『アブナイ☆恋の共同生活』
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05/14(Thu) 07:00
一回まとめましょう。
小春
皆さんキャラ付けありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
~夜、櫻井家・藤守家~
今まで、翼が帰宅する時間には、母親と、先に学校が終わる小春が必ず家で待っていた。
寂しがりやの小春は、夕飯の支度をする母親の傍でいつも手伝いをしているのが常だった。
その母親も、厳しいけれど娘たちには優しくて、いつも小春を膝に乗せていた父親も、今日からはもういない。
だから翼は授業が終わると、スーパーに寄って買い物をし、息を切らすほど急いで帰宅した。
鍵を開け、家に入るなり、翼は妹の名前を呼ぶ。
翼
「ただいま。小春、ごめんね遅くなっちゃって。すぐに、夕飯支度するからね、……小春?」
……返事が無い。
それでも名前を呼びながら扉を開けてゆくと、居間のテーブルの上に、メモが置いてあった。
小春の字だ。
《おねえちゃん、お帰りなさい。
まーくんが呼びに来てくれたので、おとなりにいます。
おねえちゃんとわたしのぶんまでお夕飯を作ってくれてあるそうなので、おねえちゃんも、何も食べずにおとなりに来てくださいとのことです。
16時小春》
翼は隣の誠臣の好意に対して申し訳なさを感じながらも、ほっとしていた。
小春は五年生にしては精神年齢の高い落ち着いた子供だけれど、寂しがりやで、怖がりだ。
誰もいない家で、一人で翼を待っているよりも、大勢のお兄ちゃんたちのいるお隣にいさせてもらう方が安心に決まっている。
翼は、着替えだけを済ませると、学校帰りにスーパーで買い物をしてきた食材の入ったエコバッグを手土産に、隣の藤守家のドアを開いた。
昔から、自分の家だと思って遠慮するな、ノックもチャイムも不要だと言われている。
翼
「ただいま。お邪魔しまーす」
小春の声
「あっ!お姉ちゃんだ!」
すぐに、小春が飛び出して来た。
その後ろから、誠臣と慶史が出てくる。
小春
「お帰りなさい!」
翼
「ただいま。慶史さん、まーくん、小春を見ててくれてありがとう。遅くなってごめんね」
誠臣と慶史が、気にするな、と声を揃えた。
慶史
「おまえ達の事は、櫻井のおじさんおばさんに頼まれてる。全員でスケジュールを調整して、おまえ達が帰宅する頃、うちはいつも誰かがいるようにしているからな」
慶史はぶっきらぼうだが、実は真面目で優しい。
隣で、エプロン姿の誠臣が微笑んだ。
誠臣
「それより、腹が減っただろう。ダイニングに支度が出来ているから食べろ」
翼
「うん!」
ひとまず全員帰宅させましょう。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/14(Thu) 17:46
高校生・中学生帰宅
ジュン
賢史
「ただいまぁ。」
諒
「……ただいま。」
公平
「ただいまー。」
翼たちがテーブルにつこうとした時、玄関が賑やかになる。
部活を終えた賢史と公平。
そして、屋上でうたた寝をしていて遅くなった諒が揃って帰宅したのだ。
小春
「皆、お帰りなさーい。」
小春がパタパタと玄関に迎えに行く。
賢史
「お~、小春。ご飯食べたか?翼も来てるんやろ?」
小春
「今から食べるとこだよ。」
公平
「あ~、お腹減ったぁ。」
小春を囲み3人がダイニングへやってくる。
翼
「おかえりなさい。」
誠臣
「お前たちもご飯の支度できてるぞ。その前にちゃんと手を洗えよ。」
誠臣の言葉に3人は揃って返事をし、手を洗ってテーブルについた。
みんな揃ってご飯が食べられるか?
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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05/14(Thu) 21:14
タイトルを思い出した
小春
慶史
「それでは、いただきます」
今日は大学のコンパに誘われたので夕食は外で済ませてくる、と連絡のあった泪と葵を除く全員が、ダイニングテーブルを囲んで手を合わせた。
全員
「いただきます!」
行儀の良いのはそこまでで、次の瞬間からは、壮絶なおかずの奪い合いが始まる。
公平
「賢兄ちゃん、それ俺が目をつけてたトンカツ!」
賢史
「そんなん知るか!お前こそ、なんで俺の縄張りから玉子焼きを取るねん!」
誠臣
「こら!ちゃんと銘々に装ってあるだろうが!」
慶史
「太郎、嫌いな野菜を俺の皿に移すな残さず食え!」
昔から何度も見てきた食事風景とはいえ、六人の男たちがテーブルの上の食べ物を奪い合う様は、圧巻であった。
翼は箸を持ったまま呆れ、小春はケラケラ笑いながら、大の男たちがテーブルの真ん中に積み上げられたハンバーグの山を瞬く間に平らげていくのを眺めている。
誠臣
「お前ら、いいかげんにしろ!翼と小春がびっくりしてるだろう!」
誠臣の一喝で、全員の動きが一瞬、止まる。
次の瞬間、全員がそれぞれ箸で掴んでいたおかずを翼と小春の前にある皿の上にそっと置き、箸が空いたところで、再び争奪戦を始めた。
一応、気を使ってくれたらしい。
誠臣
「そうじゃなくて!」
翼
「だ、大丈夫だよまーくん。私たちに遠慮しないで、たくさん食べて。こーちゃん、私のカツも食べる?」
公平
「いいの?」
聞くのと同時に、翼のカツは公平の口の中へ。
慶史
「こら公平!」
太郎
「小春さんには僕の玉子焼きをあげます」
小春
「ありがとう!」
もう何が何だか。
それでも、小春が嬉しそうな顔をしている事が、翼には嬉しい。
公平
「ねえ、もうさ、翼ちゃんと小春ちゃんも、うちに住んじゃえば?」
公平が何気無く言って笑った途端、食卓の周りの時間が止まった。
しん、となった空気の中で、真っ先に我にかえったのは、翼だった。
翼
「そんなこと!」
賢史
「なんで?ええやん!」
公平
「でしょ、でしょ?」
諒
「……俺は、構わない」
太郎
「僕も賛成です」
何だかおかしな雲行きになってきた。
流れを変えなければと年長者の二人を見れば、なにやらぼそぼそ相談していて、間もなくその答えは出た。
誠臣
「いいんじゃないか。部屋なら、二階の泪の隣がひとつ空いているし」
慶史
「うむ」
慶史と誠臣は、藤守家の両親が不在の時には、この家の実質的な責任者と管理者である。
この二人がうんと言えば、それはもう許可が下りたことになるのだった。
翼
「で、で、で、でも!」
太郎
「小春さんは、僕と一緒の部屋でもいいですよね」
小春
「うん」
翼
「こ、小春、だめだよ。そこまで甘えられない」
誠臣
「お前らがこちらで過ごす事で、櫻井家の食費と光熱費はだいぶ浮かせられるはずだ。その一部を、生活費としてうちに入れてくれればいい」
慶史
「うむ。それでもかなり節約になるはずだぞ」
小春がいるのでアルバイトも出来ず、赴任先の両親から仕送りされるお金だけで全てをまかなわなければならない翼にすれば、それは願ってもない提案だけれど。
そこまで甘えていいのかという気がするし、そもそも。
……泪さんと一緒の家で暮らすなんて。
こんなにたくさんの兄弟が同居しているのだから、間違いなんか起きるはずがないけど、でも。
……毎日、泪さんに会えるなんて。
小春
「お姉ちゃん、どうしても、だめ?」
涙ぐむ小春に、翼の胸が疼く。
翼
「……小春……」
翼は、早くもあらかた食事を終えた全員が、自分の方を見つめて、決断をくだすのを待っていることに気付いた。
翼
「……みんなが、いいなら……」
多数決で押しきられるような形で、翼は頷いた。
こうして、翼と小春が藤守家で共同生活をする事は、葵と泪以外の全員一致で、決定したのだった。
「善は急げ」とその晩から藤守家に寝泊まりする事になった翼と小春。
さて、この先どうなる?
で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/16(Sat) 12:33
同居といったらこれじゃないですか?
澪
あああ私もう次の日かと思ってました勝手に進めてスミマセン(T_T)
読みにくいですよねorz順番変えられないなら一旦削除でもいいでしょうか?
夕食の片付けを手伝った後、翼と小春は一度家に戻り、着替えや学校の用意などを手に、再び藤守家にやって来た。
翼
「あの、本当にごめんね……何から何までお世話になって」
リビングで居合わせた誠臣に翼が声を掛けると、誠臣は優しく小春の頭を撫でた。
誠臣
「何言ってるんだ、気にするな。俺たちはもともと家族みたいなものだろう。な、小春」
小春
「うん」
家族同然の存在とはいえ恐縮しきりの翼だったが、やはり小春の嬉しそうな笑顔が、何よりも嬉しい。
翼
「お世話になります。よろしくお願いします。ほら、小春も」
小春
「お世話になります、よろしくお願いします」
誠臣
「はは、いいよ。まあ見ての通りだから、こちらこそ翼たちに世話になることが多いだろうし、よろしくな」
優しく微笑む誠臣に安心した翼に、背後から慶史が声を掛けた。
慶史
「おい、風呂沸いてるぞ。先に入れ」
誠臣
「ああ、入ってくるといい」
翼
「え、でも」
誠臣
「いいから。な」
さすがにそれは悪い、と何度も遠慮した翼だったが、結局、誠臣に押し切られるかたちで入浴することになった。
翼
「はあ……」
温かいお湯に浸かり、怒涛のように過ぎた一日を思う。
朝、両親を見送って──これから小春と二人暮らしになる、はずだった。
それが、今では隣の藤守家で暮らすことになっている。
翼
「(しかも泪さんの隣の部屋って……)」
緊張と嬉しさと、気恥ずかしさと。
色んな感情が綯い交ぜになって、翼は顔が熱くなっていくのを感じた。
それに気付き、慌てて風呂場から出て脱衣所で服を着た時だった。
ガチャッ
泪
「…………」
翼
「!!」
突然開いたドアに翼が顔を上げると、そこには目を見開いたまま固まった泪がいた。
共同生活、となるとベタながら昔読んだ漫画的展開を思い出した私。
小春日和的にマイルドに服着せましたけどね←
それではパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/16(Sat) 13:12
こちらこそすみません。(しかも気を遣っていただいて(笑))
小春
流れはきっと澪さんが工夫してくださったので、問題ないですよね?
~藤守家、脱衣所~
泪
「えっ、翼?!」
翼
「ご、ごめんなさい!ももももう私先にお風呂頂いたので、すぐ!すぐ出ます!」
泪の姿を見て、顔に熱が集まると同時に口からは支離滅裂な言葉が溢れ出す。
泪
「い、いや俺こそ、驚かせて悪かった、ていうか、お前今、出たのか。それならもう少し早く来ればよかったな、ははは、じゃなくて」
どうやら、動転したのは、入ってきた泪の方も同じだったようで。
それでも、次の瞬間にはどうやら状況を把握したらしいのは、さすがというか。
泪
「…もしかして、お前、これからこっちに住むのか」
翼
「う、うん。あの、泪さんの、隣の部屋に…よろしく、お願いします」
泪
「お前が、隣に?」
その時、泪の背後で扉が開いた。
葵
「泪!風呂はだめだ、翼ちゃんが!…って、遅かった?…それとも、俺、まだ早かった?」
泪
「余計な事言うな!」
にやにやと意味ありげな顔で二人を見比べる葵の言葉に、なぜか、風呂上がりの翼より、赤くなる泪であった。
私もベタに少しだけ。
では、パース(^_^)/⌒○
05/16(Sat) 15:26
ベタ万歳\(^o^)/
せつな
しつちょー改め、泪くんカワイイ~~( *´艸`)
ワタクシも調子に乗ってガンガン進めて、スミマセンm(__)m
でも、これで『魅惑の家庭訪問』ががががが(≧▽≦)
先にカキカキしておきますので、皆様早くそこまで書き進めてくださいませφ(..)←なんてやつだΣ(゚Д゚)
あ、澪ちゃん、葵くんの写真ヨロシクね(V)o¥o(V)←
[削除]
05/16(Sat) 15:46
せつなさんもすみません
小春
ちょっと序盤から舞台とキャラが広がりすぎたので、時間軸調整させていただきましたすみません。(主に小学生組の暴走で←)
せつな先生は翼ちゃん&賢史くんの担任という事でいいんですよね。
まさかの葵さんが面談ですか?もう面白いんですけど(笑)
みなさん、頑張って家庭訪問まで持っていきましょう。
よろしくです。
[削除]
05/18(Mon) 19:17
夜
ジュン
みんなが寝静まった夜、翼は眠れずに時間を過ごしていた。
隣の部屋に泪がいると思うだけで、なかなか寝付けずにいた。
隣の部屋の泪も同じように眠れずにいた。
まさか翼が一緒に住むようになるなんて……
隣の部屋の微かな音にも全神経が反応してしまう。
これから、毎晩こんな夜を過ごすのか……
翌朝
泪
「葵!毎日俺のベッドに潜り込むな!」
少しだけ書いてみました。
さあ、新しい朝の始まりですよ。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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05/26(Tue) 04:14
ジュンさんの泪さん&葵さんは可愛いなあ(´∇`)
小春
藤守家の二男と三男である双子、葵と泪が、朝からぶつぶつ言い合いながら、寝室を出て階段を降りてくる。
泪
「……」
葵
「泪、泪。起きろよ。階段で寝るとアブナイよ。もう、相変わらず寝起き悪いなあ……!」
泪
「……お前が潜り込んで来るから寝不足なんだろうが……」
葵
「お前と逆で、俺は寝付きが悪いの。体温で温まった頃に泪の布団に入ると、気持ちよく眠れるんだもん」
泪
「なーにが『だもん』だ、ふざけんなよ。……翼が隣の部屋に寝てると思うだけでも眠れないってのに……ッ!」
翼
「……あ……」
泪が不満を漏らした、ちょうど、その時。
あと、もう二段で階段が終わるというところで、二人は、階段の下を通り掛かった翼と鉢合わせた。
しまった、聞かれたか。
葵
「おはよう、翼ちゃん。昨夜はどう、よく眠れた?」
何事もなかった風を装って、葵が翼に微笑みかけた。
翼
「あ、あの、はい、おかげさまで、よく、眠れました」
翼も、咄嗟に笑顔を返してくる。
けれど、その顔色を見れば、彼女が気を遣って嘘を言ったのは、一目瞭然だ。
逆に二人の表情を見て自分の嘘が通用しなかった事を悟った翼が、取り繕うのをやめて頭を下げる。
翼
「あの、ごめんなさい、泪さん。私が隣にいたせいで、気になって、眠れなかったんですよね」
やっぱり聞かれていたか……
胸の内で舌打ちをしながら、葵と泪は懸命に言い訳を始めた。
泪
「そんな事ない」
自宅の中だから、本来なら泪の言葉遣いはオカマ口調ではないはずなのだが、どういうわけか、翼の前だと、泪は男言葉になったり女言葉になったりする。
葵
「そうだよ。泪が寝不足なのは俺が泪のベッドに潜り込んだからで、きみは悪くない」
翼
「でも、さっき……」
なんでそんなに遠慮するんだ。
昔みたいに、もっと気楽にしろよ。
お前はここにいていいんだ。
むしろ、俺は嬉しかった。
お前がいてくれる事が嬉しくて、気が昂って、だから眠れなかっただけなんだ。
そう、言ってやろうとして。
泪
「気にするなって言ってるだろ。お前のせいじゃないんだから」
思ったより、きつい声が出てしまった。
翼
「……ごめんなさい」
ああ。
傷付けた。
まるで「お前は関係ない」と言ってしまったようだ。
そんなつもりで言ったんじゃない、そんな顔をさせたかったんじゃない。
それなのに。
泪
「翼、違う。俺」
翼
「もう、朝ご飯、出来てますよ」
同時に言ってしまい、同時に次の言葉を飲み込んでしまう。
一瞬の沈黙の合間に、ダイニングの方角から、朝食だと告げる誠臣の大きな声が聞こえてきた。
葵
「……泪、とにかくご飯を頂こう。翼ちゃんも、登校しなくちゃ」
翼
「はい」
泪
「…………」
先にダイニングに足を向けた二人から数歩遅れて、泪も足を踏み出した。
そして、伸ばした手で、いきなり、翼の髪をくしゃくしゃと掻き回す。
翼
「きゃあっ?!」
葵
「あ、こら泪!」
ついさっき鏡の前でセットしてきたばかりの髪。
驚いて振り返った翼と葵は、仕出かした泪に、何を、と問おうとして……咄嗟に、声が出なくなった。
まだ翼の頭に手を乗せたままの泪が、爆発しそうなものを抑え込んでいるような、真剣で、そして、赤い顔をしていたからだ。
泪
「本当に、迷惑なんかじゃない。だから、どこへも、行くなよ」
その顔で真っ直ぐに見つめられて、こわばっていた翼の顔にも、ぽっ、と朱色が差す。
泪
「返事」
翼
「……はい」
よし、ともう一度、今度はその手で翼の頭を撫でてから手を離し、泪は、ずんずんと先に歩き出した。
翼
「……」
目をぱちくりさせながら今の出来事を頭の中で再生し、じわじわと幸せな気持ちに浸り始めたらしい翼を、傍らから、複雑な表情で葵が見ている。
葵
「……行こうか、翼ちゃん」
翼
「あっハイ!」
弾かれたように慌てて駆け出し、泪の背中を追う翼の背中を見つめながら、葵は、誰にも聞こえないように、小さく溜め息をついた。
登校してからも、教室に入って自分の席についてからも、翼は今朝の出来事を思い出して、一人温かな気持ちでいた。
良かった、泪さんに邪魔だと思われていなくて。
それに、と、翼は思った。
あんな風に泪さんと話したの、いつ以来だったろう。
頭に乗せられた温かくて大きな掌から、伝わってきた。
乱暴で不器用だけど、泪さんの言葉や態度には飾りが無いぶん、真っ直ぐに心に届く。
気にするな、お前のせいじゃない。
迷惑じゃない、だから、どこへも行くな。
……なんでそんなに遠慮するんだ。
……昔みたいに、もっと気楽にしろよ。
……お前はここにいていいんだ。
そんな風に言われたような気がした。
翼
「……」
知らず知らず頬が緩んでいたのか。
いつの間にか机の傍らに賢史が立っていた事にも、翼は気付かなかった。
高校です。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/26(Tue) 08:40
家庭訪問
ジュン
賢史
「……ばさ、翼!」
何度目かの呼び掛けにようやく翼は顔を上げた。
翼
「えっ、け、賢史くん?どうした
の?」
賢史
「どないしたん?ニヤニヤしながらボーッとして。」
翼
「ニヤニヤなんてしてないよ!」
翼は慌てて手で顔を隠す。泪のことを思い出して知らず知らずに頬が緩んでいたらしい。
賢史
「まっ、いいけどな。ところで、HRの話聞いてたか?」
翼が今朝のことを思い返しているうちに朝のHRは終わっていたらしい。
翼
「聞いてなかった……何だったの?」
賢史
「家庭訪問やって。」
翼
「家庭訪問?」
翼の家には今、両親はいない。その事は先生も知っているはずだから自分には関係ないことのように思えた。
賢史
「空間先生に事情を話して俺と一緒にしてもらったらどうや?」
翼
「一緒に?」
賢史
「そうや。まあ、兄貴のうちの誰かになるやろうけど。お前も先生には事情を知ってもらってた方がいいやろ?」
藤守家に居候していることを知っておいてもらう。確かに賢史の言うことには一理ある。
翼
「でも、私の分まで先生の話を聞くなんて、お兄さんたちに迷惑にならないかな?」
賢史
「そんなん、一人も二人も同じやろ。」
翼
「そうかな?でも、先生には話しておいた方がいいよね。」
賢史
「そうやろ?じゃあ、先生とこ行くか。」
~職員室~
せつな
「なるほどね。わかりました。じゃあ、櫻井さんと藤守くんは一緒に藤守くんのお兄さんにお話をすればいいのね。」
翼
「よろしくお願いします。」
どうなる!?家庭訪問!
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
05/26(Tue) 16:27
家庭訪問キターΣ(゚Д゚)
せつな
・・・・・・・・
早。
すみませんすみません追いついてません(ノДT)・゜・。
どうか、自サイト某□J★が終わるまで、別のキャラ天界、じゃなかった展開お願いします~~←ホントに「てんかい」って打ったら、「天界」って出た(*_*)
ほ、ほら、小学生の探偵団~~とか、中学生の部活~~~とか、
あ!セツナ姉はまだ澪ちゃんから写真も貰ってないし!!!!←
頑張ります頑張りますと言ってダッシュ ε=ε=ε=ε=(∩≧o≦))
[削除]
05/26(Tue) 17:03
すみませーん
ジュン
私の展開が早すぎましたね。
せつなさん、ごめんなさいm(__)m
[削除]
05/26(Tue) 17:13
ジュンさん\(^o^)/
せつな
いえいえ!
書きたいと言ったのは私ですから(*^-^*)
こちらこそ、遅筆で申し訳ないです><
もうちょっとお時間頂けたら嬉しいので、他のお嬢様方の参戦を楽しみにしています!!
賢史君と翼cとジュンcの高校生活も読んでみたいな~~
そちらも是非よろしくです!←どさくさに紛れてリクするワタクシ(≧m≦)グッジョブ?
[削除]
05/28(Thu) 08:34
リクエストにお応えして膨らませてみる
小春
朝のHRが終わったところで空間を追い掛け、とりあえず手短に事情を説明して承認を得た賢史と翼は、職員室から、そのまま、一時間目の授業が行われる理科室に移動した。
回り道をしてきた賢史と翼を除く生徒のほとんどはもう理科室に入っていたものの、幸い、まだ数分の余裕を持って、二人はそれぞれの席につく事ができた。
翼
「……ふう……」
一息ついて賢史を振り返ると、賢史は、同じ班の生徒に話し掛けられていた。
でも、何か様子がおかしい。
どうやら、翼と二人で遅れてきた事で、周りの男子にからかわれているようだ。
そういえば、と、翼は気付いた。
学校は問題ない。
引っ越す前に両親がしっかり事情を説明してくれてあるし、担任の空間が家庭訪問に来てくれることにもなっている。
でも、クラスの生徒のほとんどは、翼と賢史の家庭の事情を知らない。
一年生から持ち上がりの同級生たちだ。
翼も賢史も揃って奥手で真面目だと分かっているので、事情を知ったところで、素直に受け入れてくれるだろう。
それでも、年頃の高校生にとって、クラスメイトが同じ家に暮らしているというのは、美味しい話題になるに違いなかった。
しかも、賢史の兄弟が全員、地元では有名な男前ばかりだ。
黙っていても注目されている家なのだ。
翼は、賢史が後輩のジュンを好きだと知っている。
賢史も、翼が泪の事を好きだとたぶん気付いている。
だから、本人たちは、互いを恋愛対象として意識した事は無い。
けれど、そんな事まで説明してしまうわけにはいかないから、周りはどう思うか分からない。
自分が一緒に暮らす事で、優しい幼馴染みの中でも特に心の優しい、大好きな賢史に迷惑がかからなければいいけれど、翼はそう願うしかなかった。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/29(Fri) 08:21
早速、バレちゃいました
ジュン
~放課後~
珍しく部活のない賢史は翼と連れだって教室を出た。
そのことをクラスの男子に冷やかされるが「うるさいぞ」の一言で済ましてしまう。
玄関に向かいながら翼が気遣わしげに声をかけた。
翼
「賢史くん、大丈夫?」
賢史
「うん?何がや?」
翼
「私とのこと冷やかされてるみたいだから。」
賢史
「そんなん、気にすることないで。一年の初めにもあったけど、すぐに収まったやん。」
「気にするな気にするな」と賢史は翼の背中をトントンと叩く。
賢史の言葉に翼の気持ちも軽くなっていく。
翼
「あっ、諒くん、ジュンちゃん。」
玄関から校門に向かうところで翼が声をあげる。
ジュン
「翼さん、藤守先輩。」
嬉しそうに振り返るジュン。その横では諒が不機嫌そうな顔で立っている。
賢史
「なんや、二人とも帰るところか?」
諒
「俺は一緒に帰りたくなかったんだけど……」
ジュン
「久しぶりだから一緒に帰ろうって。」
賢史の問いに二人が別々の答えをするので、賢史と翼は笑ってしまった。
そのまま、成り行きで四人で帰ることになった。
他愛のない話をしながら歩いていると後ろから走ってくる足音が聞こえた。
誠臣
「賢史、諒。」
追い付いてきたのは誠臣。
賢史
「誠兄、部活は?」
誠臣
「買い物に行こうと思ってな。休んだんだ。丁度いい。お前たち荷物を持つのを手伝ってくれ。」
賢史
「エエで。」
諒
「……」
誠臣
「翼は先に帰ってるといい。葵兄さんが帰っているはずだから。」
翼
「私も荷物持つよ?」
誠臣
「ありがとう。だが、賢史と諒がいれば大丈夫だ。」
誠臣が翼の頭を撫でていると控えめな声が聞こえた。
ジュン
「翼さんは藤守先輩たちと一緒に暮らしてるんですか?」
半信半疑というようなジュンの問い。
その問いに全員がしまったと思ったのか手で口を押さえる。
ジュン
「あ、あの……」
皆の態度に聞いてはいけないことを聞いてしまったと思ったジュンは言葉を探す。
賢史
「ち、違うねん!これは訳があって……」
賢史が慌ててジュンに事情を説明する。
ジュン
「そうだったんですか。ご両親が転勤で。」
翼
「そうなの。あと、このことは他の人には内緒にしてもらえると……」
翼の言葉に「はい」と笑顔で答えるジュン。
皆で胸を撫で下ろす。しかし、ジュンは何か考えているようで。
ジュン
「私、ここで失礼します。」
突然、そう告げるといつもとは違う道を曲がっていってしまった。
賢史
「えっ!?ちょっ、待て。誠兄、先にスーパー行ってて。」
賢史は慌ててジュンを追いかけた。
すぐにジュンに追い付くと、肩を掴む。
賢史
「玉木、急にどうしたんや?」
ジュン
「な、なんでもありません。」
なんでもないと言うが歯切れが悪い。
賢史
「……送ってくわ。」
二人で並んで歩き出す。
賢史
「翼との同居は何でもないで?」
恋人でもないジュンに言い訳がましいと思いながらも、変な誤解をされたくないと賢史はジュンに声をかける。
ジュン
「はい。わかってます。何かあるなら私に話してもらえないでしょうから。」
ニコリと微笑みながら言うジュンの顔は本当に変な疑いはないように見えた。
ジュン
「……でも、翼さんは藤守先輩と同じクラスで同じ家に住んでるんだって思うと、羨ましいです。」
賢史
「羨ましい?そ、それって……」
ジュンの言葉の真意がわからず、戸惑う。
しかし、ジュンはニコッと笑っただけで……。
ジュン
「家に着きましたから。送ってくださってありがとうございました。また、明日。」
それだけ言うとジュンは家の中に消えていった。
ジュンに同居がバレちゃいました。
翼ちゃんと賢史かんとジュンの絡みを書きたかったんだけど上手くいかず……
でも、ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
05/29(Fri) 10:27
~放課後・小学校組~
小春
翼
「(葵さんか……)」
一人になって、翼は、藤守家の二男、葵の顔を思い浮かべた。
桜大の光源氏、と呼ばれているのは翼も知っている。
その名の通りの美貌で、双子の泪とはまた違う魅力の持ち主だ。
いつも物腰やわらかで、翼にもとても優しい。
しかし、今回同居するにあたって、翼は慶史からも泪からも「葵と二人きりになるな」と言われている。
泪と葵が同室になったのも「葵が女を連れ込むのを防ぐためだ」と慶史が言っていたし、つまり、まあ、そういう前科のある人なんだろう。
時々街中などで見かけても、いつも女性に囲まれているし、あれだけモテれば無理もない、とは思うけれど。
翼
「(まーくんにはああ言われたけど、どうしようかな……)」
やっぱり誠臣と賢史の買い物に付き合おうか。でも、もう小春も帰宅する頃だろうし。
そんな事を思いながら軽く逡巡していると、当の小春が、太郎と二人で、家の方から走って来るのが見えた。
翼
「小春」
小春
「あっ、お姉ちゃん!」
お帰りなさあい、と笑顔で抱きついて来るのを受け止め、追い付いた太郎が「翼さん、こんにちは」とお辞儀をするのに挨拶を返してから、翼は、改めて小春を見た。
太郎も小春も、一度帰ってランドセルは下ろして来た様子。
手にしている黄色い横断バッグは、父親が静岡県に出張した際にお土産に買ってきた物で、小春のお気に入りだ。
その中には数冊の教科書やノートと筆記用具が入っている。おそらく宿題なのだろう。
翼
「どこへ……もしかして、昨日話していた、『秘密基地』に行くの?あ、『探偵事務所』だっけ?」
小春
「どっちの名前でもいいんだよ。『さくら庵』さんの三階なの。私と同じ名前のお姉さんのお部屋なんだよ」
その「お姉さん」からは、きちんと藤守家に説明の電話があった。
小学校の授業が終わった後、探偵クラブの5、6年生たちに、その部屋を貸す事にしたと。
それぞれの子供たちの家での夕食に障らない程度のおやつも出したりしながら、階下の食堂の仕事の合間に、時々、子供たちの様子を覗いて、家に帰るまでは、必要最小限の監督をしてくれると。
そこまでしてもらっていいのかという気はするが、子供たちは仲良しの友達と過ごせて大喜びだし、帰宅の遅い家庭にとっては、正直、有り難い場所だ。
太郎
「心配なら、翼さんも、一度、『探偵クラブ』の集まりを見に来ませんか?」
翼
「これから?」
太郎
「はい」
小春
「お姉ちゃんが宿題教えてくれるなんて、こうへいくんとか絶対喜ぶよ!」
家庭訪問までの時間引き伸ばし作戦継続中。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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06/02(Tue) 11:36
お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノ
とも
家庭訪問とな? なんか面白そうなので中学組もひっぱってみる←
~桜中学~
朝のHRが終わり、それぞれが次の授業の準備をしていると、教室を出て行ったはずの担任が分厚い用紙をかかえて戻ってきた。
担任
「よーし、今から抜き打ち学力テストを始めるぞー」
公平
「えぇーっ⁉︎ 急に言うのズルいよ! オレ、何にも勉強してないんだけど⁈」
担任
「だから『抜き打ち』だと言っただろう。今年は次の進路を決める大事な学年なんだ、日頃から勉強していれば、ちゃんとできるはずだぞ」
もっともな事を言われ静かになった生徒たちを横目に担任はテスト用紙を配り始め、学力テストが始まったのだった。
テストが終わった昼休み、公平は気力を使い果たして自席でぐったりとしていた。
とも
「藤守、ずいぶんダメージ受けてへん? ま、テストの成績なら大体予想はつくけどな~」
公平
「ちぇっ、どうせともちゃんはサクサク問題も解けて、今回も学年トップとるんでしょ? 部活もやってるのに、いつ勉強してるんだよ…」
とも
「そんなんええから、今日の部活の練習メニュー、ちゃんと考えといてや~」
バシッと背中を叩いて友達のところへ戻るともを見送ると、自分も気持ちを切り替えようとかみとペンを取り出した。
ありがちな学力テスト。
ちょっとはつながったかな~のパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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06/04(Thu) 21:13
書き直しすみません(スライディング土下座)
澪
あーー、やっぱり前の私のレスだけ時間軸狂いすぎなので削除して再度レスさせていただきますorz
申し訳ないですorz
桜大学、法学部校舎の講義室の一つ。
講義が始まるまでに時間があり、学生たちの談笑する声が溢れている。
その前方には、目立つ金髪が二つ並んで座っていた。
澪
「ふうん、アニってすごいんだ」
泪
「まあデキるわね。それは確かだわ。色々残念なだけで」
澪
「残念?」
泪
「そう。アニと葵を足して2で割ったらいいかも…いや2じゃまだ色々濃いかしら」
澪
「葵と?どういう………あ!!」
”桜大学の悪魔”と、見知らぬ金髪碧眼の美女の並ぶ姿に、周囲がチラチラと視線を送る中。
他の学生の目があるため女言葉の泪と話していた澪が、突然大声を上げた。
泪
「ちょっと、うるさいわよ。何?」
澪
「ごめんごめん!葵で思い出した。あのね、私今イトコのお姉ちゃん家に居候してて。それで、イトコに昨日泪たちと撮った写真見せたら葵のこと気に入っちゃって」
”セツナ姉の王子様”の話を伏せて澪が言うと、泪は呆れたように肘をついた。
泪
「ああ……で?紹介しろって?」
澪
「違う。葵一人だけの写真が欲しいんだって。で、泪に貰えばいいんだって思って!」
泪
「持ってないわよ。何でワタシが葵の写真なんか撮ってんのよ。気持ち悪い」
澪
「……やだ、確かに泪が葵の写真撮ってるとか気持ち悪いね~ごめーん!」
泪の言葉に何を想像したのか、澪が吹き出すように笑い出すと、泪は頬を引き攣らせた。
泪
「アンタはワタシにケンカ売ってんの?あ?」
澪
「やっだなーもう、冗談だってば。じゃあ葵に頼むしかないかなー。葵ってそういうの嫌がらない?」
泪
「いや、女の頼みなら大抵は大丈夫よ」
澪
「そうなの?じゃあ女でよかったー♪」
溜息混じりに答えた泪の目には、どこまでも能天気に見える澪が映っていた。
セツナ姉、写真待たせちゃってごめんね(T_T)←
必ず撮ってきますので!家庭訪問実現に向け繋げますので!しばしお待ちを!
考えます!書きます!
小中高生組とも何か積極的に関われたらな~と思うんですが、何かいいネタないかな~っとここでパース( ・ω・)ノ⌒●~*
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06/05(Fri) 21:40
澪さん、待ってたよー\(^o^)/
せつな
葵vision
あれは、泪と、・・・昨日の澪とかいう、泪のゼミ仲間か。
俺は、通りかかった廊下の窓から、研究室の中を覗いて、ドアを開ける手を止めた。
泪の傍に座り込んで、親密そうにしゃべっている。
あ、肩に手をかけた。
それを遠巻きに見ている周りの女の子の目がすごいことになってるの、気付いてないんだ?
いや、むしろ、気付いててやってるのかな。
・・・やるね。
泪目当てで、落とそうと狙っている態度を、隠そうともしていない。
同じゼミの女の子たちは、もれなく泪目当てだ。
但し、泪には好きな子がいる。
それはもう、見ているこっちが歯がゆいくらいの一途さで。
いくらアタックしても、当の本人は他の女の子なんて全く眼中にない態度だから、
全員で協定でも組んでるかのように同じような距離を保ってお互いをけん制しつつ泪に接しているというのに。
俺の方も似たようなものだから良く分かる。
まぁ、俺は適当に美味しく頂いちゃってるけどね。
基本、どの女の子も同じ。
普段は他の女の子たちとうまく輪を保ち、ちゃんと別にカレシまで持ってるくせに、
こっちが面白半分で声をかけると、獲物をGETしたように得意げな表情に変わる。
逆に、本気で俺の恋人になりたいって言い出す子は、
アイドルの追っかけ並に思い込みが激しかったり、果てはストーカーまがいの行動に出たり。
正直、こっちも遊んでやろうってくらいのスタンスじゃないとやってられない。
もちろん、相手は選ばせてもらってるけど。
俺は、ため息をついた。
そんな思いを、もう何年抱いているのか。・・・いつまで続くのか。
口に出せないやるさなさを、泪だけが理解してくれる。
血を分けた双子、
俺の大事な半身・・・
なのに、二卵性双生児の俺たちは、見た目も性格も行動も全く違う。
何も言わなくてもお互いを理解し合える、唯一無二の存在なのに、
・・・時々、どうしてこんなに苦しくなるんだろう。
目の前で、泪にベタベタ触りまくる女の姿を見ていると、益々胸がムカムカした。
『……なんだ、その、あの女、泪とお前のようだな』
アニの言葉が頭の奥でリフレインする。
泪とよく似た外見で、周囲にはばかること無く傍で笑うその存在を、
泪が許しているような雰囲気が、なおさら俺の苛立ちに拍車をかけた。
・・・もう限界。
そう思って研究室から遠ざかろうとしたところで、彼女が俺に気付いたようだった。
「あーーーっ!藤守葵!!!」
教室の中から大きな声をかけられて驚く。
しかも、いきなり呼び捨て。
周囲の視線が一気にこちらを向いた。
ほーーーーーーっほっほっほっ!
さぁ、澪さん!!
前フリつないで書き込みしましたよーw
葵クンは、どんなイジワルした写真をとらせてくださるのかしら?
なるべく、セツナ姉が見たら、ぶっちぎれそうなのをお願いしますね(≧▽≦)b
そのほうが、家庭訪問で葵クン見た時に面白いからww
・・・アレ?面白く書くのは、いったいダレダ??Σ(@д@ノ;)ノシマッタ!
[削除]
06/05(Fri) 21:49
待ってましたーヽ( ̄▽ ̄)ノ
小春
皆さんお待ちかねのせつなさんキター!
澪さんナイスアシスト!
家庭訪問を面白く書くのは誰って……
アオイストチームですよね?
そのためにともさんやジュンさんが頑張って繋いで下さったんですもの。
お願いしますよ(*ゝ`ω・)☆
一回まとめましょう。
小春
皆さんキャラ付けありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
~夜、櫻井家・藤守家~
今まで、翼が帰宅する時間には、母親と、先に学校が終わる小春が必ず家で待っていた。
寂しがりやの小春は、夕飯の支度をする母親の傍でいつも手伝いをしているのが常だった。
その母親も、厳しいけれど娘たちには優しくて、いつも小春を膝に乗せていた父親も、今日からはもういない。
だから翼は授業が終わると、スーパーに寄って買い物をし、息を切らすほど急いで帰宅した。
鍵を開け、家に入るなり、翼は妹の名前を呼ぶ。
翼
「ただいま。小春、ごめんね遅くなっちゃって。すぐに、夕飯支度するからね、……小春?」
……返事が無い。
それでも名前を呼びながら扉を開けてゆくと、居間のテーブルの上に、メモが置いてあった。
小春の字だ。
《おねえちゃん、お帰りなさい。
まーくんが呼びに来てくれたので、おとなりにいます。
おねえちゃんとわたしのぶんまでお夕飯を作ってくれてあるそうなので、おねえちゃんも、何も食べずにおとなりに来てくださいとのことです。
16時小春》
翼は隣の誠臣の好意に対して申し訳なさを感じながらも、ほっとしていた。
小春は五年生にしては精神年齢の高い落ち着いた子供だけれど、寂しがりやで、怖がりだ。
誰もいない家で、一人で翼を待っているよりも、大勢のお兄ちゃんたちのいるお隣にいさせてもらう方が安心に決まっている。
翼は、着替えだけを済ませると、学校帰りにスーパーで買い物をしてきた食材の入ったエコバッグを手土産に、隣の藤守家のドアを開いた。
昔から、自分の家だと思って遠慮するな、ノックもチャイムも不要だと言われている。
翼
「ただいま。お邪魔しまーす」
小春の声
「あっ!お姉ちゃんだ!」
すぐに、小春が飛び出して来た。
その後ろから、誠臣と慶史が出てくる。
小春
「お帰りなさい!」
翼
「ただいま。慶史さん、まーくん、小春を見ててくれてありがとう。遅くなってごめんね」
誠臣と慶史が、気にするな、と声を揃えた。
慶史
「おまえ達の事は、櫻井のおじさんおばさんに頼まれてる。全員でスケジュールを調整して、おまえ達が帰宅する頃、うちはいつも誰かがいるようにしているからな」
慶史はぶっきらぼうだが、実は真面目で優しい。
隣で、エプロン姿の誠臣が微笑んだ。
誠臣
「それより、腹が減っただろう。ダイニングに支度が出来ているから食べろ」
翼
「うん!」
ひとまず全員帰宅させましょう。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/14(Thu) 17:46
高校生・中学生帰宅
ジュン
賢史
「ただいまぁ。」
諒
「……ただいま。」
公平
「ただいまー。」
翼たちがテーブルにつこうとした時、玄関が賑やかになる。
部活を終えた賢史と公平。
そして、屋上でうたた寝をしていて遅くなった諒が揃って帰宅したのだ。
小春
「皆、お帰りなさーい。」
小春がパタパタと玄関に迎えに行く。
賢史
「お~、小春。ご飯食べたか?翼も来てるんやろ?」
小春
「今から食べるとこだよ。」
公平
「あ~、お腹減ったぁ。」
小春を囲み3人がダイニングへやってくる。
翼
「おかえりなさい。」
誠臣
「お前たちもご飯の支度できてるぞ。その前にちゃんと手を洗えよ。」
誠臣の言葉に3人は揃って返事をし、手を洗ってテーブルについた。
みんな揃ってご飯が食べられるか?
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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05/14(Thu) 21:14
タイトルを思い出した
小春
慶史
「それでは、いただきます」
今日は大学のコンパに誘われたので夕食は外で済ませてくる、と連絡のあった泪と葵を除く全員が、ダイニングテーブルを囲んで手を合わせた。
全員
「いただきます!」
行儀の良いのはそこまでで、次の瞬間からは、壮絶なおかずの奪い合いが始まる。
公平
「賢兄ちゃん、それ俺が目をつけてたトンカツ!」
賢史
「そんなん知るか!お前こそ、なんで俺の縄張りから玉子焼きを取るねん!」
誠臣
「こら!ちゃんと銘々に装ってあるだろうが!」
慶史
「太郎、嫌いな野菜を俺の皿に移すな残さず食え!」
昔から何度も見てきた食事風景とはいえ、六人の男たちがテーブルの上の食べ物を奪い合う様は、圧巻であった。
翼は箸を持ったまま呆れ、小春はケラケラ笑いながら、大の男たちがテーブルの真ん中に積み上げられたハンバーグの山を瞬く間に平らげていくのを眺めている。
誠臣
「お前ら、いいかげんにしろ!翼と小春がびっくりしてるだろう!」
誠臣の一喝で、全員の動きが一瞬、止まる。
次の瞬間、全員がそれぞれ箸で掴んでいたおかずを翼と小春の前にある皿の上にそっと置き、箸が空いたところで、再び争奪戦を始めた。
一応、気を使ってくれたらしい。
誠臣
「そうじゃなくて!」
翼
「だ、大丈夫だよまーくん。私たちに遠慮しないで、たくさん食べて。こーちゃん、私のカツも食べる?」
公平
「いいの?」
聞くのと同時に、翼のカツは公平の口の中へ。
慶史
「こら公平!」
太郎
「小春さんには僕の玉子焼きをあげます」
小春
「ありがとう!」
もう何が何だか。
それでも、小春が嬉しそうな顔をしている事が、翼には嬉しい。
公平
「ねえ、もうさ、翼ちゃんと小春ちゃんも、うちに住んじゃえば?」
公平が何気無く言って笑った途端、食卓の周りの時間が止まった。
しん、となった空気の中で、真っ先に我にかえったのは、翼だった。
翼
「そんなこと!」
賢史
「なんで?ええやん!」
公平
「でしょ、でしょ?」
諒
「……俺は、構わない」
太郎
「僕も賛成です」
何だかおかしな雲行きになってきた。
流れを変えなければと年長者の二人を見れば、なにやらぼそぼそ相談していて、間もなくその答えは出た。
誠臣
「いいんじゃないか。部屋なら、二階の泪の隣がひとつ空いているし」
慶史
「うむ」
慶史と誠臣は、藤守家の両親が不在の時には、この家の実質的な責任者と管理者である。
この二人がうんと言えば、それはもう許可が下りたことになるのだった。
翼
「で、で、で、でも!」
太郎
「小春さんは、僕と一緒の部屋でもいいですよね」
小春
「うん」
翼
「こ、小春、だめだよ。そこまで甘えられない」
誠臣
「お前らがこちらで過ごす事で、櫻井家の食費と光熱費はだいぶ浮かせられるはずだ。その一部を、生活費としてうちに入れてくれればいい」
慶史
「うむ。それでもかなり節約になるはずだぞ」
小春がいるのでアルバイトも出来ず、赴任先の両親から仕送りされるお金だけで全てをまかなわなければならない翼にすれば、それは願ってもない提案だけれど。
そこまで甘えていいのかという気がするし、そもそも。
……泪さんと一緒の家で暮らすなんて。
こんなにたくさんの兄弟が同居しているのだから、間違いなんか起きるはずがないけど、でも。
……毎日、泪さんに会えるなんて。
小春
「お姉ちゃん、どうしても、だめ?」
涙ぐむ小春に、翼の胸が疼く。
翼
「……小春……」
翼は、早くもあらかた食事を終えた全員が、自分の方を見つめて、決断をくだすのを待っていることに気付いた。
翼
「……みんなが、いいなら……」
多数決で押しきられるような形で、翼は頷いた。
こうして、翼と小春が藤守家で共同生活をする事は、葵と泪以外の全員一致で、決定したのだった。
「善は急げ」とその晩から藤守家に寝泊まりする事になった翼と小春。
さて、この先どうなる?
で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
[削除]
05/16(Sat) 12:33
同居といったらこれじゃないですか?
澪
あああ私もう次の日かと思ってました勝手に進めてスミマセン(T_T)
読みにくいですよねorz順番変えられないなら一旦削除でもいいでしょうか?
夕食の片付けを手伝った後、翼と小春は一度家に戻り、着替えや学校の用意などを手に、再び藤守家にやって来た。
翼
「あの、本当にごめんね……何から何までお世話になって」
リビングで居合わせた誠臣に翼が声を掛けると、誠臣は優しく小春の頭を撫でた。
誠臣
「何言ってるんだ、気にするな。俺たちはもともと家族みたいなものだろう。な、小春」
小春
「うん」
家族同然の存在とはいえ恐縮しきりの翼だったが、やはり小春の嬉しそうな笑顔が、何よりも嬉しい。
翼
「お世話になります。よろしくお願いします。ほら、小春も」
小春
「お世話になります、よろしくお願いします」
誠臣
「はは、いいよ。まあ見ての通りだから、こちらこそ翼たちに世話になることが多いだろうし、よろしくな」
優しく微笑む誠臣に安心した翼に、背後から慶史が声を掛けた。
慶史
「おい、風呂沸いてるぞ。先に入れ」
誠臣
「ああ、入ってくるといい」
翼
「え、でも」
誠臣
「いいから。な」
さすがにそれは悪い、と何度も遠慮した翼だったが、結局、誠臣に押し切られるかたちで入浴することになった。
翼
「はあ……」
温かいお湯に浸かり、怒涛のように過ぎた一日を思う。
朝、両親を見送って──これから小春と二人暮らしになる、はずだった。
それが、今では隣の藤守家で暮らすことになっている。
翼
「(しかも泪さんの隣の部屋って……)」
緊張と嬉しさと、気恥ずかしさと。
色んな感情が綯い交ぜになって、翼は顔が熱くなっていくのを感じた。
それに気付き、慌てて風呂場から出て脱衣所で服を着た時だった。
ガチャッ
泪
「…………」
翼
「!!」
突然開いたドアに翼が顔を上げると、そこには目を見開いたまま固まった泪がいた。
共同生活、となるとベタながら昔読んだ漫画的展開を思い出した私。
小春日和的にマイルドに服着せましたけどね←
それではパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
[削除]
05/16(Sat) 13:12
こちらこそすみません。(しかも気を遣っていただいて(笑))
小春
流れはきっと澪さんが工夫してくださったので、問題ないですよね?
~藤守家、脱衣所~
泪
「えっ、翼?!」
翼
「ご、ごめんなさい!ももももう私先にお風呂頂いたので、すぐ!すぐ出ます!」
泪の姿を見て、顔に熱が集まると同時に口からは支離滅裂な言葉が溢れ出す。
泪
「い、いや俺こそ、驚かせて悪かった、ていうか、お前今、出たのか。それならもう少し早く来ればよかったな、ははは、じゃなくて」
どうやら、動転したのは、入ってきた泪の方も同じだったようで。
それでも、次の瞬間にはどうやら状況を把握したらしいのは、さすがというか。
泪
「…もしかして、お前、これからこっちに住むのか」
翼
「う、うん。あの、泪さんの、隣の部屋に…よろしく、お願いします」
泪
「お前が、隣に?」
その時、泪の背後で扉が開いた。
葵
「泪!風呂はだめだ、翼ちゃんが!…って、遅かった?…それとも、俺、まだ早かった?」
泪
「余計な事言うな!」
にやにやと意味ありげな顔で二人を見比べる葵の言葉に、なぜか、風呂上がりの翼より、赤くなる泪であった。
私もベタに少しだけ。
では、パース(^_^)/⌒○
05/16(Sat) 15:26
ベタ万歳\(^o^)/
せつな
しつちょー改め、泪くんカワイイ~~( *´艸`)
ワタクシも調子に乗ってガンガン進めて、スミマセンm(__)m
でも、これで『魅惑の家庭訪問』ががががが(≧▽≦)
先にカキカキしておきますので、皆様早くそこまで書き進めてくださいませφ(..)←なんてやつだΣ(゚Д゚)
あ、澪ちゃん、葵くんの写真ヨロシクね(V)o¥o(V)←
[削除]
05/16(Sat) 15:46
せつなさんもすみません
小春
ちょっと序盤から舞台とキャラが広がりすぎたので、時間軸調整させていただきましたすみません。(主に小学生組の暴走で←)
せつな先生は翼ちゃん&賢史くんの担任という事でいいんですよね。
まさかの葵さんが面談ですか?もう面白いんですけど(笑)
みなさん、頑張って家庭訪問まで持っていきましょう。
よろしくです。
[削除]
05/18(Mon) 19:17
夜
ジュン
みんなが寝静まった夜、翼は眠れずに時間を過ごしていた。
隣の部屋に泪がいると思うだけで、なかなか寝付けずにいた。
隣の部屋の泪も同じように眠れずにいた。
まさか翼が一緒に住むようになるなんて……
隣の部屋の微かな音にも全神経が反応してしまう。
これから、毎晩こんな夜を過ごすのか……
翌朝
泪
「葵!毎日俺のベッドに潜り込むな!」
少しだけ書いてみました。
さあ、新しい朝の始まりですよ。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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05/26(Tue) 04:14
ジュンさんの泪さん&葵さんは可愛いなあ(´∇`)
小春
藤守家の二男と三男である双子、葵と泪が、朝からぶつぶつ言い合いながら、寝室を出て階段を降りてくる。
泪
「……」
葵
「泪、泪。起きろよ。階段で寝るとアブナイよ。もう、相変わらず寝起き悪いなあ……!」
泪
「……お前が潜り込んで来るから寝不足なんだろうが……」
葵
「お前と逆で、俺は寝付きが悪いの。体温で温まった頃に泪の布団に入ると、気持ちよく眠れるんだもん」
泪
「なーにが『だもん』だ、ふざけんなよ。……翼が隣の部屋に寝てると思うだけでも眠れないってのに……ッ!」
翼
「……あ……」
泪が不満を漏らした、ちょうど、その時。
あと、もう二段で階段が終わるというところで、二人は、階段の下を通り掛かった翼と鉢合わせた。
しまった、聞かれたか。
葵
「おはよう、翼ちゃん。昨夜はどう、よく眠れた?」
何事もなかった風を装って、葵が翼に微笑みかけた。
翼
「あ、あの、はい、おかげさまで、よく、眠れました」
翼も、咄嗟に笑顔を返してくる。
けれど、その顔色を見れば、彼女が気を遣って嘘を言ったのは、一目瞭然だ。
逆に二人の表情を見て自分の嘘が通用しなかった事を悟った翼が、取り繕うのをやめて頭を下げる。
翼
「あの、ごめんなさい、泪さん。私が隣にいたせいで、気になって、眠れなかったんですよね」
やっぱり聞かれていたか……
胸の内で舌打ちをしながら、葵と泪は懸命に言い訳を始めた。
泪
「そんな事ない」
自宅の中だから、本来なら泪の言葉遣いはオカマ口調ではないはずなのだが、どういうわけか、翼の前だと、泪は男言葉になったり女言葉になったりする。
葵
「そうだよ。泪が寝不足なのは俺が泪のベッドに潜り込んだからで、きみは悪くない」
翼
「でも、さっき……」
なんでそんなに遠慮するんだ。
昔みたいに、もっと気楽にしろよ。
お前はここにいていいんだ。
むしろ、俺は嬉しかった。
お前がいてくれる事が嬉しくて、気が昂って、だから眠れなかっただけなんだ。
そう、言ってやろうとして。
泪
「気にするなって言ってるだろ。お前のせいじゃないんだから」
思ったより、きつい声が出てしまった。
翼
「……ごめんなさい」
ああ。
傷付けた。
まるで「お前は関係ない」と言ってしまったようだ。
そんなつもりで言ったんじゃない、そんな顔をさせたかったんじゃない。
それなのに。
泪
「翼、違う。俺」
翼
「もう、朝ご飯、出来てますよ」
同時に言ってしまい、同時に次の言葉を飲み込んでしまう。
一瞬の沈黙の合間に、ダイニングの方角から、朝食だと告げる誠臣の大きな声が聞こえてきた。
葵
「……泪、とにかくご飯を頂こう。翼ちゃんも、登校しなくちゃ」
翼
「はい」
泪
「…………」
先にダイニングに足を向けた二人から数歩遅れて、泪も足を踏み出した。
そして、伸ばした手で、いきなり、翼の髪をくしゃくしゃと掻き回す。
翼
「きゃあっ?!」
葵
「あ、こら泪!」
ついさっき鏡の前でセットしてきたばかりの髪。
驚いて振り返った翼と葵は、仕出かした泪に、何を、と問おうとして……咄嗟に、声が出なくなった。
まだ翼の頭に手を乗せたままの泪が、爆発しそうなものを抑え込んでいるような、真剣で、そして、赤い顔をしていたからだ。
泪
「本当に、迷惑なんかじゃない。だから、どこへも、行くなよ」
その顔で真っ直ぐに見つめられて、こわばっていた翼の顔にも、ぽっ、と朱色が差す。
泪
「返事」
翼
「……はい」
よし、ともう一度、今度はその手で翼の頭を撫でてから手を離し、泪は、ずんずんと先に歩き出した。
翼
「……」
目をぱちくりさせながら今の出来事を頭の中で再生し、じわじわと幸せな気持ちに浸り始めたらしい翼を、傍らから、複雑な表情で葵が見ている。
葵
「……行こうか、翼ちゃん」
翼
「あっハイ!」
弾かれたように慌てて駆け出し、泪の背中を追う翼の背中を見つめながら、葵は、誰にも聞こえないように、小さく溜め息をついた。
登校してからも、教室に入って自分の席についてからも、翼は今朝の出来事を思い出して、一人温かな気持ちでいた。
良かった、泪さんに邪魔だと思われていなくて。
それに、と、翼は思った。
あんな風に泪さんと話したの、いつ以来だったろう。
頭に乗せられた温かくて大きな掌から、伝わってきた。
乱暴で不器用だけど、泪さんの言葉や態度には飾りが無いぶん、真っ直ぐに心に届く。
気にするな、お前のせいじゃない。
迷惑じゃない、だから、どこへも行くな。
……なんでそんなに遠慮するんだ。
……昔みたいに、もっと気楽にしろよ。
……お前はここにいていいんだ。
そんな風に言われたような気がした。
翼
「……」
知らず知らず頬が緩んでいたのか。
いつの間にか机の傍らに賢史が立っていた事にも、翼は気付かなかった。
高校です。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
[削除]
05/26(Tue) 08:40
家庭訪問
ジュン
賢史
「……ばさ、翼!」
何度目かの呼び掛けにようやく翼は顔を上げた。
翼
「えっ、け、賢史くん?どうした
の?」
賢史
「どないしたん?ニヤニヤしながらボーッとして。」
翼
「ニヤニヤなんてしてないよ!」
翼は慌てて手で顔を隠す。泪のことを思い出して知らず知らずに頬が緩んでいたらしい。
賢史
「まっ、いいけどな。ところで、HRの話聞いてたか?」
翼が今朝のことを思い返しているうちに朝のHRは終わっていたらしい。
翼
「聞いてなかった……何だったの?」
賢史
「家庭訪問やって。」
翼
「家庭訪問?」
翼の家には今、両親はいない。その事は先生も知っているはずだから自分には関係ないことのように思えた。
賢史
「空間先生に事情を話して俺と一緒にしてもらったらどうや?」
翼
「一緒に?」
賢史
「そうや。まあ、兄貴のうちの誰かになるやろうけど。お前も先生には事情を知ってもらってた方がいいやろ?」
藤守家に居候していることを知っておいてもらう。確かに賢史の言うことには一理ある。
翼
「でも、私の分まで先生の話を聞くなんて、お兄さんたちに迷惑にならないかな?」
賢史
「そんなん、一人も二人も同じやろ。」
翼
「そうかな?でも、先生には話しておいた方がいいよね。」
賢史
「そうやろ?じゃあ、先生とこ行くか。」
~職員室~
せつな
「なるほどね。わかりました。じゃあ、櫻井さんと藤守くんは一緒に藤守くんのお兄さんにお話をすればいいのね。」
翼
「よろしくお願いします。」
どうなる!?家庭訪問!
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
05/26(Tue) 16:27
家庭訪問キターΣ(゚Д゚)
せつな
・・・・・・・・
早。
すみませんすみません追いついてません(ノДT)・゜・。
どうか、自サイト某□J★が終わるまで、別のキャラ天界、じゃなかった展開お願いします~~←ホントに「てんかい」って打ったら、「天界」って出た(*_*)
ほ、ほら、小学生の探偵団~~とか、中学生の部活~~~とか、
あ!セツナ姉はまだ澪ちゃんから写真も貰ってないし!!!!←
頑張ります頑張りますと言ってダッシュ ε=ε=ε=ε=(∩≧o≦))
[削除]
05/26(Tue) 17:03
すみませーん
ジュン
私の展開が早すぎましたね。
せつなさん、ごめんなさいm(__)m
[削除]
05/26(Tue) 17:13
ジュンさん\(^o^)/
せつな
いえいえ!
書きたいと言ったのは私ですから(*^-^*)
こちらこそ、遅筆で申し訳ないです><
もうちょっとお時間頂けたら嬉しいので、他のお嬢様方の参戦を楽しみにしています!!
賢史君と翼cとジュンcの高校生活も読んでみたいな~~
そちらも是非よろしくです!←どさくさに紛れてリクするワタクシ(≧m≦)グッジョブ?
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05/28(Thu) 08:34
リクエストにお応えして膨らませてみる
小春
朝のHRが終わったところで空間を追い掛け、とりあえず手短に事情を説明して承認を得た賢史と翼は、職員室から、そのまま、一時間目の授業が行われる理科室に移動した。
回り道をしてきた賢史と翼を除く生徒のほとんどはもう理科室に入っていたものの、幸い、まだ数分の余裕を持って、二人はそれぞれの席につく事ができた。
翼
「……ふう……」
一息ついて賢史を振り返ると、賢史は、同じ班の生徒に話し掛けられていた。
でも、何か様子がおかしい。
どうやら、翼と二人で遅れてきた事で、周りの男子にからかわれているようだ。
そういえば、と、翼は気付いた。
学校は問題ない。
引っ越す前に両親がしっかり事情を説明してくれてあるし、担任の空間が家庭訪問に来てくれることにもなっている。
でも、クラスの生徒のほとんどは、翼と賢史の家庭の事情を知らない。
一年生から持ち上がりの同級生たちだ。
翼も賢史も揃って奥手で真面目だと分かっているので、事情を知ったところで、素直に受け入れてくれるだろう。
それでも、年頃の高校生にとって、クラスメイトが同じ家に暮らしているというのは、美味しい話題になるに違いなかった。
しかも、賢史の兄弟が全員、地元では有名な男前ばかりだ。
黙っていても注目されている家なのだ。
翼は、賢史が後輩のジュンを好きだと知っている。
賢史も、翼が泪の事を好きだとたぶん気付いている。
だから、本人たちは、互いを恋愛対象として意識した事は無い。
けれど、そんな事まで説明してしまうわけにはいかないから、周りはどう思うか分からない。
自分が一緒に暮らす事で、優しい幼馴染みの中でも特に心の優しい、大好きな賢史に迷惑がかからなければいいけれど、翼はそう願うしかなかった。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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05/29(Fri) 08:21
早速、バレちゃいました
ジュン
~放課後~
珍しく部活のない賢史は翼と連れだって教室を出た。
そのことをクラスの男子に冷やかされるが「うるさいぞ」の一言で済ましてしまう。
玄関に向かいながら翼が気遣わしげに声をかけた。
翼
「賢史くん、大丈夫?」
賢史
「うん?何がや?」
翼
「私とのこと冷やかされてるみたいだから。」
賢史
「そんなん、気にすることないで。一年の初めにもあったけど、すぐに収まったやん。」
「気にするな気にするな」と賢史は翼の背中をトントンと叩く。
賢史の言葉に翼の気持ちも軽くなっていく。
翼
「あっ、諒くん、ジュンちゃん。」
玄関から校門に向かうところで翼が声をあげる。
ジュン
「翼さん、藤守先輩。」
嬉しそうに振り返るジュン。その横では諒が不機嫌そうな顔で立っている。
賢史
「なんや、二人とも帰るところか?」
諒
「俺は一緒に帰りたくなかったんだけど……」
ジュン
「久しぶりだから一緒に帰ろうって。」
賢史の問いに二人が別々の答えをするので、賢史と翼は笑ってしまった。
そのまま、成り行きで四人で帰ることになった。
他愛のない話をしながら歩いていると後ろから走ってくる足音が聞こえた。
誠臣
「賢史、諒。」
追い付いてきたのは誠臣。
賢史
「誠兄、部活は?」
誠臣
「買い物に行こうと思ってな。休んだんだ。丁度いい。お前たち荷物を持つのを手伝ってくれ。」
賢史
「エエで。」
諒
「……」
誠臣
「翼は先に帰ってるといい。葵兄さんが帰っているはずだから。」
翼
「私も荷物持つよ?」
誠臣
「ありがとう。だが、賢史と諒がいれば大丈夫だ。」
誠臣が翼の頭を撫でていると控えめな声が聞こえた。
ジュン
「翼さんは藤守先輩たちと一緒に暮らしてるんですか?」
半信半疑というようなジュンの問い。
その問いに全員がしまったと思ったのか手で口を押さえる。
ジュン
「あ、あの……」
皆の態度に聞いてはいけないことを聞いてしまったと思ったジュンは言葉を探す。
賢史
「ち、違うねん!これは訳があって……」
賢史が慌ててジュンに事情を説明する。
ジュン
「そうだったんですか。ご両親が転勤で。」
翼
「そうなの。あと、このことは他の人には内緒にしてもらえると……」
翼の言葉に「はい」と笑顔で答えるジュン。
皆で胸を撫で下ろす。しかし、ジュンは何か考えているようで。
ジュン
「私、ここで失礼します。」
突然、そう告げるといつもとは違う道を曲がっていってしまった。
賢史
「えっ!?ちょっ、待て。誠兄、先にスーパー行ってて。」
賢史は慌ててジュンを追いかけた。
すぐにジュンに追い付くと、肩を掴む。
賢史
「玉木、急にどうしたんや?」
ジュン
「な、なんでもありません。」
なんでもないと言うが歯切れが悪い。
賢史
「……送ってくわ。」
二人で並んで歩き出す。
賢史
「翼との同居は何でもないで?」
恋人でもないジュンに言い訳がましいと思いながらも、変な誤解をされたくないと賢史はジュンに声をかける。
ジュン
「はい。わかってます。何かあるなら私に話してもらえないでしょうから。」
ニコリと微笑みながら言うジュンの顔は本当に変な疑いはないように見えた。
ジュン
「……でも、翼さんは藤守先輩と同じクラスで同じ家に住んでるんだって思うと、羨ましいです。」
賢史
「羨ましい?そ、それって……」
ジュンの言葉の真意がわからず、戸惑う。
しかし、ジュンはニコッと笑っただけで……。
ジュン
「家に着きましたから。送ってくださってありがとうございました。また、明日。」
それだけ言うとジュンは家の中に消えていった。
ジュンに同居がバレちゃいました。
翼ちゃんと賢史かんとジュンの絡みを書きたかったんだけど上手くいかず……
でも、ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
05/29(Fri) 10:27
~放課後・小学校組~
小春
翼
「(葵さんか……)」
一人になって、翼は、藤守家の二男、葵の顔を思い浮かべた。
桜大の光源氏、と呼ばれているのは翼も知っている。
その名の通りの美貌で、双子の泪とはまた違う魅力の持ち主だ。
いつも物腰やわらかで、翼にもとても優しい。
しかし、今回同居するにあたって、翼は慶史からも泪からも「葵と二人きりになるな」と言われている。
泪と葵が同室になったのも「葵が女を連れ込むのを防ぐためだ」と慶史が言っていたし、つまり、まあ、そういう前科のある人なんだろう。
時々街中などで見かけても、いつも女性に囲まれているし、あれだけモテれば無理もない、とは思うけれど。
翼
「(まーくんにはああ言われたけど、どうしようかな……)」
やっぱり誠臣と賢史の買い物に付き合おうか。でも、もう小春も帰宅する頃だろうし。
そんな事を思いながら軽く逡巡していると、当の小春が、太郎と二人で、家の方から走って来るのが見えた。
翼
「小春」
小春
「あっ、お姉ちゃん!」
お帰りなさあい、と笑顔で抱きついて来るのを受け止め、追い付いた太郎が「翼さん、こんにちは」とお辞儀をするのに挨拶を返してから、翼は、改めて小春を見た。
太郎も小春も、一度帰ってランドセルは下ろして来た様子。
手にしている黄色い横断バッグは、父親が静岡県に出張した際にお土産に買ってきた物で、小春のお気に入りだ。
その中には数冊の教科書やノートと筆記用具が入っている。おそらく宿題なのだろう。
翼
「どこへ……もしかして、昨日話していた、『秘密基地』に行くの?あ、『探偵事務所』だっけ?」
小春
「どっちの名前でもいいんだよ。『さくら庵』さんの三階なの。私と同じ名前のお姉さんのお部屋なんだよ」
その「お姉さん」からは、きちんと藤守家に説明の電話があった。
小学校の授業が終わった後、探偵クラブの5、6年生たちに、その部屋を貸す事にしたと。
それぞれの子供たちの家での夕食に障らない程度のおやつも出したりしながら、階下の食堂の仕事の合間に、時々、子供たちの様子を覗いて、家に帰るまでは、必要最小限の監督をしてくれると。
そこまでしてもらっていいのかという気はするが、子供たちは仲良しの友達と過ごせて大喜びだし、帰宅の遅い家庭にとっては、正直、有り難い場所だ。
太郎
「心配なら、翼さんも、一度、『探偵クラブ』の集まりを見に来ませんか?」
翼
「これから?」
太郎
「はい」
小春
「お姉ちゃんが宿題教えてくれるなんて、こうへいくんとか絶対喜ぶよ!」
家庭訪問までの時間引き伸ばし作戦継続中。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒○
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06/02(Tue) 11:36
お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノ
とも
家庭訪問とな? なんか面白そうなので中学組もひっぱってみる←
~桜中学~
朝のHRが終わり、それぞれが次の授業の準備をしていると、教室を出て行ったはずの担任が分厚い用紙をかかえて戻ってきた。
担任
「よーし、今から抜き打ち学力テストを始めるぞー」
公平
「えぇーっ⁉︎ 急に言うのズルいよ! オレ、何にも勉強してないんだけど⁈」
担任
「だから『抜き打ち』だと言っただろう。今年は次の進路を決める大事な学年なんだ、日頃から勉強していれば、ちゃんとできるはずだぞ」
もっともな事を言われ静かになった生徒たちを横目に担任はテスト用紙を配り始め、学力テストが始まったのだった。
テストが終わった昼休み、公平は気力を使い果たして自席でぐったりとしていた。
とも
「藤守、ずいぶんダメージ受けてへん? ま、テストの成績なら大体予想はつくけどな~」
公平
「ちぇっ、どうせともちゃんはサクサク問題も解けて、今回も学年トップとるんでしょ? 部活もやってるのに、いつ勉強してるんだよ…」
とも
「そんなんええから、今日の部活の練習メニュー、ちゃんと考えといてや~」
バシッと背中を叩いて友達のところへ戻るともを見送ると、自分も気持ちを切り替えようとかみとペンを取り出した。
ありがちな学力テスト。
ちょっとはつながったかな~のパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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06/04(Thu) 21:13
書き直しすみません(スライディング土下座)
澪
あーー、やっぱり前の私のレスだけ時間軸狂いすぎなので削除して再度レスさせていただきますorz
申し訳ないですorz
桜大学、法学部校舎の講義室の一つ。
講義が始まるまでに時間があり、学生たちの談笑する声が溢れている。
その前方には、目立つ金髪が二つ並んで座っていた。
澪
「ふうん、アニってすごいんだ」
泪
「まあデキるわね。それは確かだわ。色々残念なだけで」
澪
「残念?」
泪
「そう。アニと葵を足して2で割ったらいいかも…いや2じゃまだ色々濃いかしら」
澪
「葵と?どういう………あ!!」
”桜大学の悪魔”と、見知らぬ金髪碧眼の美女の並ぶ姿に、周囲がチラチラと視線を送る中。
他の学生の目があるため女言葉の泪と話していた澪が、突然大声を上げた。
泪
「ちょっと、うるさいわよ。何?」
澪
「ごめんごめん!葵で思い出した。あのね、私今イトコのお姉ちゃん家に居候してて。それで、イトコに昨日泪たちと撮った写真見せたら葵のこと気に入っちゃって」
”セツナ姉の王子様”の話を伏せて澪が言うと、泪は呆れたように肘をついた。
泪
「ああ……で?紹介しろって?」
澪
「違う。葵一人だけの写真が欲しいんだって。で、泪に貰えばいいんだって思って!」
泪
「持ってないわよ。何でワタシが葵の写真なんか撮ってんのよ。気持ち悪い」
澪
「……やだ、確かに泪が葵の写真撮ってるとか気持ち悪いね~ごめーん!」
泪の言葉に何を想像したのか、澪が吹き出すように笑い出すと、泪は頬を引き攣らせた。
泪
「アンタはワタシにケンカ売ってんの?あ?」
澪
「やっだなーもう、冗談だってば。じゃあ葵に頼むしかないかなー。葵ってそういうの嫌がらない?」
泪
「いや、女の頼みなら大抵は大丈夫よ」
澪
「そうなの?じゃあ女でよかったー♪」
溜息混じりに答えた泪の目には、どこまでも能天気に見える澪が映っていた。
セツナ姉、写真待たせちゃってごめんね(T_T)←
必ず撮ってきますので!家庭訪問実現に向け繋げますので!しばしお待ちを!
考えます!書きます!
小中高生組とも何か積極的に関われたらな~と思うんですが、何かいいネタないかな~っとここでパース( ・ω・)ノ⌒●~*
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06/05(Fri) 21:40
澪さん、待ってたよー\(^o^)/
せつな
葵vision
あれは、泪と、・・・昨日の澪とかいう、泪のゼミ仲間か。
俺は、通りかかった廊下の窓から、研究室の中を覗いて、ドアを開ける手を止めた。
泪の傍に座り込んで、親密そうにしゃべっている。
あ、肩に手をかけた。
それを遠巻きに見ている周りの女の子の目がすごいことになってるの、気付いてないんだ?
いや、むしろ、気付いててやってるのかな。
・・・やるね。
泪目当てで、落とそうと狙っている態度を、隠そうともしていない。
同じゼミの女の子たちは、もれなく泪目当てだ。
但し、泪には好きな子がいる。
それはもう、見ているこっちが歯がゆいくらいの一途さで。
いくらアタックしても、当の本人は他の女の子なんて全く眼中にない態度だから、
全員で協定でも組んでるかのように同じような距離を保ってお互いをけん制しつつ泪に接しているというのに。
俺の方も似たようなものだから良く分かる。
まぁ、俺は適当に美味しく頂いちゃってるけどね。
基本、どの女の子も同じ。
普段は他の女の子たちとうまく輪を保ち、ちゃんと別にカレシまで持ってるくせに、
こっちが面白半分で声をかけると、獲物をGETしたように得意げな表情に変わる。
逆に、本気で俺の恋人になりたいって言い出す子は、
アイドルの追っかけ並に思い込みが激しかったり、果てはストーカーまがいの行動に出たり。
正直、こっちも遊んでやろうってくらいのスタンスじゃないとやってられない。
もちろん、相手は選ばせてもらってるけど。
俺は、ため息をついた。
そんな思いを、もう何年抱いているのか。・・・いつまで続くのか。
口に出せないやるさなさを、泪だけが理解してくれる。
血を分けた双子、
俺の大事な半身・・・
なのに、二卵性双生児の俺たちは、見た目も性格も行動も全く違う。
何も言わなくてもお互いを理解し合える、唯一無二の存在なのに、
・・・時々、どうしてこんなに苦しくなるんだろう。
目の前で、泪にベタベタ触りまくる女の姿を見ていると、益々胸がムカムカした。
『……なんだ、その、あの女、泪とお前のようだな』
アニの言葉が頭の奥でリフレインする。
泪とよく似た外見で、周囲にはばかること無く傍で笑うその存在を、
泪が許しているような雰囲気が、なおさら俺の苛立ちに拍車をかけた。
・・・もう限界。
そう思って研究室から遠ざかろうとしたところで、彼女が俺に気付いたようだった。
「あーーーっ!藤守葵!!!」
教室の中から大きな声をかけられて驚く。
しかも、いきなり呼び捨て。
周囲の視線が一気にこちらを向いた。
ほーーーーーーっほっほっほっ!
さぁ、澪さん!!
前フリつないで書き込みしましたよーw
葵クンは、どんなイジワルした写真をとらせてくださるのかしら?
なるべく、セツナ姉が見たら、ぶっちぎれそうなのをお願いしますね(≧▽≦)b
そのほうが、家庭訪問で葵クン見た時に面白いからww
・・・アレ?面白く書くのは、いったいダレダ??Σ(@д@ノ;)ノシマッタ!
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06/05(Fri) 21:49
待ってましたーヽ( ̄▽ ̄)ノ
小春
皆さんお待ちかねのせつなさんキター!
澪さんナイスアシスト!
家庭訪問を面白く書くのは誰って……
アオイストチームですよね?
そのためにともさんやジュンさんが頑張って繋いで下さったんですもの。
お願いしますよ(*ゝ`ω・)☆