長、ちょっと屈んで、耳を貸してくれますか?」

穂積
「?」

ちゅっ。

穂積
「!」


「実は、これ、チョコレートの香りのリップなんです」

穂積
「もしかして、それが、プレゼントのつもり?馬鹿ね……頬へのキスじゃ、味が分からないわよ。ちゃんと、唇にくれないと。……こう……するのよ」


「……ん……」

穂積
「……チョコレートより、アンタの唇の方が、ずっと甘いわ」


「……んっ、し、室長、もう……」

穂積
「……ワタシの部屋に来る?」


「……行く……」

☆☆☆

たまには、おネエのままでバレンタインデー。
追記
名前:ジュン
本文:
室長と翼ちゃんは相変わらずラブラブですね。
翼ちゃんの前だと男になる室長がオカマのままなんて珍しい(^^;
最近は暖かくなって梅も咲き始めましたよね。
お散歩に行くと春だなあ。と思いますね。
さて、では私は本命の賢史くんにチョコを渡しに行ってきます!

名前:バレンタインデー捜査室
本文:
穂積
「たまには違うシチュエーションもいいでしょ」


「だけど、キスしてもらう時には目を閉じるから、おネエ言葉で囁かれると、なんだか、年上の同性に口説かれてるみたいで、別の意味でドキドキしました」

穂積
「変な性癖に目覚めないでちょうだいね」


「うふふ、お姉様……?」

穂積
「やめて」

コメント

コメントを受け付けていません。