バッドエンドから始まる物語~小野瀬編~
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~小野瀬vision~
俺は扉に鍵をかけて、彼女を鑑識室のソファーに倒した。
緊張で震える彼女の身体を、時間をかけて、キスと愛撫で解きほぐしてゆく。
翼
「お……小野瀬さん……私……」
俺は、人指し指で彼女の言葉を塞いだ。
小野瀬
「分かってる……任せて」
翼
「……」
顔を真っ赤にし、瞼をぎゅっと閉じたまま、彼女はやがて、生まれたままの可憐な姿を俺の前にさらした。
小野瀬
「……綺麗だよ、翼。すごく綺麗だ」
涙ぐむ彼女にキスの雨を降らせながら、俺もまた全てを脱ぎ捨てた。
こんな場所でごめん。
でも、きっと、俺ときみは、一秒でも早く結ばれるべきなんだよ。
きみがまた不安になる前に。
俺が余計な事を考える前に。
愛していると伝えるために。
俺と一つになった瞬間だけ、彼女は堪えきれず、高い声を上げた。
初めてだった彼女の身体を労りながら、俺たちは服を身に付け、鑑識室を出た。
警視庁を出て見上げると、捜査室の窓にはまだ灯りが点いている。
彼女もそれに気付き、その窓に向かって、深々と頭を下げた。
顔を上げた時、彼女はまた、少し大人になった顔をしていた。
このまま俺の部屋に連れて帰るつもりだ。
そしてもう離さない。
泣かせない。
迷わせない。
永遠に、彼女だけを愛する。
俺を見上げている彼女に微笑みを向けながら、俺は誓った。
~END~
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