『アブナイ☆恋の学園物語』
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11/05(Tue) 09:02
リレーSS専用スレ・9
小春
☆こちらはリレーSS専用スレッドです。
☆書き込みの前に作成した文章を保護した上で、最新の情報に更新する事をお勧めします。
☆お話を書きこむ時は黒では無く文字色を変えて下さい。出来るだけ他の方と被らない色でお願いします。
☆前の人の書き込みの続きを書いてるけれどまだ時間がかかりそう、また、自分の書き込みにまだ続きがある、など、他の人の書き込みをブロックしておきたい時には、そのむねメッセージを書いておきましょう。
他の人も、メッセージがあったら広い心で待っててあげて下さい。
☆逆に、フラグ(意味深な伏線)があるけれど、他の人に続きを書いてもらいたい時には、「続きはお願いします」とメッセージを書きましょう。
基本的に、自分発のエピソードは自分で片付ける事になってます(笑)ので、メッセージが無いと、他の人は広い心でフラグを素通りします。
☆初参加・短文・ぶっこみ大歓迎です。きっと誰かが何とかしてくれます。
☆合言葉は『他力本願』です。
☆☆リレーSSは他の過去スレッドにもありますので、そちらもぜひご覧くださいませ☆☆
[削除]
11/05(Tue) 13:54
☆☆ごあいさつ☆☆
小春
こちらのスレッドでは、ただいまリレーSS『アブナイ☆恋の学園物語』を開催中です。
桜田門学園高校に転校してきた櫻井翼が、イケメンな先生方や個性的な生徒たちと繰り広げる、学園ラブコメディ!
皆さまふるってご参加ください(´∇`)
《ここまでのあらすじ》
学園祭『桜祭』も三日目。
晴れた秋空のもと、体育祭が幕を開けた。
緑、白、青、赤の4色のチームに分かれ、徒競走や男女ペア障害物リレーなどで盛り上がりを見せ始めたグラウンドだが、役員や教師たちは大忙し。
このあと予定されているのは、
・徒競走100m(1年、3年)
・棒倒し(2年)
・騎馬戦
・借り物競争
・綱引き
・部活対抗リレー
・色別対抗リレー
などです。(順番未定)
※あくまでも予定です。
~主なメンバーと組分け~
☆緑(A組)……穂積
1A……翼、小春
3A……アンドロメダ、パープルドラゴン、ibu
☆白(B組)……藤守アニ
1B……とも、紅花
2B……如月、ジュン
3B……藤守、千春
☆青(C組)……明智※
2C……細野、太田
3C……和音
☆赤(D組)……小野瀬
2D……小笠原
3D……空間
MVPは誰の手に? 水分補給も忘れずにね!のスレッド9、スタート!
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11/06(Wed) 20:17
あっ、念のため。
小春
男女ペア障害物リレー、先生チームは1ペア1周ですからよろしくね。
ダイジェスト、っていう感じでボール運びやお姫様抱っこだけ取り上げて書いてもいいですけど、タスキ渡しの場面だけはご注意を♪
ややこしくてごめんなさーい。人手が足りないのm(__)m
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11/06(Wed) 20:49
あら失礼。
小春
穂積・黒柳は、隠れ穂積ファンの理事長に良かれと思って提案したのだけど、かえってご迷惑だったかしら。
まだ見合いから逃走中でした?
では、金髪のハンターに見つからないよう早く逃げ切って下さい(笑)。
そうだとすると、理事長のポジションを喜んで代わってくれるのは、やはりNYベアーズかなー?
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11/06(Wed) 22:16
エミ
全然迷惑なんかじゃございませんよ!いろいろ漏らしてしまいそうな嬉しい御提案です。←ヲイっ!
ですけど、ですけど、お姫様抱っことか超~憧れますけども!!!
天から(地獄かな?・笑)お迎えが来るんじゃないかと、ビクビクしとります。
かといって、金髪ハンターから逃げ切れるはずもなければネタもない…orz
あとはお願いします。
壁|д・`)ノシ
11/07(Thu) 02:47
お許しが出たので、ご参加いただきますよ。
清香
教師チームを各自2周ずつ走らせたいなぁって考えてこの距離にしましたけど、よく考えたらすんごい人数が参加するのね(苦笑)大人しく半分にしておけばよかったかしら←今更
大事にしてすみません。
反省はしても後悔はしません←
☆障害物リレー☆
ジョー
『マスター、行くわよ!』
山田
『OK!』
タスキを受けて軽やかに飛び出して行った二人は、全く練習をしていないはずなのにスイスイとこなしていった。
ジョー
『1・2、1・2!』
山田
『ふふっ。なにこれ、楽しーい!』
手を振る余裕を見せながらもどんどん生徒達を追い抜いていく二人に、参加をしていない生徒達からも声援が送られる。
ジョー
『マスター、これで私達MVP取れるかしら?』
山田
「さぁ、どうだろう?でも、見せる時はきちんと見せないと、ね?』
声援が二人の背中を押し、脚をもっと軽くさせ、気がつけば倍の選手交代をしなくてはいけない生徒達を追い抜いて一位だ。
山田
『さぁ、お嬢さん。行くよ?』
ジョー
『Wow!!!マスター、見かけより力持ちなのね!』
山田
『これでも男の子だからね。』
ふふっと口元に笑みを浮かべながら背の高いジョーを軽々と抱きあげた校長に、生徒からどよめきと歓声が沸き起こる。
黒い髪をなびかせながらジョーを抱いて走る姿はさながら怪盗紳士のようで、どうしても昨日のサクラダモンでの一幕が思い浮かんでしまう。
とも
「なんや、校長先生がカッコよく見えてきたわ。」
ジュン
「昨日のサクラダモンの時も、理事長はあぁやって攫われたのかな?」
小春
「怖いだろうけど、ちょっと憧れちゃうよね。」
月の無い静かな夜、窓辺に降り立った燕尾服姿の怪盗に『あなたを盗みに来ましたよ…?』と言われたら。
妄想が妄想を呼び、肩を寄せて小さな声で「キャー」と盛り上がる少女達の頭上に怒り半分・呆れ半分の声が落とされる。
藤守
「ほら、オッサンばっかり見とらんで、自分達の仲間の応援せな。」
如月
「そうだよ、いい年して無駄に張り切ってる校長はいいから。」
『はぁい』
肩をすくめて反省してみせる3人に、藤守と如月はこっそりと重いため息をついていた。
その頃。
穂積
「……っ、いた!」
応援席の後ろ、出番を待つ応援団に紛れこむように身を寄せているエミの姿を穂積が捕らえた。
『しー』っと長い指を口元に立て、騒がないよう周囲の生徒に目配せをしてエミの背後を取る。
穂積
「…理事長、捕まえましたよ。」
そっと肩に手を置いた穂積に、エミの背中がぎくりと強張る。
エミ
「えっ、と……。」
どうにか逃げられないか、ゆっくりと視線だけで逃げ道を探すエミに穂積は静かに話し始めた。
穂積
「理事長。この障害物リレーなのですが、教員チームに選手が足りません。どうかご協力願えないでしょうか?」
エミ
「協力…ですか。」
穂積
「はい。」
真剣な表情で訴えかけてくる穂積の頼みだ。出来うるならば応えてやりたい。
しかし、競技に参加をしてまたあのうるさがたの親戚に見つかってしまえば、待ちうけているのは山のように積まれたお見合い写真たちで。
それだけはどうしても嫌なのだ。
乙女じみた考えだと笑われても、やはり結婚するなら胸を焦がすくらい好きな人とがいい。
エミ
「…でも、逃げなきゃいけないんです。」
きっぱりと言い切ったエミに、穂積は柔らかな声で尋ねる。
穂積
「何からです?」
エミ
「アレ…から。」
穂積
「なるほど…。」
少し離れた観覧席から、大きな封筒を持った恰幅の良い女性が流れ落ちる厚化粧をハンカチで拭いながらやってくるのが見えた。
確かに、何やら鼻息荒く突進してくる魔物のような人物からならば逃げたくもなると納得できる。
そしてその女性から逃げるためだろう、再び腰を上げて走りだそうとするエミを穂積がそっと制する。
穂積
「理事長、大丈夫ですよ。必ず逃がして差し上げますから。ですから、ご協力くださいね?」
エミ
「穂積…先生?」
穂積
「さぁ、まいりましょう。あと2組走ったら出番ですよ。」
何やら自信たっぷりな笑顔に見とれるうちに、気がつけば手を引かれ立ち上がらされていた。
生徒たちの間を縫うようにトラックの中心へと向かう後ろで『エミさん、お待ちになって!』と叫ぶ親戚の声が聞こえたような気もするが、エミの耳には競技の説明をする穂積の声しか届いていなかった。
[削除]
11/07(Thu) 04:36
(;>_<;)
ジュン
アニとロバートは一周しないといけなかったんですね(^_^;)
生徒と同じ距離かと思ってましたが、確かにそれじゃ人数的にきついですよね(;>_<;)
ピン球のあとはアニが目隠しして平均台を渡って、ロバートにお姫様抱っこされたことにして下さい。
そしてアニは脱け殻になった。っと……
[削除]
11/07(Thu) 07:00
おはようございます!
くちびる
今日も今からお仕事ナウ(笑)
色々動き出してますねえ~(笑)(*^^*)
しばし観察してます....←丸投げ(コラッ)
4時起きなんでグッタリしてます..(ToT)(泣)
[削除]
11/07(Thu) 07:34
丸投げか。(笑)
小春
じゃあ、明智・紅花はワタクシが書きますね。
少々お待ちを。m(__)m
[削除]
11/07(Thu) 07:54
ありがとーございます!
くちびる
よろしくお願いします(テヘッ)
あっでも~紅花には篠崎先生というライバルが~あぁ←勝手にライバル視(テヘッ)
リアルにひと頑張りしてきます(笑)(*^^*)
11/07(Thu) 08:20
通勤電車に間に合うかしら。
小春
小春
「紅花ちゃーん!お兄ちゃーん!頑張ってー!」
スタートラインに立った二人に、観覧席から、小春がぴょんぴょん跳ねながら手を振っている。
明智
「いつまでたっても子供だなぁ」
呆れながらも、明智の小春を見る眼差しは優しい。
紅花
「まー……、明智先生!校長先生たちのペア、もう平均台です!」
紅花の声にトラックを振り返れば、早くも山田はジョーを抱き上げて、風のように走ってくる。
明智
「おっと。紅花、行くぞ」
紅花
「はいっ」
山田
「紅花さん、よろしくね!」
タスキを受け取った紅花が、急いで明智の左足と自分の右足を結ぶ。
明智
「あ、縦結びじゃないか。おまえ、まだ、蝶結びが出来ないのか?いいか、こうやって……」
紅花
「そんな事言ってる場合じゃないですから!」
紅花は真っ赤になる。
紅花
「せーの!」
明智
「うわ」
焦るあまり、出す足も決めずに踏み出した紅花につられて、明智はつんのめりそうになってしまった。
そうなればもちろん、紅花も足がもつれて。
紅花
「きゃあ!」
とも
「危ない!」
観覧席では、ともが思わず声を上げてしまっていた。
小春や翼も気が気ではない。
明智
「紅花、落ち着け。縛ってある方の足からだ。行くぞ、1、2!」
紅花
「1、2!」
何とか走り出したものの、縛りが緩くてバランスが悪い。
もたつく間に、後続のチームに抜かれてしまう。
紅花はもう泣きそうだが、持ち前の負けん気はまだ折れてはいない。
紅花
「1、2、……1、2、1、2!」
リズムは悪いが、どうにかボール運びにたどり着いた。
明智がタスキをほどく間に紅花が受け取ったのは、向かい合う明智の顔も見えないほど大きな、バランスボール。
腕を一杯に伸ばしてボールを抱え上げると、明智が紅花の腕ごとボールを掴まえてくれた。
紅花
「まーくん」
思わず、馴染んだ名前で呼んでしまう。
明智
「紅花、走れ。俺が合わせる」
紅花
「うん!」
巨大なバランスボールを抱えて、小柄な紅花と長身の明智がひょこひょこ走る。
客席は大ウケだ。
目隠しをした明智が平均台を数歩で渡り、ほとんど指先を握っただけの紅花が必死で後を追う姿にも笑いが起きる。
「OK」の声とともに目隠しを外して平均台から飛び降りた明智が、紅花を引き寄せると、ひょいと横抱きに抱き上げた。
明智
「お前、重くなったな!」
紅花
「ひどい!……だって、まーくんに抱っこされるの、10年振りぐらいだもん!」
本当は5年振りだけど。
明智
「そうか。大きくなったな」
そう言いながら明智が抱き直した弾みに、紅花は、明智の肩の上に腕をまわして、ぎゅうっとしがみついた。
紅花の頬がくっつくのも気にせず明智が走り出すと、紅花がぽつりと言った。
紅花
「……もう子供じゃないもん」
明智
「何か言っ」
待ち受ける篠崎と小野瀬にタスキを手渡し、明智のお姫様抱っこから降ろされる直前、紅花は明智を引き寄せて、すぐそばにある唇に、自分の頬を押し付けた。
そして、「お疲れ様でした!」と言うが早いか、トラックを突っ切って、放送席に駆け戻ったのだった。
いかがですか紅花ちゃん( ̄ー ̄)
[削除]
11/07(Thu) 08:32
おはようございます
とも
もー、紅花ちゃんたらカワイイ!
途中でこけそうになったからハラハラしたで~。
先生チームやからトラック1周はキツかったかな?
[削除]
11/07(Thu) 08:38
く、くそう。
清香
小春さんが完全に紅花ちゃん寄りだ(ギリギリ
こうなったら伝家の宝刀、悪小野瀬を出すしかないかな。
次の小野瀬・篠崎ペアやります。少々お待ちを。
[削除]
11/07(Thu) 08:52
あら。
小春
『Apple Town』で清香さんと紅花ちゃんのやりとりを覗き見して、私はてっきりこういう役回りかと(笑)
しかし、それがついに伝家の宝刀を抜かせてしまうのか!(ばーん)
頑張れ紅花ちゃん♪
[削除]
11/07(Thu) 08:54
そして。
小春
ともちゃんはやっぱり友達思いですね♪
とも父の出番はまだか?
楽しみにしてますからね(´∇`)
11/07(Thu) 09:15
あっ。
とも
とも父を飛び入りでリレーに参加させればよかったかも。
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11/07(Thu) 09:20
とも父(笑)
小春
私もそれは考えたけど(笑)
他の父兄の手前もありますからね、ぐっと抑えました。
何しろダンディーなんですから。
大丈夫、PTA種目ありますよ。
如月くんの棒倒しもあるしね。
とも父の為だけに何か種目作って書いてくれてもいいですよ(笑)
[削除]
11/07(Thu) 13:41
またiPhoneの充電器が壊れた_(:3」∠)_
清香
まさかこんな大胆な事をするとは思わないじゃない!(ギリギリ
☆障害物リレー☆
『お疲れ様でした!』
明智の腕からするりと抜けて紅花は放送席へと駆けて行った。
本当ならば遅れを取り戻すべく、すぐにタスキを小野瀬と篠崎へ渡さなくてはいけない。
しかし明智の思考は停止したままだ。
(な、なんだ、今のは?)
紅花を下ろす時に不自然に寄せられた頬。
唇をかすめていった柔らかさが、もしかしたらそれはキスだったのではと教えるが、どこか自分の事では無いような不思議な感覚だ。
もう一人の妹のように接してきた紅花がなぜ?
答えなど出ないが、こっそり篠崎を覗き見ると口を噤んだまま視線を合わせようとしていない。
昨日はあんなに嬉しそうに笑っていたのに。
次第に重くなっていく心を握り潰すようにタスキをギュっと掴むと。
小野瀬
「明智君?早く、タスキを!!」
『なんで交代しないんだ?』
『どうしたの?』
ザワザワと騒ぎ出した生徒達の声と、小野瀬の言葉が明智を正気に戻す。
明智
「あっ、すみません。小野瀬先生、篠崎先生、よろしくお願いします。」
我に返った明智が小野瀬へとタスキを渡すと、小野瀬はチラリと一瞥し無言で受け取って自分の足と篠崎の足を固く結んだ。
小野瀬
「清香、行こう。」
篠崎
「…えっ、あっ、はい。」
幼なじみとは言え、教師としてこの学園に着任をしてからは互いに名前で呼ぶのはやめようと決めていたのに、不意に呼ばれた名に篠崎はつい返事をしてしまう。
明智
「……っ。」
自然のようでそうでない小野瀬の含みを持たせた言い方に、さすがの明智も何か気がついたようで。
小野瀬
「清香、俺の腰に手を回して。そう、もっとくっ付いて。」
篠崎
「う、うん。」
小野瀬
「じゃあ、繋いだ方から行くよ。俺に任せてね。」
薄手のTシャツの上から感じる小野瀬の指が、いつもより力強い気がする。
その理由はハッキリとは分からないが、今は走る事に集中しようと篠崎は前を向いた。
[削除]
11/07(Thu) 14:14
わくわくo(^o^)o
ジュン
黒小野瀬降臨ですね!
楽しみです(*≧∀≦*)
[削除]
11/07(Thu) 15:41
イヤン(^_^ゞ
くちびる
小春さんありがとー♪
ともさん応援ありがとー♪
清香さんぎりぎり言わせてごめんなさいね♪
紅花頑張りましたね(笑)
広報委員の仕事も頑張りますよ♪
あっ休憩終わる(ToT)(泣)
リアルも頑張る!!
11/08(Fri) 06:09
おはようございます。
小春
誰か続き書いてくれてるのかな?
無ければ私が書きますのでしばらくお待ちをm(__)m
[削除]
11/08(Fri) 08:33
おはようございます
とも
話の流れと全く関係ないですが、とも父を登場させてみる。
リレーが終わったNYベアーズとジョーが観客席に戻ると、とも父が手を降って待っていた。
とも父
『よう、頑張って走っとったな~。そっちのべっぴんさんも』
ジョー
『ジョーよ。アナタがとものダディね!彼女によく似てるわね!』
とも父とジョーが握手を交わす。
ロバート
『ダディ!ワタシたちが頑張ったの、見ててくれたの?』
ポール
『ウレシイ!ねぇ、ダディは‘ツナヒキ’に出るのよね?』
とも父
『そや。はよ始まらんか今からワクワクしてるねん。お前たちも参加するんやろ?』
ロバート
『ええ、モチロン!ルイたちにも頼まれてるから!』
ワイワイ話していると、昨日の文化祭にも来ていた父兄たちがとも父たちに気づき、周りに集まってきたのだった。
[削除]
11/08(Fri) 10:04
ともさん……((T_T))
小春
☆男女ペア障害物リレー~小野瀬・篠崎~☆
篠崎
「小野瀬くん、どういうつもり?」
小野瀬
「何が?」
リズムを合わせて二人三脚で走りながら、横目で見上げてくる篠崎に、小野瀬は前を向いたままで応える。
篠崎
「さっきの、態度、良くないわ。あれじゃ、紅花さんが、可哀想」
篠崎が言うのは、抱き上げられていた紅花が離れ際、明智の唇に頬を押しつけた事。
その直後、固まった明智からタスキを受け取った小野瀬が、篠崎を「清香」と呼び捨て、明智への当てつけのように引き寄せた事。
どちらも一瞬の事で、おそらく、注意して見ていなければ、誰も気付いていないほどの出来事。
篠崎
「感情的に、なって、あなたらしく、ない」
小野瀬
「そうかな。俺の方が冷静だよ」
篠崎
「えっ」
小野瀬
「止まるよ」
そう言った途端、小野瀬は篠崎の身体を支えながら、二人三脚の足を止めた。
すぐに屈んで、タスキをほどく。
その間に係員が篠崎に渡したのは、サッカーボール。
小振りなボールは選手同士が密着するので、観客には大人気だ。
立ち上がった小野瀬が二人の胸の間にそれを挟み、篠崎を促して、小走りに走り出した。
小野瀬
「皆の前で、あんな膨れ面をしていたくせに」
篠崎
「……私、が?」
気付かなかった。
それは、笑顔で出迎えたとは思っていなかったけど、自分では、何でもない顔をしていたつもりだったのに。
小野瀬
「紅花さんの行動は、明智くんにしたら、突然の不可抗力だった。そんなの一目瞭然、きみにだって分かっただろ?」
篠崎
「……ええ」
でも、胸が苦しくなった。
小野瀬
「俺は、頭にきたよ」
篠崎は耳を疑った。
昔、荒れてた頃ならいざ知らず、最近の小野瀬には、およそ不似合いなその言葉に。
小野瀬
「きみにも、明智くんにも。……特に、きみにだ」
走りながら喋っているせいで、小野瀬の息も上がってきた。
篠崎はとっくにゼイゼイしているが。
小野瀬
「穂積の事を想ってるのは、知ってる。でも、今は、明智くんに惹かれてるんだろ?……明智くんは、正直な男だ。……きみの事を好きなのは、誰が見ても、分かる。それなのに、きみは、気付かない振りを、してる」
篠崎
「小野瀬、くん……」
平均台に到着し、目隠しをされる時、小野瀬が耳元で囁いた。
小野瀬
「……紅花さんや、小春さんに、取られてもいいの?」
タスキで視界を塞がれた篠崎の脳裏に、さっきの、紅花と明智のキスが蘇る。
それから、「お弁当を作って来ます」と言ってくれた時の、明智の笑顔が。
篠崎
「嫌」
目の見えない状態で歩く事で、ずっとモヤモヤしていた篠崎の頭が冴えてくる。
小春は妹だから仕方ない。
でも、紅花はもうじき大人になる。
明智のあの笑顔が、眼差しが、自分以外の誰かに向けられる時が来る。
穂積が翼に目を向けたように。
篠崎
「嫌」
係員
「OKです!」
声と同時に、微かな汗の匂いと混じった、いつもの小野瀬の香りがして、篠崎は横抱きに抱えられていた。
走り出す小野瀬に身体を預けたまま、篠崎は手探りで、目隠しのタスキをほどいた。
眩しさに目を凝らした景色の中に、まだ袂を襷掛けしたり、袴の裾捌きを拵えている黒柳理事長と穂積の姿、そして、ロバートの傍らで佇んでいる明智の姿が見えた。
小野瀬
「明智くん!」
小野瀬に呼ばれた明智が、弾かれたようにコースに出てくる。
篠崎
「ち、ちょっと、小野瀬くん!まさか、このまま私にもう一周走らせるつもり?!」
笑顔で頷く小野瀬に呆気にとられながら、篠崎は、もうひとつ、気になっていた質問をぶつけてみた。
篠崎
「ねえ、小野瀬くんが頭にきた本当の理由は、他にもあるんじゃない?たとえば、明智くんにキスされた紅花さんが、小春さんに見えたとか……」
小野瀬
「明智くん、パス!」
篠崎
「きゃあっ!」
篠崎の質問は、小野瀬に聞こえたかどうか。
けれど、目の前で広げられた明智の両腕と厚い胸を見た途端、篠崎の心はもう前を向いていた。
篠崎先生、まさかの2周連走Ψ(´∇`)Ψ
頑張って~( ´∀`)/~~
[削除]
11/08(Fri) 11:49
なんだろ、すごいこっぱずかしいです。
清香
小春さん、ありがとうございます。でも、2周連続なんて鬼だ←
☆障害物リレー☆
タスキと共に渡された篠崎の身体をそっと地面に下ろすと、明智はそのまま跪いて自分の足と篠崎の足を結んだ。
明智
「同じ足を結ぶと痛くなるでしょうから、今度は反対の足を結びます。行きますよ?」
『こっちから』と結んだ足を前に出して最初はゆっくりと、そして少しずつスピードを上げる。
それでも、2周目ともなればさすがに足ももつれる。
明智
「篠崎先生、焦らないで下さい。落ちついて。」
篠崎
「だって、ッ……。」
欲しかったものは、いつでも手をすり抜けていった。
焦って、もがいて、それでも手に入らなくて。
いつしか諦めるのも上手になって、自分の本心を隠すように軽口ばかり叩くようになっていた。
本当の事を言って、関係が壊れるのが嫌だったから。
だから、同じように怯えを隠したまま、見なかった事にしてくれる小野瀬といる事が楽だったのだ。
…でも、本当は人一倍貪欲で、『何かを』欲しがっていた自分がいるのも分かっていた。
明智
「昨日も、言ったでしょう。俺は、小野瀬先生の、ように、気が、回らない、と。」
篠崎
「は、はい。」
少しは休むことができたが、明智も息が上がり始めている。
篠崎は連続という事もあって、返事しかできないでいた。
明智
「だから、何か、あったら、素直に、言って下さい。そうしないと、俺は、分からないから。」
篠崎
「言っても……、良いんですか?」
明智
「はい。」
結んだ足を解いて、受け取ったのは大きなバランスボールだった。
胸の間に挟むと互いが見えないくらい大きなソレが、少し心を落ち着けてくれる。
係員
「はい、OK!」
バランスボールを下ろすと、何も言わずに明智が篠崎に目隠しをした。
明智
「手を繋いでもいいですか?」
篠崎
「は、い。」
落ちないよう、手を引く明智の力強さが、勇気をくれる。
明智
「大丈夫です。そのまま、真っ直ぐに。俺を信じて下さい。」
篠崎
「……。」
もう、言葉を出すことができなかった。
ただ、頷くだけで精一杯だったが、それでも明智が分かってくれたのが繋いだ手から伝わる。
係員
「OKです!」
先ほどの小野瀬のように、平均台を降りる前に篠崎は横抱きに抱えあげられていた。
でも、汗の匂いに混ざるのは、あの柑橘系の香りじゃない。
かすかに漂う煙草の香りが、目隠しのタスキを外さなくても抱きあげている人物が誰なのかを教えていた。
篠崎
「……、明智先生。」
明智
「なん、…ですか?」
はらりと解けた目隠しを掴み、伸ばした篠崎の手が明智の首に絡む。
篠崎
「…好、き……です。」
明智
「ありがとう…ございます。」
小さく告げられた告白に答えるよう、横抱きした篠崎の身体を明智が抱き寄せ、柔らかく微笑んだ。
明智
「さぁ、本気で、走りますから、ちゃんと、掴まってて、下さいね!」
篠崎
「き、ゃあ!!」
最後の力を振り絞るよう、グンっと一気に上がったスピードに、篠崎は思わず声をあげる。
いつもより高い視界に怖さはあるけれど、楽しそうな明智の笑顔と、その先に見えた青い空はどこまでも綺麗だった。
[削除]
11/08(Fri) 12:02
ぎりぎりぎり(#`皿´) ←実は一番ぎりぎりしていた人(笑)
小春
くっそう、結局後押ししてしまったorz
2周なんて甘いわ!
1周は紅花ちゃんの涙の分、もう1周は小春の涙の分よ!
ついでにニコさんの涙の分までもう一周走らせてやればよかったΨ(* `△´)
……でも、おめでとう(。´Д⊂)
11/08(Fri) 13:07
きゃー
ジュン
篠崎先生おめでとうございます(*≧∀≦*)
いいなーいいなー
ラブラブいいなー( ゜ρ゜ )
[削除]
11/08(Fri) 14:43
ゼイゼイ(ToT)(泣)
くちびる
あぁ失恋決定だわ(ToT)(泣)
ギリギリ(怒)
いいもん!!
紅花は大人なったらま-くんより素敵な彼みつけてやるんだから!
それまで自分磨きするぞ♪←前向き(笑)(*^^*)
[削除]
11/08(Fri) 16:27
一番乗りしてすいません。
清香
小春さん、お姉ちゃんって呼んでいいよ?←
☆障害物リレー☆
次の走者である穂積に篠崎がタスキを渡すと、明智はトラックの中央で篠崎を腕の中から下ろした。
そして、大の字に寝転んでしまう。
上下に動く胸の筋肉が、どれだけの運動量だったのかを物語っていた。
篠崎も明智の隣に座り込み、ぜぇはぁと荒くなった息を整えている。
そこへ。
小野瀬
「二人とも、お疲れ様。頑張ったねぇ。」
タオルとスポーツドリンクを持って労いの言葉をかけにやって来たのは、小野瀬だった。
明智
「…それは、どうも。」
半身だけ起き上がりペットボトルを受け取ると、明智は一息で飲み干す。
そしてTシャツの肩口で汗を拭い、一呼吸おいて小野瀬をジッと見つめた。
鋭い視線を投げる明智に、笑顔の小野瀬。
対極の表情を浮かべながらも一言も発せず、黙り込む二人を篠崎が不安気に見つめる。
小野瀬
「良い瞳だ、明智君。君になら大事な妹を任せられるね。」
しゃがみ込み、他の人には聞こえないよう小さな声で小野瀬がそう言うと、明智はあからさまに嫌な顔をした。
明智
「…篠崎先生はあなたの妹じゃないでしょう。」
小野瀬
「まぁね。でも、妹みたいに大事にしてきたつもりだよ。…だから、この子をよろしく。」
タオルを口元に当てながら呼吸を整えてる篠崎の頭を撫でながら笑う小野瀬の瞳は優しく、嬉しそうだ。
明智
「…全く。ならば、これからは言動に注意なさって下さいね。」
篠崎の頭から小野瀬の手を振り払うと、明智は勢い良く立ち上がり、まっすぐに小野瀬を見据える。
明智
「二度は言いません。……ありがとうございました。」
それだけ言ってそっぽを向いてしまった不器用な明智に、小野瀬と篠崎はただ笑うことしかできなかった。
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11/08(Fri) 16:53
わー(/▽\)♪
とも
篠崎先生、ええなぁ♪ヽ(´▽`)/ラブラブ
ともは…おとんの見てる前やけど、どうしよう?
次に続くのは誰かしら?
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11/08(Fri) 17:45
お姉ちゃんは間に合ってますから。(冷)
小春
☆男女ペア障害物リレー~穂積・黒柳~☆
穂積
「1、2、1、2、1、2」
穂積はこの種目2周目だが、さっきはほとんどポールに運ばれて終わったようなものだったから、まだ、さほど疲れてもいない。
先ほどのポール相手の二人三脚とは違い、今度は穂積がリードしながら、2人は軽快にリズムを刻んで走った。
金髪碧眼の穂積と、袴姿の黒柳理事長が並んで走る姿は何ともミスマッチで、それでいて何となく趣がある。
穂積
「理事長、次の、走者の、校長と、話は、つけてあります。だから、走り、終えたら、一緒に、逃げて、下さい」
黒柳
「何から、何まで、すみません」
本当は、自分の見合い話に、穂積や山田を巻き込むつもりは無かった。
だが、すでに事は動き出している。
緑組の責任者であり、担任を持つ穂積が、黒柳と一緒に身を隠す事は出来ない。
その点では校長の山田の方が身軽であり、また、彼はどこで覚えたのか、変装の名人でもある。
だから、一旦、山田と逃げて、親戚の目の届かない場所に隠れるなり、上手いこと変装させてもらって、グラウンドに戻ってくればいい。
これだけの事を内緒話で打ち合わせするために、今、穂積と黒柳は間にラグビーボールを挟んで抱き合ったり、手を繋いで平均台を渡ったりしているのであった。
係員
「OKです!」
平均台の上で黒柳が目隠しのタスキをほどくと、喋り通しで走って来た穂積はさすがに息が切れている。
それでも、黒柳と目が合うと、汗ばんだ顔でにっこりと笑った。
自分のためにここまで、そう思うと、黒柳の胸が熱くなる。
黒柳
「ふつつかものですが、よろしくお願いします」
深々と一礼すると、穂積が慌てた。
穂積
「理事長、頭を下げてる場合じゃありません。追い付かれます」
そう。
件の厚化粧のおばさまは、今度こそ黒柳を逃すまいと、なんと、客席の後ろをゆさゆさと走って追いかけてきているのだ。
ゴールで待ってりゃいいのに。
穂積は思うが口には出さない。
おばさまが、黒柳につられてもう一周走ってくれれば、なおさら好都合に疲れてくれるだろうからだ。
黒柳
「はい」
穂積
「では……」
黒柳
「あの、穂積先生」
穂積
「はい?」
まだ何か、という表情で顔を上げた穂積に、黒柳はもじもじと、けれど、思い切って言った。
黒柳
「『然らば御免』って言って抱いて下さい!」
穂積
「はあ?!」
さすがに穂積が驚いたが、目の端にはすでにおばさまの姿が迫っている。
目線を移せば、真っ赤な顔でうつむく黒柳。
ええい、と、穂積は黒柳の肩と、膝の下とに腕を差し入れた。
穂積
「然らば御免!」
言うが早いか抱き上げて、振り返りざまに物凄い速さで走り出す。
風になびく金髪と真剣な横顔とをうっとりと見つめながら、黒柳は、この学校の理事長になって良かったと、しみじみ思ったのであった。
11/08(Fri) 18:02
(* ̄∇ ̄)ノ
ジュン
「然らば御免」は私も大好きです~。
理事長いいなー
ジュンもそろそろ賢史くんと進展がほしいとこですが、実はまだ好きだとも伝えていない(;>_<;)
これから頑張るぞー!おーっ!
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11/08(Fri) 21:12
エミ
明智・篠崎カップル誕生にジーンときちゃった♪
(*´艸`)
清香さん小春さん、素敵な思い出をありがとうございます。
穂積先生もありがとうございました。とても良い匂いがしました。
(*ノ∀\*)
金髪と袴で「はいか●さんが通る」を思い出して、「少●」と「●緒」みたいだわ~♪と、ニヨニヨしてましたけど、わかる人いるかしら?
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11/08(Fri) 23:55
こんばんは♪
とも
エミ理事長、「はいか●さんが通る」わかりますよ。
大正ロマンなお話でしたよね?←マンガや実写ドラマの存在は知ってるけど、ストーリーは曖昧ですスミマセン
そして、篠崎先生に続けと話を進めてみる。←競技の方は?
☆白組・テント☆
白組のテントにいた藤守と如月のところへ3年生の青組の男子生徒がやってきた。
男子生徒A
「藤守~、ちょっといいか?」
藤守
「ん?なんや?」
男子生徒B
「なぁ、お前さ、1-Bのともちゃん、どこにいるか知らね?」
藤守
「とも?アイツやったら体育祭の担当やから、本部席におると思うけど、なんで?」
男子生徒A
「いや~、少し話してみたいな~なんて思ってさ。彼女タイプなんだよね」
実はともは父親譲りの誰とでも仲良くなれる明るい性格と元気のよさで運動部の間では男女、学年問わず人気があった。
そいつらと同じ軽い気持ちで話しているのだと思っていた如月は、男子生徒Aの言葉に驚いた。
藤守
「お前らかて運動部やんけ。ちょっとくらい会うて話したことあるやろ?」
男子生徒B
「俺たちはバスケ部だし、グラウンドで活動してないだろ?全然会うこともないんだって。な?ちょっと呼んできてくれるだけでいいからさ?」
如月
(そういや、俺もともちゃんの事は知っていたけど、実際話をしたのは、ともちゃんが生徒会に入ってからだったな)
他の奴等と仲良くしてるところなんて見たくない。如月の心の中のモヤモヤしたものが何なのかわかったとき、後ろから声がした。
男子生徒C
「ともはうちのマネージャーだぞ。勝手に仲良くとかするなよな」
藤守
「お?野球部キャプテンの上杉やんか」
男子生徒A
「ちょっと話するくらいいいだろ~?」
上杉
「俺の許可がないとダメだ!」
男子生徒B
「なんだよ、ということは結局ダメなんじゃん!」
藤守
「おい、ケンカすなや~」
言い争いを止めようと藤守が間に入っていると、自分の席にともが戻ってきた。
とも
「あれ、何で白組のところに違う色の先輩たちがいるんですか~?あっ、わかった、藤守先輩が白組に取り込もうとしたんでしょ?」
藤守
「なんでやねん!んなことするか!」
とも
「じゃあ、上杉先輩も、桜木先輩も、流川先輩もここで何してはるんです?」
桜木
「あれ、ともちゃん、俺の名前知ってるの?コイツも?」
とも
「はい、先輩たちはバスケ部ですよね?知ってますよ~」
流川
「ホントに?俺たちとあんまり話したことないのに、知っててくれて嬉しいな。昨日のサクラダモンの時も俺たちともちゃんのこと応援してたんだよ」
とも
「…サクラダモン?…ということは近くで見てたってことですかね?」
桜木
「昨日は家庭科部の手伝いしてたから、残念ながら1番前じゃなかったけどね~」
上杉
「一般客は野球部のマネージャーとは誰も思わなかっただろうな」
ニコニコ笑っているようで、目は笑っていないともの表情を見た如月は、昨日の記憶が甦り、咄嗟に先輩たちを避難させようとする。
如月
「せ、先輩たち、そろそろ自分のクラスに戻って仲間の応援した方がいいですよ!」
藤守
「せやせや。もう目的は果たせたんやから、はよ戻れ」
桜木
「ちえっ、もう少しくらいいいじゃん。じゃあともちゃん、またね」
とも
「はーい、白組がボコボコにやっつけますから、覚悟しといて下さいね~」
ヒラヒラと手を振り返すともを如月は慌てて制した。
如月
「ともちゃん、あんな先輩たちと仲良くとかしなくていいから!」
とも
「え?如月先輩?」
聞き返したともに如月は内心しまった、と思った。
如月
「あ~、いや、ともちゃんが皆から好かれているのはよくわかったんだけど、あんまり誰でも仲良くしてたら大変じゃないかなーって」
とも
「…ふふっ、ご心配ありがとうございます。これから気をつけますね?」
少しはにかみながらも、ニッコリ笑うともに如月は鼓動が速くなるのを感じていた。
野球部、バスケ部といえばこの人たちの名前しか浮かばなかった(^_^;)
彼らはチョイ役で出てもらっただけなので、このあとは登場しません。たぶん。
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11/09(Sat) 01:14
ともさん(^-^)ノシ
エミ
大正浪漫、正解でーす!ィエーイ♪
ヽ(*^^)八(^^*)ノ
わかる人がいてくれてホッとしました(笑)
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11/09(Sat) 15:22
どうする理事長。
小春
大正浪漫は知らないですが、ス●ダンは全巻持ってます(完全版)。
☆男女ペア障害物リレー~黒柳・山田~☆
穂積との余韻も冷めないうち、今度は、山田に肩を抱かれて、黒柳は走り出した。
山田
「お見合いとはまた古風ですね、理事長?」
二人三脚で走りながら、彼特有の、面白がるような口調で、山田が囁いてきた。
もちろん、彼が本気で自分の逃亡に協力してくれる事は、穂積の折り紙つきだ。
山田
「しかも、それを断るのではなく、逃げるというのがまた古風です」
くすくす笑う山田に、黒柳はちょっと居たたまれない気持ちになる。
決して責められているわけではない、とは分かっているのだが。
黒柳
「……我ながら、意気地が無いとは、思いますわ」
山田
「ですね。僕には理解出来ない」
山田の感性は、いわゆる日本人の感覚とは違う事が多々ある。
彼にしてみれば、「家同士の結び付き」とか「たとえ嫌でも断れない義理」など、噴飯ものだろう。
大事なのは「本人たちの気持ち」であって、そこに「他人の介在」など必要ない。
好きなものは好き、嫌なものは嫌。
山田
「それではいけませんか?」
黒柳
「校長が、羨ましい、ですわ」
本当は自分だってそうしたい。
誰だって、好きな相手と自由に生きたいに決まっている。
黒柳
「あなたの、ように、生きたい、ですわ」
信念を持って、責任を果たしながら、けれど自由に。
山田
「あなたは、随分とたくさんのものに縛られておいでだ」
タスキをほどき、黒柳との間にテニスボールひとつの距離をおいただけで、山田は真っ直ぐに黒柳を見つめた。
山田
「……いや、自分を自分で縛っておいでだ」
黒柳
「えっ」
そのまま抱き締められて、黒柳は気が遠くなりそうになる。
山田
「過去の因習やしがらみに捕らわれて」
こんなに走っているのに、どうして彼は息が苦しくならないのだろう。
そう言えば、自分も、さっきよりむしろ呼吸が楽になってきたみたい。
自分と彼の周りだけ、別の時間が流れているような、そんな不思議な感覚。
山田
「いつも、帯や紐で、自分を堅く戒めて」
黒柳
「……!」
山田
「しかも自分ではそこから逃げ出せない、可哀想なマルガレーテ」
黒柳
「……校長」
逃げなくては、と黒柳は直感的に思った。
この男性は危険だ。
今までの自分が、全て塗り替えられてしまいそうで、怖い。
平均台で目隠しをされる直前、山田が、妖艶に微笑むのが見えた。
係員
「OKです!」
瞼の奥に残った山田の笑顔は、黒柳には恐ろしくて、そして、それ以上にたまらなく魅力的で。
気がつけば、自分はいつの間にか平均台の端にいて、今、まさに、目隠しのタスキを山田に外されたところだった。
黒柳
「……あ」
山田
「僕が攫ってあげましょうか?」
山田が目を細めた。
黒柳
「……私……」
胸が高鳴る。
ゴールの先に、あの親戚の顔が見える。
黒柳
「あの場所に行くか、あなたと逃げるか……」
山田
「違いますよ」
山田が、迷う黒柳を静かに抱き上げた。
山田
「あの場所に戻るか、僕と行くか、です」
黒柳を見つめたまま、山田が静かに走り出す。
黒柳の返事を待つように。
山田
「今まで通り暮らしたいなら、タスキを次の人に渡した後、あのおばさまの所へお帰りなさい。僕と行ってみたいなら、渡した後も、僕の手を離さないで」
黒柳
「……」
黒柳は逡巡しながら、頷いた。
すぐそこに、次の走者の藤守兄とジョーが待っている。
リレーSS専用スレ・9
小春
☆こちらはリレーSS専用スレッドです。
☆書き込みの前に作成した文章を保護した上で、最新の情報に更新する事をお勧めします。
☆お話を書きこむ時は黒では無く文字色を変えて下さい。出来るだけ他の方と被らない色でお願いします。
☆前の人の書き込みの続きを書いてるけれどまだ時間がかかりそう、また、自分の書き込みにまだ続きがある、など、他の人の書き込みをブロックしておきたい時には、そのむねメッセージを書いておきましょう。
他の人も、メッセージがあったら広い心で待っててあげて下さい。
☆逆に、フラグ(意味深な伏線)があるけれど、他の人に続きを書いてもらいたい時には、「続きはお願いします」とメッセージを書きましょう。
基本的に、自分発のエピソードは自分で片付ける事になってます(笑)ので、メッセージが無いと、他の人は広い心でフラグを素通りします。
☆初参加・短文・ぶっこみ大歓迎です。きっと誰かが何とかしてくれます。
☆合言葉は『他力本願』です。
☆☆リレーSSは他の過去スレッドにもありますので、そちらもぜひご覧くださいませ☆☆
[削除]
11/05(Tue) 13:54
☆☆ごあいさつ☆☆
小春
こちらのスレッドでは、ただいまリレーSS『アブナイ☆恋の学園物語』を開催中です。
桜田門学園高校に転校してきた櫻井翼が、イケメンな先生方や個性的な生徒たちと繰り広げる、学園ラブコメディ!
皆さまふるってご参加ください(´∇`)
《ここまでのあらすじ》
学園祭『桜祭』も三日目。
晴れた秋空のもと、体育祭が幕を開けた。
緑、白、青、赤の4色のチームに分かれ、徒競走や男女ペア障害物リレーなどで盛り上がりを見せ始めたグラウンドだが、役員や教師たちは大忙し。
このあと予定されているのは、
・徒競走100m(1年、3年)
・棒倒し(2年)
・騎馬戦
・借り物競争
・綱引き
・部活対抗リレー
・色別対抗リレー
などです。(順番未定)
※あくまでも予定です。
~主なメンバーと組分け~
☆緑(A組)……穂積
1A……翼、小春
3A……アンドロメダ、パープルドラゴン、ibu
☆白(B組)……藤守アニ
1B……とも、紅花
2B……如月、ジュン
3B……藤守、千春
☆青(C組)……明智※
2C……細野、太田
3C……和音
☆赤(D組)……小野瀬
2D……小笠原
3D……空間
MVPは誰の手に? 水分補給も忘れずにね!のスレッド9、スタート!
[削除]
11/06(Wed) 20:17
あっ、念のため。
小春
男女ペア障害物リレー、先生チームは1ペア1周ですからよろしくね。
ダイジェスト、っていう感じでボール運びやお姫様抱っこだけ取り上げて書いてもいいですけど、タスキ渡しの場面だけはご注意を♪
ややこしくてごめんなさーい。人手が足りないのm(__)m
[削除]
11/06(Wed) 20:49
あら失礼。
小春
穂積・黒柳は、隠れ穂積ファンの理事長に良かれと思って提案したのだけど、かえってご迷惑だったかしら。
まだ見合いから逃走中でした?
では、金髪のハンターに見つからないよう早く逃げ切って下さい(笑)。
そうだとすると、理事長のポジションを喜んで代わってくれるのは、やはりNYベアーズかなー?
[削除]
11/06(Wed) 22:16
エミ
全然迷惑なんかじゃございませんよ!いろいろ漏らしてしまいそうな嬉しい御提案です。←ヲイっ!
ですけど、ですけど、お姫様抱っことか超~憧れますけども!!!
天から(地獄かな?・笑)お迎えが来るんじゃないかと、ビクビクしとります。
かといって、金髪ハンターから逃げ切れるはずもなければネタもない…orz
あとはお願いします。
壁|д・`)ノシ
11/07(Thu) 02:47
お許しが出たので、ご参加いただきますよ。
清香
教師チームを各自2周ずつ走らせたいなぁって考えてこの距離にしましたけど、よく考えたらすんごい人数が参加するのね(苦笑)大人しく半分にしておけばよかったかしら←今更
大事にしてすみません。
反省はしても後悔はしません←
☆障害物リレー☆
ジョー
『マスター、行くわよ!』
山田
『OK!』
タスキを受けて軽やかに飛び出して行った二人は、全く練習をしていないはずなのにスイスイとこなしていった。
ジョー
『1・2、1・2!』
山田
『ふふっ。なにこれ、楽しーい!』
手を振る余裕を見せながらもどんどん生徒達を追い抜いていく二人に、参加をしていない生徒達からも声援が送られる。
ジョー
『マスター、これで私達MVP取れるかしら?』
山田
「さぁ、どうだろう?でも、見せる時はきちんと見せないと、ね?』
声援が二人の背中を押し、脚をもっと軽くさせ、気がつけば倍の選手交代をしなくてはいけない生徒達を追い抜いて一位だ。
山田
『さぁ、お嬢さん。行くよ?』
ジョー
『Wow!!!マスター、見かけより力持ちなのね!』
山田
『これでも男の子だからね。』
ふふっと口元に笑みを浮かべながら背の高いジョーを軽々と抱きあげた校長に、生徒からどよめきと歓声が沸き起こる。
黒い髪をなびかせながらジョーを抱いて走る姿はさながら怪盗紳士のようで、どうしても昨日のサクラダモンでの一幕が思い浮かんでしまう。
とも
「なんや、校長先生がカッコよく見えてきたわ。」
ジュン
「昨日のサクラダモンの時も、理事長はあぁやって攫われたのかな?」
小春
「怖いだろうけど、ちょっと憧れちゃうよね。」
月の無い静かな夜、窓辺に降り立った燕尾服姿の怪盗に『あなたを盗みに来ましたよ…?』と言われたら。
妄想が妄想を呼び、肩を寄せて小さな声で「キャー」と盛り上がる少女達の頭上に怒り半分・呆れ半分の声が落とされる。
藤守
「ほら、オッサンばっかり見とらんで、自分達の仲間の応援せな。」
如月
「そうだよ、いい年して無駄に張り切ってる校長はいいから。」
『はぁい』
肩をすくめて反省してみせる3人に、藤守と如月はこっそりと重いため息をついていた。
その頃。
穂積
「……っ、いた!」
応援席の後ろ、出番を待つ応援団に紛れこむように身を寄せているエミの姿を穂積が捕らえた。
『しー』っと長い指を口元に立て、騒がないよう周囲の生徒に目配せをしてエミの背後を取る。
穂積
「…理事長、捕まえましたよ。」
そっと肩に手を置いた穂積に、エミの背中がぎくりと強張る。
エミ
「えっ、と……。」
どうにか逃げられないか、ゆっくりと視線だけで逃げ道を探すエミに穂積は静かに話し始めた。
穂積
「理事長。この障害物リレーなのですが、教員チームに選手が足りません。どうかご協力願えないでしょうか?」
エミ
「協力…ですか。」
穂積
「はい。」
真剣な表情で訴えかけてくる穂積の頼みだ。出来うるならば応えてやりたい。
しかし、競技に参加をしてまたあのうるさがたの親戚に見つかってしまえば、待ちうけているのは山のように積まれたお見合い写真たちで。
それだけはどうしても嫌なのだ。
乙女じみた考えだと笑われても、やはり結婚するなら胸を焦がすくらい好きな人とがいい。
エミ
「…でも、逃げなきゃいけないんです。」
きっぱりと言い切ったエミに、穂積は柔らかな声で尋ねる。
穂積
「何からです?」
エミ
「アレ…から。」
穂積
「なるほど…。」
少し離れた観覧席から、大きな封筒を持った恰幅の良い女性が流れ落ちる厚化粧をハンカチで拭いながらやってくるのが見えた。
確かに、何やら鼻息荒く突進してくる魔物のような人物からならば逃げたくもなると納得できる。
そしてその女性から逃げるためだろう、再び腰を上げて走りだそうとするエミを穂積がそっと制する。
穂積
「理事長、大丈夫ですよ。必ず逃がして差し上げますから。ですから、ご協力くださいね?」
エミ
「穂積…先生?」
穂積
「さぁ、まいりましょう。あと2組走ったら出番ですよ。」
何やら自信たっぷりな笑顔に見とれるうちに、気がつけば手を引かれ立ち上がらされていた。
生徒たちの間を縫うようにトラックの中心へと向かう後ろで『エミさん、お待ちになって!』と叫ぶ親戚の声が聞こえたような気もするが、エミの耳には競技の説明をする穂積の声しか届いていなかった。
[削除]
11/07(Thu) 04:36
(;>_<;)
ジュン
アニとロバートは一周しないといけなかったんですね(^_^;)
生徒と同じ距離かと思ってましたが、確かにそれじゃ人数的にきついですよね(;>_<;)
ピン球のあとはアニが目隠しして平均台を渡って、ロバートにお姫様抱っこされたことにして下さい。
そしてアニは脱け殻になった。っと……
[削除]
11/07(Thu) 07:00
おはようございます!
くちびる
今日も今からお仕事ナウ(笑)
色々動き出してますねえ~(笑)(*^^*)
しばし観察してます....←丸投げ(コラッ)
4時起きなんでグッタリしてます..(ToT)(泣)
[削除]
11/07(Thu) 07:34
丸投げか。(笑)
小春
じゃあ、明智・紅花はワタクシが書きますね。
少々お待ちを。m(__)m
[削除]
11/07(Thu) 07:54
ありがとーございます!
くちびる
よろしくお願いします(テヘッ)
あっでも~紅花には篠崎先生というライバルが~あぁ←勝手にライバル視(テヘッ)
リアルにひと頑張りしてきます(笑)(*^^*)
11/07(Thu) 08:20
通勤電車に間に合うかしら。
小春
小春
「紅花ちゃーん!お兄ちゃーん!頑張ってー!」
スタートラインに立った二人に、観覧席から、小春がぴょんぴょん跳ねながら手を振っている。
明智
「いつまでたっても子供だなぁ」
呆れながらも、明智の小春を見る眼差しは優しい。
紅花
「まー……、明智先生!校長先生たちのペア、もう平均台です!」
紅花の声にトラックを振り返れば、早くも山田はジョーを抱き上げて、風のように走ってくる。
明智
「おっと。紅花、行くぞ」
紅花
「はいっ」
山田
「紅花さん、よろしくね!」
タスキを受け取った紅花が、急いで明智の左足と自分の右足を結ぶ。
明智
「あ、縦結びじゃないか。おまえ、まだ、蝶結びが出来ないのか?いいか、こうやって……」
紅花
「そんな事言ってる場合じゃないですから!」
紅花は真っ赤になる。
紅花
「せーの!」
明智
「うわ」
焦るあまり、出す足も決めずに踏み出した紅花につられて、明智はつんのめりそうになってしまった。
そうなればもちろん、紅花も足がもつれて。
紅花
「きゃあ!」
とも
「危ない!」
観覧席では、ともが思わず声を上げてしまっていた。
小春や翼も気が気ではない。
明智
「紅花、落ち着け。縛ってある方の足からだ。行くぞ、1、2!」
紅花
「1、2!」
何とか走り出したものの、縛りが緩くてバランスが悪い。
もたつく間に、後続のチームに抜かれてしまう。
紅花はもう泣きそうだが、持ち前の負けん気はまだ折れてはいない。
紅花
「1、2、……1、2、1、2!」
リズムは悪いが、どうにかボール運びにたどり着いた。
明智がタスキをほどく間に紅花が受け取ったのは、向かい合う明智の顔も見えないほど大きな、バランスボール。
腕を一杯に伸ばしてボールを抱え上げると、明智が紅花の腕ごとボールを掴まえてくれた。
紅花
「まーくん」
思わず、馴染んだ名前で呼んでしまう。
明智
「紅花、走れ。俺が合わせる」
紅花
「うん!」
巨大なバランスボールを抱えて、小柄な紅花と長身の明智がひょこひょこ走る。
客席は大ウケだ。
目隠しをした明智が平均台を数歩で渡り、ほとんど指先を握っただけの紅花が必死で後を追う姿にも笑いが起きる。
「OK」の声とともに目隠しを外して平均台から飛び降りた明智が、紅花を引き寄せると、ひょいと横抱きに抱き上げた。
明智
「お前、重くなったな!」
紅花
「ひどい!……だって、まーくんに抱っこされるの、10年振りぐらいだもん!」
本当は5年振りだけど。
明智
「そうか。大きくなったな」
そう言いながら明智が抱き直した弾みに、紅花は、明智の肩の上に腕をまわして、ぎゅうっとしがみついた。
紅花の頬がくっつくのも気にせず明智が走り出すと、紅花がぽつりと言った。
紅花
「……もう子供じゃないもん」
明智
「何か言っ」
待ち受ける篠崎と小野瀬にタスキを手渡し、明智のお姫様抱っこから降ろされる直前、紅花は明智を引き寄せて、すぐそばにある唇に、自分の頬を押し付けた。
そして、「お疲れ様でした!」と言うが早いか、トラックを突っ切って、放送席に駆け戻ったのだった。
いかがですか紅花ちゃん( ̄ー ̄)
[削除]
11/07(Thu) 08:32
おはようございます
とも
もー、紅花ちゃんたらカワイイ!
途中でこけそうになったからハラハラしたで~。
先生チームやからトラック1周はキツかったかな?
[削除]
11/07(Thu) 08:38
く、くそう。
清香
小春さんが完全に紅花ちゃん寄りだ(ギリギリ
こうなったら伝家の宝刀、悪小野瀬を出すしかないかな。
次の小野瀬・篠崎ペアやります。少々お待ちを。
[削除]
11/07(Thu) 08:52
あら。
小春
『Apple Town』で清香さんと紅花ちゃんのやりとりを覗き見して、私はてっきりこういう役回りかと(笑)
しかし、それがついに伝家の宝刀を抜かせてしまうのか!(ばーん)
頑張れ紅花ちゃん♪
[削除]
11/07(Thu) 08:54
そして。
小春
ともちゃんはやっぱり友達思いですね♪
とも父の出番はまだか?
楽しみにしてますからね(´∇`)
11/07(Thu) 09:15
あっ。
とも
とも父を飛び入りでリレーに参加させればよかったかも。
[削除]
11/07(Thu) 09:20
とも父(笑)
小春
私もそれは考えたけど(笑)
他の父兄の手前もありますからね、ぐっと抑えました。
何しろダンディーなんですから。
大丈夫、PTA種目ありますよ。
如月くんの棒倒しもあるしね。
とも父の為だけに何か種目作って書いてくれてもいいですよ(笑)
[削除]
11/07(Thu) 13:41
またiPhoneの充電器が壊れた_(:3」∠)_
清香
まさかこんな大胆な事をするとは思わないじゃない!(ギリギリ
☆障害物リレー☆
『お疲れ様でした!』
明智の腕からするりと抜けて紅花は放送席へと駆けて行った。
本当ならば遅れを取り戻すべく、すぐにタスキを小野瀬と篠崎へ渡さなくてはいけない。
しかし明智の思考は停止したままだ。
(な、なんだ、今のは?)
紅花を下ろす時に不自然に寄せられた頬。
唇をかすめていった柔らかさが、もしかしたらそれはキスだったのではと教えるが、どこか自分の事では無いような不思議な感覚だ。
もう一人の妹のように接してきた紅花がなぜ?
答えなど出ないが、こっそり篠崎を覗き見ると口を噤んだまま視線を合わせようとしていない。
昨日はあんなに嬉しそうに笑っていたのに。
次第に重くなっていく心を握り潰すようにタスキをギュっと掴むと。
小野瀬
「明智君?早く、タスキを!!」
『なんで交代しないんだ?』
『どうしたの?』
ザワザワと騒ぎ出した生徒達の声と、小野瀬の言葉が明智を正気に戻す。
明智
「あっ、すみません。小野瀬先生、篠崎先生、よろしくお願いします。」
我に返った明智が小野瀬へとタスキを渡すと、小野瀬はチラリと一瞥し無言で受け取って自分の足と篠崎の足を固く結んだ。
小野瀬
「清香、行こう。」
篠崎
「…えっ、あっ、はい。」
幼なじみとは言え、教師としてこの学園に着任をしてからは互いに名前で呼ぶのはやめようと決めていたのに、不意に呼ばれた名に篠崎はつい返事をしてしまう。
明智
「……っ。」
自然のようでそうでない小野瀬の含みを持たせた言い方に、さすがの明智も何か気がついたようで。
小野瀬
「清香、俺の腰に手を回して。そう、もっとくっ付いて。」
篠崎
「う、うん。」
小野瀬
「じゃあ、繋いだ方から行くよ。俺に任せてね。」
薄手のTシャツの上から感じる小野瀬の指が、いつもより力強い気がする。
その理由はハッキリとは分からないが、今は走る事に集中しようと篠崎は前を向いた。
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11/07(Thu) 14:14
わくわくo(^o^)o
ジュン
黒小野瀬降臨ですね!
楽しみです(*≧∀≦*)
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11/07(Thu) 15:41
イヤン(^_^ゞ
くちびる
小春さんありがとー♪
ともさん応援ありがとー♪
清香さんぎりぎり言わせてごめんなさいね♪
紅花頑張りましたね(笑)
広報委員の仕事も頑張りますよ♪
あっ休憩終わる(ToT)(泣)
リアルも頑張る!!
11/08(Fri) 06:09
おはようございます。
小春
誰か続き書いてくれてるのかな?
無ければ私が書きますのでしばらくお待ちをm(__)m
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11/08(Fri) 08:33
おはようございます
とも
話の流れと全く関係ないですが、とも父を登場させてみる。
リレーが終わったNYベアーズとジョーが観客席に戻ると、とも父が手を降って待っていた。
とも父
『よう、頑張って走っとったな~。そっちのべっぴんさんも』
ジョー
『ジョーよ。アナタがとものダディね!彼女によく似てるわね!』
とも父とジョーが握手を交わす。
ロバート
『ダディ!ワタシたちが頑張ったの、見ててくれたの?』
ポール
『ウレシイ!ねぇ、ダディは‘ツナヒキ’に出るのよね?』
とも父
『そや。はよ始まらんか今からワクワクしてるねん。お前たちも参加するんやろ?』
ロバート
『ええ、モチロン!ルイたちにも頼まれてるから!』
ワイワイ話していると、昨日の文化祭にも来ていた父兄たちがとも父たちに気づき、周りに集まってきたのだった。
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11/08(Fri) 10:04
ともさん……((T_T))
小春
☆男女ペア障害物リレー~小野瀬・篠崎~☆
篠崎
「小野瀬くん、どういうつもり?」
小野瀬
「何が?」
リズムを合わせて二人三脚で走りながら、横目で見上げてくる篠崎に、小野瀬は前を向いたままで応える。
篠崎
「さっきの、態度、良くないわ。あれじゃ、紅花さんが、可哀想」
篠崎が言うのは、抱き上げられていた紅花が離れ際、明智の唇に頬を押しつけた事。
その直後、固まった明智からタスキを受け取った小野瀬が、篠崎を「清香」と呼び捨て、明智への当てつけのように引き寄せた事。
どちらも一瞬の事で、おそらく、注意して見ていなければ、誰も気付いていないほどの出来事。
篠崎
「感情的に、なって、あなたらしく、ない」
小野瀬
「そうかな。俺の方が冷静だよ」
篠崎
「えっ」
小野瀬
「止まるよ」
そう言った途端、小野瀬は篠崎の身体を支えながら、二人三脚の足を止めた。
すぐに屈んで、タスキをほどく。
その間に係員が篠崎に渡したのは、サッカーボール。
小振りなボールは選手同士が密着するので、観客には大人気だ。
立ち上がった小野瀬が二人の胸の間にそれを挟み、篠崎を促して、小走りに走り出した。
小野瀬
「皆の前で、あんな膨れ面をしていたくせに」
篠崎
「……私、が?」
気付かなかった。
それは、笑顔で出迎えたとは思っていなかったけど、自分では、何でもない顔をしていたつもりだったのに。
小野瀬
「紅花さんの行動は、明智くんにしたら、突然の不可抗力だった。そんなの一目瞭然、きみにだって分かっただろ?」
篠崎
「……ええ」
でも、胸が苦しくなった。
小野瀬
「俺は、頭にきたよ」
篠崎は耳を疑った。
昔、荒れてた頃ならいざ知らず、最近の小野瀬には、およそ不似合いなその言葉に。
小野瀬
「きみにも、明智くんにも。……特に、きみにだ」
走りながら喋っているせいで、小野瀬の息も上がってきた。
篠崎はとっくにゼイゼイしているが。
小野瀬
「穂積の事を想ってるのは、知ってる。でも、今は、明智くんに惹かれてるんだろ?……明智くんは、正直な男だ。……きみの事を好きなのは、誰が見ても、分かる。それなのに、きみは、気付かない振りを、してる」
篠崎
「小野瀬、くん……」
平均台に到着し、目隠しをされる時、小野瀬が耳元で囁いた。
小野瀬
「……紅花さんや、小春さんに、取られてもいいの?」
タスキで視界を塞がれた篠崎の脳裏に、さっきの、紅花と明智のキスが蘇る。
それから、「お弁当を作って来ます」と言ってくれた時の、明智の笑顔が。
篠崎
「嫌」
目の見えない状態で歩く事で、ずっとモヤモヤしていた篠崎の頭が冴えてくる。
小春は妹だから仕方ない。
でも、紅花はもうじき大人になる。
明智のあの笑顔が、眼差しが、自分以外の誰かに向けられる時が来る。
穂積が翼に目を向けたように。
篠崎
「嫌」
係員
「OKです!」
声と同時に、微かな汗の匂いと混じった、いつもの小野瀬の香りがして、篠崎は横抱きに抱えられていた。
走り出す小野瀬に身体を預けたまま、篠崎は手探りで、目隠しのタスキをほどいた。
眩しさに目を凝らした景色の中に、まだ袂を襷掛けしたり、袴の裾捌きを拵えている黒柳理事長と穂積の姿、そして、ロバートの傍らで佇んでいる明智の姿が見えた。
小野瀬
「明智くん!」
小野瀬に呼ばれた明智が、弾かれたようにコースに出てくる。
篠崎
「ち、ちょっと、小野瀬くん!まさか、このまま私にもう一周走らせるつもり?!」
笑顔で頷く小野瀬に呆気にとられながら、篠崎は、もうひとつ、気になっていた質問をぶつけてみた。
篠崎
「ねえ、小野瀬くんが頭にきた本当の理由は、他にもあるんじゃない?たとえば、明智くんにキスされた紅花さんが、小春さんに見えたとか……」
小野瀬
「明智くん、パス!」
篠崎
「きゃあっ!」
篠崎の質問は、小野瀬に聞こえたかどうか。
けれど、目の前で広げられた明智の両腕と厚い胸を見た途端、篠崎の心はもう前を向いていた。
篠崎先生、まさかの2周連走Ψ(´∇`)Ψ
頑張って~( ´∀`)/~~
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11/08(Fri) 11:49
なんだろ、すごいこっぱずかしいです。
清香
小春さん、ありがとうございます。でも、2周連続なんて鬼だ←
☆障害物リレー☆
タスキと共に渡された篠崎の身体をそっと地面に下ろすと、明智はそのまま跪いて自分の足と篠崎の足を結んだ。
明智
「同じ足を結ぶと痛くなるでしょうから、今度は反対の足を結びます。行きますよ?」
『こっちから』と結んだ足を前に出して最初はゆっくりと、そして少しずつスピードを上げる。
それでも、2周目ともなればさすがに足ももつれる。
明智
「篠崎先生、焦らないで下さい。落ちついて。」
篠崎
「だって、ッ……。」
欲しかったものは、いつでも手をすり抜けていった。
焦って、もがいて、それでも手に入らなくて。
いつしか諦めるのも上手になって、自分の本心を隠すように軽口ばかり叩くようになっていた。
本当の事を言って、関係が壊れるのが嫌だったから。
だから、同じように怯えを隠したまま、見なかった事にしてくれる小野瀬といる事が楽だったのだ。
…でも、本当は人一倍貪欲で、『何かを』欲しがっていた自分がいるのも分かっていた。
明智
「昨日も、言ったでしょう。俺は、小野瀬先生の、ように、気が、回らない、と。」
篠崎
「は、はい。」
少しは休むことができたが、明智も息が上がり始めている。
篠崎は連続という事もあって、返事しかできないでいた。
明智
「だから、何か、あったら、素直に、言って下さい。そうしないと、俺は、分からないから。」
篠崎
「言っても……、良いんですか?」
明智
「はい。」
結んだ足を解いて、受け取ったのは大きなバランスボールだった。
胸の間に挟むと互いが見えないくらい大きなソレが、少し心を落ち着けてくれる。
係員
「はい、OK!」
バランスボールを下ろすと、何も言わずに明智が篠崎に目隠しをした。
明智
「手を繋いでもいいですか?」
篠崎
「は、い。」
落ちないよう、手を引く明智の力強さが、勇気をくれる。
明智
「大丈夫です。そのまま、真っ直ぐに。俺を信じて下さい。」
篠崎
「……。」
もう、言葉を出すことができなかった。
ただ、頷くだけで精一杯だったが、それでも明智が分かってくれたのが繋いだ手から伝わる。
係員
「OKです!」
先ほどの小野瀬のように、平均台を降りる前に篠崎は横抱きに抱えあげられていた。
でも、汗の匂いに混ざるのは、あの柑橘系の香りじゃない。
かすかに漂う煙草の香りが、目隠しのタスキを外さなくても抱きあげている人物が誰なのかを教えていた。
篠崎
「……、明智先生。」
明智
「なん、…ですか?」
はらりと解けた目隠しを掴み、伸ばした篠崎の手が明智の首に絡む。
篠崎
「…好、き……です。」
明智
「ありがとう…ございます。」
小さく告げられた告白に答えるよう、横抱きした篠崎の身体を明智が抱き寄せ、柔らかく微笑んだ。
明智
「さぁ、本気で、走りますから、ちゃんと、掴まってて、下さいね!」
篠崎
「き、ゃあ!!」
最後の力を振り絞るよう、グンっと一気に上がったスピードに、篠崎は思わず声をあげる。
いつもより高い視界に怖さはあるけれど、楽しそうな明智の笑顔と、その先に見えた青い空はどこまでも綺麗だった。
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11/08(Fri) 12:02
ぎりぎりぎり(#`皿´) ←実は一番ぎりぎりしていた人(笑)
小春
くっそう、結局後押ししてしまったorz
2周なんて甘いわ!
1周は紅花ちゃんの涙の分、もう1周は小春の涙の分よ!
ついでにニコさんの涙の分までもう一周走らせてやればよかったΨ(* `△´)
……でも、おめでとう(。´Д⊂)
11/08(Fri) 13:07
きゃー
ジュン
篠崎先生おめでとうございます(*≧∀≦*)
いいなーいいなー
ラブラブいいなー( ゜ρ゜ )
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11/08(Fri) 14:43
ゼイゼイ(ToT)(泣)
くちびる
あぁ失恋決定だわ(ToT)(泣)
ギリギリ(怒)
いいもん!!
紅花は大人なったらま-くんより素敵な彼みつけてやるんだから!
それまで自分磨きするぞ♪←前向き(笑)(*^^*)
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11/08(Fri) 16:27
一番乗りしてすいません。
清香
小春さん、お姉ちゃんって呼んでいいよ?←
☆障害物リレー☆
次の走者である穂積に篠崎がタスキを渡すと、明智はトラックの中央で篠崎を腕の中から下ろした。
そして、大の字に寝転んでしまう。
上下に動く胸の筋肉が、どれだけの運動量だったのかを物語っていた。
篠崎も明智の隣に座り込み、ぜぇはぁと荒くなった息を整えている。
そこへ。
小野瀬
「二人とも、お疲れ様。頑張ったねぇ。」
タオルとスポーツドリンクを持って労いの言葉をかけにやって来たのは、小野瀬だった。
明智
「…それは、どうも。」
半身だけ起き上がりペットボトルを受け取ると、明智は一息で飲み干す。
そしてTシャツの肩口で汗を拭い、一呼吸おいて小野瀬をジッと見つめた。
鋭い視線を投げる明智に、笑顔の小野瀬。
対極の表情を浮かべながらも一言も発せず、黙り込む二人を篠崎が不安気に見つめる。
小野瀬
「良い瞳だ、明智君。君になら大事な妹を任せられるね。」
しゃがみ込み、他の人には聞こえないよう小さな声で小野瀬がそう言うと、明智はあからさまに嫌な顔をした。
明智
「…篠崎先生はあなたの妹じゃないでしょう。」
小野瀬
「まぁね。でも、妹みたいに大事にしてきたつもりだよ。…だから、この子をよろしく。」
タオルを口元に当てながら呼吸を整えてる篠崎の頭を撫でながら笑う小野瀬の瞳は優しく、嬉しそうだ。
明智
「…全く。ならば、これからは言動に注意なさって下さいね。」
篠崎の頭から小野瀬の手を振り払うと、明智は勢い良く立ち上がり、まっすぐに小野瀬を見据える。
明智
「二度は言いません。……ありがとうございました。」
それだけ言ってそっぽを向いてしまった不器用な明智に、小野瀬と篠崎はただ笑うことしかできなかった。
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11/08(Fri) 16:53
わー(/▽\)♪
とも
篠崎先生、ええなぁ♪ヽ(´▽`)/ラブラブ
ともは…おとんの見てる前やけど、どうしよう?
次に続くのは誰かしら?
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11/08(Fri) 17:45
お姉ちゃんは間に合ってますから。(冷)
小春
☆男女ペア障害物リレー~穂積・黒柳~☆
穂積
「1、2、1、2、1、2」
穂積はこの種目2周目だが、さっきはほとんどポールに運ばれて終わったようなものだったから、まだ、さほど疲れてもいない。
先ほどのポール相手の二人三脚とは違い、今度は穂積がリードしながら、2人は軽快にリズムを刻んで走った。
金髪碧眼の穂積と、袴姿の黒柳理事長が並んで走る姿は何ともミスマッチで、それでいて何となく趣がある。
穂積
「理事長、次の、走者の、校長と、話は、つけてあります。だから、走り、終えたら、一緒に、逃げて、下さい」
黒柳
「何から、何まで、すみません」
本当は、自分の見合い話に、穂積や山田を巻き込むつもりは無かった。
だが、すでに事は動き出している。
緑組の責任者であり、担任を持つ穂積が、黒柳と一緒に身を隠す事は出来ない。
その点では校長の山田の方が身軽であり、また、彼はどこで覚えたのか、変装の名人でもある。
だから、一旦、山田と逃げて、親戚の目の届かない場所に隠れるなり、上手いこと変装させてもらって、グラウンドに戻ってくればいい。
これだけの事を内緒話で打ち合わせするために、今、穂積と黒柳は間にラグビーボールを挟んで抱き合ったり、手を繋いで平均台を渡ったりしているのであった。
係員
「OKです!」
平均台の上で黒柳が目隠しのタスキをほどくと、喋り通しで走って来た穂積はさすがに息が切れている。
それでも、黒柳と目が合うと、汗ばんだ顔でにっこりと笑った。
自分のためにここまで、そう思うと、黒柳の胸が熱くなる。
黒柳
「ふつつかものですが、よろしくお願いします」
深々と一礼すると、穂積が慌てた。
穂積
「理事長、頭を下げてる場合じゃありません。追い付かれます」
そう。
件の厚化粧のおばさまは、今度こそ黒柳を逃すまいと、なんと、客席の後ろをゆさゆさと走って追いかけてきているのだ。
ゴールで待ってりゃいいのに。
穂積は思うが口には出さない。
おばさまが、黒柳につられてもう一周走ってくれれば、なおさら好都合に疲れてくれるだろうからだ。
黒柳
「はい」
穂積
「では……」
黒柳
「あの、穂積先生」
穂積
「はい?」
まだ何か、という表情で顔を上げた穂積に、黒柳はもじもじと、けれど、思い切って言った。
黒柳
「『然らば御免』って言って抱いて下さい!」
穂積
「はあ?!」
さすがに穂積が驚いたが、目の端にはすでにおばさまの姿が迫っている。
目線を移せば、真っ赤な顔でうつむく黒柳。
ええい、と、穂積は黒柳の肩と、膝の下とに腕を差し入れた。
穂積
「然らば御免!」
言うが早いか抱き上げて、振り返りざまに物凄い速さで走り出す。
風になびく金髪と真剣な横顔とをうっとりと見つめながら、黒柳は、この学校の理事長になって良かったと、しみじみ思ったのであった。
11/08(Fri) 18:02
(* ̄∇ ̄)ノ
ジュン
「然らば御免」は私も大好きです~。
理事長いいなー
ジュンもそろそろ賢史くんと進展がほしいとこですが、実はまだ好きだとも伝えていない(;>_<;)
これから頑張るぞー!おーっ!
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11/08(Fri) 21:12
エミ
明智・篠崎カップル誕生にジーンときちゃった♪
(*´艸`)
清香さん小春さん、素敵な思い出をありがとうございます。
穂積先生もありがとうございました。とても良い匂いがしました。
(*ノ∀\*)
金髪と袴で「はいか●さんが通る」を思い出して、「少●」と「●緒」みたいだわ~♪と、ニヨニヨしてましたけど、わかる人いるかしら?
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11/08(Fri) 23:55
こんばんは♪
とも
エミ理事長、「はいか●さんが通る」わかりますよ。
大正ロマンなお話でしたよね?←マンガや実写ドラマの存在は知ってるけど、ストーリーは曖昧ですスミマセン
そして、篠崎先生に続けと話を進めてみる。←競技の方は?
☆白組・テント☆
白組のテントにいた藤守と如月のところへ3年生の青組の男子生徒がやってきた。
男子生徒A
「藤守~、ちょっといいか?」
藤守
「ん?なんや?」
男子生徒B
「なぁ、お前さ、1-Bのともちゃん、どこにいるか知らね?」
藤守
「とも?アイツやったら体育祭の担当やから、本部席におると思うけど、なんで?」
男子生徒A
「いや~、少し話してみたいな~なんて思ってさ。彼女タイプなんだよね」
実はともは父親譲りの誰とでも仲良くなれる明るい性格と元気のよさで運動部の間では男女、学年問わず人気があった。
そいつらと同じ軽い気持ちで話しているのだと思っていた如月は、男子生徒Aの言葉に驚いた。
藤守
「お前らかて運動部やんけ。ちょっとくらい会うて話したことあるやろ?」
男子生徒B
「俺たちはバスケ部だし、グラウンドで活動してないだろ?全然会うこともないんだって。な?ちょっと呼んできてくれるだけでいいからさ?」
如月
(そういや、俺もともちゃんの事は知っていたけど、実際話をしたのは、ともちゃんが生徒会に入ってからだったな)
他の奴等と仲良くしてるところなんて見たくない。如月の心の中のモヤモヤしたものが何なのかわかったとき、後ろから声がした。
男子生徒C
「ともはうちのマネージャーだぞ。勝手に仲良くとかするなよな」
藤守
「お?野球部キャプテンの上杉やんか」
男子生徒A
「ちょっと話するくらいいいだろ~?」
上杉
「俺の許可がないとダメだ!」
男子生徒B
「なんだよ、ということは結局ダメなんじゃん!」
藤守
「おい、ケンカすなや~」
言い争いを止めようと藤守が間に入っていると、自分の席にともが戻ってきた。
とも
「あれ、何で白組のところに違う色の先輩たちがいるんですか~?あっ、わかった、藤守先輩が白組に取り込もうとしたんでしょ?」
藤守
「なんでやねん!んなことするか!」
とも
「じゃあ、上杉先輩も、桜木先輩も、流川先輩もここで何してはるんです?」
桜木
「あれ、ともちゃん、俺の名前知ってるの?コイツも?」
とも
「はい、先輩たちはバスケ部ですよね?知ってますよ~」
流川
「ホントに?俺たちとあんまり話したことないのに、知っててくれて嬉しいな。昨日のサクラダモンの時も俺たちともちゃんのこと応援してたんだよ」
とも
「…サクラダモン?…ということは近くで見てたってことですかね?」
桜木
「昨日は家庭科部の手伝いしてたから、残念ながら1番前じゃなかったけどね~」
上杉
「一般客は野球部のマネージャーとは誰も思わなかっただろうな」
ニコニコ笑っているようで、目は笑っていないともの表情を見た如月は、昨日の記憶が甦り、咄嗟に先輩たちを避難させようとする。
如月
「せ、先輩たち、そろそろ自分のクラスに戻って仲間の応援した方がいいですよ!」
藤守
「せやせや。もう目的は果たせたんやから、はよ戻れ」
桜木
「ちえっ、もう少しくらいいいじゃん。じゃあともちゃん、またね」
とも
「はーい、白組がボコボコにやっつけますから、覚悟しといて下さいね~」
ヒラヒラと手を振り返すともを如月は慌てて制した。
如月
「ともちゃん、あんな先輩たちと仲良くとかしなくていいから!」
とも
「え?如月先輩?」
聞き返したともに如月は内心しまった、と思った。
如月
「あ~、いや、ともちゃんが皆から好かれているのはよくわかったんだけど、あんまり誰でも仲良くしてたら大変じゃないかなーって」
とも
「…ふふっ、ご心配ありがとうございます。これから気をつけますね?」
少しはにかみながらも、ニッコリ笑うともに如月は鼓動が速くなるのを感じていた。
野球部、バスケ部といえばこの人たちの名前しか浮かばなかった(^_^;)
彼らはチョイ役で出てもらっただけなので、このあとは登場しません。たぶん。
[削除]
11/09(Sat) 01:14
ともさん(^-^)ノシ
エミ
大正浪漫、正解でーす!ィエーイ♪
ヽ(*^^)八(^^*)ノ
わかる人がいてくれてホッとしました(笑)
[削除]
11/09(Sat) 15:22
どうする理事長。
小春
大正浪漫は知らないですが、ス●ダンは全巻持ってます(完全版)。
☆男女ペア障害物リレー~黒柳・山田~☆
穂積との余韻も冷めないうち、今度は、山田に肩を抱かれて、黒柳は走り出した。
山田
「お見合いとはまた古風ですね、理事長?」
二人三脚で走りながら、彼特有の、面白がるような口調で、山田が囁いてきた。
もちろん、彼が本気で自分の逃亡に協力してくれる事は、穂積の折り紙つきだ。
山田
「しかも、それを断るのではなく、逃げるというのがまた古風です」
くすくす笑う山田に、黒柳はちょっと居たたまれない気持ちになる。
決して責められているわけではない、とは分かっているのだが。
黒柳
「……我ながら、意気地が無いとは、思いますわ」
山田
「ですね。僕には理解出来ない」
山田の感性は、いわゆる日本人の感覚とは違う事が多々ある。
彼にしてみれば、「家同士の結び付き」とか「たとえ嫌でも断れない義理」など、噴飯ものだろう。
大事なのは「本人たちの気持ち」であって、そこに「他人の介在」など必要ない。
好きなものは好き、嫌なものは嫌。
山田
「それではいけませんか?」
黒柳
「校長が、羨ましい、ですわ」
本当は自分だってそうしたい。
誰だって、好きな相手と自由に生きたいに決まっている。
黒柳
「あなたの、ように、生きたい、ですわ」
信念を持って、責任を果たしながら、けれど自由に。
山田
「あなたは、随分とたくさんのものに縛られておいでだ」
タスキをほどき、黒柳との間にテニスボールひとつの距離をおいただけで、山田は真っ直ぐに黒柳を見つめた。
山田
「……いや、自分を自分で縛っておいでだ」
黒柳
「えっ」
そのまま抱き締められて、黒柳は気が遠くなりそうになる。
山田
「過去の因習やしがらみに捕らわれて」
こんなに走っているのに、どうして彼は息が苦しくならないのだろう。
そう言えば、自分も、さっきよりむしろ呼吸が楽になってきたみたい。
自分と彼の周りだけ、別の時間が流れているような、そんな不思議な感覚。
山田
「いつも、帯や紐で、自分を堅く戒めて」
黒柳
「……!」
山田
「しかも自分ではそこから逃げ出せない、可哀想なマルガレーテ」
黒柳
「……校長」
逃げなくては、と黒柳は直感的に思った。
この男性は危険だ。
今までの自分が、全て塗り替えられてしまいそうで、怖い。
平均台で目隠しをされる直前、山田が、妖艶に微笑むのが見えた。
係員
「OKです!」
瞼の奥に残った山田の笑顔は、黒柳には恐ろしくて、そして、それ以上にたまらなく魅力的で。
気がつけば、自分はいつの間にか平均台の端にいて、今、まさに、目隠しのタスキを山田に外されたところだった。
黒柳
「……あ」
山田
「僕が攫ってあげましょうか?」
山田が目を細めた。
黒柳
「……私……」
胸が高鳴る。
ゴールの先に、あの親戚の顔が見える。
黒柳
「あの場所に行くか、あなたと逃げるか……」
山田
「違いますよ」
山田が、迷う黒柳を静かに抱き上げた。
山田
「あの場所に戻るか、僕と行くか、です」
黒柳を見つめたまま、山田が静かに走り出す。
黒柳の返事を待つように。
山田
「今まで通り暮らしたいなら、タスキを次の人に渡した後、あのおばさまの所へお帰りなさい。僕と行ってみたいなら、渡した後も、僕の手を離さないで」
黒柳
「……」
黒柳は逡巡しながら、頷いた。
すぐそこに、次の走者の藤守兄とジョーが待っている。