《や》


・山桜 霞の間より ほのかにも 見てし人こそ 恋しかりけれ（夜桜を観に行こう）

　古今和歌集、紀貫之

　山桜が霞の間からわずかに覗いた時のように、ほのかに見たあなたのことを恋しく思っています、という意味。
　ＳＳでは、花見で櫻井さんの髪についた花びらを取ってやりながら、室長が引用した。


《ゆ》

・You're beautiful（フトシの恋　＊ともぴ様からの頂き物）

　ジェームズ・ブラウン

　日本ではシャンプーのＣＭで有名な曲。
　ともぴさんの該当ＳＳでラストシーンに引用されていた。
　ここでは歌詞を載せていないので、気になる人は調べてみてね。
　

《ろ》

・ロミオとジュリエット（『アブナイ☆恋の学園物語』）

　ウィリアム・シェイクスピア

　敵対する二つの名家に生まれた美少年と美少女の悲恋を描いた有名な戯曲。　

　ギリシャ神話の『ピュラモスとティスベ』（『桑の木』）を元にしている事でも知られている有名な物語だが、ＳＳでは登場人物たちによって、原型をとどめていない形で上演された。

　余談だけど、原作のロミオは１７歳、ジュリエットは１３歳だと言われていて、二人の恋は日曜日に始まって木曜日に終わっている。

　学園物語ではハッピーエンドだから安心してね。


《わ》

・ワルプルギスの夜（ワルプルギスの夜）

ヴァルプルギスという名称は、聖ヴァルプルギスの夜の省略形で、8世紀のフランク王国の女子修道院長の名に由来し、祝いは4月30日の夜から5月1日に続く。この祝日は聖ワルプルガの列聖と、アイヒシュタットへの聖遺物の移送を記念したもので、どちらの日も870年5月1日である。
聖ワルプルガは民衆のキリスト教への改宗に成功し、ドイツのキリスト教では、ペスト・狂犬病・百日咳・および魔女魔術への戦いとして信仰され、キリスト教徒は聖ワルプルガを介して神に祈ることで、魔女からの守護を得るとされる。
ヨーロッパの一部では今なお焚火を点けて聖ヴァルプルギスのイブを祝い、悪霊や魔女を退散させる風習が続いている。（Wikipediaより）

→「舞台の前曲」参照

ゲーテ作「ファウスト」では、悪魔や魔物たちが集う日を描いた章。

　ＳＳは、誕生日に拉致されてしまった室長の話。

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