『非公式Twitter』
みんな口が堅いわね。
2014/11/08 22:59##IMGU61##
今回のテーマは、冬子からの
『お嬢様方へ
どんな風に口説かれたら、もらしてはいけない秘密を喋ってしまいそうですか?』
だったわね。
冬子、ありがとう。
でも、今のところ、秘密を喋っちゃったのはうちの藤守だけみたい。
ここに来てるお嬢たちは、まだ、誰も、秘密を漏らしていないのね。
みんな、偉いわ。
秘密を守り続けるって、立派な事よ。
ワタシの秘密はね、実はオネエじゃないこと。
うふふ。
アンタの秘密は何?
教えてほしいわ。
さて、もうひとつ。
『捜査室のメンバーの皆様へ
潜入捜査で女性を口説かなければなりません。どんな風にくどきますか?』
これはあれね。
いわゆる張り込みのカモフラージュのために口説くのか、
その女性から情報を引き出すために口説くのかによって違うんじゃない?
カモフラージュのためなら、うんと褒めて、笑わせてあげるわ。
情報を引き出すためなら、もっと深く知り合わないとだめね。
相手の事を知って、雰囲気のいい場所で、じっくりと話をして……
必要なら、身体を使う事になるわね。
もちろん、ワタシと等価交換する価値のある情報に限るけど。
アンタが秘密を守る重さと、ワタシとの夜と。
秤にかけて考えてみるといいわ。
ワタシを選んでくれれば、後悔はさせないわよ。
今回のテーマは、冬子からの
『お嬢様方へ
どんな風に口説かれたら、もらしてはいけない秘密を喋ってしまいそうですか?』
だったわね。
冬子、ありがとう。
でも、今のところ、秘密を喋っちゃったのはうちの藤守だけみたい。
ここに来てるお嬢たちは、まだ、誰も、秘密を漏らしていないのね。
みんな、偉いわ。
秘密を守り続けるって、立派な事よ。
ワタシの秘密はね、実はオネエじゃないこと。
うふふ。
アンタの秘密は何?
教えてほしいわ。
さて、もうひとつ。
『捜査室のメンバーの皆様へ
潜入捜査で女性を口説かなければなりません。どんな風にくどきますか?』
これはあれね。
いわゆる張り込みのカモフラージュのために口説くのか、
その女性から情報を引き出すために口説くのかによって違うんじゃない?
カモフラージュのためなら、うんと褒めて、笑わせてあげるわ。
情報を引き出すためなら、もっと深く知り合わないとだめね。
相手の事を知って、雰囲気のいい場所で、じっくりと話をして……
必要なら、身体を使う事になるわね。
もちろん、ワタシと等価交換する価値のある情報に限るけど。
アンタが秘密を守る重さと、ワタシとの夜と。
秤にかけて考えてみるといいわ。
ワタシを選んでくれれば、後悔はさせないわよ。
追記
名前:澪
本文:
室長、こんにちは。
室長の秘密はここの皆さんは知ってることですね(笑)
しかし上手いですねえ。自分のこと先に言われちゃうとつい答えちゃいそうになりますよね。さすが。
うーん、室長や小野瀬さんは口説かれて万が一秘密を話しちゃうと、その後の落ち込みが激しそうなので…
秘密のために甘~く口説かれるのはやだなあ(´・_・`)
いっそのことジャイアントスイングとかかましてくれた方が助かります。
甘く口説くなら本気になってほしいです(笑)
私、室長との夜と秤にかけられるような重要な秘密は持ってないので室長に身体を使わせないで済みますね。なんだかホッ。
いや~、アブナイです。
今日のテーマの室長は、小野瀬さん派の私がクラッときそうな色気。アブナイアブナイ。
名前:穂積泪
本文:
OK、ジャイアントスイングね。
○┼<ヽ( ̄ー ̄ヽ=ノ ̄ー ̄)ノ⇒⇒⇒>┼○ ジャイアントスイング!!
話す気になった、澪?
名前:ジュン
本文:室長、こんにちは。
そんな室長が体を使うなんて滅相もない。そんな大それた秘密は持ち合わせておりません~(;>_<;)
室長にならお膝に抱っこしてもらって、「何でも話せ。」って言われたら何でも話します。
だから許して~(。>д<)
今日の室長の色気は半端ないわ。
名前:穂積泪
本文:
あら、ジュンも素直に打ち明けてくれるのね。
お膝抱っこで何でも教えてくれるだなんて、可愛くてイイコ。
時間はたっぷりあげるから、ゆっくり話して聞かせてちょうだい。
……他の誰にも聞こえないように、ワタシの、耳元でね。
そうしたら悪いようにはしないわよ、ジュン。
名前:エミ
本文:室長、こんばんは。
大好きな室長に隠し事なんてできません。
顎の下にスッと室長の指が触れ、クイッと顔を上げられて、超至近距離で見つめられたら3秒と保たずに降参です。うっとりして瞼を閉じてしまいます。
(*´ー`)
取り引き(駆け引きかな?)で夜を過ごせる程度の「好き」なら、思い出作りとしてそれもアリなのかもしれないし、割り切れる人ならそれでいいのかもしれないけど、私はムリだなぁ。
……って、真面目に答えすぎかしら?
(´・ω・`)
名前:穂積泪
本文:
エミもイイコね。
至近距離で3秒見つめるだけで降参してくれるなんて、いじらしくって泣けてくるわ。
ワタシも、遊びで女は口説かないけど。
ここまで想われたら、たとえ任務の為に近付いたとしても、本気になってしまいそうね。
……ところで、エミ?
瞼を閉じてくれたという事は、その唇を役得で頂いてもいいという事……かしら?
名前:とも
本文:室長、こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
っていうか、先に自分の秘密言うたらダメやないですか~(´Д` ) 「俺が先に言ったんだから、お前も秘密教えろよ」 とか言われて(壁ドンをリクエストします!) 、舞い上がってしゃべってしまいそう。
でも、頑張ってガマンしたら室長が身体を使ってオトしにきてくれるんですよね? ←何か意味を履き違えてる
壁ドンの体勢でうっかりしゃべって、「よくできました」ってちゅーしてもらうのもええなぁ…\(//∇//)
名前:穂積泪
本文:
どうやらともは壁ドンで堕ちちゃいそうね。
でも、それでいいの。
秘密を抱えて我慢するのは感心しないわ。
身体に悪いわよ。
それよりも、素直に話して重荷を下ろして、「よく出来ました」って褒められる方が賢いと思わない?
唇でも指でも、思う存分、甘くて気持ちのいいご褒美をあげるわ。
だから、その身に余るほど欲張らない事ね。
ワタシは、夜、優しくするとは一言も言ってないでしょう?
名前:冬子
本文:
こんばんは。
目的のためなら身体も使うですか?まさか巴投げとかですか?寝技とか?
やっぱり、峰不○子方式を希望しますけど、実際秘密を抱えて後ろめたいところに、室長みたいな警察には全く見えない人から口説かれたりしたら、怖く感じて、貝になっちゃうかもしれません。
雰囲気のいい場所で、じっくりと話をして……ってことは室長のお部屋ではなく、どこかホテルとかに連れて行かれるってことかしら。お部屋はねえ(笑)
それでは、妄想劇場、発動です~↓↓
「全部喋ったら、イイコトしてやる」と言って、ホテルの部屋を出て行った穂積さん。
私の所持品は持って行かれてしまったので、外にも連絡できない。
一体何されることかと、ガクブルしてるとき、誰もいないはずの部屋の下のほうから、可愛い声がする。
「先に、俺の秘密を教えてやる。びっくりして暴れたりするなよ」
ゆっくりと視線を下に向けると、そこには小さな小さな穂積さんがいた。
∑(゜口゜;) 何ですと!?
「あ、ああぅ、ほ、ほづ………」あわあわして喋れない冬子。
「お!変な顔、百年の恋も冷めるな」
「な、ななななな」
「パニックを起こすな。お前の体重で踏まれたら死ぬ。息を吸え」
「ふーっ、ふーっ」深呼吸して、なんとか落ち着こうとする冬子。
「なに!この小さいのは!」
「ここでは『ポケット穂積』と呼ばれている。よろしくな」
よろしくって!何これ、かわいいけど、これはロボット?人形?遠隔操作?
ポケット穂積を捕まえて、あちこち触って、生き物であることを確認した冬子。
二人でじっくりと話をして、秘密を喋った後の身の安全の保証の為、ポケット穂積のお世話係りとして穂積さんの傍らで、穏やかに暮らすことになりました。
↑↑可愛らしいポケット穂積になら、安心して秘密をもらしてしまうかもしれません。穂積さんの心理作戦勝ちですね。
私はもともと口が堅い方だし、人にポケット穂積のことがバレたら、この幸せが崩れてしまうということ位はわかる程度の頭はしてるんで、穂積さんの秘密は誰にも喋りません。
( ̄b ̄)シーーッ!!
その内、お世話係りから、恋人に昇格できたらとっても嬉しいなあ。
名前:穂積泪
本文:
警視庁、捜査室。
泪
「翼!俺、冬子から秘密を聞き出してきたぞ。偉いか?」
翼
「えっ、凄いです。偉いです。泪さん、お手柄です!」
泪
「やったー」
ぴょーん。小さい穂積は冬子の手から、翼の胸ポケットに飛び移る。
泪
「ただいまー」
翼
「おかえりなさーい」
冬子
「あらーっ?」
泪
「へーい♪」
ぱちん。
上機嫌な小さい穂積は、翼の隣に寄り添って立った、大きい穂積が差し出す手の平とハイタッチ。
冬子
「ほ、穂積さん!なにこれずるい!」
穂積
「悪いわね、冬子。このちびがいなくなると、翼が泣くのよ」
翼の肩を抱く穂積。
冬子
「秘密を交換したのに!ポケット穂積くんのこと、みんなに言いふらしてもいいんですか?」
穂積
「冬子、『秘密』というのはね、公にされると具合が悪いもののことを言うの」
冬子
「……あっ!」
穂積
「気付いたみたいね。そう、『身長18.5cm、リカちゃんサイズの穂積がいる』なんて言いふらしたら、アンタ、入院させられちゃうわよ」
穂積
「それに、このちび、こう見えてファンが多いの。こいつを飼ってるなんて知られたら、アンタ命を狙われるわよ」
冬子
「!」
穂積
「まあ、このちびの事は口外しない方が賢明ね」
愕然としている冬子に、大きい穂積がそっと耳打ちする。
穂積
「俺と一夜の関係をもっておけば、一生、俺の秘密を握れたのに」
冬子
「あ!……あのー、小さい穂積くんは返しますから、い、い、今からお願いします!(涙目)」
真っ赤になってお願いのポーズをとる冬子から、ぶっぶー、と言いながら穂積が離れる。
穂積
「残念、時間切れです」
冬子
「悪魔ーーー!」
ハッ、と冬子は目を覚ました。
……ここは、昨夜穂積に連れてこられたホテルの一室。
慌てて室内を見回すと、窓際の机の上で、人形のように小さい生き物が、自分の身体と同じくらいの大きさのボールペンを抱えて、備え付けのメモ用紙に、一所懸命で何かイタズラ書きをしている。
……夢じゃなかった。
ホッと胸を撫で下ろした冬子の気配に気付いたのか、その生き物が冬子の方を向き、ボールペンを転がすと、にこにこ笑って手を振った。
可愛らしいしぐさに冬子も口元を綻ばせ、思わず手を振り返す。
すると、次の瞬間、小さな穂積は開け放たれていた窓から、ぴょーんと外に飛び降りた。
冬子
「きゃー!」
慌てて窓に駆け寄った冬子が眼下に見たのは、遥か下で、落ちていった小さい穂積を受け止める大きい穂積。
大小の穂積は揃って冬子を見上げると、手を振った。
それから、あっという間に、車に乗り込んで去って行く。
冬子がメモ用紙に視線を戻すと、そこには穂積のものらしい綺麗な筆致で
「冬子、どうもありがとう。情報の出所がお前だという事は、秘密にしておくから」
そして、さっき小さい穂積が頑張って書いていたらしい、たどたどしい文字が。
「ばいびー」
……我ながら悪魔ね、ワタシ。
冬子、今回は面白いテーマをありがとう。
さーて、小野瀬と交代だわ。
名前:冬子
本文:
まあ!小さいほうも悪魔ちゃんなのね
でも、好きよ。ちゅー(≧∇≦)
本文:
室長、こんにちは。
室長の秘密はここの皆さんは知ってることですね(笑)
しかし上手いですねえ。自分のこと先に言われちゃうとつい答えちゃいそうになりますよね。さすが。
うーん、室長や小野瀬さんは口説かれて万が一秘密を話しちゃうと、その後の落ち込みが激しそうなので…
秘密のために甘~く口説かれるのはやだなあ(´・_・`)
いっそのことジャイアントスイングとかかましてくれた方が助かります。
甘く口説くなら本気になってほしいです(笑)
私、室長との夜と秤にかけられるような重要な秘密は持ってないので室長に身体を使わせないで済みますね。なんだかホッ。
いや~、アブナイです。
今日のテーマの室長は、小野瀬さん派の私がクラッときそうな色気。アブナイアブナイ。
名前:穂積泪
本文:
OK、ジャイアントスイングね。
○┼<ヽ( ̄ー ̄ヽ=ノ ̄ー ̄)ノ⇒⇒⇒>┼○ ジャイアントスイング!!
話す気になった、澪?
名前:ジュン
本文:室長、こんにちは。
そんな室長が体を使うなんて滅相もない。そんな大それた秘密は持ち合わせておりません~(;>_<;)
室長にならお膝に抱っこしてもらって、「何でも話せ。」って言われたら何でも話します。
だから許して~(。>д<)
今日の室長の色気は半端ないわ。
名前:穂積泪
本文:
あら、ジュンも素直に打ち明けてくれるのね。
お膝抱っこで何でも教えてくれるだなんて、可愛くてイイコ。
時間はたっぷりあげるから、ゆっくり話して聞かせてちょうだい。
……他の誰にも聞こえないように、ワタシの、耳元でね。
そうしたら悪いようにはしないわよ、ジュン。
名前:エミ
本文:室長、こんばんは。
大好きな室長に隠し事なんてできません。
顎の下にスッと室長の指が触れ、クイッと顔を上げられて、超至近距離で見つめられたら3秒と保たずに降参です。うっとりして瞼を閉じてしまいます。
(*´ー`)
取り引き(駆け引きかな?)で夜を過ごせる程度の「好き」なら、思い出作りとしてそれもアリなのかもしれないし、割り切れる人ならそれでいいのかもしれないけど、私はムリだなぁ。
……って、真面目に答えすぎかしら?
(´・ω・`)
名前:穂積泪
本文:
エミもイイコね。
至近距離で3秒見つめるだけで降参してくれるなんて、いじらしくって泣けてくるわ。
ワタシも、遊びで女は口説かないけど。
ここまで想われたら、たとえ任務の為に近付いたとしても、本気になってしまいそうね。
……ところで、エミ?
瞼を閉じてくれたという事は、その唇を役得で頂いてもいいという事……かしら?
名前:とも
本文:室長、こんばんは( ´ ▽ ` )ノ
っていうか、先に自分の秘密言うたらダメやないですか~(´Д` ) 「俺が先に言ったんだから、お前も秘密教えろよ」 とか言われて(壁ドンをリクエストします!) 、舞い上がってしゃべってしまいそう。
でも、頑張ってガマンしたら室長が身体を使ってオトしにきてくれるんですよね? ←何か意味を履き違えてる
壁ドンの体勢でうっかりしゃべって、「よくできました」ってちゅーしてもらうのもええなぁ…\(//∇//)
名前:穂積泪
本文:
どうやらともは壁ドンで堕ちちゃいそうね。
でも、それでいいの。
秘密を抱えて我慢するのは感心しないわ。
身体に悪いわよ。
それよりも、素直に話して重荷を下ろして、「よく出来ました」って褒められる方が賢いと思わない?
唇でも指でも、思う存分、甘くて気持ちのいいご褒美をあげるわ。
だから、その身に余るほど欲張らない事ね。
ワタシは、夜、優しくするとは一言も言ってないでしょう?
名前:冬子
本文:
こんばんは。
目的のためなら身体も使うですか?まさか巴投げとかですか?寝技とか?
やっぱり、峰不○子方式を希望しますけど、実際秘密を抱えて後ろめたいところに、室長みたいな警察には全く見えない人から口説かれたりしたら、怖く感じて、貝になっちゃうかもしれません。
雰囲気のいい場所で、じっくりと話をして……ってことは室長のお部屋ではなく、どこかホテルとかに連れて行かれるってことかしら。お部屋はねえ(笑)
それでは、妄想劇場、発動です~↓↓
「全部喋ったら、イイコトしてやる」と言って、ホテルの部屋を出て行った穂積さん。
私の所持品は持って行かれてしまったので、外にも連絡できない。
一体何されることかと、ガクブルしてるとき、誰もいないはずの部屋の下のほうから、可愛い声がする。
「先に、俺の秘密を教えてやる。びっくりして暴れたりするなよ」
ゆっくりと視線を下に向けると、そこには小さな小さな穂積さんがいた。
∑(゜口゜;) 何ですと!?
「あ、ああぅ、ほ、ほづ………」あわあわして喋れない冬子。
「お!変な顔、百年の恋も冷めるな」
「な、ななななな」
「パニックを起こすな。お前の体重で踏まれたら死ぬ。息を吸え」
「ふーっ、ふーっ」深呼吸して、なんとか落ち着こうとする冬子。
「なに!この小さいのは!」
「ここでは『ポケット穂積』と呼ばれている。よろしくな」
よろしくって!何これ、かわいいけど、これはロボット?人形?遠隔操作?
ポケット穂積を捕まえて、あちこち触って、生き物であることを確認した冬子。
二人でじっくりと話をして、秘密を喋った後の身の安全の保証の為、ポケット穂積のお世話係りとして穂積さんの傍らで、穏やかに暮らすことになりました。
↑↑可愛らしいポケット穂積になら、安心して秘密をもらしてしまうかもしれません。穂積さんの心理作戦勝ちですね。
私はもともと口が堅い方だし、人にポケット穂積のことがバレたら、この幸せが崩れてしまうということ位はわかる程度の頭はしてるんで、穂積さんの秘密は誰にも喋りません。
( ̄b ̄)シーーッ!!
その内、お世話係りから、恋人に昇格できたらとっても嬉しいなあ。
名前:穂積泪
本文:
警視庁、捜査室。
泪
「翼!俺、冬子から秘密を聞き出してきたぞ。偉いか?」
翼
「えっ、凄いです。偉いです。泪さん、お手柄です!」
泪
「やったー」
ぴょーん。小さい穂積は冬子の手から、翼の胸ポケットに飛び移る。
泪
「ただいまー」
翼
「おかえりなさーい」
冬子
「あらーっ?」
泪
「へーい♪」
ぱちん。
上機嫌な小さい穂積は、翼の隣に寄り添って立った、大きい穂積が差し出す手の平とハイタッチ。
冬子
「ほ、穂積さん!なにこれずるい!」
穂積
「悪いわね、冬子。このちびがいなくなると、翼が泣くのよ」
翼の肩を抱く穂積。
冬子
「秘密を交換したのに!ポケット穂積くんのこと、みんなに言いふらしてもいいんですか?」
穂積
「冬子、『秘密』というのはね、公にされると具合が悪いもののことを言うの」
冬子
「……あっ!」
穂積
「気付いたみたいね。そう、『身長18.5cm、リカちゃんサイズの穂積がいる』なんて言いふらしたら、アンタ、入院させられちゃうわよ」
穂積
「それに、このちび、こう見えてファンが多いの。こいつを飼ってるなんて知られたら、アンタ命を狙われるわよ」
冬子
「!」
穂積
「まあ、このちびの事は口外しない方が賢明ね」
愕然としている冬子に、大きい穂積がそっと耳打ちする。
穂積
「俺と一夜の関係をもっておけば、一生、俺の秘密を握れたのに」
冬子
「あ!……あのー、小さい穂積くんは返しますから、い、い、今からお願いします!(涙目)」
真っ赤になってお願いのポーズをとる冬子から、ぶっぶー、と言いながら穂積が離れる。
穂積
「残念、時間切れです」
冬子
「悪魔ーーー!」
ハッ、と冬子は目を覚ました。
……ここは、昨夜穂積に連れてこられたホテルの一室。
慌てて室内を見回すと、窓際の机の上で、人形のように小さい生き物が、自分の身体と同じくらいの大きさのボールペンを抱えて、備え付けのメモ用紙に、一所懸命で何かイタズラ書きをしている。
……夢じゃなかった。
ホッと胸を撫で下ろした冬子の気配に気付いたのか、その生き物が冬子の方を向き、ボールペンを転がすと、にこにこ笑って手を振った。
可愛らしいしぐさに冬子も口元を綻ばせ、思わず手を振り返す。
すると、次の瞬間、小さな穂積は開け放たれていた窓から、ぴょーんと外に飛び降りた。
冬子
「きゃー!」
慌てて窓に駆け寄った冬子が眼下に見たのは、遥か下で、落ちていった小さい穂積を受け止める大きい穂積。
大小の穂積は揃って冬子を見上げると、手を振った。
それから、あっという間に、車に乗り込んで去って行く。
冬子がメモ用紙に視線を戻すと、そこには穂積のものらしい綺麗な筆致で
「冬子、どうもありがとう。情報の出所がお前だという事は、秘密にしておくから」
そして、さっき小さい穂積が頑張って書いていたらしい、たどたどしい文字が。
「ばいびー」
……我ながら悪魔ね、ワタシ。
冬子、今回は面白いテーマをありがとう。
さーて、小野瀬と交代だわ。
名前:冬子
本文:
まあ!小さいほうも悪魔ちゃんなのね
でも、好きよ。ちゅー(≧∇≦)