『非公式Twitter』
診断メーカー・お題SS~明智編~
2015/06/23 15:15あなたは明智誠臣の「傘もささないでどうしたの?」という台詞を使った1コマ漫画を描きます。
http://shindanmaker.com/524501
*****
関東地方でも梅雨明け間近だというのに、今日の雨は酷く冷たい。
私はその雨に打たれながら、桜新町を歩いていた。
仕事はお休み。
次に休みが重なったら久し振りに会おうねと約束していた友達は、他の仲間たちと旅行に出発していた。
「ごめんね。でも、翼のお休みって、あてにならないんだもん」
今度は必ず、必ずねと電話の向こうで謝ってくれた彼女には悪いけど、そんな風に思われていると知ってしまったら、どうやって、「今度」の約束をすればいいんだろう。
警察の仕事は好き。
就職してしまうと、それぞれの生活も変わる。
学生時代と同じように関係を維持する事は難しい。
だから、職業が原因で今までの友達とお互い疎遠になってしまうのは、仕方ないと思う。
寂しいけど割り切らなくちゃ、思いきって諦めなくちゃ、そして、その中で新しい人間関係を築いていかなくちゃ、いけない、とも思う。
でも、それでも。
空振りしてしまった待ち合わせの駅から、傘を広げる気分にはなれなくて。
折り畳みの傘はバッグに入れたまま、私はぼんやりと雨の中に歩き出していた。
どのくらい歩いた頃だろうか。
目の前に、黒い傘が現れた。
「傘も差さないで、どうした?」
振り向いて見上げたそこに、私服の明智さんが立っていた。
翼
「……明智さん……」
明智さんが驚いた顔をしたのは、私の声が震えていたせいだろうか、それとも、頬を濡らしていたのが雨のせいだけじゃないと気付いたからだろうか。
明智さんはしばらくじっと私を見つめたあと、不意に、それまで差し掛けてくれていた自分の傘を、たたんだ。
明智
「じゃあ、俺も、一緒に濡れよう」
サンドグレーのカーディガンが雨に濡れて、たちまち色を変えてゆく。
明智さんの思いがけない行動に驚いていると、明智さんは微笑んで私の肩を抱き、促すようにして、ゆっくりと歩き出した。
明智
「こんな仕事してると、そんな気分の時も、あるよな」
……ああ……
明智さんは、それ以上何も言わない。
私も顔に雨を当てながら、無言で歩いた。
彼女たちの旅先でも、同じ雨が降っているのかな。
そうならいい、……ううん。
せっかくの旅行だもの、彼女たちの上には青空が広がっていて欲しい。
そんな事を思いながら見上げた空から降る雨は、さっきまでより、少しだけ、温かく感じた。
*****
http://shindanmaker.com/524501
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関東地方でも梅雨明け間近だというのに、今日の雨は酷く冷たい。
私はその雨に打たれながら、桜新町を歩いていた。
仕事はお休み。
次に休みが重なったら久し振りに会おうねと約束していた友達は、他の仲間たちと旅行に出発していた。
「ごめんね。でも、翼のお休みって、あてにならないんだもん」
今度は必ず、必ずねと電話の向こうで謝ってくれた彼女には悪いけど、そんな風に思われていると知ってしまったら、どうやって、「今度」の約束をすればいいんだろう。
警察の仕事は好き。
就職してしまうと、それぞれの生活も変わる。
学生時代と同じように関係を維持する事は難しい。
だから、職業が原因で今までの友達とお互い疎遠になってしまうのは、仕方ないと思う。
寂しいけど割り切らなくちゃ、思いきって諦めなくちゃ、そして、その中で新しい人間関係を築いていかなくちゃ、いけない、とも思う。
でも、それでも。
空振りしてしまった待ち合わせの駅から、傘を広げる気分にはなれなくて。
折り畳みの傘はバッグに入れたまま、私はぼんやりと雨の中に歩き出していた。
どのくらい歩いた頃だろうか。
目の前に、黒い傘が現れた。
「傘も差さないで、どうした?」
振り向いて見上げたそこに、私服の明智さんが立っていた。
翼
「……明智さん……」
明智さんが驚いた顔をしたのは、私の声が震えていたせいだろうか、それとも、頬を濡らしていたのが雨のせいだけじゃないと気付いたからだろうか。
明智さんはしばらくじっと私を見つめたあと、不意に、それまで差し掛けてくれていた自分の傘を、たたんだ。
明智
「じゃあ、俺も、一緒に濡れよう」
サンドグレーのカーディガンが雨に濡れて、たちまち色を変えてゆく。
明智さんの思いがけない行動に驚いていると、明智さんは微笑んで私の肩を抱き、促すようにして、ゆっくりと歩き出した。
明智
「こんな仕事してると、そんな気分の時も、あるよな」
……ああ……
明智さんは、それ以上何も言わない。
私も顔に雨を当てながら、無言で歩いた。
彼女たちの旅先でも、同じ雨が降っているのかな。
そうならいい、……ううん。
せっかくの旅行だもの、彼女たちの上には青空が広がっていて欲しい。
そんな事を思いながら見上げた空から降る雨は、さっきまでより、少しだけ、温かく感じた。
*****
追記
名前:冬子
本文:
明智さんが言うセリフなんですね?
今日の当番さんは明智さん?
じゃ、こんな感じで~~~
*****
「もういいです」
私はそう言ってラボを飛び出してしまった。
いつも、今度行こうね、今度誘うよ、今度一緒に……
その今度は一度も来た事がない。
「小野瀬さんのバカッ……」
朝からしとしとと鬱陶しい雨。
急に飛び出してきてしまったから当然傘はない。
署内の綺麗な女の人に何か囁く小野瀬さん。
ニコニコする小野瀬さん。
誰でも優しい小野瀬さん。
私は特別……なんて夢見た私のほうがバカだったのだ。
もういい、ここで泣いたら忘れよう、全部雨に流してしまえ。
そう思っていたのに、そっと男物の傘が差し出された。
小野瀬さん……?
「どうした、傘もささないで」
明智さん
小野瀬さんが来てくれるわけなどない。
内心、少しのがっかりがなかったなんて言わない。
明智さん、いつもいつも優しく穏やかで、彼といたら大きな傘に入っているように、雨で涙で濡れることはないだろう。
「濡れてるぞ、早く捜査室に戻れ」
それだけいうと、彼は傘を私に押し付け、さっさと行ってしまった。
明智さん、ぶっきらぼうで、でも優しい
小野瀬さんが彼みたいだったら、私が小野瀬さんに出会ってなければ…
降っても降ってもまだ落ちてくる、今日の雨粒のような考えを私は振り払えずにいた。
*****
こーんな感じでいかがです?
明智さん、かっこよかったですか?
あら、明智さん真っ赤になってますねー
ぷくく、かわいー
名前:明智誠臣
本文:
……冬子、俺をかっこよく書いてくれたのか、ありがとう。
おまえが好きなのが小野瀬でも、俺は全然気にしない。(←しかし呼び捨て)
風邪ひくなよ。
ちなみに、テーマのセリフは誰が言ってもいいようだ。
名前:冬子
本文:
ふふ、明智さん、かっこいいぞー
明智さんと小野瀬さんって何気に火花バチバチですよね。
相性が悪いのかしら。
このあと、主人公ちゃんは小野瀬さんのところへ戻るのか?
それとも明智さんと愛をはくくんでいくのか?
これは明智さんの頑張りしだいだと思います!
がんばれー、明智さん!
名前:小春&明智誠臣
本文:
小春
「あっ、今気付いたけどこれ1コマ漫画じゃないじゃないですか」
明智
「…小春…『今』ってお前もう午後3時だぞ…」
名前:ジュン
本文:明智さん、こんにちは。
小春さんの明智さんも、冬子さんの明智さんも格好いい優しい!
どちらも明智さんらしいですよね。
でも、雨に濡れたヒロインちゃんを見たら明智さんは真っ赤になっちゃいそうですよね。
体に張りつく服とか、ちょっと透けたブラウスとかに。
名前:小春&明智誠臣
本文:
明智
「雨に、濡れ、て張り……?……す、すす透け?!」
小春
「もしかして気付いてなかったんですか?」
明智
「あた、当たり前だろう!だ、だ、だって、あの時はそんな雰囲気じゃなくて」
ジュン
「あーあ」
小春
「あーあ」
明智さん残念。
名前:エミ
本文:
こんばんは。
どれも明智さんらしいですね。
え?スケスケ?やだなぁ、小春さんと冬子さんのお話の事ですよ。クッ…わ、笑ってませんよ…プッ…笑ってませんって!
(´艸`)
名前:澪
本文:こんばんはー(^∇^)
小春さんも冬子さんも、さすが!
明智さんらしいですよね。不器用な男の優しさって感じが滲み出てます。日本男児って感じです。
まあ、その残念なところも明智さんらしいんですが…(笑)
冬子さん、私ならやっぱり小野瀬さんのとこに戻りますね(笑)
名前:明智&小春
本文:
明智
「残念……orz」
小春
「(しゃがんで背中をぽんぽんしている)」
本文:
明智さんが言うセリフなんですね?
今日の当番さんは明智さん?
じゃ、こんな感じで~~~
*****
「もういいです」
私はそう言ってラボを飛び出してしまった。
いつも、今度行こうね、今度誘うよ、今度一緒に……
その今度は一度も来た事がない。
「小野瀬さんのバカッ……」
朝からしとしとと鬱陶しい雨。
急に飛び出してきてしまったから当然傘はない。
署内の綺麗な女の人に何か囁く小野瀬さん。
ニコニコする小野瀬さん。
誰でも優しい小野瀬さん。
私は特別……なんて夢見た私のほうがバカだったのだ。
もういい、ここで泣いたら忘れよう、全部雨に流してしまえ。
そう思っていたのに、そっと男物の傘が差し出された。
小野瀬さん……?
「どうした、傘もささないで」
明智さん
小野瀬さんが来てくれるわけなどない。
内心、少しのがっかりがなかったなんて言わない。
明智さん、いつもいつも優しく穏やかで、彼といたら大きな傘に入っているように、雨で涙で濡れることはないだろう。
「濡れてるぞ、早く捜査室に戻れ」
それだけいうと、彼は傘を私に押し付け、さっさと行ってしまった。
明智さん、ぶっきらぼうで、でも優しい
小野瀬さんが彼みたいだったら、私が小野瀬さんに出会ってなければ…
降っても降ってもまだ落ちてくる、今日の雨粒のような考えを私は振り払えずにいた。
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こーんな感じでいかがです?
明智さん、かっこよかったですか?
あら、明智さん真っ赤になってますねー
ぷくく、かわいー
名前:明智誠臣
本文:
……冬子、俺をかっこよく書いてくれたのか、ありがとう。
おまえが好きなのが小野瀬でも、俺は全然気にしない。(←しかし呼び捨て)
風邪ひくなよ。
ちなみに、テーマのセリフは誰が言ってもいいようだ。
名前:冬子
本文:
ふふ、明智さん、かっこいいぞー
明智さんと小野瀬さんって何気に火花バチバチですよね。
相性が悪いのかしら。
このあと、主人公ちゃんは小野瀬さんのところへ戻るのか?
それとも明智さんと愛をはくくんでいくのか?
これは明智さんの頑張りしだいだと思います!
がんばれー、明智さん!
名前:小春&明智誠臣
本文:
小春
「あっ、今気付いたけどこれ1コマ漫画じゃないじゃないですか」
明智
「…小春…『今』ってお前もう午後3時だぞ…」
名前:ジュン
本文:明智さん、こんにちは。
小春さんの明智さんも、冬子さんの明智さんも格好いい優しい!
どちらも明智さんらしいですよね。
でも、雨に濡れたヒロインちゃんを見たら明智さんは真っ赤になっちゃいそうですよね。
体に張りつく服とか、ちょっと透けたブラウスとかに。
名前:小春&明智誠臣
本文:
明智
「雨に、濡れ、て張り……?……す、すす透け?!」
小春
「もしかして気付いてなかったんですか?」
明智
「あた、当たり前だろう!だ、だ、だって、あの時はそんな雰囲気じゃなくて」
ジュン
「あーあ」
小春
「あーあ」
明智さん残念。
名前:エミ
本文:
こんばんは。
どれも明智さんらしいですね。
え?スケスケ?やだなぁ、小春さんと冬子さんのお話の事ですよ。クッ…わ、笑ってませんよ…プッ…笑ってませんって!
(´艸`)
名前:澪
本文:こんばんはー(^∇^)
小春さんも冬子さんも、さすが!
明智さんらしいですよね。不器用な男の優しさって感じが滲み出てます。日本男児って感じです。
まあ、その残念なところも明智さんらしいんですが…(笑)
冬子さん、私ならやっぱり小野瀬さんのとこに戻りますね(笑)
名前:明智&小春
本文:
明智
「残念……orz」
小春
「(しゃがんで背中をぽんぽんしている)」