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昨日はありがとう

2015/01/16 15:24
##IMGU60##

みんな、おはよう。

昨日はなんというか、濃い一日だったな。

だが、みんなの気持ちが感じられて、嬉しかった。

ありがとう。

今日もまた誰かを労う日じゃないだろうな。

ちょっと調べてみるか……

……禁酒の日だ(笑)

まあ、室長は無視するだろうけど。

ちなみに今日、室長はお休みだ。

初閻魔だからな(笑)……おっと、これは室長には言わないでくれよ。


……ところで、昨日から、いつにも増して小野瀬さんの俺に対する態度が冷たいような気がするんだが……
 
追記
名前:冬子
本文:
あら~小野瀬さんご機嫌ななめなんですか?

で明智さんは何故かわからないと

う~ん微妙な三角関係って言うか

いやその、明智さんは考えこまなくていいですよ

今日は冬子が捜査室と小野瀬ラボを行ったり来たり、伝書鳩になります(^ν^)

さて、小野瀬さんは何してるかな~


小野瀬さん、おはようございます~って ひゃー

明智さんが写ってる写真、ハサミで明智さんとこだけチョキチョキしてる‼︎

何してるんですか、わざわざ写真プリントしたんですか?

そんなことより仕事仕事

鑑定たくさん溜まってますよ

も~、お口ブーしない!

名前:エミ
本文:
明智さん、こんにちは。
昨日はお疲れさまでした。


はいはい、小野瀬さん。拗ねない拗ねない(笑)
ツンツン(*´∀`)σ(・ε・`)プゥ

そんなお口してると、ちゅーされちゃいますよ。

いえいえ、私は結構です。私は室長LOVEですから。

名前:櫻井翼
本文:
冬子さん、エミさん、こんばんは。

昨日の和やかな雰囲気とは一変して、今日は、明智さんも小野瀬さんもピリピリしてて、なんだか怖かったです。

とりあえず、私に出来る事は何か、考えてみたんですけど、分かりません。

途方に暮れちゃいます。

藤守さんや如月さんたちも、ただならぬ気配を感じ取ったのか、なんと定時までに書類を作り終えて、物凄い勢いで逃げるように帰っちゃいました。

小笠原さんなんて、気付かないうちにいなくなっていました。

そして、こんな日に限って、私は仕事が終わらないのです。うう。

小野瀬
「こんばんは、明智くん。これ、今朝頼まれたデータ」

ノックの音に続いて、柑橘系の香りがしたかと思ったら、小野瀬さんがやって来ました。

なんでしょう、この感じ。

態度は普段と変わらないのに、纏っているオーラがいつもと全く違います。

もしも雪の女王が警視庁に現れたとしたら、きっと、今の小野瀬さんと同じオーラを纏っていると思います。

明智
「わざわざお持ち頂いて、ありがとうございます。助かります。ところで、昨日、室長がお願いした方の解析は」

小野瀬
「出来てるよ。でも、そっちは、明日、穂積に直接手渡す」

明智
「室長から引き継ぎは受けています。小野瀬さんが持ってきてくださったら、預かって処理するようにと」

小野瀬
「そうなの?でも、穂積に頼まれた解析だからね、穂積に渡すよ」

明智
「……そうですか、では、仕方ないですね」

小野瀬
「悪いね」

明智
「いいえ」

二人の間で空気が張りつめる、ピリピリという音が聞こえてきそうです。

イヤー!

もう帰りたい!(泣)

泪さん、助けてー((T_T))!

名前:明智誠臣
本文:
突然、

穂積
「仕事終わったか?」

のんきな声とともに、なんと、室長が入って来た。

小野瀬
「穂積?!今日はお前、休みだろ?」

明智
「室長?!どうなさったんですか?」

穂積
「お前らと飲もうと思って。他の連中は?もう、帰った?」

室長が、入り口近くの席にいる櫻井の頭を撫でてから、ニコニコしながら、小野瀬さんと俺に近付いてくる。

穂積
「明智、今日は室長代行ありがとう。そろそろ上がれるか?」

明智
「あ、後は櫻井の報告書と、室長から言い継ぎのあった、小野瀬さんからの解析が届けば、本日の業務は終了です」

小野瀬
「すぐに持ってくる」

小野瀬さんが、急いでラボに引き返し、あっという間に戻ってきた。

さっき、俺には渡さないと言っていた書類を手にして。

穂積
「ありがとう。うん、完璧。さすが小野瀬だ」

俺や櫻井の手前、平静を装ってはいるものの、室長に褒められて、小野瀬さんは嬉しそうだ。

きっとこの人も、俺たちと同じで、室長から直接、労いの言葉が欲しかったんだろう。

そう思ったら、小野瀬さんに対する、さっきまでの俺の苛立ちは消えた。

穂積
「鹿児島から焼酎が届いたんだけどさ。一人で飲むのはつまらないから、迎えに来た。三人とも、俺んち来いよ」

室長に「俺んち」と言われて、俺たちは顔を見合わせた。

小野瀬
「櫻井さん、何日行ってない?」

指を折り始めた櫻井を見て、小野瀬さんは笑った。

小野瀬
「じゃあ掃除からだね、明智くん」

明智
「ですね。それに、小野瀬さんの烏龍茶や、櫻井用のカクテルも買っていかないと」

さっきまで険悪だった俺と小野瀬さんが、示し合わせたように笑顔を交わすのを見て、櫻井もホッとしたようだ。

穂積
「よし決まり。この世で一番美味いのは、休みの日に飲む酒だと決まっているからな」

室長も笑顔。

俺たちは仕事だったんですけどね……

冬子
「室長、私もおります!」

エミ
「私も、私も!」

エミ、冬子、今までどこにいたんだ……


こうして、俺たちは、室長の部屋にお邪魔して一杯やる事になった。

部屋は思ったほど散らかってなくて、それをからかわれた室長が真っ赤になったり、

どこから知ったのか、藤守や如月や小笠原も後から加わったりして、大いに盛り上がったのだが……


それはまた、別の話だ。

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