『非公式Twitter』
番外編『雨の日は家デート』より~明智編~
2016/06/21 12:32明智さんが連れてきてくれたのは、少し離れた場所にある、パスタが美味しいというカフェ。
##IMGLU83##
「まーくんオススメなら、間違いないね」
##IMGU60##
「ああ。この前仕事中に見つけたんだけど、カルボナーラが絶品なんだ」
「じゃあ、私はそれにする」
「俺は、今日はアラビアータにするかな」
運ばれてきたパスタを一口頬張ると、濃厚なクリームの味が口の中に広がった。
料理上手な明智さんが誉めるだけあって、本当にすごく美味しい。
「こんなに美味しいランチが食べられるなんて、外に出て良かった」
「お前が気に入ってくれて良かった。最近ずっと雨続きで、デートもしてやれなかったから」
「まーくんのその優しさだけで、私は充分だよ」
「お前のそういうところは好きだが、もっとわがまま言っていいんだぞ」
明智さんは柔らかく微笑み、私の頭を撫でてくれた。
「来月、近くの神社で夏祭りがあるんだ。晴れたら、一緒に行かないか」
「うん、行きたい!」
「そう言うと思って、実はお前に渡そうと巾着を作ってるんだ。前に着てた浴衣に似合いそうなやつ」
「ありがとう!…でも、いつも悪いな…私も何か手伝えたら良いんだけど…」
「俺が好きでやってる事だから気にしなくていい。…だが、そうだな…巾着なら簡単に出来るから、縫ってみるか?」
「私、やってみたい。今度のお休みに、いい?」
明智さんが、パスタを食べる手を止めた。
「休日に、二人で家にこもって裁縫か?」
「私は平気。お裁縫を教えてもらえるお家デートなんて、面白そう」
「まあ、俺はお前と一緒ならどこでも良いから…じゃあ、材料は俺が準備しておく」
少し照れくさそうな顔をして、明智さんは最後の一口を頬張った。
***
数日後、私は、雨の中を藤守さんと徒歩で交通パトロール。
##IMGU62##
「ホンマに雨は苦手やわ。小笠原に教わるまで、ダルくなるのが気圧とか副交感神経のせいとは知らんかったけど」
##IMGLU83##
「そうですね」
「けど、原因が分かったらスッキリしたかも!」
そう言って笑う藤守さんの明るさに、私の気持ちもつられて明るくなる。
「櫻井、見てみい。あそこにアジサイ咲いてる」
「綺麗ですね」
「アジサイって、花の部分は真ん中だけって知ってたか?色づいてる花みたいな部分は、がくなんや」
「そうなんですか?藤守さん、良く知ってますね」
「箱根に、登山鉄道っていう線路があるんやけど、そこが、別名アジサイ電車っていうてな…それで、アジサイの花の事も、ちょっと調べた」
藤守さんはその電車に乗った事があるらしく、懐かしそうに目を細めた。
「今の時期になると、線路の両側にズラーッとアジサイが咲いてな。そりゃもう、まるで、アジサイの線路を走ってるみたい」
「素敵…そんな景色が楽しめるなら、雨も悪くないですね」
「そうやな。ダルくなるのは仕方ないけど、お前と話してたら元気が出てきたわ。ありがとう」
お礼を言うのは私の方。
藤守さんから元気をもらって、私たちはパトロールを再開した。
***
次の日は、朝から雨だった。
明智さんのお家の和室へ入ると、テーブルの上には、すでに二人分の裁縫道具が準備万端。
明智さんが私に似合うと用意してくれていた数枚の布から紺地に白の小花柄を選んで、早速、巾着作りの作業開始だ。
型紙を当て、生地を裁断していく明智さんの手際の良さに、思わず感嘆の声を上げてしまう。
「柄を合わせて折って…」
私の指先を見つめながら、明智さんは机を挟んだ向かい側から縫い方を教えてくれる。
「そこは針を、こう…返して…」
「こう?」
神社の縁日には二人で浴衣を着て、この巾着を持って…なんて、まだ縫い始めたばかりなのに、私ったら気が早い。
「そうそう、上手だ」
嬉しくなって顔を上げると、いつの間にか明智さんとすごく顔が近付いていて、思わず息を飲んだ。
それは明智さんも同じだったみたいで、二人とも黙ってしまう。
「…」
明智さんの手が頬に触れると、自然に距離が縮まって、ゆっくりとキスを交わす。
「針持ったままキスとか、危ないよな」
名残惜しそうにもう一度キスをしてから、明智さんは離れた。
大丈夫なのに…なんて。
再び巾着を縫い始めたけど、キスのせいで明智さんを意識してしまって集中できない。
間違えてばかりの私を見かねて、明智さんは立ち上がると私の後ろに座った。
そして、抱きしめるように腕を回て私の手にそっと手を重ね、針を操っていく。
「この針はここだ」
「うん、っ」
明智さんは淡々と縫っていくけど、私の心臓はドキドキ高鳴りっぱなし。
(息が触れて、くすぐったいよ……)
「そう、そうしたら次は…」
明智さんの声が、耳元で囁く。
「ん…」
息遣いと唇が耳に触れて、身体が震えるのを我慢していると、明智さんの手が針を奪った。
「え…?」
私が使っていた針を道具箱へ仕舞った明智さんの手が、後ろから私の身体を服越しに撫でる。
「お前が可愛い声を出すから」
「まっ…ぁ…」
戸惑いながらも、抱き締められて、触れられるたびに身体が熱を帯びてきて、とろけてしまいそうになるのが恥ずかしい。
「たまには、こういうのも、いいだろ?」
頷くしかない私にまた耳元で囁きながら、明智さんはそのまま、私を快楽の渦へ連れていった。
それから、数時間後――。
シャワーを浴びた後、改めて巾着作りを再開。
「出来た!」
「うん、完璧だな」
出来上がった巾着を掲げれば、私が作ったとは思えないほどちゃんとしてる。
さらに明智さんは、残った布でハンカチまで作ってくれた。
「ありがとう」
「俺が我慢出来れば、もっと早く出来上がったんだが」
「ううん、いいの」
明智さんはすまなそうに言うけど、我慢出来なかったのは、その、彼ばかりではないし…今はまだ夕方で、時間はたっぷりある。
「これで、来月一緒に祭りに行けるな」
笑いながら交わすキスが、だんだんと熱を帯びる。
「今度は、ちゃんとベッドで……いいだろ?」
座っていた私を、明智さんは軽々と横抱きに抱え上げた。
「やっぱり、お前の顔を見ながらの方がいい」
「……私も、まーくんの顔を見ていたい」
「それは、最高の口説き文句だな」
私はそのまま彼の首に腕を回して、深くなるくちづけに応えた。
~終わり~
追記
名前:ジュン
本文:
こんにちは。
賢史くんったらロマンチストなんだから。
アジサイ鉄道一緒に乗ってみたい。
あっ、明智さんのお話でしたね(笑)
お裁縫デートとか楽しそう。
お裁縫、上手ではないんですけど好きなんですよね。
明智さんとならお家でデートは楽しそう。
編みぐるみ作ったり、一緒にお料理したり。
でも、後ろから抱っこの状態で教えられるのはドキドキしちゃいますね。
名前:翼&小春
本文:
翼
「今回は後ろから抱っこで違う事まで教えられてしまって…」
小春
「翼ちゃん!マイク入ってる!」
名前:ジュン
本文:
副音声つき!!(゜ロ゜ノ)ノ
名前:明智&小春
本文:
明智
「ああ、翼は耳が弱いんだったよな。もっと、俺だけ感じろよ。今だけは俺だけの翼なんだから…」
小春
「明智さんもボリューム下げて!」
名前:冬子
本文:
きゃーっ、
豪華副音声付
特典DVDって感じですか
明智さんは心だだ漏れくらいの方がストレスがなくていいかもね♪
でも、ボリュームだけには気をつけてっ
名前:澪
本文:
昨日のTwitterですけどお邪魔します、こんばんは!
番外編週間がやってきたんですね( ´ ▽ ` )♪
これは小野瀬さんのだけ読んだことがあるかな…
……小春さんの頭を悩ませそうなお話が続く感じなんですね(笑)
読んでるこっちが恥ずかしくなる(〃∇〃)
大変だと思いますが、小春さんフィルターを通して楽しませてください。ファイトです\(^o^)/
それにしても翼ちゃんも明智さんも副音声が……(笑)
本文:
こんにちは。
賢史くんったらロマンチストなんだから。
アジサイ鉄道一緒に乗ってみたい。
あっ、明智さんのお話でしたね(笑)
お裁縫デートとか楽しそう。
お裁縫、上手ではないんですけど好きなんですよね。
明智さんとならお家でデートは楽しそう。
編みぐるみ作ったり、一緒にお料理したり。
でも、後ろから抱っこの状態で教えられるのはドキドキしちゃいますね。
名前:翼&小春
本文:
翼
「今回は後ろから抱っこで違う事まで教えられてしまって…」
小春
「翼ちゃん!マイク入ってる!」
名前:ジュン
本文:
副音声つき!!(゜ロ゜ノ)ノ
名前:明智&小春
本文:
明智
「ああ、翼は耳が弱いんだったよな。もっと、俺だけ感じろよ。今だけは俺だけの翼なんだから…」
小春
「明智さんもボリューム下げて!」
名前:冬子
本文:
きゃーっ、
豪華副音声付
特典DVDって感じですか
明智さんは心だだ漏れくらいの方がストレスがなくていいかもね♪
でも、ボリュームだけには気をつけてっ
名前:澪
本文:
昨日のTwitterですけどお邪魔します、こんばんは!
番外編週間がやってきたんですね( ´ ▽ ` )♪
これは小野瀬さんのだけ読んだことがあるかな…
……小春さんの頭を悩ませそうなお話が続く感じなんですね(笑)
読んでるこっちが恥ずかしくなる(〃∇〃)
大変だと思いますが、小春さんフィルターを通して楽しませてください。ファイトです\(^o^)/
それにしても翼ちゃんも明智さんも副音声が……(笑)