『非公式Twitter』

ちいさくなってもはたらくぞ~小野瀬編~

2015/06/20 15:27

結局、昨晩も捜査室で雑魚寝だった一同。

夜明け前、ちびっこ女子たちに埋もれるようにして眠っていた穂積が、誰より早く目を覚ます。

捜査室の扉が、音もなく開いたのに気付いたからだ。

穂積がそっと身体を起こすと、薄暗いそこに、小さな白い影が……。

「ほづみ……」

枕を抱え、身体を包んだシーツの裾を引きずって入ってきたのは、どう見ても4、5歳の、小野瀬だった。

起き上がって歩み寄りながら辺りを見れば、JSの姿が見えない。

ということは。

穂積はそっと溜め息をついた。

穂積
「今度はお前か……」

おのせ
「……わるいけど、まだねむいんだ。でも、さすがに、このからだじゃこころぼそくて」

穂積
「分かった。一緒に行こう」

穂積は、自分の机に上半身を伏して寝ている明智の肩に手を置くと、耳元で、「小野瀬が小さくなった。仮眠室で添い寝してくる」と囁いた。

明智が目を開き、しっかりと頷くのを確認してから、「戻るまで頼む」と告げ、おのせの頭を押して扉に促す。

おのせ
「ほづみ……」

袖を引かれて、ああ、と、穂積はせがまれるまま、おのせを、抱えたシーツと枕ごと、背中におんぶした。

おのせ
「ふふ」

穂積
「何だ」

廊下に出て、歩きながら、穂積は背中に顔を擦り付けてくるおのせに声だけで問う。

おのせ
「うまれかわったら、おまえのこどもになりたいなあ」

穂積
「はあ?」

おのせ
「だって、おまえがかわいがるだろ」

穂積
「なあに?アンタ、ワタシに可愛がって欲しかったの?じゃあ、寝て起きたら柔道場に行きましょうか?」

おのせ
「そっちの「かわいがる」じゃないよ。分かってるくせに」

穂積
「……お前だって、こんな時くらい、誰かに甘えていいはずだ」

おのせ
「なにか、いった?」

穂積
「何でもねえ」

おのせ
「ほづみ」

穂積
「何でもねえよ」

おのせ
「みみが、あかいよ」

穂積
「うるせえ!」
 
追記
名前:エミ
本文:
扉|дT)ジーン…

そんな二人を、おとなしくこっそり見送る。

名前:冬子
本文:
仮眠室のベッドで横になる穂積。

穂積のそばでほっとしたのか、丸くなって眠るおのせ。

昨日の騒ぎであまり眠れなかった上、小さな体は疲れやすいのだ。

おのせの呼吸からぐっすり眠っていることを確認した穂積はかすかに微笑む。

その時………

静かな仮眠室にそっと入ってくる人影が一人

いや、二人いる

ぐずぐずなふゆこを抱えた小笠原だ。

「ふゆこちゃんが室長と小野瀬さんがいないって泣くんだよ。

ふざけて小野瀬さんを寝かせなかったり、仕事手伝ってないから、出て行ってもらうために相談してるんじゃないかって。

俺どうしたらいいかわかんないよ。なんとかしてよ、室長」

「ぅえっ、えっ、ふゆこ、めいわくなんてかけ、かけたくないのに、けっきょくわるいこになってるぅぅ」

しくしくと物悲しくなくふゆこ。小笠原の高級スーツがふゆこの涙で濡れている。

ため息をつく穂積。

全くこいつはいつも…

「おれ、べつにでていってほしいなんておもってない」

いつの間に目覚めたのか、おのせが布団から顔をだして言う。

「ワタシも出て行ってほしいなんて思ってないわよ」

なきべそふゆこが小笠原の胸から顔をあげる。

「ほんとう?おこってない?」

「おこってないよ」

穂積の腕まくらから起き上がってにっこり笑うおのせ。

「アンタもここで横になる?」

おのせとの間の布団をぽんぽんと叩く穂積。

それを聞いたとたんぴたっと泣き止むふゆこ。

「いえ!それだけはえんりょしておきます。きのうさわぎをおこしたばっかりなのに、わたしここでいりきんしになったらこまりますから」

さ、おじゃましないで捜査室にもどりましょうと小笠原を促すふゆこ。

閉められた仮眠室のドアの向こうから「おがさーらさん、ふゆこもねむくなりましたー」とか喋っている声が遠ざかっていく。

「まだ朝早い、もう少し寝ておけ」

「そうだね、あとでおこしてくれる?」

ほっといてもあいつらが起こしにくるんじゃねーの?とくすくす笑う、二人なのだった。


↑↑

リアル冬子はしっかりしていて、おとなしい、騒ぎなんて起こしたくても起こせないそんな人間ですよー

いや、ほんとですって。

おのせさん怒ってなくてよかったです(笑)

今日はおのほづ? ほづおの? どっちも素敵

( ´艸`)

名前:おのせあおい
本文:
おのせ
「ふゆこさん、おれは、いまはしずかにねむりたいだけなんだ。だから、すこしだけがまんしてね」

穂積
「あのまま居座ったら本気で追い出してやろうと思ったけどな」

おのせ
「ほづみもねて。となりで」

穂積
「ああ。おやすみ」


*****


エミ、そっとしておいてくれてありがとうな。

ふゆこ、お前らに仕事しろなんて、誰も一言も言ってないだろ。

捜査室に保護されてるだけなんだから、余計な心配しないで大人しく遊んでろ。

な。

頼むから。

頼んでも無理だろうけど(笑)(by穂積)

名前:ジュン
本文:
室長に甘える小野瀬さん……可愛すぎます!!

そろそろ、皆、起きたかな?

小野瀬さんはどうしてるのかな?

小さい体のまま鑑識で指示でも飛ばしてるのかな?

それとも、皆と遊んでるかな?

名前:おのせあおい
本文:
おのせ
『ジュンさん、こんにちは。おかげさまで、こんどはぐっすりねむったよ。いまはもうおきて、おんなのこたちと、ほづみがどれだけさくらいさんにめろめろか、っていうはなしをしているよ』

穂積
「本当に可愛がってもらいたいみたいだな、あぁ?」

名前:ジュン
本文:
ジュン
「ふふっ。ほんとうにしつちょうはつばさちゃんにめろめろですよね。ねー。」

おのせ
「ねー。」

あっ、何か黒いオーラが見える(^^;

名前:澪
本文:みなさんこんばんはー。

夜明け前の室長とおのせさん、可愛かった~(* ´ ω ` *)
ふゆこさんが泣いちゃって小笠原さんに抱っこされて出て行った時はちょっと心配だったけど、すぐ帰ってきてホッとしました(寝ずの番w)

おのせさんやっとよく寝れたみたいで、一安心。
やっぱり室長は優しくて頼りになる…なぁ……ガクッZzz…(*´~`*)。o○

名前:おのせあおい
本文: 
おのせ
「みおさん、おれのためにねずのばんをしてくれてありがとう。
ほづみがいっしょにねてくれたし、もうすっかりかいふくしたよ。
なんだかんだいって、あいつはたよりになるよね。
かのじょにめろめろでいたずらずきのあくまだけど、ほれなおしちゃったな」

穂積
「お前、元に戻ったら覚えてろよ……」

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