『ストロベリー☆パニック』
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06/21(Sat) 05:38
ストロベリー☆パニック
小春
~『ストロベリー・パニック』登場人物~
☆葛西和代……振り込め詐欺の被害者である初老の女性。
☆荒木修治……葛西と直接会って、カードと少額の現金を受け取った「受け子」で「副犯」。〈葛西による首実検で、「受け子」と判明しているが否定黙秘〉。
☆下川歩……荒木からカードを受け取り、変装してATMから現金を引き出した「出し子」で「荒木の後輩」。イチゴの大ファン。〈現在は捜査に協力的。カードから葛西の指紋とともに下川の指紋が出ている〉。
☆倉田優子……主犯の疑いがもたれている女性。二年前に自身も詐欺の被害に遭っている。荒木とは幼馴染み。
☆矢追好介……イチゴがデビュー前にバイトしていた女装パブの元店長。本人にも潜在的な女装癖のある美形。男色家で穂積が好みのタイプらしい。
~ここまでのあらすじ~
TV番組の企画で、捜査室に人気アイドルの女装男子「イチゴぱにゅぱにゅ」こと桃井イチゴ(21)が職業体験にやってきた。
元相撲部のイチゴは「腹筋の割れた投げ技の得意な男性」が好みのタイプ。
タイプど真ん中の明智を筆頭に、腹筋の割れたイケメン揃いの捜査室にイチゴは大興奮。
イチゴの世話を担当する事になった翼は、付き合い始めたばかりの彼氏に迫るイチゴに戦々恐々としながらも、その積極的な姿を羨ましくも思う。
イチゴの取材と並行して、捜査室には振り込め詐欺の事件がまわってきた。
意外にも、アイドルであるイチゴの存在や機転がきっかけとなって、捜査は順調に進んでゆく。
しかし、手に入る証拠はいずれも決め手に欠け、浮かび上がる被疑者や参考人には謎が多い。
事件が徐々に複雑さを増す中で、地道な捜査を続けた翼たちは荒木の幼馴染み倉田優子、さらに、かつてイチゴがアルバイトしていた女装パブの店長、矢追の存在を突き止める。
ところが、任意同行に応じて事情聴取を受けていた倉田優子は突然姿を消してしまう。
追跡した穂積たちは、行きつけのカフェで倉田優子とともに矢追を発見するが、穂積は逆上した矢追に銃で撃たれてしまう。
倉田優子と矢追を確保した捜査室メンバーと小野瀬は、事件の全容解明を目指して取り調べを続ける……
真実が明らかになり、負の連鎖が止まる日は来るのか?
翼の、イチゴの、メンバーたちの恋の行方は?
イチゴの研修もリレーもいよいよ大詰め!
飛び入り、応援も大歓迎!
引き続き皆様のご参加をお待ちしております!
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06/22(Sun) 10:38
こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
とも
今週はせつなさん、お忙しいのかしら?
では少しだけ…
報告書がひと段落ついたところで、翼は医務室の穂積の様子を見に行った。
夜も遅いので廊下はしん、としていて、医務室までの道のりがやけに遠い。
しかし自分の上司であり、恋人でもある穂積の元へ行くのだと思うと自然と足が速まった。
翼
「失礼しま~す…」
コンコン、とノックをして中に入り、カーテンで仕切られたベッドへ向かうと、穂積の姿が見えた。
目を閉じてはいるが、傷口が痛むのか、眉根を寄せているその顔は苦痛でゆがんでいた。
翼
「室長…」
翼はそっと持ってきたタオルで穂積の額の汗を拭いてやり、次に冷たく冷やして乗せた。
穂積
「…うん…翼…か?」
翼
「はい、ここにいますよ。傷口はまだ痛みますか?」
穂積
「…あぁ、このくらい、なんともない。それより捜査室に戻らないと…」
無理やり起きようとする穂積をあわてて翼が制す。
翼
「ダ、ダメです! ホントは絶対安静で入院してなきゃいけないんですから!」
穂積
「イテッ、俺は一応けが人なんだぞ!」
そう言いながら、穂積はグイッと翼の腕を引っ張り、自分の腕の中に閉じ込めた。
穂積
「…朝まではおとなしくしててやるから、今はこうしててもいいか?」
翼
「…はい」
翼は傷口になるべく当たらないようにしながら、そっと穂積に身体を預けた。
穂積の胸から聞こえてくる鼓動が、翼をリラックスさせた。
穂積
「翼」
名前を呼ばれて見上げると、どちらからともなく唇が重なった。
徐々に深くなるキスに必死で応える翼を、穂積はいつの間にか自分が寝ていたベッドに押し倒し、その上に覆いかぶさっていた。
穂積
「さっきのは却下。やっぱ我慢できねーわ」
その時、医務室の扉がガラっと開いて、小野瀬が顔を出した。
小野瀬
「櫻井さん、穂積の様子はどうかな…って、あれ? お楽しみ中だった? ついでに俺もまぜて?」
あっ、いいところで切っちゃった(σ´∀`)σ
あとはパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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06/22(Sun) 10:58
ですよね。
小春
まだまだ室長にイイオモイさせるわけにはいきません(笑)。
では私もちょっとだけ。
穂積
「何でお前も来るんだよ!」
小野瀬
「氷枕替えてきたんだよー」
翼
「あ、あの、私、捜査室に帰ります。小野瀬さん、後はよろしくお願いします」
翼は真っ赤になって衣服の乱れを直し、慌てて穂積のベッドから離れる。
翼
「失礼します!」
穂積
「あっ、翼」
小野瀬
「あーあ。ごめんね穂積。じゃあ、続きは俺とする?」
穂積
「しねーよ!翼ー!」
翼
「室長、お大事に!」
穂積の伸ばした腕の先で、医務室の扉が閉まった。
あーあ。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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06/23(Mon) 00:43
土日の女のはずが月曜・・・
小野瀬☆せつな
他力本願はワタクシもなんですが( ̄д ̄)??
週末に・・・と、お声かけて頂けてうれしいですwええ、ほんとうに!喜んでますよ!!
今日はバッタリ倒れてました。
やっぱり、週休二日は欲しいですよね(;´Д`)
体調の悪いお嬢様もいらっしゃるようですが、お互い身体には気をつけて楽しみましょう!
ってことで、フフフ・・・な書き込みします~~
小野瀬
「・・・櫻井さんは、元気出たようだね」
穂積
「そう・・・見えたか?」
名残惜しそうに閉まった扉を見つめながら、穂積は安堵のため息を吐く。
小野瀬は苦笑しながら、ベッドの隣に置かれた椅子に座った。
小野瀬
「あのくらいの年頃の子なら、おまえのキスひとつで容易く騙されてくれるよ。全く・・・どこまでも愛しちゃってるんだねぇ」
穂積
「ただでさえ心配性なんだ・・・自分を責める、あいつの暗い顔は見たくない」
穂積は、熱い息を吐き出すと目を閉じる。
小野瀬は、苦しげに歪んだ表情の穂積の額に触れた。
先程よりも体温が上がっている。
いつもなら撥ね退けられるはずの小野瀬の右手は、拒絶されることなくそのままだ。
創部の吸収熱は、穂積の体力を奪う。
翼に、傍にいて欲しい。
でも、今は自分の傍にいるほうが、辛いはずだ。
気の置けないこの悪友は、そんな穂積の気持ちも立場もすべて理解しているから、今はその存在に安堵できた。
小野瀬
「もうじき、看護師が点滴を打ちに来る。少しおとなしく休んでおかないと、病院に逆戻りになるよ」
穂積
「言われなくても、もう、気が抜けて指一本動かねぇ。悪いが、少しの間、任せる・・・」
小野瀬
「うん、任された。安心して。明智君はいい仕事してるし、朝が来ればおまえの体力も復活してるさ」
穂積はもう答えなかった。
ギリギリ保たれていた意識が落ちるように寝入ったのがわかる。
小野瀬は、穂積の額に当てていた手をゆっくりとはずし、拳を握ると、口元に当てた。
何かを誓うようにつぶやき。
時間通りにやってきた看護師と、入れ替わるように部屋から出た。
ラボに向かう途中の廊下で、人影に気付く。
確かめなくてもその姿が誰の物か小野瀬には分かっていた。
翼
「室長は、眠りましたか?」
小野瀬
「ああ、大丈夫。今、看護師が補液と抗生剤の点滴をしてるよ」
翼
「本当は朝までずっとついていたいんですけど、室長はきっと自分よりも私の事を気にしてしまうから・・・」
翼は、穂積の傍を離れ、泣いていたのだろう。
赤く腫れた目をしていた。
小野瀬
「君はいい子だね。穂積も君も、同じことを考えてるなんて、ちょっと妬けるけど」
翼
「・・・すみません。私、小野瀬さんには頼りっぱなしで・・・」
小野瀬
「今ならお礼はキス一つにおまけしておくよ」
ああそうすると穂積と間接キスだ、といたずらっぽく笑いながら、
いつも室長がするみたいに、ポンポンと頭を撫でられる。
翼
「もう!小野瀬さんたら」
小野瀬
「ははは、君はもう何も気にしないで、穂積のために自分のすべきこと考えればいい」
翼
「はい。ありがとうございます」
お礼を言って、翼は捜査室へ足を向けた。
ふと、殺気を感じたような気になって振り向くと、
小野瀬
「・・・穂積を傷つけたお返しは、あのふざけた男女に、百倍にして返してもらうから、ね」
留置場の方を向き、壮絶なほど美しく妖しい微笑みを浮かべる小野瀬。
凍り付くような冷たい小野瀬の声を、初めて聞いた。
静かな怒りのほうが恐ろしいのだと知り、翼は思わず身を震わせた。
実は、どうやって矢追を追い込むのか??!!
いっぱい考えたけど、いいアイデアが思いつかなかったorz
なので、フリで逃げる=3=3
腐腐腐がいっぱいで、ご免あそばせ(*ノωノ)
06/23(Mon) 10:13
せつなさんありがとう(´∇`)ノシ
小春
月~金に我々がよってたかってフリ倒すネタを、毎週きっちり調整してくださるせつなさんと小野瀬さんには頭が下がります。
皆様、今週も敬意を持って、週末のせつなさんのために頑張りましょう!←なんか違う
翌朝。
捜査室にまだ穂積の姿はなく、代わりに明智がミーティングの準備をしていた。
イチゴ
「明智さん、おはよう。室長さん、まだ厳しいの?」
明智
「昨日の今日だからな。一応、如月の取り調べの監督、という役目をお願いしてはあるが、特に問題が無ければ、そのまま治療に専念していてもらおうと思っている」
空気マネージャー
「……あの、……お見舞いも……、いけませんか……?」
消え入りそうな声で、おずおずと尋ねたマネージャーを、凄い速さでイチゴが振り返った。
イチゴ
「ダメ!イチゴだって、室長さんの看病に行きたいのを我慢してるんだからね!」
言うのと同時に、イチゴはマネージャーの目尻と口の端を両手の指先でつまんで、力を込めた。
両側から顔の上下をつままれた空気マネージャーは、眼鏡をかけたお多福のような顔になってしまう。
すぐそばで見ていた明智の方が慌てた。
明智
「こら、イチゴ!」
イチゴ
「マネージャーさんは、イチゴのそばにいるのが仕事!」
マネージャー
「ふわい、ふひはへんへひは」
ようやく解放され、頬をさすりながら、空気マネージャーは撮影スタッフとの打ち合わせに戻ってゆく。
明智
「……お前、誰にやきもち妬いてるんだ?」
唇を尖らせるイチゴに、明智は呆れ顔。
イチゴ
「知らない!」
唇を尖らせて、つん、とイチゴは横を向いた。
倉田
「……あの、キレイな刑事さん、大丈夫ですか?」
開口一番、倉田優子は穂積の容態を気にする言葉を口にした。
青ざめた顔の倉田を前に、藤守が頬を緩める。
藤守
「うん、まだ絶対安静やけどな。お前が心配してくれたと知ったら、きっと喜ぶで」
藤守の笑顔につられて、倉田も一瞬、ホッとした顔になる。
倉田
「良かった。……もう、誰も傷付けたくないから」
藤守
「カフェでもそう言うたそうやな。誰を傷付けたと思てるのや?」
倉田はちらりと、記録係を兼任している翼を見た。
翼は「全部、話してください」と頷いてみせる。
翼
「ここにはもう、あなたを傷付ける人はいませんから」
矢追
「カッとなって発砲しちゃったけど、優子を殺す気なんて無かったわ。まして、あのイケメンを撃つつもりなんて、これっぽっちもあるもんですか」
逮捕されたために長髪のカツラは外され、地毛の短髪に戻った矢追が、取り調べ室に響き渡るような声で吠えている。
化粧を落として素顔になっても、矢追の顔立ちはかなり整った部類に入るだろう。
興奮しているため言葉遣いは男になったり女になったりするが、明智も小笠原も、惑わされる事無く冷静に対応していた。
この男は、穂積を撃ったのだ。
矢追
「詐欺?私は関係無い。全部、優子が一人で計画した事でしょ。私は知らないわ」
反抗的だし、矢追には、かかっている容疑が多すぎる。
これは長引くかもしれないな、と明智は思った。
荒木
「……穂積、って、あの、金髪の刑事さんだろ」
相変わらずぶっきらぼうな物言いだったが、行方不明だった倉田優子が見つかり、彼女の身柄が確保されるまでの顛末を聞いた荒木の態度は、明らかに変わっていた。
荒木
「あの人、前に、俺を信じるって言ってくれた。……優子の事も、あいつを守って、代わりに撃たれてくれたんだろ」
如月は慎重に、荒木の言葉に無言で相槌を打つ。
荒木
「あんたも、あの人の部下なら、優子の事、悪いようにはしないよな」
如月
「もちろん。出来るだけ、罪が軽くなるように頑張るよ。でも、その為には、正直に話してもらわなくちゃならない」
如月の言葉に、荒木は頷いた。
荒木
「あの人になら、全部話すよ」
さー皆様、今週もよろしくお願いしますm(__)m
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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06/23(Mon) 17:20
倉田の自供
ジュン
倉田
「私は沢山の人を傷つけてしまったから……詐欺の被害者の方はもちろん、同級生まで……」
倉田は静かに語り始めた。
彼女の言う同級生とは彼女が被害に遭ったときの友達のことだろう。
『確認の電話もくれずに……』
『いい子でいたかったから……』
明智からの報告で巻き込まれた同級生も傷ついていると翼たちも知っていた。
倉田もそう思っていたのだろう。瞳には涙をためている。
倉田
「人を傷つけて……私なんて消えてしまえばいいのにって……」
倉田の悲痛な声に胸が締め付けられる。
倉田
「そんなときに矢追さんと出会ったんです。お化粧をしてもらって別人みたいになったとき、心も軽くなって……」
倉田
「何度かお会いするうちに自分のことも話すようになって……」
矢追は倉田にとっては数少ない心を許せる相手だったのだろう。
倉田
「そこで今回の詐欺のことを持ちかけられたんです。」
翼は藤守と顔を見合わせた。やはり、詐欺を持ちかけたのは矢追だったのだ。
倉田
「最初は戸惑いましたけど、矢追さんと話しているうちに、この人の役に立ちたいと思うようになりました。だから、荒木くんに相談したんです。」
藤守
「計画を立てたのは矢追ですか?あなたですか?」
倉田は涙を流しながら答える。
倉田
「計画を立てたのは私です……」
弱い口調ながらもはっきりと告げた倉田。だが、翼はその言葉にどこか違和感を感じていた。
こんなんになりました(;>_<;)
難し~!
というわけでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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06/24(Tue) 09:01
おはようございます
とも
~室長、復活~
翼たちが一旦休憩をとるため捜査室に戻る途中で、同じく取り調べをしていた明智、小笠原、如月に会った。
藤守
「明智さん、矢追の聴取の様子はどないですか?」
明智
「自分は詐欺には関与していないの一点張りだ。 他にも余罪があるが、反抗的な態度で時間がかかりそうだな」
如月
「荒木の方は、室長のおかげで倉田が無事に保護されたので、自分を信じてくれると言った室長になら全部話すと言ってくれましたよ」
お互いの情報を共有しながら捜査室の扉を開けると、医務室で休んでいるはずの穂積が自席でPCに向かって作業をしていた。
如月
「室長! まだ医務室で休んでなくて大丈夫なんですか⁈」
全員が驚いてすぐさま穂積の机の周りに集まった。
穂積
「大丈夫よ。点滴うって、一晩ぐっすり寝たからもう平気。 みんな心配かけたわね」
明智は眉間に皺を寄せながら穂積の様子を窺う。
藤守
「昨日の今日でそんなすぐに回復するわけないやないですか! 今は無理せんと…って、あ痛!」
怪我をしていない方の右手で藤守の額にデコピンをすると、穂積はメンバーをぐるりと睨みつけた。
穂積
「どいつもこいつも、俺を誰だと思ってるんだ! 自分の事は自分が1番よくわかってるから平気だと言えば平気なんだ!それよりも、今の取り調べで何か収穫はあったんだろうなぁ?」
穂積の一喝で、メンバーは捜査室に戻る途中で話していた内容を報告すべく、すぐさまミーティングの準備にとりかかるのだった。
供述は難しい(ーー;)
ので少し繋ぎました~( ´ ▽ ` )ノ⌒◯パース
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06/25(Wed) 09:41
ジュンさんともさんありがとう(´∇`)ノシ
小春
昨日はお任せして書き込まず失礼しました。
この後は私が少し書きますのでお待ちをm(__)m
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06/25(Wed) 12:07
黒穂積発動
小春
穂積
「どうやら、矢追を吐かせるのが最短の道のようね」
メンバー全員からの報告を聞き終えた穂積が口にした言葉に、一同は耳を疑った。
確かに、荒木も倉田もすでに半落ちし、事件の鍵は矢追が握っている。
だが、特に明智は自分が取り調べを担当したので、矢追の手強さをよく知っている。
病み上がりの穂積に、体力を使う長時間の事情聴取や、精神を消耗する心理戦をさせるわけにはいかなかった。
穂積
「イチゴの研修も明日一日で終わりだし、頑張ってくれたあの子の為にも、この詐欺事件を解決してやりたいわよねえ」
もちろん我々の為にもね、と穂積が呟く。
イチゴは今日、マネージャーと取材班と共に、例のカフェへ事件の再現VTRを撮りに行っていた。
明智
「でしたら、もう一度俺が」
勢い込む明智を微笑んで制しておいて、穂積は翼を手招きした。
穂積
「ちょっと休憩しましょう。櫻井、藤守と二人で、何か甘い物でも買ってきてちょうだい」
時刻は午後二時。
全員疲れが溜まってきているので、穂積らしい配慮だと翼は思った。
翼
「はい」
藤守の方は、もう少し先まで穂積の考えを読んでいる。
藤守
「おっ、ええなあ。俺、たこ焼きも食いたいわあ」
明智ももちろんすぐに察する。
明智
「それなら、少し遠いが、◆◇◆デパートで北海道物産展をやっているぞ」
穂積
「いいわねー。北海道展なら、如月も行きなさい。夜食用に、北海道の名物弁当も人数分買ってきて」
如月が敬礼で応えた。
如月
「了解です。翼ちゃん、北海道は美味しい物がたくさんあるよ!」
翼
「でも、◇◆◇デパートまでだと、どんなに急いで買い物しても、三時を過ぎてしまいます」
翼は心配するが、自分の財布から出した数枚の万札を翼に手渡しながら、穂積は笑った。
穂積
「今のところ、矢追が自供しなければ、捜査に大きな進展は無いわ。まずは栄養補給と、腹ごしらえよ」
翼
「はあ」
それもそうか、と、翼も思い直した。
それに、仕事とはいえ、藤守や如月と一緒に北海道物産展なんて、すごく楽しそうだ。
穂積
「二時間ぐらいかかってもいいわよ」
翼
「分かりました、行ってきます。藤守さん、如月さん、お願いします」
藤守
「おう。よっしゃ行くでえ」
如月
「行ってきまーす!」
三人が出て行くと、穂積はすぐに鑑識から小野瀬を捜査室に呼び、残った明智と小笠原をも、ミーティングテーブルに集めた。
穂積
「櫻井たちが買い出しから帰って来るまでに、矢追を落としたい」
声を潜める穂積に、すでにその発言を予期していたメンバーたちの反応も素早い。
穂積
「小笠原、実際の取り調べ時間と、供述調書との間で、記録に残らない時間を何分間作り出せる?」
小笠原
「……黙秘したり、応答の重複があったと計算しても、二時間の取り調べで、せいぜい数分間しかないよ」
小野瀬は穂積を見た。
小野瀬
「数分間だって」
穂積
「十分あればヒイヒイ哭かせてやるさ」
穂積が唇の端を吊り上げる。
それは昨夜翼が見た小野瀬の笑顔にも似た、美しくも残酷な笑み。
穂積
「あいつには熱くて痛いのを一発もらったからな。地獄を見せてやらないと」
小野瀬
「あんな奴に穂積が指を動かすまでもないよ」
まるで嫉妬するかのように顔を歪めた小野瀬が、吐き捨てるように言った。
小野瀬
「俺なら七分で天国送りにしてやる」
穂積
「矢追は俺をご指名なんだが……いいだろう。手伝ってくれ」
穂積は小野瀬に流し目を送ってから小笠原に顔を向け、金色の髪を掻き上げると、片手を開いて宣言した。
穂積
「五分だ」
買い出しに行ってきた翼たちが帰って来た時、捜査室には明智と小笠原しかいなかった。
小笠原
「お帰り」
翼
「ただいま……明智さん?」
机に向かって一心に書類を作っていた明智の肩が、びくりと震えた。
明智
「見ていない。俺は何も見ていない」
翼
「?」
変な明智さん。
そう思った翼だが、穂積と、休憩時間には必ず顔を出す小野瀬の姿も見えない。
てっきりいると思ったのに。
そこへ、外から扉が開いて、穂積と小野瀬が現れた。
二人とも、物凄く楽しそうな顔をして、声を立てて笑いながら入って来る。
小野瀬
「お帰りー」
穂積
「お疲れ様。矢追が完落ちしたわよー」
翼
「えっ?!」
翼は思わず、傍らの明智を振り返った。
明智は焦点の合わない目を書類に向けたまま、ぶつぶつと呟いている。
明智
「知らない、俺は何も知らない」
翼
「……」
明智の怯えかたが尋常でない。
小笠原
「知らない方がいいと思うよ」
真っ青な顔で震えている明智と、キャッキャうふふしている穂積と小野瀬の異様なはしゃぎっぷりとを見比べながら、翼は黙って、小笠原の言葉に頷いたのだった。
ここらでパスしていいかしら?ヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
06/26(Thu) 05:33
おはようございます
小春
小野瀬と穂積が矢追に何をしたのかはともかく(笑)、事件は全面解決に向かいそうです。
そんな佳境ですが、ワタクシ今日の午後から一泊で友達と温泉旅行に行って参ります
帰って来たらまた書きますのでそれまでよろしくお願いしますm(__)m
ちなみに修善寺温泉でーす(近)
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06/26(Thu) 06:36
いいですね
ジュン
温泉ですか。いいですね(*≧∀≦*)
楽しんで来てくださいね(^-^)v
翼たちが買ってきた甘いものとお茶を囲み、全員がミーティングテーブルに集まっていた。
大好きな甘いものを前に明智も少し落ち着いたようだ。
藤守
「結局黒幕は矢追ですか?」
甘いものを頬張りながら藤守が質問する。
穂積
「そうよ。実行したのは倉田たちだけど、細かく指示を出していたのは矢追だったわ。」
お茶を啜りながら穂積が答える。
やっぱりっと翼は思った。倉田は自分が計画したと言っていたが、本当は矢追に指示されていただけだったのだ。
如月
「でも、さすが室長ですね。この短時間で矢追を完オチさせるなんて。」
如月が無邪気にそう言ったとき、明智の肩がびくりと揺れる。
明智
「俺は何も知らない。見ていない。」
小笠原
「如月、そこには触れない方がいい。」
如月は首をかしげながら穂積と小野瀬を見た。
その時の穂積たちの満面の笑みを見て体が震える。
如月
「す、すいませんでした。」
危険を察したのか如月は慌てて謝って、藤守の陰に隠れた。
穂積
「とにかく、あとは細かい供述をあわせていくだけだから。みんなよろしく頼むわよ。」
穂積の言葉に全員が頷いた。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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06/26(Thu) 07:26
ジュンさんおはようございます。
小春
ありがとうございます。
リフレッシュしてきまーす。
ではちょっとだけ。
そこへ、撮影を終えたイチゴたちも帰って来た。
イチゴ
「あーっ!室長さんだーーぁっ!」
顔いっぱいに喜色を浮かべたイチゴが、残り数cmで穂積に抱きつけるというところで、身を挺して遮ったのは、小野瀬。
小野瀬
「穂積は重傷なんだよ。だーめ」
狙った穂積ではなく小野瀬に抱きつく形になってしまって、イチゴはぷうっと頬を膨らませ、小野瀬の身体を押して離れようとして……
イチゴ
「ん?」
小野瀬
「ん?」
ぺたぺたと小野瀬の肩や胸、腕や腹などを触ったイチゴが、キラキラ輝く目で小野瀬を見上げた。
イチゴ
「なぁんだ!小野瀬さんも、いいカラダしてるじゃん!」
ざわっ、と鳥肌を立てる小野瀬、隣で噴き出す穂積。
イチゴ
「これならイチゴ、小野瀬さんでもいいなあ!」
改めて抱きつかれ、今度は小野瀬が押し返そうとするが、イチゴはびくともしない。
小野瀬
「ほ、穂積、助けて!」
穂積
「助けてあげたいけど、ワタシ、重傷だから。明智、助けてあげて」
明智
「室長のお言葉ではありますが、俺は小野瀬さんの恋愛には関わらない主義でして」
冷たい明智の返事に大笑いする藤守と如月はもちろん、助けたくても力の無い小笠原と翼も、ただ笑っているばかり。
弱りきった小野瀬が悲鳴を上げる。
最後の追い込みを前に、捜査室には久し振りに笑い声が響くのであった……
小野瀬
「助けてー!」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
06/27(Fri) 09:23
おはようございます(^-^)
とも
小春さん、温泉ええな~(σ´∀`)σ
リフレッシュしてもろて続きを書いてもらわな←
~取調室・荒木~
捜査室でのミーティング兼休憩を挟んで、穂積は次に荒木の聴取に向かった。
翼
「室長、続けての聴取は傷口に響くので無理しない方が…」
翼たちが買い出しに行っているほんの2時間程の間に矢追を完オチさせたと聞いて、やっぱり室長はすごい、と思う反面、その分身体に負担をかけているのではと心配になり、翼は取調室に向かう途中で穂積に声をかけていた。
穂積
「もー、大丈夫だって何度言わせるのよ、アホの子。みんなワタシをご指名なんだからしょうがないでしょ。今回はワタシはその場に立ち会うだけだから、聴取の進行は如月とアンタで頑張るのよ?」
優しい眼差しで見つめる穂積を見て、翼は両手をギュっと握って気合いを入れるのだった。
荒木
「…穂積さん、だっけ? 拳銃で撃たれたって聞いたけど、休んでなくて大丈夫なのか?」
取調室に入ってきた穂積を見て驚いた荒木だったが、それでも相変わらずぶっきらぼうな言い方で話す彼の表情はどこかスッキリとしていた。
穂積
「あら、心配してくれるなんて、悪いわね。 ワタシはこっちで話を聞いてるから、アンタが知ってること、全部話してもらえるかしら?」
如月
「今回の詐欺事件は、矢追が主犯だって自供したよ」
如月の言葉を聞き、納得したような表情の荒木は静かに話し始めた。
荒木
「詐欺の具体的な計画や俺への指示は全部優子がしていた。俺には矢追のやの字も出さなかったが、何か関係はあるんじゃないかと思っていたよ。…やっぱりアイツが主犯だったんだな。矢追のいるドラッグストアに行くようになってから、優子は随分と変わって、明るくなったからな…」
穂積
「…詐欺だとわかってて倉田の言う通りに動いていたの? やめさせようと思わなかったのは何故?」
傍でじっと聞いていた穂積が、睨みつけるように荒木を見ると、そのはくりょくに「ヒィッ」小さく悲鳴のような声を上げて身体を縮こめた。
荒木
「…優子は詐欺の被害にあってずっとふさぎこんでいた。 それが矢追と出会って、化粧をすることで明るく変わって…、笑ってる優子が見たいから、少しでも役に立てるのならと思って協力したんだ」
如月
「下川を仲間にしたのは?」
荒木
「アイツは昔から俺の言うことは絶対聞く奴だったから」
如月
「ATMに現金を引き出しに行かせる時、変装するように指示したのはキミ?」
荒木
「いや、優子も下川がメイクの学校出てるのは知っていたが、俺も優子も変装しろとは言っていない」
下川の変装は詐欺計画の中に入っているものだとばかり思っていた翼は驚いて思わず穂積を見た。
穂積
「…櫻井、今の話を藤守に言って、下川に確認をとらせて」
翼
「わかりました」
翼は急いで捜査室にいる藤守の元へと向かった。
こんなんでどうでしょうか?のパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
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06/27(Fri) 16:18
お久しぶりです
桐子
熱でふらついて、階段からぶち落ちまして…持ってた携帯は死守したのですが・・・左足大腿骨が複骨折してしまいました~( ;∀;)
手術して、現在入院中です(ToT)
メモったのが自宅なので、内容うろ覚えですがチラッと
翼「藤守さん!」
勢い込んで捜査室に入ると、当の藤守以外の明智と小笠原も何事かと振り返る。
先程の荒川の供述を伝え
翼「…なので、る…室長が確認する様に、との事です。」
思わず泪さんと言いそうになって、あわてて言い直した。
藤守「櫻井、ルイルイ言うたらしばかれるで~」
笑いながら茶化す藤守に、何とか誤魔化せたらしいと安堵した。
藤守「ほな、下川に確認取るか~」
上着を手に捜査室を出ようとする藤守に
明智「俺も行こう」
明智も立ち上がる。
明智「小笠原。後は頼んだぞ」
そう言い置いて、二人慌ただしく出掛けて行った。
こんなんで良いですかね?
マズかったら削除お願い致しますm(__)m
後はパ~ス(⌒0⌒)/~~○
06/27(Fri) 17:04
ただいまー
小春
おかげさまで久し振りにお風呂とおしゃべりと人様の作って下さる美味しいご飯を堪能して来ました。
はいみんなにおみやげ。
実は静岡県の天城で作っている東京ラスクですよ。
工場見学して来ちゃったもんね。
私が朝湯している間に進めて下さって、ともさんありがとう。
「アホの子」って呼ばれるたびにニヤニヤしてしまうはのもう末期かしら。
そして桐子さんも……、って、大腿骨複雑骨折?!
室長より重傷!!
淡々とリレー続けてる場合ですか?!
んもー、気を付けて下さいよ本当に・゜・(つД`)・゜・
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06/27(Fri) 22:04
おかえりなさい( ´ ▽ ` )ノ
とも
小春さん温泉楽しかったみたいでよかった♪( ´▽`)
あ、おみやげいただきまーす(人゚∀゚*)
っていうか桐子さん骨折で入院て大丈夫ですかっ
((((;゚Д゚)))))))
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06/28(Sat) 05:53
おはようございます。
小春
あー、やっぱりおウチが一番ですね。(寝落ちした)
そして土曜です。
せ○なさんを始めとする週末組の方々、来てくれるかなあ?
と期待しつつ、私はエンディングに向けて頭から読み直してきます。
執筆者の皆様も書いておきたいネタや人間関係などどんどんぶっ込んで、ラストスパートのご準備をお願いします。
読者の皆様も最後までよろしくお願いします。
桐子さんはお大事にしつつご参加くださいませ。
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06/29(Sun) 01:32
うわ~~~っっ(*´ω`*)
せつな
明智さんが焦点の合わない目を書類に向けたまま、「知らない、俺は何も見てない」ってぶつぶつと呟くほど脅え、小笠原さんが、「知らない方がいいと思うよ」と忠告するほどの、異様にはしゃぐ穂積と小野瀬の所業とは、いったいどんなものなのか!!??
腐腐腐なワタクシにとって、これほど妄想を掻き立てられるものはありません(≧▽≦)
>金色の髪を掻き上げると、片手を開いて宣言した。「五分だ」
スチル!スチル!!よこしてー!!!
悶えるわ・・・
お話は佳境ですね!
いよいよファイナルシーンだ♪
室長のお楽しみですよ~~( *´艸`)
なので、是非小春師匠に愛あふれる描写を・・・w
あ、清香師匠に裏お願いする手も←板です\(◎д◎;
きっと、傷を気にして、翼cが室長の×××を××←だから板です\(`皿´;=3
もう、コレでPSP出してよくないですか?
FDでいいから。同人でもいいですおねがいしますm(__)mm(__)m
超他力本願な書き込みをして去る!=3=3
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06/29(Sun) 06:18
おおっとΣ(´□`;)
小春
せつなさんからワタクシに室長とのお楽しみシーンのご指名が入ってしまいましたわ(;´д`)
私は参加して下さってる筆者さんのどなたに任せてもいいと思ってるんですけどね。
もちろん清香さんなら大歓迎です。
でもまあよく考えたら、一度「小春板でもここまでならOK」というのを書くのもいいかしら、なんて思い直してもみたり。←何をする気だ
というわけで室長にイイオモイをさせるのはワタクシという事でよろしいでしょうか皆様。
その後は一気にエンディングへ、そして次のリレーへ(笑)
せつなさん、私としては次のリレーを今までの集大成にしたいとひそかに考えておりますよ。
と、意味深な事ばかり言って去る(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
06/29(Sun) 07:22
ドキドキ
ジュン
小春さんの書く室長のイイオモイ楽しみです。
あんなことやそんなことまで(〃∇〃)
次のリレーが集大成というのも気になります。
どういうことなのかしら?←ドキドキ
楽しみがいっぱいですね(*≧∀≦*)
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06/29(Sun) 14:49
これは重大発言?( ..)φメモメモ
小野瀬☆せつな
いつもいつも、ワタクシの腐腐腐で自分勝手な書き込みを大らかな心で受け止め、お嬢様方の素敵なお話をハラハラドキドキの事件解決への展開につなげる小春さんの文才は、最早プロですよ!!
最後はどんな〆になるのか?
イチゴちゃんの捜査室体験はどんな放送になるのか?
更に更に、温泉旅行でリフレッシュされた小春さんの、室長と翼c板ギリギリお楽しみシーン!!を、ジュンさんとご一緒に今から萌えながら待っていますね( *´艸`)
次のリレーが集大成とかΣ(゚Д゚)
アレですね、やっぱり、皆様で「アブ恋4th」をやらなきゃですよね!?←違ったらゴメンナサイ
こんなお話ができるお嬢様方と交流の場を持てて、幸せです(≧▽≦)
まだまだ元気よく頑張りますので、よろしくお願いしますね!
桐子さん、術後の具合はいかがですか?お大事にしてください~( ;∀;)
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06/30(Mon) 05:50
まーだだよ(笑)
小春
おはようございます。
さー、ラストスパート。
皆様、今週もよろしくお願いしますm(__)m
穂積
「下川の変装について、調べはついたのかしら」
夜が更けるにつれて、穂積は熱が振り返してきたようだった。
周りがそう思うのは色白の穂積の顔が赤くなってきたからなのだが、もちろん、本人は辛そうな素振りは見せない。
が、そもそも穂積はイチゴの研修が始まる前から帰宅していない。
それほど毎日多忙なスケジュールをこなし、しかも、昨日の昼に銃で撃たれたばかりなのだ。
そのうえ、今日は矢追を聴取して完全自白に追い込み、荒木や倉田にも会っている。
倒れないほうが不思議なのだが、事件にはまだ細かい疑問がいくつか残っていて、それが解決しないことには、穂積はテコでも休もうとはしない。
翼たちは穂積の容態が心配でハラハラしながら、明智と藤守が下川の再聴取から戻って来るのを待っていた。
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
06/30(Mon) 07:28
おはようございます
ジュン
明智と藤守は下川を取り調べていた。
明智
「金を引き出すときに変装してたのは、荒木たちの指示だったのか?」
明智の言葉に下川は首を振る。
下川
「違うよ。出し子が防犯カメラから顔が割れて捕まるのはニュースでもよく聞くから……変装してたら気付かれないと思ったんだよ。まさか見破られるなんてな。」
下川は明智の質問に素直に答える。
他にもいくつか質問をするがどれにも正直に答えた。
藤守
「正直に答えてくれて助かるわ。」
下川
「もうイチゴちゃんに顔向けできないことはしたくないからな。」
そうかっと明智と藤守は笑顔を見せた。
取り調べが終わる頃、
藤守
「♪B・A・N・A♪ヘイヘイヘイ」
明智
「♪N・A」
下川
「それってもしかしてイチゴちゃんの新曲!?」
藤守と明智が口ずさんだその曲に下川が反応する。
藤守
「おっと、つい歌ってしまったわ。まだ発表前の新曲らしいからここまでな。」
下川
「そんなこと言わないでもっと教えてくれよ。」
下川は食い下がるが明智と藤守は笑うだけ。
明智
「続きはお前が胸を張ってイチゴのコンサートに行けた時に聞くんだな。」
下川は笑顔で頷いた。
こんなんなりました。パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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06/30(Mon) 07:59
ジュンさん、最高(TーT)b
小春
そう、このネタ気になってたんです。
藤守さんと明智さんの優しさとカッコよさに泣いてしまいました・゜・(つД`)・゜・
そしてこの二人がB・A・N・A・N・A♪(違う涙)
06/30(Mon) 08:57
おはようございます♪( ´▽`)
とも
少しずつ事件が解決の方向へ進んできましたね!
室長は最後やから、オイシイとこはあとでたーっぷり堪能さしてもらうとして…
明智さんが♪BA・NA・NA… 歓迎会の時あんだけ端からついていけないと眺めてたのに歌ってるのがめちゃツボです
(*≧▽≦)ノシ))
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06/30(Mon) 11:18
ヘイヘイヘイ♪
小春
明智と藤守が捜査室に戻って間もなく、今度は小野瀬が入って来た。
小野瀬
「穂積、褒めて♪」
ご機嫌な様子の小野瀬が室長席の穂積に差し出したファイルに、何だ何だと全員が集まる。
小野瀬
「カフェで倉田優子が矢追に手渡した紙幣から、葛西和代と荒木、倉田の指紋が出た」
おおっ、と捜査室メンバーから歓声が上がった。
小野瀬
「残念ながら下川のは出なかったけど、彼はカードの方に指紋を残している。紙幣の方の指紋は、同一の紙幣から三人のものを検出出来た。動かぬ証拠だよ」
翼
「小野瀬さん、凄いです」
穂積
「さすがね。だけど、もっと凄いところも見たいわ」
何故か物足りなそうな顔でファイルを受け取って開く穂積に、小野瀬は、分かってる、という風に微笑んだ。
小野瀬
「倉田優子は荒木から受け取ったこの現金を使わず、紙袋に入れ、さらにポリエチレンの密閉袋に入れて冷蔵庫にしまった。そしてそれを、あの日矢追にそのまま渡した。だから、密閉袋には、倉田優子と矢追の指紋がキレイに残ってたよ。これまた、立派な物的証拠になる」
ファイルの中の文書の該当箇所を長い指で示しながら、小野瀬が説明した。
穂積
「倉田優子に感謝しなきゃね」
ファイルを閉じて、今度こそ満足したように、穂積が微笑んだ。
それから、ボールを拾ってきた犬のような顔で待ち構えている小野瀬に、滅多に見せない柔らかい笑顔を向ける。
穂積
「自供だけでは覆される恐れがあるけど、これなら大丈夫ね。ありがとう、小野瀬」
小野瀬もまた、褒められてとろけるように嬉しそうな顔をした。
小野瀬
「もっと褒めて」
穂積
「愛してるわよ」
穂積は小野瀬に笑ってから、立ち上がって傍らの明智にファイルを手渡そうとして……ふらついた。
穂積
「おっと」
すかさず明智が穂積を支える。
明智
「室長、今夜はもう、休んで下さい」
穂積
「全部済んだら医務室で寝るわよ」
過労と、おそらく貧血だろう。
頭痛がするのか、穂積はこめかみに手を当てた。
穂積
「他に何か、やり残した事はなかったかしら……」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/01(Tue) 17:05
室長の具合が心配(つД`)ノ
とも
フラついた頭で未だにブツブツと考え事をしている穂積に、藤守がしびれを切らして立ち上がった。
藤守
「だぁ~っ、もう! とにかく室長は今日はもう休んでください! 立ってるのが精一杯やないですか!」
如月
「そうですよ! 明日はイチゴちゃんの研修も最終日だし、室長はいないとマズイんじゃないですか?」
小笠原
「…あとはこっちでまとめておくから」
穂積
「アンタたち…」
代わる代わるに自分の体を心配してくれる部下をあしらえるほど穂積にも体力は残っていなかった。
小野瀬
「ホラ、みんなこう言ってるんだし、ここは言うことを聞いて休んだら?」
明智
「室長、医務室に行って休んでください。 明日は自分が、栄養の取れる朝食を作ってきますから」
穂積はぐるりと全員を見渡してニッコリ笑った。
穂積
「わかったわ。みんなのお言葉に甘えて今日は休むわ。そのかわり、明日はしっかり頼むわよ」
全員
「はい!」
穂積
「じゃあ櫻井~、悪いけど医務室までついてきてくれる? 」
藤守
「え? それなら俺が行きましょか? 櫻井じゃ背が低すぎて、室長は担げないでしょ?」
明智
「でしたら自分が…」
小野瀬
「2人とも野暮だなぁ。穂積は櫻井さんじゃなきゃゆっくり休めないんだってさ」
穂積
「そうよ~、だから櫻井が、付き添いお願いね」
室長と翼ちゃんを2人きりにしちゃいました~(σ´∀`)σ
続きお願いしますのパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
07/01(Tue) 17:17
これはもしかしてΣ(´□`;)
小春
室長のイイオモイフラグ?
てことは私のターン?
……いやいや医務室じゃ出来ないわよね←何が(笑)
どうしたらいいかしら。
ストロベリー☆パニック
小春
~『ストロベリー・パニック』登場人物~
☆葛西和代……振り込め詐欺の被害者である初老の女性。
☆荒木修治……葛西と直接会って、カードと少額の現金を受け取った「受け子」で「副犯」。〈葛西による首実検で、「受け子」と判明しているが否定黙秘〉。
☆下川歩……荒木からカードを受け取り、変装してATMから現金を引き出した「出し子」で「荒木の後輩」。イチゴの大ファン。〈現在は捜査に協力的。カードから葛西の指紋とともに下川の指紋が出ている〉。
☆倉田優子……主犯の疑いがもたれている女性。二年前に自身も詐欺の被害に遭っている。荒木とは幼馴染み。
☆矢追好介……イチゴがデビュー前にバイトしていた女装パブの元店長。本人にも潜在的な女装癖のある美形。男色家で穂積が好みのタイプらしい。
~ここまでのあらすじ~
TV番組の企画で、捜査室に人気アイドルの女装男子「イチゴぱにゅぱにゅ」こと桃井イチゴ(21)が職業体験にやってきた。
元相撲部のイチゴは「腹筋の割れた投げ技の得意な男性」が好みのタイプ。
タイプど真ん中の明智を筆頭に、腹筋の割れたイケメン揃いの捜査室にイチゴは大興奮。
イチゴの世話を担当する事になった翼は、付き合い始めたばかりの彼氏に迫るイチゴに戦々恐々としながらも、その積極的な姿を羨ましくも思う。
イチゴの取材と並行して、捜査室には振り込め詐欺の事件がまわってきた。
意外にも、アイドルであるイチゴの存在や機転がきっかけとなって、捜査は順調に進んでゆく。
しかし、手に入る証拠はいずれも決め手に欠け、浮かび上がる被疑者や参考人には謎が多い。
事件が徐々に複雑さを増す中で、地道な捜査を続けた翼たちは荒木の幼馴染み倉田優子、さらに、かつてイチゴがアルバイトしていた女装パブの店長、矢追の存在を突き止める。
ところが、任意同行に応じて事情聴取を受けていた倉田優子は突然姿を消してしまう。
追跡した穂積たちは、行きつけのカフェで倉田優子とともに矢追を発見するが、穂積は逆上した矢追に銃で撃たれてしまう。
倉田優子と矢追を確保した捜査室メンバーと小野瀬は、事件の全容解明を目指して取り調べを続ける……
真実が明らかになり、負の連鎖が止まる日は来るのか?
翼の、イチゴの、メンバーたちの恋の行方は?
イチゴの研修もリレーもいよいよ大詰め!
飛び入り、応援も大歓迎!
引き続き皆様のご参加をお待ちしております!
[削除]
06/22(Sun) 10:38
こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
とも
今週はせつなさん、お忙しいのかしら?
では少しだけ…
報告書がひと段落ついたところで、翼は医務室の穂積の様子を見に行った。
夜も遅いので廊下はしん、としていて、医務室までの道のりがやけに遠い。
しかし自分の上司であり、恋人でもある穂積の元へ行くのだと思うと自然と足が速まった。
翼
「失礼しま~す…」
コンコン、とノックをして中に入り、カーテンで仕切られたベッドへ向かうと、穂積の姿が見えた。
目を閉じてはいるが、傷口が痛むのか、眉根を寄せているその顔は苦痛でゆがんでいた。
翼
「室長…」
翼はそっと持ってきたタオルで穂積の額の汗を拭いてやり、次に冷たく冷やして乗せた。
穂積
「…うん…翼…か?」
翼
「はい、ここにいますよ。傷口はまだ痛みますか?」
穂積
「…あぁ、このくらい、なんともない。それより捜査室に戻らないと…」
無理やり起きようとする穂積をあわてて翼が制す。
翼
「ダ、ダメです! ホントは絶対安静で入院してなきゃいけないんですから!」
穂積
「イテッ、俺は一応けが人なんだぞ!」
そう言いながら、穂積はグイッと翼の腕を引っ張り、自分の腕の中に閉じ込めた。
穂積
「…朝まではおとなしくしててやるから、今はこうしててもいいか?」
翼
「…はい」
翼は傷口になるべく当たらないようにしながら、そっと穂積に身体を預けた。
穂積の胸から聞こえてくる鼓動が、翼をリラックスさせた。
穂積
「翼」
名前を呼ばれて見上げると、どちらからともなく唇が重なった。
徐々に深くなるキスに必死で応える翼を、穂積はいつの間にか自分が寝ていたベッドに押し倒し、その上に覆いかぶさっていた。
穂積
「さっきのは却下。やっぱ我慢できねーわ」
その時、医務室の扉がガラっと開いて、小野瀬が顔を出した。
小野瀬
「櫻井さん、穂積の様子はどうかな…って、あれ? お楽しみ中だった? ついでに俺もまぜて?」
あっ、いいところで切っちゃった(σ´∀`)σ
あとはパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
06/22(Sun) 10:58
ですよね。
小春
まだまだ室長にイイオモイさせるわけにはいきません(笑)。
では私もちょっとだけ。
穂積
「何でお前も来るんだよ!」
小野瀬
「氷枕替えてきたんだよー」
翼
「あ、あの、私、捜査室に帰ります。小野瀬さん、後はよろしくお願いします」
翼は真っ赤になって衣服の乱れを直し、慌てて穂積のベッドから離れる。
翼
「失礼します!」
穂積
「あっ、翼」
小野瀬
「あーあ。ごめんね穂積。じゃあ、続きは俺とする?」
穂積
「しねーよ!翼ー!」
翼
「室長、お大事に!」
穂積の伸ばした腕の先で、医務室の扉が閉まった。
あーあ。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
[削除]
06/23(Mon) 00:43
土日の女のはずが月曜・・・
小野瀬☆せつな
他力本願はワタクシもなんですが( ̄д ̄)??
週末に・・・と、お声かけて頂けてうれしいですwええ、ほんとうに!喜んでますよ!!
今日はバッタリ倒れてました。
やっぱり、週休二日は欲しいですよね(;´Д`)
体調の悪いお嬢様もいらっしゃるようですが、お互い身体には気をつけて楽しみましょう!
ってことで、フフフ・・・な書き込みします~~
小野瀬
「・・・櫻井さんは、元気出たようだね」
穂積
「そう・・・見えたか?」
名残惜しそうに閉まった扉を見つめながら、穂積は安堵のため息を吐く。
小野瀬は苦笑しながら、ベッドの隣に置かれた椅子に座った。
小野瀬
「あのくらいの年頃の子なら、おまえのキスひとつで容易く騙されてくれるよ。全く・・・どこまでも愛しちゃってるんだねぇ」
穂積
「ただでさえ心配性なんだ・・・自分を責める、あいつの暗い顔は見たくない」
穂積は、熱い息を吐き出すと目を閉じる。
小野瀬は、苦しげに歪んだ表情の穂積の額に触れた。
先程よりも体温が上がっている。
いつもなら撥ね退けられるはずの小野瀬の右手は、拒絶されることなくそのままだ。
創部の吸収熱は、穂積の体力を奪う。
翼に、傍にいて欲しい。
でも、今は自分の傍にいるほうが、辛いはずだ。
気の置けないこの悪友は、そんな穂積の気持ちも立場もすべて理解しているから、今はその存在に安堵できた。
小野瀬
「もうじき、看護師が点滴を打ちに来る。少しおとなしく休んでおかないと、病院に逆戻りになるよ」
穂積
「言われなくても、もう、気が抜けて指一本動かねぇ。悪いが、少しの間、任せる・・・」
小野瀬
「うん、任された。安心して。明智君はいい仕事してるし、朝が来ればおまえの体力も復活してるさ」
穂積はもう答えなかった。
ギリギリ保たれていた意識が落ちるように寝入ったのがわかる。
小野瀬は、穂積の額に当てていた手をゆっくりとはずし、拳を握ると、口元に当てた。
何かを誓うようにつぶやき。
時間通りにやってきた看護師と、入れ替わるように部屋から出た。
ラボに向かう途中の廊下で、人影に気付く。
確かめなくてもその姿が誰の物か小野瀬には分かっていた。
翼
「室長は、眠りましたか?」
小野瀬
「ああ、大丈夫。今、看護師が補液と抗生剤の点滴をしてるよ」
翼
「本当は朝までずっとついていたいんですけど、室長はきっと自分よりも私の事を気にしてしまうから・・・」
翼は、穂積の傍を離れ、泣いていたのだろう。
赤く腫れた目をしていた。
小野瀬
「君はいい子だね。穂積も君も、同じことを考えてるなんて、ちょっと妬けるけど」
翼
「・・・すみません。私、小野瀬さんには頼りっぱなしで・・・」
小野瀬
「今ならお礼はキス一つにおまけしておくよ」
ああそうすると穂積と間接キスだ、といたずらっぽく笑いながら、
いつも室長がするみたいに、ポンポンと頭を撫でられる。
翼
「もう!小野瀬さんたら」
小野瀬
「ははは、君はもう何も気にしないで、穂積のために自分のすべきこと考えればいい」
翼
「はい。ありがとうございます」
お礼を言って、翼は捜査室へ足を向けた。
ふと、殺気を感じたような気になって振り向くと、
小野瀬
「・・・穂積を傷つけたお返しは、あのふざけた男女に、百倍にして返してもらうから、ね」
留置場の方を向き、壮絶なほど美しく妖しい微笑みを浮かべる小野瀬。
凍り付くような冷たい小野瀬の声を、初めて聞いた。
静かな怒りのほうが恐ろしいのだと知り、翼は思わず身を震わせた。
実は、どうやって矢追を追い込むのか??!!
いっぱい考えたけど、いいアイデアが思いつかなかったorz
なので、フリで逃げる=3=3
腐腐腐がいっぱいで、ご免あそばせ(*ノωノ)
06/23(Mon) 10:13
せつなさんありがとう(´∇`)ノシ
小春
月~金に我々がよってたかってフリ倒すネタを、毎週きっちり調整してくださるせつなさんと小野瀬さんには頭が下がります。
皆様、今週も敬意を持って、週末のせつなさんのために頑張りましょう!←なんか違う
翌朝。
捜査室にまだ穂積の姿はなく、代わりに明智がミーティングの準備をしていた。
イチゴ
「明智さん、おはよう。室長さん、まだ厳しいの?」
明智
「昨日の今日だからな。一応、如月の取り調べの監督、という役目をお願いしてはあるが、特に問題が無ければ、そのまま治療に専念していてもらおうと思っている」
空気マネージャー
「……あの、……お見舞いも……、いけませんか……?」
消え入りそうな声で、おずおずと尋ねたマネージャーを、凄い速さでイチゴが振り返った。
イチゴ
「ダメ!イチゴだって、室長さんの看病に行きたいのを我慢してるんだからね!」
言うのと同時に、イチゴはマネージャーの目尻と口の端を両手の指先でつまんで、力を込めた。
両側から顔の上下をつままれた空気マネージャーは、眼鏡をかけたお多福のような顔になってしまう。
すぐそばで見ていた明智の方が慌てた。
明智
「こら、イチゴ!」
イチゴ
「マネージャーさんは、イチゴのそばにいるのが仕事!」
マネージャー
「ふわい、ふひはへんへひは」
ようやく解放され、頬をさすりながら、空気マネージャーは撮影スタッフとの打ち合わせに戻ってゆく。
明智
「……お前、誰にやきもち妬いてるんだ?」
唇を尖らせるイチゴに、明智は呆れ顔。
イチゴ
「知らない!」
唇を尖らせて、つん、とイチゴは横を向いた。
倉田
「……あの、キレイな刑事さん、大丈夫ですか?」
開口一番、倉田優子は穂積の容態を気にする言葉を口にした。
青ざめた顔の倉田を前に、藤守が頬を緩める。
藤守
「うん、まだ絶対安静やけどな。お前が心配してくれたと知ったら、きっと喜ぶで」
藤守の笑顔につられて、倉田も一瞬、ホッとした顔になる。
倉田
「良かった。……もう、誰も傷付けたくないから」
藤守
「カフェでもそう言うたそうやな。誰を傷付けたと思てるのや?」
倉田はちらりと、記録係を兼任している翼を見た。
翼は「全部、話してください」と頷いてみせる。
翼
「ここにはもう、あなたを傷付ける人はいませんから」
矢追
「カッとなって発砲しちゃったけど、優子を殺す気なんて無かったわ。まして、あのイケメンを撃つつもりなんて、これっぽっちもあるもんですか」
逮捕されたために長髪のカツラは外され、地毛の短髪に戻った矢追が、取り調べ室に響き渡るような声で吠えている。
化粧を落として素顔になっても、矢追の顔立ちはかなり整った部類に入るだろう。
興奮しているため言葉遣いは男になったり女になったりするが、明智も小笠原も、惑わされる事無く冷静に対応していた。
この男は、穂積を撃ったのだ。
矢追
「詐欺?私は関係無い。全部、優子が一人で計画した事でしょ。私は知らないわ」
反抗的だし、矢追には、かかっている容疑が多すぎる。
これは長引くかもしれないな、と明智は思った。
荒木
「……穂積、って、あの、金髪の刑事さんだろ」
相変わらずぶっきらぼうな物言いだったが、行方不明だった倉田優子が見つかり、彼女の身柄が確保されるまでの顛末を聞いた荒木の態度は、明らかに変わっていた。
荒木
「あの人、前に、俺を信じるって言ってくれた。……優子の事も、あいつを守って、代わりに撃たれてくれたんだろ」
如月は慎重に、荒木の言葉に無言で相槌を打つ。
荒木
「あんたも、あの人の部下なら、優子の事、悪いようにはしないよな」
如月
「もちろん。出来るだけ、罪が軽くなるように頑張るよ。でも、その為には、正直に話してもらわなくちゃならない」
如月の言葉に、荒木は頷いた。
荒木
「あの人になら、全部話すよ」
さー皆様、今週もよろしくお願いしますm(__)m
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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06/23(Mon) 17:20
倉田の自供
ジュン
倉田
「私は沢山の人を傷つけてしまったから……詐欺の被害者の方はもちろん、同級生まで……」
倉田は静かに語り始めた。
彼女の言う同級生とは彼女が被害に遭ったときの友達のことだろう。
『確認の電話もくれずに……』
『いい子でいたかったから……』
明智からの報告で巻き込まれた同級生も傷ついていると翼たちも知っていた。
倉田もそう思っていたのだろう。瞳には涙をためている。
倉田
「人を傷つけて……私なんて消えてしまえばいいのにって……」
倉田の悲痛な声に胸が締め付けられる。
倉田
「そんなときに矢追さんと出会ったんです。お化粧をしてもらって別人みたいになったとき、心も軽くなって……」
倉田
「何度かお会いするうちに自分のことも話すようになって……」
矢追は倉田にとっては数少ない心を許せる相手だったのだろう。
倉田
「そこで今回の詐欺のことを持ちかけられたんです。」
翼は藤守と顔を見合わせた。やはり、詐欺を持ちかけたのは矢追だったのだ。
倉田
「最初は戸惑いましたけど、矢追さんと話しているうちに、この人の役に立ちたいと思うようになりました。だから、荒木くんに相談したんです。」
藤守
「計画を立てたのは矢追ですか?あなたですか?」
倉田は涙を流しながら答える。
倉田
「計画を立てたのは私です……」
弱い口調ながらもはっきりと告げた倉田。だが、翼はその言葉にどこか違和感を感じていた。
こんなんになりました(;>_<;)
難し~!
というわけでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
[削除]
06/24(Tue) 09:01
おはようございます
とも
~室長、復活~
翼たちが一旦休憩をとるため捜査室に戻る途中で、同じく取り調べをしていた明智、小笠原、如月に会った。
藤守
「明智さん、矢追の聴取の様子はどないですか?」
明智
「自分は詐欺には関与していないの一点張りだ。 他にも余罪があるが、反抗的な態度で時間がかかりそうだな」
如月
「荒木の方は、室長のおかげで倉田が無事に保護されたので、自分を信じてくれると言った室長になら全部話すと言ってくれましたよ」
お互いの情報を共有しながら捜査室の扉を開けると、医務室で休んでいるはずの穂積が自席でPCに向かって作業をしていた。
如月
「室長! まだ医務室で休んでなくて大丈夫なんですか⁈」
全員が驚いてすぐさま穂積の机の周りに集まった。
穂積
「大丈夫よ。点滴うって、一晩ぐっすり寝たからもう平気。 みんな心配かけたわね」
明智は眉間に皺を寄せながら穂積の様子を窺う。
藤守
「昨日の今日でそんなすぐに回復するわけないやないですか! 今は無理せんと…って、あ痛!」
怪我をしていない方の右手で藤守の額にデコピンをすると、穂積はメンバーをぐるりと睨みつけた。
穂積
「どいつもこいつも、俺を誰だと思ってるんだ! 自分の事は自分が1番よくわかってるから平気だと言えば平気なんだ!それよりも、今の取り調べで何か収穫はあったんだろうなぁ?」
穂積の一喝で、メンバーは捜査室に戻る途中で話していた内容を報告すべく、すぐさまミーティングの準備にとりかかるのだった。
供述は難しい(ーー;)
ので少し繋ぎました~( ´ ▽ ` )ノ⌒◯パース
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06/25(Wed) 09:41
ジュンさんともさんありがとう(´∇`)ノシ
小春
昨日はお任せして書き込まず失礼しました。
この後は私が少し書きますのでお待ちをm(__)m
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06/25(Wed) 12:07
黒穂積発動
小春
穂積
「どうやら、矢追を吐かせるのが最短の道のようね」
メンバー全員からの報告を聞き終えた穂積が口にした言葉に、一同は耳を疑った。
確かに、荒木も倉田もすでに半落ちし、事件の鍵は矢追が握っている。
だが、特に明智は自分が取り調べを担当したので、矢追の手強さをよく知っている。
病み上がりの穂積に、体力を使う長時間の事情聴取や、精神を消耗する心理戦をさせるわけにはいかなかった。
穂積
「イチゴの研修も明日一日で終わりだし、頑張ってくれたあの子の為にも、この詐欺事件を解決してやりたいわよねえ」
もちろん我々の為にもね、と穂積が呟く。
イチゴは今日、マネージャーと取材班と共に、例のカフェへ事件の再現VTRを撮りに行っていた。
明智
「でしたら、もう一度俺が」
勢い込む明智を微笑んで制しておいて、穂積は翼を手招きした。
穂積
「ちょっと休憩しましょう。櫻井、藤守と二人で、何か甘い物でも買ってきてちょうだい」
時刻は午後二時。
全員疲れが溜まってきているので、穂積らしい配慮だと翼は思った。
翼
「はい」
藤守の方は、もう少し先まで穂積の考えを読んでいる。
藤守
「おっ、ええなあ。俺、たこ焼きも食いたいわあ」
明智ももちろんすぐに察する。
明智
「それなら、少し遠いが、◆◇◆デパートで北海道物産展をやっているぞ」
穂積
「いいわねー。北海道展なら、如月も行きなさい。夜食用に、北海道の名物弁当も人数分買ってきて」
如月が敬礼で応えた。
如月
「了解です。翼ちゃん、北海道は美味しい物がたくさんあるよ!」
翼
「でも、◇◆◇デパートまでだと、どんなに急いで買い物しても、三時を過ぎてしまいます」
翼は心配するが、自分の財布から出した数枚の万札を翼に手渡しながら、穂積は笑った。
穂積
「今のところ、矢追が自供しなければ、捜査に大きな進展は無いわ。まずは栄養補給と、腹ごしらえよ」
翼
「はあ」
それもそうか、と、翼も思い直した。
それに、仕事とはいえ、藤守や如月と一緒に北海道物産展なんて、すごく楽しそうだ。
穂積
「二時間ぐらいかかってもいいわよ」
翼
「分かりました、行ってきます。藤守さん、如月さん、お願いします」
藤守
「おう。よっしゃ行くでえ」
如月
「行ってきまーす!」
三人が出て行くと、穂積はすぐに鑑識から小野瀬を捜査室に呼び、残った明智と小笠原をも、ミーティングテーブルに集めた。
穂積
「櫻井たちが買い出しから帰って来るまでに、矢追を落としたい」
声を潜める穂積に、すでにその発言を予期していたメンバーたちの反応も素早い。
穂積
「小笠原、実際の取り調べ時間と、供述調書との間で、記録に残らない時間を何分間作り出せる?」
小笠原
「……黙秘したり、応答の重複があったと計算しても、二時間の取り調べで、せいぜい数分間しかないよ」
小野瀬は穂積を見た。
小野瀬
「数分間だって」
穂積
「十分あればヒイヒイ哭かせてやるさ」
穂積が唇の端を吊り上げる。
それは昨夜翼が見た小野瀬の笑顔にも似た、美しくも残酷な笑み。
穂積
「あいつには熱くて痛いのを一発もらったからな。地獄を見せてやらないと」
小野瀬
「あんな奴に穂積が指を動かすまでもないよ」
まるで嫉妬するかのように顔を歪めた小野瀬が、吐き捨てるように言った。
小野瀬
「俺なら七分で天国送りにしてやる」
穂積
「矢追は俺をご指名なんだが……いいだろう。手伝ってくれ」
穂積は小野瀬に流し目を送ってから小笠原に顔を向け、金色の髪を掻き上げると、片手を開いて宣言した。
穂積
「五分だ」
買い出しに行ってきた翼たちが帰って来た時、捜査室には明智と小笠原しかいなかった。
小笠原
「お帰り」
翼
「ただいま……明智さん?」
机に向かって一心に書類を作っていた明智の肩が、びくりと震えた。
明智
「見ていない。俺は何も見ていない」
翼
「?」
変な明智さん。
そう思った翼だが、穂積と、休憩時間には必ず顔を出す小野瀬の姿も見えない。
てっきりいると思ったのに。
そこへ、外から扉が開いて、穂積と小野瀬が現れた。
二人とも、物凄く楽しそうな顔をして、声を立てて笑いながら入って来る。
小野瀬
「お帰りー」
穂積
「お疲れ様。矢追が完落ちしたわよー」
翼
「えっ?!」
翼は思わず、傍らの明智を振り返った。
明智は焦点の合わない目を書類に向けたまま、ぶつぶつと呟いている。
明智
「知らない、俺は何も知らない」
翼
「……」
明智の怯えかたが尋常でない。
小笠原
「知らない方がいいと思うよ」
真っ青な顔で震えている明智と、キャッキャうふふしている穂積と小野瀬の異様なはしゃぎっぷりとを見比べながら、翼は黙って、小笠原の言葉に頷いたのだった。
ここらでパスしていいかしら?ヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
06/26(Thu) 05:33
おはようございます
小春
小野瀬と穂積が矢追に何をしたのかはともかく(笑)、事件は全面解決に向かいそうです。
そんな佳境ですが、ワタクシ今日の午後から一泊で友達と温泉旅行に行って参ります
帰って来たらまた書きますのでそれまでよろしくお願いしますm(__)m
ちなみに修善寺温泉でーす(近)
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06/26(Thu) 06:36
いいですね
ジュン
温泉ですか。いいですね(*≧∀≦*)
楽しんで来てくださいね(^-^)v
翼たちが買ってきた甘いものとお茶を囲み、全員がミーティングテーブルに集まっていた。
大好きな甘いものを前に明智も少し落ち着いたようだ。
藤守
「結局黒幕は矢追ですか?」
甘いものを頬張りながら藤守が質問する。
穂積
「そうよ。実行したのは倉田たちだけど、細かく指示を出していたのは矢追だったわ。」
お茶を啜りながら穂積が答える。
やっぱりっと翼は思った。倉田は自分が計画したと言っていたが、本当は矢追に指示されていただけだったのだ。
如月
「でも、さすが室長ですね。この短時間で矢追を完オチさせるなんて。」
如月が無邪気にそう言ったとき、明智の肩がびくりと揺れる。
明智
「俺は何も知らない。見ていない。」
小笠原
「如月、そこには触れない方がいい。」
如月は首をかしげながら穂積と小野瀬を見た。
その時の穂積たちの満面の笑みを見て体が震える。
如月
「す、すいませんでした。」
危険を察したのか如月は慌てて謝って、藤守の陰に隠れた。
穂積
「とにかく、あとは細かい供述をあわせていくだけだから。みんなよろしく頼むわよ。」
穂積の言葉に全員が頷いた。
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
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06/26(Thu) 07:26
ジュンさんおはようございます。
小春
ありがとうございます。
リフレッシュしてきまーす。
ではちょっとだけ。
そこへ、撮影を終えたイチゴたちも帰って来た。
イチゴ
「あーっ!室長さんだーーぁっ!」
顔いっぱいに喜色を浮かべたイチゴが、残り数cmで穂積に抱きつけるというところで、身を挺して遮ったのは、小野瀬。
小野瀬
「穂積は重傷なんだよ。だーめ」
狙った穂積ではなく小野瀬に抱きつく形になってしまって、イチゴはぷうっと頬を膨らませ、小野瀬の身体を押して離れようとして……
イチゴ
「ん?」
小野瀬
「ん?」
ぺたぺたと小野瀬の肩や胸、腕や腹などを触ったイチゴが、キラキラ輝く目で小野瀬を見上げた。
イチゴ
「なぁんだ!小野瀬さんも、いいカラダしてるじゃん!」
ざわっ、と鳥肌を立てる小野瀬、隣で噴き出す穂積。
イチゴ
「これならイチゴ、小野瀬さんでもいいなあ!」
改めて抱きつかれ、今度は小野瀬が押し返そうとするが、イチゴはびくともしない。
小野瀬
「ほ、穂積、助けて!」
穂積
「助けてあげたいけど、ワタシ、重傷だから。明智、助けてあげて」
明智
「室長のお言葉ではありますが、俺は小野瀬さんの恋愛には関わらない主義でして」
冷たい明智の返事に大笑いする藤守と如月はもちろん、助けたくても力の無い小笠原と翼も、ただ笑っているばかり。
弱りきった小野瀬が悲鳴を上げる。
最後の追い込みを前に、捜査室には久し振りに笑い声が響くのであった……
小野瀬
「助けてー!」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
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06/27(Fri) 09:23
おはようございます(^-^)
とも
小春さん、温泉ええな~(σ´∀`)σ
リフレッシュしてもろて続きを書いてもらわな←
~取調室・荒木~
捜査室でのミーティング兼休憩を挟んで、穂積は次に荒木の聴取に向かった。
翼
「室長、続けての聴取は傷口に響くので無理しない方が…」
翼たちが買い出しに行っているほんの2時間程の間に矢追を完オチさせたと聞いて、やっぱり室長はすごい、と思う反面、その分身体に負担をかけているのではと心配になり、翼は取調室に向かう途中で穂積に声をかけていた。
穂積
「もー、大丈夫だって何度言わせるのよ、アホの子。みんなワタシをご指名なんだからしょうがないでしょ。今回はワタシはその場に立ち会うだけだから、聴取の進行は如月とアンタで頑張るのよ?」
優しい眼差しで見つめる穂積を見て、翼は両手をギュっと握って気合いを入れるのだった。
荒木
「…穂積さん、だっけ? 拳銃で撃たれたって聞いたけど、休んでなくて大丈夫なのか?」
取調室に入ってきた穂積を見て驚いた荒木だったが、それでも相変わらずぶっきらぼうな言い方で話す彼の表情はどこかスッキリとしていた。
穂積
「あら、心配してくれるなんて、悪いわね。 ワタシはこっちで話を聞いてるから、アンタが知ってること、全部話してもらえるかしら?」
如月
「今回の詐欺事件は、矢追が主犯だって自供したよ」
如月の言葉を聞き、納得したような表情の荒木は静かに話し始めた。
荒木
「詐欺の具体的な計画や俺への指示は全部優子がしていた。俺には矢追のやの字も出さなかったが、何か関係はあるんじゃないかと思っていたよ。…やっぱりアイツが主犯だったんだな。矢追のいるドラッグストアに行くようになってから、優子は随分と変わって、明るくなったからな…」
穂積
「…詐欺だとわかってて倉田の言う通りに動いていたの? やめさせようと思わなかったのは何故?」
傍でじっと聞いていた穂積が、睨みつけるように荒木を見ると、そのはくりょくに「ヒィッ」小さく悲鳴のような声を上げて身体を縮こめた。
荒木
「…優子は詐欺の被害にあってずっとふさぎこんでいた。 それが矢追と出会って、化粧をすることで明るく変わって…、笑ってる優子が見たいから、少しでも役に立てるのならと思って協力したんだ」
如月
「下川を仲間にしたのは?」
荒木
「アイツは昔から俺の言うことは絶対聞く奴だったから」
如月
「ATMに現金を引き出しに行かせる時、変装するように指示したのはキミ?」
荒木
「いや、優子も下川がメイクの学校出てるのは知っていたが、俺も優子も変装しろとは言っていない」
下川の変装は詐欺計画の中に入っているものだとばかり思っていた翼は驚いて思わず穂積を見た。
穂積
「…櫻井、今の話を藤守に言って、下川に確認をとらせて」
翼
「わかりました」
翼は急いで捜査室にいる藤守の元へと向かった。
こんなんでどうでしょうか?のパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
06/27(Fri) 16:18
お久しぶりです
桐子
熱でふらついて、階段からぶち落ちまして…持ってた携帯は死守したのですが・・・左足大腿骨が複骨折してしまいました~( ;∀;)
手術して、現在入院中です(ToT)
メモったのが自宅なので、内容うろ覚えですがチラッと
翼「藤守さん!」
勢い込んで捜査室に入ると、当の藤守以外の明智と小笠原も何事かと振り返る。
先程の荒川の供述を伝え
翼「…なので、る…室長が確認する様に、との事です。」
思わず泪さんと言いそうになって、あわてて言い直した。
藤守「櫻井、ルイルイ言うたらしばかれるで~」
笑いながら茶化す藤守に、何とか誤魔化せたらしいと安堵した。
藤守「ほな、下川に確認取るか~」
上着を手に捜査室を出ようとする藤守に
明智「俺も行こう」
明智も立ち上がる。
明智「小笠原。後は頼んだぞ」
そう言い置いて、二人慌ただしく出掛けて行った。
こんなんで良いですかね?
マズかったら削除お願い致しますm(__)m
後はパ~ス(⌒0⌒)/~~○
06/27(Fri) 17:04
ただいまー
小春
おかげさまで久し振りにお風呂とおしゃべりと人様の作って下さる美味しいご飯を堪能して来ました。
はいみんなにおみやげ。
実は静岡県の天城で作っている東京ラスクですよ。
工場見学して来ちゃったもんね。
私が朝湯している間に進めて下さって、ともさんありがとう。
「アホの子」って呼ばれるたびにニヤニヤしてしまうはのもう末期かしら。
そして桐子さんも……、って、大腿骨複雑骨折?!
室長より重傷!!
淡々とリレー続けてる場合ですか?!
んもー、気を付けて下さいよ本当に・゜・(つД`)・゜・
[削除]
06/27(Fri) 22:04
おかえりなさい( ´ ▽ ` )ノ
とも
小春さん温泉楽しかったみたいでよかった♪( ´▽`)
あ、おみやげいただきまーす(人゚∀゚*)
っていうか桐子さん骨折で入院て大丈夫ですかっ
((((;゚Д゚)))))))
[削除]
06/28(Sat) 05:53
おはようございます。
小春
あー、やっぱりおウチが一番ですね。(寝落ちした)
そして土曜です。
せ○なさんを始めとする週末組の方々、来てくれるかなあ?
と期待しつつ、私はエンディングに向けて頭から読み直してきます。
執筆者の皆様も書いておきたいネタや人間関係などどんどんぶっ込んで、ラストスパートのご準備をお願いします。
読者の皆様も最後までよろしくお願いします。
桐子さんはお大事にしつつご参加くださいませ。
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06/29(Sun) 01:32
うわ~~~っっ(*´ω`*)
せつな
明智さんが焦点の合わない目を書類に向けたまま、「知らない、俺は何も見てない」ってぶつぶつと呟くほど脅え、小笠原さんが、「知らない方がいいと思うよ」と忠告するほどの、異様にはしゃぐ穂積と小野瀬の所業とは、いったいどんなものなのか!!??
腐腐腐なワタクシにとって、これほど妄想を掻き立てられるものはありません(≧▽≦)
>金色の髪を掻き上げると、片手を開いて宣言した。「五分だ」
スチル!スチル!!よこしてー!!!
悶えるわ・・・
お話は佳境ですね!
いよいよファイナルシーンだ♪
室長のお楽しみですよ~~( *´艸`)
なので、是非小春師匠に愛あふれる描写を・・・w
あ、清香師匠に裏お願いする手も←板です\(◎д◎;
きっと、傷を気にして、翼cが室長の×××を××←だから板です\(`皿´;=3
もう、コレでPSP出してよくないですか?
FDでいいから。同人でもいいですおねがいしますm(__)mm(__)m
超他力本願な書き込みをして去る!=3=3
[削除]
06/29(Sun) 06:18
おおっとΣ(´□`;)
小春
せつなさんからワタクシに室長とのお楽しみシーンのご指名が入ってしまいましたわ(;´д`)
私は参加して下さってる筆者さんのどなたに任せてもいいと思ってるんですけどね。
もちろん清香さんなら大歓迎です。
でもまあよく考えたら、一度「小春板でもここまでならOK」というのを書くのもいいかしら、なんて思い直してもみたり。←何をする気だ
というわけで室長にイイオモイをさせるのはワタクシという事でよろしいでしょうか皆様。
その後は一気にエンディングへ、そして次のリレーへ(笑)
せつなさん、私としては次のリレーを今までの集大成にしたいとひそかに考えておりますよ。
と、意味深な事ばかり言って去る(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪
06/29(Sun) 07:22
ドキドキ
ジュン
小春さんの書く室長のイイオモイ楽しみです。
あんなことやそんなことまで(〃∇〃)
次のリレーが集大成というのも気になります。
どういうことなのかしら?←ドキドキ
楽しみがいっぱいですね(*≧∀≦*)
[削除]
06/29(Sun) 14:49
これは重大発言?( ..)φメモメモ
小野瀬☆せつな
いつもいつも、ワタクシの腐腐腐で自分勝手な書き込みを大らかな心で受け止め、お嬢様方の素敵なお話をハラハラドキドキの事件解決への展開につなげる小春さんの文才は、最早プロですよ!!
最後はどんな〆になるのか?
イチゴちゃんの捜査室体験はどんな放送になるのか?
更に更に、温泉旅行でリフレッシュされた小春さんの、室長と翼c板ギリギリお楽しみシーン!!を、ジュンさんとご一緒に今から萌えながら待っていますね( *´艸`)
次のリレーが集大成とかΣ(゚Д゚)
アレですね、やっぱり、皆様で「アブ恋4th」をやらなきゃですよね!?←違ったらゴメンナサイ
こんなお話ができるお嬢様方と交流の場を持てて、幸せです(≧▽≦)
まだまだ元気よく頑張りますので、よろしくお願いしますね!
桐子さん、術後の具合はいかがですか?お大事にしてください~( ;∀;)
[削除]
06/30(Mon) 05:50
まーだだよ(笑)
小春
おはようございます。
さー、ラストスパート。
皆様、今週もよろしくお願いしますm(__)m
穂積
「下川の変装について、調べはついたのかしら」
夜が更けるにつれて、穂積は熱が振り返してきたようだった。
周りがそう思うのは色白の穂積の顔が赤くなってきたからなのだが、もちろん、本人は辛そうな素振りは見せない。
が、そもそも穂積はイチゴの研修が始まる前から帰宅していない。
それほど毎日多忙なスケジュールをこなし、しかも、昨日の昼に銃で撃たれたばかりなのだ。
そのうえ、今日は矢追を聴取して完全自白に追い込み、荒木や倉田にも会っている。
倒れないほうが不思議なのだが、事件にはまだ細かい疑問がいくつか残っていて、それが解決しないことには、穂積はテコでも休もうとはしない。
翼たちは穂積の容態が心配でハラハラしながら、明智と藤守が下川の再聴取から戻って来るのを待っていた。
パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
06/30(Mon) 07:28
おはようございます
ジュン
明智と藤守は下川を取り調べていた。
明智
「金を引き出すときに変装してたのは、荒木たちの指示だったのか?」
明智の言葉に下川は首を振る。
下川
「違うよ。出し子が防犯カメラから顔が割れて捕まるのはニュースでもよく聞くから……変装してたら気付かれないと思ったんだよ。まさか見破られるなんてな。」
下川は明智の質問に素直に答える。
他にもいくつか質問をするがどれにも正直に答えた。
藤守
「正直に答えてくれて助かるわ。」
下川
「もうイチゴちゃんに顔向けできないことはしたくないからな。」
そうかっと明智と藤守は笑顔を見せた。
取り調べが終わる頃、
藤守
「♪B・A・N・A♪ヘイヘイヘイ」
明智
「♪N・A」
下川
「それってもしかしてイチゴちゃんの新曲!?」
藤守と明智が口ずさんだその曲に下川が反応する。
藤守
「おっと、つい歌ってしまったわ。まだ発表前の新曲らしいからここまでな。」
下川
「そんなこと言わないでもっと教えてくれよ。」
下川は食い下がるが明智と藤守は笑うだけ。
明智
「続きはお前が胸を張ってイチゴのコンサートに行けた時に聞くんだな。」
下川は笑顔で頷いた。
こんなんなりました。パースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒〇
[削除]
06/30(Mon) 07:59
ジュンさん、最高(TーT)b
小春
そう、このネタ気になってたんです。
藤守さんと明智さんの優しさとカッコよさに泣いてしまいました・゜・(つД`)・゜・
そしてこの二人がB・A・N・A・N・A♪(違う涙)
06/30(Mon) 08:57
おはようございます♪( ´▽`)
とも
少しずつ事件が解決の方向へ進んできましたね!
室長は最後やから、オイシイとこはあとでたーっぷり堪能さしてもらうとして…
明智さんが♪BA・NA・NA… 歓迎会の時あんだけ端からついていけないと眺めてたのに歌ってるのがめちゃツボです
(*≧▽≦)ノシ))
[削除]
06/30(Mon) 11:18
ヘイヘイヘイ♪
小春
明智と藤守が捜査室に戻って間もなく、今度は小野瀬が入って来た。
小野瀬
「穂積、褒めて♪」
ご機嫌な様子の小野瀬が室長席の穂積に差し出したファイルに、何だ何だと全員が集まる。
小野瀬
「カフェで倉田優子が矢追に手渡した紙幣から、葛西和代と荒木、倉田の指紋が出た」
おおっ、と捜査室メンバーから歓声が上がった。
小野瀬
「残念ながら下川のは出なかったけど、彼はカードの方に指紋を残している。紙幣の方の指紋は、同一の紙幣から三人のものを検出出来た。動かぬ証拠だよ」
翼
「小野瀬さん、凄いです」
穂積
「さすがね。だけど、もっと凄いところも見たいわ」
何故か物足りなそうな顔でファイルを受け取って開く穂積に、小野瀬は、分かってる、という風に微笑んだ。
小野瀬
「倉田優子は荒木から受け取ったこの現金を使わず、紙袋に入れ、さらにポリエチレンの密閉袋に入れて冷蔵庫にしまった。そしてそれを、あの日矢追にそのまま渡した。だから、密閉袋には、倉田優子と矢追の指紋がキレイに残ってたよ。これまた、立派な物的証拠になる」
ファイルの中の文書の該当箇所を長い指で示しながら、小野瀬が説明した。
穂積
「倉田優子に感謝しなきゃね」
ファイルを閉じて、今度こそ満足したように、穂積が微笑んだ。
それから、ボールを拾ってきた犬のような顔で待ち構えている小野瀬に、滅多に見せない柔らかい笑顔を向ける。
穂積
「自供だけでは覆される恐れがあるけど、これなら大丈夫ね。ありがとう、小野瀬」
小野瀬もまた、褒められてとろけるように嬉しそうな顔をした。
小野瀬
「もっと褒めて」
穂積
「愛してるわよ」
穂積は小野瀬に笑ってから、立ち上がって傍らの明智にファイルを手渡そうとして……ふらついた。
穂積
「おっと」
すかさず明智が穂積を支える。
明智
「室長、今夜はもう、休んで下さい」
穂積
「全部済んだら医務室で寝るわよ」
過労と、おそらく貧血だろう。
頭痛がするのか、穂積はこめかみに手を当てた。
穂積
「他に何か、やり残した事はなかったかしら……」
ここでパースヽ( ̄▽ ̄)ノ⌒◯
07/01(Tue) 17:05
室長の具合が心配(つД`)ノ
とも
フラついた頭で未だにブツブツと考え事をしている穂積に、藤守がしびれを切らして立ち上がった。
藤守
「だぁ~っ、もう! とにかく室長は今日はもう休んでください! 立ってるのが精一杯やないですか!」
如月
「そうですよ! 明日はイチゴちゃんの研修も最終日だし、室長はいないとマズイんじゃないですか?」
小笠原
「…あとはこっちでまとめておくから」
穂積
「アンタたち…」
代わる代わるに自分の体を心配してくれる部下をあしらえるほど穂積にも体力は残っていなかった。
小野瀬
「ホラ、みんなこう言ってるんだし、ここは言うことを聞いて休んだら?」
明智
「室長、医務室に行って休んでください。 明日は自分が、栄養の取れる朝食を作ってきますから」
穂積はぐるりと全員を見渡してニッコリ笑った。
穂積
「わかったわ。みんなのお言葉に甘えて今日は休むわ。そのかわり、明日はしっかり頼むわよ」
全員
「はい!」
穂積
「じゃあ櫻井~、悪いけど医務室までついてきてくれる? 」
藤守
「え? それなら俺が行きましょか? 櫻井じゃ背が低すぎて、室長は担げないでしょ?」
明智
「でしたら自分が…」
小野瀬
「2人とも野暮だなぁ。穂積は櫻井さんじゃなきゃゆっくり休めないんだってさ」
穂積
「そうよ~、だから櫻井が、付き添いお願いね」
室長と翼ちゃんを2人きりにしちゃいました~(σ´∀`)σ
続きお願いしますのパース( ´ ▽ ` )ノ⌒◯
[削除]
07/01(Tue) 17:17
これはもしかしてΣ(´□`;)
小春
室長のイイオモイフラグ?
てことは私のターン?
……いやいや医務室じゃ出来ないわよね←何が(笑)
どうしたらいいかしら。