『アブナイ☆恋の探偵事務所』
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06/10(Sat) 06:33
小悪魔
ジュン
小春さん、事件解決ありがとうございます!
藤守
「なんや、俺ら置いてけぼりちゃう?」
アニ
「そうだな…」
ぞろぞろと帰っていく仲間たちの背中を見ながら藤守兄弟はため息をついた。
事件が無事に解決したらしいことは判るけれど自分達は今ここにたどり着いたところなのだ。
アニ
「明日、穂積にでも聞くか…」
藤守
「そ、そうやな。解決したらしいし良かったやんな?」
お互い言葉を交わすもその場にいられなかった疎外感というか情けなさと言うか二人はどこか暗い雰囲気を纏っていた。
そんな二人に明るく声をかけたのはジュンだった。
ジュン
「お二人ともそんなに落ち込まんと。」
二人がジュンを見下ろしたのを見てジュンはニコッと笑った。
その笑顔に二人は幾分か心が軽くなる。
藤守
「そうやな、終わったこと言っても始まらんしな。」
アニ
「確かにな。」
二人の顔に笑顔が戻るとジュンはまたニコリと笑う。
藤守
「ほ、ほな、玉木さん、俺とこの後食事でも…」
藤守が斜め上を向いて恥ずかしそうに頭をかきながらジュンを誘う。
しかし、それに返事を返したのはアニだった。
アニ
「いや、愚弟なんぞと食事をしても良いことはないだろう。俺と食事に行かないか?」
藤守
「なんでやねん!」
ジュンの頭の上で二人は火花を散らす。
すると二人の腕に優しく華奢な腕が絡んできた。
ジュン
「じゃあ、三人で行きましょう?賢史さんと慶史さんと一緒なら凄く楽しいと思うんよ?」
「ダメ?」と言うようにジュンは小首を傾げる。
藤守兄弟は顔を真っ赤にしてうんうんと頷くしかできない。
ジュン
「じゃあ、行きましょうか。それと、私のことはジュンで構わへんから。」
嬉しそうに笑顔を見せるジュンに二人は「ジュンには敵わへん」と揃って呟いて歩き出す。
暫くはこの関係が続きそうだ。
藤守兄弟は逃がさないぞ~!小悪魔ジュンでした。
ここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇
06/16(Fri) 19:57
ちゃっかりいい思いをしてるとも
とも
事件がようやく解決に向かい、探偵事務所のメンバーそれぞれに新たな恋の予感がし始めた頃。
ともは、オフィスで1人机上のパソコンに向かっていた。
もちろん依頼された加賀愛美らの結婚式のプロデュースのためだ。
先日の彼女たちのように、式の直前になってトラブルで大もめした挙句、ドタキャンとなった例は過去に何度もあったし、特にとももそのことは気にしていない。
結局、式のキャンセルについても取り消し、つまり予定通り行われることになったのだ。
報酬についても当初の契約料のほかに迷惑をかけたから、と更に上乗せして前払いしてくれたのだが、なぜか気持ちがスッキリしなかった。
とも
「なんやようわからんわ…。結婚式をする人も、呼ばれる人も、私の考えた式やパーティーで幸せな気持ちになってほしいと思て仕事してるんやけど…。 アカン、こんなこと考えとったら人を幸せになんかできひんやん!」
モヤモヤを払拭しようと奮闘していると、オフィスに来客を告げるベルが鳴った。
???
「こんにちはー」
とも
「はーい、いらっしゃいませ…って、あれ、この間下の探偵事務所にいらしてた…えっと、諏訪野さん?」
諏訪野
「へぇ、ほんの数分しか顔を合わせてなかったのに、覚えててくれたんだね」
目を細めて嬉しそうに笑う諏訪野に、とももニッコリと笑顔で返す。
とも
「職業柄、人の顔と名前を覚えるのは得意ですよ。 それに諏訪野さん、イケメンやし。あ、よかったらこちらへどうぞ。コーヒーでいいですか?」
諏訪野
「ありがとう。…ところで白河さんは俺が何しに訪ねてきたかとか聞かないの?」
手早く用意したコーヒーとお茶請けに一口サイズのクッキーをトレイにのせてやってきたともに、諏訪野は素直に疑問をぶつけた。
とも
「あぁ、大抵仕事の依頼に来はる方はカップルが多いし、諏訪野さんはなんかそんな雰囲気とちゃう感じやったから。ちょうど私も一息入れようと思ってたんで、諏訪野さんに話し相手になってもらおうかと。あれ、もしかしてホンマに仕事の話の方でした?」
自分の勘が外れたか?と焦りだしたともを見て、黙って話を聞いていた諏訪野は声を上げて笑い出した。
諏訪野
「あはは、白河さんごめんね。オフィスに入ってきて一瞬で相手がどういう人物なのかを見極めるなんて、普通の人じゃなかなかできないと思ってね。キミの方が探偵とか向いてるんじゃない?」
諏訪野はそう言うとおもむろに立ち上がり、とものそばへやってきた。
諏訪野
「白河さんの推理はバッチリ当たってるよ。今日ここに来たのは仕事の依頼じゃなくて、プライベートの方でだよ」
とも
「?」
そしてこちらを見上げるともの頬にそっと手を伸ばした。
諏訪野
「とりあえず、茶飲み友達からでいいかな?」
皆さん、超超超超超お久しぶりでございます~(><)
最近めっきり遊びに来れなくなってしもて、1から読んできて話をつなげようと思ったのにこのクオリティε-(´∀`; )
結婚式の様子はタリッキーでパース
( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
06/22(Thu) 09:52
ジュンさんともさんありがとうございます、(´ 3`)ちゅー
小春
それから間もなく。
加賀愛美と北村白秋が、揃って、二つの探偵事務所に挨拶に来た。
こうして並び立つのを見れば、二人は芸術家らしく落ち着いた、いかにも似合いのカップルだ。
北村
「皆さん、いろいろとお世話になりました」
愛美
「ありがとうございました」
そう礼を言って、北村からは藤守アニに、愛美からは穂積に、それぞれの探偵事務所への謝礼が手渡される。
そして同時に、近々行われる事が決まった、人前結婚式への招待状も。
北村
「内輪だけのささやかな式ではありますが、ぜひ、皆さんにもいらして欲しいんです」
式をプロデュースするのは、もちろん、上の階にウェディングプランナーのオフィスを構える、白河ともだと言う。
愛美
「以前、失礼な形でキャンセルしたのに、お詫びして改めてお願いしたら、快く引き受けてくださって」
愛美は嬉しそうだ。
小野瀬
「元々挙式する予定だったんだから、ともさんだってその方が気持ちいいはずさ」
応えた小野瀬は、言い終えてから、ふふ、と笑った。
小野瀬
「そうそう、ともさんと言えば、きみたちには感謝しないと。今回の事件のおかげで、俺の親友に素敵な恋人が出来たようだから」
心当たりの無い愛美と北村は首を傾げたが、小野瀬は、今に分かるよ、と微笑んだだけだった。
小春
「こんにちは、さくら庵です!ご注文のアフタヌーンティーセットをお持ちしましたー!」
不意に響いた明るい声に振り返った一同の前で、桜田門探偵事務所の扉が開いた。
お馴染みの台車に乗って運ばれてきたカップとソーサー、ポットやジャグとともに、作法通りに華やかなティーフーズが並べられたケーキスタンドを見て、一同からわっと歓声が上がる。
穂積
「気が利くじゃないの、アニ」
アニ
「何がだ?」
穂積
「あら?アンタが注文したのかと思ったわ」
そうではない、とすると。
穂積と藤守アニの視線の先では、小春と明智の二人が、手際よく、そして仲睦まじく、お茶の準備を進めている。
穂積
「アイツらの仕業ね」
穂積は苦笑いを浮かべたものの、当然、叱るような事でもない。
事件解決とおめでたい縁談、美味しそうな茶菓子の話題で和気あいあいとする雰囲気の中、穂積は甲斐甲斐しく働く翼を見つめながら、誰も見ていないところで、小さく溜め息をついた。
翼
「すみません、穂積所長。家まで送っていただいて」
穂積
「いいのよ」
終業後、翼は穂積に車で送ってもらって、帰路についていた。
実家で両親と暮らしているので、深酒も夜遊びも許されない。
穂積
「……」
翼は、ハンドルを握っている穂積が、いつになく口数が少ない事に不安になっていた。
翼
「……あの、所長さん。初対面の時から気になっていたんですけど、私の父とは、どういうご関係なんですか?」
穂積
「判事はワタシの恩人よ」
翼
「?」
穂積
「実は、ワタシは数年前まで、警視庁の刑事だったの」
翼
「えっ?!」
[削除]
06/22(Thu) 09:57
小春
穂積
「……当時、ワタシの所属していた部署の上司が、思い込みによる誤った捜査をしたせいで……、無関係の人物を、傷害事件の犯人として逮捕してしまったの」
車を近くの駐車場に停め、翼の自宅へとゆっくり歩いて向かいながら、穂積は、ぽつぽつと昔話を語った。
翼
「……それで、穂積所長は?」
穂積
「新卒で配属されたばかりのワタシが、いくら『その人は犯人じゃありません』と言い張っても、強引な取り調べで容疑者から自白を引き出していた上司は、聞き入れてくれなかったわ。もちろん、ワタシは、容疑者のアリバイを証明しようと頑張った。……だけど、間に合わなかった」
翼
「間に合わなかった……?」
穂積
「ワタシが、無実を証明するだけの証拠を揃えられないうちに、容疑者の身柄は検察庁に送られてしまったのよ」
歩みを止めた穂積は前を向いたまま、悔しそうな表情を浮かべた。
見上げる翼の心配そうな眼差しに気付いて、ふ、と、眉間の皺を緩める。
穂積
「ところが、数日後の事よ。その容疑者は、『嫌疑不充分』で、検察庁から警察に差し戻されて来たの」
雲間から射した夕陽が、穂積の金髪を輝かせた。
穂積
「櫻井判事が、アンタのお父様が、差し戻し、再捜査を命じてくれたのよ」
「嬉しかったわ」と目を細めた時、穂積の目元が一瞬だけ光ったのを、翼は見た。
穂積
「再捜査では、ワタシが調べていた、容疑者のアリバイも採用された。そして、ついに真犯人も見つけることが出来て、結果として警察は冤罪を防ぐことが出来たの。でも、それは、検察庁のおかげ。櫻井判事たちのおかげだったのよ」
話の成り行きに、翼も、ほっと安堵の溜め息をついた。
そんな翼を見つめて、穂積は穏やかに微笑む。
穂積
「だから、アンタが櫻井判事の娘さんだと知った時、年甲斐もなくときめいたわ。あいにく、アンタはアニに一目惚れしてたけど、それでも構わなかった。ワタシは、アンタから目が離せなくなった」
穂積の言葉に含まれた一言に、翼は、どきりとした。
穂積
「アンタの為になるなら、何でもするつもりよ」
翼
「穂積所長、わ、私、私、確かに、藤守所長に憧れて、霞ヶ関探偵事務所に入りました。でも、一目惚れしたのは、違います」
急いで訂正する翼に、穂積は微笑みを消して、不思議そうな顔をする。
翼
「私が一目惚れしたのは……、今もどんどん惹かれているのは、穂積所長、ですから」
こんな想いを告白するのは初めてで、恥ずかしくて最後は消え入りそうな声だったけれど、それでも、翼は穂積にそう告げた。
足まで震えて、しゃがみこんでしまいたくなる。
けれどその心細い身体を、穂積の腕が、強い力で引き寄せてくれた。
翼
「穂づ、」
反射的に顔を上げた途端、大きな手に頭を押さえられて、翼は、広い胸に顔を埋めた。
……穂積に抱き締められている。
頑張った告白を拒まれなかったその事実と、穂積の温かな体温は、翼を安堵させ、同時に、胸を高鳴らせる。
おずおずと穂積の背中に自分の腕をまわすと、穂積の手の力が緩んで、優しい指先が、翼の唇に触れた。
穂積
「お前が、好きだ」
穂積の声が、口調が、変わっていた。
それは穂積の姿に似合いの、優しくも男らしい声で。
穂積
「判事の娘だからじゃなく、お前が好きだ、翼。これから、もっと好きになる」
翼にとっては、痺れるように心地好い声で。
翼
「はい」
翼は頷いていた。
翼
「好きです、穂積さん」
見惚れるような穂積の笑顔を確かに見届けて、翼は瞼を閉じた。
夕焼けに長く伸びた二つの影は、やがて一つに重なったまま、日暮れの中に溶けていった。
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06/22(Thu) 10:59
小春
翌日。
出勤してきた穂積を、小野瀬以下のメンバーが待ち受けていた。
小野瀬
「穂積、穂積。昨日、櫻井さんを送って行ったんだろ。どうだった?どうなった?」
明智
「憧れの櫻井判事には会えましたか?」
藤守
「まさか、もう櫻井を食うてしまったりはしてませんよね…?」
机に向かう穂積を追い掛けて、三人が口々に質問を浴びせてくる。
手にしていた鞄を席に置いた穂積は笑顔で振り向くと、藤守から順に軽くデコピンを食らわせた。
藤守、明智、小野瀬
「痛!」
穂積
「ワタシは小野瀬じゃないんだから。ちゃんと家まで送り届けたわよ。判事はもちろん、奥さまにもお会いして挨拶したわ」
明智
「挨拶?」
小野瀬
「なんだか嫌な予感」
穂積
「『これから娘さんと結婚を前提に交際させて頂く事になりましたので、どうぞご了承下さい』って言ったら、凄い剣幕で追い出されちゃった。ははは」
明智
「笑い事じゃありませんよ」
藤守
「ご両親からしたら、展開がいきなり過ぎるからでしょ!さては、やっぱりもう櫻井を食うて…」
穂積
「まだ食ってないわよ。少し舐めただけ」
藤守
「所長、スイッチ入ってから速すぎますわ…」
穂積
「アンタがグズグズし過ぎてるのよ。明智でさえ小春を捕まえたのに、そんなだと、アニに盗られちゃうわよ?」
藤守
「え…」
穂積
「アンタたち、兄弟揃ってグズグズじゃないの。あの山田とか、この小野瀬とかがちょいと気紛れを起こして本気出せば、あっという間に据え膳食われちゃうわよ」
明智
「『明智でさえ』って…」
小野瀬
「酷い言われようだなぁ」
幸い、小野瀬にその気は無いようだ。
しかし…
藤守
「…」
思わず真顔で黙り込んでしまった、藤守であった……
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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06/26(Mon) 18:17
藤守兄弟の告白
ジュン
「据え膳食われちゃうわよ」
穂積にそう言われた日、藤守はアニを呼び出して二人で晩御飯を食べていた。
アニ
「なんでお前と二人で飯を食わないとならないんだ!?」
今日もジュンを誘おうと意気込んでいたアニにとって弟である藤守からの誘いは嬉しいものではなかった。
藤守
「だから話があるて言うてるやろ!」
アニ
「さっさと話せ。」
アニに急かされて藤守は今日穂積に言われたことをアニに話した。
アニ
「た、確かに…穂積にそう言われても仕方ない状況だが…」
いつもジュンを誘うと「じゃあ、3人で行きましょう」と言われる。
アニが誘ったときも同様だ。
穂積にグズグズしていると言われても反論できない。
アニ
「しかし、どうしろと言うのだ?3人での食事はジュンが望んでいることなんだぞ?」
藤守
「もしかして俺ら男として見られてないんかも…」
二人で顔を見合わせて真顔になってしまう。ジュンから見れば自分達は楽しいお友達程度ではないのかと焦りがじわりじわりと湧いてくる。
ジュン
「今日はどうしたんです?二人ともいつもより大人しいわぁ」
いつものように3人で食事をしたあといい雰囲気のバーに来ていた。しかし、いつもなら兄弟漫才さながらに話す藤守とアニが大人しい。いつもと違う二人にジュンは首を傾げていた。
暫くの沈黙のあと話し出したのは藤守だった。
藤守
「今日はジュンに話があるねん…」
いつもより真剣な表情を浮かべる藤守、その隣でアニも同じ表情を浮かべていた。
藤守
「俺なジュンが好きやねん。友だちとしてやない、一人の女の子としてジュンのことが好きや。」
アニ
「俺もだ。お前をその…異性として意識している。」
二人の真剣な告白にジュンは顔を真っ赤にして固まっている。
ジュン
「あ、あの、それってホンマに…?」
上擦った声でジュンが確認するが二人はなにも言わない。その態度で二人は本気なんだとジュンは悟った。
そしてまた暫くの沈黙…
ジュン
「ごめんなさい…」
ジュンの口から出たのは謝罪の言葉。やはり友達としか見られてなかったのかと藤守とアニは肩を落とした。しかし、ジュンが語ったのはそんな簡単なことではなかった。
ジュン
「私も好きです。賢史さんと慶史さんといると楽しくて、でもドキドキして。だからどちらか一人なんて考えたことがなくて…このまま3人でいつまでも仲良くしてたいって甘えて考えてました。」
ジュンは声を震わせて泣きそうだ。
藤守
「それは俺も兄貴も好きってこと?でも、俺はジュンには俺だけを好きになって欲しいねん。」
アニ
「俺は賢史のようにお前を楽しませることは出来ないかもしれない。しかし、大事にする。俺を選んでくれないか?」
結局、「考えさせて欲しい」とジュンは帰っていってしまった。
06/26(Mon) 19:07
二人とも大好き
ジュン
藤守
「ジュン!逃げんなや!」
アニ
「いつまで俺たちを避けるつもりなのだ!」
二人の告白から1週間、ジュンは藤守兄弟に会わないように避けていた。そして今日も二人と顔を合わさないように早めに管理人室を出ようとしたところで二人に腕を捕まれてしまったのだった。
二人に管理人室に連れ戻される。
藤守
「ジュン、なんで俺たちから逃げるんや?」
アニ
「俺たちの気持ちが迷惑なら遠慮せずにそう言ってくれ。」
ジュンを座らせて藤守とアニは優しい声でジュンに話しかけた。
うつ向いたジュンの瞳からはポロポロと涙が溢れる。
ジュン
「避けていたのはごめんなさい。でも、賢史さんと慶史さんの気持ちが迷惑やったからじゃない…二人の気持ちはとても嬉しくて…でも、考えれば考えるほど二人のうちのどちらかを選ぶなんてできひんくて…こんな中途半端な気持ちで会うのは申し訳なくて…自分でもどうしたらいいか…」
ジュンの顔をよく見れば目は腫れ上がっており何度も泣いたのだろうと想像ができた。
どちらかを選べとはジュンにとっては酷なことだったのだろうか。
藤守もアニも掛ける言葉が見つからないでいた。
ジュン
「ごめんなさい。私はどちらかなんて決められへん。もうお二人には会わへんように仕事を辞めます。」
藤守・アニ
「なっ!?」
すでにジュンはオーナーであるともには話をしてあると言う。
ジュンが管理人を辞めてしまえばもう会うことすら叶わない。
藤守
「それはアカン!」
アニ
「そうだ、早まるな!」
けれどジュンは首を振るだけで…
ジュン
「賢史さんと慶史さんと一緒にいれた時間はすごく幸せでした。ありがとうございました。選べなくてごめんなさい。」
それはもう二度と会えない別れの言葉のようで藤守は咄嗟にジュンを抱き締めた。
藤守
「選べへんなら今はまだ選ばんでもいい!でも、頼むから離れようとはせんといてくれ!」
そういう藤守の声は震えている。
アニはジュンの手を強く握って語り掛ける。
アニ
「ジュン、焦らせてすまなかった。ゆっくりでいいんだ。時間をかけて考えてくれればいいんだ。」
藤守がゆっくりとジュンの体を放す。
ジュン
「でも、そんな中途半端な態度はお二人にも失礼で」
ジュンの生真面目な言葉に藤守はニッと笑ってジュンの頭を撫でた。
藤守
「その代わり俺ら以外の男を見るのはアカンで。」
アニ
「そうだな。愚弟、抜け駆けは許さないからな。」
そして二人はジュンの頬にキスをした。
藤守・アニ
「もう俺たちから逃げるのは許さない。」
グダグダでズルい結果ですけど藤守兄弟のどちらかを選ぶなんて出来なかったのでこれでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇
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07/08(Sat) 06:29
こっちの結婚式だったりして
小春
風が薫る。
桜田門神社の神前で誓詞を捧げ、神主の祝詞と巫女の神楽で寿ぎを受けたばかりの新郎新婦の羽織袴と白無垢に、美しい新緑の葉桜が作る木漏れ日が降り注いでいる。
晴れて夫婦となり、神殿を出て、披露宴の式場へと向かう為に、新婦が慣れない草履を履いた足を玉砂利の上に踏み出せば、背の高い新郎がそっと傍らに立って、さりげなく彼女に手を添える。
彼の気遣いに応えて、小柄な新婦が赤い紅を引いた小さな唇を綻ばせた姿は微笑ましく、親族はもちろん、神殿の外で儀式を見守っていた友人たちや、たまたま居合わせた観光客からもまた、自然と笑顔と拍手が零れた。
翼
「小春ちゃん、おめでとう!」
小春
「ありがとう」
新郎新婦が一歩一歩進むたび、しゃり、しゃり、と玉砂利が音を立てる。
ゆっくりと鳴るその音を囲むように、盛装した霞ヶ関探偵事務所、桜田門探偵事務所の面々の足音が続き、のどかな声も聞こえてきた。
穂積
「まさか、最年少の小春に先を越されるとは思わなかったわねえ」
綿帽子の中を覗き込むようにしながら穂積が囁く。
小春
「うふふ」
小春が微笑みを返した。
藤守
「ホンマや。サプライズやで、明智さん」
明智
「すまん」
如月
「謝ることじゃないですけどね」
小野瀬
「そうそう。先月は北原さんと加賀さんの結婚式、今月は明智くんと小春さん。おめでたい事が続くのはいい事だよ」
アニ
「祝儀が大変だがな」
小笠原
「所長一言多い」
JS
「次はどなたでしょうね?」
猫のエミを抱いたJSが、一同を見渡しながら首を傾げる。
アニ
「…」
藤守
「…」
藤守兄弟の視線が同時に向かったのは、二人の間にいるジュン。
ジュンが顔を上げると、彼女の右手をアニ、左手を藤守がぎゅっと握り締めた。
そのまま並んで歩く三人を見て、周囲は苦笑するしかない。
JS
「こちらはまだまだのようで」
アニ
「阿呆。既に、ジュンの心の51%は、この俺への想いが占めているはずなのだ」
小笠原
「僅差だね」
アニ
「やかましい」
藤守
「小春みたいな和装の花嫁も可愛らしいけど、ジュンならドレスも似合いそうやな」
ジュン
「ありがと、賢史くん」
小笠原
「いま逆転したね」
アニ
「あ゙ーーー!」
JS
「ではもしかしたら、あちらが先かなぁ」
JSの呟きに全員が前方に視線を向けると、披露宴会場の入口の近くで、白河ともが手を振っていた。
とも
「みんなー、こっち向いてやー」
カメラを据えた三脚を構えて待つウェディングスタッフに、てきぱきと指示を出すともの傍らには、邪魔にならない位置に控えながら、彼女の仕事ぶりに目を細めている諏訪野の姿がある。
とももまた諏訪野が気になって仕方ないようだが、明らかに恋する瞳で彼の事をちらちら見ているくせに、どうやらそれにはまだ無自覚か。
JS
「やはり、あちらが先かもしれませんね」
振り返ったJSにつられて、探偵たちが後方に目を遣る。
行列からやや遅れた明るい場所で、穂積と翼が笑い合っていた。
翼
「基本はあんパンと白牛乳ですよね?」
穂積
「お前、それ持って電柱の陰にいたら『探偵です』って言ってるようなものだろ」
翼
「でも藤守所長が」
穂積
「なあ、俺の方に移籍して来いよ。鍛えてやるから」
翼
「でもそれじゃ父が」
穂積
「あー…」
やり取りを聞き取った藤守兄が、焦った様子で二人の方へと踵を返し、凄い速さで向かってゆく。
アニ
「こら穂積!うちのひよっこを勝手にスカウトするのは許さんぞ!」
穂積
「別にいいでしょ。ワタシたち、もう、そういう関係なんだから」
アニ
「それとこれとは話が別だ。俺は、こいつの『職場のお父さん』なのだからな!」
穂積
「安心しろ翼。どっちのお父さんも、きっと納得させてみせるから」
翼
「ふふっ。はい、信じて待ってます」
アニ
「イチャイチャするな!」
JS
「……おや、まだ、前途多難のようですね。さて、どちらのカップルも、これからどうなってゆくのやら」
JSの呟きに、皆が同意を込めて一様に笑う。
青く平和な空を見上げて、猫のエミが、にゃーん、と一声鳴いた。
~終わり~
[削除]
07/08(Sat) 08:36
終了!
小春
エンドマークをつけさせていただきました!
ストーリーに参加してくださったジュンさん、エミさん、ともさん、そして応援してくださった冬子さん、澪さん、読み専の皆さん、ありがとうございました!
いつもながら、私の突発的リレーにお付き合いいただいて感謝感激です。
暑くなってきましたのでパ○コとカル○スを献上致します。m(__)m
リレーは大変な部分もありますが、それ以上に、皆さんとお気軽に二次創作を作り上げてゆくのは楽しいです。
ですから、また何か思い付いたら……たった今、全員女性で翼ちゃんだけ男性の捜査室、っての思い付いたんだけどどうかな。←懲りてない(笑)
何はともあれ、お疲れ様でした!
[削除]
07/11(Tue) 14:32
お疲れ様でした~!
澪
完結おめでとうございます(*´◒`*)
参加者の皆さんお疲れ様でした!!
読み専として事件にドキドキ、時にニヤニヤしつつ楽しませていただきました。
そして相変わらず展開もまとめ方も上手い小春さんに脱帽です。
小春さんがいるから皆安心してイイオモイできるんですよねえ…安定感…
男女逆転ネタも面白そう|ω・`)ちらっ
また次回作ものんびり楽しみに待ってまーすo(^o^)o
[削除]
07/14(Fri) 11:55
澪さんありがとうございます(^^)
小春
澪さん、メッセージありがとうございます!
リレーSSが開催されている間はいつも、どこか意識の片隅にある謎の使命感に後押しされて、脳の中のアブナイ☆回路が稼働し、二次創作へのモチベーションが上がるのを感じます。
参加してくださる皆さんも、おそらく『まだやるのかよ(笑)』呆れながらも、優しいので放っておく事も出来ず、お付き合いしてくださってると思いますm(__)m。
たぶん本人が一番『まだやるのかよ』と思ってる(笑)
アブナイ☆恋の二次創作を始めてそろそろ5年。
もはや平熱ですが、身体に染み付いたアブ恋熱はなかなか冷めません。
むしろ生活習慣病と呼ぶべきかも。
まあこんな奴の困った病気だと諦めて、いましばらく、のんびりお付き合いいただければ幸いです。
改めまして、ありがとうございました!
07/19(Wed) 07:37
完結!
とも
みなさーん、おつかれさまでした!
小春さんが最初に「小春日和」を立ち上げられた頃に比べてこちらに来る頻度はかなり少なくなりましたが、いつも来ると何かリレーをやってるので、どうにかして参加しようと企むワタシ(笑)
リレーのおかげで仕事での文章力もあがりました!小春さんありがとう!
あっ、今回はとも父を出せへんかった( ゚д゚)
困った時の彼やったのにね(笑)
[削除]
07/19(Wed) 11:59
ともさんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春
小春日和の開設は2012年8月20日。
もうじき丸5年ですね。しみじみ。
ともさんには初期から長々とお付き合いいただき、感謝しております。
リレーSSは、自分の書いた文章から次の人、また次の人と繋がってゆくうちに、展開がどんどん変わって、物語が成長してゆくのが楽しいです。
皆さんお優しいので停滞すると心配したり謝ったりしてくださいますが、私はむしろ参加していただく方々のご負担にならなければいいなと思いながらリレー開催していますので、どうか、スローペースでも気にせず、ご都合のつく範囲でご参加ください。
逆に、普段読み専の方がとんでもないネタをぶっこんで下さると、書き手が慌てて活性化するかも(笑)。
とはいえ、リレーは参加者が多いほど楽しいもの。
もう少し展開できれば、とも父の出番もきっとあったはずですが、残念。
次回はぜひよろしくお願いします。
妄想力と文章力(←ともさん太鼓判)を育てる掲示板リレー!
来たれ勇者!
待ってるぞ!
とう!
小悪魔
ジュン
小春さん、事件解決ありがとうございます!
藤守
「なんや、俺ら置いてけぼりちゃう?」
アニ
「そうだな…」
ぞろぞろと帰っていく仲間たちの背中を見ながら藤守兄弟はため息をついた。
事件が無事に解決したらしいことは判るけれど自分達は今ここにたどり着いたところなのだ。
アニ
「明日、穂積にでも聞くか…」
藤守
「そ、そうやな。解決したらしいし良かったやんな?」
お互い言葉を交わすもその場にいられなかった疎外感というか情けなさと言うか二人はどこか暗い雰囲気を纏っていた。
そんな二人に明るく声をかけたのはジュンだった。
ジュン
「お二人ともそんなに落ち込まんと。」
二人がジュンを見下ろしたのを見てジュンはニコッと笑った。
その笑顔に二人は幾分か心が軽くなる。
藤守
「そうやな、終わったこと言っても始まらんしな。」
アニ
「確かにな。」
二人の顔に笑顔が戻るとジュンはまたニコリと笑う。
藤守
「ほ、ほな、玉木さん、俺とこの後食事でも…」
藤守が斜め上を向いて恥ずかしそうに頭をかきながらジュンを誘う。
しかし、それに返事を返したのはアニだった。
アニ
「いや、愚弟なんぞと食事をしても良いことはないだろう。俺と食事に行かないか?」
藤守
「なんでやねん!」
ジュンの頭の上で二人は火花を散らす。
すると二人の腕に優しく華奢な腕が絡んできた。
ジュン
「じゃあ、三人で行きましょう?賢史さんと慶史さんと一緒なら凄く楽しいと思うんよ?」
「ダメ?」と言うようにジュンは小首を傾げる。
藤守兄弟は顔を真っ赤にしてうんうんと頷くしかできない。
ジュン
「じゃあ、行きましょうか。それと、私のことはジュンで構わへんから。」
嬉しそうに笑顔を見せるジュンに二人は「ジュンには敵わへん」と揃って呟いて歩き出す。
暫くはこの関係が続きそうだ。
藤守兄弟は逃がさないぞ~!小悪魔ジュンでした。
ここでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇
06/16(Fri) 19:57
ちゃっかりいい思いをしてるとも
とも
事件がようやく解決に向かい、探偵事務所のメンバーそれぞれに新たな恋の予感がし始めた頃。
ともは、オフィスで1人机上のパソコンに向かっていた。
もちろん依頼された加賀愛美らの結婚式のプロデュースのためだ。
先日の彼女たちのように、式の直前になってトラブルで大もめした挙句、ドタキャンとなった例は過去に何度もあったし、特にとももそのことは気にしていない。
結局、式のキャンセルについても取り消し、つまり予定通り行われることになったのだ。
報酬についても当初の契約料のほかに迷惑をかけたから、と更に上乗せして前払いしてくれたのだが、なぜか気持ちがスッキリしなかった。
とも
「なんやようわからんわ…。結婚式をする人も、呼ばれる人も、私の考えた式やパーティーで幸せな気持ちになってほしいと思て仕事してるんやけど…。 アカン、こんなこと考えとったら人を幸せになんかできひんやん!」
モヤモヤを払拭しようと奮闘していると、オフィスに来客を告げるベルが鳴った。
???
「こんにちはー」
とも
「はーい、いらっしゃいませ…って、あれ、この間下の探偵事務所にいらしてた…えっと、諏訪野さん?」
諏訪野
「へぇ、ほんの数分しか顔を合わせてなかったのに、覚えててくれたんだね」
目を細めて嬉しそうに笑う諏訪野に、とももニッコリと笑顔で返す。
とも
「職業柄、人の顔と名前を覚えるのは得意ですよ。 それに諏訪野さん、イケメンやし。あ、よかったらこちらへどうぞ。コーヒーでいいですか?」
諏訪野
「ありがとう。…ところで白河さんは俺が何しに訪ねてきたかとか聞かないの?」
手早く用意したコーヒーとお茶請けに一口サイズのクッキーをトレイにのせてやってきたともに、諏訪野は素直に疑問をぶつけた。
とも
「あぁ、大抵仕事の依頼に来はる方はカップルが多いし、諏訪野さんはなんかそんな雰囲気とちゃう感じやったから。ちょうど私も一息入れようと思ってたんで、諏訪野さんに話し相手になってもらおうかと。あれ、もしかしてホンマに仕事の話の方でした?」
自分の勘が外れたか?と焦りだしたともを見て、黙って話を聞いていた諏訪野は声を上げて笑い出した。
諏訪野
「あはは、白河さんごめんね。オフィスに入ってきて一瞬で相手がどういう人物なのかを見極めるなんて、普通の人じゃなかなかできないと思ってね。キミの方が探偵とか向いてるんじゃない?」
諏訪野はそう言うとおもむろに立ち上がり、とものそばへやってきた。
諏訪野
「白河さんの推理はバッチリ当たってるよ。今日ここに来たのは仕事の依頼じゃなくて、プライベートの方でだよ」
とも
「?」
そしてこちらを見上げるともの頬にそっと手を伸ばした。
諏訪野
「とりあえず、茶飲み友達からでいいかな?」
皆さん、超超超超超お久しぶりでございます~(><)
最近めっきり遊びに来れなくなってしもて、1から読んできて話をつなげようと思ったのにこのクオリティε-(´∀`; )
結婚式の様子はタリッキーでパース
( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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06/22(Thu) 09:52
ジュンさんともさんありがとうございます、(´ 3`)ちゅー
小春
それから間もなく。
加賀愛美と北村白秋が、揃って、二つの探偵事務所に挨拶に来た。
こうして並び立つのを見れば、二人は芸術家らしく落ち着いた、いかにも似合いのカップルだ。
北村
「皆さん、いろいろとお世話になりました」
愛美
「ありがとうございました」
そう礼を言って、北村からは藤守アニに、愛美からは穂積に、それぞれの探偵事務所への謝礼が手渡される。
そして同時に、近々行われる事が決まった、人前結婚式への招待状も。
北村
「内輪だけのささやかな式ではありますが、ぜひ、皆さんにもいらして欲しいんです」
式をプロデュースするのは、もちろん、上の階にウェディングプランナーのオフィスを構える、白河ともだと言う。
愛美
「以前、失礼な形でキャンセルしたのに、お詫びして改めてお願いしたら、快く引き受けてくださって」
愛美は嬉しそうだ。
小野瀬
「元々挙式する予定だったんだから、ともさんだってその方が気持ちいいはずさ」
応えた小野瀬は、言い終えてから、ふふ、と笑った。
小野瀬
「そうそう、ともさんと言えば、きみたちには感謝しないと。今回の事件のおかげで、俺の親友に素敵な恋人が出来たようだから」
心当たりの無い愛美と北村は首を傾げたが、小野瀬は、今に分かるよ、と微笑んだだけだった。
小春
「こんにちは、さくら庵です!ご注文のアフタヌーンティーセットをお持ちしましたー!」
不意に響いた明るい声に振り返った一同の前で、桜田門探偵事務所の扉が開いた。
お馴染みの台車に乗って運ばれてきたカップとソーサー、ポットやジャグとともに、作法通りに華やかなティーフーズが並べられたケーキスタンドを見て、一同からわっと歓声が上がる。
穂積
「気が利くじゃないの、アニ」
アニ
「何がだ?」
穂積
「あら?アンタが注文したのかと思ったわ」
そうではない、とすると。
穂積と藤守アニの視線の先では、小春と明智の二人が、手際よく、そして仲睦まじく、お茶の準備を進めている。
穂積
「アイツらの仕業ね」
穂積は苦笑いを浮かべたものの、当然、叱るような事でもない。
事件解決とおめでたい縁談、美味しそうな茶菓子の話題で和気あいあいとする雰囲気の中、穂積は甲斐甲斐しく働く翼を見つめながら、誰も見ていないところで、小さく溜め息をついた。
翼
「すみません、穂積所長。家まで送っていただいて」
穂積
「いいのよ」
終業後、翼は穂積に車で送ってもらって、帰路についていた。
実家で両親と暮らしているので、深酒も夜遊びも許されない。
穂積
「……」
翼は、ハンドルを握っている穂積が、いつになく口数が少ない事に不安になっていた。
翼
「……あの、所長さん。初対面の時から気になっていたんですけど、私の父とは、どういうご関係なんですか?」
穂積
「判事はワタシの恩人よ」
翼
「?」
穂積
「実は、ワタシは数年前まで、警視庁の刑事だったの」
翼
「えっ?!」
[削除]
06/22(Thu) 09:57
小春
穂積
「……当時、ワタシの所属していた部署の上司が、思い込みによる誤った捜査をしたせいで……、無関係の人物を、傷害事件の犯人として逮捕してしまったの」
車を近くの駐車場に停め、翼の自宅へとゆっくり歩いて向かいながら、穂積は、ぽつぽつと昔話を語った。
翼
「……それで、穂積所長は?」
穂積
「新卒で配属されたばかりのワタシが、いくら『その人は犯人じゃありません』と言い張っても、強引な取り調べで容疑者から自白を引き出していた上司は、聞き入れてくれなかったわ。もちろん、ワタシは、容疑者のアリバイを証明しようと頑張った。……だけど、間に合わなかった」
翼
「間に合わなかった……?」
穂積
「ワタシが、無実を証明するだけの証拠を揃えられないうちに、容疑者の身柄は検察庁に送られてしまったのよ」
歩みを止めた穂積は前を向いたまま、悔しそうな表情を浮かべた。
見上げる翼の心配そうな眼差しに気付いて、ふ、と、眉間の皺を緩める。
穂積
「ところが、数日後の事よ。その容疑者は、『嫌疑不充分』で、検察庁から警察に差し戻されて来たの」
雲間から射した夕陽が、穂積の金髪を輝かせた。
穂積
「櫻井判事が、アンタのお父様が、差し戻し、再捜査を命じてくれたのよ」
「嬉しかったわ」と目を細めた時、穂積の目元が一瞬だけ光ったのを、翼は見た。
穂積
「再捜査では、ワタシが調べていた、容疑者のアリバイも採用された。そして、ついに真犯人も見つけることが出来て、結果として警察は冤罪を防ぐことが出来たの。でも、それは、検察庁のおかげ。櫻井判事たちのおかげだったのよ」
話の成り行きに、翼も、ほっと安堵の溜め息をついた。
そんな翼を見つめて、穂積は穏やかに微笑む。
穂積
「だから、アンタが櫻井判事の娘さんだと知った時、年甲斐もなくときめいたわ。あいにく、アンタはアニに一目惚れしてたけど、それでも構わなかった。ワタシは、アンタから目が離せなくなった」
穂積の言葉に含まれた一言に、翼は、どきりとした。
穂積
「アンタの為になるなら、何でもするつもりよ」
翼
「穂積所長、わ、私、私、確かに、藤守所長に憧れて、霞ヶ関探偵事務所に入りました。でも、一目惚れしたのは、違います」
急いで訂正する翼に、穂積は微笑みを消して、不思議そうな顔をする。
翼
「私が一目惚れしたのは……、今もどんどん惹かれているのは、穂積所長、ですから」
こんな想いを告白するのは初めてで、恥ずかしくて最後は消え入りそうな声だったけれど、それでも、翼は穂積にそう告げた。
足まで震えて、しゃがみこんでしまいたくなる。
けれどその心細い身体を、穂積の腕が、強い力で引き寄せてくれた。
翼
「穂づ、」
反射的に顔を上げた途端、大きな手に頭を押さえられて、翼は、広い胸に顔を埋めた。
……穂積に抱き締められている。
頑張った告白を拒まれなかったその事実と、穂積の温かな体温は、翼を安堵させ、同時に、胸を高鳴らせる。
おずおずと穂積の背中に自分の腕をまわすと、穂積の手の力が緩んで、優しい指先が、翼の唇に触れた。
穂積
「お前が、好きだ」
穂積の声が、口調が、変わっていた。
それは穂積の姿に似合いの、優しくも男らしい声で。
穂積
「判事の娘だからじゃなく、お前が好きだ、翼。これから、もっと好きになる」
翼にとっては、痺れるように心地好い声で。
翼
「はい」
翼は頷いていた。
翼
「好きです、穂積さん」
見惚れるような穂積の笑顔を確かに見届けて、翼は瞼を閉じた。
夕焼けに長く伸びた二つの影は、やがて一つに重なったまま、日暮れの中に溶けていった。
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06/22(Thu) 10:59
小春
翌日。
出勤してきた穂積を、小野瀬以下のメンバーが待ち受けていた。
小野瀬
「穂積、穂積。昨日、櫻井さんを送って行ったんだろ。どうだった?どうなった?」
明智
「憧れの櫻井判事には会えましたか?」
藤守
「まさか、もう櫻井を食うてしまったりはしてませんよね…?」
机に向かう穂積を追い掛けて、三人が口々に質問を浴びせてくる。
手にしていた鞄を席に置いた穂積は笑顔で振り向くと、藤守から順に軽くデコピンを食らわせた。
藤守、明智、小野瀬
「痛!」
穂積
「ワタシは小野瀬じゃないんだから。ちゃんと家まで送り届けたわよ。判事はもちろん、奥さまにもお会いして挨拶したわ」
明智
「挨拶?」
小野瀬
「なんだか嫌な予感」
穂積
「『これから娘さんと結婚を前提に交際させて頂く事になりましたので、どうぞご了承下さい』って言ったら、凄い剣幕で追い出されちゃった。ははは」
明智
「笑い事じゃありませんよ」
藤守
「ご両親からしたら、展開がいきなり過ぎるからでしょ!さては、やっぱりもう櫻井を食うて…」
穂積
「まだ食ってないわよ。少し舐めただけ」
藤守
「所長、スイッチ入ってから速すぎますわ…」
穂積
「アンタがグズグズし過ぎてるのよ。明智でさえ小春を捕まえたのに、そんなだと、アニに盗られちゃうわよ?」
藤守
「え…」
穂積
「アンタたち、兄弟揃ってグズグズじゃないの。あの山田とか、この小野瀬とかがちょいと気紛れを起こして本気出せば、あっという間に据え膳食われちゃうわよ」
明智
「『明智でさえ』って…」
小野瀬
「酷い言われようだなぁ」
幸い、小野瀬にその気は無いようだ。
しかし…
藤守
「…」
思わず真顔で黙り込んでしまった、藤守であった……
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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06/26(Mon) 18:17
藤守兄弟の告白
ジュン
「据え膳食われちゃうわよ」
穂積にそう言われた日、藤守はアニを呼び出して二人で晩御飯を食べていた。
アニ
「なんでお前と二人で飯を食わないとならないんだ!?」
今日もジュンを誘おうと意気込んでいたアニにとって弟である藤守からの誘いは嬉しいものではなかった。
藤守
「だから話があるて言うてるやろ!」
アニ
「さっさと話せ。」
アニに急かされて藤守は今日穂積に言われたことをアニに話した。
アニ
「た、確かに…穂積にそう言われても仕方ない状況だが…」
いつもジュンを誘うと「じゃあ、3人で行きましょう」と言われる。
アニが誘ったときも同様だ。
穂積にグズグズしていると言われても反論できない。
アニ
「しかし、どうしろと言うのだ?3人での食事はジュンが望んでいることなんだぞ?」
藤守
「もしかして俺ら男として見られてないんかも…」
二人で顔を見合わせて真顔になってしまう。ジュンから見れば自分達は楽しいお友達程度ではないのかと焦りがじわりじわりと湧いてくる。
ジュン
「今日はどうしたんです?二人ともいつもより大人しいわぁ」
いつものように3人で食事をしたあといい雰囲気のバーに来ていた。しかし、いつもなら兄弟漫才さながらに話す藤守とアニが大人しい。いつもと違う二人にジュンは首を傾げていた。
暫くの沈黙のあと話し出したのは藤守だった。
藤守
「今日はジュンに話があるねん…」
いつもより真剣な表情を浮かべる藤守、その隣でアニも同じ表情を浮かべていた。
藤守
「俺なジュンが好きやねん。友だちとしてやない、一人の女の子としてジュンのことが好きや。」
アニ
「俺もだ。お前をその…異性として意識している。」
二人の真剣な告白にジュンは顔を真っ赤にして固まっている。
ジュン
「あ、あの、それってホンマに…?」
上擦った声でジュンが確認するが二人はなにも言わない。その態度で二人は本気なんだとジュンは悟った。
そしてまた暫くの沈黙…
ジュン
「ごめんなさい…」
ジュンの口から出たのは謝罪の言葉。やはり友達としか見られてなかったのかと藤守とアニは肩を落とした。しかし、ジュンが語ったのはそんな簡単なことではなかった。
ジュン
「私も好きです。賢史さんと慶史さんといると楽しくて、でもドキドキして。だからどちらか一人なんて考えたことがなくて…このまま3人でいつまでも仲良くしてたいって甘えて考えてました。」
ジュンは声を震わせて泣きそうだ。
藤守
「それは俺も兄貴も好きってこと?でも、俺はジュンには俺だけを好きになって欲しいねん。」
アニ
「俺は賢史のようにお前を楽しませることは出来ないかもしれない。しかし、大事にする。俺を選んでくれないか?」
結局、「考えさせて欲しい」とジュンは帰っていってしまった。
06/26(Mon) 19:07
二人とも大好き
ジュン
藤守
「ジュン!逃げんなや!」
アニ
「いつまで俺たちを避けるつもりなのだ!」
二人の告白から1週間、ジュンは藤守兄弟に会わないように避けていた。そして今日も二人と顔を合わさないように早めに管理人室を出ようとしたところで二人に腕を捕まれてしまったのだった。
二人に管理人室に連れ戻される。
藤守
「ジュン、なんで俺たちから逃げるんや?」
アニ
「俺たちの気持ちが迷惑なら遠慮せずにそう言ってくれ。」
ジュンを座らせて藤守とアニは優しい声でジュンに話しかけた。
うつ向いたジュンの瞳からはポロポロと涙が溢れる。
ジュン
「避けていたのはごめんなさい。でも、賢史さんと慶史さんの気持ちが迷惑やったからじゃない…二人の気持ちはとても嬉しくて…でも、考えれば考えるほど二人のうちのどちらかを選ぶなんてできひんくて…こんな中途半端な気持ちで会うのは申し訳なくて…自分でもどうしたらいいか…」
ジュンの顔をよく見れば目は腫れ上がっており何度も泣いたのだろうと想像ができた。
どちらかを選べとはジュンにとっては酷なことだったのだろうか。
藤守もアニも掛ける言葉が見つからないでいた。
ジュン
「ごめんなさい。私はどちらかなんて決められへん。もうお二人には会わへんように仕事を辞めます。」
藤守・アニ
「なっ!?」
すでにジュンはオーナーであるともには話をしてあると言う。
ジュンが管理人を辞めてしまえばもう会うことすら叶わない。
藤守
「それはアカン!」
アニ
「そうだ、早まるな!」
けれどジュンは首を振るだけで…
ジュン
「賢史さんと慶史さんと一緒にいれた時間はすごく幸せでした。ありがとうございました。選べなくてごめんなさい。」
それはもう二度と会えない別れの言葉のようで藤守は咄嗟にジュンを抱き締めた。
藤守
「選べへんなら今はまだ選ばんでもいい!でも、頼むから離れようとはせんといてくれ!」
そういう藤守の声は震えている。
アニはジュンの手を強く握って語り掛ける。
アニ
「ジュン、焦らせてすまなかった。ゆっくりでいいんだ。時間をかけて考えてくれればいいんだ。」
藤守がゆっくりとジュンの体を放す。
ジュン
「でも、そんな中途半端な態度はお二人にも失礼で」
ジュンの生真面目な言葉に藤守はニッと笑ってジュンの頭を撫でた。
藤守
「その代わり俺ら以外の男を見るのはアカンで。」
アニ
「そうだな。愚弟、抜け駆けは許さないからな。」
そして二人はジュンの頬にキスをした。
藤守・アニ
「もう俺たちから逃げるのは許さない。」
グダグダでズルい結果ですけど藤守兄弟のどちらかを選ぶなんて出来なかったのでこれでパース(⌒∇⌒)ノ⌒〇
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07/08(Sat) 06:29
こっちの結婚式だったりして
小春
風が薫る。
桜田門神社の神前で誓詞を捧げ、神主の祝詞と巫女の神楽で寿ぎを受けたばかりの新郎新婦の羽織袴と白無垢に、美しい新緑の葉桜が作る木漏れ日が降り注いでいる。
晴れて夫婦となり、神殿を出て、披露宴の式場へと向かう為に、新婦が慣れない草履を履いた足を玉砂利の上に踏み出せば、背の高い新郎がそっと傍らに立って、さりげなく彼女に手を添える。
彼の気遣いに応えて、小柄な新婦が赤い紅を引いた小さな唇を綻ばせた姿は微笑ましく、親族はもちろん、神殿の外で儀式を見守っていた友人たちや、たまたま居合わせた観光客からもまた、自然と笑顔と拍手が零れた。
翼
「小春ちゃん、おめでとう!」
小春
「ありがとう」
新郎新婦が一歩一歩進むたび、しゃり、しゃり、と玉砂利が音を立てる。
ゆっくりと鳴るその音を囲むように、盛装した霞ヶ関探偵事務所、桜田門探偵事務所の面々の足音が続き、のどかな声も聞こえてきた。
穂積
「まさか、最年少の小春に先を越されるとは思わなかったわねえ」
綿帽子の中を覗き込むようにしながら穂積が囁く。
小春
「うふふ」
小春が微笑みを返した。
藤守
「ホンマや。サプライズやで、明智さん」
明智
「すまん」
如月
「謝ることじゃないですけどね」
小野瀬
「そうそう。先月は北原さんと加賀さんの結婚式、今月は明智くんと小春さん。おめでたい事が続くのはいい事だよ」
アニ
「祝儀が大変だがな」
小笠原
「所長一言多い」
JS
「次はどなたでしょうね?」
猫のエミを抱いたJSが、一同を見渡しながら首を傾げる。
アニ
「…」
藤守
「…」
藤守兄弟の視線が同時に向かったのは、二人の間にいるジュン。
ジュンが顔を上げると、彼女の右手をアニ、左手を藤守がぎゅっと握り締めた。
そのまま並んで歩く三人を見て、周囲は苦笑するしかない。
JS
「こちらはまだまだのようで」
アニ
「阿呆。既に、ジュンの心の51%は、この俺への想いが占めているはずなのだ」
小笠原
「僅差だね」
アニ
「やかましい」
藤守
「小春みたいな和装の花嫁も可愛らしいけど、ジュンならドレスも似合いそうやな」
ジュン
「ありがと、賢史くん」
小笠原
「いま逆転したね」
アニ
「あ゙ーーー!」
JS
「ではもしかしたら、あちらが先かなぁ」
JSの呟きに全員が前方に視線を向けると、披露宴会場の入口の近くで、白河ともが手を振っていた。
とも
「みんなー、こっち向いてやー」
カメラを据えた三脚を構えて待つウェディングスタッフに、てきぱきと指示を出すともの傍らには、邪魔にならない位置に控えながら、彼女の仕事ぶりに目を細めている諏訪野の姿がある。
とももまた諏訪野が気になって仕方ないようだが、明らかに恋する瞳で彼の事をちらちら見ているくせに、どうやらそれにはまだ無自覚か。
JS
「やはり、あちらが先かもしれませんね」
振り返ったJSにつられて、探偵たちが後方に目を遣る。
行列からやや遅れた明るい場所で、穂積と翼が笑い合っていた。
翼
「基本はあんパンと白牛乳ですよね?」
穂積
「お前、それ持って電柱の陰にいたら『探偵です』って言ってるようなものだろ」
翼
「でも藤守所長が」
穂積
「なあ、俺の方に移籍して来いよ。鍛えてやるから」
翼
「でもそれじゃ父が」
穂積
「あー…」
やり取りを聞き取った藤守兄が、焦った様子で二人の方へと踵を返し、凄い速さで向かってゆく。
アニ
「こら穂積!うちのひよっこを勝手にスカウトするのは許さんぞ!」
穂積
「別にいいでしょ。ワタシたち、もう、そういう関係なんだから」
アニ
「それとこれとは話が別だ。俺は、こいつの『職場のお父さん』なのだからな!」
穂積
「安心しろ翼。どっちのお父さんも、きっと納得させてみせるから」
翼
「ふふっ。はい、信じて待ってます」
アニ
「イチャイチャするな!」
JS
「……おや、まだ、前途多難のようですね。さて、どちらのカップルも、これからどうなってゆくのやら」
JSの呟きに、皆が同意を込めて一様に笑う。
青く平和な空を見上げて、猫のエミが、にゃーん、と一声鳴いた。
~終わり~
[削除]
07/08(Sat) 08:36
終了!
小春
エンドマークをつけさせていただきました!
ストーリーに参加してくださったジュンさん、エミさん、ともさん、そして応援してくださった冬子さん、澪さん、読み専の皆さん、ありがとうございました!
いつもながら、私の突発的リレーにお付き合いいただいて感謝感激です。
暑くなってきましたのでパ○コとカル○スを献上致します。m(__)m
リレーは大変な部分もありますが、それ以上に、皆さんとお気軽に二次創作を作り上げてゆくのは楽しいです。
ですから、また何か思い付いたら……たった今、全員女性で翼ちゃんだけ男性の捜査室、っての思い付いたんだけどどうかな。←懲りてない(笑)
何はともあれ、お疲れ様でした!
[削除]
07/11(Tue) 14:32
お疲れ様でした~!
澪
完結おめでとうございます(*´◒`*)
参加者の皆さんお疲れ様でした!!
読み専として事件にドキドキ、時にニヤニヤしつつ楽しませていただきました。
そして相変わらず展開もまとめ方も上手い小春さんに脱帽です。
小春さんがいるから皆安心してイイオモイできるんですよねえ…安定感…
男女逆転ネタも面白そう|ω・`)ちらっ
また次回作ものんびり楽しみに待ってまーすo(^o^)o
[削除]
07/14(Fri) 11:55
澪さんありがとうございます(^^)
小春
澪さん、メッセージありがとうございます!
リレーSSが開催されている間はいつも、どこか意識の片隅にある謎の使命感に後押しされて、脳の中のアブナイ☆回路が稼働し、二次創作へのモチベーションが上がるのを感じます。
参加してくださる皆さんも、おそらく『まだやるのかよ(笑)』呆れながらも、優しいので放っておく事も出来ず、お付き合いしてくださってると思いますm(__)m。
たぶん本人が一番『まだやるのかよ』と思ってる(笑)
アブナイ☆恋の二次創作を始めてそろそろ5年。
もはや平熱ですが、身体に染み付いたアブ恋熱はなかなか冷めません。
むしろ生活習慣病と呼ぶべきかも。
まあこんな奴の困った病気だと諦めて、いましばらく、のんびりお付き合いいただければ幸いです。
改めまして、ありがとうございました!
07/19(Wed) 07:37
完結!
とも
みなさーん、おつかれさまでした!
小春さんが最初に「小春日和」を立ち上げられた頃に比べてこちらに来る頻度はかなり少なくなりましたが、いつも来ると何かリレーをやってるので、どうにかして参加しようと企むワタシ(笑)
リレーのおかげで仕事での文章力もあがりました!小春さんありがとう!
あっ、今回はとも父を出せへんかった( ゚д゚)
困った時の彼やったのにね(笑)
[削除]
07/19(Wed) 11:59
ともさんありがとうございます(´ 3`)ちゅー
小春
小春日和の開設は2012年8月20日。
もうじき丸5年ですね。しみじみ。
ともさんには初期から長々とお付き合いいただき、感謝しております。
リレーSSは、自分の書いた文章から次の人、また次の人と繋がってゆくうちに、展開がどんどん変わって、物語が成長してゆくのが楽しいです。
皆さんお優しいので停滞すると心配したり謝ったりしてくださいますが、私はむしろ参加していただく方々のご負担にならなければいいなと思いながらリレー開催していますので、どうか、スローペースでも気にせず、ご都合のつく範囲でご参加ください。
逆に、普段読み専の方がとんでもないネタをぶっこんで下さると、書き手が慌てて活性化するかも(笑)。
とはいえ、リレーは参加者が多いほど楽しいもの。
もう少し展開できれば、とも父の出番もきっとあったはずですが、残念。
次回はぜひよろしくお願いします。
妄想力と文章力(←ともさん太鼓判)を育てる掲示板リレー!
来たれ勇者!
待ってるぞ!
とう!
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