『アブナイ☆恋の学園物語』
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01/29(Wed) 12:21
☆☆ごあいさつ☆☆
小春
おかげさまで、リレーSSスレも18です。ありがとうございます。
こちらのスレッドでは、ただいま、『アブナイ☆恋の学園物語』を開催中です。
桜田門学園高校に転入してきた櫻井翼が、超イケメンな先生方や個性的な生徒たちと繰り広げる大河ラブコメディ!
ついにラスト間近です(←前回も言ってた)。
明智と清香の結婚式で大団円と思いきや、まだまだ大騒ぎの予感?!
作家の皆様、読者の皆様、どうぞ最後まであと少し、お付き合いくださいませ。(´∇`)ノシ
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01/29(Wed) 16:37
ダメだ。
清香
まとめて投下しようとしましたが改変するのが面倒になってきたので、細切れにしますよ。
☆披露宴会場・外☆
お色直しの為、一旦会場から出ると篠崎は大きなため息をついた。
清香
「和装は流石に大変ね。頭が重くて肩が痛くなっちゃったわ。」
明智
「その頭は重そうですからね。脱いだらドレスを着る前に肩でも揉みましょうか?」
首を回す事すら出来ないでいる篠崎を労わるように明智が手を差し伸べる。
清香
「お願いしたいところだけど、それは夜のお楽しみにしておくわ。あっちも見たいし。」
明智
「と、言いますと?」
視線の先には、お色直しの間に披露宴会場で結婚の報告をする為に着替えた山田と明智の姉達がいた。
お揃いのドレスに身を包んで嬉しそうにしている三姉妹の姿を微笑ましげに見つめる山田の目はどこまでも優しい。
その事が明智と清香の心を緊張から緩ませた。
清香
「校長先生、では着替えている間はよろしくお願いします。」
山田
「えぇ、私の可愛らしい花嫁達を存分に見せびらかしますよ?」
ニコリと笑った山田に、三姉妹は目を輝かせながらぎゅうぎゅうとくっつく。
明智
「まぁ、俺の花嫁には敵いませんがね。…悪くないんじゃないですか?」
姉達の振る舞いに若干呆れながらも、一番の心配の種が無くなるのだから明智の頬も緩んでいる。
明智
「…よろしくお願いします。」
山田
「えぇ、もちろん。」
握手をした二人の手はすぐに離れてしまったが、握られた強さはその想いを表すかのように痛いものだった。
介添人
「では、ご準備をお願い致します。」
明智・清香
「はい。」
スタッフに促され、控え室に向かおうとする二人の背中に山田が思い出したかのように声をかける。
山田
「そうだ、例の件ですが正式に受理されましたよ。」
清香
「では新年度から?」
山田
「えぇ。もう手続きに入って貰っています。」
清香
「やった!ありがとうございます!」
グッと拳を握りしめて喜ぶ清香に、明智は首を傾げる。
明智
「どうしたんですか?」
清香
「あのね…」
明智の耳に手を当てて内緒話をするために声を潜めた清香は、この上ない幸せを噛み締めていた。
→
さぁ、何を企んでるんですかね。
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01/29(Wed) 16:42
清香さんすみません(^-^ゞ
小春
散らかすだけ散らかしといてなんですが、よろしくお願いします(´ 3`)
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01/29(Wed) 17:07
おぉ~♪( ´▽`)
とも
なんかスゴイことになってきましたね!
小春さんと清香さんが繋いでる間に、私はジュン先輩のドレス作りのお手伝いでもしとこ~っと。
チクチク……あ痛っ(つД`)ノ
01/29(Wed) 21:31
ともちゃん(つ´∇`)つ絆創膏
小春
アニ
「小春、これでいいのか?」
アニが肩に担いで控え室まで運んで来たのは、芯に巻かれたままの布地、数本。
純白やクリーム色、パールホワイトなど、どれも綺麗な淡い色で、一目でウェディングドレスの生地だと分かる。
さらにはカラードレスの生地まである。
小春はアニから布地を受け取ると、ぺこりと頭を下げた。
小春
「はい。わざわざ取りに行って下さって、ありがとうございました」
アニは、その布地がともと翼の手に渡り、さらに、鏡の前にいるジュンがそれを品定めする様子を、ちらちら見ている。
アニ
「……いや、お前たちがジュンの為に何かしてくれると言うのだから、このぐらいは当然の事だ」
アニは小春に視線を戻すと、明智家の鍵を返しながら、首を傾げた。
アニ
「しかし小春。なぜ、お前の家には、こんな布地が大量にあるのだ?」
小春
「お兄ちゃんが、清香先生のウェディングドレスを作る為に買い集めたからです」
全員
「えっ?!」
小春
「えっ?何か変……?」
きょとんとする小春。
全員慌てて首を横に振った。
「いえいえいえいえいえ!」
ジュンが布地を選ぶと、アニを待っている間に採寸、デザイン画から型紙を起こしてあった小春は、それらを手に、部屋を出て行った。
別室に、家庭科部員たちが待機しているのだという。
ともは指先の絆創膏を撫でながら、小春を見送った。
とも
「ほんま、頼もしい……」
翼
「まあまあ、ともちゃん。私たちは、髪とメイクで頑張ろ」
とも
「そうやな」
アニ
「それじゃ、ジュン。また後でな。楽しみにしているぞ」
ジュン
「ありがとう、慶史兄さん」
こうして、ジュンのドレスの準備は整った……。
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01/30(Thu) 08:54
おはようございます(^-^)
とも
小春さん、絆創膏ありがとうね( ´ ▽ ` )ノ
じゃあ私はこっちを…。
とも
「じゃあ、ジュン先輩、ドレスが出来るまでに少し髪のセットとメイクを直しますね」
翼
「こちらへどうぞ。具合が悪くなったらいつでも言ってくださいね」
部屋の片隅にあった大きな姿見の前に椅子を運び、ジュンを座らせた。
ジュン
「ありがとう。赤ちゃんも喜んでるみたい」
ジュンの大きくなったお腹をともが優しく撫でると、ボコっと動いた。
とも
「わ、赤ちゃん動いた! よしよし、今からママのこと、べっぴんさんにするから楽しみにしててな~」
アップにしていた髪をほどき、いくつかのブロックにわけて、するすると編み込んでいく。あっという間に出来上がると、それをサイドでまとめ、ヘアピンでとめた。
とも
「飾りは小春がドレスとお揃いの生地でコサージュを作ってくれるので、ひとまず出来上がりです」
ジュン
「わぁ、ステキ。ともちゃん、ありがとう」
翼はファンデーションで下地を整え、ジュンやとも、自分の持っているチークやアイシャドウでジュンのメイクを施した。
翼
「はい、メイクも出来上がりです」
とも
「うん、ジュン先輩らしい、ふんわりした感じでええな」
ジュン
「2人ともありがとう。賢史くんはちゃんと気づいてくれるのかな…」
とも
「大丈夫ですよ~(気づかんかったら後ろからつつきますから)」
翼
「あはは…」
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01/30(Thu) 10:16
藤守の方は……
ジュン
ともさん、髪の毛のアレンジありがとうo(^o^)o
小春さんのドレスもどんな風になるのか楽しみです(*≧∀≦*)
某控え室
穂積
「小春からドレスのイメージデザインを預かってきたぞ。」
小野瀬
「へぇ、彼女のイメージにピッタリだね。」
穂積
「じゃあ、これに合うのはこのタキシードか?」
小野瀬
「それよりこっちの方がいいんじゃない?」
穂積と小野瀬がタキシードを選ぶ間も藤守は訳がわからず呆然としている。
穂積
「よし、じゃあこれで行くか。」
小野瀬
「それじゃ、藤守くん……」
藤守
「な、なんですか……?ギャー!む、剥かんといてー!!」
穂積と小野瀬に強制的に剥かれ……もとい、着替えさせられる藤守であった。
[削除]
01/30(Thu) 11:36
通りすがりの理事長(笑)
小春
??
「ギャー!」
たまたま前を通り掛かった部屋の中から時ならぬ悲鳴が聞こえて、エミは飛び上がった。
一瞬躊躇ったものの、どこかで聞き覚えのある声に、思わず扉を開けて飛び込んでしまう。
エミ
「何をしているんですか!」
すると、エミの声に振り返ったのは、向かって右に小野瀬、左に穂積。
二人の足元に、ほとんど半裸の藤守。
エミの脳内で、あっという間に、事実が間違った方向に変換されてゆく。
藤守の顔もすでに真っ赤だが、エミはたちまちそれ以上に真っ赤になった。
エミ
「す、す、す、すみませんお邪魔しました!」
小野瀬
「……あ、なんかデシャヴ」
穂積
「俺も」
二人の脳裏には、数年前の文化祭の時の屋上での出来事や、その他にも何度も発生した、エミのアブナイ勘違いが蘇る。
穂積ががりがりと頭を掻く。
穂積
「一度はっきりさせておく方がいいな」
小野瀬
「楽しんでいらっしゃるようにもお見受けするけどね」
穂積と小野瀬は、一旦、藤守から手を離し、エミに向き直る。
穂積、小野瀬
「理事長、俺たち、そういう関係じゃないですから」
だが、彼らは知らない。
そんなセリフは、理事長には逆効果だということを。
エミ
「分かってます!分かってます!失礼します!ごちそうさまでしたー!」
ほとんど聞く耳も持たずに、エミは部屋を飛び出してゆくのであった……。
あ、ここ、膨らまさないでいいですよ(爆笑)
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01/30(Thu) 12:38
あー可笑しい(≧∀≦)
エミ
理事長にアブナイ餌を与えないでください。成長します(笑)
吃驚した勢いで開けてしまった部屋の扉。こっそり覗けばよかったな……と、ちょっぴり惜しい気持ちを引きずりながら席に戻るエミであった。
壁|ω´*)ノシ
02/01(Sat) 11:38
理事長にツッコミを入れたい。
小春
しかしワタクシはこの数日、風邪頭痛で頭がちっとも働きません。
微熱だからインフルエンザではないと言い張って仕事に出ています。
週末なので、せつなさんが来てくれるのと清香さんがまとめてくれるのをひそかに期待しています。
タリッキー大明神に、ともさんジュンさんエミさんら待機組の仲間たちの暗躍を祈願したりもしています(まだ散らかす気か)。
そんな感じです。
皆様よろしくお願いしますm(__)m
誰か進めて下さいペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
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02/01(Sat) 13:49
準備完了
ジュン
淡いクリーム色のシンプルなドレス。胸元と腰に花のモチーフがあしらわれている。そのふわりとしたドレスはジュンのイメージそのままであった。
小春
「時間があまりなくて、凝った作りには出来なかったんですけど……」
ジュン
「ううん。すごく素敵……」
泣き虫のジュンはすでに瞳に涙を溜めている。
とも
「ジュン先輩、泣くのはまだ早いですよ」
翼
「そうですよ。お化粧が落ちますよ?」
ともと翼の言葉にジュンは慌てて目元を押さえる。
会場のスタッフも手伝ってジュンは無事にドレスに袖を通した。
コンコンっ
ジュンがドレスに着替えたところで、ドアがノックされ穂積と小野瀬が声をかける。
穂積
「入っても大丈夫か?」
小野瀬
「お届け物だよ。」
ジュン
「大丈夫です。どうぞ。」
ジュンの返事にドアが開けられる。そこにはグレーのタキシード姿の藤守……を連行してきた穂積と小野瀬の姿があった。
藤守
「なっ……!」
ジュンのドレス姿に固まる藤守。
いまだに状況が把握できていないらしい。しかし、向き合ってお互いに顔を赤くしている二人を皆は微笑ましく見守っていた。
あとはタイミングを見計らって会場に行くだけである。
ということで、少しは進めたでしょうか!?
私、限界でございますm(__)m
[削除]
02/02(Sun) 07:07
ジュンさんありがとうございますっ(´∇`)
小春
小春の手から、ドレスに合わせて作った花のコサージュがともの手に渡る。
ともが、さっきセットしたジュンの髪に、それを飾った。
とも
「はい、完成でーす」
翼
「ジュン先輩、とっても可愛らしいですよ!」
ジュン
「みんな、本当にありがとう」
ジュンが藤守に寄り添うと、今度は藤守の方が目を潤ませる。
穂積
「藤守、泣くのはまだ早いぞ」
小野瀬
「そうだよ。お化粧が落ちるよ?」
穂積と小野瀬の言葉に、藤守は慌てて目元を押さえた。
藤守
「は、はい……って、俺、化粧してへん!」
[削除]
02/03(Mon) 05:13
寝てました。
清香
ほほぅ、穂積+小野瀬×藤守ですか。理事長はかなりの上級者ですね←
披露宴会場のドアが開き、山田と明智家の三姉妹が入場すると一番近くにいた親族から歓喜の声が上がった。
美人ではあるが揃いも揃って家事能力が皆無な三人を、こうやって貰いうけてくれる奇特な人間がこの世に存在したのだから。
山田
「認めて下さってありがとうございます。幸せにするとお約束しますよ。」
満面の笑みでウエディングドレスに身を包んだ姉妹と、満足そうに微笑んだ山田に皆惜しみない拍手を送った。
その頃。
清香
「小春さんはどこに行ったの?見当たらなかったんだけれど?」
明智
「第2会場で何かやっているようですね。久し振りに皆に会うのだからはしゃいでいるのかもしれません。」
清香
「…そう。お義姉さん達の晴れ姿を見なくていいのかしら?」
明智
「支度を手伝っていたようなので、見てはいると思いますよ。姉貴達も校長もフリーダムな人達ですから場を繋ぐ意味では好きにやっていてくれてもいいですし。」
『ははっ』っと笑いながら着物を脱ぎ始めた明智に、式場のスタッフが慌てて駆け寄る。
スタッフ
「あの、新郎の方は別室でお支度を…!」
明智
「いや、彼女にドレスを着せるので、ここで着替えてしまいます。その方が早いですから。」
当たり前のことだと言わんばかりに用意していたタキシードを指さすと、明智はどんどん脱ぎ始めてしまう。
スタッフ
「い、いや、あの…!!」
清香
「あはは、気にしないで下さい。彼が作ってくれたドレスなので、間違いは無いですから。先にヘアメイクをお願いします。」
明智
「はい。さすがにそれはプロにお任せした方が早いですからね。」
そう言いながらあっという間にシャツを羽織ってズボンをはき替えた明智が清香の白無垢を脱がせる手伝いを始めた頃には、もう誰も口を挟む事が出来なくなっていた。
→
式当日に仕様変更しまくる人々にスタッフ涙目(笑)
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02/03(Mon) 05:37
清香さん待ってましたー(´∇`)人
小春
ワタクシ的には着物をどんどん脱いでタキシードに着替えるお兄ちゃんがツボ♪
そして式当日に仕様変更しまくってごめんなさいスタッフさんたち。
でも清香チーフスタッフならなんとか締めてくださるはず(笑)←あっ
02/03(Mon) 07:01
(〃∇〃)
ジュン
明智先生と清香先生は大人ですね。同じ部屋で着替えちゃうなんて(〃∇〃)
私的には白無垢を脱がせ(る手伝いを)始める明智先生がツボです!
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02/03(Mon) 08:29
風邪ひきました。(ノД`)・゜・。
とも
土日はずっとへばってて、タリッキー大明神からネタは降ってきませんでした…(~_~;)
明智先生、その場で着替えちゃうなんてさすがです。ちゃっかりタキシードも持って来ているという(笑)
清香先生のドレスはゴージャスなんでしょうね。
楽しみです(^-^)
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02/03(Mon) 09:09
楽しみなんて言いながら
とも
少し繋ぎます(笑)
藤守
「ジュン、そのドレス、よう似合ってるな。 妊婦用のとかどこにあったんや?」
ジュン
「これは、小春ちゃんが私の身体のサイズに合わせてデザインして作ってくれたんだよ。髪とメイクはともちゃんと翼ちゃんが」
小春
「次にちゃんとした式をする時は、またジュン先輩の身体のサイズに合わせてこのドレスを仕立て直ししてあげます」
とも
「じゃあヘアメイクはウチらがやります!」
みんなで笑いあっていると、コンコンっとドアをノックする音がした。
小野瀬
「じゃあ、そろそろ行こうか?」
穂積
「みんなビックリするだろうな」
『じゃあ先に行ってる』と控え室を後にする穂積たちを見送り、藤守がジュンを支えて立ち上がらせた。
藤守
「みんながおる前じゃ恥ずかしいてよう言わんかったけど、ジュン、めっちゃキレイやで」
ジュン
「賢史くん…」
藤守はそっとジュンにキスをし、2人も第二会場へと向かったのだった。
[削除]
02/05(Wed) 08:57
おはようございます!
くちびる
久しぶりに書き込みますね。
先週からずっと腰痛に悩まされ、医者通いでした。年末年始の疲れが溜まったみたいです。でも仕事は休めないので....飲み薬と湿布で何とか乗り切ってますよ。(ToT)(泣)
リレーはどんどん話が進んでますね。
紅花は身長も伸びず..成長してないですが..(;´д`)小笠原先輩とは仲良くやってますよ。(笑)♪
[削除]
02/05(Wed) 09:06
くちびるさん……(つ´∇`)つマッサージ
小春
リレーは清香さんのまとめ待ちです♪
しかし待機してるとまた何かしでかしたくなってウズウズしてきますね(←まだ散らかす気か)
ジョーは何してるのかなーとか。
紅花ちゃんと小笠原さんの仲良しリポートとか。
うふふ。
清香さん、我々、まだ散らかしても大丈夫?←オイ
02/05(Wed) 17:21
はー面白かった ←また読み返してきた人
とも
リレーがあと少しで終わってしまうなんて、実感が全然わいてこないのですが…(°_°)
今は清香先生のまとめ待ちなんですね。
おとなしく待ってます(^-^)
あ…ふと思ったんやけど、小春ちゃんはお兄ちゃんと三姉妹が結婚しちゃって家を出たら、広いお家にお母さんと2人暮らしになっちゃうの? 賑やかやったのが急に静かになって寂しくないかしら?
[削除]
02/05(Wed) 17:45
ともさんご心配ありがとうございますm(__)m
小春
小春のお母さんは朝早くから夜遅くまで外で働いてる人なので、お姉ちゃんたちとお兄ちゃんが家を出て行っちゃったら、小春は寝るまで一人で過ごす事になりますね。
つまんないからお母さんが帰ってきた時に食べてもらえるように、夜食やデザートなんか作って置いとこうかな(←今と変わらない)
ホールケーキなんか作って「一人で全部食べちゃうぞー!」なんて言いながら、やっぱりつまんないからそれ持って紅花ちゃんちに遊びに行こうかな。
でもよく考えてみたら、お姉ちゃんたちが出て行くならお兄ちゃんは家に残ってくれるんじゃない?
それともやっぱり最初は清香先生と二人きりでラブラブしたいから、小春がいる家は嫌かなあ……。
うーん!
小春、ひとり分のご飯なんて作った事が無いよ!
昨日焼いて缶に入れておいたクッキーが一枚も減ってないよ!
もう家の中に掃除機かける場所が残ってないよー!
うわーん!
寂しいよー!!
ともちゃん遊びに来てー!
[削除]
02/05(Wed) 18:33
それなら!
ジュン
小春ちゃんは寂しいのね?
でも心配は無用です!!
ジュンが賢史くんと赤ちゃんと空を連れて遊びに行きますからo(^o^)o
「小春、おかわり!」
「こら!?ご飯の時にお菓子食べちゃダメでしょ、空」
「おねーちゃん、赤ちゃん泣いてるよ~」
「ホギャ~」
ほら、賑やかになった(((^^;)
[削除]
02/05(Wed) 21:53
わーい(笑)
小春
小春
「はいっ!藤守先輩、たくさんおかわりしてくださいね!」
「空くん、ご飯をぜーんぶ食べたら、私と一緒に美味しいデザート作って、みんなに食べさせてあげようね!」
「ジュン先輩、赤ちゃんは私がお世話してますから、いっぱい食べて、二人目も元気なお子さんを産んで下さいね!」
「アニ先生もおかわりどうぞ!」(←いたんだ)
ヽ(*´▽)ノ♪賑やかで楽しい♪
[削除]
02/06(Thu) 08:25
おはようございます(^-^)
とも
それなら私も(^o^)/
ガチャ。
とも
「小春~、お腹すいたから何か食べさして~って、藤守先輩たちも来てたんですか?」
藤守
「おう、とも。俺らも小春が1人で寂しいやろ思て遊びに来たんや」
小春
「ともちゃん、いらっしゃい! 今日はともちゃんの好きな唐揚げだよ」
とも
「やった~、いただきま~す」
この調子やとみんな来そう(笑)
02/06(Thu) 09:13
わーいヽ(*´▽)ノ♪
小春
ともちゃんも来てくれてありがとう!
とも
「しっかし、小春。急に来たのに、こんなにたくさん料理出してもろて悪いな。大変だったやろ?」
小春
「え?ううん。つい、いつもの量で作っちゃったの。だから、みんなが来てくれて助かっちゃった」
とも
「いつもの量って……小春の家、お母さん入れても夕飯は六人やろ?これ、たっぷり二十人分はあるで?」
小春
「お姉ちゃんたちがいれば、朝までには全部無くなっちゃうよ」
とも
「(え!)もしかして、それを毎日三食支度してたんか?」
小春
「うん。お昼はお弁当箱に詰めるけど」
とも
「(……なるほど。お母さんが朝から晩まで働かなあかんかったわけや……)」
ともにもようやく、明智家の生活事情が見えてきたのであった…… (笑)
[削除]
02/06(Thu) 12:12
こんにちは(*^-^*)ノ
エミ
藤守ファミリーは子だくさんになりそうな予感♪
(*´艸`)ウフフ
三姉妹と山田は常に四人で寝るのかしら?一日ずつ順番?いずれにせよ、イロイロと頑張れ山田!
エミ
「小春ちゃん師匠~!甘さ控えめチョコレートケーキ作ってみたんだけど、どうかしら?……あらららら、皆さんいらしてたのね!」
理事長は小春ちゃんの弟子になりました(笑)
[削除]
02/06(Thu) 12:21
理事長(笑)
小春
お姉ちゃんたちと校長先生の夜の心配までしていただいて(爆笑)
ケーキは上手に出来てますよ!
今度はぜひご自慢の婚約者さんとご一緒に!
明智家に室長がやって来る日も近いかしら……(∇`*)ノヽ(*´▽)ノ♪くるくるくる♪
[削除]
02/08(Sat) 06:07
遅くてすみません。
清香
これで終わら…ない(泣)
☆披露宴・メイン/第二会場外☆
明智と清香が控室から廊下へ出ると、ちょうどメイン会場から第二会場へ移動をする山田と明智の姉達に出くわした。
同じように、予備の控室からジュンも藤守に付き添われてゆっくりと歩いてくる。
山田
「こんなに大勢の花嫁に囲まれると、さすがに照れてしまうね。」
明智
「確かに新郎が3人に、新婦が5人ですからね。」
藤守
「……でも、正直こんなに嬉しそうに笑うのを見ていると、『頑張らな!』って思います。」
きゃいきゃいとはしゃぎながら互いのドレスやベールをしげしげと眺める女性陣を、男たちは目を細めて見つめていた。
山田
「だね。僕達には彼女らを幸せにする責務があるんだから。君は父親としてもね。」
励ますようにポンっと藤守の背中を叩いた山田に、藤守は何かを決意したかのように背筋を伸ばす。
藤守
「はいっ!」
大きく頷き、ジュンの体を労わるために傍へ駆けて行った藤守の背中を見つめながら明智はぽそりと呟く。
明智
「お披露目をした以上、もう返品はできませんからね?」
山田
「やだなぁ、頼まれてもしないよ。これから始まるスリリングで楽しい生活に夢を馳せているだけ。」
明智
「…あの3人との生活なら俺には悪夢にしか思えませんけど。」
山田
「そんなことないんだけどなぁ。」
穏やかな笑みを浮かべている山田の横顔からは、明智には読み取りきれない『何か』が隠されている気配だけはした。
昔から掴みどころの無い人でどう接していいか測りかねていたが、姉達があんなに嬉しそうにしているのだから、もう自分の役目は終わったのもしれない。
明智
「まぁ、よろしくお願いします。…義兄さん。」
そう言うと、山田は一瞬だけ目を見開いた。
山田
「……そうだね、こちらこそよろしく。誠臣君。」
いつものように人好きのする笑顔を浮かべながら『誠臣君』と少し強調して呼んでくる山田に、明智は苦い顔を浮かべた。
[削除]
02/08(Sat) 06:09
たぶん2.3回で。
清香
終わるはず←相変わらずの無計画。
☆披露宴☆
メイン会場と第二会場のドアが一斉に開き、メイン会場には明智と清香が、第二会場には藤守とジュン・山田と明智三姉妹が入場すると歓声が沸き上がる。
司会者によって清香とジュンのウエディングドレスが明智兄妹の手作りだと紹介されると、どよめきが起きた。
明智・母
「どうりで戻って来ないと思ったわ。」
小春
「えへへ、でも間に合って良かった。」
こっそりと親族の席に戻った小春が母親に呆れられている頃。
穂積
「…っと、なんだ?」
穂積の携帯が静かに何かを告げている。
明智と清香がまだ近づいて来ないことを横目で確認しながら、テーブルの下でメールを確認すると。
穂積
「…あいつら、俺に何にも言わないで…。」
小野瀬
「どうした?」
苦虫を噛み潰したかのような表情をする穂積に小野瀬が小さな声で話かけると、小野瀬の膝の上に穂積の携帯が乗せられた。
小野瀬
「見ても良いの?」
首肯する穂積を不思議に思いながらも、小野瀬が視線を下にやると。
小野瀬
「……くそっ、外堀から埋めてきたんだな。」
メールをさっと読んだ小野瀬がいつもの優しい口調と態度を捨て、少し乱暴に携帯を穂積につき返した。
穂積
「たぶんあの三人が首謀者だ。」
小野瀬
「俺は断固反対だけどね。」
穂積
「往生際が悪ぃな。もう手遅れだろ。」
小野瀬
「なんとでも。」
不機嫌さを隠そうとしない小野瀬の元へ、明智と清香が近づいてきた。
清香
「小野瀬君、どうしたの?」
小野瀬が答える前に、穂積がテーブルにそっと携帯を乗せた。
『見ろ』と無言の合図で明智と清香が画面を覗きこむと。
穂積
「お前達だろ。」
清香
「あはは、バレた?でも、不安材料は少しでも減らしておきたいからね。」
明智
「今まで黙っていてすみませんでした。ダメ元でお願いしていたので、半分は諦めていたのですが…。」
してやったりな清香に対し、申し訳なさそうな明智。そして第二会場で明智の姉達と共に歩く山田。
全てのタイミングを計ったかのような流れに、もう抗える訳がないかと穂積はため息をつく。
穂積
「分かった。そこまで話が進んでいるなら後はもう成るようになれだ。こっちは俺がなんとかしとくから。」
不貞腐れそっぽを向いたままの小野瀬の椅子の足を穂積が蹴ると、明智と清香は嬉しそうに去って行った。
穂積
「ほら、何事も引き際が肝心だぞ。」
小野瀬
「………。」
穂積
「おーい。」
一通りの挨拶を済ませ高砂へ座った明智と清香の姿をボーッと眼で追っている小野瀬に声をかけても返事は無い。
穂積
「仕方ねぇなぁ。」
呆れた穂積は、テーブルに置かれたままの小野瀬のオレンジジュースに、これまた手つかずだった乾杯用のシャンパンを少しだけ混ぜたのだった。
02/08(Sat) 07:24
きゃっほー♪
小春
朝から清香さんからのリレー進展と数年ぶりの雪景色に浮かれるリアル小春。
清香さんありがとう。続きはまたイイコで待ってます。(∩´∇`∩)
[削除]
02/08(Sat) 10:57
おはようございます(^-^)
とも
私の住んでる地域も屋根が真っ白になりましたよ~。
そして風邪は未だに治らず、咳が長引いてて腹筋が割れそうな勢いです(ー ー;) 皆さんも気をつけてくださいね。
リレーも少し進展しましたね! 続きも楽しみに待ってます*\(^o^)/*
[削除]
02/08(Sat) 12:55
今は雨
ジュン
私のすんでる地域も今日は雪がうっすら積もりました(;>_<;)
でも、今は雨に変わって地面がグチョグチョです。
穂積先生と小野瀬先生に何が待ち受けているのか楽しみです(*≧∀≦*)
[削除]
02/08(Sat) 13:45
真っ白
エミ
私の住む地域はあまり雪にならないのですが、積雪5センチ超えました。今も雪が真横に降っているので、まだまだ積もりそうです。
酒を飲んでしまった小野瀬さんに期待しちゃってもいいですか?
壁|ω´*)腐腐腐♪←
[削除]
02/09(Sun) 07:05
おはようございます!
くちびる
私の住んでる地域も雪が積もりましたよ!
今朝もまだうっすら雪が残ってますよ。
リレーの続きを私もいい子にして待ってますね♪
それにしても寒いなぁ.......(;´д`)
皆様体調にはお気をつけ下さいませ~。
02/09(Sun) 08:08
皆様大丈夫ですか?
小春
みんな大変だったですね。
昨日の朝は「数年ぶりの雪」なんて浮かれてましたが、とうとう一日降り続いて積もり、静岡県東部では記憶に無い大雪になりました。
大雪警報なんて初めて聞きましたよ。
今朝もまだ真っ白です。
雪かきをしてみましたがやり方が分からず挫折しました。
とりあえず太陽に任せてみよう(笑)
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02/10(Mon) 04:41
大雪でしたね。
清香
真剣に雪だるまを作ったら腰が痛いです←馬鹿
☆披露宴・ケーキの登場ですよ☆
司会者
「では、会場の入り口でも飾らせていただきました、ウエディングケーキの登場です!こちらは新郎の妹さんの明智小春さんがデザインから制作まですべて手掛けた物になります!!」
拍手の中、スタッフが緊張の面持ちで慎重にテーブルを押しケーキを高砂の前まで移動させた。
司会者から渡されたマイクで、小春が静かにケーキの説明を始める。
小春
「どんなケーキにするか三人で相談をした時に、一番先に思いついたのが桜田門学園の校舎でした。みんなで通い、楽しい思い出の詰まった場所を形にするのは大変でしたが、第二会場にいる小笠原先輩と広報部の紅花ちゃんが航空写真などの資料をたくさん用意して協力をしてくれました。」
名指しで呼ばれ、第二会場を映すカメラが恥ずかしそうに耳を赤らめる小笠原と紅花の姿をとらえる。
自然と湧きたつ拍手に小笠原はゆっくりと立ち
小笠原
「明智先生に篠崎先生、この度はおめでとうございます。どうぞ、末永くお幸せに。」
とだけ言うと、再び座ってしまった。
しかし、人前に出るのを嫌がっていた小笠原が自ら進んで発言をしたことに第二会場ではざわめきが止まらない。
その声を遮るように小春が再び話し始めた。
小春
「皆さん、それぞれ思い出の場所があると思います。楽しかった事や嬉しかった事を胸とお腹に目いっぱい詰め込んで、新しい一歩を踏み出せればと思いました。…誠臣お兄ちゃん、今まで育ててくれてありがとう。……清香お姉ちゃんと幸せになってね。」
にこりと笑った小春の顔からは、幼さが消えていた。
本人なりに悩んで、考えて、覚悟を既に決めていたのだろう。
どこかスッキリしたかのような雰囲気すら感じられる。
明智
「ありがとう、小春。」
小春
「えへへ、どういたしまして。」
ケーキ入刀の為に立ち上がった明智にいつものように頭を撫でられ素直に喜びながらも、もうそんな子供じゃないんだと言うアピールか元来の性分か、ポケットからハンカチを出し明智の隣で何も言えないでいる清香にそっと渡す。
小春
「もー、お化粧が崩れちゃう。これからケーキを配るんですから泣くのは我慢ですよ。」
清香
「だって、初めてお姉ちゃんって言ってくれたから…。」
小春
「大事なモノは最後にとっておくんですよーだ。」
してやったりな顔で清香の涙を拭うと、用意されていたケーキカット用のナイフをそっと手渡す。
小春
「はい、一番思い出に残っている場所を切って下さいね。」
清香
「はぁい。」
『グスッ』っと鼻をすする清香の背中を押して小春が一歩下がると、明智が静かに隣へと立った。
明智
「職員室がいいですか?それとも…保健室?」
清香
「…じゃ、じゃあ保健室で………。」
校舎一階の隅、校庭に面した場所にある保健室に二人でそっとナイフを入れると、盛大な拍手が沸き上がる。
明智
「では、皆さんにも切り分けて差し上げないと…。」
明智が招待客の人数とケーキの大きさを脳内で計算しながらどれくらいの大きさに切るか目測をしていると。
清香
「はい、誠臣君。あーん。」
料理を取り分けるサーブ用のスプーンに乗せられたケーキがいつの間にか明智の口元へと迫っていた。
明智
「は、はい!?」
条件反射で口を開けてしまった明智の口に、一口では到底食べきれないほどの大きさのケーキが突っ込まれる。
明智
「んぐっ!!んんれすんぁ!?(何ですか!?)」
いくら甘い物が好きでも、不意打ちでケーキを食べさせられるなんて体験した事など無い。
目を白黒させていると、楽しそうに笑う清香と小春がいた。
清香
「あはは、ファーストバイトをやるって言ってたじゃない。」
結婚後食べる物に困らないようにケーキを食べさせあうファーストバイトをやろうと言い出したのは明智だったはずなのに。
明智
「んぁ、ほうれしたへ。(あぁ、そうでしたね)」
狂ってしまった段取りも、ケーキを取り分ける事に気を取られ不意を突かれたのも、目の前の人たちが笑顔でいてくれるなら正直どうでもいい。
濃厚なチーズケーキの味を呑みこみながら、懐かしいその味を目の前の人にも教えてあげたい。
明智
「清香さん、あ―んして下さい。」
デザート用のフォークに小さく切ったチーズケーキを乗せて清香の口元へ運びながら
明智
「美味しいもの、たくさん作ってあげますからね。」
明智はそう呟きながら、清香の口の端についてしまったクリームを指で拭いとったのだった。
→
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02/10(Mon) 04:43
あれっ?
清香
終わらないフラグが…。
☆披露宴・穂積のケーキ☆
司会者
「では、新郎新婦にケーキを取り分けていただきます!まずは来賓の方々から…。」
メイン会場にいる来賓や親族、友人などから順番にケーキが取り分けられていった。
招待客はほとんどが桜田門学園に関わる人たちだったため、皆がそれぞれ心に残している懐かしの場所を指定していく。
穂積
「俺は……職員室にするかな。」
小野瀬
「あれ、生徒会室じゃないの?」
穂積
「あそこは藤守が狙ってんじゃねぇの?そういうお前は生物の準備室か?」
小野瀬
「うーん、でも音楽室も捨てがたいんだよね。」
穂積
「こう考えてみると、選ぶのって結構難しいよな。」
小野瀬
「1-Aも、ね。」
穂積
「……うっせ。」
隣の第二会場でモニター越しに見ていた生徒やOB・OG達もスタッフに促されてメイン会場へと入ってきた。
もちろんそこには翼の姿もあり、穂積は一瞬だけそちらを見やる。
教師と生徒だから、大人と子供だから。
互いに大事な一歩を踏み出さないまま、小さな約束だけを胸に仕舞いこんでいた。
この3年間ずっと押し殺していた想いが燻ぶっていて、今更どう解けばいいのか分からない。
いい大人が恋をこじらせてるなんて情けない話だ。
そう思いながらも。
明智
「穂積先生はどこにしますか?」
穂積
「そうだな………1-Aをくれ。」
清香
「あら。」
小野瀬
「おや、分かりやすい。」
穂積
「いいんだよ、もう。」
いい加減取り繕うのはやめてもいいんだろうなと、どこかで本能が告げる。
清香
「じゃあ、1-Aの残りは死守しておくわね。」
穂積
「おう。」
頼んだぞと言い、口に運んだチーズケーキは甘さを抑えてあって予想以上に自分好みで。
順番を待つ招待客に皿を渡す小春を見ると、少し大人びた顔で微笑んでいた。
なんでもやってみなきゃ、口にしなきゃ分からねぇよなと、もう一口食べ小春に『美味かった』と告げ、自身の席へと戻る。
不思議と吹っ切れた気分だった。
明智
「はい、小野瀬先生は生物準備室を用意しておきましたよ。どうぞ。」
小野瀬
「えっ、俺にはどこがいいか聞いてくれないの?」
明智
「他は却下です。教師としてあるまじき行動を取ってらっしゃる可能性がありますから。」
小野瀬
「…自分達の事は棚に上げてる癖に。」
明智
「何か?」
清香
「言った?」
小野瀬
「いえ、何にも。美味しくいただくとするよ。今日はおめでとう。」
明智に追い立てられながらも小春に手を振る事を忘れない小野瀬をぼーっと見ながら、穂積はどのタイミングでカードを切るか考えていた。
→
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02/10(Mon) 04:45
なんとなく。
清香
感じられる…ぞ?
☆披露宴・やっと登場☆
藤守
「じゃあ、俺は生徒会室やな。ジュンは?」
ジュン
「私は茶道部かな。」
如月
「柔道場か部室がいいです!」
とも
「校庭のトラックって食べられます?」
紅花
「放送室で…。」
小笠原
「じゃあ、俺も放送室で…。」
翼
「えっと、…1-Aでお願いします……。」
ポール・ロバート
「美術準備室で!!」
セツナ
「音楽室のピアノをいただけるかしら?」
山田
「もちろん校長室で、ね?」
エミ
「うーん、理事長室かしらね。」
アニ
「俺は正門だ。」
最初は選択肢が多かったものの、あちらこちらと切り取られ桜田門学園の校舎はいつ倒壊しても可笑しくない有り様となっていた。
小春
「では、後は均等に分けてしまいますね。」
在校生の人数を確認し、倒れないように順にケーキを切って皿に乗せ、小春が配っていくと。
???
「すみません、教職員用の駐車場は残っていますか?」
小春
「あぁ、そこでしたらまだありますよ。でも、…お皿が無いので少々お待ち下さい。」
用意していた皿が無くなってしまい控えていたスタッフから皿を受け取ると、小春は校舎の陰になっていた土台部分のタルト生地を切ってマジパンで作った小さな車を皿に乗せた。
小春
「はい、おまけに明智先生の車もどうぞ。」
???
「あはっ、一番の思い出です。ありがとう、小春さん。」
どこかで聞いたことのある声。
思い出と言う明智家の車。
そんなはずはないと思いながらも、もしかしてという期待を捨て切れず、小春がおずおずと顔を上げると。
???
「美味しそうなケーキですね。小春さんの手料理は久し振りだから、とても楽しみです。」
小春
「えぇっ!瞳さん!!!????」
穂積瞳
「突然お邪魔してすみません。みなさんに顔を出してくれと言われていたので、図々しくもやって来てしまいました。」
小春
「…みなさ…ん…?」
何が何だ分からないまま単語だけ拾って反復する小春に、瞳はゆっくりと説明をする。
穂積瞳
「はい。辞令と飛行機にもよるけれど、間に合うのなら顔を出してくれと山田校長と誠臣さんと清香さんから連絡をいただいてまして。」
小春
「は…、はぁ。」
穂積瞳
「空港に着いた途端に校長から電話が来たので、そのままその足で来てしまいました。」
小春
「で、でも、なんでまた……。」
穂積瞳
「あれ?新年度から新設される桜田門学園中等部の専任教師になる辞令が下りたんですよ?」
小春
「えーーー!?」
今まで何度も手紙でお互いの近況を伝えあったりしていたはずなのに、これは寝耳に水だった。
青くなったり赤くなったりして忙しい小春に、ケーキをパクついていた山田が嬉しそうに話す。
山田
「つい昨日正式に決定したからね。新年度の人事は漏らさない方が良いのが常だけれど、…まぁ、可愛い義妹の為ですから今回は良いとしましょう♪」
小春
「………、大人って…。」
茫然とする小春の頭を一撫でして、瞳は明智と清香へ向かって一礼をする。
穂積瞳
「この度はご結婚おめでとうございます。」
清香
「ありがとうございます。」
明智
「ありがとうございます。これからは…、小春の事をよろしくお願いします。」
穂積瞳
「はい、皆さんが大切にしていたお嬢さんですから。精一杯大切にいたします。」
『ね?』と微笑む瞳に小春は耳まで赤くしてしゃがんでしまう。
『おめでとー!!』
拍手や指笛が鳴る中、皿の上のケーキをフォークでブスブス刺しながら不満げな顔で事態を見守る輩がいた。
小野瀬
「…これって完全に結婚フラグ?」
穂積
「まぁ、瞳が帰国するか小春が大学を卒業するかが条件だったからな。してもおかしくはない。」
小野瀬
「俺は許さないよ。」
穂積
「お前は関係ないだろうが。他人だろ。」
小野瀬
「俺はお兄ちゃんだ。」
穂積
「なら可愛い妹の作ったケーキを八つ裂きにしないで幸せを祈ってやれよ。」
小野瀬
「………クソっ。」
口に入れたケーキはちょっと苦めのデビルズチョコケーキだ。
胸に渦巻く想いと同じくらい苦い味に、小野瀬はテーブルにあったオレンジジュースを手にとって一気に流し込んだ。
穂積
「…あっ。」
穂積は背中にひんやりとしたものを感じながら、『なんだよ』と睨む小野瀬から視線を逸らした。
[削除]
02/10(Mon) 05:25
清香さんありがとう
小春
ケーキを効果的に使って下さってありがとうございます。
さりげなく自分も1A選んでる翼ちゃんが可愛い♪
小春も理科準備室の残りを食べたいぞ(*´`*)
そしてH2キタ━━ヽ(*´▽`)ノ゙━━!!
最も危険な状態で小野瀬先生の飲酒スイッチが入ってしまいそうで、いったいどうなるんでしょう?!
終わらないフラグ歓迎(笑)
イイコで待ってます♪
☆☆ごあいさつ☆☆
小春
おかげさまで、リレーSSスレも18です。ありがとうございます。
こちらのスレッドでは、ただいま、『アブナイ☆恋の学園物語』を開催中です。
桜田門学園高校に転入してきた櫻井翼が、超イケメンな先生方や個性的な生徒たちと繰り広げる大河ラブコメディ!
ついにラスト間近です(←前回も言ってた)。
明智と清香の結婚式で大団円と思いきや、まだまだ大騒ぎの予感?!
作家の皆様、読者の皆様、どうぞ最後まであと少し、お付き合いくださいませ。(´∇`)ノシ
[削除]
01/29(Wed) 16:37
ダメだ。
清香
まとめて投下しようとしましたが改変するのが面倒になってきたので、細切れにしますよ。
☆披露宴会場・外☆
お色直しの為、一旦会場から出ると篠崎は大きなため息をついた。
清香
「和装は流石に大変ね。頭が重くて肩が痛くなっちゃったわ。」
明智
「その頭は重そうですからね。脱いだらドレスを着る前に肩でも揉みましょうか?」
首を回す事すら出来ないでいる篠崎を労わるように明智が手を差し伸べる。
清香
「お願いしたいところだけど、それは夜のお楽しみにしておくわ。あっちも見たいし。」
明智
「と、言いますと?」
視線の先には、お色直しの間に披露宴会場で結婚の報告をする為に着替えた山田と明智の姉達がいた。
お揃いのドレスに身を包んで嬉しそうにしている三姉妹の姿を微笑ましげに見つめる山田の目はどこまでも優しい。
その事が明智と清香の心を緊張から緩ませた。
清香
「校長先生、では着替えている間はよろしくお願いします。」
山田
「えぇ、私の可愛らしい花嫁達を存分に見せびらかしますよ?」
ニコリと笑った山田に、三姉妹は目を輝かせながらぎゅうぎゅうとくっつく。
明智
「まぁ、俺の花嫁には敵いませんがね。…悪くないんじゃないですか?」
姉達の振る舞いに若干呆れながらも、一番の心配の種が無くなるのだから明智の頬も緩んでいる。
明智
「…よろしくお願いします。」
山田
「えぇ、もちろん。」
握手をした二人の手はすぐに離れてしまったが、握られた強さはその想いを表すかのように痛いものだった。
介添人
「では、ご準備をお願い致します。」
明智・清香
「はい。」
スタッフに促され、控え室に向かおうとする二人の背中に山田が思い出したかのように声をかける。
山田
「そうだ、例の件ですが正式に受理されましたよ。」
清香
「では新年度から?」
山田
「えぇ。もう手続きに入って貰っています。」
清香
「やった!ありがとうございます!」
グッと拳を握りしめて喜ぶ清香に、明智は首を傾げる。
明智
「どうしたんですか?」
清香
「あのね…」
明智の耳に手を当てて内緒話をするために声を潜めた清香は、この上ない幸せを噛み締めていた。
→
さぁ、何を企んでるんですかね。
[削除]
01/29(Wed) 16:42
清香さんすみません(^-^ゞ
小春
散らかすだけ散らかしといてなんですが、よろしくお願いします(´ 3`)
[削除]
01/29(Wed) 17:07
おぉ~♪( ´▽`)
とも
なんかスゴイことになってきましたね!
小春さんと清香さんが繋いでる間に、私はジュン先輩のドレス作りのお手伝いでもしとこ~っと。
チクチク……あ痛っ(つД`)ノ
01/29(Wed) 21:31
ともちゃん(つ´∇`)つ絆創膏
小春
アニ
「小春、これでいいのか?」
アニが肩に担いで控え室まで運んで来たのは、芯に巻かれたままの布地、数本。
純白やクリーム色、パールホワイトなど、どれも綺麗な淡い色で、一目でウェディングドレスの生地だと分かる。
さらにはカラードレスの生地まである。
小春はアニから布地を受け取ると、ぺこりと頭を下げた。
小春
「はい。わざわざ取りに行って下さって、ありがとうございました」
アニは、その布地がともと翼の手に渡り、さらに、鏡の前にいるジュンがそれを品定めする様子を、ちらちら見ている。
アニ
「……いや、お前たちがジュンの為に何かしてくれると言うのだから、このぐらいは当然の事だ」
アニは小春に視線を戻すと、明智家の鍵を返しながら、首を傾げた。
アニ
「しかし小春。なぜ、お前の家には、こんな布地が大量にあるのだ?」
小春
「お兄ちゃんが、清香先生のウェディングドレスを作る為に買い集めたからです」
全員
「えっ?!」
小春
「えっ?何か変……?」
きょとんとする小春。
全員慌てて首を横に振った。
「いえいえいえいえいえ!」
ジュンが布地を選ぶと、アニを待っている間に採寸、デザイン画から型紙を起こしてあった小春は、それらを手に、部屋を出て行った。
別室に、家庭科部員たちが待機しているのだという。
ともは指先の絆創膏を撫でながら、小春を見送った。
とも
「ほんま、頼もしい……」
翼
「まあまあ、ともちゃん。私たちは、髪とメイクで頑張ろ」
とも
「そうやな」
アニ
「それじゃ、ジュン。また後でな。楽しみにしているぞ」
ジュン
「ありがとう、慶史兄さん」
こうして、ジュンのドレスの準備は整った……。
[削除]
01/30(Thu) 08:54
おはようございます(^-^)
とも
小春さん、絆創膏ありがとうね( ´ ▽ ` )ノ
じゃあ私はこっちを…。
とも
「じゃあ、ジュン先輩、ドレスが出来るまでに少し髪のセットとメイクを直しますね」
翼
「こちらへどうぞ。具合が悪くなったらいつでも言ってくださいね」
部屋の片隅にあった大きな姿見の前に椅子を運び、ジュンを座らせた。
ジュン
「ありがとう。赤ちゃんも喜んでるみたい」
ジュンの大きくなったお腹をともが優しく撫でると、ボコっと動いた。
とも
「わ、赤ちゃん動いた! よしよし、今からママのこと、べっぴんさんにするから楽しみにしててな~」
アップにしていた髪をほどき、いくつかのブロックにわけて、するすると編み込んでいく。あっという間に出来上がると、それをサイドでまとめ、ヘアピンでとめた。
とも
「飾りは小春がドレスとお揃いの生地でコサージュを作ってくれるので、ひとまず出来上がりです」
ジュン
「わぁ、ステキ。ともちゃん、ありがとう」
翼はファンデーションで下地を整え、ジュンやとも、自分の持っているチークやアイシャドウでジュンのメイクを施した。
翼
「はい、メイクも出来上がりです」
とも
「うん、ジュン先輩らしい、ふんわりした感じでええな」
ジュン
「2人ともありがとう。賢史くんはちゃんと気づいてくれるのかな…」
とも
「大丈夫ですよ~(気づかんかったら後ろからつつきますから)」
翼
「あはは…」
[削除]
01/30(Thu) 10:16
藤守の方は……
ジュン
ともさん、髪の毛のアレンジありがとうo(^o^)o
小春さんのドレスもどんな風になるのか楽しみです(*≧∀≦*)
某控え室
穂積
「小春からドレスのイメージデザインを預かってきたぞ。」
小野瀬
「へぇ、彼女のイメージにピッタリだね。」
穂積
「じゃあ、これに合うのはこのタキシードか?」
小野瀬
「それよりこっちの方がいいんじゃない?」
穂積と小野瀬がタキシードを選ぶ間も藤守は訳がわからず呆然としている。
穂積
「よし、じゃあこれで行くか。」
小野瀬
「それじゃ、藤守くん……」
藤守
「な、なんですか……?ギャー!む、剥かんといてー!!」
穂積と小野瀬に強制的に剥かれ……もとい、着替えさせられる藤守であった。
[削除]
01/30(Thu) 11:36
通りすがりの理事長(笑)
小春
??
「ギャー!」
たまたま前を通り掛かった部屋の中から時ならぬ悲鳴が聞こえて、エミは飛び上がった。
一瞬躊躇ったものの、どこかで聞き覚えのある声に、思わず扉を開けて飛び込んでしまう。
エミ
「何をしているんですか!」
すると、エミの声に振り返ったのは、向かって右に小野瀬、左に穂積。
二人の足元に、ほとんど半裸の藤守。
エミの脳内で、あっという間に、事実が間違った方向に変換されてゆく。
藤守の顔もすでに真っ赤だが、エミはたちまちそれ以上に真っ赤になった。
エミ
「す、す、す、すみませんお邪魔しました!」
小野瀬
「……あ、なんかデシャヴ」
穂積
「俺も」
二人の脳裏には、数年前の文化祭の時の屋上での出来事や、その他にも何度も発生した、エミのアブナイ勘違いが蘇る。
穂積ががりがりと頭を掻く。
穂積
「一度はっきりさせておく方がいいな」
小野瀬
「楽しんでいらっしゃるようにもお見受けするけどね」
穂積と小野瀬は、一旦、藤守から手を離し、エミに向き直る。
穂積、小野瀬
「理事長、俺たち、そういう関係じゃないですから」
だが、彼らは知らない。
そんなセリフは、理事長には逆効果だということを。
エミ
「分かってます!分かってます!失礼します!ごちそうさまでしたー!」
ほとんど聞く耳も持たずに、エミは部屋を飛び出してゆくのであった……。
あ、ここ、膨らまさないでいいですよ(爆笑)
[削除]
01/30(Thu) 12:38
あー可笑しい(≧∀≦)
エミ
理事長にアブナイ餌を与えないでください。成長します(笑)
吃驚した勢いで開けてしまった部屋の扉。こっそり覗けばよかったな……と、ちょっぴり惜しい気持ちを引きずりながら席に戻るエミであった。
壁|ω´*)ノシ
02/01(Sat) 11:38
理事長にツッコミを入れたい。
小春
しかしワタクシはこの数日、風邪頭痛で頭がちっとも働きません。
微熱だからインフルエンザではないと言い張って仕事に出ています。
週末なので、せつなさんが来てくれるのと清香さんがまとめてくれるのをひそかに期待しています。
タリッキー大明神に、ともさんジュンさんエミさんら待機組の仲間たちの暗躍を祈願したりもしています(まだ散らかす気か)。
そんな感じです。
皆様よろしくお願いしますm(__)m
誰か進めて下さいペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
[削除]
02/01(Sat) 13:49
準備完了
ジュン
淡いクリーム色のシンプルなドレス。胸元と腰に花のモチーフがあしらわれている。そのふわりとしたドレスはジュンのイメージそのままであった。
小春
「時間があまりなくて、凝った作りには出来なかったんですけど……」
ジュン
「ううん。すごく素敵……」
泣き虫のジュンはすでに瞳に涙を溜めている。
とも
「ジュン先輩、泣くのはまだ早いですよ」
翼
「そうですよ。お化粧が落ちますよ?」
ともと翼の言葉にジュンは慌てて目元を押さえる。
会場のスタッフも手伝ってジュンは無事にドレスに袖を通した。
コンコンっ
ジュンがドレスに着替えたところで、ドアがノックされ穂積と小野瀬が声をかける。
穂積
「入っても大丈夫か?」
小野瀬
「お届け物だよ。」
ジュン
「大丈夫です。どうぞ。」
ジュンの返事にドアが開けられる。そこにはグレーのタキシード姿の藤守……を連行してきた穂積と小野瀬の姿があった。
藤守
「なっ……!」
ジュンのドレス姿に固まる藤守。
いまだに状況が把握できていないらしい。しかし、向き合ってお互いに顔を赤くしている二人を皆は微笑ましく見守っていた。
あとはタイミングを見計らって会場に行くだけである。
ということで、少しは進めたでしょうか!?
私、限界でございますm(__)m
[削除]
02/02(Sun) 07:07
ジュンさんありがとうございますっ(´∇`)
小春
小春の手から、ドレスに合わせて作った花のコサージュがともの手に渡る。
ともが、さっきセットしたジュンの髪に、それを飾った。
とも
「はい、完成でーす」
翼
「ジュン先輩、とっても可愛らしいですよ!」
ジュン
「みんな、本当にありがとう」
ジュンが藤守に寄り添うと、今度は藤守の方が目を潤ませる。
穂積
「藤守、泣くのはまだ早いぞ」
小野瀬
「そうだよ。お化粧が落ちるよ?」
穂積と小野瀬の言葉に、藤守は慌てて目元を押さえた。
藤守
「は、はい……って、俺、化粧してへん!」
[削除]
02/03(Mon) 05:13
寝てました。
清香
ほほぅ、穂積+小野瀬×藤守ですか。理事長はかなりの上級者ですね←
披露宴会場のドアが開き、山田と明智家の三姉妹が入場すると一番近くにいた親族から歓喜の声が上がった。
美人ではあるが揃いも揃って家事能力が皆無な三人を、こうやって貰いうけてくれる奇特な人間がこの世に存在したのだから。
山田
「認めて下さってありがとうございます。幸せにするとお約束しますよ。」
満面の笑みでウエディングドレスに身を包んだ姉妹と、満足そうに微笑んだ山田に皆惜しみない拍手を送った。
その頃。
清香
「小春さんはどこに行ったの?見当たらなかったんだけれど?」
明智
「第2会場で何かやっているようですね。久し振りに皆に会うのだからはしゃいでいるのかもしれません。」
清香
「…そう。お義姉さん達の晴れ姿を見なくていいのかしら?」
明智
「支度を手伝っていたようなので、見てはいると思いますよ。姉貴達も校長もフリーダムな人達ですから場を繋ぐ意味では好きにやっていてくれてもいいですし。」
『ははっ』っと笑いながら着物を脱ぎ始めた明智に、式場のスタッフが慌てて駆け寄る。
スタッフ
「あの、新郎の方は別室でお支度を…!」
明智
「いや、彼女にドレスを着せるので、ここで着替えてしまいます。その方が早いですから。」
当たり前のことだと言わんばかりに用意していたタキシードを指さすと、明智はどんどん脱ぎ始めてしまう。
スタッフ
「い、いや、あの…!!」
清香
「あはは、気にしないで下さい。彼が作ってくれたドレスなので、間違いは無いですから。先にヘアメイクをお願いします。」
明智
「はい。さすがにそれはプロにお任せした方が早いですからね。」
そう言いながらあっという間にシャツを羽織ってズボンをはき替えた明智が清香の白無垢を脱がせる手伝いを始めた頃には、もう誰も口を挟む事が出来なくなっていた。
→
式当日に仕様変更しまくる人々にスタッフ涙目(笑)
[削除]
02/03(Mon) 05:37
清香さん待ってましたー(´∇`)人
小春
ワタクシ的には着物をどんどん脱いでタキシードに着替えるお兄ちゃんがツボ♪
そして式当日に仕様変更しまくってごめんなさいスタッフさんたち。
でも清香チーフスタッフならなんとか締めてくださるはず(笑)←あっ
02/03(Mon) 07:01
(〃∇〃)
ジュン
明智先生と清香先生は大人ですね。同じ部屋で着替えちゃうなんて(〃∇〃)
私的には白無垢を脱がせ(る手伝いを)始める明智先生がツボです!
[削除]
02/03(Mon) 08:29
風邪ひきました。(ノД`)・゜・。
とも
土日はずっとへばってて、タリッキー大明神からネタは降ってきませんでした…(~_~;)
明智先生、その場で着替えちゃうなんてさすがです。ちゃっかりタキシードも持って来ているという(笑)
清香先生のドレスはゴージャスなんでしょうね。
楽しみです(^-^)
[削除]
02/03(Mon) 09:09
楽しみなんて言いながら
とも
少し繋ぎます(笑)
藤守
「ジュン、そのドレス、よう似合ってるな。 妊婦用のとかどこにあったんや?」
ジュン
「これは、小春ちゃんが私の身体のサイズに合わせてデザインして作ってくれたんだよ。髪とメイクはともちゃんと翼ちゃんが」
小春
「次にちゃんとした式をする時は、またジュン先輩の身体のサイズに合わせてこのドレスを仕立て直ししてあげます」
とも
「じゃあヘアメイクはウチらがやります!」
みんなで笑いあっていると、コンコンっとドアをノックする音がした。
小野瀬
「じゃあ、そろそろ行こうか?」
穂積
「みんなビックリするだろうな」
『じゃあ先に行ってる』と控え室を後にする穂積たちを見送り、藤守がジュンを支えて立ち上がらせた。
藤守
「みんながおる前じゃ恥ずかしいてよう言わんかったけど、ジュン、めっちゃキレイやで」
ジュン
「賢史くん…」
藤守はそっとジュンにキスをし、2人も第二会場へと向かったのだった。
[削除]
02/05(Wed) 08:57
おはようございます!
くちびる
久しぶりに書き込みますね。
先週からずっと腰痛に悩まされ、医者通いでした。年末年始の疲れが溜まったみたいです。でも仕事は休めないので....飲み薬と湿布で何とか乗り切ってますよ。(ToT)(泣)
リレーはどんどん話が進んでますね。
紅花は身長も伸びず..成長してないですが..(;´д`)小笠原先輩とは仲良くやってますよ。(笑)♪
[削除]
02/05(Wed) 09:06
くちびるさん……(つ´∇`)つマッサージ
小春
リレーは清香さんのまとめ待ちです♪
しかし待機してるとまた何かしでかしたくなってウズウズしてきますね(←まだ散らかす気か)
ジョーは何してるのかなーとか。
紅花ちゃんと小笠原さんの仲良しリポートとか。
うふふ。
清香さん、我々、まだ散らかしても大丈夫?←オイ
02/05(Wed) 17:21
はー面白かった ←また読み返してきた人
とも
リレーがあと少しで終わってしまうなんて、実感が全然わいてこないのですが…(°_°)
今は清香先生のまとめ待ちなんですね。
おとなしく待ってます(^-^)
あ…ふと思ったんやけど、小春ちゃんはお兄ちゃんと三姉妹が結婚しちゃって家を出たら、広いお家にお母さんと2人暮らしになっちゃうの? 賑やかやったのが急に静かになって寂しくないかしら?
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02/05(Wed) 17:45
ともさんご心配ありがとうございますm(__)m
小春
小春のお母さんは朝早くから夜遅くまで外で働いてる人なので、お姉ちゃんたちとお兄ちゃんが家を出て行っちゃったら、小春は寝るまで一人で過ごす事になりますね。
つまんないからお母さんが帰ってきた時に食べてもらえるように、夜食やデザートなんか作って置いとこうかな(←今と変わらない)
ホールケーキなんか作って「一人で全部食べちゃうぞー!」なんて言いながら、やっぱりつまんないからそれ持って紅花ちゃんちに遊びに行こうかな。
でもよく考えてみたら、お姉ちゃんたちが出て行くならお兄ちゃんは家に残ってくれるんじゃない?
それともやっぱり最初は清香先生と二人きりでラブラブしたいから、小春がいる家は嫌かなあ……。
うーん!
小春、ひとり分のご飯なんて作った事が無いよ!
昨日焼いて缶に入れておいたクッキーが一枚も減ってないよ!
もう家の中に掃除機かける場所が残ってないよー!
うわーん!
寂しいよー!!
ともちゃん遊びに来てー!
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02/05(Wed) 18:33
それなら!
ジュン
小春ちゃんは寂しいのね?
でも心配は無用です!!
ジュンが賢史くんと赤ちゃんと空を連れて遊びに行きますからo(^o^)o
「小春、おかわり!」
「こら!?ご飯の時にお菓子食べちゃダメでしょ、空」
「おねーちゃん、赤ちゃん泣いてるよ~」
「ホギャ~」
ほら、賑やかになった(((^^;)
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02/05(Wed) 21:53
わーい(笑)
小春
小春
「はいっ!藤守先輩、たくさんおかわりしてくださいね!」
「空くん、ご飯をぜーんぶ食べたら、私と一緒に美味しいデザート作って、みんなに食べさせてあげようね!」
「ジュン先輩、赤ちゃんは私がお世話してますから、いっぱい食べて、二人目も元気なお子さんを産んで下さいね!」
「アニ先生もおかわりどうぞ!」(←いたんだ)
ヽ(*´▽)ノ♪賑やかで楽しい♪
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02/06(Thu) 08:25
おはようございます(^-^)
とも
それなら私も(^o^)/
ガチャ。
とも
「小春~、お腹すいたから何か食べさして~って、藤守先輩たちも来てたんですか?」
藤守
「おう、とも。俺らも小春が1人で寂しいやろ思て遊びに来たんや」
小春
「ともちゃん、いらっしゃい! 今日はともちゃんの好きな唐揚げだよ」
とも
「やった~、いただきま~す」
この調子やとみんな来そう(笑)
02/06(Thu) 09:13
わーいヽ(*´▽)ノ♪
小春
ともちゃんも来てくれてありがとう!
とも
「しっかし、小春。急に来たのに、こんなにたくさん料理出してもろて悪いな。大変だったやろ?」
小春
「え?ううん。つい、いつもの量で作っちゃったの。だから、みんなが来てくれて助かっちゃった」
とも
「いつもの量って……小春の家、お母さん入れても夕飯は六人やろ?これ、たっぷり二十人分はあるで?」
小春
「お姉ちゃんたちがいれば、朝までには全部無くなっちゃうよ」
とも
「(え!)もしかして、それを毎日三食支度してたんか?」
小春
「うん。お昼はお弁当箱に詰めるけど」
とも
「(……なるほど。お母さんが朝から晩まで働かなあかんかったわけや……)」
ともにもようやく、明智家の生活事情が見えてきたのであった…… (笑)
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02/06(Thu) 12:12
こんにちは(*^-^*)ノ
エミ
藤守ファミリーは子だくさんになりそうな予感♪
(*´艸`)ウフフ
三姉妹と山田は常に四人で寝るのかしら?一日ずつ順番?いずれにせよ、イロイロと頑張れ山田!
エミ
「小春ちゃん師匠~!甘さ控えめチョコレートケーキ作ってみたんだけど、どうかしら?……あらららら、皆さんいらしてたのね!」
理事長は小春ちゃんの弟子になりました(笑)
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02/06(Thu) 12:21
理事長(笑)
小春
お姉ちゃんたちと校長先生の夜の心配までしていただいて(爆笑)
ケーキは上手に出来てますよ!
今度はぜひご自慢の婚約者さんとご一緒に!
明智家に室長がやって来る日も近いかしら……(∇`*)ノヽ(*´▽)ノ♪くるくるくる♪
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02/08(Sat) 06:07
遅くてすみません。
清香
これで終わら…ない(泣)
☆披露宴・メイン/第二会場外☆
明智と清香が控室から廊下へ出ると、ちょうどメイン会場から第二会場へ移動をする山田と明智の姉達に出くわした。
同じように、予備の控室からジュンも藤守に付き添われてゆっくりと歩いてくる。
山田
「こんなに大勢の花嫁に囲まれると、さすがに照れてしまうね。」
明智
「確かに新郎が3人に、新婦が5人ですからね。」
藤守
「……でも、正直こんなに嬉しそうに笑うのを見ていると、『頑張らな!』って思います。」
きゃいきゃいとはしゃぎながら互いのドレスやベールをしげしげと眺める女性陣を、男たちは目を細めて見つめていた。
山田
「だね。僕達には彼女らを幸せにする責務があるんだから。君は父親としてもね。」
励ますようにポンっと藤守の背中を叩いた山田に、藤守は何かを決意したかのように背筋を伸ばす。
藤守
「はいっ!」
大きく頷き、ジュンの体を労わるために傍へ駆けて行った藤守の背中を見つめながら明智はぽそりと呟く。
明智
「お披露目をした以上、もう返品はできませんからね?」
山田
「やだなぁ、頼まれてもしないよ。これから始まるスリリングで楽しい生活に夢を馳せているだけ。」
明智
「…あの3人との生活なら俺には悪夢にしか思えませんけど。」
山田
「そんなことないんだけどなぁ。」
穏やかな笑みを浮かべている山田の横顔からは、明智には読み取りきれない『何か』が隠されている気配だけはした。
昔から掴みどころの無い人でどう接していいか測りかねていたが、姉達があんなに嬉しそうにしているのだから、もう自分の役目は終わったのもしれない。
明智
「まぁ、よろしくお願いします。…義兄さん。」
そう言うと、山田は一瞬だけ目を見開いた。
山田
「……そうだね、こちらこそよろしく。誠臣君。」
いつものように人好きのする笑顔を浮かべながら『誠臣君』と少し強調して呼んでくる山田に、明智は苦い顔を浮かべた。
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02/08(Sat) 06:09
たぶん2.3回で。
清香
終わるはず←相変わらずの無計画。
☆披露宴☆
メイン会場と第二会場のドアが一斉に開き、メイン会場には明智と清香が、第二会場には藤守とジュン・山田と明智三姉妹が入場すると歓声が沸き上がる。
司会者によって清香とジュンのウエディングドレスが明智兄妹の手作りだと紹介されると、どよめきが起きた。
明智・母
「どうりで戻って来ないと思ったわ。」
小春
「えへへ、でも間に合って良かった。」
こっそりと親族の席に戻った小春が母親に呆れられている頃。
穂積
「…っと、なんだ?」
穂積の携帯が静かに何かを告げている。
明智と清香がまだ近づいて来ないことを横目で確認しながら、テーブルの下でメールを確認すると。
穂積
「…あいつら、俺に何にも言わないで…。」
小野瀬
「どうした?」
苦虫を噛み潰したかのような表情をする穂積に小野瀬が小さな声で話かけると、小野瀬の膝の上に穂積の携帯が乗せられた。
小野瀬
「見ても良いの?」
首肯する穂積を不思議に思いながらも、小野瀬が視線を下にやると。
小野瀬
「……くそっ、外堀から埋めてきたんだな。」
メールをさっと読んだ小野瀬がいつもの優しい口調と態度を捨て、少し乱暴に携帯を穂積につき返した。
穂積
「たぶんあの三人が首謀者だ。」
小野瀬
「俺は断固反対だけどね。」
穂積
「往生際が悪ぃな。もう手遅れだろ。」
小野瀬
「なんとでも。」
不機嫌さを隠そうとしない小野瀬の元へ、明智と清香が近づいてきた。
清香
「小野瀬君、どうしたの?」
小野瀬が答える前に、穂積がテーブルにそっと携帯を乗せた。
『見ろ』と無言の合図で明智と清香が画面を覗きこむと。
穂積
「お前達だろ。」
清香
「あはは、バレた?でも、不安材料は少しでも減らしておきたいからね。」
明智
「今まで黙っていてすみませんでした。ダメ元でお願いしていたので、半分は諦めていたのですが…。」
してやったりな清香に対し、申し訳なさそうな明智。そして第二会場で明智の姉達と共に歩く山田。
全てのタイミングを計ったかのような流れに、もう抗える訳がないかと穂積はため息をつく。
穂積
「分かった。そこまで話が進んでいるなら後はもう成るようになれだ。こっちは俺がなんとかしとくから。」
不貞腐れそっぽを向いたままの小野瀬の椅子の足を穂積が蹴ると、明智と清香は嬉しそうに去って行った。
穂積
「ほら、何事も引き際が肝心だぞ。」
小野瀬
「………。」
穂積
「おーい。」
一通りの挨拶を済ませ高砂へ座った明智と清香の姿をボーッと眼で追っている小野瀬に声をかけても返事は無い。
穂積
「仕方ねぇなぁ。」
呆れた穂積は、テーブルに置かれたままの小野瀬のオレンジジュースに、これまた手つかずだった乾杯用のシャンパンを少しだけ混ぜたのだった。
02/08(Sat) 07:24
きゃっほー♪
小春
朝から清香さんからのリレー進展と数年ぶりの雪景色に浮かれるリアル小春。
清香さんありがとう。続きはまたイイコで待ってます。(∩´∇`∩)
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02/08(Sat) 10:57
おはようございます(^-^)
とも
私の住んでる地域も屋根が真っ白になりましたよ~。
そして風邪は未だに治らず、咳が長引いてて腹筋が割れそうな勢いです(ー ー;) 皆さんも気をつけてくださいね。
リレーも少し進展しましたね! 続きも楽しみに待ってます*\(^o^)/*
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02/08(Sat) 12:55
今は雨
ジュン
私のすんでる地域も今日は雪がうっすら積もりました(;>_<;)
でも、今は雨に変わって地面がグチョグチョです。
穂積先生と小野瀬先生に何が待ち受けているのか楽しみです(*≧∀≦*)
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02/08(Sat) 13:45
真っ白
エミ
私の住む地域はあまり雪にならないのですが、積雪5センチ超えました。今も雪が真横に降っているので、まだまだ積もりそうです。
酒を飲んでしまった小野瀬さんに期待しちゃってもいいですか?
壁|ω´*)腐腐腐♪←
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02/09(Sun) 07:05
おはようございます!
くちびる
私の住んでる地域も雪が積もりましたよ!
今朝もまだうっすら雪が残ってますよ。
リレーの続きを私もいい子にして待ってますね♪
それにしても寒いなぁ.......(;´д`)
皆様体調にはお気をつけ下さいませ~。
02/09(Sun) 08:08
皆様大丈夫ですか?
小春
みんな大変だったですね。
昨日の朝は「数年ぶりの雪」なんて浮かれてましたが、とうとう一日降り続いて積もり、静岡県東部では記憶に無い大雪になりました。
大雪警報なんて初めて聞きましたよ。
今朝もまだ真っ白です。
雪かきをしてみましたがやり方が分からず挫折しました。
とりあえず太陽に任せてみよう(笑)
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02/10(Mon) 04:41
大雪でしたね。
清香
真剣に雪だるまを作ったら腰が痛いです←馬鹿
☆披露宴・ケーキの登場ですよ☆
司会者
「では、会場の入り口でも飾らせていただきました、ウエディングケーキの登場です!こちらは新郎の妹さんの明智小春さんがデザインから制作まですべて手掛けた物になります!!」
拍手の中、スタッフが緊張の面持ちで慎重にテーブルを押しケーキを高砂の前まで移動させた。
司会者から渡されたマイクで、小春が静かにケーキの説明を始める。
小春
「どんなケーキにするか三人で相談をした時に、一番先に思いついたのが桜田門学園の校舎でした。みんなで通い、楽しい思い出の詰まった場所を形にするのは大変でしたが、第二会場にいる小笠原先輩と広報部の紅花ちゃんが航空写真などの資料をたくさん用意して協力をしてくれました。」
名指しで呼ばれ、第二会場を映すカメラが恥ずかしそうに耳を赤らめる小笠原と紅花の姿をとらえる。
自然と湧きたつ拍手に小笠原はゆっくりと立ち
小笠原
「明智先生に篠崎先生、この度はおめでとうございます。どうぞ、末永くお幸せに。」
とだけ言うと、再び座ってしまった。
しかし、人前に出るのを嫌がっていた小笠原が自ら進んで発言をしたことに第二会場ではざわめきが止まらない。
その声を遮るように小春が再び話し始めた。
小春
「皆さん、それぞれ思い出の場所があると思います。楽しかった事や嬉しかった事を胸とお腹に目いっぱい詰め込んで、新しい一歩を踏み出せればと思いました。…誠臣お兄ちゃん、今まで育ててくれてありがとう。……清香お姉ちゃんと幸せになってね。」
にこりと笑った小春の顔からは、幼さが消えていた。
本人なりに悩んで、考えて、覚悟を既に決めていたのだろう。
どこかスッキリしたかのような雰囲気すら感じられる。
明智
「ありがとう、小春。」
小春
「えへへ、どういたしまして。」
ケーキ入刀の為に立ち上がった明智にいつものように頭を撫でられ素直に喜びながらも、もうそんな子供じゃないんだと言うアピールか元来の性分か、ポケットからハンカチを出し明智の隣で何も言えないでいる清香にそっと渡す。
小春
「もー、お化粧が崩れちゃう。これからケーキを配るんですから泣くのは我慢ですよ。」
清香
「だって、初めてお姉ちゃんって言ってくれたから…。」
小春
「大事なモノは最後にとっておくんですよーだ。」
してやったりな顔で清香の涙を拭うと、用意されていたケーキカット用のナイフをそっと手渡す。
小春
「はい、一番思い出に残っている場所を切って下さいね。」
清香
「はぁい。」
『グスッ』っと鼻をすする清香の背中を押して小春が一歩下がると、明智が静かに隣へと立った。
明智
「職員室がいいですか?それとも…保健室?」
清香
「…じゃ、じゃあ保健室で………。」
校舎一階の隅、校庭に面した場所にある保健室に二人でそっとナイフを入れると、盛大な拍手が沸き上がる。
明智
「では、皆さんにも切り分けて差し上げないと…。」
明智が招待客の人数とケーキの大きさを脳内で計算しながらどれくらいの大きさに切るか目測をしていると。
清香
「はい、誠臣君。あーん。」
料理を取り分けるサーブ用のスプーンに乗せられたケーキがいつの間にか明智の口元へと迫っていた。
明智
「は、はい!?」
条件反射で口を開けてしまった明智の口に、一口では到底食べきれないほどの大きさのケーキが突っ込まれる。
明智
「んぐっ!!んんれすんぁ!?(何ですか!?)」
いくら甘い物が好きでも、不意打ちでケーキを食べさせられるなんて体験した事など無い。
目を白黒させていると、楽しそうに笑う清香と小春がいた。
清香
「あはは、ファーストバイトをやるって言ってたじゃない。」
結婚後食べる物に困らないようにケーキを食べさせあうファーストバイトをやろうと言い出したのは明智だったはずなのに。
明智
「んぁ、ほうれしたへ。(あぁ、そうでしたね)」
狂ってしまった段取りも、ケーキを取り分ける事に気を取られ不意を突かれたのも、目の前の人たちが笑顔でいてくれるなら正直どうでもいい。
濃厚なチーズケーキの味を呑みこみながら、懐かしいその味を目の前の人にも教えてあげたい。
明智
「清香さん、あ―んして下さい。」
デザート用のフォークに小さく切ったチーズケーキを乗せて清香の口元へ運びながら
明智
「美味しいもの、たくさん作ってあげますからね。」
明智はそう呟きながら、清香の口の端についてしまったクリームを指で拭いとったのだった。
→
[削除]
02/10(Mon) 04:43
あれっ?
清香
終わらないフラグが…。
☆披露宴・穂積のケーキ☆
司会者
「では、新郎新婦にケーキを取り分けていただきます!まずは来賓の方々から…。」
メイン会場にいる来賓や親族、友人などから順番にケーキが取り分けられていった。
招待客はほとんどが桜田門学園に関わる人たちだったため、皆がそれぞれ心に残している懐かしの場所を指定していく。
穂積
「俺は……職員室にするかな。」
小野瀬
「あれ、生徒会室じゃないの?」
穂積
「あそこは藤守が狙ってんじゃねぇの?そういうお前は生物の準備室か?」
小野瀬
「うーん、でも音楽室も捨てがたいんだよね。」
穂積
「こう考えてみると、選ぶのって結構難しいよな。」
小野瀬
「1-Aも、ね。」
穂積
「……うっせ。」
隣の第二会場でモニター越しに見ていた生徒やOB・OG達もスタッフに促されてメイン会場へと入ってきた。
もちろんそこには翼の姿もあり、穂積は一瞬だけそちらを見やる。
教師と生徒だから、大人と子供だから。
互いに大事な一歩を踏み出さないまま、小さな約束だけを胸に仕舞いこんでいた。
この3年間ずっと押し殺していた想いが燻ぶっていて、今更どう解けばいいのか分からない。
いい大人が恋をこじらせてるなんて情けない話だ。
そう思いながらも。
明智
「穂積先生はどこにしますか?」
穂積
「そうだな………1-Aをくれ。」
清香
「あら。」
小野瀬
「おや、分かりやすい。」
穂積
「いいんだよ、もう。」
いい加減取り繕うのはやめてもいいんだろうなと、どこかで本能が告げる。
清香
「じゃあ、1-Aの残りは死守しておくわね。」
穂積
「おう。」
頼んだぞと言い、口に運んだチーズケーキは甘さを抑えてあって予想以上に自分好みで。
順番を待つ招待客に皿を渡す小春を見ると、少し大人びた顔で微笑んでいた。
なんでもやってみなきゃ、口にしなきゃ分からねぇよなと、もう一口食べ小春に『美味かった』と告げ、自身の席へと戻る。
不思議と吹っ切れた気分だった。
明智
「はい、小野瀬先生は生物準備室を用意しておきましたよ。どうぞ。」
小野瀬
「えっ、俺にはどこがいいか聞いてくれないの?」
明智
「他は却下です。教師としてあるまじき行動を取ってらっしゃる可能性がありますから。」
小野瀬
「…自分達の事は棚に上げてる癖に。」
明智
「何か?」
清香
「言った?」
小野瀬
「いえ、何にも。美味しくいただくとするよ。今日はおめでとう。」
明智に追い立てられながらも小春に手を振る事を忘れない小野瀬をぼーっと見ながら、穂積はどのタイミングでカードを切るか考えていた。
→
[削除]
02/10(Mon) 04:45
なんとなく。
清香
感じられる…ぞ?
☆披露宴・やっと登場☆
藤守
「じゃあ、俺は生徒会室やな。ジュンは?」
ジュン
「私は茶道部かな。」
如月
「柔道場か部室がいいです!」
とも
「校庭のトラックって食べられます?」
紅花
「放送室で…。」
小笠原
「じゃあ、俺も放送室で…。」
翼
「えっと、…1-Aでお願いします……。」
ポール・ロバート
「美術準備室で!!」
セツナ
「音楽室のピアノをいただけるかしら?」
山田
「もちろん校長室で、ね?」
エミ
「うーん、理事長室かしらね。」
アニ
「俺は正門だ。」
最初は選択肢が多かったものの、あちらこちらと切り取られ桜田門学園の校舎はいつ倒壊しても可笑しくない有り様となっていた。
小春
「では、後は均等に分けてしまいますね。」
在校生の人数を確認し、倒れないように順にケーキを切って皿に乗せ、小春が配っていくと。
???
「すみません、教職員用の駐車場は残っていますか?」
小春
「あぁ、そこでしたらまだありますよ。でも、…お皿が無いので少々お待ち下さい。」
用意していた皿が無くなってしまい控えていたスタッフから皿を受け取ると、小春は校舎の陰になっていた土台部分のタルト生地を切ってマジパンで作った小さな車を皿に乗せた。
小春
「はい、おまけに明智先生の車もどうぞ。」
???
「あはっ、一番の思い出です。ありがとう、小春さん。」
どこかで聞いたことのある声。
思い出と言う明智家の車。
そんなはずはないと思いながらも、もしかしてという期待を捨て切れず、小春がおずおずと顔を上げると。
???
「美味しそうなケーキですね。小春さんの手料理は久し振りだから、とても楽しみです。」
小春
「えぇっ!瞳さん!!!????」
穂積瞳
「突然お邪魔してすみません。みなさんに顔を出してくれと言われていたので、図々しくもやって来てしまいました。」
小春
「…みなさ…ん…?」
何が何だ分からないまま単語だけ拾って反復する小春に、瞳はゆっくりと説明をする。
穂積瞳
「はい。辞令と飛行機にもよるけれど、間に合うのなら顔を出してくれと山田校長と誠臣さんと清香さんから連絡をいただいてまして。」
小春
「は…、はぁ。」
穂積瞳
「空港に着いた途端に校長から電話が来たので、そのままその足で来てしまいました。」
小春
「で、でも、なんでまた……。」
穂積瞳
「あれ?新年度から新設される桜田門学園中等部の専任教師になる辞令が下りたんですよ?」
小春
「えーーー!?」
今まで何度も手紙でお互いの近況を伝えあったりしていたはずなのに、これは寝耳に水だった。
青くなったり赤くなったりして忙しい小春に、ケーキをパクついていた山田が嬉しそうに話す。
山田
「つい昨日正式に決定したからね。新年度の人事は漏らさない方が良いのが常だけれど、…まぁ、可愛い義妹の為ですから今回は良いとしましょう♪」
小春
「………、大人って…。」
茫然とする小春の頭を一撫でして、瞳は明智と清香へ向かって一礼をする。
穂積瞳
「この度はご結婚おめでとうございます。」
清香
「ありがとうございます。」
明智
「ありがとうございます。これからは…、小春の事をよろしくお願いします。」
穂積瞳
「はい、皆さんが大切にしていたお嬢さんですから。精一杯大切にいたします。」
『ね?』と微笑む瞳に小春は耳まで赤くしてしゃがんでしまう。
『おめでとー!!』
拍手や指笛が鳴る中、皿の上のケーキをフォークでブスブス刺しながら不満げな顔で事態を見守る輩がいた。
小野瀬
「…これって完全に結婚フラグ?」
穂積
「まぁ、瞳が帰国するか小春が大学を卒業するかが条件だったからな。してもおかしくはない。」
小野瀬
「俺は許さないよ。」
穂積
「お前は関係ないだろうが。他人だろ。」
小野瀬
「俺はお兄ちゃんだ。」
穂積
「なら可愛い妹の作ったケーキを八つ裂きにしないで幸せを祈ってやれよ。」
小野瀬
「………クソっ。」
口に入れたケーキはちょっと苦めのデビルズチョコケーキだ。
胸に渦巻く想いと同じくらい苦い味に、小野瀬はテーブルにあったオレンジジュースを手にとって一気に流し込んだ。
穂積
「…あっ。」
穂積は背中にひんやりとしたものを感じながら、『なんだよ』と睨む小野瀬から視線を逸らした。
[削除]
02/10(Mon) 05:25
清香さんありがとう
小春
ケーキを効果的に使って下さってありがとうございます。
さりげなく自分も1A選んでる翼ちゃんが可愛い♪
小春も理科準備室の残りを食べたいぞ(*´`*)
そしてH2キタ━━ヽ(*´▽`)ノ゙━━!!
最も危険な状態で小野瀬先生の飲酒スイッチが入ってしまいそうで、いったいどうなるんでしょう?!
終わらないフラグ歓迎(笑)
イイコで待ってます♪