バッドエンドから始まる物語~小野瀬編~
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~小野瀬vision~
翼
「……」
彼女は真っ赤になった。
小野瀬
「どう?」
翼
「……信じます」
彼女は俺を見つめて、ためらいながら、微笑んだ。
翼
「……今なら、素直に、小野瀬さんの言葉を受け止められます」
小野瀬
「……じゃあ」
身を乗り出した俺に、しかし、彼女は頷かなかった。
翼
「でも……室長にきちんとお礼を言って、お別れしてからでないと、小野瀬さんとはお付き合い出来ません」
……そうか。
……その通りだね。
たとえ彼女を力付ける為の方便だったとしても、穂積の告白は有効だ。
小野瀬
「……穂積とは、俺が話をするよ」
翼
「話って……」
櫻井さんは、心配そうな顔をした。
小野瀬
「行かなきゃ」
俺は両手で彼女の手を握る。
小野瀬
「きみに告白した時から、穂積は待ってるんだよ、俺を」
翼
「……」
彼女はまだ、俺の手を握り返してはこなかった。
☆穂積に会いに行く……16へ
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