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みんな大好き運動会!後半戦!

2015/09/08 09:35

天気は秋晴れ。

空には万国旗。

アブ☆恋ようちえんのグラウンドには、可愛い園児たちの声と、応援の声とが響き渡っていた。


 スタートラインには、これからグラウンド一周のかけっこをする二人が並んでいる。

おのせ
「まけないよ、ほづみ」

ほづみ
「おれがまけるわけない」


  「よーい、どん!」


セツナ
「はじまったわよ、みおさん!じゅんびはいいわね?」

みお
「はい!」

ちびっこアオイストたち
「ごーごーれつごーれつごーあ・お・い!」

「えるおーぶいいーらぶりーあ・お・い!」


おのせ
「ありがとー」

ほづみ
「てをふるとかよゆうだな、おのせ!」

おのせ
「あっ」

 一瞬の油断を見逃さず、ほづみがおのせを引き離す。

 おのせに手を振られてピンク色だったちびチアリーダーたちの顔色が、白く変わった。

セツナ
「みおさん、ひみつへいきとうにゅうよ!」

みお
「はい!さあ、つばさちゃん!さっきおしえたように、このポンポンをふって!」

みおの前には、いつの間に着せられたのか、可愛らしいチアの服を着たつばさ。

つばさ
「でも、あの、わたし、おのせさんより、るいさんのほうが」(※当社比)

セツナ
「わかっているわ。だから、あなたはるいさんのおうえんをするのよ」

つばさ
「いいんですか?」

セツナ
「さあはやく!」

 真っ赤になるつばさだが、やるしかない。

つばさ
「ご…、ごーごーれつごーれつごー・るい!」

「えるおーぶいいーらぶりー・るい!」


 キィィイン……!

 ほづみの地獄耳が、アオイストたちの声援に混じるつばさの声を聴き取った。

 思わず振り返る。

 目が合ったつばさが笑顔で手を振るが、その背後にいるセツナとみおを見て、ほづみはハッとした。

ほづみ
「しまった!」

おのせ
「しつれい、ほづみ♪」

 おのせの背中が見える。

 ゴールの向こうでちびこはるがおにぎりの載ったお盆を高く掲げ、エミが焼き鳥を振っている。

ほづみ
「くっそ!」

 ほづみの中の安全装置が外れた。

 夢中で走って走って、勢い余ってゴール直後につまづいて転ぶ。

 小さい身体は地面の上をボールのように転がり、ようやく止まった。

 エミとちびこはるが半泣きで駆け寄って来る。

 三人で土埃を払っていると、おのせがやって来た。

ほづみ
「……」

 そういえば、どっちが勝ったんだろう。

 おのせが、自分の首から下げた、「2」と書かれた、色紙のメダルを見せた。

おのせ
「ほづみにはかなわない」

 おのせがほづみを立たせると、エミが、ほづみの首に「1」と書かれたメダルをかけた。

ほづみ
「……」

おのせ
「ほづみ、しんけんでかっこよかったよ!」

ほづみ
「だきつくな!」

おのせ
「あっ、ここすりむいてる。なめてあげよか」

ほづみ
「さわるな!エミ!しゃしんなんかとってないでこいつをとめろ!」



 今日もよろしくお願いしまーすヽ( ̄▽ ̄)ノ
追記
名前:アブ☆恋ようちえん
本文:
かけっこが終わり、地面に体育座りで並んで、ふじもりやおがさわら、きさらぎ、つばさの年中・年少組合同のお遊戯を眺めているおのせとほづみ。

横にはやはり「1」のメダルを提げたアニもいる。

一緒に走ったのはあけちだったはずだが……、


 ~回想・かけっこ前~

あけち
「あれ?おれのべんとうがない」

「ああ、お姉さんたちから伝言があるわよ。『まーくん、ごちそうさまでした』って」

あけち
「あいつらなにしにきたんだー!」

「あの、遠ーくで応援してるのがそうじゃない?」

あけち
「ふざけるなー!」

~回想終わり~


おのせ
「と、いうわけで、あけちくんはへいじょうしんではしれなかったらしい」

ほづみ
「ねえちゃんたち、あいかわらずだな……(そしてつばさはかわいいな……)」
 
名前:ジュン
本文:
ほづみストとアオイストは応援も賑やかですね。

そして、ほづみくんの力走素敵でしたね。

ああ~でも、けんじくんのお遊戯が可愛いの。

もう、カメラのメモリーがなくなりそうだわ。

ジュン
「けんじくん~、頑張って~」

けんじ
「ジューン、みててや~」

名前:冬子
本文:
もー、今日はビデオを引っ張り出して持ってきて良かったわあ。

小さいながら感動の名勝負が撮れました。

あ、アニさん『も』かっこよかったですよー

それにしてもお遊戯かわいいわあ。

癒される……

きさらぎくんが愛想よくってすごいですね。成長後の恐ろしい度胸っていうか、大舞台で堂々としているこーちゃんの片鱗がすでに出ている。

おがさわらくーん、お遊戯上手ですよ~~笑顔笑顔っ

それにしても、おにぎりも焼き鳥も美味しそうだなあ
(/▽゚\)チラッ

名前:アブ☆恋ようちえん
本文:
ふじもり
「ジュン、おれ、おゆうぎできてたか?」

ジュン
「それはもう!けんじくん、すっごくすっごく上手で可愛かったよ!」

冬子
「おがさわらくんもこーちゃんも最高!」

おがさわら
「……もう、にどとやりたくないけどね」

きさらぎ
「えー?おれはたのしかったけどなあ!」



ほづみ
「あけち、げんきだせ。おにぎりとやきとりわけてやる」

あけち
「ありがとうございます……」

おのせ
「おれも、おうえんせきのまだむたちから、たべきれないぐらいにいろいろもらったから、おすそわけ」

アニ
「ほんとうにたべきれないと思うぞ」

JS
「ふふふ、たのしいですねえ」

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