『アブナイ☆恋の学園物語』

夢小説設定

本棚全体の夢小説設定
ヒロイン名字
ヒロイン名前

11/09(Sat) 21:41
念のため言っておきますけど。
小春

ここ、理事長の返事待ちですから(笑)

エミさん、よろしくお願いします。

よーく考えて決めて下さいね(^_^)/~~

[削除]
11/09(Sat) 22:56
そうだったのね
とも

更新ないからどうしようかと思ってました(^_^;)

エミ理事長はどうするんやろ? (/▽\)ワクワク

[削除]
11/10(Sun) 04:21
ともさん(´∇`)ノシ
小春

お待たせしてすみません。

なんか、理事長に関しては私が決めちゃいけない気がしたので。

エミさん、ぜひ続きを書くか、どうしたいかを私に拍手コメでこっそり教えるかして下さい(´3`)

お待ちの間、皆さんは借り物競争のネタ考えておいて下さいね。

ともさんが書き込んでくれた、とも父とベアーズ&ジョーのくだりは、後ほど、順番を変えて、リレー終了後にくっつけさせて頂きますのでご了承くださいませ。

[削除]
11/10(Sun) 08:13
エミ


ぎゃあ!

みなさんスミマセン!
<(_ _)>

風邪引いて寝てる間に、たいへんなことになってた…(滝汗

山田ともう一周あること、すっかり忘れてたし←アホ


小春さん、こっそり拍手コメ送りますので、少々お待ちください。

[削除]
11/10(Sun) 08:48
エミさん(´∇`)ノシ
小春

了解です。

私もそれがいいと思いますよ。

皆さまもう少しお待ちを。

エミさんも清香さんから風邪をもらったのかしらね。もー。

「望」読んでお大事に(笑)。

11/10(Sun) 10:15
お待たせしましたm(__)m
小春

☆男女ペア障害物リレー~山田・黒柳~☆


黒柳
「……校長」

山田
「はい」

黒柳
「リレーが終わったら、私、あの親戚の所へ行きます」

山田の表情は変わらない。静かに微笑んだまま、黒柳の言葉の続きを待っている。

黒柳
「もう、逃げません。理事長室で会って、今度こそ、きちんと話をしてみます」

自分にとって不都合だからという理由で、真剣に話を聞こうともしなかった。

その場しのぎでかわしてきたから、相手はいつまでも納得してくれなかった。

いつの間にか、自分は、自分で、自分を、追い詰めてしまっていた。

黒柳
「……私、自分を、可哀想なマルガレーテにはしたくない」

山田
「それがよろしいでしょう」

黒柳の決意に、山田はにっこり笑った。

山田
「あなたに牢獄は似合いませんよ」

山田の笑顔に力を得て、黒柳は腕をいっぱいに伸ばすと、待ち受けるジョーにタスキを渡した。


 

[削除]
11/10(Sun) 10:17
そして連投してみる。
小春

☆男女ペア障害物リレー~アニ・ジョー~☆


ジョー
『今度は、私とケイジね』

アニ
『お、おう』

黒柳と山田がスタートした直後。

次の走者として準備するよう指名されたのは、藤守兄と、NYから留学中の大学生、ジョー。

相手が青い目をした妙齢の美女だと知った途端、アニの様子がおかしくなる。

アニ
『あ、あらかじめ言っておくが、に、二人三脚だぞ。ボール運びも、お、お、お姫様抱っこもあるのだぞ』

ジョー
『知ってるわよ。今までの選手たちのを見てたから』

アニ
『……いいか、俺は決して不純な気持ちなど持っていない。持ってはいないがだがしかし!二人三脚というのは足首をきつく縛り合わせ、互いの半身を密着させ、息を合わせてイチニ、イチニと走ってゆく競技なのだぞ!必然的に肩など組んでしまうわけだぞ!「大丈夫?」などと声を掛け合ったりもしてしまうわけだぞ!』

ジョー
『……まあ、そうよね』

アニ
『ボール運びでまさかのピン球が手渡され、心ならずも俺とお前のむ、胸と胸が密着してしまい、お前が「いやん、先生」なんて言ってしまったりするんじゃないのか?!平均台で目隠しのお前がよろめいて来るのを俺が抱き止めて、「ははは安心しろ、お前には俺がついている」なんて言わねばならなくなるんじゃないのか?!果ては、お姫様抱っこで見つめあう二人の間に、教師と生徒という壁のある、許されざる愛が芽生えちゃったりなんかしちゃったりなんかするんじゃないのか?!』

ジョー
『……』

ジョーは溜め息をつきながら教師チームのメンバーを見渡し、それから再び、アニに視線を向けた。

ジョー
『ケイジ』

アニ
『な、何だ?よく考えたら、互いにファーストネームで呼びあうのはまだ早いんじゃないのか?まずは番号の交換からだな』

ジョー
『ジョー、でいいわよ。ただし』

アニ
『ただし?』

ジョー
『私がケイジでいいと言ったのは、まだ1周しか走ってないのが、私とケイジだけだったからよ。ただ、それだけ』

アニ
『何だと?……そうなのか?』

指差し確認するアニ、肩をすくめるジョー。

アニ
『……本当だ。だ、だが、それを差し引いても、男女混合の競技には、今、俺の言ったような、恋の始まるシチュエーションというものが満載されていてだな、きっかけさえあれば……』

ジョー
『それは認めるけど。ケイジと私が恋に落ちる事は、無いから』

山田と黒柳が平均台を渡り始めている。

タスキの受け渡し地点に向かうジョーに、アニはまだ納得出来ない様子で後を追う。

アニ
『無い?……い、言い切ってしまっていいのか?もしかして、もしかしてだが、俺がお前に恋してしまう可能性だって、全くゼロとは言い切れないのだぞ?』

ジョー
『だって私』

ジョーは振り返って、冷ややかな目でアニを見据えた。

ジョー
『女が好きだから』




タスキを受け取った後、魂の抜けた人形のようにジョーにくっついてゆくだけのアニと、客席の女子たちの声援を受けて、笑顔で手を振りながら軽やかに走るジョー。

対照的な二人のランナーを見送りながら、ロバートとポールは、もらい泣きの涙をハンカチで押さえている。

ロバート
『可哀想なケイジ……』

ポール
『後で、たっぷりのハグとキスで慰めてあげましょうね……』

穂積
「……」

小野瀬
「……」

穂積と小野瀬は、アニの背中に向かって、静かに合掌したのであった……。


 

[削除]
11/10(Sun) 11:28
(;つД`)
ジュン


ご立派な決断です!理事長!!Σ(ノд<)
おばさまなんか、こうやって、ああやって、えいって説き伏せて下さい!

しかし、小春さんの書く慶史兄さんは面白いですね~。
落ち込んでいるようなので……


ジョーと走り終わったアニのもとにジュンと空が近づく。


「けいたんがんばったね!」

ジュン
「慶史兄さん、お疲れさま。」

二人はそれぞれタオルとお茶の入った水筒を差し出す。

アニ
「…………」


「けいたん?」

ジュン
「慶史兄さん?」

受け取ろうともせず、返事もしないアニに首を傾げる二人。そんな二人を勢いよく抱きしめるアニ!

アニ
「ジュン!空!俺にはお前たちだけだ!」

いきなりのことにキョトンとするジュンと空。そして遠くからなにやらわめき散らす藤守の声。

アニ
「いや~、やっぱり家族っていいなぁ。」

藤守
「兄貴!いい加減離れろや!」

こんな感じで藤守家の障害物競争は終わった……っとφ( ̄ー ̄ )

[削除]
11/10(Sun) 11:48
理事長、ステキだ。
清香


そしてアニ、不憫だなぁ(笑)

☆障害物リレー☆

ポール
『あれ?ちょっと待って?』

ロバート
『どうしたの?ポール?』

零れおちる涙をそっと拭いながら、ポールが辺りを見渡した。

ポール
『今、確か9チーム目よね?』

ロバート
『えぇっと……、そうね。』

ポール
『全部で10チーム走るのよね?もう一組準備しないといけないんじゃないかしら?』

生徒たちのチームは既にアンカーがリレー用のタスキとは別に、各色のタスキを肩から掛けてスタンバイを始めていた。

しかし自分達教員チームはというと。

理事長も校長も、競技を終えるとどこかへと行ってしまった。

それぞれ2周ずつ走った明智と篠崎は、少し離れた所で二人仲良くアニとジョーのペアを応援している。

待機場所に残されたのは、自分達と小野瀬と穂積で。

ポール
『ルイはもう2周走ったのよね?』

ロバート
『じゃあ、まだ1周しか走っていないのは私達と………。』

チラリと見た先にいるのは、穂積の隣でのんびりを競技を眺める小野瀬の姿だった。

ポール
『私、まだ走れるわよ?』

ロバート
『私だって走れるわよ!』

ポール
『いいじゃない、私、アオイと走りたい!』

ロバート
『私だって、アオイと走りたいわよ!そもそも、ポールはさっきルイと走ったじゃない!』

ポール
『そう言うロバートだって、最初にケイジと走ったじゃない!』

ぎゃあぎゃあと騒ぎ始めた二人に、穂積と小野瀬が眉をひそめながら声をかける。

穂積
『どうしたんだ、二人とも。』

小野瀬
『ケンカは駄目だよ。どうしたの?』

今にも掴みあいになりそうな二人の間に体を入れた小野瀬の両腕に、ロバートとポールがしがみつく。

ロバート・ポール
『アオイ、最後は私と走りましょ!!』

小野瀬
『えっ?』

穂積
『そうか、もう1周あったんだな。小野瀬、行ってこいよ。』

何周走ったのか、当初予定していた順番が変わったため分からなくなってしまったが、次が最後らしいと気がついた穂積は自分が二人のターゲットから外されたと知り、笑いながら小野瀬にアンカー用のタスキをかけてやる。

小野瀬
『お、おい、穂積!!』

穂積
『なんだよ、お前まだ1周しか走ってねぇじゃん。』

小野瀬
『そうだけど!そうだけどさぁ!』

走る事に不満があるわけではない。

ただ、相手に問題があるのだ。

穂積
『いやぁ、残念だなぁ。俺も走りたかったのに。』

わざとらしく残念そうに頭を振る穂積に、小野瀬は唇をかみしめる。

残念だなんて微塵も思って無いその表情に、どう言ってやろうと思っていると。

ロバート
『ルイ、そんなに走りたいの?』

小野瀬の腕にしがみついていたロバートが、すごい勢いで穂積を見据える。

ぎらりと光ったその瞳はまるでハンターだ。

ポール
『じゃ、じゃあ!最後だし、私とアオイのペアと、ロバートとルイのペアで走るのは?』

ロバート
『いいじゃない!ダブルデートみたい!!』

『最高!』とはしゃぐ二人とは対称的に、穂積と小野瀬の背中に変な汗が流れていく。

穂積
「お、おい…。」

小野瀬
「自業自得だよ、穂積。」

穂積
「だからって2組も同時に走るわけにいかないだろうが!」

小野瀬
「じゃあ、どうするのさ。お前が3周走るのか?」

アニとジョーのペアが平均台へ足をかけたのを見て、係員の生徒がアンカーを務めるチームへ集まるよう声をかけた。

もう他に選択肢を用意する時間はない。

穂積
「くそっ!小野瀬、行くぞ!!!」

小野瀬
「はいはい。まぁ、穂積の方がマシかな。」

持っていたアンカー用のタスキを肩から掛け、スタートラインへ走って行く穂積を追いかけるように小野瀬もトラックへと走ったのだった。

[削除]
11/10(Sun) 11:51
アニ…(爆)
エミ


こうやって、ああやって、えいっ!ですね(笑)
(*^-')b




ジョーにタスキを渡したエミは、ゼェゼェハァハァ肩で息をするおばさまの所へ向かった後、真っ直ぐトラック内へ戻ってきた。

黒柳
「穂積先生、すみませんでした。それから…ありがとうございました」

自分が招いた厄介事に巻き込んでしまったこと。
真剣に力を貸してくれたこと。
突拍子もないお願いにまで応えてくれたこと。

たくさんのごめんなさいと、ありがとうを込めて深々と頭を下げた。


小野瀬
「で、穂積とご一緒した感想は?」

傍らにいた小野瀬が、理事長に声を掛けた。


黒柳
「えっ?あ、あの、あっという間で…」

いろいろ思い出したのか、色白の顔が朱く染まる。

小野瀬
「へぇ…。穂積は早くて、あっという間に終わっちゃったんだ」

穂積
「俺は早くないし、遅くもない」


なんだか話の方向が怪しくなったけど、いつものことだ。


黒柳
「ふふっ。お二人は本当に仲が良いですね」

穂積・小野瀬
「仲良くないから!」

11/10(Sun) 12:11
あっ!
エミ


あれれれれ。

すみません。

清香さんと被ってしまいました。
(T人T)

[削除]
11/10(Sun) 12:21
大丈夫。
小春

ジュンさん、ナイスフォロー。

清香さん、うちのジョーとアニはもう穂積と小野瀬がアンカーだと決めてかかっててすみません(笑)←先に確認しろ私。

そしてエミさん、大丈夫。いいフリです(多分)

[削除]
11/10(Sun) 13:35
順番は大丈夫ですよ。脳内で整理してますから(笑)
清香

たった一つの競技にこんなに時間がかかるなんて(爆笑)

あっ、私のせいか←

そしてこれからの流れは全部エミさんのフリのせいだからねッ!?←


☆障害物リレー・最終組☆

穂積と小野瀬がスタートラインに立つと、女子生徒たちの間から黄色い声が一斉に上がる。

『せんせーい!頑張ってー!!』

『負けないで―!!』

ありがたいことではあるが、隣でスタンバイをする他の組の男子生徒の手前、大っぴらに歓声に答えるわけにもいかない。

ただ、大人しく負けてやるつもりもないが。

男子生徒A
「先生、本気でいきますから。」

男子生徒B
「年なんだから、無理しないで下さいね。」

トップでアンカーへとタスキを繋いだ青組の3年生が、青臭い煽り文句を吐き捨てて走って行った。

それに対して小野瀬が鼻で笑う。

小野瀬
「まだまだ子供だなぁ。穂積、こっちも本気で行くよ?」

小野瀬も穂積ほどではないが負けず嫌いだ。

特に、自身に課せられた課題には求められる以上の成果を残そうと、涼しい顔の下で人一倍の努力をしている。

もちろんそんなそぶりを他人に見せることは無いが、静かに笑顔の下で闘志の炎を燃やしているのを穂積はよく知っていた。

コイツが本気でやるのならば、同じだけの事をしてやりたい。

そう思ってはいるのだが。

穂積
「…あぁ。誰が負けてやるかよ。」

呼吸を整えながらそう言ったきり前を見る穂積のこめかみに汗が流れていた。

何度か深い呼吸をしてはいるが、心臓の拍動は早いままだった。

小野瀬
「そうか、お前2組分しか休んでないもんな。大丈夫か?」

穂積
「あぁ、どうにかな。でも、後半バテたら頼む。」

小野瀬
「分かったよ。」

『互いの操を守るためだ、仕方ない』と呟いて小野瀬がジョーからタスキを受け取り、自身の足と穂積の足を固く結

んだ。

小野瀬
「さぁ、行くよ!」

穂積
「おう!」

肩を組み、一瞬だけ重なった視線はすぐに前を向く。

さっき言いたい事だけ言って去って行った男子達は20メートル先にいる。

これなら捕らえられる。

そう言いたげに、二人の口元は不敵な笑みを浮かべていた。


小野瀬
「1・2、1・2、1…」

最初に数カウントタイミングを計っただけで二人の走るペースは重なった。

二人の足の長さもあってか、先頭を走る青組との距離は段々と縮まって行く。

係員
「はい、OKです!!」

100mを走り終えた所で小野瀬が足を結んでいたタスキを解くと、渡されたのはサッカーボールだった。

大きすぎず、小さすぎず、互いの胸に挟んで走るには都合が良いソレに、小野瀬が穂積へ笑顔を向ける。

小野瀬
「良かったな、穂積。」

穂積
「あぁ…。」

穂積の額を流れる汗が、さっきよりも目立って来ていた。

息も荒く、苦しそうなのが見ていて可哀想になる。

小野瀬
「頑張れ、穂積。」

穂積
「分かってるって…。」

アンカーと言う事もあり、トラックにいる選手以外全ての人間が『頑張れ!』と声援を送っていた。

しかし、どこか水の中で聞くような、遠くで聞こえる歓声よりもすぐ近くで聞こえる小野瀬の『頑張れ』が穂積の足を前へ前へと押し出している。

係員
「はい!OKです!!」

係員へとボールを渡すと、穂積は無言で目隠しをした。

小野瀬
「何、お前が渡るの?大丈夫か?」

穂積
「大丈…夫、最後は、…任せる、から」

ひょいっと平均台に乗り、歩き始めようとする穂積の手を握った小野瀬は、穂積の言葉を頭の中で繰り返していた。

小野瀬
(最後って…)

生徒チームもアンカーは200mではなく400mを1チームが走りきる事になっていた。

練習よりも倍になった距離に、先頭を走る青組の男子のペースが落ちてくる。

係員
「OKです!」

青組の生徒よりも少しだけ早く渡り終えた穂積が平均台を下りた所から、最後の戦いが始まるのだった。

[削除]
11/10(Sun) 14:04
で、こうなるわけだ。
清香


☆障害物リレー・最終組☆

穂積は平均台の上から下りると、目隠しをしたまま繋がれた小野瀬の手を引っ張った。

グイッと予想以上に強い力で引かれ、小野瀬の身体が穂積に近づく。

穂積
「……はぁ、ッ、…、はっ。」

何か言いたげに掴まれた手を小野瀬が振り解けないでいると、解いたタスキから見えた穂積の瞳はうっすらと涙を湛えていた。

穂積
「小野瀬…、頼む…。っ、…抱いてくれ。」

荒い息と共に耳から脳へと届いた穂積の言葉に、甘い重さが身体の奥底に湧きおこる。

今までこんなセリフを言われたことは何度もあるけれど、その時と同じくらい何故だか心臓が跳ねる。

『300mも走って来たからからだろう』

そう言い聞かせるが、急かすように首筋に伸びてくる穂積の腕に体が硬直する。

穂積
「小野瀬…早く、ッ」

小野瀬
「俺がお前を抱くの?」

穂積
「も、ッ…、限界だ。抱くより、抱かれ…たい。」

青い空の下、周りを見渡せば大勢の生徒とその関係者ばかり。

しかし、事なる意味にも捉えられそうな言葉に、小野瀬は口元を歪めた。

小野瀬
「後悔しないで、よッ…?」

言いきる前に、小野瀬は勢いをつけて穂積の体を抱き上げた。

穂積も落とされまいと、小野瀬の首にその長い腕をしっかりと巻きつける。

『きゃあぁぁぁぁああ!!!』

ひときわ高くなった歓声に小野瀬は飲まれまいと懸命に走った。

小野瀬
「はぁ、っ、はぁッ」

穂積
「大…丈夫、か……?」

聞こえた声も、足りなくなる酸素を補うために吸い込んだ空気も、いつもよりも甘く感じる。

係員
「1位!!!教員チーム!!!」

係員
「2位!!!青組!!!」

ゴールテープを切ったと同時にぐらりとよろめく自分の足を恨めしく思いながらも、穂積と共に倒れ込んだ地面が心地いいとさえ小野瀬には思えた。

[削除]
11/10(Sun) 14:23
みんな大好物ですよね?(笑)
小春

清香さんにお任せしたら、やっぱりこうなりますよね。(←確信犯( ̄ー ̄))

男女ペア障害物リレー、そしてスレッドの最後を飾るにふさわしい素晴らしい出来映え。

そして皆さまのご協力のおかげで、まだ二種目目なのにこの盛り上がり。

そして新スレッドからは新種目。

皆さま、引き続きよろしくお願いします。
空間
「龍鬼さん、全部しっかり撮影したでしょうね?」

龍鬼
「は、はい。空間センパイに言われた通り、8方向に仕込んだ隠しカメラから、それはもうバッチリ」

空間
「よろしい。……私はこれから出場だけど、時々チェックしに来るから、サボらず撮ってちょうだいね。競技中以外の表情も、逃さず撮るのよ。何を撮るのか、分かってるわよね」

龍鬼
「……はい。小野瀬先生だけを、撮って、撮って、撮りまくります」

空間
「いい子ね。先生と私とのツーショットが撮れたら、3倍の値で買うわよ」

龍鬼
「わかりました。センパイとのツーショット狙います。頑張ります」

なんだか空間の勢いに押され、だんだん洗脳されてくる龍鬼であった……



それではまたスレッド10でお会いしましょう!

みんな大好き(´ 3`)ノシ×900♪

11/10(Sun) 12:01
☆☆ごあいさつ☆☆
小春

おかげさまでスレッド10です。\(^-^)/

《あらすじ》

学園祭『桜祭』も三日目。

晴れた秋空のもと、体育祭が幕を開けた。

緑、白、青、赤の4色のチームに分かれ、徒競走や男女ペア障害物リレーなどで盛り上がりを見せ始めたグラウンドだが、役員や教師たちは大忙し。

いろんな事が起きすぎて、恋も競技もリレーの行方も、いったいどうなっちゃうの?!(笑)


このあと予定されているのは、


・借り物競争

・徒競走100m(1年)


さらに、

・徒競走100m(3年)

・棒倒し(2年)

・騎馬戦

・綱引き

・部活対抗リレー

・色別対抗リレー

などです。(順番未定)

※あくまでも予定です。


~主なメンバーと組分け~


☆緑(A組)……穂積

1A……翼、小春
3A……アンドロメダ、パープルドラゴン、ibu


☆白(B組)……藤守アニ

1B……とも、紅花
2B……如月、ジュン
3B……藤守、千春


☆青(C組)……明智※

2C……細野、太田
3C……和音

☆赤(D組)……小野瀬

2D……小笠原
3D……空間


ラブフラグにも動きが出始め、『アブナイ☆恋の学園物語』らしくなってきたスレッド10、スタート!

[削除]
11/10(Sun) 14:51
あー面白かった。
小春

男女ペア障害物リレー、面白かったですねえ。

特にアンカーの清香さん、ありがとうございました。

次はサクッと1年の徒競走、さらに借り物競争と続きます。

皆さまよろしくお願いしまーす。

[削除]
11/10(Sun) 16:05
お疲れ様でした♪
小春

☆三年生仮装☆


体育祭の目玉の一つでもある男女ペア障害物リレーが終わると、水分補給する生徒たちの姿もちらほら目につく。

最も顕著に疲れが見えるのは徒競走から連続出場の二年生たち、そして、職員席だ。

まだ序盤だというのに、すでに400mのトラックを何周も、おまけに障害を乗り越えながら走り終えた教師たちはぐったり。

しかも、自分たちの半分くらいの年齢の生徒たちと張り合って走るのだから、疲労困憊になるのも無理はない。

まあ、アニが凹んでいるのは、おそらく別の理由からだろうが。

小野瀬や篠崎はもちろん、普段から部活やジムで鍛えている穂積や明智でさえ、椅子に座って肩で息をしている。


ただし、それも毎年の事であるので、例年、この辺りで、エールの交換と会場のクールダウンを兼ねた、ミニイベントが行われる。


それが、三年生女子による、ミニファッションショーだ。


午後に行われる男子の応援団と対になるもので、競いあっている4つの組が、この時は互いを励まし合う。

ショーの間に、3年生の女子全員が手分けをして、全校生徒や来客にまで、ペットボトルのスポーツドリンクを1本ずつ配ってくれるのだ。


爽やかな音楽とともに、紅花のアナウンスが聞こえてきた。

紅花
『さあ、片付けと次の種目の準備も終わり、フィールドの中央付近には、4つのステージが登場しました』

それは、一辺が2mほど、高さが50cmほどの正方形で出来た、小さな踏み台。

一方で、入場門からは、華やかな衣装を身にまとった女子生徒を乗せて、黒子に扮した係員に手綱を引かれた、4色の馬が現れた。

同時に会場がどっと沸いたのは、背中に女子生徒を横座りさせたその馬が明らかに本物ではなく、コントに使われるような、前後とも人間の足が出た、被り物の馬だったからだ。

紅花
『見事な毛並みの4頭の馬に乗って現れたのは、《桜祭の女神たち》。三年生の各組から選ばれた、選りすぐりの美少女たちです』

馬たちがゆっくりとトラックを横切ってフィールドに入ってゆく姿に、溜め息が漏れる。

さらに、それぞれ化粧を施し、美しい衣装を着た4人の女子生徒が各々の色の壇上に降りると、会場から盛大な拍手が起きた。

生徒席にいて、次の徒競走のために身支度をしながら拍手をしていた翼と小春の元に、ともが走って来た。

とも
「翼、翼!ibu先輩や、ほら!緑組の女神、見てみいな!」

ともに急き立てられてそちらに顔を向けると、淡い緑色のドレスを着て静かに微笑んでいるのは、確かに、文化祭で翼に「お友達になりましょうね」と声を掛けてくれた、あの先輩だ。

小春
「?」

会っていない小春はきょとんとしているが、ともも翼もあえて説明しない。


「本当だ!あの時も綺麗だと思ったけど、やっぱり上品で素敵だね……!」

ibuはすらりとした細身の身体の線に沿った、マーメイドラインの優雅なイブニングドレスを着ていた。

放送(3Aの女子代表)
『このドレスは、私たちが、家庭科の被服実習での経験を元に、今日の為に製作したドレスです。ibuさんの、優雅なイメージを生かすデザインを考えながら、クラスみんなで作りました』

ibuは丁寧にお辞儀をし、会場にドレスを見せるために、壇の上でゆっくりと回転する。

彼女の足元にいるハンディカメラからの映像は、本部をはじめあちこちに配置されたモニターに映し出され、そこに映るibuの美貌は、さらなる溜め息を誘った。

カメラとマイクが近寄って、ibuが微笑む。

ibu
『皆様、こんにちは。《桜祭》へようこそ』

ibuの声に歓声が上がると、放送の声と、モニターに映る美女の姿が変わった。

[削除]
11/10(Sun) 16:07
☆三年生仮装☆
小春

放送(3Bの女子代表)
『私たちのクラスは、クラスメイトの千春さんの可愛らしさを活かすデザインをみんなで考え、それを、形にしました……』

整ったプロポーションに白いミニスカートのワンピースを着こなして、モニターの中ではにかむような笑顔を見せたのは、白組代表の千春。

シフォンをたっぷり使ったワンピースと千春の清楚な愛らしさに、「カワイイ」と言う声が会場のあちこちから聞こえる。

確かに可愛いうえ、その美脚には年齢に相応しい色香もあって、会場の男子生徒たちからも熱い視線が注がれている。


「本当にカワイイ……」

とも
「翼のツボやな」

小春
「来年はジュン先輩が担当しそう」

動きに合わせてふわふわと揺れるスカートを指先でそっとつまんで、千春は壇上でお辞儀をした。

千春
『今日はご一緒に、《桜祭》を盛り上げて参りましょうね』

千春への拍手とともに再び、声と映像が変わる。

放送(3Cの女子代表)
『皆さん、まずは私たちの美しい女神をご覧ください。水原和音さんです』

おおっ、と歓声が上がった。

実は、和音は、ベルラインの青いロングドレスをまとうとともに、ゆるふわカールのウィッグを被って登場したため、さっきから「誰だ?」「まさか?」などと、男子がざわついていたのだ。

放送(3Cの女子代表)
『普段は宝塚男役のような、頼もしくて格好いいイメージの彼女ですが、いかがですか皆さん。今日の和音さんなら、女役のトップもいけるでしょう?』

クラスメイトからの紹介に、当の和音が噴き出した。

けれど、その和音に対して、会場からは、アナウンスに同意を示す盛大な拍手と歓声が贈られる。

驚いて顔を上げた和音と目が合って、小春が急いで手を振った。

小春
「和音センパイ、女装もすっごくキレイです!」

和音が、笑いながら手を振り返してくれる。

とも、翼
「……小春(ちゃん)……」

和音
『お飲み物は行き渡りましたか?きちんと水分補給しながら応援してくださいね』

和音の言葉に、観客たちは手にしたペットボトルを振って「はーい」と応える。

また、画面とアナウンスが変わった。

放送(3Dの女子代表)
『最後は、学園の誇る才色兼備、空間セツナさんです』

拍手に包まれて、いつものように澄ました顔の空間が、丁寧にお辞儀をした。

とも
「せーの」

とも、翼、小春
「空間センパーイ!」

観覧席からの、生徒会1年生3人からの声援に、空間は目線だけをこちらに向けて、唇の端だけで微笑んでみせた。

放送(3Dの女子代表)
『いつもクールな空間さんに、私たちは、情熱的な赤いフラメンコの衣装を着て頂きました。胸元には斜めの2段フリル、スカートは軽いポリエステルファイユ8枚はぎ。空間さんの美貌でなければ着こなせない、華やかなドレスです』

3年生のアナウンスに、ともが頷く。

とも
「ほんまやなあ」


「みんな見惚れているもんね」

小春
「……」

とも
「ん?小春、どないした?」

小春が見つめていたのは、白の応援席。

周りの男子生徒たちと一緒になって盛り上がり、女神たちに声援を送る藤守、その藤守をちらちらと横目で睨んでいるジュン。

ひゅーひゅーと騒ぐ男子の集団の中に如月もいるのに気付いて、ともの眉もぴくりと動く。

とも
「……さっき、自分ら何言うてたっけ?……」

ぼきぼきと拳を鳴らすともから、翼と小春は、慌ててグラウンドに視線を戻した。

そこでは、空間にカメラとマイクが向けられている。

空間
『それでは、皆様。最後までご一緒に《桜祭》を楽しみましょう』

11/10(Sun) 16:09
☆三年生仮装☆
小春

4人の紹介と挨拶が終わると、黒子に促されて、職員席から、スポーツドリンクを飲み干した穂積、藤守アニ、明智、小野瀬が立ち上がった。

穂積
「ibu、似合ってるぞ」

藤守アニ
「千春、可愛いじゃないか。馬子にも衣装だな」(←あっ)

明智
「見違えたぞ、水原。それに、ドレスも良く出来てる」

小野瀬
「空間さん、とっても綺麗だよ」

4人の教師たちがそれぞれの担当の組の女神の前に立ち、軽く声など掛けていると、アナウンスが紅花に戻った。

紅花
『それでは、先生方には、これから、他の組の女神の前に移動して頂きます。1、2、3の数字が書かれたカードの中から、山田校長の引いた数字は……?』

モニターに、山田の手元が映し出される。

引いたカードを裏返すと、書かれていた数字は……『2』。

紅花
『『2』が出ました。先生方、横に2つスライドしてください』

言われるままに4人が動く。(空間、「ちっ」と舌打ち)

すると、緑組のibuの前に明智、白組の千春の前に小野瀬、青組の和音の前に穂積、赤組の空間の前にアニという配置になった。

紅花
『ありがとうございます。……これから、女神の皆さんたちには、エールの交換として、違う組のリーダーである先生と一緒に、仲良くグラウンドを一周歩いて頂きます』

教師たちが手を差し伸べ、女神たちがその手をとる。

4人の女神たち
『お互いに頑張りましょう』

声を揃えた女神たちに、会場から拍手が起きた。

教師たちにエスコートされて、女神たちは段差を降りる。

紅花
『この後の競技では、またライバルとなりますが、今だけは互いの健闘をたたえ、体育祭を成功させるという共通の目標のもと、団結を誓いましょう』

紅花の説明に頷き、「そうだな。じゃあ、ibu。行こうか」と、ibuの手を握ったのは明智。

ibu
「はい」

何だかやけにお似合いの2人に、小春の表情は複雑。

しかし、以前、相手が篠崎の時にはぶつぶつ文句を言っていた事を思えば、小春も成長したのか、それともibuだから許すのか。

小野瀬
「こんな可愛らしい女神様をエスコート出来るなんて光栄だな」

柔らかい笑顔で千春を赤面させているのは、小野瀬。

会場のアオイストたちからの無言の圧力をひしひしと感じながらも、千春は、差し出された腕に、そっと自分の腕を絡めた。

穂積
「どうした和音、歩きにくいか?」

手を繋いで歩き出した途端、囁いてきた穂積に、和音が照れ隠しのように笑う。

和音
「すみません。私、普段、こんな高いヒール履かないから……」

穂積
「それなら俺に掴まれ。お前に怪我をされちゃ困るからな」

和音
「えっ」

穂積
「しっかり掴まってろよ」

和音が返事をするより早く、長身を屈めた穂積が、和音を抱え上げた。

きゃああっ、と悲鳴を上げたのは、和音ではなく、会場の大半を占める穂積ファン。

和音は緊張のあまり声も出せない。

穂積
「頼りにしてるぞ、実行委員長。……おっと、女神、だったよな」

至近距離から穂積に微笑まれて、和音は真っ赤になってしまう。

今まで、和音は穂積への憧れを明らかにはしないできた。きっと、これからもしないだろう。

それでも、ずっと見つめてきた穂積に見つめられ、お姫様抱っこされて歩くうち、和音は穂積の温もりに、今だけは、静かに身を任せてみるのだった。

空間
「藤守先生、よろしくお願いします」

エスコートしてくれる藤守アニに、空間は慎み深く頭を下げた。

アニ
「ああ。お前も、連日の大役、ご苦労だな」

空間
「藤守先生のご苦労ほどじゃありませんわ」

アニ
「分かってくれるか、空間……」

アニの差し出した掌に自分の手を乗せるように添えて歩き出しながら、空間の目はもう、先を行く小野瀬の姿しか見てはいなかった。


  空間さん、とっても綺麗だよ。綺麗だよ、綺麗だよ……


そして彼女の脳内では、先ほどの小野瀬からの言葉と笑顔だけが、エンドレスで再生されているのであった……




ibuさん、千春さんのお名前を勝手に使わせて頂いておりますm(__)m。

和音さん、空間さん、実行委員長の大役ありがとうございますm(__)m




とも
「さあ、今度は私たちの出番や。徒競走、頑張るで!」


 

[削除]
11/10(Sun) 16:17
ワタクシも大好物で・・・何のことかしら?!
空間セツナ

週末のお約束。
セツナでございます。

もう、垂涎ものでした。
本当にご馳走様です。清香さん、空間に代わってお礼申し上げます。←




ワタクシ、借り物競争に出場することになっていたんですね!
・・・仕方ないわ。
赤組、小野瀬先生のために優勝目指して頑張らなくては!!



はっっ!!

借り物競争・・・「好きな人」って紙を引き当てちゃったらどうしよう?!


お、お、おの、おのせせんせいを、ご指名させていただいたりなんかしてもいいのかしら!!!???

他の子が引く前に、何が何でも引かなくっちゃだわ!!!  メラメラメラ


・・・そんな紙入ってない、なんてこと無いわよね?


如月くん!
準備はOKでしょう?!



如月
「あちっっ!!うわぁ!背中が焼ける!!」

藤守
「いきなりどうしたん?お前の借り物、カチカチ山の薪か?」

小笠原
「因幡の白兎じゃない?塩でも塗ってやれば?」

[削除]
11/10(Sun) 16:19
やっちゃったーーーー!!
ほんもののせつな

小春さん、ごめんなさーーーーーーい!!><;


これは致命傷なので、削ってどこかに入れなおしてください!!!
今なら傷は浅い!!!

すみません;

[削除]
11/10(Sun) 16:30
せつなさんいらっしゃーい(´∇`)ノシ
小春

三年生仮装は実行委員長の和音さんとせつなさんへのサービスですから、被っても全然OKなんですよ( ̄▽ ̄)b

「大好物をあげる」って呼んだのは私ですし、本当に気にしないで(´∇`)

のんびり遊んでって下さいませ(´ 3`)ノシ

[削除]
11/10(Sun) 16:46
ありがとうございます(ノД`)・゜・。
セツナ

小春さん、ステキな演出をして頂き、感謝感謝です( *´艸`)
なのに、リアせつなったら、使えないにもほどがあるわ!全く掲示板が読めないんだから!! 



それにしても・・・

『空間さん、とっても綺麗だよ。綺麗だよ、綺麗だよ……』


ウットリ(*ノωノ)
ワタクシ、これからも小野瀬先生のことだけ考えて生きていきます!!

はっっ!!
競技はまだ続くんですもの!


空間
『それでは、皆様。最後までご一緒に《桜祭》を楽しみましょう』

ニッコリ



フクロにされる、藤守と如月を横目に、退場。  フフフv

11/10(Sun) 17:47
うふふ。
清香

せつなさん、喜んでいただけて私も嬉しいですよ。

もうちょっと色々しようかと思いましたが、『小春日和』ということで自重しました(笑)

いや、私もいい思いをさせていただいたのでね。ぐふふ。

[削除]
11/10(Sun) 18:03
涎出ちゃう(*≧∀≦*)
ジュン


清香さん!さすがです。読みながら涎垂らしたのは私だけじゃないはず!!

小春さんのファッションショーも素敵でしたね。来年はジュンだなんて、そんな恐れ多い……Σ(ノд<)

次は借り物競争ですか?
せつなさんはやっぱり「好きな人」を引いちゃうんでしょうね(*^^*)

あとは誰が出場するんでしょうね。楽しみだなぁo(^o^)o

[削除]
11/10(Sun) 18:17
なんか盛り上がってきたから。
小春

先に借り物競争やりますか?←適当

1年生は徒競走準備中、って事にして(笑)

[削除]
11/10(Sun) 18:31
ここへ入れてみる。
小春

リレーが終わったNYベアーズとジョーが観客席に戻ると、とも父が手を振って待っていた。

とも父
『よう、頑張って走っとったな~。そっちのべっぴんさんも』

ジョー
『ジョーよ。アナタがとものダディね!彼女によく似てるわね!』

とも父とジョーが握手を交わす。

ロバート
『ダディ!ワタシたちが頑張ったの、見ててくれたの?』

ポール
『ウレシイ!ねぇ、ダディは‘ツナヒキ’に出るのよね?』

とも父
『そや。はよ始まらんか今からワクワクしてるねん。お前たちも参加するんやろ?』

ロバート
『ええ、モチロン!ルイたちにも頼まれてるから!』


ワイワイ話していると、昨日の文化祭にも来ていた父兄たちがとも父たちに気づき、周りに集まってきたのだった。


父兄
「ともさんのお父さん、行きませんか?」

とも父
「え、何ですか?」

父兄
「借り物競争ですよ。教員チームの人数が少ないから、一般からも何人か参加者を募る、って、さっき、放送があったでしょう」

ロバート
『あらステキ!』

ポール
『ダディ、行きましょ!』

とも父
「そうやなあ……」

みんなから誘われて、とも父にも別に断る理由も無い。

とも父
『そしたら、行きましょか?!』

[削除]
11/10(Sun) 19:21
m(__)m
ジュン


次は一年生の徒競走でしたか(;>_<;)
すみません。
興奮して先走ったコメントしちゃいましたΣ(ノд<)

11/10(Sun) 20:18
こんばんは☆
とも

小春さん、ありがとうございます!
NYベアーズたちは2周は走らないと思ってたから、話が繋がりませんでしたねm(__)mスミマセン

障害物リレーは楽しかったですね。
このあともいろいろ面白い企画満載ですね!
楽しみ~!

[削除]
11/11(Mon) 04:55
えっと。
清香

盛り上がっているからこっちでいいのかな?

☆借り物競走☆

三年生女子によるミニファッションショーが終わると、一年生たちが一斉に立ち上がる。

次の次に控えている徒競走の為に移動をしなくてはならないのだが、小春も翼も何だか浮かない顔をしていた。

とも
「二人とも、どうしたん?トイレ行きたいならまだ間に合うんやないの?」

隣のB組からともがひょこっと顔を出して二人へと話しかける。


「徒競走…苦手で。」

小春
「翼ちゃん…。」

元々運動が得意ではない翼は、この体育祭が憂鬱で仕方無かった。

だからと言ってサボるつもりはもちろん無いが、得点に絡む競技でお役に立てない惨めさにどんどん気分が落ちていく。

そしてその気分は隣にいる小春にまで伝染してきたようだった。

とも
「ま、まぁ、大丈夫やって!一生懸命走ればええんやって!!」

『な?』と肩を叩きながら励ますものの、『運動が得意な人はいいよね…』と恨みがましい視線を投げかけられてしまう始末だ。

どうにか前向きにしてやりたいと思うものの、今は敵同士であって、そうそう人のクラスの列に紛れているわけにもいかない。

とも
「じゃ、じゃあ、あとで…。」

すごすごと自分の組に戻ろうとするともを、馴染みのある声が呼びとめた。

穂積
「どうしたの、とも。暗い顔しちゃって。」

次の借り物競走に参加する教員チームの列から穂積が声をかけたのだった。

同じように並んでいる篠崎や小野瀬も何事かと顔をのぞかせる。

とも
「あっ、穂積先生。実はあの二人が…。」

穂積
「ははっ、なるほどね。」

ちらりと視線をやった先にいる翼と小春を見て、穂積はなんとなく様子を察した。

そして長い指を顎に当て、何やら考え込む。

穂積
「相変わらず友達思いね。でも、クラス対抗だから動きにくいでしょう?ワタシもやってみるから、今は自分の競技に集中しなさい?」

ぽんぽんっと頭を撫で、穂積は教員チームへと戻って行った。

そして何やら篠崎や小野瀬とこそこそ話をしている。

放送部
『次は借り物競走です。選手、入場!』

アナウンスに従って進んでいく背中を見送りながら、『どんなことをするんだろう?』と入場門の端でともは首を捻っていた。




放送部
『三年生と教員による借り物競走です。ルールは至って単純です。スタートの合図に合わせて走り、お題の書かれた紙に沿った物や人を会場から探していただきます。

お題は体育祭実行委員会によって作成されたものですので、中には難解なものや曖昧なものも含まれています。

ゴールにたどり着いても、国語科の明智先生を納得させられなくてはやり直しとなりますので、ご注意ください。

また、最上級生と先生からの依頼を断れる人はいないと思いますが、出来るだけ素直に迅速に、ご協力いただけますよう会場の皆様にお願い申し上げます。』

放送部のアナウンスに合わせて丁寧にお辞儀をする明智へ拍手が送られ、腕を組みながらニヤリと笑い辺りを見渡す三年と教員たちへ引きつった笑顔が送られた。

係員
「それでは、位置について、よーい!」

『ぱぁん』と鳴ったピストルに合わせて、一斉に走り出す選手を歓声が包んでいた。
17/34ページ
スキ