~小野瀬vision~翼
「……」 彼女はしばらくの間、穂積の去った扉を見つめていたが、やがて、スツールに戻った。
翼
「すみません。きっと、室長は、小野瀬さんとお二人で話がしたかったんですよね」 しゅんと俯いて、力なく呟く。
翼
「それなのに私、図々しくついて来ちゃって」 俺はほとんど無意識に、口を開いていた。
小野瀬
「……穂積と、付き合ってるの?」 彼女の身体が、びくんと跳ねた。
しまった。聞き方が悪かったかな。
小野瀬
「いや、その……」翼
「……私……」☆選択です。
「付き合っています」……
14へ
「付き合っていません」……
10へ
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