『アブナイ☆恋の捜査室feat.小春日和』
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07/19(Sat) 15:15
こんにちは
とも
そこへともから小野瀬の携帯に封筒の鑑定結果が出たと連絡が入った。
小野瀬
「…うん、わかった。悪いんだけど、今からそれ持って捜査室に来てくれる? うん、頼んだよ」
穂積
「なんだ、さっそくともをこき使ってるのか」
小野瀬
「人聞きの悪いことを言うな。彼女は仕事が早いし正確だ。俺がこうして動けるのも彼女が来たからだろ」
電話から数分後、ともが捜査室へとやって来たので全員でミーティングテーブルについた。
とも
「この2種類の封筒から採取した指紋は1人だけ。 さくら庵の小春さんです。 それ以外はありませんでした」
穂積
「まぁ、そうだろうと思ってたがな」
とも
「紙質は古く、ヨーロッパ方面でとれる木材を使用しています」
小野瀬
「俺たちの予想通りの結果だね。手がかりは別で探すしかないか…」
捜査室メンバーが自席へ戻り、穂積と小野瀬がその場で話していると、ともが近づいてきた。
とも
「小野瀬さん、穂積さん、今の封筒の事で気になったことがあるんですが」
小野瀬
「気になる事?」
穂積
「言ってみて」
とも
「青い方の封筒だけなんですが、何か香料のような成分が含まれてました。ごく微量なので特定には少し時間がかかりそうで」
ともの言葉を聞いて小野瀬が考える。
穂積
「香料なら匂いがありそうなのに、わからなかったぞ」
とも
「時間が経って匂いが飛んでしまってるのかもしれませんね。とにかくもう少し調べさせてください」
小野瀬
「ともさん、俺も一緒に解析に加わろう。穂積、一旦ラボに戻る」
穂積
「わかった」
またしても小野瀬さんの穂積LOVEセンサーが反応した⁈
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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07/22(Tue) 08:13
リレーも連休でしたね(笑)
小春
翼はずっとモヤモヤしていた。
理由は自分でもよく分からない。
ただ……
このモヤモヤが、室長に手紙が届いた時からだという事だけが、分かっている。
室長はオカマキャラだけど、警視庁の中でもあの小野瀬さんと一、二を争うほど人気のある男性だという事も、知っている。
だから、その室長の元にラブレターが届いたとしても何の不思議もないし、その事で、室長に何かを言える立場でもない。
でも、モヤモヤする。
翼
「……はあ……」
穂積
「あら、溜め息」
声と同時に首筋に冷たいものが当てられて、翼は悲鳴を上げた。
翼
「きゃ!」
穂積
「ごめんごめん。はい、ジュース」
ベンチに腰掛けていた翼を上から覗き込んでオレンジジュースの缶を差し出したのは、たった今、頭の中で思い浮かべていた人物。
穂積
「で?」
翼
「はい?」
ジュースを受け取った翼の隣に並んで座りながら、穂積が首を傾げた。
穂積
「どうして、溜め息をついてたの?」
今週もよろしくお願いしまーす。で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/22(Tue) 08:45
こんな感じでいいのかな?
くちびる
たった今、脳裏に思い浮かべていた人物が目の前に!なんてタイミングなの!
翼は思わずヒャアっと声を上げてしまっていた。
穂積 「何よ!ため息ついたり、奇声上げたり。
本当にアンタって....。」
クスリと笑われたと思ったら、「かわいい。」
翼は顔から火が出るほど真っ赤になってうつ向いてしまった。
穂積も心なしか耳が赤くなっている。
沈黙が流れてしまった。
................................................。
翼は思わず「しっ室長、JSの目的は何なんでしょうか?」と聞いていた。
おはようございます。連休になってましたね。
今電車の中で浮かんだ事を書いてみました。
続きお願いします(笑)
では、パ-ス!( ̄▽ ̄;)/◯
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07/22(Tue) 15:47
少しだけ
ジュン
穂積
「さぁ、本当に何なのかしらね?本当にまだわからないわ。アンタはそんなことでため息をついていたの?」
まるで他のことを考えていたのを見透かされているような穂積の言葉に翼は再び赤くなるしかなかった。
穂積
「考えてわかるようなものでもないわよ。考えすぎないようにね。」
そう言って穂積は翼の頭をポンっと叩く。
穂積
「さぁ、仕事に戻るわよ。」
翼
「は、はい!」
翼は慌てて立ち上がり、穂積付いて捜査室に戻っていった。
[削除]
07/22(Tue) 17:10
超小刻み(笑)
小春
穂積
「そもそも、JSってのは、骨董品専門の泥棒らしいじゃないの」
廊下を歩きながら、面倒臭そうに穂積が翼に言った。
翼
「はい、藤守検察官がそうおっしゃってましたね」
穂積
「それだけでも充分胡散臭いのに、何だっけ?『メフィストフェレスの媚薬』?それ、賞味期限大丈夫なの?」
翼
「ぷっ」
穂積
「そんなもの、手に入っても絶対に飲んじゃダメよ」
翼
「はい」
穂積
「よろしい」
穂積が頷くのを見上げて歩きながら、翼はふと思った。
……でも、よく考えたら、媚薬、って、「惚れ薬」よね?
だとしたら、もしかしてそれは、自分が飲むのじゃなくて、気を引きたい相手に飲ませるものなんじゃないのかな……?
危険な薬かもしれないけど、好きな人が、自分の事を好きになってくれる、そんな薬だとしたら……
そんな事を考えながら歩いていると、あの、手書きのハートマークが描かれた手紙の事を思い出してしまった。
翼
「……」
もしも、室長にあの手紙を差出した人が、その薬を手に入れたらどうするだろう……?
穂積
「どうしたの、黙っちゃって?」
翼
「!」
身を屈めた穂積に顔を覗き込まれて、呼吸が止まりそうになる。
同時に、今まで考えた事がなかった思いがよぎった。
この笑顔が、自分だけのものになるとしたら。
この眼差しが、他の人に向けられたとしたら。
……いけない。
翼は、暗い考えを振り払おうと、ぶんぶんと頭を振った。
穂積
「……アンタ、本当に大丈夫?」
翼
「……室長……」
穂積
「ん?」
翼
「……室長こそ、変な薬、飲まされないでくださいね……?」
穂積は瞬きをした後、声を立てて笑った。
穂積
「そんな薬に興味は無いわねー」
笑ったものの、翼が意外と真剣な顔をしたままなのに気付いて、穂積は笑いを引っ込める。
穂積
「……ごめん、分かった。気をつけます」
温かい手で髪をくしゃくしゃと撫でられれば、いつもなら安堵するのに。
どきどきと高鳴る鼓動は、ひどく胸を締め付けて、苦くて苦しい。
気をつけなきゃいけないのは私の方。
穂積に促されて捜査室に入りながら、翼は自分を戒めていた。
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/23(Wed) 05:42
おはようございます
とも
~小野瀬ラボ~
とも
「メフィストフェレスの媚薬?」
ラボに戻ると、小野瀬は自分宛に届いた手紙を見せながら、昨夜の出来事をともに説明していた。
小野瀬
「この手紙にそう書いてあるだけで、実在するものなのかどうかもよくわからない。ただ、この手紙の送り主が、俺たちを厄介なことに巻き込もうとしてることだけは確かだけどね」
怪訝そうな顔をしている小野瀬の様子を見て、ともはクスっと笑った。
小野瀬
「…俺、何かおかしいこと言った?」
とも
「あ、すみません。小野瀬さんて、昔はいつもニコニコしてはったから、こんな表情してるの見たことなかったなぁと思って」
ともに言われて小野瀬はハッとした。確かに昔から持ち前の対人スキルの高さで、特に女性に対しては相手を不快にさせることはなかったが、穂積と仕事をするようになってから、素直に自分の感情が出るようになったと思う。それが何より心地よかったし、ともに指摘されるまで自然と出ていた事に気づかなかった。
小野瀬
「フフ、そうかもね。こっちでラボを構えてから、いい意味でいろいろ変わったと自分でも思うよ」
それにしても、とともが続けた。
とも
「その送り主は私たちを騙してまで媚薬を手に入れて何をするつもりなんですかね? 小野瀬さんは常にイイ男のフェロモン振りまいてるからそんなん必要なさそうですけど」
小野瀬
「そうかな? まぁ、媚薬の事については小笠原くんが調べてるから、俺たちはともさんがさっき言ってた香料の分析の続きを始めようか」
とも
「はい、お願いします」
こんな感じでどうでしょう?
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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07/23(Wed) 07:41
みんな男の子だから(笑)
小春
二人が戻ると、捜査室の中でも、『メフィストフェレスの媚薬』が話題になっていた。
如月
「だって『悪魔の惚れ薬』でしょー?なんか、すっげえ効きそうじゃないですかー?」
藤守
「小野瀬さんは『催淫剤』とも言うてたしな」
扉を開けた穂積にも、後ろから翼が戻った事にも、気付かないらしい。
小笠原
「まだ成分も何も分からないけど、アブナイ液体である事は間違いない」
その時、明智が、ぽつりと呟いた。
明智
「……飲み薬とは限らない、んじゃ、ないのか?」
一瞬、室内が静まり返る。
明智
「あ、いやその……つまり……塗る、とか……」
小笠原
「どこに?」
明智
「…………」
藤守
「うっわ」
如月
「うっわー。でも、確かにー!」
穂積
「……」
翼の後ろにまわった穂積が、無言で彼女の耳を自分の手で塞ぐ。
明智
「そっ……そういう薬だってあるだろうが!」
如月
「……強くなるとか?」
藤守
「……気持ちよくなるとか?」
小笠原
「二色あるのは何でだろ」
明智
「混ぜると凄い事になるとか……」
全員
「……」
全員が赤い顔をして物思いに耽り、黙り込んでしまった。
穂積がはあ、と溜め息をつく。
穂積
「櫻井、こいつら全員殴っていいわよ」
明智
「えっ?櫻井?!」
藤守、如月
「わああっ!室長?!」
たちまち室内が大騒ぎになる。
呆気にとられる翼から手を離しながら、穂積がぼそりと呟いた。
穂積
「……ワタシの事も殴ってちょうだい」
翼
「えっ?」
振り返って見上げた先で、穂積の顔もまた、微かに赤くなっているように見えた……
私の事も殴って下さい。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/23(Wed) 09:20
ワォ(*^^*)
くちびる
翼の方も顔が熟れたトマトの様に真っ赤になってしまった。
明智さんが言っていた、塗り薬だったら..。
想像しただけで、ゾクリとしてしまう。
翼は思わず自分の体を抱きしめていた。
おはようございます。さすが明智さん!ムッ●リデスネ(笑)。朝から刺激的で眠気もふっ飛びました(*^^*)
続きお願いします!パ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
[削除]
07/23(Wed) 12:41
アニとジュンは……
ジュン
藤守兄
「媚薬……か。」
仕事の合間に藤守兄がぽつりと呟く。
ジュン
「仕事中に何を考えているんですか?」
ジュンは呆れ顔でため息をついた。
藤守兄
「なっ!ち、違うぞ!変なことは考えていない!」
ジュン
「セクハラで訴えますよ?」
藤守兄
「だから、違うと言っとろうが!」
藤守兄は慌ててメフィストフェレスの媚薬のことを説明した。
ジュン
「なるほど。JSが次に狙っているのがその『メフィストフェレスの媚薬』なんですね。」
藤守兄
「そうだ。うさんくさい惚れ薬なんぞ、
俺は興味はないがな。」
藤守兄はフンっと鼻をならす。
ジュン
「私も惚れ薬なんてのは信じられないですけど……本当に惚れ薬なんですかね?」
藤守兄
「なんだ?どういうことだ?」
ジュン
「だから、その……」
ジュンの顔が真っ赤に染まっていく。
藤守兄
「何を赤くなっているんだ?」
ジュン
「だから、媚薬ということは、その……気持ちよくなったりとか……」
藤守兄
「……」
ジュン
「……」
藤守兄
「し、仕事に戻るぞ!次の被疑者を呼べ!」
ジュン
「は、はい。」
二人は顔を真っ赤にしながら仕事へと戻るのだった。
私も殴られちゃうかしら?
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
[削除]
07/23(Wed) 21:48
桐子
ちょっと来てなかったら進んでる~
消灯まで後15分なので、明日またジックリ読ませて頂いて、参加出来ればします♪←期待しないでね
[削除]
07/23(Wed) 23:08
桐子さん(´∇`)ノシ
小春
サイトオープンおめでとうございます
板仲間の皆様、我らが桐子さんのサイト「桐の花」をよろしくお願いします♪
「桐の花」は、フォレストTOPページの検索欄に「アブナイ恋の捜査室」と入力し、ホームページを検索すると見つかります。
お邪魔したら拍手&コメントをお忘れなく。
桐子さん、ご自身のサイト運営でお忙しくなるでしょうけれど、時々は私を構うのも忘れないでね(つд;*)←
リレーへのご参加心待ちにしておりまーす。
[削除]
07/24(Thu) 17:43
サイトの告知をありがとうございます(*´ω`*)
桐子
上手く繋がるかな~
その頃総務では
職員1
「あれ?堺さん、何か良い香りしますね」
堺
「あぁ、多分、文香よ。今朝届いた手紙に入っていたの」
職員1
「ふみこう?随分古風ですね」
堺
「そう?私は割とやるわよ? 特に源氏香の『桐壷』をよく使うかな」
そう言って、ニコリと微笑む。
話しかけた職員は、彼女の趣味がお香やアロマだったことを思い出した。
キナ臭い会話に加わりたかった(。´Д⊂)←
マズかったら消して下さいませ。
という事でパース(#^.^#)/⌒○
07/25(Fri) 09:09
とりあえず引っ張っておく
小春
とも
「……結論から言いますと、今回の手紙に残っていた香料らしきものは微量すぎて、成分を特定するところまでは至りませんでした」
小野瀬に報告をするともは、悔しそうな表情をしていた。
とも
「可能性として考えられるのは、文香、香料、油分です」
それが含まれていたのは青い封蝋の手紙だけだった事も、ともは改めて小野瀬に示した。
とも
「文香だとすると、現在主流になっている、封筒に香料を同封するタイプのものではなく、お香のように焚きこめたもの。今回、封筒に入っていたのは手紙と絵だけでしたからね」
小野瀬は、ともの差し出したデータを受け取った。
とも
「差出人のつけていた香水だとすると、ほんの移り香程度。媚薬の絵に含まれていたものなら、画材の油分程度。ただ……いずれにしても微々たるもので、しかも劣化していて、成分を特定する事は出来ませんでした」
小野瀬
「うん」
データを見ながら小野瀬が頷いた途端、ともは、がばっと顔を上げた。
とも
「でも、私、最初に手紙を手にした時の、あの感覚、絶対に忘れません」
ともは小野瀬を見つめて、自分の鼻を指差した。
とも
「次にあの香りを感じたら、必ず分かります!」
頼みますよともちゃん。で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/26(Sat) 07:37
も少し足しておきますね
小春
桜田門駅の近くにあるソバ屋、『さくら庵』。
「誠心誠意」というのは創業以来の家訓だが、代々の店主がそれを「大切なお客様に、真心を込めた接客を」、そしてさらに、「お客様が食べたい時に、食べたい物を最高の味で」と拡大解釈し続けた。
その結果、現在「さくら庵」の営業時間は朝七時から夜九時までの十四時間に及び、そしてなんと、霞が関への出前には二十四時間いつでも応じるという、離れ業を持つに至っている。
昼食時には、三十席ほどの店内はもちろん満席。
しかも、あちらのテーブルで美味しそうに天ぷらソバを啜っている中年男性がいるかと思えば、その隣のテーブルでは小さな子供たちを含んだ家族連れが、笑顔で鰻重やカレーライスやお子さまランチを頬張るというふうに、メニューは多彩。
さくら庵の先ほどの家訓は、近年では「どんな注文にも笑顔で応える」にまで発展していて、「名店」と呼ばれ、ミシュランガイドにも載る老舗のソバ屋でありながら、常連客は平気で裏メニューを注文し、店の方でも、待ってましたとばかりに需要に応え続けているのだ。
ソバ屋としてのプライドはいいのかとか、本当に採算が合うのかとか、客の方が色々心配になるほどだが、店内では誰もがニコニコしているから、まあ、良しとしよう。
そんな「さくら庵」に、今日は珍客がいた。
穂積と小野瀬だ。
時刻こそ午後二時をまわって混雑のピークを過ぎてはいるものの、警視庁きっての男前が二人、テーブル席に並んで座っているのは壮観だった。
穂積
「……」
がつがつと鴨南蛮定食を平らげてゆく穂積の隣で、優雅に和風御膳をつまみながら、小野瀬がニコニコしている。
小野瀬
「久し振りにこのお店に来たけど、相変わらず繁盛してるね。ねえ、穂積」
穂積
「……」
小野瀬
「小春さん、いないなあ。まだ、出前が終わらないのかな。ねえ、穂積」
穂積
「とっとと食え」
小野瀬
「いいじゃない。せっかく、二人で美味しいご飯食べてるんだからさ」
穂積がじろりと小野瀬を睨んだ。
穂積
「そもそも、なんでお前は俺の隣に座ってんだよ?テーブル席なんだから、普通、向かい側に座るだろうが!」
小野瀬
「あ、なぁんだ。俺の顔を正面から見たかったの?」
穂積
「狭いんだよ!」
小野瀬
「じゃあ、はす向かいに座ろうかな?こっちからの角度の方が自信ある」
穂積
「……」
小野瀬
「無言で殴るのはやめてよ」
穂積
「内緒話があるから隣に座ったんだろ!早くしろ!」
小野瀬
「せっかちだなあ」
ぶつぶつ言いながらも、小野瀬は隣にいる穂積の肩に自分の肩をくっつけた。
小野瀬
「……捜査室のセキュリティを下げてもらいたい」
穂積は眉ひとつ動かさず、小野瀬の顔を掴んで引っ張った。
小野瀬
「痛い痛い痛い!」
穂積
「本物か」
小野瀬
「警視庁から腕を組んでここまで来たでしょ!」
穂積は小野瀬を解放して、涼しい顔で鴨南蛮に戻っている。
小野瀬
「具体的には、先日のパーティーの参加者が、捜査室に出入りするのを許可して欲しい」
穂積
「なるほどな」
長年の付き合いで、二人の意思疎通は短い会話で事足りる。
穂積はソバを食べ終え、玄米茶を飲み干した。
穂積
「いいだろう。仕事は多いが深刻な案件は無い。うちの連中も、悪魔の薬が気になって仕方ないらしいし」
小野瀬
「穂積も気になる?」
目を輝かせる小野瀬に穂積が何か言い返そうとした時、二人の前の席に、人影が立った。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/26(Sat) 09:12
男前2人(笑)の前に!
くちびる
「おや?ルイルイと御大さんじゃあないですか。こんな所で会うなんて、奇遇だなぁ~。お二人仲良くランチですか?」
穂積と小野瀬の前に、黒髪ロングのスラリとした青年が立っていた。
穂積 「おっ....お前はっ!」
穂積は思わず立ち上がった。
小野瀬 「穂積、とりあえず座ったら。」
おはようございます。今日は夜遅くなるので、少しだけ繋げてみました。
2人の前に現れたのは、勿論あのお方....ですよね♪
さあどうなる?
続きお願いします(笑)では、パ-ス!( ̄▽ ̄;)/◯
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07/27(Sun) 10:44
清香さん登場(*^▽^)/★*☆♪
小春
???
「あれ、もしかして歓迎されてません?てっきり、僕にゴチソウしてくれるつもりかと思って現れたんですけど」
笑いながら穂積を横目に見る青年に、小野瀬は真顔で向かいの席をすすめた。
穂積
「ゴチソウなら、アニの誕生日に食わせてやっただろ、ジョン」
ジョン、と呼ばれても、青年は平然としていた。肯定も、否定もしない。
JS
「あれは楽しかったな」
くすくす笑いながら着席したジョンは、手を挙げて従業員を呼ぶと、豚の角煮とフレッシュマンゴーを注文した。
JS
「僕は賑やかなのが好きなんですよ」
従業員が去るとJSは悪びれもせずに笑い、穂積は小野瀬に急須から玄米茶のお代わりを注がせた。
穂積
「へえ。それなら、お前を収監したら独房じゃなく雑居房に入れてやるよう伝えておこう」
???
「覚えておくわ」
従業員と入れ代わるように、一人の女性が三人のテーブルを訪れ、JSと穂積の会話に割り込んだ。
緩くパーマのかかった長い髪、小柄だがナイスバディ。
篠崎清香だ。
警視庁公安部外事第二課に所属する準キャリアで、穂積と小野瀬とは同期になる。
JS
「おや」
JSはすかさず立ち上がると、優雅な仕草で篠崎を椅子にエスコートした。
篠崎
「ありがとう。今日は珍しい方々と同席出来て嬉しいわ」
JS
「僕もですよ」
穂積
「俺はお前とは嬉しくない」
小野瀬
「右に同じだね。篠崎さんは歓迎だけど」
その時従業員が配膳に来たJSの角煮とマンゴーを見て、篠崎はちょっと笑った。
篠崎
「あら美味しそう。でも太るわよ」
それから、篠崎は従業員の帰り際に盛りそばを注文した。
JS
「ご心配ありがとう。ひとくちいかが?」
篠崎
「結構。あなたと馴れ合うつもりは無いの」
辛辣な篠崎の言葉に肩をすくめたJSに、小野瀬が畳み掛けた。
小野瀬
「ところで、今回は随分と刺激的な薬をお探しのようだけど。もしかして、誰かに片想い?」
JS
「さすがの僕も、恋ばかりは思うようにはいかない」
穂積
「で、薬頼みか?安直だな」
JS
「冗談ですよ。そんな相手はいないし、僕は薬を使いたいわけじゃない。ロマンを探してるんです」
そこへ。
小春
「失礼します。盛りそばお待たせしました!」
注文の品を元気よく届けに来たのは、小春。
篠崎
「小春ちゃん、お久し振り」
小春
「清香さん、来て下さって嬉しいです。はいどうぞ」
篠崎
「ありがと」
篠崎に薬味やお茶を出した小春は、穂積やJSにも如才なく挨拶した後、小野瀬と目が合うと、両手で自分の頬をむにーと引っ張って見せてから笑った。
小春
「本物ですよ」
それを見て穂積と篠崎は怪訝な顔をし、小野瀬は気まずそうに笑顔をひきつらせた。
すぐに意味を察したJSだけが、小春を見て楽しそうに声を立てて笑っている。
妙なメンバーが相席して、妙な雰囲気になる午後のソバ屋。
しかし、この時、この店内で彼らの席に注目していた客が他にもいた事に、彼らは気づいていただろうか……?
もう、JS顔見知りでお願いしますorz
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/28(Mon) 08:51
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
とも
ドタバタの週末で書き込みできませんでした~(T_T)
お、新たなキャラ登場!と思ったら清香さん!
ナイスバディも健在!
アニと同じくJSを追う公安の捜査官の設定ですかね?
さくら庵にいた他の客が誰か気になります(σ´∀`)σ
07/24(Thu) 00:47
『アブナイ☆恋の捜査室feat.小春日和』
小春
☆ここまでのあらすじ☆
緊急特命捜査室に夏が来た。
新人だった櫻井翼も、配属されて約一年。
相変わらず多忙ではあるものの、メンバーたちは幾多の経験を共に乗り越えて、チームワークも順調に培われてきていた。
そんな中、藤守の兄であり検察官でもある藤守慶史が、誕生日を理由に捜査室に乗り込んでくる。
高飛車なアニの態度に辟易しつつも、急遽、捜査室でアニの誕生パーティーが開催される事に。
捜査室以外からも次々と参加者が加わり、賑やかなパーティーは無事に終わった。
だが、片付けにやってきたソバ屋の小春が、謎の美女から預かったという二通の手紙を穂積に手渡したところから、事件は始まる……。
~feat.小春日和版登場人物~(五十音順)
☆木崎紅花
翼と同期で、目鼻立ちのはっきりした小柄な交通課の婦警。
本人が知らない間に、彼女の姿を借りたJSがアニの誕生会に参加していた。
☆小日向小春
どんな注文にも応じるため、霞が関の官公庁で重宝されていているソバ屋「さくら庵」の一人娘。黒髪ショートのちびっこだが、じつは翼より1コ年上。
☆堺桐子
ロングの黒髪をひっつめてメガネをかけた小柄な女性。総務課の情報通で、『女版小笠原』とも呼ばれているらしい。
☆白河とも
小野瀬ラボに新入した鑑識官。パンツスーツでスラっと背が高く、こげ茶色のゆるくパーマのかかったロングヘアーが特徴。藤守の同期でもある。
☆せつな(仮名)
捜査一課の垢一点、いや、紅一点。バリバリの女警部補強行斑係長らしいが、いつ登場するのであろうか。
☆謎の美女エミ(仮名)
小春に二通の手紙を預けた某女優似の女性。JSとも関わりがありそう。穂積にハートマークのついた手紙を贈った人物か?
☆藤守ジュン
黒髪ロング、低身長の検察事務官。同じ名字だが親戚ではないらしい。
藤守アニの手綱を握る、なかなかのしっかり者。
☆御上泉
天パの茶髪ショートで、大人しそうな小柄の女性。しかし初登場でAVを持って来るあたり只者ではなさそう。少年課で、藤守の一つ下の後輩。
coming soon……
[削除]
07/28(Mon) 09:32
登場人物追加
小春
☆篠崎清香
緩くパーマのかかった長い髪、小柄だがナイスバディ。
警視庁公安部外事第二課に所属する準キャリアで、穂積と小野瀬とは同期になる。
[削除]
07/29(Tue) 09:05
おはようございます(^-^)
とも
さくら庵店内の隅っこで、穂積たちの様子を窺うグループがひとつ。
藤守
「(小声)おい、お前がランチに行こて誘うから、もうちょいオシャレなとこにでも連れてってやろう思てたのに、なんでさくら庵やねん(もぐもぐ)」
とも
「(小声)ええやん、昨日さくら庵で食べたご飯が美味しかってんもん(もぐもぐ)」
如月
「(小声)藤守さん、ランチに誘われたの、自分だけだと思ってたでしょ(もぐもぐ)」
小笠原
「(小声)出前ばかりじゃなくて、たまには店で食べるのもいいかもね(もぐもぐ)」
藤守
「しかも室長と小野瀬さんはおるし、その前には誰かわからんやつもおるし…。って、小笠原までついてきたんかいな!」
とも
「(小声)しっ、まさかここにあの2人が来てるなんて思わへんかったんやから、しゃあないやん。…それにしても、あのナイスバディな女の人はなんとなくウチの関係者っぽいんやけど、隣の長髪の人は何者なんやろ?(もぐもぐ)」
謎の視線の正体は…、自分たちでした、ちゃんちゃん♪
で、続きはパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
07/29(Tue) 12:39
気がついたらお昼。
くちびる
その頃、さくら庵ののれんをくぐる2人が。
翼 「紅花ちゃん、お昼ここでいい?」
紅花 「うん。ここメニューがいっぱいだもんね。何にしようか迷っちゃう。」
きゃっきゃ、うふふと笑い合いながら、店内に入る2人。
突然、紅花が「ひゃあ」っとすっとんきょうな声を上げた。
翼 「べっ紅花ちゃん?」
紅花の視界に、自分を交通課まで訪ねて来た警視庁のツ-トップの姿が飛び込んできた。
並んで座っている姿はまさに壮観だ。
少しだけ繋げてみました。
さくら庵がどんどん賑やかな事に!
どうなることやら(笑)
続きパ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
07/29(Tue) 17:05
なんだか久しぶり
ジュン
藤守兄
「ここがさくら庵か。」
ジュン
「何を睨み付けてるんですか?さっさと入りますよ?」
店の前で仁王立ちする藤守兄にジュンは呆れ顔で店に入るよう促した。
小春
「いらっしゃいませ。あ、ジュンさん、藤守検察官。」
ジュン
「小春ちゃん、こんにちは。二人なんだけど座れるかな?」
小春
「どうぞ、こちらに。」
席に移動しようとしたところで藤守兄が声をあげた。
藤守兄
「なぜ、貴様らがここにいるんだ。」
穂積
「それはこっちの台詞よ。」
小野瀬
「俺と穂積のランチデートなんだらか邪魔しないでほしいな。」
警視庁のイケメン2トップに睨まれても怯むような藤守兄ではない。
藤守兄
「何がデートだ。気色悪い。それに四人じゃないか。」
ジュン
「穂積さん、小野瀬さん、こんにちは。そちらは?」
篠崎
「篠崎清香です。よろしくね。」
篠崎とジュンがお互いに頭を下げる。
JS
「おっと、それじゃ僕はここで失礼するよ。」
JSはさっと立ち上がり店を出て行ってしまった。
藤守兄
「なんだ?あいつは?」
ジュン
「すみません。お邪魔でしたでしょうか?」
穂積
「気にすることないわ。」
小野瀬
「そうそう。」
藤守兄
「あの男、何か気になるな。」
藤守兄はJSの出ていった扉を見つめていた。
こんなでもいいでしょうか?
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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07/29(Tue) 21:16
今回食べてばっかり(笑)
小春
皆さん毎度ありがとうございます(´∇`)
篠崎はテーブルに届いた盛りそばを三十秒ですすりあげると、席を立った。
篠崎
「ごちそうさま、私ももう行くわ。穂積くん小野瀬くん、お邪魔したわね。私の分はここに置くわ」
篠崎はそう言って、釣り銭の無いようにピタリと代金をテーブルの上に置く。
篠崎
「じゃあ、お先に。また、近いうちに会えるといいけど」
それは、今後もJSの件で互いに協力しあう事もあるだろう、という、彼らの間では通じる暗喩で。
小野瀬
「だね」
穂積
「次は一杯やろうぜ」
穂積が拳を差し出すと、篠崎も小さな握り拳を作って、穂積のそれにこつんとぶつけた。
小野瀬とも同じように拳をぶつけて別れの挨拶を交わし、篠崎は颯爽と去って行った。
篠崎は公安なので、自ら身分を明かす事は決して無い。
アニはそれを承知しているので、篠崎の正体に薄々気付きながらも、あえて追求しなかったのだ。
アニ
「見事なソバの食いっぷりだったな」
アニはそう言いながら、JSと篠崎のいなくなった席に、ジュンと並んで腰を下ろした。
アニ
「それなら俺はざるうどんを二十五秒で食わねばなるまい」
穂積
「年寄りが無茶すると噎せるからやめなさい」
アニ
「誰が年寄りだ!」
アニが意地になってざるうどんを注文し、配膳されたそれを今まさに箸で口に運んだ時。
穂積の携帯が鳴った。
穂積
「コロシだわ」
アニ
「ぶぇっげふぉごほげほげほ!」
小野瀬
「うわっ汚い」
ジュン
「すみません小野瀬さん!」
穂積
「落ち着きなさいアニ、未遂だから。……ただ」
アニの背中を擦りながら、ジュンが穂積の顔を見た。
ジュン
「……ただ?」
穂積
「明智からの報告によれば、殺されかけたのは都内に住む大富豪で、『メフィストフェレスの媚薬』を所持している二人の人物のうちの一人……らしいわ」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/29(Tue) 23:47
こんばんはー
泉
穂積の携帯が鳴る少し前。
泉
「………ん?」
少年課の自分のデスクで仕事をしていた泉は、スーツのポケットに仕舞っている携帯が鳴っているのに気付いた。鳴っているのは仕事用ではなく、プライベート用の方。
普段なら無視するのだが、何故か今日は出なければいけないような気がした。
そっと席を立ち、休憩所に向かう。携帯の画面に表示されている名前に、思わず眉間に皺を寄せる。
仕事中は連絡してくんなって言ってんのに…!
若干の苛立ちを感じながら泉は電話に出る。
泉
「ちょっと姉ちゃん、今仕事中なんだけど」
泉姉
『泉、どうしよう…!助けて…!!』
今にも泣き出しそうな姉の切羽詰まった声に、先程まで感じていた苛立ちは消えていた。
この電話はなにか関係あるんですかね?←ヲイ!
ダメだったら消してください
(*´ー`)ノ⌒○パス!
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07/30(Wed) 08:07
これは2事件同時進行か?(≧∇≦)ワクワク
小春
いいですねー。
皆さんお忘れかも知れませんが、このリレー板ではよほどの事がなければ削除には応じません。(書き直しは可ですが)
なので、泉さん、このまま行きますよー♪
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07/30(Wed) 08:44
はじめまして
冬子
冬子(ふゆこ)と申します。
リレー楽しみにみてます!
頑張ってください。応援してます!
07/30(Wed) 11:23
応援ありがとうございます(小躍り)。
小春
冬子さん、応援ありがとうございます!
励ましのメッセージ頂くと作家一同やる気UPします!
みんなで頑張りましょうね(o≧▽゜)o
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07/30(Wed) 18:21
読みに入ってた(^_^;)
桐子
う~ん。総務ってどうやって絡んだら良いのかな~?
現在、ネタが浮かびません(^_^;)
もう少し読みに入ってます←
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07/30(Wed) 19:16
事件ですね!
くちびる
翼と紅花は向かい合ってお昼を食べていたが、穂積の電話を聞いていた。
紅花 「翼ちゃん、メフィストフェレスの媚薬って?」
翼 「う、うん、あのね、詳しくは言えないんだけどね、今、捜査してる事に絡んでるんだ。」
ひそひそと話しをする2人。
その背後には世にも美しい笑顔を浮かべて近づく穂積の姿があった。
「せっかくのランチを邪魔して悪いんだけど、櫻井、電話の内容は把握してるみたいね。すぐに戻るわよ。」
まだ昼設定でOK?
あ~あ、楽しいランチは事件で終了(泣)
これから本格的な捜査ですかね?
私は今帰り道....。お昼ではなくこれから晩ごはんです(笑)
では続きお願いします!パ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
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07/30(Wed) 23:14
では私は富豪の方を(´∇`)
小春
泉さん、お姉さんの方はよろしくお願いします(^^ゞ
桐子さん、私も皆さんの出番を考えながら書いていますが、とりあえずもう少し進めてみますね。
穂積以下の捜査室メンバーが、さくら庵を飛び出して警視庁に戻って行った後。
小野瀬
「白河さん、俺たちも戻ろう」
とも
「はい。……あ、ちょっと待っててください」
ともは小野瀬を待たせておいて、厨房の方にいた小春の所に駆け寄って行った。
そして数分後、ビニール袋に何かを入れて戻ってくる。
とも
「お待たせしました」
袋の中に入っていたのはさっきまで角煮とマンゴーが載っていた皿と、使用済みの箸や箸袋。
小野瀬
「さすがだね」
とも
「小野瀬さんこそ。小春さんに、洗わず残しておいてくれるよう、頼んであったやないですか」
二人は、にっ、と笑いあった。
その、鑑識の二人が出て行った後。
アニ
「ジュン、我々も戻るぞ」
ジュン
「はい」
従業員
「あのう、お代は藤守さんから頂くようにと穂積さんが」
アニ
「穂積ーーー!」
こうして、検察庁に戻った藤守とジュン、鑑識に戻った小野瀬とともを除くメンバーが捜査室に戻ってきて揃うのを待って、明智からの報告が始まった。
明智
「殺人未遂の被害に遭ったのは千代田区在住の男性、帝堂虎之助、六十五歳です。今のところこの事件は捜査一課の担当案件で、我々には関係ありません。ですが、小笠原がリストアップしていた人物でしたので、室長にご連絡しました」
穂積は明智に頷いて、小笠原を見た。
小笠原
「『メフィストフェレスの媚薬』を入手しそうな人物を、とりあえずプロファイリングで選び出してみた、俺の独自のリストだよ。まだ作成途中だった」
穂積
「基準は?」
小笠原
「東京都内にある骨董商の大口顧客であり、かつ生活の中にネットオークションが出来る環境があり、愛人のいる可能性がある人物。なおかつ……」
藤守
「可能性、ってお前。愛人の存在とか、どうやって調べんねん」
小笠原
「ひみつ。ちなみに藤守さんはその可能性がゼロ」
藤守
「ゼロ言うな!俺泣いてしまうやろ!」
翼
「あのう」
翼がおずおずと手を挙げた。
翼
「紅花ちゃんがずっと一緒にいるんですけど、いいんですか?」
そう。
翼と一緒にさくら庵にいた紅花は、離れるタイミングを逃して、ついに捜査室まで来てしまっていたのだ。
穂積
「巻き込むつもりは無かったんだけど、成り行きだわね」
穂積はそう言って、紅花の頭をくしゃくしゃと撫でた。
穂積
「木崎、ここで見聞きした事は他言無用よ。いいわね?」
紅花
「ひゃ、はいっ!」
穂積
「よろしい。交通課に帰んなさい」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/31(Thu) 08:51
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
とも
少しだけつなぎます~。
紅花が交通課へ戻ると、捜査室では改めてミーティングが行われた。
小笠原
「帝堂は今日の午後1時頃、自宅のコレクション部屋で後頭部から血を流して倒れているところを、住み込みの家政婦が見つけて警察と救急に電話を入れている」
穂積
「アンタ、また一課のデータ覗いて! ハッキングは犯罪だと何度も言ってるでしょ!」
言うと同時に小笠原に強烈なデコピンを見舞ってやるが、本人に罪の意識はない。
小笠原
「いずれ分かる事なんだからいいじゃない。 …何々、その後の現場検証で、帝堂のコレクションのうちの一つが無くなっている…」
如月
「それって、例の媚薬なんですかね?」
明智
「帝堂は媚薬を入手しそうな人物として小笠原がリストに挙げていただけで、実際に持っていたかどうかはわからないぞ」
藤守
「じゃあ、何を盗んだんやろ?」
あれこれ議論していると、パンっと穂積が手を叩いてその場を制した。
穂積
「ハイ、推理はそこまで。この件は一課の案件だし、ウチで勝手に動くことはできないんだから、情報として把握するだけにしておいてちょうだい。 現場検証が済んでいるなら、もう鑑識にまわってるでしょう。後で小野瀬か白河に聞くことにして、皆はそれぞれの持ち場に戻りなさい」
自分たちの担当事件そっちのけでそわそわしてる捜査室メンバー…。
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
07/31(Thu) 18:31
わくわく
冬子
事件はあちこちである、登場人物は皆さん魅力的、ドキドキ ワクワクしてます。
そのうち事件に絡まない通行人Aで登場しようと思っていたら、すっかりタイミングを逸してしまいました。
続きはどうなるのか?楽しみです。
そして何気にアニがツボでした。蕎麦屋の前で仁王立ち、アニっぽいです。背筋はぴんっとしてるんでしょうね。
引き続き楽しく読ませてもらいます。捜査室もJS側も頑張ってください!
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08/01(Fri) 07:14
おはようございます
ジュン
検察庁
藤守兄
「メフィストフェレスの媚薬……」
穂積の電話を聞いていた藤守兄も仕事に集中できずにいた。
ジュン
「また媚薬のことを考えているんですか?それは捜査室の方に任せましょう。慶史さんには慶史さんの仕事があるんですから。」
藤守兄
「しかし、気になる……おい、今夜愚弟を飯に誘え。」
ジュン
「どうして兄弟で食事する約束を私が連絡しなくちゃいけないんですか?」
藤守兄
「違う!お前が賢史と食事をして媚薬のことを聞き出してこい。」
ジュン
「どうしてそうなるんですか!?」
藤守兄
「俺が愚弟に情報を聞くなど癪に触るだろうが!」
ジュン
「意味がわかりませんよ……」
その夜……
ジュン
「わざわざごめんね?賢史くん。」
藤守
「かまへんよ。どうせ兄貴に押し付けられたんやろ?お前も大変やなぁ。」
藤守はジュンの頭をポンポンっと叩いた。
ジュン
「それでメフィストフェレスの媚薬のことなんだけど教えてもらえる?」
藤守
「担当は一課やから詳しいことは分からへんけど、簡単なことだけな。」
藤守は簡単に昼間に聞いた情報を話す。
ジュン
「なるほど。じゃあその人が媚薬を持っていたかはわからないんだね。」
藤守
「そうや。あくまで可能性の話や。」
藤守兄
「まったく、役に立たんな。愚弟。」
藤守
「って、結局兄貴も来てるんやん!」
こんなんでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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08/01(Fri) 08:04
藤守劇場(笑)
小春
ともさんの「そわそわしてる」にも笑ってしまった(≧∇≦)
検察組はいつも仲良しで楽しそうだなあ。
冬子さん、いつも応援ありがとうございます。ご参加お待ちしてますよ。
こんにちは
とも
そこへともから小野瀬の携帯に封筒の鑑定結果が出たと連絡が入った。
小野瀬
「…うん、わかった。悪いんだけど、今からそれ持って捜査室に来てくれる? うん、頼んだよ」
穂積
「なんだ、さっそくともをこき使ってるのか」
小野瀬
「人聞きの悪いことを言うな。彼女は仕事が早いし正確だ。俺がこうして動けるのも彼女が来たからだろ」
電話から数分後、ともが捜査室へとやって来たので全員でミーティングテーブルについた。
とも
「この2種類の封筒から採取した指紋は1人だけ。 さくら庵の小春さんです。 それ以外はありませんでした」
穂積
「まぁ、そうだろうと思ってたがな」
とも
「紙質は古く、ヨーロッパ方面でとれる木材を使用しています」
小野瀬
「俺たちの予想通りの結果だね。手がかりは別で探すしかないか…」
捜査室メンバーが自席へ戻り、穂積と小野瀬がその場で話していると、ともが近づいてきた。
とも
「小野瀬さん、穂積さん、今の封筒の事で気になったことがあるんですが」
小野瀬
「気になる事?」
穂積
「言ってみて」
とも
「青い方の封筒だけなんですが、何か香料のような成分が含まれてました。ごく微量なので特定には少し時間がかかりそうで」
ともの言葉を聞いて小野瀬が考える。
穂積
「香料なら匂いがありそうなのに、わからなかったぞ」
とも
「時間が経って匂いが飛んでしまってるのかもしれませんね。とにかくもう少し調べさせてください」
小野瀬
「ともさん、俺も一緒に解析に加わろう。穂積、一旦ラボに戻る」
穂積
「わかった」
またしても小野瀬さんの穂積LOVEセンサーが反応した⁈
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
07/22(Tue) 08:13
リレーも連休でしたね(笑)
小春
翼はずっとモヤモヤしていた。
理由は自分でもよく分からない。
ただ……
このモヤモヤが、室長に手紙が届いた時からだという事だけが、分かっている。
室長はオカマキャラだけど、警視庁の中でもあの小野瀬さんと一、二を争うほど人気のある男性だという事も、知っている。
だから、その室長の元にラブレターが届いたとしても何の不思議もないし、その事で、室長に何かを言える立場でもない。
でも、モヤモヤする。
翼
「……はあ……」
穂積
「あら、溜め息」
声と同時に首筋に冷たいものが当てられて、翼は悲鳴を上げた。
翼
「きゃ!」
穂積
「ごめんごめん。はい、ジュース」
ベンチに腰掛けていた翼を上から覗き込んでオレンジジュースの缶を差し出したのは、たった今、頭の中で思い浮かべていた人物。
穂積
「で?」
翼
「はい?」
ジュースを受け取った翼の隣に並んで座りながら、穂積が首を傾げた。
穂積
「どうして、溜め息をついてたの?」
今週もよろしくお願いしまーす。で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/22(Tue) 08:45
こんな感じでいいのかな?
くちびる
たった今、脳裏に思い浮かべていた人物が目の前に!なんてタイミングなの!
翼は思わずヒャアっと声を上げてしまっていた。
穂積 「何よ!ため息ついたり、奇声上げたり。
本当にアンタって....。」
クスリと笑われたと思ったら、「かわいい。」
翼は顔から火が出るほど真っ赤になってうつ向いてしまった。
穂積も心なしか耳が赤くなっている。
沈黙が流れてしまった。
................................................。
翼は思わず「しっ室長、JSの目的は何なんでしょうか?」と聞いていた。
おはようございます。連休になってましたね。
今電車の中で浮かんだ事を書いてみました。
続きお願いします(笑)
では、パ-ス!( ̄▽ ̄;)/◯
[削除]
07/22(Tue) 15:47
少しだけ
ジュン
穂積
「さぁ、本当に何なのかしらね?本当にまだわからないわ。アンタはそんなことでため息をついていたの?」
まるで他のことを考えていたのを見透かされているような穂積の言葉に翼は再び赤くなるしかなかった。
穂積
「考えてわかるようなものでもないわよ。考えすぎないようにね。」
そう言って穂積は翼の頭をポンっと叩く。
穂積
「さぁ、仕事に戻るわよ。」
翼
「は、はい!」
翼は慌てて立ち上がり、穂積付いて捜査室に戻っていった。
[削除]
07/22(Tue) 17:10
超小刻み(笑)
小春
穂積
「そもそも、JSってのは、骨董品専門の泥棒らしいじゃないの」
廊下を歩きながら、面倒臭そうに穂積が翼に言った。
翼
「はい、藤守検察官がそうおっしゃってましたね」
穂積
「それだけでも充分胡散臭いのに、何だっけ?『メフィストフェレスの媚薬』?それ、賞味期限大丈夫なの?」
翼
「ぷっ」
穂積
「そんなもの、手に入っても絶対に飲んじゃダメよ」
翼
「はい」
穂積
「よろしい」
穂積が頷くのを見上げて歩きながら、翼はふと思った。
……でも、よく考えたら、媚薬、って、「惚れ薬」よね?
だとしたら、もしかしてそれは、自分が飲むのじゃなくて、気を引きたい相手に飲ませるものなんじゃないのかな……?
危険な薬かもしれないけど、好きな人が、自分の事を好きになってくれる、そんな薬だとしたら……
そんな事を考えながら歩いていると、あの、手書きのハートマークが描かれた手紙の事を思い出してしまった。
翼
「……」
もしも、室長にあの手紙を差出した人が、その薬を手に入れたらどうするだろう……?
穂積
「どうしたの、黙っちゃって?」
翼
「!」
身を屈めた穂積に顔を覗き込まれて、呼吸が止まりそうになる。
同時に、今まで考えた事がなかった思いがよぎった。
この笑顔が、自分だけのものになるとしたら。
この眼差しが、他の人に向けられたとしたら。
……いけない。
翼は、暗い考えを振り払おうと、ぶんぶんと頭を振った。
穂積
「……アンタ、本当に大丈夫?」
翼
「……室長……」
穂積
「ん?」
翼
「……室長こそ、変な薬、飲まされないでくださいね……?」
穂積は瞬きをした後、声を立てて笑った。
穂積
「そんな薬に興味は無いわねー」
笑ったものの、翼が意外と真剣な顔をしたままなのに気付いて、穂積は笑いを引っ込める。
穂積
「……ごめん、分かった。気をつけます」
温かい手で髪をくしゃくしゃと撫でられれば、いつもなら安堵するのに。
どきどきと高鳴る鼓動は、ひどく胸を締め付けて、苦くて苦しい。
気をつけなきゃいけないのは私の方。
穂積に促されて捜査室に入りながら、翼は自分を戒めていた。
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/23(Wed) 05:42
おはようございます
とも
~小野瀬ラボ~
とも
「メフィストフェレスの媚薬?」
ラボに戻ると、小野瀬は自分宛に届いた手紙を見せながら、昨夜の出来事をともに説明していた。
小野瀬
「この手紙にそう書いてあるだけで、実在するものなのかどうかもよくわからない。ただ、この手紙の送り主が、俺たちを厄介なことに巻き込もうとしてることだけは確かだけどね」
怪訝そうな顔をしている小野瀬の様子を見て、ともはクスっと笑った。
小野瀬
「…俺、何かおかしいこと言った?」
とも
「あ、すみません。小野瀬さんて、昔はいつもニコニコしてはったから、こんな表情してるの見たことなかったなぁと思って」
ともに言われて小野瀬はハッとした。確かに昔から持ち前の対人スキルの高さで、特に女性に対しては相手を不快にさせることはなかったが、穂積と仕事をするようになってから、素直に自分の感情が出るようになったと思う。それが何より心地よかったし、ともに指摘されるまで自然と出ていた事に気づかなかった。
小野瀬
「フフ、そうかもね。こっちでラボを構えてから、いい意味でいろいろ変わったと自分でも思うよ」
それにしても、とともが続けた。
とも
「その送り主は私たちを騙してまで媚薬を手に入れて何をするつもりなんですかね? 小野瀬さんは常にイイ男のフェロモン振りまいてるからそんなん必要なさそうですけど」
小野瀬
「そうかな? まぁ、媚薬の事については小笠原くんが調べてるから、俺たちはともさんがさっき言ってた香料の分析の続きを始めようか」
とも
「はい、お願いします」
こんな感じでどうでしょう?
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
07/23(Wed) 07:41
みんな男の子だから(笑)
小春
二人が戻ると、捜査室の中でも、『メフィストフェレスの媚薬』が話題になっていた。
如月
「だって『悪魔の惚れ薬』でしょー?なんか、すっげえ効きそうじゃないですかー?」
藤守
「小野瀬さんは『催淫剤』とも言うてたしな」
扉を開けた穂積にも、後ろから翼が戻った事にも、気付かないらしい。
小笠原
「まだ成分も何も分からないけど、アブナイ液体である事は間違いない」
その時、明智が、ぽつりと呟いた。
明智
「……飲み薬とは限らない、んじゃ、ないのか?」
一瞬、室内が静まり返る。
明智
「あ、いやその……つまり……塗る、とか……」
小笠原
「どこに?」
明智
「…………」
藤守
「うっわ」
如月
「うっわー。でも、確かにー!」
穂積
「……」
翼の後ろにまわった穂積が、無言で彼女の耳を自分の手で塞ぐ。
明智
「そっ……そういう薬だってあるだろうが!」
如月
「……強くなるとか?」
藤守
「……気持ちよくなるとか?」
小笠原
「二色あるのは何でだろ」
明智
「混ぜると凄い事になるとか……」
全員
「……」
全員が赤い顔をして物思いに耽り、黙り込んでしまった。
穂積がはあ、と溜め息をつく。
穂積
「櫻井、こいつら全員殴っていいわよ」
明智
「えっ?櫻井?!」
藤守、如月
「わああっ!室長?!」
たちまち室内が大騒ぎになる。
呆気にとられる翼から手を離しながら、穂積がぼそりと呟いた。
穂積
「……ワタシの事も殴ってちょうだい」
翼
「えっ?」
振り返って見上げた先で、穂積の顔もまた、微かに赤くなっているように見えた……
私の事も殴って下さい。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/23(Wed) 09:20
ワォ(*^^*)
くちびる
翼の方も顔が熟れたトマトの様に真っ赤になってしまった。
明智さんが言っていた、塗り薬だったら..。
想像しただけで、ゾクリとしてしまう。
翼は思わず自分の体を抱きしめていた。
おはようございます。さすが明智さん!ムッ●リデスネ(笑)。朝から刺激的で眠気もふっ飛びました(*^^*)
続きお願いします!パ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
[削除]
07/23(Wed) 12:41
アニとジュンは……
ジュン
藤守兄
「媚薬……か。」
仕事の合間に藤守兄がぽつりと呟く。
ジュン
「仕事中に何を考えているんですか?」
ジュンは呆れ顔でため息をついた。
藤守兄
「なっ!ち、違うぞ!変なことは考えていない!」
ジュン
「セクハラで訴えますよ?」
藤守兄
「だから、違うと言っとろうが!」
藤守兄は慌ててメフィストフェレスの媚薬のことを説明した。
ジュン
「なるほど。JSが次に狙っているのがその『メフィストフェレスの媚薬』なんですね。」
藤守兄
「そうだ。うさんくさい惚れ薬なんぞ、
俺は興味はないがな。」
藤守兄はフンっと鼻をならす。
ジュン
「私も惚れ薬なんてのは信じられないですけど……本当に惚れ薬なんですかね?」
藤守兄
「なんだ?どういうことだ?」
ジュン
「だから、その……」
ジュンの顔が真っ赤に染まっていく。
藤守兄
「何を赤くなっているんだ?」
ジュン
「だから、媚薬ということは、その……気持ちよくなったりとか……」
藤守兄
「……」
ジュン
「……」
藤守兄
「し、仕事に戻るぞ!次の被疑者を呼べ!」
ジュン
「は、はい。」
二人は顔を真っ赤にしながら仕事へと戻るのだった。
私も殴られちゃうかしら?
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
[削除]
07/23(Wed) 21:48
桐子
ちょっと来てなかったら進んでる~
消灯まで後15分なので、明日またジックリ読ませて頂いて、参加出来ればします♪←期待しないでね
[削除]
07/23(Wed) 23:08
桐子さん(´∇`)ノシ
小春
サイトオープンおめでとうございます
板仲間の皆様、我らが桐子さんのサイト「桐の花」をよろしくお願いします♪
「桐の花」は、フォレストTOPページの検索欄に「アブナイ恋の捜査室」と入力し、ホームページを検索すると見つかります。
お邪魔したら拍手&コメントをお忘れなく。
桐子さん、ご自身のサイト運営でお忙しくなるでしょうけれど、時々は私を構うのも忘れないでね(つд;*)←
リレーへのご参加心待ちにしておりまーす。
[削除]
07/24(Thu) 17:43
サイトの告知をありがとうございます(*´ω`*)
桐子
上手く繋がるかな~
その頃総務では
職員1
「あれ?堺さん、何か良い香りしますね」
堺
「あぁ、多分、文香よ。今朝届いた手紙に入っていたの」
職員1
「ふみこう?随分古風ですね」
堺
「そう?私は割とやるわよ? 特に源氏香の『桐壷』をよく使うかな」
そう言って、ニコリと微笑む。
話しかけた職員は、彼女の趣味がお香やアロマだったことを思い出した。
キナ臭い会話に加わりたかった(。´Д⊂)←
マズかったら消して下さいませ。
という事でパース(#^.^#)/⌒○
07/25(Fri) 09:09
とりあえず引っ張っておく
小春
とも
「……結論から言いますと、今回の手紙に残っていた香料らしきものは微量すぎて、成分を特定するところまでは至りませんでした」
小野瀬に報告をするともは、悔しそうな表情をしていた。
とも
「可能性として考えられるのは、文香、香料、油分です」
それが含まれていたのは青い封蝋の手紙だけだった事も、ともは改めて小野瀬に示した。
とも
「文香だとすると、現在主流になっている、封筒に香料を同封するタイプのものではなく、お香のように焚きこめたもの。今回、封筒に入っていたのは手紙と絵だけでしたからね」
小野瀬は、ともの差し出したデータを受け取った。
とも
「差出人のつけていた香水だとすると、ほんの移り香程度。媚薬の絵に含まれていたものなら、画材の油分程度。ただ……いずれにしても微々たるもので、しかも劣化していて、成分を特定する事は出来ませんでした」
小野瀬
「うん」
データを見ながら小野瀬が頷いた途端、ともは、がばっと顔を上げた。
とも
「でも、私、最初に手紙を手にした時の、あの感覚、絶対に忘れません」
ともは小野瀬を見つめて、自分の鼻を指差した。
とも
「次にあの香りを感じたら、必ず分かります!」
頼みますよともちゃん。で、パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/26(Sat) 07:37
も少し足しておきますね
小春
桜田門駅の近くにあるソバ屋、『さくら庵』。
「誠心誠意」というのは創業以来の家訓だが、代々の店主がそれを「大切なお客様に、真心を込めた接客を」、そしてさらに、「お客様が食べたい時に、食べたい物を最高の味で」と拡大解釈し続けた。
その結果、現在「さくら庵」の営業時間は朝七時から夜九時までの十四時間に及び、そしてなんと、霞が関への出前には二十四時間いつでも応じるという、離れ業を持つに至っている。
昼食時には、三十席ほどの店内はもちろん満席。
しかも、あちらのテーブルで美味しそうに天ぷらソバを啜っている中年男性がいるかと思えば、その隣のテーブルでは小さな子供たちを含んだ家族連れが、笑顔で鰻重やカレーライスやお子さまランチを頬張るというふうに、メニューは多彩。
さくら庵の先ほどの家訓は、近年では「どんな注文にも笑顔で応える」にまで発展していて、「名店」と呼ばれ、ミシュランガイドにも載る老舗のソバ屋でありながら、常連客は平気で裏メニューを注文し、店の方でも、待ってましたとばかりに需要に応え続けているのだ。
ソバ屋としてのプライドはいいのかとか、本当に採算が合うのかとか、客の方が色々心配になるほどだが、店内では誰もがニコニコしているから、まあ、良しとしよう。
そんな「さくら庵」に、今日は珍客がいた。
穂積と小野瀬だ。
時刻こそ午後二時をまわって混雑のピークを過ぎてはいるものの、警視庁きっての男前が二人、テーブル席に並んで座っているのは壮観だった。
穂積
「……」
がつがつと鴨南蛮定食を平らげてゆく穂積の隣で、優雅に和風御膳をつまみながら、小野瀬がニコニコしている。
小野瀬
「久し振りにこのお店に来たけど、相変わらず繁盛してるね。ねえ、穂積」
穂積
「……」
小野瀬
「小春さん、いないなあ。まだ、出前が終わらないのかな。ねえ、穂積」
穂積
「とっとと食え」
小野瀬
「いいじゃない。せっかく、二人で美味しいご飯食べてるんだからさ」
穂積がじろりと小野瀬を睨んだ。
穂積
「そもそも、なんでお前は俺の隣に座ってんだよ?テーブル席なんだから、普通、向かい側に座るだろうが!」
小野瀬
「あ、なぁんだ。俺の顔を正面から見たかったの?」
穂積
「狭いんだよ!」
小野瀬
「じゃあ、はす向かいに座ろうかな?こっちからの角度の方が自信ある」
穂積
「……」
小野瀬
「無言で殴るのはやめてよ」
穂積
「内緒話があるから隣に座ったんだろ!早くしろ!」
小野瀬
「せっかちだなあ」
ぶつぶつ言いながらも、小野瀬は隣にいる穂積の肩に自分の肩をくっつけた。
小野瀬
「……捜査室のセキュリティを下げてもらいたい」
穂積は眉ひとつ動かさず、小野瀬の顔を掴んで引っ張った。
小野瀬
「痛い痛い痛い!」
穂積
「本物か」
小野瀬
「警視庁から腕を組んでここまで来たでしょ!」
穂積は小野瀬を解放して、涼しい顔で鴨南蛮に戻っている。
小野瀬
「具体的には、先日のパーティーの参加者が、捜査室に出入りするのを許可して欲しい」
穂積
「なるほどな」
長年の付き合いで、二人の意思疎通は短い会話で事足りる。
穂積はソバを食べ終え、玄米茶を飲み干した。
穂積
「いいだろう。仕事は多いが深刻な案件は無い。うちの連中も、悪魔の薬が気になって仕方ないらしいし」
小野瀬
「穂積も気になる?」
目を輝かせる小野瀬に穂積が何か言い返そうとした時、二人の前の席に、人影が立った。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/26(Sat) 09:12
男前2人(笑)の前に!
くちびる
「おや?ルイルイと御大さんじゃあないですか。こんな所で会うなんて、奇遇だなぁ~。お二人仲良くランチですか?」
穂積と小野瀬の前に、黒髪ロングのスラリとした青年が立っていた。
穂積 「おっ....お前はっ!」
穂積は思わず立ち上がった。
小野瀬 「穂積、とりあえず座ったら。」
おはようございます。今日は夜遅くなるので、少しだけ繋げてみました。
2人の前に現れたのは、勿論あのお方....ですよね♪
さあどうなる?
続きお願いします(笑)では、パ-ス!( ̄▽ ̄;)/◯
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07/27(Sun) 10:44
清香さん登場(*^▽^)/★*☆♪
小春
???
「あれ、もしかして歓迎されてません?てっきり、僕にゴチソウしてくれるつもりかと思って現れたんですけど」
笑いながら穂積を横目に見る青年に、小野瀬は真顔で向かいの席をすすめた。
穂積
「ゴチソウなら、アニの誕生日に食わせてやっただろ、ジョン」
ジョン、と呼ばれても、青年は平然としていた。肯定も、否定もしない。
JS
「あれは楽しかったな」
くすくす笑いながら着席したジョンは、手を挙げて従業員を呼ぶと、豚の角煮とフレッシュマンゴーを注文した。
JS
「僕は賑やかなのが好きなんですよ」
従業員が去るとJSは悪びれもせずに笑い、穂積は小野瀬に急須から玄米茶のお代わりを注がせた。
穂積
「へえ。それなら、お前を収監したら独房じゃなく雑居房に入れてやるよう伝えておこう」
???
「覚えておくわ」
従業員と入れ代わるように、一人の女性が三人のテーブルを訪れ、JSと穂積の会話に割り込んだ。
緩くパーマのかかった長い髪、小柄だがナイスバディ。
篠崎清香だ。
警視庁公安部外事第二課に所属する準キャリアで、穂積と小野瀬とは同期になる。
JS
「おや」
JSはすかさず立ち上がると、優雅な仕草で篠崎を椅子にエスコートした。
篠崎
「ありがとう。今日は珍しい方々と同席出来て嬉しいわ」
JS
「僕もですよ」
穂積
「俺はお前とは嬉しくない」
小野瀬
「右に同じだね。篠崎さんは歓迎だけど」
その時従業員が配膳に来たJSの角煮とマンゴーを見て、篠崎はちょっと笑った。
篠崎
「あら美味しそう。でも太るわよ」
それから、篠崎は従業員の帰り際に盛りそばを注文した。
JS
「ご心配ありがとう。ひとくちいかが?」
篠崎
「結構。あなたと馴れ合うつもりは無いの」
辛辣な篠崎の言葉に肩をすくめたJSに、小野瀬が畳み掛けた。
小野瀬
「ところで、今回は随分と刺激的な薬をお探しのようだけど。もしかして、誰かに片想い?」
JS
「さすがの僕も、恋ばかりは思うようにはいかない」
穂積
「で、薬頼みか?安直だな」
JS
「冗談ですよ。そんな相手はいないし、僕は薬を使いたいわけじゃない。ロマンを探してるんです」
そこへ。
小春
「失礼します。盛りそばお待たせしました!」
注文の品を元気よく届けに来たのは、小春。
篠崎
「小春ちゃん、お久し振り」
小春
「清香さん、来て下さって嬉しいです。はいどうぞ」
篠崎
「ありがと」
篠崎に薬味やお茶を出した小春は、穂積やJSにも如才なく挨拶した後、小野瀬と目が合うと、両手で自分の頬をむにーと引っ張って見せてから笑った。
小春
「本物ですよ」
それを見て穂積と篠崎は怪訝な顔をし、小野瀬は気まずそうに笑顔をひきつらせた。
すぐに意味を察したJSだけが、小春を見て楽しそうに声を立てて笑っている。
妙なメンバーが相席して、妙な雰囲気になる午後のソバ屋。
しかし、この時、この店内で彼らの席に注目していた客が他にもいた事に、彼らは気づいていただろうか……?
もう、JS顔見知りでお願いしますorz
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/28(Mon) 08:51
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
とも
ドタバタの週末で書き込みできませんでした~(T_T)
お、新たなキャラ登場!と思ったら清香さん!
ナイスバディも健在!
アニと同じくJSを追う公安の捜査官の設定ですかね?
さくら庵にいた他の客が誰か気になります(σ´∀`)σ
07/24(Thu) 00:47
『アブナイ☆恋の捜査室feat.小春日和』
小春
☆ここまでのあらすじ☆
緊急特命捜査室に夏が来た。
新人だった櫻井翼も、配属されて約一年。
相変わらず多忙ではあるものの、メンバーたちは幾多の経験を共に乗り越えて、チームワークも順調に培われてきていた。
そんな中、藤守の兄であり検察官でもある藤守慶史が、誕生日を理由に捜査室に乗り込んでくる。
高飛車なアニの態度に辟易しつつも、急遽、捜査室でアニの誕生パーティーが開催される事に。
捜査室以外からも次々と参加者が加わり、賑やかなパーティーは無事に終わった。
だが、片付けにやってきたソバ屋の小春が、謎の美女から預かったという二通の手紙を穂積に手渡したところから、事件は始まる……。
~feat.小春日和版登場人物~(五十音順)
☆木崎紅花
翼と同期で、目鼻立ちのはっきりした小柄な交通課の婦警。
本人が知らない間に、彼女の姿を借りたJSがアニの誕生会に参加していた。
☆小日向小春
どんな注文にも応じるため、霞が関の官公庁で重宝されていているソバ屋「さくら庵」の一人娘。黒髪ショートのちびっこだが、じつは翼より1コ年上。
☆堺桐子
ロングの黒髪をひっつめてメガネをかけた小柄な女性。総務課の情報通で、『女版小笠原』とも呼ばれているらしい。
☆白河とも
小野瀬ラボに新入した鑑識官。パンツスーツでスラっと背が高く、こげ茶色のゆるくパーマのかかったロングヘアーが特徴。藤守の同期でもある。
☆せつな(仮名)
捜査一課の垢一点、いや、紅一点。バリバリの女警部補強行斑係長らしいが、いつ登場するのであろうか。
☆謎の美女エミ(仮名)
小春に二通の手紙を預けた某女優似の女性。JSとも関わりがありそう。穂積にハートマークのついた手紙を贈った人物か?
☆藤守ジュン
黒髪ロング、低身長の検察事務官。同じ名字だが親戚ではないらしい。
藤守アニの手綱を握る、なかなかのしっかり者。
☆御上泉
天パの茶髪ショートで、大人しそうな小柄の女性。しかし初登場でAVを持って来るあたり只者ではなさそう。少年課で、藤守の一つ下の後輩。
coming soon……
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07/28(Mon) 09:32
登場人物追加
小春
☆篠崎清香
緩くパーマのかかった長い髪、小柄だがナイスバディ。
警視庁公安部外事第二課に所属する準キャリアで、穂積と小野瀬とは同期になる。
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07/29(Tue) 09:05
おはようございます(^-^)
とも
さくら庵店内の隅っこで、穂積たちの様子を窺うグループがひとつ。
藤守
「(小声)おい、お前がランチに行こて誘うから、もうちょいオシャレなとこにでも連れてってやろう思てたのに、なんでさくら庵やねん(もぐもぐ)」
とも
「(小声)ええやん、昨日さくら庵で食べたご飯が美味しかってんもん(もぐもぐ)」
如月
「(小声)藤守さん、ランチに誘われたの、自分だけだと思ってたでしょ(もぐもぐ)」
小笠原
「(小声)出前ばかりじゃなくて、たまには店で食べるのもいいかもね(もぐもぐ)」
藤守
「しかも室長と小野瀬さんはおるし、その前には誰かわからんやつもおるし…。って、小笠原までついてきたんかいな!」
とも
「(小声)しっ、まさかここにあの2人が来てるなんて思わへんかったんやから、しゃあないやん。…それにしても、あのナイスバディな女の人はなんとなくウチの関係者っぽいんやけど、隣の長髪の人は何者なんやろ?(もぐもぐ)」
謎の視線の正体は…、自分たちでした、ちゃんちゃん♪
で、続きはパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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07/29(Tue) 12:39
気がついたらお昼。
くちびる
その頃、さくら庵ののれんをくぐる2人が。
翼 「紅花ちゃん、お昼ここでいい?」
紅花 「うん。ここメニューがいっぱいだもんね。何にしようか迷っちゃう。」
きゃっきゃ、うふふと笑い合いながら、店内に入る2人。
突然、紅花が「ひゃあ」っとすっとんきょうな声を上げた。
翼 「べっ紅花ちゃん?」
紅花の視界に、自分を交通課まで訪ねて来た警視庁のツ-トップの姿が飛び込んできた。
並んで座っている姿はまさに壮観だ。
少しだけ繋げてみました。
さくら庵がどんどん賑やかな事に!
どうなることやら(笑)
続きパ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
07/29(Tue) 17:05
なんだか久しぶり
ジュン
藤守兄
「ここがさくら庵か。」
ジュン
「何を睨み付けてるんですか?さっさと入りますよ?」
店の前で仁王立ちする藤守兄にジュンは呆れ顔で店に入るよう促した。
小春
「いらっしゃいませ。あ、ジュンさん、藤守検察官。」
ジュン
「小春ちゃん、こんにちは。二人なんだけど座れるかな?」
小春
「どうぞ、こちらに。」
席に移動しようとしたところで藤守兄が声をあげた。
藤守兄
「なぜ、貴様らがここにいるんだ。」
穂積
「それはこっちの台詞よ。」
小野瀬
「俺と穂積のランチデートなんだらか邪魔しないでほしいな。」
警視庁のイケメン2トップに睨まれても怯むような藤守兄ではない。
藤守兄
「何がデートだ。気色悪い。それに四人じゃないか。」
ジュン
「穂積さん、小野瀬さん、こんにちは。そちらは?」
篠崎
「篠崎清香です。よろしくね。」
篠崎とジュンがお互いに頭を下げる。
JS
「おっと、それじゃ僕はここで失礼するよ。」
JSはさっと立ち上がり店を出て行ってしまった。
藤守兄
「なんだ?あいつは?」
ジュン
「すみません。お邪魔でしたでしょうか?」
穂積
「気にすることないわ。」
小野瀬
「そうそう。」
藤守兄
「あの男、何か気になるな。」
藤守兄はJSの出ていった扉を見つめていた。
こんなでもいいでしょうか?
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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07/29(Tue) 21:16
今回食べてばっかり(笑)
小春
皆さん毎度ありがとうございます(´∇`)
篠崎はテーブルに届いた盛りそばを三十秒ですすりあげると、席を立った。
篠崎
「ごちそうさま、私ももう行くわ。穂積くん小野瀬くん、お邪魔したわね。私の分はここに置くわ」
篠崎はそう言って、釣り銭の無いようにピタリと代金をテーブルの上に置く。
篠崎
「じゃあ、お先に。また、近いうちに会えるといいけど」
それは、今後もJSの件で互いに協力しあう事もあるだろう、という、彼らの間では通じる暗喩で。
小野瀬
「だね」
穂積
「次は一杯やろうぜ」
穂積が拳を差し出すと、篠崎も小さな握り拳を作って、穂積のそれにこつんとぶつけた。
小野瀬とも同じように拳をぶつけて別れの挨拶を交わし、篠崎は颯爽と去って行った。
篠崎は公安なので、自ら身分を明かす事は決して無い。
アニはそれを承知しているので、篠崎の正体に薄々気付きながらも、あえて追求しなかったのだ。
アニ
「見事なソバの食いっぷりだったな」
アニはそう言いながら、JSと篠崎のいなくなった席に、ジュンと並んで腰を下ろした。
アニ
「それなら俺はざるうどんを二十五秒で食わねばなるまい」
穂積
「年寄りが無茶すると噎せるからやめなさい」
アニ
「誰が年寄りだ!」
アニが意地になってざるうどんを注文し、配膳されたそれを今まさに箸で口に運んだ時。
穂積の携帯が鳴った。
穂積
「コロシだわ」
アニ
「ぶぇっげふぉごほげほげほ!」
小野瀬
「うわっ汚い」
ジュン
「すみません小野瀬さん!」
穂積
「落ち着きなさいアニ、未遂だから。……ただ」
アニの背中を擦りながら、ジュンが穂積の顔を見た。
ジュン
「……ただ?」
穂積
「明智からの報告によれば、殺されかけたのは都内に住む大富豪で、『メフィストフェレスの媚薬』を所持している二人の人物のうちの一人……らしいわ」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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07/29(Tue) 23:47
こんばんはー
泉
穂積の携帯が鳴る少し前。
泉
「………ん?」
少年課の自分のデスクで仕事をしていた泉は、スーツのポケットに仕舞っている携帯が鳴っているのに気付いた。鳴っているのは仕事用ではなく、プライベート用の方。
普段なら無視するのだが、何故か今日は出なければいけないような気がした。
そっと席を立ち、休憩所に向かう。携帯の画面に表示されている名前に、思わず眉間に皺を寄せる。
仕事中は連絡してくんなって言ってんのに…!
若干の苛立ちを感じながら泉は電話に出る。
泉
「ちょっと姉ちゃん、今仕事中なんだけど」
泉姉
『泉、どうしよう…!助けて…!!』
今にも泣き出しそうな姉の切羽詰まった声に、先程まで感じていた苛立ちは消えていた。
この電話はなにか関係あるんですかね?←ヲイ!
ダメだったら消してください
(*´ー`)ノ⌒○パス!
[削除]
07/30(Wed) 08:07
これは2事件同時進行か?(≧∇≦)ワクワク
小春
いいですねー。
皆さんお忘れかも知れませんが、このリレー板ではよほどの事がなければ削除には応じません。(書き直しは可ですが)
なので、泉さん、このまま行きますよー♪
[削除]
07/30(Wed) 08:44
はじめまして
冬子
冬子(ふゆこ)と申します。
リレー楽しみにみてます!
頑張ってください。応援してます!
07/30(Wed) 11:23
応援ありがとうございます(小躍り)。
小春
冬子さん、応援ありがとうございます!
励ましのメッセージ頂くと作家一同やる気UPします!
みんなで頑張りましょうね(o≧▽゜)o
[削除]
07/30(Wed) 18:21
読みに入ってた(^_^;)
桐子
う~ん。総務ってどうやって絡んだら良いのかな~?
現在、ネタが浮かびません(^_^;)
もう少し読みに入ってます←
[削除]
07/30(Wed) 19:16
事件ですね!
くちびる
翼と紅花は向かい合ってお昼を食べていたが、穂積の電話を聞いていた。
紅花 「翼ちゃん、メフィストフェレスの媚薬って?」
翼 「う、うん、あのね、詳しくは言えないんだけどね、今、捜査してる事に絡んでるんだ。」
ひそひそと話しをする2人。
その背後には世にも美しい笑顔を浮かべて近づく穂積の姿があった。
「せっかくのランチを邪魔して悪いんだけど、櫻井、電話の内容は把握してるみたいね。すぐに戻るわよ。」
まだ昼設定でOK?
あ~あ、楽しいランチは事件で終了(泣)
これから本格的な捜査ですかね?
私は今帰り道....。お昼ではなくこれから晩ごはんです(笑)
では続きお願いします!パ-ス( ̄▽ ̄;)/◯
[削除]
07/30(Wed) 23:14
では私は富豪の方を(´∇`)
小春
泉さん、お姉さんの方はよろしくお願いします(^^ゞ
桐子さん、私も皆さんの出番を考えながら書いていますが、とりあえずもう少し進めてみますね。
穂積以下の捜査室メンバーが、さくら庵を飛び出して警視庁に戻って行った後。
小野瀬
「白河さん、俺たちも戻ろう」
とも
「はい。……あ、ちょっと待っててください」
ともは小野瀬を待たせておいて、厨房の方にいた小春の所に駆け寄って行った。
そして数分後、ビニール袋に何かを入れて戻ってくる。
とも
「お待たせしました」
袋の中に入っていたのはさっきまで角煮とマンゴーが載っていた皿と、使用済みの箸や箸袋。
小野瀬
「さすがだね」
とも
「小野瀬さんこそ。小春さんに、洗わず残しておいてくれるよう、頼んであったやないですか」
二人は、にっ、と笑いあった。
その、鑑識の二人が出て行った後。
アニ
「ジュン、我々も戻るぞ」
ジュン
「はい」
従業員
「あのう、お代は藤守さんから頂くようにと穂積さんが」
アニ
「穂積ーーー!」
こうして、検察庁に戻った藤守とジュン、鑑識に戻った小野瀬とともを除くメンバーが捜査室に戻ってきて揃うのを待って、明智からの報告が始まった。
明智
「殺人未遂の被害に遭ったのは千代田区在住の男性、帝堂虎之助、六十五歳です。今のところこの事件は捜査一課の担当案件で、我々には関係ありません。ですが、小笠原がリストアップしていた人物でしたので、室長にご連絡しました」
穂積は明智に頷いて、小笠原を見た。
小笠原
「『メフィストフェレスの媚薬』を入手しそうな人物を、とりあえずプロファイリングで選び出してみた、俺の独自のリストだよ。まだ作成途中だった」
穂積
「基準は?」
小笠原
「東京都内にある骨董商の大口顧客であり、かつ生活の中にネットオークションが出来る環境があり、愛人のいる可能性がある人物。なおかつ……」
藤守
「可能性、ってお前。愛人の存在とか、どうやって調べんねん」
小笠原
「ひみつ。ちなみに藤守さんはその可能性がゼロ」
藤守
「ゼロ言うな!俺泣いてしまうやろ!」
翼
「あのう」
翼がおずおずと手を挙げた。
翼
「紅花ちゃんがずっと一緒にいるんですけど、いいんですか?」
そう。
翼と一緒にさくら庵にいた紅花は、離れるタイミングを逃して、ついに捜査室まで来てしまっていたのだ。
穂積
「巻き込むつもりは無かったんだけど、成り行きだわね」
穂積はそう言って、紅花の頭をくしゃくしゃと撫でた。
穂積
「木崎、ここで見聞きした事は他言無用よ。いいわね?」
紅花
「ひゃ、はいっ!」
穂積
「よろしい。交通課に帰んなさい」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
07/31(Thu) 08:51
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
とも
少しだけつなぎます~。
紅花が交通課へ戻ると、捜査室では改めてミーティングが行われた。
小笠原
「帝堂は今日の午後1時頃、自宅のコレクション部屋で後頭部から血を流して倒れているところを、住み込みの家政婦が見つけて警察と救急に電話を入れている」
穂積
「アンタ、また一課のデータ覗いて! ハッキングは犯罪だと何度も言ってるでしょ!」
言うと同時に小笠原に強烈なデコピンを見舞ってやるが、本人に罪の意識はない。
小笠原
「いずれ分かる事なんだからいいじゃない。 …何々、その後の現場検証で、帝堂のコレクションのうちの一つが無くなっている…」
如月
「それって、例の媚薬なんですかね?」
明智
「帝堂は媚薬を入手しそうな人物として小笠原がリストに挙げていただけで、実際に持っていたかどうかはわからないぞ」
藤守
「じゃあ、何を盗んだんやろ?」
あれこれ議論していると、パンっと穂積が手を叩いてその場を制した。
穂積
「ハイ、推理はそこまで。この件は一課の案件だし、ウチで勝手に動くことはできないんだから、情報として把握するだけにしておいてちょうだい。 現場検証が済んでいるなら、もう鑑識にまわってるでしょう。後で小野瀬か白河に聞くことにして、皆はそれぞれの持ち場に戻りなさい」
自分たちの担当事件そっちのけでそわそわしてる捜査室メンバー…。
続きをパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
07/31(Thu) 18:31
わくわく
冬子
事件はあちこちである、登場人物は皆さん魅力的、ドキドキ ワクワクしてます。
そのうち事件に絡まない通行人Aで登場しようと思っていたら、すっかりタイミングを逸してしまいました。
続きはどうなるのか?楽しみです。
そして何気にアニがツボでした。蕎麦屋の前で仁王立ち、アニっぽいです。背筋はぴんっとしてるんでしょうね。
引き続き楽しく読ませてもらいます。捜査室もJS側も頑張ってください!
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08/01(Fri) 07:14
おはようございます
ジュン
検察庁
藤守兄
「メフィストフェレスの媚薬……」
穂積の電話を聞いていた藤守兄も仕事に集中できずにいた。
ジュン
「また媚薬のことを考えているんですか?それは捜査室の方に任せましょう。慶史さんには慶史さんの仕事があるんですから。」
藤守兄
「しかし、気になる……おい、今夜愚弟を飯に誘え。」
ジュン
「どうして兄弟で食事する約束を私が連絡しなくちゃいけないんですか?」
藤守兄
「違う!お前が賢史と食事をして媚薬のことを聞き出してこい。」
ジュン
「どうしてそうなるんですか!?」
藤守兄
「俺が愚弟に情報を聞くなど癪に触るだろうが!」
ジュン
「意味がわかりませんよ……」
その夜……
ジュン
「わざわざごめんね?賢史くん。」
藤守
「かまへんよ。どうせ兄貴に押し付けられたんやろ?お前も大変やなぁ。」
藤守はジュンの頭をポンポンっと叩いた。
ジュン
「それでメフィストフェレスの媚薬のことなんだけど教えてもらえる?」
藤守
「担当は一課やから詳しいことは分からへんけど、簡単なことだけな。」
藤守は簡単に昼間に聞いた情報を話す。
ジュン
「なるほど。じゃあその人が媚薬を持っていたかはわからないんだね。」
藤守
「そうや。あくまで可能性の話や。」
藤守兄
「まったく、役に立たんな。愚弟。」
藤守
「って、結局兄貴も来てるんやん!」
こんなんでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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08/01(Fri) 08:04
藤守劇場(笑)
小春
ともさんの「そわそわしてる」にも笑ってしまった(≧∇≦)
検察組はいつも仲良しで楽しそうだなあ。
冬子さん、いつも応援ありがとうございます。ご参加お待ちしてますよ。